JP2007013486A - 画像送信要求装置、及びレコーダシステム - Google Patents

画像送信要求装置、及びレコーダシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 事故が発生した際、事故当事者移動体に設置される記憶装置以外の記憶装置に事故当時の画像を示す画像情報を記録させること。
【解決手段】 車両2−1は、自身が所定状態になったことを検出し、所定状態が検出されたときの車両2−1の位置を示す所定状態検出位置データと、そのときの時刻を示す所定状態検出時刻データと、を取得する。通信ネットワーク5は、所定状態検出位置データと所定状態検出時刻データとに基づいて、記憶装置を選択する。車両2−1は、選択された記憶装置に対し、各記憶装置に備えられるカメラにより撮影される画像情報の送信を要求することを示す送信要求データを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は画像送信要求装置、及びレコーダシステムに関する。
近年のトラック、バス、タクシーなどの移動体においては、ドライビング記憶装置が設置されることが多くなっている。ドライビング記憶装置は特定のデータを常時記録する記憶装置が移動体に設置されたものであり、具体的には、設置された移動体の位置を示す位置情報や時刻を示す時刻情報を運行データとして常時記録する。ドライビング記憶装置はまた、記録した運行データをデータセンターに送信する処理も行う。データセンターに設置される集約サーバでは蓄積した運行データが編集され、移動体の運行状況を把握するのに役立てられている。
上記運行データのひとつに、事故データというものがある。事故データは、事故当時の時刻情報、位置情報などを示すデータである。ドライビング記憶装置は、自身の設置された移動体の事故を検知した場合に事故データを記録するとともに、該事故データをデータセンターに送信する(例えば特許文献1参照)。なお、ドライビング記憶装置にはカメラを備えるものもあり、そのようなドライビング記憶装置の記録・送信する事故データには、該カメラで撮影された事故当時の画像を示す画像情報も含まれる。
特開2002−42288号公報
しかしながら、これまでのドライビング記憶装置は、自身が設置された移動体の事故しか検知できない。このためデータセンターの集約サーバが取得できる事故当時の画像を示す情報は、事故の当事者である移動体に設置されたドライビング記憶装置から送信される事故データに含まれるものに限られ、後に事故の内容を把握するために十分な画像情報が得られない場合があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的の一つは、事故が発生した際、事故当事者移動体に設置される記憶装置以外の記憶装置に事故当時の画像を示す画像情報を記録させることを可能にする画像送信要求装置、及びレコーダシステムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る画像送信要求装置は、撮像手段を備えた複数の記憶装置の一部又は全部に対して、移動体の画像情報の記録を要求するための画像送信要求装置であって、前記移動体の状態検出手段と、前記状態検出手段により所定状態が検出されたときの前記移動体の位置を示す位置データを取得する位置データ取得手段と、前記状態検出手段により所定状態が検出された時刻を示す時刻データを取得する時刻データ取得手段と、前記取得された位置データと前記取得された時刻データとに基づいて、前記記憶装置を選択する記憶装置選択手段と、前記選択された記憶装置に対し、前記各記憶装置に備えられる撮像手段により撮影される画像情報の送信を要求することを示す送信要求データを送信する送信要求データ送信手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、画像送信要求装置は、ある移動体が所定状態となったこと(例えば事故)を検出した際、記憶装置に事故当時の画像を示す画像情報を送信させることができるので、事故当事者移動体に設置される記憶装置以外の記憶装置に事故当時の画像を示す画像情報を送信させることが可能になる。
なお、上記画像送信要求装置において、前記送信要求データは、前記位置データ及び前記時刻データを含む、こととしてもよい。
また、本発明に係るレコーダシステムは、撮像手段を備えた複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置の一部又は全部に対して、移動体の画像情報の記録を要求するための画像送信要求装置と、を含むレコーダシステムであって、前記画像送信要求装置は、前記移動体の状態検出手段と、前記状態検出手段により所定状態が検出されたときの前記移動体の位置を示す位置データを取得する位置データ取得手段と、前記状態検出手段により所定状態が検出された時刻を示す時刻データを取得する時刻データ取得手段と、前記取得された位置データと前記取得された時刻データとに基づいて、前記記憶装置を選択する記憶装置選択手段と、前記選択された記憶装置に対し、前記各記憶装置に備えられる撮像手段により撮影される画像情報の送信を要求することを示す送信要求データを送信する送信要求データ送信手段と、を含み、前記各記憶装置は、前記画像送信要求装置により送信される送信要求データを受信する受信手段と、前記送信要求データを受信した場合に、前記撮像手段により撮像されている画像情報を前記画像送信要求装置に対して送信する画像情報送信手段と、を含み、前記画像送信要求装置は、前記送信される画像情報を受信し、前記送信要求データと対応付けて記憶する画像情報記憶手段、をさらに含む、ことを特徴とする。
このようにすることにより、移動体が所定状態となったことが検出された場合に、該所定状態が検出されたときの画像情報を画像送信要求装置において記憶することができる。
