JPWO2007080921A1 - 情報記録システム、情報記録装置、情報記録方法及び情報収集プログラム - Google Patents

情報記録システム、情報記録装置、情報記録方法及び情報収集プログラム Download PDF

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Abstract

事故判定手段(105)は、衝撃センサ(104)の検出信号に基づいて、事故が発生したか否かを判定する。事故が発生したと判定すると、画像退避手段(106)は、事故発生時から前後数秒間の画像をリングバッファ(103)から抽出して保存用メモリ(107)に退避させる。事故が発生したと判定すると、画像記録依頼手段(108)は、画像記録依頼を、事故現場の周辺にいる対象車のドライブレコーダ(10)に送信する。対象車のドライブレコーダ(10)の画像退避手段(106)は、画像記録依頼を受信すると、事故発生時から前後数秒間の画像をリングバッファ(103)から抽出して保存用メモリ(107)に退避させる。

Description

本発明は、異常事態の発生を検出して、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を記録する情報記録システム、情報記録装置及び情報記録方法に関する。また、本発明は、情報記録装置から異常状況情報を収集する情報収集サーバ及び情報収集プログラムに関する。
事故や犯罪等の異常事態の状況情報を記録する方法として、例えば、車載カメラを用いた動画像記録機器を用いて、事故発生時の画像を記録することが行われている。この場合、例えば、ドライブレコーダを用いて、事故時や事故につながりそうな急加速や急減速が生じた際に,その前後の映像や走行データを記録する。
また、例えば、特開2004−75023号公報には、車−車間ネットワークを構成する他の車両を検出すると、検出した相手車両から走行中の前方画像や走行軌跡を含む走行状態情報を受信し記録する車両情報記録装置が記載されている。また、例えば、特開2004−17901号公報には、事故発生時に、映像付き車輌状況情報を車輌側から受信し、映像付きの車輌事故受付表を自動作成する車輌事故状況自動収集システムが記載されている。また、例えば、特開2004−86780公報には、事故発生時に、周辺を走行中の周辺車両を特定するための識別情報を車−車間ネットワークを介して取得し記録する車載記録装置が記載されている。
しかし、ドライブレコーダを用いて事故発生時の映像を記録する場合、カメラ画像を所定期間しか記録することができない。すなわち、事故が発生した時点の前後数秒間しか映像を記録することができない。そのため、事故車両以外の車両が搭載するドライブレコーダが撮影する動画像は、時間とともに上書きされて消えてしまう。従って、事故発生時に事故車両の前後や周辺を走行していた車両が搭載するドライブレコーダの映像を用いて、事故状況の詳細な検証を行うことはできない。すなわち、上書き録画を停止した事故車両が搭載するドライブレコーダの情報(映像)しか、事故状況の検証に用いることができない。
また、ドライブレコーダを用いる場合、事故車両が搭載するドライブレコーダが、自車両の事故による衝撃等を検知して、撮影中の動画像を保存できるにすぎない。そのため、事故車両以外の車両が搭載するドライブレコーダが、目の前の事故や事件等を映像として記録したとしても、その映像を保存することはできない。
また、ドライブレコーダを用いた事故の検証を行う場合、事故を起こして撮影を停止した車両が搭載するドライブレコーダの動画像しか用いることができない。そのため、動画像が撮影されている端末は、自車両以外で1〜2台程度の車両(事故に関係した車両)が搭載するドライブレコーダしかないことが多い。また、いずれの端末も動画像を記録した状態で車両内に残されるため、事故の加害者が故意に記録デバイスを破壊したり紛失させたりする虞がある。
また、ドライブレコーダが記録した映像情報を通信手段を用いて外部に送信できるようにすることも考えられるが、携帯電話機が搭載する携帯電話モジュール等を用いて通信を行う必要があり、通信費用がかかってしまう。そのため、事故車両以外の車両のユーザに、通信コストを負担してまで情報提供を行うことを躊躇させる虞がある。
また、特開2004−75023号公報に記載された車両情報記録装置を用いれば、自車両以外の車両が取得した走行状態情報を記録することができる。しかし、事故発生時に、事故車両だけでなく、事故現場の周辺を走行していた車両が取得した情報を収集して事故の状況を検証できるとは限らない。
また、特開2004−17901号公報に記載された車輌事故状況自動収集システムを用いれば、事故車両が撮影した映像付きの情報を収集することができる。しかし、事故車両が撮影した映像を収集できるにすぎず、事故現場の周辺を走行していた車両が取得した情報を収集することはできない。
また、特開2004−86780公報に記載された車載記録装置を用いれば、事故現場の周辺を走行していた車両を特定することができる。しかし、周辺を走行していた車両を特定できるにすぎず、事故現場の周辺を走行していた車両から、事故発生時の映像を収集することはできない。
発明の概要
そこで、本発明は、異常事態発生時に、異常事態の発生場所で得られた状況情報だけでなく、異常事態の発生現場の周辺で得られた情報も記録できる情報記録システム、情報記録装置、情報収集サーバ、情報記録方法及び情報収集プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報(例えば、車両の事故発生時の画像)を記録する情報記録システムであって、複数の情報記録装置(例えば、ドライブレコーダ10)を備え、情報記録装置は、当該情報記録装置の周囲の状況を示す状況情報(例えば、画像や音声、走行データ)を繰り返し記憶するリングバッファ(例えば、リングバッファ103によって実現される)と、リングバッファとは別に、情報を保存する保存用メモリ(例えば、保存用メモリ107によって実現される)と、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、リングバッファに記憶する状況情報の退避を依頼する旨の退避依頼情報(例えば、画像記録依頼)を送信する退避依頼手段(例えば、画像記録依頼手段108によって実現される)と、当該情報記録装置以外の情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、リングバッファから状況情報を抽出し、抽出した状況情報を異常状況情報として保存用メモリに記憶させる情報退避手段(例えば、画像退避手段106によって実現される)とを含むことを特徴とする情報記録システムを提供する。
前記情報記録システムにおいて、情報記録装置は、異常事態の発生を検出する異常検出手段(例えば、事故判定手段105によって実現される)を含み、退避依頼手段は、異常検出手段が異常事態の発生を検出すると、当該情報記録装置以外の情報記録装置に退避依頼情報を送信するものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報記録装置は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報(例えば、画像提供依頼)を送信する提供依頼手段(例えば、画像記録依頼手段108によって実現される)と、当該情報記録装置以外の情報記録装置から提供依頼情報を受信すると、保存用メモリから異常状況情報を抽出する提供情報抽出手段(例えば、画像データ提供手段112によって実現される)と、提供情報抽出手段が抽出した異常状況情報を、提供依頼情報を受信した情報記録装置に送信する提供情報送信手段(例えば、通信手段109によって実現される)とを含むものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報記録装置は、異常事態を特定するための異常特定ID(例えば、事故セッションID)を生成する異常特定ID生成手段(例えば、画像記録依頼手段108によって実現される)を含み、退避依頼手段は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、異常特定ID生成手段が生成した異常特定IDを含む退避依頼情報を送信し、情報退避手段は、当該情報記録装置以外の情報記録装置から受信した退避依頼情報に含まれる異常特定IDに対応付けて、異常状況情報を保存用メモリに記憶させ、提供依頼手段は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、異常特定IDを含む提供依頼情報を送信し、提供情報抽出手段は、当該情報記録装置以外の情報記録装置から受信した提供依頼情報に含まれる異常特定IDに対応する異常状況情報を、保存用メモリから抽出するものであってもよい。
また、情報記録システムは、情報収集サーバ(例えば、事故情報収集サーバ20によって実現される)を備え、情報記録装置は、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報(例えば、画像収集依頼)を情報収集サーバから受信すると、保存用メモリから異常状況情報を抽出する提供情報抽出手段(例えば、画像データ提供手段112によって実現される)と、提供情報抽出手段が抽出した異常状況情報を、通信ネットワークを介して情報収集サーバに送信する提供情報送信手段(例えば、通信手段109によって実現される)とを含み、情報収集サーバは、情報を蓄積する情報蓄積手段(例えば、画像データベース204によって実現される)と、情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報をいずれかの情報記録装置から受信すると、通信ネットワークを介して各情報記録装置に提供依頼情報(例えば、画像提供依頼)を送信するサーバ側提供依頼手段(例えば、画像提供依頼送信手段202によって実現される)と、各情報記録装置から受信した異常状況情報を情報蓄積手段に記憶させる情報登録手段(例えば、提供画像受信手段203によって実現される)とを含むものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報記録装置は、異常事態を特定するための異常特定ID(例えば、事故セッションID)を生成する異常特定ID生成手段(例えば、画像記録依頼手段108によって実現される)を含み、退避依頼手段は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、異常特定ID生成手段が生成した異常特定IDを含む退避依頼情報を送信し、情報退避手段は、当該情報記録装置以外の情報記録装置から受信した退避依頼情報に含まれる異常特定IDに対応付けて、異常状況情報を保存用メモリに記憶させ、サーバ側提供依頼手段は、各情報記録装置に、異常特定IDを含む提供依頼情報を送信し、提供情報抽出手段は、情報収集サーバから受信した提供依頼情報に含まれる異常特定IDに対応する異常状況情報を、保存用メモリから抽出するものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報記録装置は、提供依頼情報を情報収集サーバから受信すると、情報の提供を許可するか否かを判定する提供許否判定手段(例えば、提供許可手段116によって実現される)を含み、提供情報抽出手段は、提供許否手段が情報の提供を許可すると判定すると、保存用メモリから異常状況情報を抽出するものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報記録装置は、ユーザ名を匿名化する匿名化手段(例えば、匿名化手段115によって実現される)を含み、提供情報送信手段は、匿名化手段によって匿名化された状態で、提供情報抽出手段が抽出した異常状況情報を、通信ネットワークを介して情報収集サーバに送信するものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報収集サーバは、異常状況情報を提供した情報記録装置のユーザに対する通信料の返還額を示す返還額情報(例えば、インセンティブ情報)を求める返還額算出手段(例えば、インセンティブ情報計算手段207によって実現される)と、返還額算出手段が求めた返還額情報を、通信ネットワークを介して、異常状況情報を提供した情報記録装置に送信する返還額情報送信手段(例えば、インセンティブ情報送信手段208によって実現される)とを含むものであってもよい。
