JPH0211942A - 回転ダンパ - Google Patents

回転ダンパ

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JPH0211942A
JPH0211942A JP15940188A JP15940188A JPH0211942A JP H0211942 A JPH0211942 A JP H0211942A JP 15940188 A JP15940188 A JP 15940188A JP 15940188 A JP15940188 A JP 15940188A JP H0211942 A JPH0211942 A JP H0211942A
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JP
Japan
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chamber
fluid
hole
fluid chamber
rotary damper
Prior art date
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Pending
Application number
JP15940188A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Koike
康雄 小池
Kikuo Nakamura
喜久男 中村
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ENIDAIN KK
Original Assignee
ENIDAIN KK
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Publication date
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Publication of JPH0211942A publication Critical patent/JPH0211942A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/14Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect
    • F16F9/145Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect involving only rotary movement of the effective parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/20Type of damper
    • B60G2202/22Rotary Damper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/20Type of damper
    • B60G2202/24Fluid damper

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は回転体の回転力を制動するための回転ダンパに
関するものである。
〈従来の技術〉 従来より、回転体を一定角度範囲内で往復回動させて目
的の機能を発揮するものに例えば機械装置の開閉蓋、或
いはドア等がある。
前記開閉蓋等のうち特に上下方向に回動する上下問閉蓋
の閉成を自由落下により行う場合には、開放時から閉成
するまでの間に蓋の回転軸から蓋の重心までの距離が増
大するため蓋の回転力が増大し、このため蓋の閉成時に
大きな衝撃が発生していた。
そこで前記蓋の回転軸に回転ダンパを設け、該回転ダン
パの制動力によって衝撃を吸収する機構が採用されてい
る。
上記した回転ダンパは、第6図に示すようにケーシング
1内に複数のベーン(羽根)2或いは円板等を収納し、
且つ該ベー72と一体的に回転軸3を形成すると共に前
記ケーシング1内に作動オイル4を充填して構成されて
いる。そして回転軸3に前記開閉蓋等の回転力を伝達す
ることによってベーン2を回転させ、該ベーン2がケー
シング1内で作動オイル4を攪拌する際の粘性抵抗によ
