JPH01224543A - 回転ダンパ - Google Patents

回転ダンパ

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JPH01224543A
JPH01224543A JP4961388A JP4961388A JPH01224543A JP H01224543 A JPH01224543 A JP H01224543A JP 4961388 A JP4961388 A JP 4961388A JP 4961388 A JP4961388 A JP 4961388A JP H01224543 A JPH01224543 A JP H01224543A
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JP
Japan
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chamber
partition member
fluid
dividing
movable
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JP4961388A
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English (en)
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Yasuo Koike
康雄 小池
Kikuo Nakamura
喜久男 中村
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ENIDAIN KK
Original Assignee
ENIDAIN KK
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Publication date
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Publication of JPH01224543A publication Critical patent/JPH01224543A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/12Devices with one or more rotary vanes turning in the fluid any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は回転体の回転力を制動するための回転ダンパに
関するものである。
〈従来の技術〉 従来より、回転体を一定角度の範囲内で往復回動させて
目的の機能を発揮するものに、例えば機械装置の開閉蓋
、或いはドア等がある。
上記開閉蓋等のうち特に上下方向に回動する上下開閉蓋
の閉成を自由落下により行う場合には、解放時から閉成
するまでの間に、蓋の回転軸から蓋の重心までの距離が
増大するため蓋の回転力が増大し、このため蓋の閉成時
に大きな衝撃が発生していた。そこでこの衝撃を吸収す
るため、蓋の回転力を回転軸に設けた回転ダンパにより
制動する機構が採用されている。
上記した回転ダンパは、第7図に示すようにケーシング
1内に複数のベーン(羽根)2或いは円板等を収納し、
該ベーン2と一体的に回転軸3を形成し、更に前記ケー
シング1内に作動オイル4を充填して構成されており、
回転軸3に上記開閉蓋等の回転力を伝達することによっ
てベーン2を回転させ、該ベーン2がケーシング1内で
作動オイル4を撹拌する際の作動オイル4の粘性抵抗に
よって制動力を発生し得る構造に形成されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 然し、上記回転ダンパは回転部材に対し一定の制動トル
クを与えるものであって、前述の上下蓋の如り、蓋の位
置によってトルクが変動するような場合には回転ダンパ
としての効果を発揮し得ないものであった。即ち、回転
ダンパのトルク値を蓋の閉成時の値に設定し、蓋を解放
した状態から自由落下させると、このときのトルクが開
成時のトルクよりも小さいため、蓋は途中で停止してし
まい、また回転ダンパのトルク値を蓋の閉成時のトルク
よりも小さい値に設定し、蓋を自由落下させると、該回
転ダンパは蓋の開成時の回転力を制動することが出来ず
、衝撃が発生してしまうという問題があった。
本件出願人は既に上記問題点を解決するための回転ダン