なお、上記レコーダシステムにおいて、前記送信要求データは、前記位置データ及び前記時刻データを含み、前記画像情報送信手段は、前記送信要求データを受信した場合に、前記撮像手段により撮像されている画像情報であって、該送信要求データに含まれる前記位置データ及び前記時刻データに応じた画像情報を前記画像送信要求装置に対して送信する、こととしてもよい。
さらに、上記レコーダシステムにおいて、前記各記憶装置は、定期的に前記撮像手段により撮像される画像情報を取得する画像情報定期取得手段、をさらに含み、前記画像情報送信手段は、前記送信要求データを受信した場合に、該送信要求データに含まれる位置データ及び時刻データに応じて前記画像情報定期取得手段により定期的に取得される画像情報の中から少なくとも1つの画像情報を選出し、該選出した画像情報を前記画像送信要求装置に対して送信する、こととしてもよい。
このようにすることにより、記憶装置は、定期的に取得している画像情報の中から送信要求データを送信した記憶装置で所定状態が検出されたときの画像情報を選出して送信することができる。
また、上記レコーダシステムにおいて、前記画像送信要求装置は、前記各記憶装置の位置を示す位置データを取得する記憶装置位置データ取得手段と、現在時刻を示す現在時刻データを取得する現在時刻データ取得手段と、をさらに含み、前記記憶装置選択手段は、前記取得された位置データにより示される位置から、前記取得された時刻データ及び前記取得される現在時刻に応じた範囲内に、前記記憶装置位置データ取得手段により取得される位置データにより示される位置がある記憶装置を選択する、こととしてもよい。
このようにすることにより、所定状態が検出されてからの経過時間に応じて、送信要求データを送信する記憶装置の位置の範囲を決定することができるようになる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るレコーダシステム1の構成図である。同図に示すように、レコーダシステム1は、複数の車両2、複数の固定設置型記憶装置3、複数の基地局装置4、通信ネットワーク5、ドライブレコーダ記録センター6を含んで構成される。
レコーダシステム1は、ドライブレコーダ記録センター6が車両2についての事故・事件の客観的な記録データを収集できるようにするためのシステムである。
車両2は、例えばトラックや自家用車などの移動体であって、車両搭載型の記憶装置及び移動体通信システムで使用される移動局装置を搭載しているものである。一方、固定設置型記憶装置3は、例えば電柱や電話ボックスなど、道路又はその脇に設置される固定設置型の記憶装置であり、移動体通信システムで使用される移動局装置を搭載している。
なお、この記憶装置は、後述するようにカメラなどの情報取得手段を備えており、逐次、該情報取得手段により記録された記録データと、記録した時刻と、を対応付けて記憶している。
基地局装置4と通信ネットワーク5の一部とは、移動体通信システムを構成する。この移動体通信システムはCDMA方式を採用する移動体通信システムである。後に詳述するように、CDMA方式を採用する移動体通信システムでは、各移動局装置が同期タイミングを容易に取得できる。
通信ネットワーク5の他の一部は、例えばインターネットを含むTCP/IP網であってもよいし、ドライブレコーダ記録センター6と移動体通信システムとを直収接続する場合には、その直収接続に係る通信回線であってもよい。
例えば車両2−1が、自身が事故などの所定状態に至ったことを検出したとする。このとき、車両2−1は自身の位置を示す位置データと、時刻を示す事故データと、を取得する。さらに、車両2−1は基地局装置4及び通信ネットワーク5を通じて他の記憶装置すなわち車両2や固定設置型記憶装置3を選択し、選択した記憶装置に対して、記録データを送信するよう要求する。
記録データの送信を要求された記憶装置は記録データの中から送信すべき記録データを選択し、指定された送信先(例えばドライブレコーダ記録センター6)に記録データを送信する。ドライブレコーダ記録センター6に送信されるものとすると、ドライブレコーダ記録センター6では、各記憶装置が送信した記録データに基づいて、車両2−1が所定状態に至った際の客観的な記録データを作成する。
レコーダシステム1では、以上のようにして、事故・事件の客観的な記録データを収集することを可能にしている。
なお、レコーダシステム1では、記憶装置がグルーピングされることとしてもよい。すなわち、複数の記憶装置をまとめて1つのグループとし、そのグループ内においてのみ、事故・事件の客観的な記録データを収集する処理を行うようにすることとしてもよい。
以下、レコーダシステム1に含まれる各装置の具体的な処理について、詳細に説明する。
図2は、車両2のシステム構成図である。同図に示すように、車両2は、制御装置10、GPSアンテナ21、GPS受信機22、舵センサー23、原動機24、スロットルセンサー25、ブレーキセンサー26、カメラ27、加速度センサー28、速度計29、携帯無線通信装置30、サンプリングタイミング保持装置31、サンプリングタイミング同期装置32、時計装置33、メモリ装置34を含んで構成される。
制御装置10は、記憶装置としての車両2の各部を制御するとともに、記録要求処理、記録要求応答処理、客観的記録データ作成処理などの各処理を行う。また、制御装置10は、下記各情報取得手段により取得されるデータに基づいて、車両2が所定状態に至ったことを検出する。
GPS受信機22、舵センサー23、原動機24、スロットルセンサー25、ブレーキセンサー26、カメラ27、加速度センサー28、及び速度計29は、情報取得手段として機能する。