って制動力を発生し得るように構成されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 然し、上記回転ダンパは、回転体に対し一定の制動力を
与えるものであって、前述の上下蓋の如く蓋の開度によ
ってトルクが変動するような場合にはダンパとしての効
果を発揮し得ないものであった。
即ち、回転ダンパのトルク値を蓋の閉成時の値に設定し
、蓋を開放した状態から自由落下させると、このときの
トルクが開成時のトルクよりも小さいため蓋は途中で停
止してしまい、また回転ダンパのトルク値を蓋の閉成時
のトルク値よりも小さい値に設定し、蓋を自由落下させ
ると、該回転ダンパは蓋の閉成時の回転力を制動するこ
とが出来ず衝撃が発生ずるという問題があった。
本件出願人は既に上記問題点を解決することが出来る回
転ダンパを開発し、特許出願している(特願昭62−2
52587号、同63〜49613号)。
然し、上記何れの回転ダンパにあっても、発生ずる制動
力を調整することは出来ず、従って回転体に装着する場
合には、該回転体のトルク値に応じた回転ダンパを設計
する必要があった。
本発明の目的は、発生する制動力を調整することが出来
る回転ダンパを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明の回転ダンパは、内部
に空室を形成した収納部材と、前記空室を流体室と導通
室に分割するための分割壁と、前記流体室に設けた分割
羽根と、前記流体室に回動可能に設けられ且つ前記分割
羽根と協働して流体室を複数の流体室に分割するための
可動羽根と、外部からの回転力を前記可動羽根に伝達す
るための伝達部材と、前記分割壁に設けられ且つ前記流
体室と導通室を導通ずるための流量調整手段と、前記流
体室及び導通室に充填するための作動流体とにより構成
されるものである。
また他の回転ダンパは、内部に空室を形成した収納部材
と、前記空室を流体室と導通室に分割するための分割壁
と、前記流体室に設けた分割羽根と、前記流体室に回動
可能に設けられ且つ前記分割羽根と協働して流体室を複
数の流体室に分割するための可動羽根と、外部からの回
転力を前記可動羽根に伝達するための伝達部材と、前記
分割壁に設けられ且つ前記流体室と導通室を導通ずるた
めの流量調整手段と、前記分割壁に形成され且つ前記流
体室と導通室を導通ずるためのオリフィスと、前記流体
室及び導通室に充填するための作動流体とにより構成さ
れるものである。
更に、他の回転ダンパは前記回転ダンパに於いて、流量
調整手段を、テーパ状に形成した通孔と、前記通孔に嵌
装された弁部材と、前記弁部材の開度を調整するための
調整部材とにより構成されるものである。
〈作用〉 上記手段によれば、外部の回転体の回転力が可動羽根に
伝達されると、流体室に充填された作動流体は可動羽根
の回動に伴い流量調整手段を通って導通室に排除される
。そして作動流体が流量調整手段を通過する際の抵抗が
回転体の回転力に対する制動力となって発生する。従っ
て、流量調整手段によって流体室から導通室へ排除され
る作動流体の流量を調整すれば、調整された作動流体の
流量に応じた制動力を発生することが出来る。
流体室と導通室を流量調整手段のみによって導通した場
合には、可動羽根の回動角度に関わらず一定の制動力を
発生することが出来る。
また流体室と導通室をオリフィス及び流量調整手段とに
よって導通した場合には、可動羽根の回動角度に応じて
異なった制動力を発生することが出来る。
また前記流量調整手段を、テーパ状に形成した通孔に弁
部材を嵌装すると共に、該弁部材の開度を調整するため
の調整部材とで構成した場合には、通孔のテーパ部と弁
部材とで形成する作動流体の流路の面積を連続的に変更
して流量調整を行うことが出来る。
〈実施例〉 以下上記手段を適用した回転ダンパの一実施例を図によ
って説明する。
第1図は回転ダンパの断面説明図、第2図は第1図のイ
ーイ矢視図、第3図は展開図、第4図は要部説明図であ
る。
先ず回転ダンパAの概略構成について説明する1、筒状
に形成された収納部材となるケーシング1)の内部に形
成された空室12には、図示しない回転体からの回転力
を可動羽根24に伝達する伝達部材17、可動羽根24
、分割羽根34を突設形成した固定仕切部材30及び固
定部材43が嵌挿され、リングネジ48によって夫々の
