JPWO2007026798A1 - (メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールならびにその製造方法およびその用途 - Google Patents
(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールならびにその製造方法およびその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2007026798A1 JPWO2007026798A1 JP2007533312A JP2007533312A JPWO2007026798A1 JP WO2007026798 A1 JPWO2007026798 A1 JP WO2007026798A1 JP 2007533312 A JP2007533312 A JP 2007533312A JP 2007533312 A JP2007533312 A JP 2007533312A JP WO2007026798 A1 JPWO2007026798 A1 JP WO2007026798A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- polyol
- weight
- polyether polyol
- acrylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/63—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers
- C08G18/632—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers onto polyethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F283/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
- C08F283/06—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polyethers, polyoxymethylenes or polyacetals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/63—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/63—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers
- C08G18/638—Block or graft polymers obtained by polymerising compounds having carbon-to-carbon double bonds on to polymers characterised by the use of compounds having carbon-to-carbon double bonds other than styrene and/or olefinic nitriles
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J151/00—Adhesives based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J151/08—Adhesives based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Adhesives based on derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
本発明に係る(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールは、水酸基価が25mgKOH/g以下であるポリオキシアルキレンポリオール40〜95重量部と、(メタ)アクリレートおよび/または水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマー5〜60重量部(ただし、前記ポリオキシアルキレンポリオールと前記ビニルモノマーとの合計を100重量部とする)と、前記ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対してラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物0.1〜5モルとを、反応させて得られることを特徴とする。この(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールは、無色透明性および相溶性に優れ、かつ機械強度、耐侯性および耐ブリード性に優れたポリウレタン樹脂硬化物の原料として有用である。
Description
本発明は、新規なポリエーテルポリオールおよびその製造方法、ならびにこのポリエーテルポリオールの用途に関する。より詳しくは、低水酸基価のポリオキシアルキレンポリオールに(メタ)アクリレートをグラフトしたポリエーテルポリオールおよびその製造方法に関する。
ポリエーテルポリオールはポリウレタン樹脂の原料として広く用いられている。このポリエーテルポリオールは、そのまま使用すると十分な機械強度を有するポリウレタン樹脂硬化物が得られなかったり、長時間の紫外線により分解されやすいという問題があった。このため、たとえば高硬度を必要とする用途では、ビニルポリマーを分散させたポリマーポリオールの形態で使用されることが多かった。このポリマーポリオールは、たとえば、特許文献1(特公昭41−3473号公報)に記載されているように、重合触媒としてアゾビスイソブチロニトリルや過酸化ベンゾイルの存在下、ポリオール中でアクリレートなどのビニルモノマーを重合させることにより製造される。ところが、アゾビスイソブチロニトリルや過酸化ベンゾイルを触媒として製造されたポリマーポリオールは、通常濁っており、用途が制限されるという問題があった。