パを開発し特許出願している(特願昭62−25258
7)。
本発明は前記技術を更に発展させたものであって、部品
点数を減少すると共に生産性の良い回転ダンパを提供し
ようとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明の回転ダンパは、内部
に空室を設けた収納部材と、前記収納部材の空室を流体
室と導通室とに分割するための分割壁を設けると共に流
体室を分割するための分割羽根とを設け且つ前記分割壁
に流体室と導通室とを導通するための通孔を形成した固
定仕切部材と、前記固定仕切部材を収納部材に固定する
ための固定部材と、前記流体室に収納され且つ前記固定
仕切部材に設けた分割羽根と共に該流体室を複数の流体
室に分割するための可動羽根を設けた可動仕切部材と、
外部からの回転力を前記可動仕切部材に伝達するための
伝達部材と、前記流体室及び導通室とに充填するための
非圧縮性の作動流体とにより構成したことを特徴とする
ものである。
また前記回転ダンパに於いて、前記固定仕切部材と固定
部材とを一体形成したことを特徴とするものであり、更
に、前記可動仕切部材と伝達部材とを一体形成したこと
を特徴とするものである。
また前記回転ダンパに於いて、前記可動羽根、又は分割
羽根に通孔を形成し、該通孔に非圧縮性の作動流体を一
方向にのみ流通させるための弁棒を嵌挿したことを特徴
とするものである。
く作用〉 上記手段によれば、収納部材に形成した空室に該空室を
流体室と導通室とに分割するための固定仕切部材を収納
固定し、前記流体室に外部の回転力を伝達部材により伝
達されて回動する可動仕切部材を収納すると共に非圧縮
性の作動流体を収納したので、外部からの回転力によっ
て可動仕切部材が回動すると流体室内の作動流体が固定
仕切部材の分割壁に形成した通孔を通って導通室に流入
する。前記作動流体が通孔を通過する際の流路抵抗が回
転力に対する制動力として作用する。
また固定仕切部材と固定部材とを一体形成することによ
って部品点数を減少することが可能となる。更に伝達部
材と可動仕切部材とを一体形成すれば部品点数をより少
なくすることが可能となる。
また可動羽根、又は分割羽根に通孔を形成し、該通孔に
作動流体を一方向にのみ流通させるための弁棒を嵌挿す
ることにより、可動仕切部材を一方向に回転させた場合
にのみ制動力を発生させることが可能となる。
〈実施例〉 以下上記手段を適用した回転ダンパの実施例を図によっ
て説明する。
〔第1実施例〕 第1図は本実施例に係る回転ダンパの軸方向の断面説明
図、第2図はその展開図、第3図は回転ダンパの円周方
向の断面説明図である。
図により各部品の構成について詳説すると、先ず収納部
材となるケーシング11の内部には一端から空室12が
形成され、他端からは後述する伝達部材を嵌挿するため
の軸受孔13が形成されている。
前記軸受孔13には空室12内に充填された非圧縮性の
作動流体41のリークを防止するためのOリング14が
装着されている。また前記ケーシング11の外周部には
図示しない機体フレームにこの回転ダンパを取り付ける
ための取付孔15が形成されている。
また空室12の解放端には後述するキャンプ45を嵌装
するための溝16とリングネジ51を螺合するためのネ
ジ17が形成されている。
次に伝達部材となる軸18は前記ケーシング11の軸受
孔13に嵌挿され、図示しない回転体の回転力を後述す
る可動仕切部材22に伝達するためのものである。
前記軸18の一端にはカップリング、ギヤ、或いはプー
リ等の伝導機構を、取り付けることが可能な二面中部1
9が形成されており、また該軸18の他端には軸心を通
る直線状の突起20を設けたフランジ21が形成されて
いる。この突起20は後述する可動仕切部材22に形成
した溝26と係合して回転力を伝達すものである。
次に可動仕切部材22は後述する固定仕切部材30によ
って空室12を分割して形成した流体室31内に収納さ
れ、前記軸18により伝達された外部の回転力によって
回動し、流体室31に収納された作動流体41に前記回
転力を伝達するためのものである。
前記可動仕切部材22は、空室12の径と略等しい径に
より形成されたフランジ23と、流体室31の長さと略
等しい長さにより形成された可動羽根24と、軸部25
とを有して構成されている。
前記フランジ23には軸18のフランジ21に形成した
突起20に対向して凹状の溝26が形成されており、該
/JI26に軸18の突起20を嵌合することによって
軸18の回転を可動仕切部材22に伝達し得るように構
