JP2614136B2 - 収納ベッド等用ダンパー - Google Patents

収納ベッド等用ダンパー

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JP2614136B2 JP13313890A JP13313890A JP2614136B2 JP 2614136 B2 JP2614136 B2 JP 2614136B2 JP 13313890 A JP13313890 A JP 13313890A JP 13313890 A JP13313890 A JP 13313890A JP 2614136 B2 JP2614136 B2 JP 2614136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、高分子粘性流体、その他の高粘性流体の粘
性剪断抵抗力を利用した回転式オリフィスダンパーに係
るもので、さらに詳しくは、例えば起立状態に収納され
る方へスプリング力が付勢されているベッドの回転トル
クに対する制動力を発揮させるようにして、当該ベッド
を軽くゆるやかに回転収納させ得るようにした収納ベッ
ド等用ダンパーに関する。
《従来の技術》 既に、高粘性流体を使用し、ケーシングと該ケーシン
グ内に配設された回転部材の外周面と当該ケーシングの
内周面との隙間を回転方向へ向けて変化させ、当該変化
を利用することにより、高粘性流体による抵抗力をも変
化させ得るようにした回転式オリフィスダンパーは知ら
れている。
《発明が解決しようとする課題》 しかし、上記従来の回転式オリフィスダンパーは、回
転軸に対する正転、逆転の何れか一方向への回転時にの
みダンパー力が働くものや、正転、逆転両方向への回転
時にダンパー力が働くものもあるが、何れの場合も回転
軸の回転方向全域にわたりダンパー力が働くものとなっ
ている。
そのため、回転軸の正転方向全域、または回転軸の逆
転方向全域において、ある回転角度範囲ではダンパー力
が働かず、他の所要回転角度範囲でのみダンパー力が発
揮されるといった機能は得られず、この結果どうしても
当該ダンパーを広範囲に利用することができないといっ
た問題点がある。
本発明は、上記従来の回転式オリフィスダンパーの有
するこのような問題点に鑑みてなされたもので、ケーシ
ングの内壁面と、該ケーシングに所定角度だけ正転と逆
転とが可能なるよう軸承された逆止兼流量調節分流路付
きである回転羽根の長軸外周面との隙間に変化をもた
せ、これを利用することにより、正転、逆転共に、ダン
パー力の働く角度と、働かない角度を任意に設定できる
ようにすると共に、そのダンパー力を随意に調節できる
ようにした収納ベッド等用ダンパーを提供しようとする
のが、その目的である。
《課題を解決するための手段》 本発明は、上記の目的を達成するため、円筒形状にし
て、内壁面の一部に突設部が設けられているケーシング
内に、長軸方向の外径がケーシングの内径よりも小さい
回転羽根が、回転軸と一体にて所定角度だけ正転、逆転
可能なるよう配設され、前記ケーシング内の高粘性流体
が、当該ケーシング、回転羽根間に配在されていると共
に、前記回転羽根には、その回転方向へ貫通され、か
つ、正転、逆転により互いに逆方向への開閉動作となる
逆止弁を夫々備えている一対の通路を形成し、一方、前
記ケーシングの内壁面には、前記回転軸の正転、逆転の
各回転初期時にあって、前記回転羽根の長軸外周面と近
接する突壁部が夫々設けられ、前記突設部には、ケーシ
ング内にあって当該突設部により区分された隣装二室の
高粘性流体につき、逆止弁により一方の室から他方の室
へのみ流通可能な流路と、逆止弁により他方の室から一
方の室へのみ流通可能な流路を設けると共に、その各流
路の流量を調節自在とした流量調節機構が備えられてい
ることを特徴とする収納ベッド等用ダンパーを提供しよ
うとするものである。
《作用》 今、外力が回転軸、ケーシングのうち、一方である回
転軸に対して、一方向への回転力として加えられたとす