一方、特許文献2(特公昭47−47999号公報)には、オレフィン類とポリオキシアルキレン化合物とのグラフト共重合体が開示されている。ここで用いられている触媒は、3級炭素原子に結合したパーオキサイド基を含有するパーオキサイドであり、この触媒を用いて合成したグラフト共重合体が透明性を示すことも開示されている。また、オレフィン類として、炭化水素オレフィン、オレフィン系ニトリル、飽和脂肪族カルボン酸のアルケニルエステル、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、不飽和脂肪酸が例示されている。ところが、このグラフト共重合体を用いたポリウレタン樹脂硬化物は、機械強度や長期耐侯性に改良の余地があり、これらの特性のさらなる向上が求められている。
特に柔軟で、かつ機械強度に優れるポリウレタン樹脂硬化物を得るためには、高分子量のポリエーテルポリオールを使用することが有効であるが、長期耐候性を改良するために添加するその他の成分、たとえばアクリル樹脂との相溶性が悪く、透明な樹脂組成物が得られなかったり、樹脂組成物表面がべたつき、耐ブリード性に劣るという問題があった。
特公昭41−3473号公報
特公昭47−47999号公報
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって、無色透明性および相溶性に優れたポリエーテルポリオールおよびその製造方法を提供すること、ならびにこのポリエーテルポリオールを用いたポリウレタン樹脂組成物を提供すること、さらには機械強度、耐侯性および耐ブリード性に優れ、かつ無色透明なポリウレタン樹脂硬化物を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物の存在下で低水酸基価のポリオキシアルキレンポリオールに(メタ)アクリレート類を50重量%以上含有するビニルモノマーをグラフトしたポリエーテルポリオールが無色透明性および相溶性に優れ、かつこれを用いたポリウレタン樹脂硬化物が無色透明であり、かつ機械強度、耐侯性および耐ブリード性に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールは、水酸基価が25mgKOH/g以下であるポリオキシアルキレンポリオール40〜95重量部と、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマー5〜60重量部(ただし、前記ポリオキシアルキレンポリオールと前記ビニルモノマーとの合計を100重量部とする)と、前記ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対してラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物0.1〜5モルとを、反応させて得られることを特徴とする。
式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は炭素数1〜18のアルキル基または炭素数7〜18のアラルキル基を示し、R3は炭素数1〜18のアルキレン基を示す。
前記ポリオキシアルキレンポリオールは、ホスファゼニウム触媒の存在下で活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加重合して得られたポリオキシアルキレンポリオールであることが好ましい。
前記ポリオキシアルキレンポリオールは、ホスファゼニウム触媒の存在下で活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加重合して得られたポリオキシアルキレンポリオールであることが好ましい。
前記(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールは、分光光度計により測定した光線透過率が、300nmで30%以下であり、かつ500nmで90%以上であることが好ましい。
前記ポリオキシアルキレンポリオールは、1分子中に1〜8個の水酸基を有することが好ましい。
本発明に係る二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物および一液硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、上記(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールを用いた組成物であることを特徴とする。
本発明に係る二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物および一液硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、上記(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールを用いた組成物であることを特徴とする。
本発明に係る接着剤は、上記(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールを含有することを特徴とする。
本発明に係るポリウレタン樹脂硬化物は、(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールと有機イソシアネート化合物とを反応、硬化させることにより得られる。
本発明に係る(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造方法は、水酸基価が25mgKOH/g以下であるポリオキシアルキレンポリオール40〜95重量部と、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマー5〜60重量部(ただし、前記ポリオキシアルキレンポリオールと前記ビニルモノマーとの合計を100重量部とする)と、前記ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対してラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物0.1〜5モルとを、反応させることを特徴とする。
本発明に係るポリウレタン樹脂硬化物は、(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールと有機イソシアネート化合物とを反応、硬化させることにより得られる。