成されている。
また前記可動羽根24の略中夫には該羽根24を貫通す
る通孔27が形成されている。そしてこの通孔27に弁
棒28を装着することによって作動流体41を一方向に
のみ流通し得るように構成されている。
前記弁棒28は一端に前記通孔27の径よりも大きな径
で形成した頭部28aを有し、また他端にはロールピン
29を嵌挿するための孔28bが穿設されており、また
軸部28Cは前記通孔27の径よりも充分小さな径を持
って形成されている。
次に固定仕切部材30はケーシング11の空室12を流
体室31と導通室32とに分割すると共に、前記流・体
室31を可動仕切部材22の可動羽根24と協働して流
体室31a、31bに分割するためのものである。
このため前記固定仕切部材30は、空室12の径と略等
しい径を有するフランジ状の分割壁33と、流体室31
の長さと略等しい長さを有し且つ前記分割壁33の側面
から突出形成された分割羽根34と、分割壁33の他面
に形成した後述する固定部材43と共に導通室32を形
成するための突部35とによって構成されている。
前記突部35は円板状の突起を平行な二面により面取り
した二面中部36を有して形成されており、該二面中部
36が後述する固定部材43に形成した凹部44と係合
することによって固定仕切部材30を所定の位置に固定
可能に構成されている。
また前記分割壁33の中心には可動仕切部材22の軸2
5を嵌挿するための軸孔37が穿設され、また分割羽根
34には可動羽根24が接触摺動するための受部3日が
形成されている。更に、前記分割壁33には複数のオリ
フィス39a〜39d及び該オリフィス39a〜39d
よりも大きい径を有する通孔40が穿設されており、該
オリフィス39a〜39dによって流体室31a、31
bと導通室32とを導通し、通孔40によって流体室3
1bと導通室32とを導通し得るように構成されている
。また前記分割壁33には作動流体41を充填するため
の充填孔42が穿設されている。
次に固定部材43はリングネジ51及びキャンプ45と
協働して前記固定仕切部材30を所定位置に固定するた
めのものであり、空室12の径と略等しい径を持った円
板状に形成されている。
前記固定部材43の側面には前記固定仕切部材30に形
成した突部35を嵌挿するために該突部35と略同−形
状を持った凹部44が形成されている。該凹部44の深
さは突部35の長さよりも小さな寸法を持って形成され
ており、従ってこの凹部44に突部35を嵌挿した場合
には突部35の周囲に空隙が形成され、該空隙が導通室
32を構成するものである。
また前記固定部材43の他面にはキャンプ45に設けた
突起46を嵌挿するための溝47が形成されると共に中
心には雌ネジ48が穿設され更に前記固定仕切部材30
に穿設した作動流体41の充填孔42に対向して充填孔
49が穿設されている。更に前記固定部材43の外周部
には導通室32から作動流体41のリークを防止するた
めのOリング50が装着されている。
前記固定部材43によって固定仕切部材30を空室12
内に固定するには、先ず固定部材43を空室12の解放
端から挿入し、リングネジ51を空室12の解放端に穿
設したネジ部17に螺合することによって、空室12の
軸方向に固定し、次にケーシング11の端部に形成した
溝16の方向と固定部材43に形成した溝47の方向と
を一致させてこれ等の溝16.47とにキャップ45の
突起46を嵌合することにより円周方向に固定するもの
である。
またキャップ45に設けたネジ孔52に皿ネジ53を挿
入し、固定部材43に形成した雌ネジ48に螺合するこ
とにより固定仕切部材30をケーシング11に固定する
ものである。
次に、上記の如き各パーツによる回転ダンパの組み立て
について説明する。
先ずケーシング11の空室12側から軸18を挿入する
。次に可動仕切部材22の可動羽根24に設けた通孔2
7に弁棒28を装着すると共に、フランジ23を軸18
のフランジ21に対向させ、該フランジ21の突起20
をフランジ23の溝26に嵌合させるように空室12に
挿入する。次いで固定仕切部材30を空室12に挿入し
、前記可動仕切部材22の軸25を軸孔37に嵌合させ
る6次に空室12に固定部材43を挿入し、固定仕切部
材30の突部35と凹部44とを嵌合する0次いでリン
グネジ51をケーシング11のネジ部17に螺合し、固
定部材43を介して固定仕切部材30を空室12の軸方
向に固定すると共に、両部材30.43との間に導通室
32を形成する。ここで充填孔49.42を介して作動