部材が所定の位置を保持して嵌合されている。
前記空室12は固定仕切部材30の分割壁33によって
流体室31と導通室32に分割されると共に、可動羽根
24と分割羽根34によって第2図に示すように二つの
流体室31a、31bに分割されている。また流体室3
1a、31bと導通室32との間には複数のオリフィス
393〜39d及び流量調整手段を構成する通孔40が
形成されている。
前記通孔40はテーパ状に形成されており、該テーパ部
40aに鋼球40bが嵌装されている。また固定部材4
3には前記鋼球40bの移動量を規制してテーパ部40
aと鋼球40bとで形成する流路の面積を調整するため
の調整部材となる調整ネジ45が嵌挿されている。
前記流体室31及び導通室32には、非圧縮性の流体で
ある例えばシリコンオイル等の作動流体42が充填され
ている。
上記の如く構成した回転ダンパAに於いて、図示しない
回転体の回転力が伝達部材17の軸18に伝達され、可
動羽根24が第2図に於ける矢印a方向に回転すると、
作動流体42がオリフィス39a〜39d及び通孔40
を介して流体室31から導通室32へ排除される。そし
て作動流体42がオリフィス39a〜39d及び通孔4
0を通過する際に発生する抵抗が制動力となるものであ
る。
次に上記回転ダンパAを構成する各部材について詳細に
説明する。
図に於いて、収納部材となるケーシング1)の内部には
一端から空室12が形成され、他端からは伝達部材17
を嵌挿するための軸受孔13が形成されている。前記軸
受孔13には、空室12内に充填された作動流体42の
リークを防止するためのOリング14が装着されている
。またケーシング1)の外周部には、図示しない機体フ
レームにこの回転グンバAを取り付けるための取付孔1
5が形成されている。
また空室12の開放端には、リングネジ48を螺合する
ためのネジ16が形成されている。
次に伝達部材17は前記ケーシング1)の軸受孔13に
嵌挿され、図示しない回転体の回転力を後述する可動仕
切部材22に伝達するためのものであり、軸18とフラ
ンジ19とによって構成されている。
前記軸18の一端には、カップリング、ギヤ或いはブー
り等の伝導機構を取り付けることが可能な二面中部20
が形成されている。また該軸18の他端にはフランジ1
9が形成され、このフランジ19には軸心を通る直線状
の突起21が突設形成されている。
前記突起21は後述する可動仕切部材22に形成した溝
26と係合して回転力を伝達するためのものである。
次に可動仕切部材22は後述する固定仕切部材30によ
って空室12を分割して形成した流体室31内に収納さ
れ、前記伝達部材17により伝達される外部の回転体の
回転力によって回動し、流体室31に充填された作動流
体42に前記回転力を伝達するためのものである。
前記可動仕切部材22は、空室12の径と略等しい径で
形成されたフランジ23と、該フランジ23から突出形
成され、且つ流体室31の長さと略等しい長さを持った
可動羽lI24と、この可動羽根24の端部に形成され
た軸25とを有して構成されている。
前記フランジ23には、伝達部材17のフランジ19に
形成した突起21に対向して溝26が形成されている。
そして溝26に前記突起21を嵌合することによって伝
達部材17の回転を可動仕切部材22に伝達し得るよう
に構成されている。
前記可動羽l124の略中夫には該羽根24を貫通する
導入孔27が形成されており、この導入孔27に弁棒2
8を嵌挿することによって作動流体42を一方向にのみ
流通し得るように構成されている。
前記弁棒28は一端に導入孔27の径よりも大きな径で
形成した頭部28aを有し、他端にはロールピン29を
嵌挿するための孔28bが穿設され、更に軸部28cは
前記導入孔27の径よりも充分小さな径を持って形成さ
れている。
次に固定仕切部材30は、ケーシング1)の空室12を
流体室31と導通室32に分割すると共に、前記流体室
31を可動仕切部材22の可動羽根24と協働して流体
室31a、31bに分割するためのものである。
このため前記固定仕切部材30は、空室12の径と略等
しい径を有するフランジ状の分割壁33と、前記分割壁
33の側面から突出形成され且つ流体室31の長さと略
等しい長さを有する分割羽根34と、分割壁33の他面
に形成され、後述する固定部材43と共に導通室32を