すなわち、GPS受信機22はGPSアンテナ21において受信されたGPS衛星からの情報に基づき、車両2の位置を示す位置データを取得する。また、舵センサー23は、ジャイロセンサ及び方位磁石からなり、車両2の向きを示す方位データを取得する。原動機24は、車両2に備えられる内燃機関や電気モータであり、自身が駆動しているか否かを示す駆動状態データを取得する。スロットルセンサー25は、車両2の運転者がスロットルを開けているか否か、及び開けている場合にはその度合い、を示すスロットルデータを取得する。ブレーキセンサー26は、車両2の運転者がブレーキを効かせているか否か、及び効かせている場合にはその度合い、を示すブレーキデータを取得する。カメラ27は、例えば車両2の外の様子を撮影できるよう構成されており、定期的に撮影することにより撮影データを取得する。加速度センサー28及び速度計29は、車両2の図示しない車輪の回転量により、それぞれ車両2の加速度を示す加速度データ及び車両2の速度を示す速度データを取得する。
携帯無線通信装置30は、上記移動体通信システムの移動局装置として機能する通信装置である。この携帯無線通信装置30は、制御装置10の指示に従い、制御装置10から出力されるデータを基地局装置4に対して送信する処理や、基地局装置4から送信されるデータを受信し、制御装置10に出力する処理を行う。なお、基地局装置4から送信されるデータには、移動体通信システムのシステムタイムを示すシステムタイムデータが定期的に含まれている。
サンプリングタイミング保持装置31及びサンプリングタイミング同期装置32は、上記システムタイムデータを取得することにより、後述するサンプリングタイミング補正処理を行う。この処理において、サンプリングタイミング保持装置31及びサンプリングタイミング同期装置32は、各情報取得手段の情報取得タイミングを決定し、制御装置10に出力する。制御装置10は、入力された情報取得タイミングに応じて各情報取得手段からデータを取得する。
時計装置33はいわゆる時計であり、現在時刻データを保持している。また、時計装置33は上記システムタイムデータを取得し、時刻合わせ処理を行う。
メモリ装置34は、制御装置10のワークメモリとして動作する。また、このメモリ装置34は、制御装置10によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持している。なお、記憶装置をグルーピングする場合、このパラメータには、記憶装置がどのグループに属するのかを示す情報であるグループコードが含まれる。
また、メモリ装置34は、上記各情報取得手段により取得されたデータと、上記各時計装置33により取得される現在時刻データと、を対応付け、記録データとして記憶する。なお、メモリ装置34はリングバッファ状の構造を有する記憶領域を備えており、この記録データは、このリングバッファ状の記憶領域にFIFO(First In First Out,先入れ先出し)方式で記憶される。
以下、車両2において実行される各処理について説明する。
まず、時計装置33の時刻合わせ処理について、図3に示す車両2の処理フロー図を参照しながら説明する。初めに、携帯無線通信装置30は、基地局装置4からCDMA携帯無線電波を受信する(S100)。このCDMA携帯無線電波には、上述のように移動体通信システムのシステムタイムを示すシステムタイムデータが含まれており、携帯無線通信装置30は、CDMA携帯無線電波と同期することにより、このシステムタイムデータを取得し、時計装置33に出力する(S101)。時計装置33は、入力されたシステムタイムデータにより示されるシステムタイム(世界時間)を、ローカルタイム(日本時間)に換算し(S102)、保持している現在時刻データを該ローカルタイムに合わせる(S103)。時計装置33の時刻合わせ処理は、このようにして実施される。
なお、時計装置33の時刻合わせ処理では、他にも、例えばGPS受信機22の取得しているGPS衛星からの電波に含まれるシステムタイムデータに基づいて、時刻合わせを行うこととしてもよい。また、CDMA携帯無線電波とGPS衛星からの電波の両方に基づいて時刻合わせを行うこととしてもよい。
時計装置33は、自身の時刻合わせをCDMA携帯無線電波に基づいて行ったか、GPS衛星からの電波に基づいて行ったか、両方に基づいて行ったか、或いは時刻合わせできていないか、を示す時刻情報源情報を、制御装置10を介してメモリ装置34に記憶する。
次に、車両2において移動体通信システムと同期を合わせるためのサンプリングタイミング補正処理について、図4に示す車両2の処理フロー図を参照しながら説明する。
まず、携帯無線通信装置30は、基地局装置4からCDMA携帯無線電波を受信する(S200)。CDMA方式を採用する移動体通信システムでは、1秒間に1.2288MチップのPN符号(拡散コード)を使用する。また、PN符号の1周期は215チップである。このため、PN符号の1周期に要する時間は215/1.2288M秒となり、75周期に要する時間Tは2秒間となる。つまり、2秒ごとにPN符号のスタート位置が0秒の位置にくることになる。サンプリングタイミング同期装置32は、このようなPN符号の性質を利用し、0秒の位置を検出する。すなわち、サンプリングタイミング同期装置32は、携帯無線通信装置30の受信するPN符号のシーケンスを監視することによって、スタート位置が0秒の位置となるPN符号を検出している(S201)。このようにして、サンプリングタイミング同期装置32は、各情報取得手段の情報取得タイミングを決定している。
サンプリングタイミング保持装置31は、サンプリングタイミング同期装置32において検出された0秒位置に基づき、保持しているサンプリングタイミングを補正する(S202)。制御装置10は、このようにして補正されながらサンプリングタイミング保持装置31に保持されるサンプリングタイミングに基づき、情報取得タイミングを取得する。
サンプリングタイミング保持装置31におけるサンプリングタイミング補正処理について、より詳細に説明する。サンプリングタイミング保持装置31は、例えば情報取得タイミングTが20msごとである場合、20ms周期のサンプリングタイミングを保持することが好適である。この場合、サンプリングタイミング保持装置31は、このタイミングを2秒ごとに補正する。この処理について、図5を参照しながら説明する。