また、情報記録システムは、情報記録装置間の通信を中継する中継局(例えば、中継局30によって実現される)を備え、情報記録装置は、異常事態が発生した位置を示す異常位置情報(例えば、事故発生位置情報)を生成する異常位置生成手段(例えば、位置情報算出手段117によって実現される)と、中継局から受信した異常位置情報に基づいて、当該情報記録装置が異常事態の発生位置から所定距離以内に存在するか否かを判定する異常位置判定手段(例えば、画像退避手段106Cによって実現される)とを含み、退避依頼手段は、退避依頼情報とともに、異常位置生成手段が生成した異常位置情報を中継局に送信し、中継局は、いずれかの情報記録装置から受信した退避依頼情報及び異常位置情報を、各情報記録装置に送信する退避依頼転送手段(例えば、中継局30の制御部及び通信部によって実現される)を含み、情報退避手段は、異常位置判定手段が当該情報記録装置が異常事態の発生位置から所定距離以内に存在すると判定すると、リングバッファから状況情報を抽出し、抽出した状況情報を異常状況情報として保存用メモリに記憶させるものであってもよい。
また、情報記録システムにおいて、情報記録装置は、車両(例えば、自動車やオートバイ、電車)に搭載され、リングバッファは、車両の周囲の画像を状況情報として繰り返し記憶し、退避依頼手段は、当該車両の事故を検出すると、当該車両以外の車両が搭載する情報記録装置に退避依頼情報を送信し、情報退避手段は、当該車両以外の車両が搭載する情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、リングバッファから画像を抽出し、抽出した画像を事故発生時の画像として保存用メモリに記憶させるものであってもよい。
本発明は、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を記録する情報記録装置であって、当該情報記録装置の周囲の状況を示す状況情報を繰り返し記憶するリングバッファと、リングバッファとは別に、情報を保存する保存用メモリと、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、リングバッファに記憶する状況情報の退避を依頼する旨の退避依頼情報を送信する退避依頼手段と、当該情報記録装置以外の情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、リングバッファから状況情報を抽出し、抽出した状況情報を異常状況情報として保存用メモリに記憶させる情報退避手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置を提供する。
本発明は、情報を繰り返し記憶するリングバッファとは別に情報を保存する保存用メモリを備えた情報記録装置から、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を収集する情報収集サーバであって、情報を蓄積する情報蓄積手段(例えば、画像データベース204によって実現される)と、情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して、いずれかの情報記録装置から受信する収集依頼受信手段(例えば、収集依頼受信手段201によって実現される)と、収集依頼受信手段が収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して各情報記録装置に送信するサーバ側提供依頼手段(例えば、画像提供依頼送信手段202によって実現される)と、各情報記録装置から受信した異常状況情報を情報蓄積手段に記憶させる情報登録手段(例えば、提供画像受信手段203によって実現される)とを備えたことを特徴とする情報収集サーバを提供する。
本発明は、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を記録する情報記録方法であって、第1の情報記録装置(例えば、事故車のドライブレコーダ10)が、当該第1の情報記録装置の周囲の状況を示す状況情報をリングバッファに繰り返し記憶するステップと、第1の情報記録装置が、第2の情報記録装置(例えば、対象車のドライブレコーダ10)に、リングバッファに記憶する状況情報の退避を依頼する旨の退避依頼情報を送信するステップと、第2の情報記録装置が、第1の情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、リングバッファから状況情報を抽出するステップと、第2の情報記録装置が、リングバッファから抽出した状況情報を、異常状況情報として、リングバッファとは別に情報を保存する保存用メモリに記憶させるステップとを含むことを特徴とする情報記録方法を提供する。
また、情報記録方法は、第1の情報記録装置が、情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して情報収集サーバに送信するステップと、情報収集サーバが、第1の情報記録装置から収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して第2の情報記録装置に送信するステップと、第2の情報記録装置が、情報収集サーバから提供依頼情報を受信すると、保存用メモリから異常状況情報を抽出するステップと、第2の情報記録装置が、保存用メモリから抽出した異常状況情報を、通信ネットワークを介して情報収集サーバに送信するステップと、情報収集サーバが、第2の情報記録装置から受信した異常状況情報をデータベースに記憶させるステップとを含むものであってもよい。
本発明は、情報を繰り返し記憶するリングバッファとは別に情報を保存する保存用メモリを備えた情報記録装置から、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を収集するための情報収集プログラムであって、情報を蓄積する情報蓄積手段を備えたコンピュータに、情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して、いずれかの情報記録装置から受信する処理と、収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して各情報記録装置に送信する処理と、各情報記録装置から受信した異常状況情報を情報蓄積手段に記憶させる処理とを実行させる情報収集プログラムを提供する。
本発明によれば、情報記録装置は、他の情報記録装置からの退避依頼情報に基づいて、リングバッファから抽出した状況情報を異常状況情報として保存用メモリに退避する。そのため、異常事態の発生時に、情報記録装置自身が取得した情報だけでなく、異常事態が発生した現場の周辺にいた他の情報記録装置が取得した情報も記録することができる。従って、異常事態発生時に、異常事態の発生場所で得られた状況情報だけでなく、異常事態の発生現場の周辺で得られた情報も記録することができる。
また、本発明において、情報収集サーバが各情報記録装置から異常事態の発生時の情報を収集し蓄積するように構成すれば、情報記録装置間で通信を行って情報収集を行う場合と比較して、情報記録装置にかかるコストを低減することができる。
また、本発明において、情報記録装置が情報提供の許否を判定する情報拒否判定手段を備えるように構成すれば、ユーザが周囲に自分の位置を特定されたくない場合に、情報の提供を拒否することができる。
また、本発明において、情報記録装置がユーザ名を匿名化する匿名化手段を備えるように構成すれば、ユーザが周囲に自分の位置を特定されたくない場合に、ユーザ名を匿名化して情報を提供することができる。
は、情報記録システムの概念を示す説明図である。 は、P2P型の通信方法を用いた情報記録システムの例を示す説明図である。 は、車両が搭載するドライブレコーダの構成の一例を示すブロック図である。 は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の一例を示す流れ図である。 は、2つの保存用メモリを備える場合のドライブレコーダの構成の一例を示すブロック図である。 は、通信ネットワークを介して通信を行う場合の情報記録システムの例を示す説明図である。 は、事故情報収集サーバの構成の一例を示すブロック図である。 は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の他の例を示す流れ図である。 は、車両が搭載するドライブレコーダの他の構成例を示すブロック図である。 は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の更に他の例を示す流れ図である。 は、2つの保存用メモリを備える場合のドライブレコーダの他の構成例を示すブロック図である。 は、事故情報収集サーバの他の構成例を示すブロック図である。 は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の更に他の例を示す流れ図である。 は、中継局を介して通信を行う場合の情報記録システムの例を示す説明図である。 は、車両が搭載するドライブレコーダの更に他の構成例を示すブロック図である。 は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の更に他の例を示す流れ図である。 は、2つの保存用メモリを備える場合のドライブレコーダの更に他の構成例を示すブロック図である。
第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、本発明による情報記録システムの概念を説明する。図1は、情報記録システムの概念を示す説明図である。情報記録システムにおいて、各車両(例えば、自動車やオートバイ、電車)11a〜11eは、ドライブレコーダを搭載し、周囲(例えば、車両に対して前方や後方)の画像を繰り返し撮影している。事故が発生すると、事故を起こした車両11a,11bのドライブレコーダは、事故による衝撃を検出して、事故発生時の前後数秒間の映像を保存用メモリに記録する。
また、事故を起こした車両11a,11bのドライブレコーダは、事故による衝撃を検出すると、周辺の車両11c〜11eに対して、映像の保存要求を送信する。周辺の車両11c〜11eが搭載するドライブレコーダは、映像の保存要求を受信すると、保存要求受信時の前後数秒間の映像を保存用メモリに退避(記録)する。また、映像の退避後、周辺の車両11c〜11eが搭載するドライブレコーダは、要求に応じて、退避した映像を、事故を起こした車両11a,11bに提供(送信)する。
また、情報記録システムは、サーバを備えてもよい。この場合、周辺の車両11c〜11eが搭載するドライブレコーダは、退避した映像を、通信ネットワークを介してサーバに送信する。そして、サーバは、各車両から収集した事故発生時の映像を蓄積する。
また、各車両11a〜11eが搭載するドライブレコーダは、例えば、P2P型の通信(例えば、車−車間通信)を行うことによって、映像の保存/提供の要求やデータ配信を行う。また、各車両11a〜11eが搭載するドライブレコーダとサーバとは、例えば、通信ネットワーク(例えば、インターネットや、トヨタ自動車株式会社が提供するG−Bookサービスを利用したネットワーク)を介して、映像の保存/提供の要求やデータ配信を行う。
また、車両が撮影した映像に限らず、例えば、電柱や商店街(例えば、店舗)、踏切に設置された監視カメラが撮影した映像を記録できるようにしてもよい。また、例えば、人が携帯するデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機、防犯用端末を用いた映像や情報を記録できるようにしてもよい。