れば、当該回転軸と回転羽根はその方向へ回転し始め
る。
これによりケーシング内の一方の室、即ち第1室の圧
力が高くなり、高粘性流体によって回転羽根の一方の通
路を逆止弁及び突設部に設けられた流量調節機構におけ
る一方の通路は高粘性流体によって逆止め状態に閉じら
れ、それらの通路を高粘性流体は流れなくなるが、当該
高粘性流体は同上流量調節機構における他方の通路を押
し開き、当該通路を流れて他方の室、即ち第2の室へ流
れ込む。
また、一方では、回転羽根の一方における長軸外周面
とケーシング間の隙間を通り、回転羽根の短軸方向一側
とケーシングとの間へ流れ込み、この流れ込んだ高粘性
流体は、回転羽根の前掲他方の通路を押し開いて当該通
路を通ると共に、回転羽根の他方における長軸外周面と
ケーシング間の隙間をも通り第2の室へ流れ込むこと
で、ダンパー力は働かない。
このようにして回転羽根が一方向へ回転し続けていく
と、当該回転羽根の一方である長軸外周面が、ケーシン
グの一方の突壁部に近づいて、それらの間の隙間が小さ
くなっていくこととなり、この隙間の変化が始まる回転
角度から、ダンパー力が働き始め、回転軸と回転羽根の
回転が停止するに至る最大回転角度まで、ダンパー力は
増大して行く。
次に、外力が前記の回転軸に対して、逆方向への回転
力として加えられると、今度は当該回転軸と、回転羽根
の当該方向への回転により、ケーシングの第2の室の圧
力が高くなるので、回転羽根及び突設部の前掲他方の通
路は高粘性流体によって閉じられ、それらの通路を高粘
性流体は流れなくなるが、当該高粘性流体は突設部の前
掲一方の通路を押し開いて、当該通路を流れ、第1の室
へ流れ込む。
さらに、これとは別に、回転羽根の他方である長軸外
周面とケーシング間の隙間を通り、回転羽根の短軸方向
一側とケーシング間へ流れ込み、この流れ込んだ高粘性
流体は、回転羽根の一方の通路を押し開き、当該通路
と、回転羽根の一方である長軸外周面とケーシング間の
隙間を通り第1の室へ流れ込むことで、ダンパー力は発
揮されていない。
このようにして、回転羽根が逆方向へ回転し続けてい
くと、当該回転羽根の他方である長軸外周面が、ケーシ
ングの他方の突壁部に近づいて、それらの間の隙間が小
さくなっていき、この隙間の変化が始まる回転角度よ
り、ダンパーが働き始め、回転軸と回転羽根の回転が停
止される最大回転角度でダンパー力は最大となる。
以上のようにして、正逆何れの方向への回転にあって
も、ある一定の角度範囲でのみ、ダンパー力が働くこと
となる。
また、突設部の前記流量調節機構における二個の通路
に設けられた流量調節弁により当該各通路の高粘性流体
の流量を調節でき、これにより正転、逆転両回転方向に
おけるダンパー力の調節が可能となる。
《実 施 例》 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第3図(イ)〜(ヘ)に示したように、
縦向き円筒形状のケーシング1は、その底壁1aの中心に
軸孔1bが凹設されていると共に、上端である開口部には
蓋部2が液密状態となるよう複数個のビス3……にて固
着させてある。
また、上記ケーシング1は、その内壁面1cの一側部か
ら突設部1dが平面略扇形状にして、かつその内周端面が
後述する回転軸4に摺接可能なるよう弧面に形成されて
いる。
回転軸4は、その下端部が上記軸孔1bに回転自在に嵌
合されていると共に、上端部は、上記蓋板2の中心に貫
通した軸孔2aを、回転自在なるよう液密状態にて貫通す
ることで上記ケーシング1の中心に軸承されている。
上記回転軸4の蓋板2から外方へ延出している突出端
には、角軸部4aが形成されていて、外力としての回転力
が作用するように図示しないベッド等の回転中心部が被
嵌により固定される。
また、上記回転軸4には、その中心線と直角配置であ
り、かつ、中心から、上記ケーシング1の突設部1dとは
反対側に回転羽根4bが対称的に突設されている。