図5は、サンプリングタイミング補正処理の説明図である。同図に示すように、サンプリングタイミング保持装置31は、T(2秒)ごとに0秒位置を示すタイミング40を取得する。そして、T周期のサンプリングタイミング41のうち、最もタイミング40に近いサンプリングタイミング41をタイミング40に合わせるようにしている。
次に、車両2−1が所定状態を検出した場合の記録要求処理及び記録要求応答処理について、図6に示す車両2−1及び車両2−2の処理フロー図及び図7に示すレコーダシステム1のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、車両2−1と車両2−2が走行開始する(S300,S350)。走行開始すると、両者はともに各情報取得手段によるデータ取得及びメモリ装置34のリングバッファ状の記憶領域への記録データの記録を開始する(S301,S351)。
車両2−1においてアクシデントなどのイベント(所定状態)が発生する(S302)と、車両2−1は記憶していた記録データを、メモリ装置34のリングバッファ状の記憶領域以外の記憶領域に保存する(S303)。また、車両2−1は、車両2−1の付近にある記憶装置に対して、各記憶装置が記憶している記録データの保存を依頼する(S304)。
具体的には、車両2−1は「ドライブ記録要求メッセージ」を生成して通信ネットワーク5に対して送信し(S311)、通信ネットワーク5は「ドライブ記録要求報知メッセージ」を生成して一斉報知する(S312)。
保存依頼(「ドライブ記録要求報知メッセージ」)を受けた車両2−2は、依頼通り記録データの保存を行うか否かを判断する(S352)。この判断処理の詳細については後述する。記録データの保存を行うと判断した場合、記録データ保存が完了したら(S353)、車両2−2は、ドライブレコーダ記録センター6に対して保存した記録データを送信する(S354)。ドライブレコーダ記録センター6は、このようにして送信された記録データを含む保存データリストを作成することにより、記録データを記憶する(S370)。
なお、車両2−2はS352の判断をした場合にその結果を「ドライブ記録要求応答メッセージ」として車両2−1に通知することとしてもよい(S313,S314)。この場合、「ドライブ記録要求応答メッセージ」を受信した車両2−1は、上記判断結果が記録データの保存を行うことを示している場合に、車両2−2に対して具体的な保存依頼内容を示す「ドライブ記録送信要求メッセージ」を送信することとしてもよい(S315,S316)。そして、車両2−2は、「ドライブ記録送信要求メッセージ」に含まれる保存依頼内容に応じた記録データを、ドライブレコーダ記録センター6に対して送信することとしてもよい(S317,S318)。
以上のようにして、車両2−1が所定状態を検出した場合の記録要求処理及び記録要求応答処理が行われる。以下では、以上説明した各処理について、各メッセージのフォーマットを参照しながら、より詳細に説明する。
図8は、所定状態を検出した車両2−1が送信する「ドライブ記録要求メッセージ」のフォーマット図である。同図に示すように、「ドライブ記録要求メッセージ」は「メッセージ識別子」、「メッセージ順番号」、「セクターID」、「グループコード」、「エマージェンシークラス」、「記録時刻」、「緯度情報」、「経度情報」の各フィールドから構成される。
「メッセージ識別子」は、このメッセージが「ドライブ記録要求メッセージ」であることを示す情報である。「メッセージ順番号」は、送信時にメッセージに付与される番号である。この番号は、メッセージの種類に関わらず送信側通信装置においてシーケンシャルに付与されてメッセージの送信順を示し、受信側通信装置において受信順の正当性確認のために使用される。
「セクターID」は、車両2−1に搭載されている携帯無線通信装置30の在圏する基地局装置4のID番号を示す情報である。「グループコード」は、記憶装置をグルーピングする場合に、車両2−1のメモリ装置34に記憶されるグループコードが設定される。
「エマージェンシークラス」は、車両2−1の検出した所定状態を示す情報である。例えば「生命に関わる緊急事態」「軽微な緊急事態」「エアバッグが開放」「車両対車両の事故」「車両対人間の事故」「車両対構造物の事故」「スタック」「技術的なトラブル」などの情報が設定される。なお、これらのいずれに該当するかについては、各情報取得手段により取得された記録データに基づいて、所定のアルゴリズムにより制御装置10が判断する。
「記録時刻」は、車両2−1が所定状態を検出したときに時計装置33により取得された現在時刻データ(所定状態検出時刻データ)である。上述のように、この現在時刻データは移動体通信システムと同期している。「緯度情報」、「経度情報」は、記憶装置が所定状態を検出したときにGPS受信機22が取得していた位置データ(所定状態検出位置データ)である。
以上のようなフォーマットを有する「ドライブ記録要求メッセージ」を受信した通信ネットワーク5は、「ドライブ記録要求報知メッセージ」を生成し、一斉送信する報知メッセージとして送信する。図9は、「ドライブ記録要求報知メッセージ」のフォーマット図である。同図に示すように、この「ドライブ記録要求報知メッセージ」に設定されるフィールドは「ドライブ記録要求メッセージ」と同様であり、その内容も「ドライブ記録要求メッセージ」のコピーである。すなわち、通信ネットワーク5は、受信した「ドライブ記録要求メッセージ」を転送する。
なお、通信ネットワーク5は、「ドライブ記録要求メッセージ」に含まれる「記録時刻」と、自身が取得する現在時刻データと、に基づいて、「ドライブ記録要求報知メッセージ」を一斉報知する基地局装置4を選択する。この具体的な例を図10に示す。
図10は、通信ネットワーク5における基地局装置選択の説明図である。同図に示すように、「当該基地局」は、所定状態を検出した車両2−1が、所定状態検出時に在圏していた基地局装置4である。この情報は「ドライブ記録要求メッセージ」に「セクターID」として示されている。