流体41を流体室31及び導通室32に充填し、充填孔
49を閉鎖する。更に固定部材43の溝47の方向をケ
ーシング11に形成した溝16の方向と一致させ、キャ
ップ45の突起46を前記溝47に嵌合して該キャップ
45をケーシング11に装着し、皿ネジ53により固定
部材43と結合することによって、前記固定仕切部材3
0を空室12の円周方向に固定する。
上記した如く構成した回転ダンパに於いて、可動仕切部
材22は無制限に回転するものでは無く、可動仕切部材
22の可動羽根24と固定仕切部材30の分割羽根34
とが互いに係合する角度範囲(本実施例にあっては約1
10度)の間で回動し得るものであり、該角度範囲は要
求される値に応じて設定することが可能である。
次に上記の如く構成した回転ダンパによる回転力の制動
について説明すると、第3図に於いて流体室31は分割
羽根34と可動羽根24とにより、流体室31a及び流
体室31bとに分割形成されている。
ここで図示しない回転体により例えば可動羽根24を矢
印a方向に回転させるような回転力を受けると、この回
転力は軸18を介して可動仕切部材22に伝達され、可
動羽根24を矢印a方向に回転させる。
前記回転により流体室31a内の作動流体41は圧力を
受け、該圧力によって弁棒28の頭部28aを可動羽、
根24に押圧して通孔27を閉鎖すると共に、オリフィ
ス39a〜39dを通って導通室32に排除される。こ
のとき発生する流路抵抗により前記回転力に対する制動
力を発生するものである。
可動羽根24の矢印a方向への回動が進行し、該羽jB
24によりオリフィス39aが閉鎖されると作動流体4
1はオリフィス39b〜39dから導通室32に排除さ
れることとなり、従って作動流体41の流出量が減少し
、これにより制動力は増加する。可動羽根24が更に矢
印a方向に回動すると、該羽根24によりオリフィス3
9bが閉鎖され作動流体4Iはオリフィス39C及びオ
リフィス39dから排除されることによって、更に制動
力が増加する。
このように可動羽根24の矢印a方向への回動の進行に
伴ってオリフィス392〜39dを順次閉鎖することに
より、作動流体41の導通室32への流出量を減少させ
て制動力を増加することが可能となる。
また流体室31aから導通室32へ流出した作動流体4
1は通孔40を通って流体室31bに収容される。
また例えば図示しない回転体の回転力が可動羽根24を
第2図の矢印す方向に回動させる方向に作用する場合に
は、該回転によって流体室31bにある作動流体41に
圧力を及ぼし、この圧力の作用により弁棒28の頭部2
8aが可動羽根24の表面から離隔して通孔27が解放
され、作動流体41は通孔27より直接流体室31aに
流入する。このとき前記回転力に対する制動力は殆ど発
生しない。
〔第2実施例〕 第4図は本実施例の回転ダンパの軸方向の断面説明図、
第5図はその展開図である。
図により本実施例による回転ダンパを説明する。
図に於いて前述の実施例で説明したものと同一の部分及
び同一の機能を有する部分については同一の符号を付し
て説明を省略する。
本実施例は前述の第1実施例に於ける固定部材とリング
ネジとキャップとを一体化することにより、部品点数を
減少させたものである。
先ずケーシングIIには空室工2の解放端に溝16が形
成されている。
固定仕切部材30を空室12内に固定するための固定部
材60は、空室12の径と略等しい径を有するボス部6
1とキャップ部62とにより構成されている。
前記ボス部61の端面には、固定仕切部材30の突部3
5を嵌合するために該突部35と略同−形状を持った凹
部63が形成されている。前記凹部63の深さは前記突
部35の長さよりも小さな寸法を持って形成されること
により、固定仕切部材30と固定部材60とを嵌合した
場合には両者の間に導通室32を構成し得るように形成
されている。またボス部61の外周には導通室32から
作動流体41のリークを防止するためのOリング64が
装着されている。またこの固定部材60を貫通して作動
流体41を流体室31及び導通室32に充填するための
充填孔65が穿設されている。更に、前記キャンプ部6
2にはケーシング11に形成した溝16と係合する突起
66が形成されている。
上記した固定部材60によって固定仕切部材30を空室
12内に固定するには、空室12内に前述の第1実施例
に於いて説明したように、軸18.可動仕切部材22及
び固定仕切部材30を挿入し、その後前記固定仕切部材
30の突部35と固定部材60の凹部63とを一致させ
て両者を嵌合すると共にキャンプ部62の突起66をケ