まず、車−車間通信等のP2P型の通信方法を用いて情報記録システムを実現する場合を説明する。図2は、P2P型の通信方法を用いた情報記録システムの例を示す説明図である。本実施の形態では、情報記録システムは、車両11が搭載するドライブレコーダを複数含む。すなわち、情報記録システムは、車両毎に、ドライブレコーダを含む。そして、各車両11が搭載するドライブレコーダは、車−車間通信を行い、相互に通信を行う。
なお、本実施の形態では、情報記録装置としてドライブレコーダを用いる場合を説明するが、情報記録システムは、事故発生時の音声や走行データを記録する記録装置を情報記録装置として含んでもよい。
図3は、車両11が搭載するドライブレコーダの構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、ドライブレコーダ10は、カメラ101、画像記録手段102、リングバッファ103、衝撃センサ104、事故判定手段105、画像退避手段106、保存用メモリ107、画像記録依頼手段108、通信手段109、画像データ取得手段110、受信データストレージ111及び画像データ提供手段112を含む。
カメラ101は、車両の前方や後方や周囲を撮影可能な位置に設置され、車両の走行中に映像を撮影する機能を備える。なお、ドライブレコーダ10は、マイクロフォン等の音声入力装置を備え、車両の走行中に繰り返し音声を入力してもよい。
画像記録手段102は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10の制御部によって実現される。画像記録手段102は、車両の走行中に、カメラ101が繰り返し撮影する画像(本例では、映像)を、リングバッファ103に記憶させる機能を備える。この場合、画像記録手段102は、画像をリングバッファ103に上書き保存させることによって、カメラ101からの画像を繰り返し記憶させる。
リングバッファ103は、画像記録手段102の指示に従って、カメラ101が撮影する画像を記憶する。なお、リングバッファ103は、カメラ101が撮影する画像を繰り返し上書きしながら保存する。そのため、リングバッファ103に保存された画像は、所定時間が経過すると、上書きされることによって消滅することになる。
衝撃センサ104は、事故による衝撃を検出して検出信号を出力する機能を備える。なお、ドライブレコーダ10は、運転手の生体情報(心拍数や体温)を検出するセンサを備えてもよい。また、ドライブレコーダ10は、事故発生時等に運転手が押下するための操作ボタンを備えてもよい。また、ドライブレコーダ10は、GPSによる位置情報や運転手の生体情報をプローブ情報として取得(検出)するセンサを備えてもよい。
事故判定手段105は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10の制御部によって実現される。事故判定手段105は、衝撃センサ104からの検出信号に基づいて、事故が発生したか否かを判定する機能を備える。また、事故判定手段105は、事故が発生したと判定すると、画像退避手段106に画像の退避を指示する機能を備える。なお、ドライブレコーダ10が生体情報を検出するセンサを備える場合、事故判定手段105は、生体情報の変化を検出したことに基づいて、画像退避手段106に画像の退避を指示してもよい。また、事故判定手段105は、事故が発生したと判定したことに基づいて、画像記録依頼の送信を画像記録依頼手段108に指示する機能を備える。
画像退避手段106は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10の制御部によって実現される。画像退避手段106は、事故判定手段105からの画像退避の指示に従って、リングバッファ103が保存する画像のうち、事故発生時の前後数秒間の画像を抽出する機能を備える。この場合、例えば、画像退避手段106は、画像退避の指示を受けると、画像退避の指示を受ける前の所定時間(例えば、数秒間)分、及び画像退避の指示を受けた後の所定時間(例えば、数秒間)分の画像を、リングバッファ103から抽出する。
また、画像退避手段106は、通信手段109を用いて、他の車両が搭載するドライブレコーダから画像記録依頼を受信する機能を備える。また、画像退避手段106は、受信した画像記録依頼に基づいて、リングバッファ103が保存する画像のうち、事故発生時の前後数秒間の画像を抽出する機能を備える。この場合、例えば、画像退避手段106は、画像記録依頼を受信すると、画像記録依頼を受信する前の所定時間(例えば、数秒間)分、及び画像記録依頼を受信した後の所定時間(例えば、数秒間)分の画像を、リングバッファ103から抽出する。
また、画像退避手段106は、抽出した画像を保存用メモリ107に記憶させる機能を備える。なお、本実施の形態では、リングバッファ103から抽出した画像を保存用メモリ107に保存させることを、画像を退避するとも表現する。
保存用メモリ107は、具体的には、フラッシュメモリ等の記憶装置によって実現される。保存用メモリ107は、画像退避手段106の指示に従って、退避対象となった画像を保存する。
画像記録依頼手段108は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10の制御部によって実現される。画像記録依頼手段108は、事故判定手段105の指示に従って、通信手段109を用いて、画像の記録を依頼する旨の画像記録依頼を、他の車両が搭載するドライブレコーダに送信する機能を備える。また、画像記録依頼手段108は、通信手段109を用いて、記録した画像の提供を依頼する旨の画像提供依頼を、他の車両が搭載するドライブレコーダに送信する機能を備える。
通信手段109は、具体的には、無線信号を送受信するアンテナ、及びデコーダを含む送受信部によって実現される。通信手段109は、他の車両が搭載するドライブレコーダと各種情報を無線信号として送受信する機能を備える。
画像データ取得手段110は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10の制御部によって実現される。画像データ取得手段110は、通信手段109を用いて、他の車両が搭載するドライブレコーダから画像を受信する機能を備える。また、画像データ取得手段110は、受信した画像を受信データストレージ111に記憶させる機能を備える。
受信データストレージ111は、具体的には、メモリ等の記憶装置によって実現される。受信データストレージ111は、他の車両が搭載するドライブレコーダから受信した画像を記憶する。なお、保存用メモリ107と受信データストレージ111とは、共通の記憶装置を用いて実現されてもよい。
画像データ提供手段112は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10の制御部によって実現される。画像データ提供手段112は、通信手段109を用いて、他の車両が搭載するドライブレコーダから画像提供依頼を受信する機能を備える。また、画像データ提供手段112は、画像提供依頼を受信すると、保存用メモリ107に退避した画像を抽出する機能を備える。また、画像データ提供手段112は、通信手段109を用いて、画像の提供を要求された車両のドライブレコーダに、抽出した画像を送信する機能を備える。
次に、動作について説明する。図4は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の一例を示す流れ図である。車両同士の衝突等の事故が発生すると、事故を起こした車両(以下、事故車ともいう)が搭載するドライブレコーダ10の事故判定手段105は、衝撃センサ104の検出信号に基づいて、事故の発生を検出する(ステップS101)。すると、画像退避手段106は、事故判定手段105からの指示に従って、リングバッファ103から画像を抽出し、保存用メモリ107に退避する。
また、画像記録依頼手段108は、事故判定手段105からの指示に従って、他車両のドライブレコーダに画像記録依頼を送信する(ステップS102)。この場合、画像記録依頼手段108は、他車両のドライブレコーダに画像記録依頼を直接送信するのでなく、1つ又は複数の車両のドライブレコーダを中継して送信してもよい。すなわち、画像記録依頼手段108は、マルチホップ通信方式と呼ばれる通信方式を用いて、他車両のドライブレコーダに画像記録依頼を送信してもよい。
また、ステップS102において、画像記録依頼手段108は、事故車が起こした事故を特定するためのID(以下、事故セッションIDという)を生成し、生成した事故セッションIDを含む画像記録依頼を無線信号として送信する。なお、画像記録依頼手段108は、画像記録依頼を送信するとともに、保険会社が運営するサーバや端末に、自車両が事故を起こした旨を通報するための通知情報を、通信ネットワークを介して送信するようにしてもよい。
事故車の周囲(例えば、事故車の前後)を走行し事故現場を撮影した車両(以下、対象車ともいう)は、一般に事故車から無線信号を受信可能な距離の場所を走行している。従って、対象車のドライブレコーダ10は、事故車のドライブレコーダ10から画像記録依頼を受信する。一方、事故車から離れた場所を走行し事故現場を撮影していない車両(以下、非対象車ともいう)は、一般に事故車から電波が届かない。従って、図4に示すように、非対象車のドライブレコーダ10は、事故車のドライブレコーダ10から画像記録依頼を受信できない。
対象車のドライブレコーダ10の画像退避手段106は、事故車のドライブレコーダ10から、画像記録依頼を受信する。すると、画像退避手段106は、受信した画像記録依頼に基づいて、リングバッファ103から画像を抽出し、保存用メモリ107に退避する(ステップS103)。この場合、画像退避手段106は、画像記録依頼に含まれる事故セッションIDに対応付けて、画像を保存用メモリ107に記憶させる。なお、GPSによる位置情報や生体情報を含むプローブ情報を取得するセンサを備える場合、画像退避手段106は、画像に加えてプローブ情報を保存用メモリ107に退避させてもよい。
以上のように、ステップS101〜S103の処理が実行されることによって、事故車のドライブレコーダ10に事故発生時の画像が保存されるとともに、事故現場の周辺を走行していた対象車のドライブレコーダ10に事故発生時の画像が保存される。
また、事故車の画像記録依頼手段108は、他車両のドライブレコーダに画像提供依頼を送信する(ステップS104)。この場合、画像記録依頼手段108は、他車両のドライブレコーダに画像提供依頼を直接送信するのでなく、1つ又は複数の車両のドライブレコーダを中継して送信してもよい。すなわち、画像記録依頼手段108は、マルチホップ通信方式と呼ばれる通信方式を用いて、他車両のドライブレコーダに画像提供依頼を送信してもよい。
また、ステップS104において、画像記録依頼手段108は、事故セッションIDを含む画像提供依頼を無線信号として送信する。この場合、対象車は一般に事故者から無線信号を受信可能な距離の場所を走行しており、対象車のドライブレコーダ10は、事故車のドライブレコーダ10から画像提供依頼を受信する。一方、非対象車は事故車から電波が届かず、図4に示すように、非対象車のドライブレコーダ10は、事故車のドライブレコーダ10から画像提供依頼を受信できない。
対象車のドライブレコーダ10の画像データ提供手段112は、受信した画像提供依頼に基づいて認証処理を実行する(ステップS105)。この場合、画像データ提供手段112は、保存用メモリ107が記憶する事故セッションIDのうち、受信した画像提供依頼に含まれる事故セッションIDと合致するIDがあるか否かを判断する。合致する事故セッションIDがあると判断すると、画像データ提供手段112は、事故車のドライブレコーダ10に対して画像を提供できると判定する。また、合致する事故セッションIDがないと判断すると、画像データ提供手段112は、事故車のドライブレコーダ10に対して画像を提供できないと判定する。