本発明に係る(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造方法は、水酸基価が25mgKOH/g以下であるポリオキシアルキレンポリオール40〜95重量部と、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマー5〜60重量部(ただし、前記ポリオキシアルキレンポリオールと前記ビニルモノマーとの合計を100重量部とする)と、前記ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対してラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物0.1〜5モルとを、反応させることを特徴とする。
式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は炭素数1〜18のアルキル基または炭素数7〜18のアラルキル基を示し、R3は炭素数1〜18のアルキレン基を示す。
本発明によると、無色透明性および相溶性に優れたポリエーテルポリオールを得ることができ、さらに機械強度、耐侯性および耐ブリード性に優れた、無色透明なポリウレタン樹脂硬化物を得ることができる。
〔グラフトポリエーテルポリオール〕
本発明係る(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール(以下、「グラフトポリエーテルポリオール」という。)は、低水酸基価のポリオキシアルキレンポリオールと、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマーとを、ラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物の存在下でグラフト反応させることにより得られるポリオールである。
本発明係る(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール(以下、「グラフトポリエーテルポリオール」という。)は、低水酸基価のポリオキシアルキレンポリオールと、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマーとを、ラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物の存在下でグラフト反応させることにより得られるポリオールである。
上記式(1)および(2)中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は炭素数1〜18のアルキル基または炭素数7〜18のアラルキル基を示し、R3は炭素数1〜18のアルキレン基を示す。
本発明に係るグラフトポリエーテルポリオールは、上記式(1)または(2)で表される(メタ)アクリレートから誘導されるエステル基がポリオキシアルキレンポリオールのアルキレン基にグラフト結合した構造を有していることが好ましい。
(ポリオキシアルキレンポリオール)
本発明に用いられるポリオキシアルキレンポリオールは、水酸基価が25mgKOH/g以下、好ましくは1〜22mgKOH/g、より好ましくは2〜20mgKOH/gである。また、総不飽和度は0.04meq/g以下が好ましい。水酸基価および総不飽和度が上記範囲にあると、柔軟でかつ機械強度に優れた硬化物を得ることができる。
本発明に用いられるポリオキシアルキレンポリオールは、水酸基価が25mgKOH/g以下、好ましくは1〜22mgKOH/g、より好ましくは2〜20mgKOH/gである。また、総不飽和度は0.04meq/g以下が好ましい。水酸基価および総不飽和度が上記範囲にあると、柔軟でかつ機械強度に優れた硬化物を得ることができる。
このようなポリオキシアルキレンポリオールは、水酸化セシウム、亜鉛とコバルトのシアノ錯体などの複合金属のシアン化物錯体、または窒素−リン二重結合を有するホスファゼン、ホスファゼニウムなどのホスファゼニウム触媒の存在下で、活性水素化合物にアルキレンオキサイドを開環付加重合させることによって製造することができる。本発明では、開環重合終了後、使用した触媒を除去することが好ましい。これらの触媒のうち、より低水酸基価のポリオキシアルキレンポリオールが得られる点で、ホスファゼニウム触媒が好ましい。
ホスファゼニウム触媒としては、下記式(3)で表される活性水素化合物のホスファゼニウム塩、および下記式(4)で表される水酸化ホスファゼニウムが挙げられる。
式(3)中、nは1〜8の整数であってホスファゼニウムカチオンの数を表し、Zn−は最大8個の活性水素原子を酸素原子または窒素原子上に有する活性水素化合物からn個のプロトンが離脱して導かれる形のn価の活性水素化合物のアニオンである。a、b、cおよびdはそれぞれ3以下の正の整数または0であるが、全てが同時に0ではない。Rは同種または異種の炭素数1〜10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の2個のRは互いに結合して環構造を形成してもよい。
式(4)中、Meはメチル基を表す。a’、b’、c’およびd’は0または1であり、全てが同時に0ではない。
上記式(3)で表される活性水素化合物のホスファゼニウム塩としては、ジメチルアミノトリス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムテトラフルオロボレート、テトラキス[トリ(ピロリジン−1−イル)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムテトラフルオロボレート、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロライド、ジエチルアミノトリス[トリス(ジエチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムテトラフルオロボレート等が挙げられる。これらのうち、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロライドが好ましい。
上記式(3)で表される活性水素化合物のホスファゼニウム塩としては、ジメチルアミノトリス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムテトラフルオロボレート、テトラキス[トリ(ピロリジン−1−イル)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムテトラフルオロボレート、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロライド、ジエチルアミノトリス[トリス(ジエチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムテトラフルオロボレート等が挙げられる。これらのうち、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムクロライドが好ましい。