一般に、移動体通信システムでは基地局装置4のエリアがセル状に配置されており、同図に示す「周辺基地局(近接群)」は「当該基地局」と隣接するエリアを有する基地局装置4、「周辺基地局(準近接群)」は「周辺基地局(近接群)」と隣接するエリアを有する基地局装置4であって「当該基地局」ではない基地局装置4をそれぞれ指す。
図11は、通信ネットワーク5の処理フローを示す図である。以下、図10及び図11を参照しながら、通信ネットワーク5における基地局装置選択について詳細に説明する。
通信ネットワーク5は、「ドライブ記録要求メッセージ」を受信し(S501)、受信した「ドライブ記録要求メッセージ」に含まれる「記録時刻」と自身が取得する現在時刻データを比較する(S502)。その差が1分以内である場合、「当該基地局」のみを選択し、「ドライブ記録要求報知メッセージ」を一斉報知する(S503)。この差が1分から3分である場合、「当該基地局」と「周辺基地局(近接群)」を選択し、「ドライブ記録要求報知メッセージ」を一斉報知する(S504)。この差が3分以上である場合、「当該基地局」、「周辺基地局(近接群)」、及び「周辺基地局(準近接群)」を選択し、「ドライブ記録要求報知メッセージ」を一斉報知する(S505)。このようにして通信ネットワーク5は基地局装置選択を実施し、時間の経過とともに、一斉報知するエリアを広げている。
「ドライブ記録要求報知メッセージ」を受信した車両2−2は、該メッセージに含まれる各情報に基づき、自身のメモリ装置34のリングバッファに記録している記録データを保存すべきであるか否かを判断する。具体的には、自身のメモリ装置34に記憶しているグループコードと、「ドライブ記録要求報知メッセージ」に含まれる「グループコード」とが一致しているか否かを判断し、一致している場合にのみ、自身のメモリ装置34のリングバッファに記録している記録データを保存すべきであると判断することとしてもよい。また、自身のメモリ装置34のリングバッファに「ドライブ記録要求報知メッセージ」に含まれる「記録時刻」と対応付けて記憶している位置データと、「ドライブ記録要求報知メッセージ」に含まれる位置データ(「緯度情報」及び「経度情報」)と、に基づいて、「記録時刻」に事故現場近辺にいたかいなかったかを判断し、「記録時刻」に事故現場近辺にいたと判断する場合にのみ、自身のメモリ装置34のリングバッファに記録している記録データを保存すべきであると判断することとしてもよい。
車両2−2は、このようにして、自身のメモリ装置34に記録データを保存するか否かを判断し、保存する場合には、リングバッファに記録している記録データを読み出し、リングバッファでない記憶領域に保存する。この保存処理は、後述する記録時間長により示される期間続けられる。
次に、車両2−2は、通信ネットワーク5を介し、車両2−1に対して「ドライブ記録要求応答メッセージ」を送信する。図12は、この「ドライブ記録要求応答メッセージ」のフォーマット図である。同図に示すように、「ドライブ記録要求応答メッセージ」は「メッセージ識別子」、「メッセージ順番号」、「セクターID」、「グループコード」、「要求拒否表示子」、「拒否理由」の各フィールドから構成される。
「メッセージ識別子」は、このメッセージが「ドライブ記録要求応答メッセージ」であることを示す情報である。「メッセージ順番号」は、「ドライブ記録要求メッセージ」について説明したものと同様である。
「セクターID」は、車両2−2に搭載されている携帯無線通信装置30の在圏する基地局装置4のID番号を示す情報である。「グループコード」は、記憶装置をグルーピングする場合に、車両2−2のメモリ装置34に記憶されるグループコードが設定される。
「要求拒否表示子」は、記録データを保存するか否かについての上記判断結果を示す情報である。「拒否理由」は、記録データを保存しないことを決定した場合に、その理由を示す情報である。
車両2−2における以上の処理について、図13に示す処理フロー図を参照しながら、より詳細に説明する。
図13は、車両2−2の処理フロー図である。同図に示すように、車両2−2は走行開始時などに記録データの取得を開始し(S600)、取得記録データをリングバッファ状の記録データに記録する(S601)。「ドライブ記録要求報知メッセージ」を受信すると(S602)、車両2−2は、「ドライブ記録要求報知メッセージ」に含まれる位置データに基づき、該メッセージにより要求された場所を通過していたか否かを判断する(S603)。具体的には、リングバッファに記憶している位置データを読み出すことによって、これを判断する。
要求された場所を通過していなかったと判断した場合、車両2−2は「ドライブ記録要求報知メッセージ」に何らの応答をすることなく、処理を終了する。一方、要求された場所を通過していたと判断した場合、車両2−2は、記録データの上書きを防止するため、記録データの取得を一時停止する(S604)。又はリングバッファ内の記録データを一時記憶領域へ待避させることとしてもよい。
そして、記憶している記録データの記録時刻(保存データの時刻)と、「ドライブ記録要求メッセージ」に含まれる「記録時刻」と、を比較し、その関係によって、以下の処理を行う。すなわち、「記録時刻」が保存データの時刻内に含まれている場合(S605)には、記録データを保存することを決定したことを示す「要求拒否表示子」を「ドライブ記録要求応答メッセージ」に含めて送信する(S606)。また、「記録時刻」が保存データの時刻より後のものしかなかった場合(S607)には、記録データを保存しないことを決定したことを示す「要求拒否表示子」を「ドライブ記録要求応答メッセージ」に含めて送信する(S608)。この場合、車両2−2は、「拒否理由」に要求された記録時刻以前のデータしかない旨を含める。さらに、「記録時刻」が保存データの時刻より前のものしかなかった場合(S609)には、記録データを保存しないことを決定したことを示す「要求拒否表示子」を「ドライブ記録要求応答メッセージ」に含めて送信する(S610)。この場合、車両2−2は、「拒否理由」に要求された記録時刻以後のデータしかない旨を含める。