事故車のドライブレコーダ10に対して画像を提供できると判定すると、画像データ提供手段112は、保存用メモリ107から画像を抽出する。この場合、画像データ提供手段112は、保存用メモリ107が記憶する画像のうち、画像提供依頼に含まれる事故セッションIDに対応する画像を抽出する。また、画像データ提供手段112は、抽出した画像を、事故車のドライブレコーダ10に無線信号として送信する(ステップS106)。この場合、画像データ提供手段112は、画像を提供した車両のユーザを特定可能なユーザID(例えば、アドレス情報)を、画像とともに送信してもよい。
また、ステップS106において、対象車の画像データ提供手段112は、事故車のドライブレコーダに画像を直接送信するのでなく、1つ又は複数の車両のドライブレコーダを中継して送信してもよい。すなわち、画像データ提供手段112は、マルチホップ通信方式と呼ばれる通信方式を用いて、事故車のドライブレコーダに画像を送信してもよい。
事故車のドライブレコーダ10の画像データ取得手段110は、対象車のドライブレコーダ10から無線信号として画像を受信する。そして、画像データ取得手段110は、受信した画像を受信データストレージ111に記憶させる(ステップS107)。
なお、保存用メモリ107及び受信データストレージ111に記憶された事故発生時の画像は、後日、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関に提出されることになる。この場合、例えば、ドライブレコーダ10は、保存用メモリ107や受信データストレージ111に記憶する画像を、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営するサーバや端末に、通信ネットワークを介して送信する。また、例えば、ユーザは、事故発生時の画像を記録したドライブレコーダ(記憶手段)10を取り外して、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関に直接提出してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、事故車のドライブレコーダ10は、事故の発生を検出すると、事故発生時の前後所定時間分の画像を保存用メモリ107に退避する。また、事故車のドライブレコーダ10は、対象車のドライブレコーダ10に対して画像記録依頼を送信する。そして、対象車のドライブレコーダ10は、画像記録依頼を受信すると、事故発生時の前後所定時間分の画像を保存用メモリ107に退避する。そのため、事故発生時に、事故車のドライブレコーダ10が撮影した画像だけでなく、事故現場の周辺にいた対象車のドライブレコーダ10が撮影した画像も記録することができる。従って、異常事態発生時に、異常事態の発生場所で得られた状況情報だけでなく、異常事態の発生現場の周辺で得られた情報も記録することができる。
また、本実施の形態によれば、保存命令を受けたドライブレコーダ10は、リングバッファ103が記憶する画像(動画像)やプローブ情報を、上書きを行わない保存用メモリ107に退避させる。そのため、事故発生時の画像が上書きによって消えてしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、ドライブレコーダ10は、外部からの画像記録依頼に基づいて画像を保存する手段を備える。そのため、自車両が衝撃を検出しなくても、自車両の周辺(例えば、前方)の事故現場の映像を記録することができる。具体的には、ドライブレコーダ10は、緊急の依頼信号(画像記録依頼)を電波で受信可能な手段(アンテナ及びデコード手段)を含み、特定の依頼信号を受信すると、上書きを行わない保存用メモリ107に画像を退避させる。なお、ドライブレコーダ10は、運転手に画像を退避した旨を通知するための出力手段(例えば、LED等の表示器)や、画像の保存の許否を入力するための入力手段(例えば、操作ボタン)を備えてもよい。
また、本実施の形態では、ドライブレコーダ10が情報退避用の保存用メモリ107を1つ備える場合を説明したが、ドライブレコーダ10は、複数の保存用メモリを備えてもよい。図5は、2つの保存用メモリを備える場合のドライブレコーダの構成の一例を示すブロック図である。この場合、例えば、画像退避手段106は、他車両から画像記録要求を受信したことに基づいて、リングバッファ103から抽出した画像を第1の保存用メモリ107Aに保存する。その後、画像退避手段106は、事故判定手段105が事故の発生を検出すると、リングバッファ103から抽出した画像を第2の保存用メモリ107Bに保存する。そのように構成することによって、他車両の事故現場の画像を保存した後に、自車両が事故を起こしてしまった場合であっても、他車両の事故現場の画像に加えて、自車両の事故現場の画像も保存することができる。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して説明する。第1の実施の形態では、対象車が撮影した画像を事故車のドライブレコーダが収集して保存する場合を説明したが、ネットワーク上のサーバが収集するようにしてもよい。本実施の形態では、ネットワーク上のサーバが、事故車のドライブレコーダからの依頼に応じて、各車両から事故発生時の画像を収集し蓄積する場合を説明する。
図6は、通信ネットワークを介して通信を行う場合の情報記録システムの例を示す説明図である。本実施の形態では、情報記録システムは、第1の実施の形態と同様に、車両11が搭載するドライブレコーダを複数含む。すなわち、情報記録システムは、車両毎に、ドライブレコーダを含む。また、図6に示すように、情報記録システムは、事故情報収集サーバ20を含む。そして、各車両11が搭載するドライブレコーダと、事故情報収集サーバ20とは、通信ネットワーク100を介して通信を行う。
なお、各ドライブレコーダと事故情報収集サーバ20とは、インターネットやG−Bookサービスを利用したネットワークを含む通信ネットワーク100を介して通信を行う。また、本実施の形態では、各ドライブレコーダ間で通信を行う場合、第1の実施の形態と同様に車−車間通信を行う。
事故情報収集サーバ20は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって実現される。図7は、事故情報収集サーバの構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、事故情報収集サーバ20は、収集依頼受信手段201、画像提供依頼送信手段202、提供画像受信手段203、画像データベース204、画像抽出手段205及び画像配信手段206を含む。
収集依頼受信手段201は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される。収集依頼受信手段201は、事故発生時の画像の収集を依頼する旨の画像収集依頼を、通信ネットワーク100を介して、事故車のドライブレコーダ10から受信する機能を備える。
画像提供依頼送信手段202は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される。画像提供依頼送信手段202は、収集依頼受信手段201が画像収集依頼を受信したことに基づいて、通信ネットワーク100を介して、各車両のドライブレコーダ10に画像提供依頼を送信する機能を備える。
提供画像受信手段203は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される。提供画像受信手段203は、事故発生時の画像を、通信ネットワーク100を介して、対象車のドライブレコーダ10から受信する機能を備える。また、提供画像受信手段203は、受信した画像を画像データベース204に記憶させる機能を備える。
画像データベース204は、具体的には、磁気ディスク装置や光ディスク装置等のデータベース装置によって実現される。画像データベース204は、各車両が撮影した事故発生時の画像を蓄積する。この場合、画像データベース204は、事故発生時の画像を、事故セッションID、及び画像を提供した車両のユーザのユーザIDに対応付けて記憶する。
画像抽出手段205は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUによって実現される。画像抽出手段205は、画像配信手段206が受信した画像配信要求に応じて、画像データベース204から画像を抽出する機能を備える。
画像配信手段206は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される。画像の配信を要求する旨の画像配信要求を、通信ネットワーク100を介して受信する機能を備える。本実施の形態では、画像配信手段206は、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営する端末から、通信ネットワーク100を介して画像配信要求を受信する。また、画像配信手段206は、画像抽出手段205が抽出した画像を、通信ネットワーク100を介して送信する機能を備える。本実施の形態では、画像配信手段206は、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営する端末に、通信ネットワーク100を介して画像を送信する。
なお、本実施の形態において、ドライブレコーダ10の基本的な機能は、第1の実施の形態で示したドライブレコーダ10の機能と同様である。ただし、本実施の形態では、ドライブレコーダ10の通信手段109は、事故情報収集サーバ20との通信を行う場合、通信ネットワーク100を介して各種情報を送受信する。また、画像記録依頼手段108は、画像提供依頼に代えて、画像収集依頼を、通信ネットワーク100を介して事故情報収集サーバ20に送信する。
また、本実施の形態において、事故情報収集サーバ20の記憶装置は、事故発生時の画像を収集するための各種プログラムを記憶している。例えば、事故情報収集サーバ20の記憶装置は、コンピュータに、情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して、いずれかの情報記録装置から受信する処理と、収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して各情報記録装置に送信する処理と、各情報記録装置から受信した異常状況情報を情報蓄積手段に記憶させる処理とを実行させるための情報収集プログラムを記憶している。
次に、動作について説明する。図8は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の他の例を示す流れ図である。本実施の形態において、ステップS201〜S203までの処理は、第1の実施の形態で示したステップS101〜S103までの処理と同様である。
事故車の画像記録依頼手段108は、事故発生時の画像の収集を依頼する旨の画像収集依頼を、通信ネットワーク100を介して事故情報収集サーバ20に送信する(ステップS204)。この場合、画像記録依頼手段108は、事故セッションIDを含む画像収集依頼を事故情報収集サーバ20に送信する。
なお、画像収集依頼を送信するタイミングは、事故発生直後でなくてもよく後日であってもよい。また、事故車のドライブレコーダ10から情報送信できない場合、事故車のドライブレコーダ10以外の端末から情報収集依頼を送信するようにしてもよい。また、事故判定ID(例えば、事故セッションID)を取り出せて、取り出したIDに基づいて袖手依頼可能であれば、通信ネットワーク100を介することなく、情報収集依頼を行うものであってもよい。
事故情報収集サーバ20の収集依頼受信手段201は、事故車のドライブレコーダ10から、通信ネットワーク100を介して画像収集依頼を受信する。すると、画像提供依頼送信手段202は、各車両のドライブレコーダ10に、通信ネットワーク100を介して画像提供依頼を送信する(ステップS205)。この場合、収集依頼受信手段201は、事故セッションIDを含む画像提供依頼を各ドライブレコーダ10に送信する。