上記回転羽根4bは、その長軸方向である第3図(イ)
に示した外径lが上記ケーシング1の内径Lよりも小さ
く、短軸方向においては、その外周部とケーシング1の
内壁面1cとの間に広い空間部cが形成されるよう、その
外径l′が上記長軸方向の外径lに比べて可成り小さく
形成されている。
さらに、上記回転羽根4bは、その長軸方向の両端部近
傍に一対の通路5、6が、当該回転羽根4bの回転方向に
貫通されていると共に、該各通路5、6には同一向きに
弁座5a、6aが形成され、該弁座5a、6aに着座、離座可能
なるようピン形状の逆止弁7、8が、その上下両端部
を、回転羽根4aの各通路5、6を形成する上壁と下壁に
あって、回転方向に向けて設けた長孔5b、5b、6b、6b
に、摺動可能なるよう嵌挿することにより配設されてお
り、これにより回転羽根4bの正転時は上記各通路5、6
が夫々閉止、開成状態に、そして逆転時には当該各通路
5、6が夫々開成、閉止状態となる。
また、上記ケーシング1の内壁面1cにあって、回転軸
4、回転羽根4bの一方向回転終端近くにおいて、当該回
転羽根4bの一端長軸外周面4cに対向する部位と、当該回
転羽根4bの他方向回転終端近くにおいて、同上回転羽根
4bの他端長軸外周面4dに対向する内壁面1cの所定部位に
は、各々突壁部1e、1fが、前記突設部1dの基板両側部で
最も内向きに高く突出し、これより周方へ向けて徐々に
低くなるように形成されている。このようにすることで
ケーシング1の内径Lが、回転羽根4bの回転角度範囲を
規制する上記突設部1d側にいくに従って次第に小さくな
っており、ケーシング1の内壁面1cと回転羽根4bの両長
軸外周面4c、4dとの間の隙間F、Gが変化するようにし
てある。
このようにして、上記ケーシング1の内部は、上記空
間部C以外に、上記突設部1dと回転羽根4bとにより第1
の室Aと第2の室Bの二室に画成され、ケーシング1内
の高粘性流体Dは、当該ケーシング1、回転軸4、回転
羽根4bの間に充填されている。
さらに、上記突設部1dの周方向には、流量調節機構が
設けられるのであるが、一対の通路10、11が上記第1、
第2両室A、Bを連通するように形成され、該各通路1
0、11には逆向きに弁座10a、11aが設けられ、該各弁座1
0a、11aに着座、離座可能なるようピン形状の逆止弁1
2、13が、互いに反対の開閉動作状態となるように配設
されたものが示されているが、もちろん、これは一例に
過ぎない。
又、上記各通路10、11にあって、図示例では高粘性流
体Dが流れ込む側にあって、流量調節弁14、15が配設さ
れている。
この流量調節弁14、15は、第2図に明示の如く上記各
通路10、11に拡大して形成されている角状の孔10b、11b
に、角柱状とした調節ブロック14a、15aが上下方向へ摺
動自在なるよう挿通されていると共に、該各調節ブロッ
ク14a、15aの中心に貫通したネジ孔14b、15bに調節ネジ
14c、15cを螺挿し、該調節ネジ14c、15cは、第1図に明
示の如く上記突設部1dに設けた取付孔1g、1gに液密状態
となるようOリング16を介して回動可能に、かつ蓋板2
に貫通の孔2b、2cに上端部を挿通することで、上記突設
部1dに支承され、上記調節ネジ14c、15cを正転、逆転す
ることで、調節ブロック14a、15aが上方または下方へ摺
動自在に螺送され、これにより通路10、11における高粘
性流体の流量を調節可能としてある。
従って、上記の流量調節機構によるときは、高粘性流
体Dが逆止弁により一方の室から他方の室へのみ流通可
能な流路と、逆止弁により他方の室から一方の室へのみ
流通可能な流路とが形成されていると共に、当該各流路
の流量が調整自在なるよう構成されていることになる。
また、上記両通路10、11は、それらの途中がバイパス
通路17にて連通されており、上記流量調節弁14、15によ
る微調節時、通路10、11の負圧化に伴い逆止弁12、13の
閉じ動作が妨げられるようなことのないようにしてあ
る。