ーシング11の溝16に係合することにより、前記固定
仕切部材30を空室12の軸方向及び円周方向に固定す
る。固定部材60をケーシング11に固着するには、例
えば接着剤を用いて或いは超音波溶着法によって固着す
ることが可能である。
本実施例に於いて、可動仕切部材22.固定仕切部材3
0及び固定部材60等を合成樹脂の成形により製作する
ことが可能である。
〔第3実施例〕 第6図(A) 、 (B)は本実施例の仕切部材の説明
図である。
本実施例に於いて、固定仕切部材と固定部材とを一体的
に形成すること−により部品点数を減少することが可能
である。
即ち、第6図(^)は第1実施例に於いて説明した回転
ダンパの固定仕切部材30と固定部材43とを一体的に
形成した仕切部材70の説明図であり、第6図(B)は
第2実施例に於いて説明した固定仕切部材30と固定部
材60とを一体的に形成した仕切部材80の説明図であ
る。
先ず仕切部材70は空室12の径と略等しい径を持った
円筒状に形成され、該部材70の端面には分割羽根71
が突出形成されており、他端にはキャップ45の突起4
6と係合する溝72が形成されている。また外周には導
通室73となる溝が全周に亘って穿設されると共に、導
通室73から作動流体41のリークを防止するための0
リング74が装着されている。
更に、分割羽根71を突出形成した面には導通室73に
連通ずるためのオリフィス75a〜75d及び通孔76
が穿設され、更に可動仕切部材22の軸25を嵌挿する
ための軸孔77と、作動流体41を流体室31及び導通
室73に充填するための充填孔78が穿設されている。
上記の如く形成した仕切部材70を用いて回転ダンパを
組み立てるには、ケーシング11の空室12に軸18.
可動仕切部材22を挿入し、その後仕切部材70を挿入
し該部材70の軸孔77に可動仕切部材22の軸25を
嵌挿する。次いでリングネジ51をケーシング11のネ
ジ部17に螺合すると共に、キャップ45の突起46を
前記溝72に嵌合することによって、仕切部材70をケ
ーシング11に固定するものである。
次に仕切部材80は空室12の径と略等しい径により形
成されたボス部81と、ケーシング11に形成した溝1
6と係合する突起82を形成したキャップ部83とによ
り構成されている。そして前記ボス部81の端面には分
割羽根84が突出形成されている。また外周には導通室
85となる溝が全周に亘って穿設されると共に、導通室
85から作動流体41のリークを防止するためのOリン
グ86が装着されている。更に、分割羽根84を突出形
成した面には導通室85に連通ずるためのオリフィス8
7a〜87d及び通孔88が穿設され、更に可動仕切部
材22の軸25を嵌挿するための軸孔89と、作動流体
41を流体室31及び導通室85に充填するための充填
孔9oが穿設されている。
上記の如く形成した仕切部材8oを用いて回転ダンパを
組み立てるには、ケーシング11の空室12に軸18.
可動仕切部材22を挿入し、その後仕切部材80を挿入
し該部材80の軸孔89に可動仕切部材22の軸25を
嵌挿する0次いでケーシング11の溝16に核部80の
キャップ部83に形成した突起82を嵌合することによ
って、仕切部材80をケーシング11に固定するもので
ある。
前述の各実施例に於いて、可動羽根24に通孔27を形
成し、該通孔27に弁棒28を装着することによって作
動流体41を流体室31bから流体室31aへの一方向
にのみ流通し得るように構成したが、前記通孔27を固
定仕切部材30.60又は仕切部材70.80の分割羽
根に形成し、該通孔に弁棒28を装着しても同一の機能
を有するものである。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明の回転ダンパは収納
部材に設けた空室を固定仕切部材によって流体室と導通
室とに分割し、更に流体室を分割羽根と可動羽根とによ
り複数の流体室に分割すると共に、流体室と導通室との
間に非圧縮性の作動流体を流通させるための通孔を設け
たので、外部の回転体の回転力を伝達部材を介して可動
羽根に伝達することにより、該可動羽根が作動流体に圧
力を及ぼし、該圧力によって作動流体を通孔を通して導
通室に排除する際の抵抗により制動力を発生することが
出来、また前記通孔を複数形成することにより可動羽根
の回転位置に応じた制動力を発生することができる。従
って回転体の回転位置によってトルクが変動する場合で
あっても、該トルクに応じた制動力を発生することが出
来る。
また前記回転ダンパの固定仕切部材と固定部材に代えて