各車両のドライブレコーダ10の画像データ提供手段112は、受信した画像提供依頼に基づいて認証処理を実行する(ステップS206、S207)。この場合、画像データ提供手段112は、保存用メモリ107が記憶する事故セッションIDのうち、受信した画像提供依頼に含まれる事故セッションIDと合致するIDがあるか否かを判断する。非対象車の画像データ提供手段112は、ステップS206において、合致する事故セッションIDがないと判断するので、事故発生時の画像を提供できないと判定し、そのまま処理を終了する。また、対象車の画像データ提供手段112は、ステップS207において、合致する事故セッションIDがあると判断するので、事故発生時の画像を提供できると判定する。
対象車の画像データ提供手段112は、保存用メモリ107が記憶する画像のうち、画像提供依頼に含まれる事故セッションIDに対応する画像を抽出する。また、画像データ提供手段112は、抽出した画像を、通信ネットワーク100を介して事故情報収集サーバ20に送信する(ステップS208)。この場合、画像データ提供手段112は、画像とともに事故セッションID及びユーザIDを、事故情報収集サーバ20に送信する。
なお、ステップS205〜S208において、事故車のドライブレコーダ10も、事故セッションIDに基づいて認証処理を実行し、保存用メモリ107から画像を抽出して事故情報収集サーバ20に送信するようにしてもよい。
事故情報収集サーバ20の提供画像受信手段203は、対象車のドライブレコーダ10から、通信ネットワーク100を介して画像を受信する。そして、提供画像受信手段203は、受信した画像を画像データベース204に記憶させる。この場合、提供画像受信手段203は、画像とともに受信した事故セッションIDに対応付けて、画像を画像データベース204に記憶させる。
なお、事故情報収集サーバ20だけでなく、事故車のドライブレコーダ10も、対象車のドライブレコーダ10から画像を取得できるようにしてもよい。この場合、事故車のドライブレコーダ10は、第1の実施の形態で示したステップS104と同様の処理に従って、対象車のドライブレコーダ10に画像提供依頼を送信する。そして、事故車のドライブレコーダ10は、第1の実施の形態で示したステップS107と同様の処理に従って、対象車のドライブレコーダ10から受信した画像を受信データストレージ111に保存する。
以上のように、ステップS204〜S208の処理を実行することによって、事故情報収集サーバ20は、対象車のドライブレコーダ10から、事故発生時の画像を収集し画像データベース204に蓄積する。
また、事故情報収集サーバ20は、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関からの要求に応じて、画像データベース204に蓄積する画像を配信する。この場合、事故情報収集サーバ20の画像配信手段206は、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営するサーバや端末から、通信ネットワーク100を介して画像配信要求を受信する。例えば、画像配信手段206は、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営するサーバや端末から、事故セッションIDを含む画像配信要求を受信する。
画像抽出手段205は、受信した画像配信要求に基づいて、画像データベース204から画像を抽出する。この場合、例えば、画像抽出手段205は、画像配信要求に含まれる事故セッションIDに対応する画像を画像データベース204から抽出する。そして、画像配信手段206は、画像抽出手段205が抽出した画像を、通信ネットワーク100を介して、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営するサーバや端末に送信する。
なお、画像抽出手段205は、画像データベース204が抽出した画像に対して所定の加工を行ってもよい。そして、画像配信手段206は、画像抽出手段205が加工した画像を、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営するサーバや端末に送信してもよい。例えば、画像抽出手段205は、画像データベース204から事故発生時の複数の画像を抽出し、抽出した複数の画像を用いて3次元の画像データを生成してもよい。また、例えば、画像抽出手段205は、抽出した画像の画質が良くない場合に、抽出した画像を高画質化する処理を施してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、事故情報収集サーバ20は、各車両が搭載するドライブレコーダ10から、事故発生時の画像を収集し蓄積する。そのため、P2P型の通信のみを行って情報収集を行う場合と比較して、ドライブレコーダ10にかかるコストを低減することができる。例えば、第1の実施の形態で示したように、各車両が車−車間通信等のP2P型の通信方法を用いて通信を行うとすると、ドライブレコーダ10は、保存用メモリ107とは別に、他の車両から収集した画像を保存するための受信データストレージ111を備えなければならない。また、車−車間通信を行うために必要な電力が大きい。そのため、受信データストレージ111や電力消費にコストがかかる。本実施の形態では、事故車のドライブレコーダ10に代わって、事故情報収集サーバ20が事故発生時の画像を収集するので、ドライブレコーダ10のコストを低減することができる。
また、P2P型の通信のみを行って情報収集を行う場合、事故発生時に事故現場周辺にいた対象車であっても、情報収集時に事故現場から電波が届かない場所に移動してしまい、事故発生時の画像を収集できなくなってしまう虞がある。本実施の形態では、事故車のドライブレコーダ10に代わって、事故情報収集サーバ20が事故発生時の画像を収集するので、事故発生時の画像を収集できなくなってしまう事態を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、事故車のドライブレコーダ10に代わって、事故情報収集サーバ20が事故発生時の画像を収集するので、事故の加害者が故意に記録デバイスを破壊したり紛失させたりすることによって、事故発生時の画像を収集できなくなってしまう事態を防止できる。
また、本実施の形態によれば、通信ネットワーク100に接続された事故情報収集サーバ20に対して、様々な端末から情報をアップロードできる。そのため、ドライブレコーダ10に限らず、商店街や交差点に設置された監視カメラや、個人が携帯する携帯電話機等の端末からであっても、事故情報収集サーバ20に情報をアップロードすることができる。
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、ネットワーク上のサーバが、事故車のドライブレコーダからの依頼に応じて、各車両から事故発生時の画像を収集し蓄積する場合を説明する。
図9は、車両11が搭載するドライブレコーダの他の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、図9に示すように、ドライブレコーダ10Aが、第1の実施の形態で示したドライブレコーダ10の構成要素のうち、画像データ取得手段110及び受信データストレージ111を含まない点で、第1の実施の形態と異なる。また、ドライブレコーダ10Aが、第1の実施の形態で示したドライブレコーダ10の構成要素に加えて、入力手段113、表示手段114、匿名化手段115及び提供許可手段116を含む点で、第1の実施の形態と異なる。
また、本実施の形態では、ドライブレコーダ10Aの構成要素のうち、画像データ提供手段112の機能が、第1の実施の形態で示した画像データ提供手段112の機能と異なる。なお、本実施の形態において、事故情報収集サーバ20の機能は、第2の実施の形態で示した事故情報収集サーバ20の機能と同様である。
入力手段113は、具体的には、操作ボタン等によって実現される。入力手段113は、ユーザの操作に従って、ユーザ名を匿名化して画像提供を行う旨の指示(以下、匿名化指示ともいう)を入力する機能を備える。また、入力手段113は、ユーザの操作に従って、画像提供を許可する旨の指示(以下、提供許可指示ともいう)を入力する機能を備える。なお、例えば、ドライブレコーダ10Aがカーナビゲーション端末等の情報端末に接続される場合、入力手段113は、情報端末の操作部によって実現されてもよい。
表示手段114は、具体的には、LED等の表示器によって実現される。表示手段114は、匿名化手段115又は提供許可手段116の指示に従って、点灯表示する機能を備える。なお、例えば、ドライブレコーダ10Aがカーナビゲーション端末等の情報端末に接続される場合、表示手段114は、情報端末の液晶表示部によって実現されてもよい。
画像データ提供手段112Aは、通信手段109を用いて、他の車両が搭載するドライブレコーダから画像提供依頼を受信する機能を備える。また、画像データ提供手段112Aは、画像提供依頼を受信すると、画像提供を許可するか否かをユーザに問い合わせる旨を、提供許可手段116に指示する機能を備える。また、画像データ提供手段112Aは、画像を匿名化して提供するか否かをユーザに問い合わせる旨を、匿名化手段115に指示する機能を備える。
また、画像データ提供手段112Aは、ユーザによって画像提供を許可されると、保存用メモリ107に退避した画像を抽出する機能を備える。また、画像データ提供手段112Aは、通信手段109を用いて、画像の提供を要求された車両のドライブレコーダに、抽出した画像を送信する機能を備える。
匿名化手段115は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10Aの制御部によって実現される。匿名化手段115は、画像データ提供手段112Aの指示に従って、保存用メモリ107に保存する画像を提供する際に、ユーザ名を匿名化する機能を備える。本実施の形態では、匿名化手段115は、ユーザ名の匿名化を行うか否かの入力を促す旨を表示手段114に表示させる。例えば、匿名化手段115は、LEDである表示手段114を点灯させることによって、ユーザ名の匿名化を行うか否かの入力を促す旨を表示させる。また、匿名化手段115は、入力手段113から匿名化指示を入力する機能を備える。また、匿名化手段115は、匿名化指示が入力されたことに基づいて、ユーザによって匿名化する旨が指示されたと判定する機能を備える。
提供許可手段116は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10Aの制御部によって実現される。提供許可手段116は、画像データ提供手段112Aの指示に従って、画像提供を許可するか否かの入力を促す旨を表示手段114に表示させる機能を備える。例えば、匿名化手段115は、LEDである表示手段114を点灯させることによって、画像提供を許可するか否かの入力を促す旨を表示させる。また、提供許可手段116は、入力手段113から提供許可指示を入力する機能を備える。また、提供許可手段116は、提供許可指示が入力されたことに基づいて、ユーザによって画像提供が許可されたと判定する機能を備える。
次に、動作について説明する。図10は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の更に他の例を示す流れ図である。本実施の形態において、ステップS301〜S303までの処理は、第1の実施の形態で示したステップS101〜S103までの処理と同様である。また、ステップS304〜S307までの処理は、第2の実施の形態で示したステップS204〜S207までの処理と同様である。