上記式(4)で表される水酸化ホスファゼニウムとしては、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムヒドロキシド、(ジメチルアミノ)トリス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムヒドロキシドが挙げられる。これらのうち、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]ホスホニウムヒドロキシドが好ましい。
上記活性水素化合物は、ポリオキシアルキレンポリオールの製造に通常用いられる活性水素化合物であれば特に制限されず、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルキレングリコール;グリセリン、トリメチロールプロパン等のトリオール;ペンタエリスリトール、ジグリセリン等のテトラオール;ソルビトール等のヘキサオール;およびショ糖等の水酸基含有化合物が挙げられる。これらは1種単独で用いても2種を併用してもよい。
上記アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドが挙げられる。これらは1種単独で用いても2種を併用してもよい。このうち、プロピレンオキサイド単独で、またはエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとを組み合わせて用いることが好ましい。すなわち、上記ポリオキシアルキレンポリオールは少なくともオキシプロピレン単位を含有することが好ましい。
また、上記ポリオキシアルキレンポリオールは1分子中に、好ましくは1〜8個の水酸基を有し、より好ましくは2〜5個の水酸基を有することが望ましい。ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基数が上記範囲にあると水酸基と反応可能な官能基を有する化合物と混合しても増粘などの経時変化が起こりにくい。
本発明では、ポリオキシアルキレンポリオールは、ポリオキシアルキレンポリオールとビニルモノマーとの合計100重量部に対して、通常40〜95重量部、好ましくは50〜90重量部、より好ましくは60〜85重量部使用することが望ましい。ポリオキシアルキレンポリオールの使用量が上記範囲にあると、より優れた機械強度、長期間耐侯性および耐ブリード性を有するポリウレタン樹脂硬化物の原料として有用であり、かつ無色透明性および相溶性に優れたグラフトポリエーテルポリオールを得ることができる。ポリオキシアルキレンポリオールの使用量が上記下限未満になると、粘度が著しく上昇し、取扱いが困難になることがある。また、得られる(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの無色透明性が低下し、濁りが生じることがある。さらに、この(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールをポリウレタン樹脂硬化物の原料として使用すると、硬化物の柔軟性が低下し、機械強度に劣ることがある。一方、ポリオキシアルキレンポリオールの使用量が上記上限を超えると、(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの相溶性が低下するおそれがある。また、この(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールをポリウレタン樹脂硬化物の原料として使用すると、硬化物の耐候性が低下することがある。
(ビニルモノマー)
本発明に用いられるビニルモノマーは、上記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または上記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレート(以下、これらをまとめて「(メタ)アクリレート類」という。)を、全ビニルモノマー100重量%に対して、50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上含有する。上記(メタ)アクリレート類を上記範囲で含有するビニルモノマーをグラフトすることにより、無色透明性および相溶性に優れたグラフトポリエーテルポリオールが得られ、このグラフトポリエーテルポリオールを用いたポリウレタン樹脂硬化物は無色透明であり、かつ優れた機械強度および長期間耐侯性を示す。
本発明に用いられるビニルモノマーは、上記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または上記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレート(以下、これらをまとめて「(メタ)アクリレート類」という。)を、全ビニルモノマー100重量%に対して、50重量%以上、好ましくは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上含有する。上記(メタ)アクリレート類を上記範囲で含有するビニルモノマーをグラフトすることにより、無色透明性および相溶性に優れたグラフトポリエーテルポリオールが得られ、このグラフトポリエーテルポリオールを用いたポリウレタン樹脂硬化物は無色透明であり、かつ優れた機械強度および長期間耐侯性を示す。
上記式(1)および(2)において、R1は、水素原子またはメチル基であり、耐侯性および取扱性の観点からメチル基が好ましい。R2は、炭素数1〜18のアルキル基または炭素数7〜18のアラルキル基であり、炭素数1〜18のアルキル基がより好ましく、炭素数4〜18のアルキル基が特に好ましい。R3は炭素数1〜18のアルキレン基であり、炭素数2〜18のアルキレン基が好ましい。
炭素数1〜18のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基、シクロヘキシル基、ジシクロペンタニル基、イソボルニル基、ラウリル基、トリデシル基、ステアリル基などが挙げられる。これらのうち、ブチル基、2−エチルヘキシル基が好ましい。
炭素数7〜18のアラルキル基としては、フェニレン基、ベンジル基などが挙げられる。