形成するための突部35とによって構成されている。
前記突部35は円板状の突起を並行な二面により面取り
した二面中部36を有して形成されており、該二面中部
36が後述する固定部材43に形成した凹部44と係合
することによって、固定仕切部材30を空室12内の所
定位置に固定可能に構成されている。
前記分割壁33の中心には、可動仕切部材22の軸25
を嵌挿するための軸孔37が穿設され、また分割羽根3
4には可動羽根24が接触摺動するための受部38が形
成されている。
更に、前記分割壁33の所定位置には、複数のオリフィ
ス39a〜39d2通孔40及び導孔41が形成されて
おり、オリフィス39a〜39d及び通孔40によって
流体室31aと導通室32とが導通し、導孔41によっ
て導通室32と流体室31bとが導通し得るように構成
されている。
前記オリフィスの数及び径、更に分割壁33に対する穿
設位置等は、回転ダンパAの仕様に基づいて設定される
。即ち、オリフィスの数、径、穿設位置は、伝達部材1
7によって回動される可動羽根24の回動により前記オ
リフィス392〜39dが順に閉鎖されることによって
、前記伝達部材17の回転角度に応じた制動力の大きさ
を決定するものである。
前記通孔40は、第2図に示すように流体室31aに於
ける分割羽根34の近傍に穿設されている。またこの通
孔40は第4図に示すように、内部にテーパ部40aが
形成されている。
前記通孔40のテーパ部40aには、流量調整手段を構
成する弁部材となる鋼球40bが嵌装されている。前記
鋼球40bはテーパ部40aの軸方向に移動し得るもの
であり、所定の移動位置に於いてテーパ部40aと鋼球
40bとの間隙により通孔40の流路面積を設定し、こ
れにより作動流体42が通孔40を通過する際の流路抵
抗の値を設定するものである。
従って、後述する流量調整手段を構成する調整部材とな
る調整ネジ45によってテーパ部40aに於ける鋼球4
0bの移動量を規制することにより、所望の抵抗を発生
させて制動力を調整することが可能となる。
また前記通孔40は、作動流体42を流体室31及び導
通室32に充填するための充填孔を兼ねている。
次に固定部材43は、リングネジ48と協働して固定仕
切部材30を空室12内の所定位置に固定するためのも
のである。即ち、固定部材43は図示しない溝或いはロ
ールピン等により空室12内に於ける円周方向に対する
移動を規制され、且つリングネジ48とケーシング1)
のネジ16の螺合により軸方向への移動を規制されて前
記固定仕切部材3oを空室12内に固定すると共に、該
空室12に嵌挿された他の部材の運動方向を規制するも
のである。
前記固定部材43は、空室12の径と略等しい径を持っ
た円板状に形成されている。また固定部材43の側面に
は、前記固定仕切部材30に形成した突部35を嵌挿す
るために該突部35と同一形状を有する凹部44が形成
されている。前記凹部44の深さは、突部35の高さよ
りも小さな寸法で形成されている。
従って、この凹部44に突部35を嵌装した場合には、
固定仕切部材30の分割壁33と固定部材43の間には
空室12の円周方向に環状の空隙が形成され、該空隙が
導通室32を構成するものである。そしてこの導通室3
2により流体室31a、31bを導通し、流体室31a
から排除された作動流体42を流体室31bに円滑に導
入することが可能となる。
前記固定部材43の固定仕切部材30に形成した通孔4
0と対向した位置には、調整ネジ45を螺合するための
ネジ孔46が形成されている。このネジ孔46はネジ部
46aと、該ネジ部46aよりも大きな径を有する段部
46bとによって構成されている。またこのネジ孔46
は、前述の通孔40と共に作動流体42を充填するため
の充填孔を兼ねている。
また前記固定部材43の外周には、導通室32から作動
流体42のリークを防止するためのOリング47が装着
されている。
次に調整ネジ45は、固定仕切部材30に形成した通孔
40のテーバ部40aに嵌装された鋼球40bのテーバ
部40aに於ける移動量を規制するためのものである。
前記調整ネジ45は一端に鋼球40bと当接する当接部
45aが形成され、また他端にはこの調整ネジ45を回
動するための摘み45bが形成され、且つ中間部には、
固定部材43に形成したネジ孔46と螺合するネジ軸4
5cと平行部45dとが形成されている。