ステップS307で事故発生時の画像を提供できると判定すると、画像データ提供手段112Aは、提供許可手段116に、画像提供を許可するか否かをユーザに問い合わせる旨を指示する。すると、提供許可手段116は、LEDである表示手段114を点灯させることによって、画像提供を許可するか否かの入力を促す旨を表示させる。
ユーザは、表示手段114の表示を確認し、画像の提供を行ってもよいと判断した場合には、入力手段113の操作ボタンを押下して、画像提供を許可する旨を入力指示する。すると、提供許可手段116は、入力手段113から提供許可指示が入力されたことに基づいて、ユーザによって画像提供が許可されたと判定する(ステップS308)。なお、提供許可手段116は、提供許可指示が所定期間を経過しても入力されなかった場合には、ユーザによって画像提供が拒否されたと判定する。また、提供許可手段116は、画像の提供の許否を指定する指定情報を予め記憶し、予め記憶する指定情報に基づいて、画像の提供を許可するか否かを判定してもよい。
また、画像データ提供手段112Aは、匿名化手段115に、ユーザ名を匿名化するか否かをユーザに問い合わせる旨を指示する。すると、匿名化手段115は、LEDである表示手段114を点灯させることによって、ユーザ名の匿名化を行うか否かの入力を促す旨を表示させる。
ユーザは、表示手段114の表示を確認し、ユーザ名を匿名化すると判断した場合には、入力手段113の操作ボタンを押下して、ユーザ名を匿名化する旨を入力指示する。すると、匿名化手段115は、入力手段113から匿名化指示が入力されたことに基づいて、ユーザ名を匿名化する旨が指示されたと判定する。なお、匿名化手段115は、匿名化指示が所定期間を経過しても入力されなかった場合には、ユーザ名を匿名化する指示がされなかったと判定する。また、匿名化手段115は、ユーザ名を匿名化するか否かを指定する指定情報を予め記憶し、予め記憶する指定情報に基づいて、ユーザ名を匿名化するか否かを判定してもよい。
また、画像データ提供手段112Aは、第2の実施の形態で示したステップS208と同様の処理に従って、保存用メモリ107から抽出した画像を、通信ネットワーク100を介して事故情報収集サーバ20に送信する(ステップS309)。
なお、ステップS308で画像提供が拒否されたと判定した場合には、画像データ提供手段112Aは、ステップS309の処理を実行することなく、そのまま処理を終了する。また、ユーザ名を匿名化する旨が指示されたと判定すると、画像データ提供手段112Aは、ステップS309において、画像とともに事故セッションIDのみを事故情報収集サーバ20に送信するようにし、ユーザIDの送信を行わない。
以上のように、本実施の形態によれば、ドライブレコーダ10Aは、画像提供の許否を判定する提供許可手段116を備える。そのため、ユーザは、例えば、周囲の車両に自車両を特定されたくない場合に、画像の提供を拒否することができる。また、本実施の形態によれば、ドライブレコーダ10Aは、ユーザ名を匿名化する匿名化手段115を備える。そのため、ユーザは、例えば、周囲の車両に自車両を特定されたくない場合に、ユーザ名を匿名化して画像を提供することができる。
また、本実施の形態では、ドライブレコーダ10Aが情報退避用の保存用メモリ107を1つ備える場合を説明したが、ドライブレコーダ10Aは、複数の保存用メモリを備えてもよい。図11は、2つの保存用メモリを備える場合のドライブレコーダの他の構成例を示すブロック図である。この場合、例えば、画像退避手段106は、他車両から画像記録要求を受信したことに基づいて、リングバッファ103から抽出した画像を第1の保存用メモリ107Aに保存する。その後、画像退避手段106は、事故判定手段105が事故の発生を検出すると、リングバッファ103から抽出した画像を第2の保存用メモリ107Bに保存する。そのように構成することによって、他車両の事故現場の画像を保存した後に、自車両が事故を起こしてしまった場合であっても、他車両の事故現場の画像に加えて、自車両の事故現場の画像も保存することができる。
第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態では、第2の実施の形態及び第3の実施の形態と同様に、ネットワーク上のサーバが、事故車のドライブレコーダからの依頼に応じて、各車両から事故発生時の画像を収集し蓄積する場合を説明する。
図12は、事故情報収集サーバの他の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、図12に示すように、事故情報収集サーバ20Bが、第2の実施の形態で示した事故情報収集サーバ20の構成要素に加えて、インセンティブ情報計算手段207及びインセンティブ情報送信手段208を含む点で、第2の実施の形態と異なる。なお、本実施の形態において、ドライブレコーダ10Aの機能は、第3の実施の形態で示したドライブレコーダ10Aの機能と同様である
インセンティブ情報計算手段207は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPUによって実現される。インセンティブ情報計算手段207は、事故発生時の画像が提供されたことに基づいて、画像提供を行った車両のユーザに対するキャッシュバックを行うための処理を行う機能を備える。
本実施の形態では、インセンティブ情報計算手段207は、所定期間毎に、画像データベース204が蓄積する情報に基づいて、ユーザにキャッシュバックする金額を計算する。この場合、インセンティブ情報計算手段207は、ユーザがドライブレコーダ10Aやカーナビゲーション端末を用いて行う通信料に対しキャッシュバックする金額を求める。また、インセンティブ情報計算手段207は、求めたキャッシュバック分の通信料を示す情報(以下、インセンティブ情報ともいう)を生成する機能を備える。
インセンティブ情報送信手段208は、具体的には、プログラムに従って動作する情報処理装置のCPU及びネットワークインタフェース部によって実現される。インセンティブ情報送信手段208は、生成したインセンティブ情報を、通信ネットワーク100を介して、通信会社が運営するサーバや端末に送信する機能を備える。また、インセンティブ情報計算手段207は、生成したインセンティブ情報を、通信ネットワーク100を介して、画像提供を行った車両のドライブレコーダ10Aに送信する機能を備える。
次に、動作について説明する。図13は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の更に他の例を示す流れ図である。本実施の形態において、ステップS401〜S409までの処理は、第3の実施の形態で示したステップS301〜S309までの処理と同様である。
事故情報収集サーバ20Bのインセンティブ情報計算手段207は、所定期間毎に、画像データベース204が蓄積する情報に基づいて、インセンティブ情報を生成する(ステップS410)。そして、インセンティブ情報送信手段208は、インセンティブ情報計算手段207が生成したインセンティブ情報を、通信ネットワーク100を介して、通信会社が運営するサーバや端末に送信する。また、インセンティブ情報送信手段208は、インセンティブ情報計算手段207が生成したインセンティブ情報を、通信ネットワーク100を介して、対象車のドライブレコーダ10Aに送信する。
以上のように、本実施の形態によれば、事故情報収集サーバ20Bは、キャッシュバック分の通信料を示すインセンティブ情報を生成し、画像を提供したドライブレコーダ10Aに送信する。そのため、画像を提供したユーザの通信コストの低減を図ることができ、事故車両以外の車両のユーザに、通信コストを負担してまで情報提供を行うことを躊躇させることを防止することができる。
例えば、画像のアップロードに用いる通信機器の通信料に対して、保険会社やキャリア(通信会社)がキャッシュバックを行う。また、画像の提供回数や内容に応じて通信料を無料にしたり、翌月の通信料も無料にしたりしてもよい。そのようにすれば、ユーザが毎月の通信料の請求額を確認することによって保険料や通信料が安くなっていることを認識することができ、画像提供に対するモチベーションを高めることができる。また、保険会社やキャリアを通してキャシュバックの支払いを行えば、口座間の移動も分かりやすいので、複数の保険会社が存在する場合であっても負担が大きくなくて済む。また、保険会社にとっても、ユーザ個人に直接キャッシュバックする場合と比較して、負担が大きくなくて済む。
また、例えば、ドライバ(ユーザ)が車載通信モジュールの設置運用費用を請求されるキャリアに対して、事故映像の提供によってメリットを得られる保険会社からキャシュバックを行い、ドライバの通信コスト軽減を行う。また、月々の支払い以上のキャシュバックがある場合、キャリアは、翌月の請求額からの軽減を行う等によって、ドライバが車両を用いるためのコストを軽減する。そのようにすることによって、ドライバにメリットが得られるようにし、ドライバに画像のアップロードを躊躇させる金銭的な問題を解決する。更に、保険会社にとっても、状況証拠映像を積極的にドライバに提供させるモチベーションを与えることができ、多くの事故情報が集まり正確な事故検証を行うことができる。なお、アップロードの回数や内容によって、キャッシュバックの金額を変動させるようにしてもよい。
また、多くの事故情報が集まることによって、保険会社やユーザにとって保険の交渉が有利となる。また、正確な事故検証を行えることによって、保険会社にとってもコスト(例えば、事故の処理や裁判にかかる費用)の低減を図ることができ、ユーザに対する保険料を低減することができる。また、保険料が低減されることによって、ドライブレコーダ10を車両に取り付けるインセンティブをユーザに与えることができ、機器メーカにとってもドライブレコーダ10の売り上げの向上を期待できる。また、売り上げの向上によって、ドライブレコーダ10の価格の低減も期待できる。
第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態を図面を参照して説明する。第1の実施の形態〜第4の実施の形態では、各車両が搭載するドライブレコーダ間で通信を行う場合、車−車間通信等のP2P型の通信方法を用いて各種情報を送受信する場合を説明した。本実施の形態では、ドライブレコーダ間で通信を行う場合に、中継局を介して各種情報を送受信する場合を説明する。
図14は、中継局を介して通信を行う場合の情報記録システムの例を示す説明図である。本実施の形態では、情報記録システムは、第1の実施の形態〜第4の実施の形態と同様に、車両11が搭載するドライブレコーダを複数含む。すなわち、情報記録システムは、車両毎に、ドライブレコーダを含む。また、図14に示すように、情報記録システムは、各ドライブレコーダ間の通信を中継する中継局30を含む。
図15は、車両11が搭載するドライブレコーダの更に他の構成例を示すブロック図である。本実施の形態では、図15に示すように、ドライブレコーダ10Cが、第1の実施の形態で示したドライブレコーダ10の構成要素に加えて位置情報算出手段117を含む点で、第1の実施の形態と異なる。また、本実施の形態では、ドライブレコーダ10Cの画像退避手段106C及び画像記録依頼手段108Cの機能が、第1の実施の形態で示したそれらの機能と異なる。
位置情報算出手段117は、具体的には、プログラムに従って動作するドライブレコーダ10Cの制御部によって実現される。位置情報算出手段117は、画像記録依頼手段108Cの指示に従って、車両の現在の位置情報(すなわち、事故が発生した時のドライブレコーダ10Cの位置情報)を求める機能を備える。本実施の形態では、ドライブレコーダ10CはGPS装置を備え、位置情報算出手段117は、GPS装置が受信するGPS信号に基づいて、現在の位置情報(例えば、緯度及び経度。以下、事故発生位置情報ともいう)を求める。
画像退避手段106Cは、事故判定手段105からの画像退避の指示に従って、リングバッファ103が保存する画像のうち、事故発生時の前後数秒間の画像を抽出する機能を備える。この場合、画像退避手段106Cは、第1の実施の形態で示した画像退避手段106と同様の処理に従って画像を抽出する。