車両2−2は、以上のようにして「ドライブ記録要求応答メッセージ」の送信にかかる処理を行っている。
「ドライブ記録要求応答メッセージ」を受信した通信ネットワーク5は、「ドライブ記録要求応答トンネルメッセージ」を生成し、対応する「ドライブ記録要求メッセージ」を送信した車両2−1に対して、この「ドライブ記録要求応答トンネルメッセージ」を送信する。
図14は、「ドライブ記録要求応答トンネルメッセージ」のフォーマット図である。同図にも示すように、「ドライブ記録要求応答トンネルメッセージ」は、「ドライブ記録送信要求メッセージ」の内容をそのまま含むトンネルメッセージである。
「ドライブ記録要求応答トンネルメッセージ」を受信した車両2−1は、該メッセージに含まれる「要求拒否表示子」に基づく処理を行う。具体的には、「要求拒否表示子」が記録データを保存することを決定したことを示している場合に、車両2−1は、通信ネットワーク5を介し、車両2−2に対して「ドライブ記録送信要求メッセージ」を送信する処理を行う。一方、「要求拒否表示子」が記録データを保存することを決定したことを示している場合には、特段の処理を行わない。
図15は、「ドライブ記録送信要求メッセージ」のフォーマット図である。同図に示すように、「ドライブ記録送信要求メッセージ」は「メッセージ識別子」、「メッセージ順番号」、「セクターID」、「グループコード」、「記録時刻」、「記録時間長」、「送信先アドレス」の各フィールドから構成される。
「メッセージ識別子」は、このメッセージが「ドライブ記録送信要求メッセージ」であることを示す情報である。「メッセージ順番号」は、「ドライブ記録要求メッセージ」について説明したものと同様である。
「セクターID」は、車両2−1に搭載されている携帯無線通信装置30の在圏する基地局装置4のID番号を示す情報である。「グループコード」は、記憶装置をグルーピングする場合に、車両2−1のメモリ装置34に記憶されるグループコードが設定される。
「記録時刻」は、車両2−1が所定状態を検出したときに時計装置33により取得された現在時刻データである。「記録時間長」は、各記憶装置において、本件に関し記録データを保存する期間(「記録時刻」からの期間)を示す情報である。
「送信先アドレス」は、各記憶装置が保存した記録データを送信すべき装置(例えばドライブレコーダ記録センター6)を示す情報である。車両2−1は、この情報を予め自身のメモリ装置34に記憶しておき、「ドライブ記録送信要求メッセージ」生成時に「送信先アドレス」として該メッセージに含める。
以上のようなフォーマットを有する「ドライブ記録送信要求メッセージ」を受信した通信ネットワーク5は、「ドライブ記録送信要求トンネルメッセージ」を生成し、対応する「ドライブ記録要求応答メッセージ」を送信した車両2−2に対して、この「ドライブ記録送信要求トンネルメッセージ」を送信する。
図16は、「ドライブ記録送信要求トンネルメッセージ」のフォーマット図である。同図にも示すように、「ドライブ記録送信要求トンネルメッセージ」は、「ドライブ記録送信要求メッセージ」の内容をそのまま含むトンネルメッセージである。
「ドライブ記録送信要求トンネルメッセージ」を受信した車両2−2は、「ドライブ記録要求報知メッセージ」に応じて開始した記録データの保存を、「記録時間長」により示される期間の終期に終了する。そして、保存した記録データを、ドライブレコーダ記録センター6に対して送信する。
図17は、このとき車両2−2が送信する保存した記録データ(以下、保存データと称する)の一例を示す図である。同図に示すように、保存データは、例えば「時刻」、「時刻情報源」、「位置データ」、「画像データ」、「補助データ」を含んでいる。なお、この保存データにどの情報を含めるかについては、「ドライブ記録送信要求メッセージ」によって車両2−1が車両2−2に対して通知することとしてもよい。また、ここに挙げたデータ以外にも、各情報取得手段により取得しているデータを含めることができるのはもちろんである。
「時刻」は、記録データを記録した時刻である。この時刻は、車両2−2に備えられる時計装置33によって計時されるものであり、「時刻情報源」は上記時刻情報源情報である。
「位置データ」は、記録データを記録した際の車両2−2の位置データである。「画像データ」は、上記「時刻」に示される時刻においてカメラ27によって撮影された撮影データである。「補助データ」には、必要に応じ、例えば車両2−2に関する情報などの補助データが含められる。
ここで、上記処理を、図11の通信ネットワーク5における処理フローを再度参照しながら、より詳細に説明する。
上述したように、車両2−1から「ドライブ記録要求メッセージ」を受信した通信ネットワーク5は、基地局装置選択を行いつつ、「ドライブ記録要求報知メッセージ」を各記憶装置に対して送信する(S501乃至S505)。
次に、通信ネットワーク5は「ドライブ記録要求応答メッセージ」を待機し(S506)、所定時間内に受信した場合には、「ドライブ記録要求応答トンネルメッセージ」を送信する(S508)。一方所定時間内に受信しなければタイムアウトして取り扱い(S507)、処理を終了する。
その後、通信ネットワーク5は「ドライブ記録送信要求メッセージ」を待機し(S509)、所定時間内に受信した場合には、「ドライブ記録送信要求トンネルメッセージ」を送信する(S511)。一方所定時間内に受信しなければタイムアウトして取り扱い(S510)、処理を終了する。
そして、通信ネットワーク5は「保存データ」を待機し(S512)、所定時間内に受信した場合には、「保存データ」を指定アドレスに転送する(S514)。一方所定時間内に受信しなければタイムアウトして取り扱い(S513)、処理を終了する。
通信ネットワーク5は、以上のようにして各記憶装置及びドライブレコーダ記録センター6の間で行われる信号の中継処理を行っている。
次に、ドライブレコーダ記録センター6に備えられる情報処理装置が、車両2−2によって送信された保存データに基づいて客観的な記録データを生成する処理について説明する。