また前記平行部45dには作動流体42がリークするこ
とを防止するためのOリング45eが装着されている。
また摘み45bにはネジ孔45fが形成されている。そ
して前記ネジ軸45cをネジ孔46に螺合し、摘み45
bによって調整ネジ45を回動すると、該調整ネジ45
はネジピッチに応じて軸方向に進退し、これにより鋼球
40bのテーバ部40aに於ける移動量を調整すること
が可能となる。更に前述の如くして鋼球40bを調整し
た後、摘み45bに形成したネジ孔45fに螺合したネ
ジ45gにより、該調整ネジ45を固定するものである
次に上記した各部材による回転ダンパAの組み立てにつ
いて説明する。
先ずケーシング1)の空室12側から伝達部材17を挿
入する。次に可動仕切部材22の可動羽根24に形成し
た導入孔27に弁棒28を装着すると共に、フランジ2
3を伝達部材17のフランジ19に対向させ、該フラン
ジ19の突起21をフランジ23の溝26に嵌合させて
空室12内に挿入する。
次いで固定仕切部材30を空室12に挿入し、前記可動
仕切部材22の軸25を軸孔37に嵌合させる0次に空
室12に固定部材43を挿入し、固定仕切部材30の突
部35を固定部材43の凹部44に嵌合する0次にリン
グネジ48をケーシング1)のネジ16に螺合し、固定
部材43及び固定仕切部材30を空室12の軸方向に固
定すると共に、両部材30.43との間に導通室32を
形成する。このとき固定部材43を図示しないロールビ
ン或いは溝に係合させて空室12の円周方向に固定する
ここでネジ孔46及び通孔40を介して作動流体42を
流体室31及び導通室32に充填する。その後通孔40
に鋼球40bを嵌装し、ネジ孔46に調整ネジ45を螺
合して空室12を閉鎖する。
上記の如く構成した回転ダンパAに於いて、可動仕切部
材22は無制限に回転するものでは無く、可動仕切部材
22の可動羽根24と固定仕切部材30の分割羽根34
とが互いに係合する角度範囲(本実施例にあっては約1
)0度)の間で回動し得るものであり、該角度範囲は要
求される仕様に応じて設定することが可能である。
次に上記の如く構成した回転ダンパAの動作について説
明する。
第2図に示すように流体室31は分割羽根34と可動羽
124とにより、流体室31a及び流体室31bに分割
形成されている。ここで図示しない回転体の回転力が伝
達部材17に伝達され、可動羽根24を矢印a方向に回
動させた場合、この回動により流体室31a内の作動流
体42は圧縮力を受け、この圧縮力によって弁棒28の
頭部28aを可動羽根24に押圧して導入孔27を閉鎖
すると共に、オリフィス39a〜39d及び通孔40を
通って導通室32に排除される。
このとき発生する抵抗により前記回転力に対する゛制動
力を発生するものである。
前記オリフィス39a〜39dは、夫々所定の径を有す
るものである。従って夫々のオリフィス39a〜39d
に於いて発生する抵抗は、オリフィスの面積に応じた一
定の値である。
また第4図に示すように前記通孔40にはテーバ部40
aが形成され、且つ該テーバ部40aには鋼球40bが
嵌装されている。そして前記鋼球40bは調整ネジ45
によってテーバ部40aに於ける移動量を規制されてい
る。このため調整ネジ45に所定の回動を与えてテーバ
部40aに於ける鋼球40bの移動量を調整することに
より、調整位置に於ける通孔40の面積を所望の値に設
定することが可能となる。
従って、上記回転ダンパAにあっては、オリフィス39
2〜39dによる夫々一定の制動力と、通孔40による
調整可能な制動力とが発生するものである。
可動羽根24の矢印a方向への回動が進行し、該羽根2
4によりオリフィス39aが閉鎖されると、作動流体4
2はオリフィス39b〜39d及び通孔40から導通室
32に排除されることとなり、従って作動流体42の流
出量が減少し、これにより制動力が増加する。可動羽根
24が更に矢印a方向に回動すると、該羽根によりオリ
フィス39bが閉鎖され作動流体42はオリフィス39
c、39d及び通孔40から排除されることにより、更
に制動力が増加する。
このように可動羽1I24の矢印a方向への回動の進行
に伴ってオリフィス392〜39dを順次閉鎖すること
により、作動流体42の導通室32への流出量を減少さ
せて制動力を増加することが可能となる。