また、画像退避手段106Cは、通信手段109を用いて、中継局30から画像記録依頼を受信する機能を備える。また、画像退避手段106Cは、画像記録依頼とともに、事故発生位置情報を中継局30から受信する機能を備える。また、画像退避手段106Cは、受信した事故発生位置情報に基づいて、自車両が事故現場周辺を走行中であるか否かを判定する機能を備える。
また、画像退避手段106Cは、自車両が事故現場周辺を走行中であると判定すると、第1の実施の形態で示した画像退避手段106と同様の処理に従って、リングバッファ103が保存する画像のうち、事故発生時の前後数秒間の画像を抽出する機能を備える。また、画像退避手段106Cは、抽出した画像を保存用メモリ107に記憶させる機能を備える。
画像記録依頼手段108Cは、事故判定手段105の指示に従って、通信手段109を用いて、画像の記録を依頼する旨の画像記録依頼を中継局30に送信する機能を備える。また、画像記録依頼手段108Cは、画像記録依頼とともに、位置情報算出手段117が求めた事故発生位置情報を中継局30に送信する機能を備える。また、画像記録依頼手段108Cは、通信手段109を用いて、記録した画像の提供を依頼する旨の画像提供依頼を中継局30に送信する機能を備える。
次に、動作について説明する。図16は、情報記録システムにおいて、事故発生時の画像を記録する処理の更に他の例を示す流れ図である。車両同士の衝突等の事故が発生すると、事故車が搭載するドライブレコーダ10Cの事故判定手段105は、衝撃センサ104の検出信号に基づいて、事故の発生を検出する(ステップS501)。すると、画像退避手段106Cは、事故判定手段105からの指示に従って、リングバッファ103から画像を抽出し、保存用メモリ107に退避する。
また、画像記録依頼手段108Cは、事故判定手段105からの指示に従って、中継局30に対して、事故の場所、日時、及び、IDの情報を含む画像記録依頼を送信する(ステップS502)。ステップS502において、画像記録依頼手段108Cは、事故発生位置情報の生成を位置情報算出手段117に指示する。すると、位置情報算出手段117は、画像記録依頼手段108Cの指示に従って、事故発生位置情報を生成する。例えば、位置情報算出手段117は、GPS装置が受信するGPS信号に基づいて事故発生位置情報を求める。
また、ステップS502において、画像記録依頼手段108Cは、事故セッションIDを生成する。そして、画像記録依頼手段108Cは、事故発生位置情報及び事故セッションIDを含む画像記録依頼を中継局30に送信する。なお、画像記録依頼手段108Cは、現在の時刻を事故発生時刻として求め、画像記録依頼とともに中継局30に送信してもよい。
中継局30は、事故車のドライブレコーダ10Cから画像記録依頼を受信する。すると、中継局30は、受信した画像記録依頼を、各車両が搭載するドライブレコーダ10Cに転送(送信)する(ステップS503)。この場合、中継局30は、事故発生位置情報及び事故セッションIDを含む画像記録依頼を、各ドライブレコーダ10Cに送信する。
各車両が搭載するドライブレコーダ10Cの画像退避手段106Cは、中継局30から画像記録依頼を受信する。すると、画像退避手段106Cは、受信した画像記録依頼に含まれる事故発生位置情報に基づいて、自車両が事故現場周辺を走行中であるか否かを判定する(ステップS504,S505)。
例えば、画像退避手段106Cは、GPS装置が受信するGPS信号に基づいて、自車両の現在の位置(例えば、緯度及び経度)を求める。また、画像退避手段106Cは、求めた自車両の現在位置と、受信した事故発生位置情報に示される位置とが所定距離以内であるか否かを判断する。位置が所定距離以内である場合、画像退避手段106Cは、自車両が事故現場周辺を走行中であると判定する。位置が所定距離以内でない場合、画像退避手段106Cは、自車両が事故現場周辺を走行中でないと判定する。
非対象車が搭載するドライブレコーダ10Cの画像退避手段106Cは、ステップS504において、自車両が事故現場周辺を走行中でないと判定するので、画像の退避処理を実行することなく、そのまま処理を終了する。
対象車が搭載するドライブレコーダ10Cの画像退避手段106Cは、ステップS505において、自車両が事故現場周辺を走行中であると判定する。そのため、画像退避手段106Cは、リングバッファ103から画像を抽出し、保存用メモリ107に退避する(ステップS506)。この場合、画像退避手段106は、画像記録依頼に含まれる事故セッションIDに対応付けて、画像を保存用メモリ107に記憶させる。
以上のように、ステップS501〜S506の処理が実行されることによって、事故車のドライブレコーダ10Cに事故発生時の画像が保存されるとともに、事故現場の周辺を走行していた対象車のドライブレコーダ10Cに事故発生時の画像が保存される。
また、事故車の画像記録依頼手段108Cは、中継局30に画像提供依頼を送信する。また、画像記録依頼手段108Cは、事故セッションIDを含む画像提供依頼を無線信号として送信する(ステップ507)。中継局30は、事故車のドライブレコーダ10Cから画像提供依頼を受信する。すると、中継局30は、受信した画像提供依頼を、対象車のドライブレコーダ10Cに転送(送信)する(ステップS508)。この場合、中継局30は、事故セッションIDを含む画像提供依頼を、対象車のドライブレコーダ10Cに転送する。
対象車のドライブレコーダ10Cの画像データ提供手段112は、第1の実施の形態で示したステップS105と同様の処理に従って、受信した画像提供依頼に基づいて認証処理を実行する(ステップS509)。また、事故車のドライブレコーダ10Cに対して画像を提供できると判定すると、画像データ提供手段112は、第1の実施の形態で示したステップS106と同様の処理に従って、保存用メモリ107から画像を抽出する。そして、画像データ提供手段112は、抽出した画像を中継局30に送信する(ステップS510)。
中継局30は、対象車のドライブレコーダ10Cから画像を受信する。すると、中継局30は、受信した画像を、事故車のドライブレコーダ10Cに転送(送信)する(ステップS511)。
事故車のドライブレコーダ10Cの画像データ取得手段110は、中継局30から無線信号として画像を受信する。そして、画像データ取得手段110は、受信した画像を受信データストレージ111に記憶させる(ステップS512)。
なお、情報記録システムは、第2の実施の形態〜第4の実施の形態と同様に、事故情報収集サーバを備えてもよい。この場合、事故車のドライブレコーダ10Cは、第2の実施の形態〜第4の実施の形態と同様の処理に従って、画像収集依頼を事故情報収集サーバに送信する。そして、事故情報収集サーバは、第2の実施の形態〜第4の実施の形態と同様の処理に従って、対象車のドライブレコーダ10Cから画像を収集し蓄積する。
また、ドライブレコーダ10Cは、匿名化手段115や提供許可手段116を備えてもよい。この場合、ドライブレコーダ10Cは、第3の実施の形態及び第4の実施の形態と同様の処理に従って、画像提供の際にユーザ名を匿名化する処理を行ったり、画像提供の許否を判定する処理を行う。
また、本実施の形態では、ドライブレコーダ10Cが情報退避用の保存用メモリ107を1つ備える場合を説明したが、ドライブレコーダ10Cは、複数の保存用メモリを備えてもよい。図17は、2つの保存用メモリを備える場合のドライブレコーダの更に他の構成例を示すブロック図である。この場合、例えば、画像退避手段106は、他車両から画像記録要求を受信したことに基づいて、リングバッファ103から抽出した画像を第1の保存用メモリ107Aに保存する。その後、画像退避手段106は、事故判定手段105が事故の発生を検出すると、リングバッファ103から抽出した画像を第2の保存用メモリ107Bに保存する。そのように構成することによって、他車両の事故現場の画像を保存した後に、自車両が事故を起こしてしまった場合であっても、他車両の事故現場の画像に加えて、自車両の事故現場の画像も保存することができる。
なお、上記に示した各実施の形態では、車両(例えば、自動車やオートバイ、電車)に搭載した情報記録装置(ドライブレコーダ)が車両の事故現場の画像を記録する場合を説明したが、情報記録装置は、車上荒らしや車両の盗難等の異常事態の画像を記録してもよい。この場合、情報記録装置は、例えば、音や振動を検出するセンサを備え、ガラスの割れる音や車両の振動を検出すると、車上荒らしや車両の盗難等の異常事態の画像を記録する。また、情報記録装置は、画像に限らず、異常事態発生時の音声や走行データを等の情報を記録できるものであってもよい。
また、上記に示した各実施の形態では、情報記録装置を車両に搭載する場合を説明したが、情報記録装置は、電柱や店舗に設置された定点カメラや、商店街や踏切に設定された監視カメラの画像を記録するものであってもよい。この場合、例えば、情報記録装置は、センサを用いて音を検出すると、店舗への強盗や放火等の異常事態の画像を記録する。また、例えば、情報記録装置は、人が携帯するデジタルカメラやカメラ付き携帯電話機で撮影した画像を記録するものであってもよい。また、例えば、情報記録装置は、防犯用端末が検出した異常信号を記録するものであってもよい。そのようにすれば、情報記録装置は、人身障害等の異常事態の画像や各種情報を記録することができる。
また、上記に示した各実施の形態において、ドライブレコーダは、事故発生時に、アクセス権に応じた暗号鍵を生成してもよい。例えば、ドライブレコーダは、事故判定手段105が事故の発生を検出すると、公開鍵暗号方式と呼ばれる暗号化方式を用いて、公開鍵及び秘密鍵を生成する。この場合、ドライブレコーダは、例えば、事故の相手方や周辺を走行していた車両のドライバ等の事故関係者のみに画像へのアクセスを許可する暗号鍵を生成する。また、ドライブレコーダは、例えば、事故車のドライバが契約する保険会社のみに画像へのアクセスを許可する暗号鍵を生成する。また、ドライブレコーダは、例えば、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関に対して画像へのアクセスを許可する暗号鍵を生成する。そして、事故関係者や保険会社をはじめとする事故検証を行う機関は、取得した公開鍵を用いて、ドライブレコーダが記録した画像や、事故情報収集サーバに蓄積された画像にアクセスする。
また、第2の実施の形態〜第4の実施の形態において、事故情報収集サーバは、対象車のドライブレコーダから事故発生時の画像を収集するだけでなく、事故現場にいた車両や人を特定して、追加情報(例えば、事故の経過情報)を収集してもよい。この場合、例えば、事故情報収集サーバは、対象車のドライブレコーダから画像を受信する際に、画像とともにユーザIDを受信する。そして、事故情報収集サーバは、受信したユーザIDに基づいて事故現場にいた車両を特定し、特定した車両のドライブレコーダに対して追加情報を要求する。また、事故情報収集サーバは、要求に応じて、画像に加えて追加情報を、保険会社をはじめとする事故検証を行う機関が運営するサーバや端末に配信する。
本発明は、ドライブレコーダを用いて車両の事故現場の画像等の事故情報を記録する用途に適用できる。また、本発明は、電柱や商店街に設置された定点カメラを用いて事件現場の画像を記録する用途に適用できる。

Claims (16)

  1. 異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を記録する情報記録システムであって、
    複数の情報記録装置(10)を備え、
    前記情報記録装置のそれぞれは、
    当該情報記録装置の周囲の状況を示す状況情報を繰り返し記憶するリングバッファ(103)と、
    前記リングバッファとは別に、情報を保存する保存用メモリ(107)と、
    当該情報記録装置以外の情報記録装置(10)に、リングバッファに記憶する状況情報の退避を依頼する旨の退避依頼情報を送信する退避依頼手段(108)と、