、外周に導通室を構成するための溝を形成すると共に、
端面に分割羽根を突出形成した仕切部材を用いることに
より部品点数を少なくすることが出来る。更に伝達部材
と可動仕切部材とを一体的に形成することによって、よ
り部品点数を減少させることが出来る。
また可動仕切部材に設けた可動羽根、又は固定仕切部材
に設けた分割羽根に通孔を形成し、該通孔に作動流体を
一方向にのみ流通させるための弁棒を装着すれば、回転
体の回転方向に対する制動力を一方向にのみ発生させる
ことが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係る回転ダンパの軸方向の断面説
明図、第2図はその展開図、第3図は回転ダンパの円周
方向の断面説明図、第4図は第2実施例に係る回転ダン
パの軸方向の断面説明図、第5図はその展開図、第6図
(A) 、 (B)は第3実施例に係る仕切部材の説明
図、第7図は従来の回転ダンパの説明図である。 11はケーシング、12は空室、16は溝、17はネジ
部、18は軸、20は突起、21はフランジ、22は可
動仕切部材、23はフランジ、24は可動羽根、25は
軸、26は溝、27は通孔、28は弁棒、30.60は
固定仕切部材、31.31a、 31bは流体室、32
.73.85は導通室、33は分割壁、34.71.8
4は分割羽根、35は突部、37.77、89は軸孔、
39a 〜39d 、 75a 〜75d、87a 〜
B7dはオリフィス、40.76、88は通孔、41は
作動流体、43は固定部材、44は凹部、45はキャッ
プ、46は突起、47は溝、51はリングネジ、70゜
80は仕切部材である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に空室を設けた収納部材と、前記収納部材の
    空室を流体室と導通室とに分割するための分割壁を設け
    ると共に流体室を分割するための分割羽根とを設け且つ
    前記分割壁に流体室と導通室とを導通するための通孔を
    形成した固定仕切部材と、前記固定仕切部材を収納部材
    に固定するための固定部材と、前記流体室に収納され且
    つ前記固定仕切部材に設けた分割羽根と共に該流体室を
    複数の流体室に分割するための可動羽根を設けた可動仕
    切部材と、外部からの回転力を前記可動仕切部材に伝達
    するための伝達部材と、前記流体室及び導通室とに充填
    するための非圧縮性の作動流体とにより構成したことを
    特徴とする回転ダンパ。
  2. (2)内部に空室を設けた収納部材と、前記収納部材の
    空室に流体室を構成するための端面を有し且つ該端面に
    分割羽根を突出形成すると共に外周に導通室を形成し更
    に該導通室と前記流体室とを導通するための通孔を形成
    した仕切部材と、前記流体室に収納され且つ前記仕切部
    材に設けた分割羽根と共に該流体室を複数の流体室に分
    割するための可動羽根を設けた可動仕切部材と、外部か
    らの回転力を前記可動仕切部材に伝達するための伝達部
    材と、前記流体室及び導通室とに充填するための非圧縮
    性の作動流体とにより構成したことを特徴とする回転ダ
    ンパ。
  3. (3)前記可動仕切部材と伝達部材とを一体形成したこ
    とを特徴とした請求項1又は2記載の回転ダンパ。
  4. (4)前記可動羽根に通孔を形成し、該通孔に非圧縮性
    の作動流体を一方向にのみ流通させるための弁棒を嵌挿
    したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の回転
    ダンパ。
  5. (5)前記分割羽根に通孔を形成し、該通孔に非圧縮性
    の作動流体を一方向にのみ流通させるための弁棒を嵌挿
    したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の回転
    ダンパ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6840356B2 (en) * 2002-02-21 2005-01-11 Nifco Inc. Rotary damper
KR101318371B1 (ko) * 2012-05-07 2013-10-15 주식회사 썬 프레인 코 연속가변식 오일댐퍼

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