図18は、ドライブレコーダ記録センター6における客観的記録データ生成処理の処理フロー図である。同図では、ドライブレコーダ記録センター6は車両2−2及び車両2−3から保存データを受信したものとしている。
まずドライブレコーダ記録センター6は、各車両2から受信した保存データから、「時刻」の一致する保存データを選択し、保存データの組み合わせをいくつか取得する(S400)。このとき、保存データに含まれる時刻情報源情報に基づき、時刻の精度に問題がある(時刻情報源情報が所定値でない)と判断される保存データについては取得しないこととしてもよい。
次に、ドライブレコーダ記録センター6は、取得した組み合わせに含まれる各保存データの「位置データ」の一致度を算出し、最も一致している(所定距離内にある)ことが示される組み合わせを選択する(S401)。そして、選択した組み合わせに含まれる保存データから「時刻」を取得し、時刻Aとして記憶する(S402)。
さらに、ドライブレコーダ記録センター6は、時刻Aのx秒前からy秒後(x及びyは所定値)までの保存データについて、保存データの組み合わせを生成し(S403)、組み合わせにかかる保存データに含まれる位置データを、地図上にプロットする(S404)。そして各プロット点に撮像データである画像ファイルをリンクさせる(S405)。具体的には、例えばプロット点をマウスでクリックすることにより画像ファイルが表示されるようにする。
続いて、ドライブレコーダ記録センター6は、他の車両からのデータを地図上にプロットし(S406)、客観的な記録データとする。以上のようにして、ドライブレコーダ記録センター6は、客観的な記録データを生成している。
以上のようにして、レコーダシステム1は、事故・事件の客観的な記録データを収集している。すなわち、画像送信要求装置(車両2−1に含まれる記憶装置)は、ある移動体(車両2−1)が所定状態となったこと(例えば事故)を検出した際、記憶装置(車両2−2など)に事故当時の画像を示す画像情報を送信させることができるので、事故当事者移動体(車両2−1)に設置される記憶装置以外の記憶装置に事故当時の画像を示す画像情報を送信させることが可能になる。
また、移動体(車両2−1)が所定状態となったことが検出された場合に、該所定状態が検出されたときの画像情報を画像送信要求装置(車両2−1に含まれる記憶装置)や他の装置(ドライブレコーダ記録センター6など)において記憶することができる。
さらに、記憶装置(車両2−2)は、定期的に取得している画像情報の中から送信要求データを送信した記憶装置(車両2−1)で所定状態が検出されたときの画像情報を選出して送信することができる。
また、通信ネットワーク5は、所定状態が検出されてからの経過時間に応じて、送信要求データを送信する記憶装置の位置の範囲を決定することができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では記録データを保存するのは車両2に搭載された記憶装置であるとして説明したが、固定設置型記憶装置3が記録データを保存し、かつドライブレコーダ記録センター6に送信することとしてもよいのはもちろんである。また、上記実施の形態では基地局装置4の選択を通信ネットワーク5が行っているが、記録を要求する車両2−1が行うこととしてもよい。
また、車両2のシステム構成図として、図2に示した構成以外にも、例えば図19に示す構成を採用することもできる。すなわち、同図では、制御装置10、携帯無線通信装置30、サンプリングタイミング保持装置31、サンプリングタイミング同期装置32、時計装置33、メモリ装置34を1つの携帯通信モジュール11にまとめている。このようにすれば、本発明にかかる記憶装置を、モジュール商品として販売することができるようになる。
なお、この場合原動機24と携帯通信モジュール11の間にインターフェース回路50、加速度センサー28と携帯通信モジュール11の間にピークホールド回路51、速度計29と携帯通信モジュール11の間にインターフェース回路52をそれぞれ挿入することとすることが好適である。これらは、各情報取得手段により取得されるデータを、携帯通信モジュール11で扱うことのできるデータに変換するための回路である。また、ピークホールド回路51は、加速度センサー28のピークを一時的に記憶しておくことにより、携帯通信モジュール11が短時間の加速を示すデータを取得できるようにしている。
本発明の実施の形態に係るレコーダシステムの構成図である。 本発明の実施の形態に係る車両のシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る車両の処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係る車両の処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係るサンプリングタイミング補正処理の説明図である。 本発明の実施の形態に係る車両の処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係るレコーダシステムのシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るドライブ記録要求メッセージのフォーマット図である。 本発明の実施の形態に係るドライブ記録要求報知メッセージのフォーマット図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置選択の説明図である。 本発明の実施の形態に係る通信ネットワークの処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係るドライブ記録要求応答メッセージのフォーマット図である。 本発明の実施の形態に係る車両の処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係るドライブ記録要求応答トンネルメッセージのフォーマット図である。 本発明の実施の形態に係るドライブ記録送信要求メッセージのフォーマット図である。 本発明の実施の形態に係るドライブ記録送信要求トンネルメッセージのフォーマット図である。 本発明の実施の形態に係る記録データを示す図である。 本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ記録センターの処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係る車両のシステム構成図である。