上記ダンパーを収納ベッド等に用いる際には、回転軸
4をベッドに連結し、ケーシング1はベッド取付部材に
取着させるか、当然のことながら、逆にケーシング1を
ベッドに連結し、回転軸4はベッド取付部材に取着させ
てもよいが、前者の使用態様の場合にあっては、例え
ば、ベッド18が第4図に示した如く、垂直状態の90゜に
て収納位置a1となり、水平状態の0゜にて使用位置a5
なるように取付けられている場合には、ベッド18を使用
位置a5に倒す際、回転軸4が第3図(イ)の矢印E方向
へ回転される如く当該ベッド18と回転軸4とが連結され
る。
ここで、上記ベッド18は、図示しないスプリングによ
り収納位置a1からa3の角度までは当該ベッド18が自然に
a1の方向へ戻ろうとしており、a3からa5までは自然に倒
れ込んでいくように、スプリング力が付与されている。
そこで、ベッド18が90゜位置から開きの動作を受け、
回転軸4が第3図(イ)の位置から矢印E方向へ回転さ
れ、回転羽根14bが同一方向へ回転し始めると、先ず第
1の室Aの高粘性流体Dの圧力が高くなり、該高粘性流
体により逆止弁7、13が通路5、11を閉じ、当該通路
5、11が高粘性流体が流れなくなる、すると、第1の室
Aの高粘性流体は通路10に流れ込み、逆止弁12を押し開
き、第2の室Bへ流れ込むと共に、回転羽根4bの長軸外
周面4dとケーシング1の内壁面1cとの隙間Gを通り、空
間部Cへ流れ込み、この高粘性流体が通路6に流れ込ん
で逆止弁8を押し開き、第2の室Bへ流れ込むと共に、
当該第1の室Aの高粘性流体は回転羽根4bの長軸外周面
4cとケーシング1の内壁面1cとの間における隙間Fを通
って第2の室Bへ流れる。
この状態は第3図(ロ)が示しており高粘性流体Dは
同図の矢印のように流れることとなる。
第3図(ロ)の位置から回転羽根4bがさらに矢印E方
向へ回転していくと、ケーシング1の突壁部1fに回転羽
根4bの長軸外周面4dが近ずいていき、当該長軸外周面4d
とケーシング1との間の隙間Gが小さくなっていくこと
により、第3図(ハ)に示す回転角度から、高粘性流体
による剪断抵抗力が生じ、ダンパー力が働き始め、従っ
て、この位置からダンパー力を発生しながら第3図
(ニ)の位置まで回転していき、回転軸4、回転羽根4b
の回転は停止する。
すなわち、第4図において、a1からa2を経てa3に至る
まではダンパー力が生じないダンパーOFF領域Iとな
り、a3を過ぎa4を経てa5に至るまではダンパー力の発生
するダンパーON領域Jとなる。
従って、ベッド18はa1からa3まではスプリング力に抗
してゆるやかに回動し、a3からa5まではダンパー力によ
ってゆるやかに倒れていくこととなる。
次に、ベッド18を使用位置a5から上方へ回動させて行
くと、その回動により回転軸4、回転羽根4bは、第3図
(ニ)の位置から、上述とは反対の矢印H方向に回転さ
れることとなり、これにより第2の室Bの高粘性体の圧
力が高くなり、第3図(ホ)に示した如く、高粘性流体
により逆止弁8、12は閉じて通路6、10を閉じ、該通路
6、10を高粘性流体は流れなくなるが、逆止弁7、13は
押し開かれることで、空間部Cと第2の室Bの高粘性流
体は通路5、11を通り、第1の室Aへ流れ込む。
さらに、一方では回転羽根4bの長軸外周面4c、4dとケ
ーシング1との間の隙間F、Gを通り、第2の室Bの高
粘性流体は第1の室Aへ流れ込む。
また、回転軸4、回転羽根4bが同一方向へ回転してい
くと、回転羽根4bの流軸外周面4cがケーシング1の突壁
部1eに近ずいていき、該外周面4cとケーシング1との間
の隙間Fが小さくなっていくこととなるが、当該隙間G
の変化が始まる回転角度からダンパー力が働き始めて第
3図(ヘ)の状態になり、さらに第3図(イ)の状態に
戻って停止する。
すなわち、第4図において、a5からa4を経てa3に至る
まではダンパー力が生じないダンパーOFF領域Kとな
り、次にa3からa2を経てa1に至る間では、ダンパー力の