炭素数1〜18のアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、1−メチルエチレン基、プロピレン基、ブチレン基などが挙げられる。これらのうち、エチレン基、プロピレン基が好ましい。
炭素数1〜18のアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、1−メチルエチレン基、プロピレン基、ブチレン基などが挙げられる。これらのうち、エチレン基、プロピレン基が好ましい。
上記(メタ)アクリレート類と併用してもよい、他のビニルモノマーとしては、アクリロニトリル、スチレン、アクリルアミド、酢酸ビニルなどのビニルエステル類、エチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類などが挙げられる。これらの他のビニルモノマーは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
本発明では、上記(メタ)アクリレート類を含有するビニルモノマーは、ポリオキシアルキレンポリオールとビニルモノマーとの合計100重量部に対して、ビニルモノマーを通常5〜60重量部、好ましくは10〜50重量部、より好ましくは15〜40重量部使用することが望ましい。ビニルモノマーの使用量が上記範囲にあると、より優れた機械強度、長期間耐侯性および耐ブリード性を有する、無色透明なポリウレタン樹脂硬化物の原料として有用であり、かつ無色透明性および相溶性に優れたグラフトポリエーテルポリオールを得ることができる。
(ラジカル反応開始剤)
本発明では、グラフト反応を行う際、ラジカル反応開始剤としてアルキル過酸化物を用いる。本発明に用いられるアルキル過酸化物をとしては、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、ジ−tert−ヘキシルパーオキサイド、α,α’−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルクミルパーオキシドなどのジアルキルパーオキサイド類;tert−ブチルパーオキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオキシアセテートなどのパーオキシエステル類;1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)2−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(4,4−ジブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、n−ブチル4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレートなどのパーオキシケタール類などが挙げられる。
本発明では、グラフト反応を行う際、ラジカル反応開始剤としてアルキル過酸化物を用いる。本発明に用いられるアルキル過酸化物をとしては、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、ジ−tert−ヘキシルパーオキサイド、α,α’−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルクミルパーオキシドなどのジアルキルパーオキサイド類;tert−ブチルパーオキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオキシアセテートなどのパーオキシエステル類;1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)2−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(4,4−ジブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、n−ブチル4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレートなどのパーオキシケタール類などが挙げられる。
これらのアルキル過酸化物は1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらのアルキル過酸化物のうち、得られる(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの無色透明性の観点から、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキシドがより好ましい。本発明では、アルキル過酸化物は、ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対して通常0.1〜5モル使用することが望ましい。アルキル過酸化物の使用量が上記範囲にあると、上記ポリオキシアルキレンポリオールと上記ビニルモノマーとのグラフト反応を好適に行うことができる。
(グラフト反応)
上記グラフト反応を行う際、ビニルモノマーをポリオキシアルキレンポリオールに添加して反応させることが好ましい。反応温度は、得られる(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの無色透明性の観点から、好ましくは100〜200℃、より好ましくは110〜180℃、最も好ましくは120〜160℃である。グラフト反応温度が上記下限未満になると反応時間が長くなり、生産性が低下することがある。また、ビニルモノマーが単独重合することがある。ビニルモノマーの単独重合体はポリオキシアルキレンポリオールとの相溶性が悪く、濁りが生じ、無色透明性が低下する。一方、グラフト反応温度が上記上限を超えると、ポリオキシアルキレンポリオールが熱劣化することがあり、ポリウレタン樹脂硬化物の機械強度が低下するおそれがある。また、ラジカル重合開始剤も分解するため、未反応のモノマーが多量に残存し、未反応モノマーを除去する労力が必要となるだけでなく、グラフト率も低下するため、ポリウレタン樹脂硬化物の耐候性も低下するおそれがある。さらに、高温での温度制御が容易ではないという問題もある。