    当該情報記録装置以外の情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、前記リングバッファから状況情報を抽出し、抽出した状況情報を異常状況情報として前記保存用メモリに記憶させる情報退避手段(106)とを含む
    ことを特徴とする情報記録システム。
  2. 前記情報記録装置(10)のそれぞれは、異常事態の発生を検出する異常検出手段(105)を含み、
    退避依頼手段(108)は、前記異常検出手段が異常事態の発生を検出すると、当該情報記録装置以外の情報記録装置(10)に退避依頼情報を送信する
    請求項1記載の情報記録システム。
  3. 前記情報記録装置(10)のそれぞれは、
    当該情報記録装置以外の情報記録装置(10)に、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を送信する提供依頼手段(108)と、
    当該情報記録装置以外の情報記録装置から提供依頼情報を受信すると、保存用メモリから異常状況情報を抽出する提供情報抽出手段(112)と、
    前記提供情報抽出手段が抽出した異常状況情報を、前記提供依頼情報を受信した情報記録装置(10)に送信する提供情報送信手段(109)とを含む
    請求項1又は請求項2記載の情報記録システム。
  4. 前記情報記録装置(10)のそれぞれは、異常事態を特定するための異常特定IDを生成する異常特定ID生成手段(108)を含み、
    前記提供依頼手段(108)は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、異常特定IDを含む退避依頼情報を送信し、
    前記情報退避手段(106)は、当該情報記録装置以外の情報記録装置から受信した退避依頼情報に含まれる異常特定IDに対応付けて、異常状況情報を保存用メモリ(107)に記憶させ、
    前記提供依頼手段(108)は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、異常特定IDを含む提供依頼情報を送信し、
    提供情報抽出手段(112)は、当該情報記録装置以外の情報記録装置から受信した提供依頼情報に含まれる異常特定IDに対応する異常状況情報を、前記保存用メモリ(107)から抽出する
    請求項3記載の情報記録システム。
  5. 情報収集サーバ(20)を更に備え、
    前記情報記録装置(10)のそれぞれは、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を前記情報収集サーバから受信すると、保存用メモリ(107)から異常状況情報を抽出する提供情報抽出手段(112)と、
    前記提供情報抽出手段(112)が抽出した異常状況情報を、通信ネットワークを介して前記情報収集サーバに送信する提供情報送信手段(109)とを含み、
    前記情報収集サーバは、
    情報を蓄積する情報蓄積手段(204)と、
    情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報をいずれかの情報記録装置から受信すると、通信ネットワークを介して各情報記録装置に提供依頼情報を送信するサーバ側提供依頼手段(202)と、
    各情報記録装置から受信した異常状況情報を前記情報蓄積手段に記憶させる情報登録手段(203)とを含む
    請求項1又は請求項2記載の情報記録システム。
  6. 前記情報記録装置(10)のそれぞれは、異常事態を特定するための異常特定IDを生成する異常特定ID生成手段(108)を含み、
    前記待避依頼手段(108)は、当該情報記録装置以外の情報記録装置に、前記異常特定ID生成手段が生成した異常特定IDを含む退避依頼情報を送信し、
    情報退避手段(106)は、当該情報記録装置以外の情報記録装置から受信した退避依頼情報に含まれる異常特定IDに対応付けて、異常状況情報を保存用メモリ(107)に記憶させ、
    サーバ側提供依頼手段(202)は、各情報記録装置に、異常特定IDを含む提供依頼情報を送信し、
    提供情報抽出手段(112)は、情報収集サーバから受信した提供依頼情報に含まれる異常特定IDに対応する異常状況情報を、前記保存用メモリから抽出する
    請求項5記載の情報記録システム。
  7. 前記情報記録装置のそれぞれは、提供依頼情報を情報収集サーバから受信すると、情報の提供を許可するか否かを判定する提供許否判定手段(116)を含み、
    提供情報抽出手段(112A)は、前記提供許否手段が情報の提供を許可すると判定すると、保存用メモリから異常状況情報を抽出する
    請求項5又は請求項6記載の情報記録システム。
  8. 前記情報記録装置(10)のそれぞれは、ユーザ名を匿名化する匿名化手段(115)を含み、
    提供情報送信手段(109)は、前記匿名化手段によって匿名化された状態で、提供情報抽出手段が抽出した異常状況情報を、通信ネットワークを介して情報収集サーバ(20)に送信する
    請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載の情報記録システム。
  9. 情報収集サーバ(20)は、
    異常状況情報を提供した情報記録装置(10)のユーザに対する通信料の返還額を示す返還額情報を求める返還額算出手段(207)と、
    前記返還額算出手段が求めた返還額情報を、通信ネットワークを介して、前記異常状況情報を提供した情報記録装置に送信する返還額情報送信手段(208)とを含む
    請求項5から請求項8のうちのいずれか1項に記載の情報記録システム。
  10. 情報記録装置間の通信を中継する中継局(30)を更に備え、
    前記情報記録装置(10)のそれぞれは、異常事態が発生した位置を示す異常位置情報を生成する異常位置生成手段(117)と、
    前記退避依頼手段(108)は、前記中継局から受信した異常位置情報に基づいて、当該情報記録装置が異常事態の発生位置から所定距離以内に存在するか否かを判定し、前記異常位置生成手段が生成した異常位置情報を前記中継局に送信し、
    前記中継局は、いずれかの情報記録装置から受信した退避依頼情報及び異常位置情報を、各情報記録装置に送信し、
    前記情報退避手段(106)は、待避手段が当該情報記録装置が異常事態の発生位置から所定距離以内に存在すると判定すると、リングバッファから状況情報を抽出し、抽出した状況情報を異常状況情報として保存用メモリに記憶させる
    請求項1から請求項9のうちのいずれか1項に記載の情報記録システム。
  11. 前記情報記録装置(10)のそれぞれは、車両(11)に搭載され、
    リングバッファ(103)は、前記車両の周囲の画像を状況情報として繰り返し記憶し、
    前記退避依頼手段は、当該車両の事故を検出すると、当該車両以外の車両が搭載する情報記録装置に退避依頼情報を送信し、
    前記情報退避手段(106)は、当該車両以外の車両が搭載する情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、前記リングバッファから画像を抽出し、抽出した画像を事故発生時の画像として保存用メモリに記憶させる
    請求項1から請求項10のうちのいずれか1項に記載の情報記録システム。
  12. 異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を記録する情報記録装置(10)であって、
    当該情報記録装置の周囲の状況を示す状況情報を繰り返し記憶するリングバッファ(103)と、
    前記リングバッファとは別に、情報を保存する保存用メモリ(107)と、
    当該情報記録装置以外の情報記録装置(10)に、リングバッファに記憶する状況情報の退避を依頼する旨の退避依頼情報を送信する退避依頼手段(108)と、
    当該情報記録装置以外の情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、前記リングバッファから状況情報を抽出し、抽出した状況情報を異常状況情報として前記保存用メモリに記憶させる情報退避手段(106)とを
    備えたことを特徴とする情報記録装置。
  13. 情報を繰り返し記憶するリングバッファ(103)とは別に情報を保存する保存用メモリ(107)を備えた情報記録装置(10)から、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を収集する情報収集サーバであって、
    情報を蓄積する情報蓄積手段(204)と、
    情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して、いずれかの情報記録装置から受信する収集依頼受信手段(201)と、
    前記収集依頼受信手段が収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して各情報記録装置に送信するサーバ側提供依頼手段(202)と、
    各情報記録装置から受信した異常状況情報を前記情報蓄積手段に記憶させる情報登録手段(203)とを
    備えたことを特徴とする情報収集サーバ。
  14. 異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を記録する情報記録方法であって、
    第1の情報記録装置(10)で、当該第1の情報記録装置の周囲の状況を示す状況情報をリングバッファ(103)に繰り返し記憶するステップと、
    前記第1の情報記録装置で、第2の情報記録装置に、リングバッファに記憶する状況情報の退避を依頼する旨の退避依頼情報を送信するステップと、
    前記第2の情報記録装置(10)で、前記第1の情報記録装置から退避依頼情報を受信すると、前記リングバッファから状況情報を抽出するステップと、
    前記第2の情報記録装置で、前記リングバッファから抽出した状況情報を、異常状況情報として、前記リングバッファとは別に情報を保存する保存用メモリ(107)に記憶させるステップとを含む
    ことを特徴とする情報記録方法。
  15. 第1の情報記録装置(10)で、情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して情報収集サーバ(20)に送信するステップと、
    前記情報収集サーバで、前記第1の情報記録装置から収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して第2の情報記録装置(10)に送信するステップと、
    前記第2の情報記録装置で、前記情報収集サーバから提供依頼情報を受信すると、保存用メモリ(107)から異常状況情報を抽出するステップと、
    前記第2の情報記録装置で、前記保存用メモリから抽出した異常状況情報を、通信ネットワークを介して前記情報収集サーバに送信するステップと、
    前記情報収集サーバで、前記第2の情報記録装置から受信した異常状況情報をデータベース(204)に記憶させるステップとを含む
    請求項14記載の情報記録方法。
  16. 情報を繰り返し記憶するリングバッファ(103)とは別に情報を保存する保存用メモリ(107を備えた情報記録装置(10)から、異常事態発生時の状況を示す異常状況情報を収集するための情報収集プログラムであって、
    情報を蓄積する情報蓄積手段を備えたコンピュータ(20)に、
    情報の収集を依頼する旨の収集依頼情報を、通信ネットワークを介して、いずれかの情報記録装置から受信する処理と、
    前記収集依頼情報を受信すると、情報の提供を依頼する旨の提供依頼情報を、通信ネットワークを介して各情報記録装置に送信する処理と、
    各情報記録装置から受信した異常状況情報を情報蓄積手段(204)に記憶させる処理とを
    実行させるための情報収集プログラム。

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