また流体室31aから導通室32へ流出した作動流体4
2は導孔41を通って流体室31bに収容される。
また回転体の回転力が可動羽根24を第2図の矢印す方
向に回動させる方向に作用する場合には、該回転によっ
て流体室31bにある作動流体に圧縮力を及ぼし、この
力の作用によって弁棒28の頭部28aが可動羽根24
の表面から離隔して導入孔27が開放され、作動流体4
2は導入孔27を通って直接流体室31aに流入する。
ここで弁棒28の軸部28cは導入孔27の径よりも充
分小さな径で形成されているため、前記回転力に対する
制動力は殆ど発生しない。
前述の実施例に於いて、分割壁33に流量調整手段を構
成する通孔40とオリフィスを形成した場合について説
明したが、該分割壁33に流ffitJM整手段を構成
する通孔40のみを形成した場合には、可動羽根24の
回動により排除される作動流体42は通孔40のみから
導通室32に流出することとなる。従って、このとき発
生する制動力は前記流is整手段によって調整された値
となり、この制動力は可動羽根24の回動角度に関わら
ず一定値となる。
また前述の実施例に於いて、流量調整手段を通孔40の
テーバ部40aと、このテーバ部40aに嵌装した鋼球
40bと調整ネジ45とによって構成したが、前記構成
に限定されるものでは無く、例えば鋼球40bの代わり
に円錐状のフロートを用いることも可能である。
また前述の実施例に於いて、@世調整手段の弁部材とし
て鋼球40bを通孔40のテーバ部40aにフロート状
に嵌装して構成したが、例えば前記調整ネジ45の先端
を円錐状に形成した所謂ニードルバルブを用いることも
可能である。この場合には通孔40を流体室31bに形
成し、導孔41を流体室31aに形成しても同一の効果
を有するものである。
また前述の実施例に於いて、可動羽根24に導入孔27
を形成し、導孔27に弁棒28を装着して作動流体42
を流体室31bから流体室31aへの一方向にのみ流通
し得るように構成したが、前記導入孔27を分割羽根3
4に形成し、導孔27に弁棒28を装着しても同一の機
能を有するものである。
また前述の実施例に於いて、伝達部材17と可動仕切部
材22とを別体として形成したが、図示しない回転体の
回転力が小さい場合には、例えば第5図に示すように伝
達部材17と可動仕切部材22とを一体的に形成するこ
とが可能である。この場合、端部に二面中部或いは四面
中部51を形成した軸50に可動羽根52を一体的に形
成し、該可動羽根52に導通孔27を穿設して構成する
ものである。このように構成した回転ダンパは、全体の
大きさを小さくすることが可能となる。
また前述の実施例に於いて、固定仕切部材30と固定部
材43を別体として形成したが、これに限定されるもの
ではなく、両者を一体的に形成して固定仕切部材とする
ことが可能である。この場合、前記固定仕切部材の外周
から全周にわたって環状溝を形成し、該環状溝を導通室
として機能させ、また前記環状溝と流体室とを分割する
部分を分割壁として機能させ、該分割壁に前述のオリフ
ィス通孔及び導孔を形成するものである。このように構
成した回転ダンパは、部品点数を減少させることにより
組み立てが容易となり、且つその大きさも小さくするこ
とが可能となる。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明の回転ダンパにあっ
ては、外部の回転体の回転力が可動羽根に伝達されると
、流体室に充填された作動流体は可動羽根の回動に伴い
流量調整手段を通って導通室に排除される。そして作動
流体が流量調整手段を通過する際の抵抗が回転体の回転
力に対する制動力となって発生する。従って、流量調整
手段によって流体室から導通室へ排除される作動流体の
流量を調整すれば、調整された作動流体の流量に応じた
制動力を発生することが出来る。
流体室と導通室を流量調整手段のみによって導通した場
合には、可動羽根の回動角度に関わらず一定の制動力を
発生することが出来る。また前記制動力は流量調整手段
の調整範囲内に於いて調整することが出来、一定トルク
で回転する回転体に制動力を及ぼす場合に有利である。
また流体室と導通室をオリフィス及び流量調整手段とに
よって導通した場合には、可動羽根の回動角度に応して
異なった制動力を発生することが出来る。従って回転体
の回転位置によってトルクが変動する場合であっても、