発生するダンパーON領域Lとなる。
従って、ベッド18は、a3の位置からa1の収納位置にス
プリング効果とダンパー効果によって、ゆるやかに収納
されることとなる。
なお、第4図において、Mはダンパー、19は床を夫々
示している。
《発明の効果》 本願は、以上説明したように構成されているので、ケ
ーシングの内壁面と回転羽根の長軸外周面との間の隙間
に変化の生ずる位置を特定させることにより、正転、逆
転共に任意の回転角度範囲にのみダンパー力を働かせて
やることができると共に、回転羽根に、反対方向を開閉
動作をする一対の通路を設けることにより、全回転角度
範囲内において、不必要な範囲のダンパー力を無くすこ
とができ、必要な範囲だけにダンパー力を働かせること
ができ、またケーシング内の第1、第2両室を連通して
設けた逆止兼流量調節分流路に、各々の流量調節弁を設
けたことにより、正転、逆転個々にダンパー力を調節で
き、さらに、前記の隙間を特定することでダンパー力を
調節できるので、当該ダンパーによる制動力をも要求に
対応させることができる。
従って、収納ベッド等に回転軸またはケーシングを接
続して、当該ダンパーを収納方向へスプリング力が付与
されるベッドの取付けに用いれば、ベッドを収納状態の
90゜位置から所要角度までをスプリング効果によって軽
く回動させることができ、また、所定角度から使用状態
の0゜位置までは高粘性流体による粘性抵抗力とにより
ベッドをゆっくり、円滑に倒すことができると共に、当
該所要角度から90゜までは、スプリング効果とダンパー
効果によってベッドをゆっくり、円滑に回動収納させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る収納ベッド等用ダンパーの実施例
を示す縦断面図、第2図は同実施例の分解斜視図、第3
図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)は同実施例の
正転、逆転時における各作動状態説明図、第4図は同ダ
ンパーを用いて取付けた収納ベッドの開き角度に対する
ダンパーON領域とダンパーOFF領域を示す説明図であ
る。 1……ケーシング 1c……内壁面 1d……突設部 1e……突壁部 1f……突壁部 4……回転軸 4b……回転羽根 4c……長軸外周面 4d……長軸外周面 5……回転羽根の通路 6……回転羽根の通路 7……回転羽根の逆止弁 8……回転羽根の逆止弁 14……流量調節弁 15……流量調節弁 D……高粘性流体 F……隙間 G……隙間 L……ケーシングの内径 l……回転羽根の外径

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形状にして、内壁面の一部に突設部が
    設けられているケーシング内に、長軸方向の外径がケー
    シングの内径よりも小さい回転羽根が、回転軸と一体に
    て所定角度だけ正転、逆転可能なるよう配設され、前記
    ケーシング内の高粘性流体が、当該ケーシング、回転羽
    根間に配在されていると共に、前記回転羽根には、その
    回転方向へ貫通され、かつ、正転、逆転により互いに逆
    方向への開閉動作となる逆止弁を夫々備えている一対の
    通路を形成し、一方、前記ケーシングの内壁面には、前
    記回転軸の正転、逆転の各回転初期時にあって、前記回
    転羽根の長軸外周面と近接する突壁部が夫々設けられ、
    前記突設部には、ケーシング内にあって当該突設部によ
    り区分された隣装二室の高粘性流体につき、逆止弁によ
    り一方の室から他方の室へのみ流通可能な流路と、逆止
    弁により他方の室から一方の室へのみ流通可能な流路を
    設けると共に、その各流路の流量を調節自在とした流量
    調節機構が備えられていることを特徴とする収納ベッド
    等用ダンパー。
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