符号の説明
1 レコーダシステム、2 車両、3 固定設置型記憶装置、4 基地局装置、5 通信ネットワーク、6 ドライブレコーダ記録センター、10 制御装置、11 携帯通信モジュール、21 GPSアンテナ、22 GPS受信機、23 舵センサー、24 原動機、25 スロットルセンサー、26 ブレーキセンサー、27 カメラ、28 加速度センサー、29 速度計、30 携帯無線通信装置、31 サンプリングタイミング保持装置、32 サンプリングタイミング同期装置、33 時計装置、34 メモリ装置、40 タイミング、41 サンプリングタイミング、50 インターフェース回路、51 ピークホールド回路、52 インターフェース回路。

Claims (6)

  1. 撮像手段を備えた複数の記憶装置の一部又は全部に対して、移動体の画像情報の記録を要求するための画像送信要求装置であって、
    前記移動体の状態検出手段と、
    前記状態検出手段により所定状態が検出されたときの前記移動体の位置を示す位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記状態検出手段により所定状態が検出された時刻を示す時刻データを取得する時刻データ取得手段と、
    前記取得された位置データと前記取得された時刻データとに基づいて、前記記憶装置を選択する記憶装置選択手段と、
    前記選択された記憶装置に対し、前記各記憶装置に備えられる撮像手段により撮影される画像情報の送信を要求することを示す送信要求データを送信する送信要求データ送信手段と、
    を含むことを特徴とする画像送信要求装置。
  2. 請求項1に記載の画像送信要求装置において、
    前記送信要求データは、前記位置データ及び前記時刻データを含む、
    ことを特徴とする画像送信要求装置。
  3. 撮像手段を備えた複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置の一部又は全部に対して、移動体の画像情報の記録を要求するための画像送信要求装置と、を含むレコーダシステムであって、
    前記画像送信要求装置は、
    前記移動体の状態検出手段と、
    前記状態検出手段により所定状態が検出されたときの前記移動体の位置を示す位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記状態検出手段により所定状態が検出された時刻を示す時刻データを取得する時刻データ取得手段と、
    前記取得された位置データと前記取得された時刻データとに基づいて、前記記憶装置を選択する記憶装置選択手段と、
    前記選択された記憶装置に対し、前記各記憶装置に備えられる撮像手段により撮影される画像情報の送信を要求することを示す送信要求データを送信する送信要求データ送信手段と、
    を含み、
    前記各記憶装置は、
    前記画像送信要求装置により送信される送信要求データを受信する受信手段と、
    前記送信要求データを受信した場合に、前記撮像手段により撮像されている画像情報を前記画像送信要求装置に対して送信する画像情報送信手段と、
    を含み、
    前記画像送信要求装置は、
    前記送信される画像情報を受信し、前記送信要求データと対応付けて記憶する画像情報記憶手段、
    をさらに含む、
    ことを特徴とするレコーダシステム。
  4. 請求項3に記載のレコーダシステムにおいて、
    前記送信要求データは、前記位置データ及び前記時刻データを含み、
    前記画像情報送信手段は、前記送信要求データを受信した場合に、前記撮像手段により撮像されている画像情報であって、該送信要求データに含まれる前記位置データ及び前記時刻データに応じた画像情報を前記画像送信要求装置に対して送信する、
    ことを特徴とするレコーダシステム。
  5. 請求項4に記載のレコーダシステムにおいて、
    前記各記憶装置は、
    定期的に前記撮像手段により撮像される画像情報を取得する画像情報定期取得手段、
    をさらに含み、
    前記画像情報送信手段は、前記送信要求データを受信した場合に、該送信要求データに含まれる位置データ及び時刻データに応じて前記画像情報定期取得手段により定期的に取得される画像情報の中から少なくとも1つの画像情報を選出し、該選出した画像情報を前記画像送信要求装置に対して送信する、
    ことを特徴とするレコーダシステム。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載のレコーダシステムにおいて、
    前記画像送信要求装置は、
    前記各記憶装置の位置を示す位置データを取得する記憶装置位置データ取得手段と、
    現在時刻を示す現在時刻データを取得する現在時刻データ取得手段と、
    をさらに含み、
    前記記憶装置選択手段は、前記取得された位置データにより示される位置から、前記取得された時刻データ及び前記取得される現在時刻に応じた範囲内に、前記記憶装置位置データ取得手段により取得される位置データにより示される位置がある記憶装置を選択する、
    ことを特徴とするレコーダシステム。
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