該トルクに応じた制動力を発生することが可能となり、
且つ該制動力を流量調整手段の調整範囲内に於いて調整
することが出来る。
また前記流量調整手段を、テーパ状に形成した通孔に弁
部材を嵌装すると共に、該弁部材の開度を調整するため
の調整部材とで構成した場合には、通孔のテーパ部と弁
部材とで形成する作動流体の流路の面積を連続的に変更
して流量調整を行うことが出来る等の特徴を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転ダンパの断面説明図、第2図は第1図のイ
ーイ矢視図、第3図は展開図、第4図は要部説明図、第
5図は他の実施例の説明図、第6図は従来の回転ダンパ
の説明図である。 Aは回転ダンパ、1)はケーシング、12は空室、16
はネジ、17は伝達部材、18は軸、19はフランジ、
21は突起、22は可動仕切部材、23はフランジ、2
4は可動羽根、26は溝、27は導入孔、28は弁棒、
30は固定仕切部材、31.31 a 、 31 bは
流体室、32は4通室、33は分割壁、34は分割羽根
、35は突部、39a〜39dはオリフィス、40は通
孔、40aはテーパ部、40bは鋼球、42は作動流体
、43は固定部材、44は凹部、45は調整ネジ、46
はネジ孔、48はリングネジである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に空室を形成した収納部材と、前記空室を流
    体室と導通室に分割するための分割壁と、前記流体室に
    設けた分割羽根と、前記流体室に回動可能に設けられ且
    つ前記分割羽根と協働して流体室を複数の流体室に分割
    するための可動羽根と、外部からの回転力を前記可動羽
    根に伝達するための伝達部材と、前記分割壁に設けられ
    且つ前記流体室と導通室を導通するための流量調整手段
    と、前記流体室及び導通室に充填するための作動流体と
    により構成したことを特徴とする回転ダンパ。
  2. (2)内部に空室を形成した収納部材と、前記空室を流
    体室と導通室に分割するための分割壁と、前記流体室に
    設けた分割羽根と、前記流体室に回動可能に設けられ且
    つ前記分割羽根と協働して流体室を複数の流体室に分割
    するための可動羽根と、外部からの回転力を前記可動羽
    根に伝達するための伝達部材と、前記分割壁に設けられ
    且つ前記流体室と導通室を導通するための流量調整手段
    と、前記分割壁に形成され且つ前記流体室と導通室を導
    通するためのオリフィスと、前記流体室及び導通室に充
    填するための作動流体とにより構成したことを特徴とす
    る回転ダンパ。
  3. (3)請求項(1)又は請求項(2)に記載の回転ダン
    パに於いて、流量調整手段を、テーパ状に形成した通孔
    と、前記通孔に嵌装された弁部材と、前記弁部材の開度
    を調整するための調整部材とにより構成したことを特徴
    とする回転ダンパ。
JP15940188A 1988-06-29 1988-06-29 回転ダンパ Pending JPH0211942A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08303513A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Totsuku Bearing Kk 回転ダンパ
EP1004791A1 (en) * 1998-11-25 2000-05-31 Tok Bearing Co., Ltd. Rotary damper
WO2003076819A3 (de) * 2002-03-11 2004-11-25 Karl Friedrich Wupper Vorrichtung zur dämpfung des schliessvorgangs einer gewichtsbelasteten klappe

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JPS5015973A (ja) * 1973-06-15 1975-02-20

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