上記グラフト反応を行う際、ビニルモノマーをポリオキシアルキレンポリオールに添加して反応させることが好ましい。反応温度は、得られる(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの無色透明性の観点から、好ましくは100〜200℃、より好ましくは110〜180℃、最も好ましくは120〜160℃である。グラフト反応温度が上記下限未満になると反応時間が長くなり、生産性が低下することがある。また、ビニルモノマーが単独重合することがある。ビニルモノマーの単独重合体はポリオキシアルキレンポリオールとの相溶性が悪く、濁りが生じ、無色透明性が低下する。一方、グラフト反応温度が上記上限を超えると、ポリオキシアルキレンポリオールが熱劣化することがあり、ポリウレタン樹脂硬化物の機械強度が低下するおそれがある。また、ラジカル重合開始剤も分解するため、未反応のモノマーが多量に残存し、未反応モノマーを除去する労力が必要となるだけでなく、グラフト率も低下するため、ポリウレタン樹脂硬化物の耐候性も低下するおそれがある。さらに、高温での温度制御が容易ではないという問題もある。
ビニルモノマーの添加方法は、一括添加および逐次添加のいずれの方法でもよいが、一括添加の場合には反応熱により温度が急激に上昇することがあるため、逐次添加することが好ましい。ビニルモノマーの添加時間(滴下時間)は、好ましくは5〜600分以下、より好ましくは60〜450分、最も好ましくは好ましく120〜300分である。ビニルモノマーを上記範囲の時間をかけて滴下すると反応熱による急激な温度上昇を防止することができ、グラフト反応を安定して行うことができる。また、ビニルモノマーは、ポリオキシアルキレンポリオールの一部と予め混合した後、残りのポリオキシアルキレンポリオールに添加することが好ましい。このようにしてビニルモノマーを添加することによりグラフト反応を安定して行うことができる。
本発明では、ポリオキシアルキレンポリオールに所定量のビニルモノマーを添加した後、上記反応温度に保持してグラフト反応を熟成させる。このときの反応時間は、好ましくは5〜600分以下、より好ましくは60〜450分、最も好ましくは好ましく120〜300分である。その後、減圧処理等で未反応モノマーを除去することにより、本発明に係るグラフトポリエーテルポリオールを得ることができる。
本発明に係るグラフトポリエーテルポリオールは、分光光度計により測定した、300nmにおける光透過率が30%以下が好ましく、25%以下がより好ましく、20%以下が特に好ましい。また、500nmにおける光透過率は90%以上が好ましく、93%以上がより好ましい。300nmにおける光透過率が上記範囲にあるグラフトポリエーテルポリオールは十分な量のグラフト鎖を有し、アクリル樹脂との相溶性に優れている。500nmにおける光透過率が上記範囲にあるグラフトポリエーテルポリオールは可視光域での透明性に優れている。
〔ポリウレタン樹脂組成物およびその硬化物〕
本発明に係るグラフトポリエーテルポリオールは、一液硬化型または二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の原料として好適に用いられる。また、このようなポリウレタン樹脂組成物は接着剤や防水材として好適に用いられる。
本発明に係るグラフトポリエーテルポリオールは、一液硬化型または二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の原料として好適に用いられる。また、このようなポリウレタン樹脂組成物は接着剤や防水材として好適に用いられる。
上記ポリウレタン樹脂組成物において、上記グラフトポリエーテルポリオールは単独で使用してもよいが、本発明の効果を損なわない範囲の量で、他の活性水素化合物を併用することもできる。他の活性水素化合物としては、通常の一液硬化型または二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物に用いられるポリオールなどが挙げられる。具体的には、グリセリン、ショ糖、ペンタエリスリトール、ソルビトール、トリメチロールプロパン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチルペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、8−オクタンジオール等のグリコール類などが挙げられる。また、上述したポリオキシアルキレンポリオールも他の活性水素化合物として使用することができる。
上記ポリウレタン樹脂組成物には、硬化剤として有機イソシアネート化合物が用いられる。ここで用いられる有機イソシアネート化合物は、通常の一液硬化型または二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物に使用されるイソシアネート基を有する化合物であれば特に限定されず、たとえば、脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシアネート、およびこれらのイソシアネートの誘導体や変性体などが挙げられる。
上記ポリウレタン樹脂組成物には、さらに硬化触媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、安定剤、可塑剤などの従来公知の各種添加剤を添加することができる。
このようなポリウレタン樹脂組成物から得られる硬化物は、無色透明であり、かつ機械強度、耐侯性に優れており、特に、長時間の紫外線照射においても形状変化等の劣化が起こりにくい。
このようなポリウレタン樹脂組成物から得られる硬化物は、無色透明であり、かつ機械強度、耐侯性に優れており、特に、長時間の紫外線照射においても形状変化等の劣化が起こりにくい。
[実施例]
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。
実施例および比較例における分析、測定は以下の方法に従って実施した。
(1)ポリオキシアルキレンポリオールおよびグラフトポリオールの特性
(i)水酸基価:
JIS K1557「ポリウレタン用ポリエーテル試験方法」の6.4項「水酸基価」に従って測定した。
(ii)粘度:
JIS K1557の6.3項「粘度」に従って測定した。
(iii)グラフトポリオール中のポリマー含有量:
(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール中のポリマー含有量を、ポリオキシアルキレンポリオールとビニルモノマーとを反応させたときの、ビニルモノマー由来のポリマー量と定義し、下記条件にてガスクロマトグラフィーを用いて未反応ビニルモノマー量を分析し、仕込みビニルモノマー量から算出した。
・ガスクロマトグラフィー:島津製作所製GC−14A
・キャリアガス:ヘリウム、30ml/min
・カラム:化学品検査協会製G−300、内径1.2mm、長さ40m、膜厚1.0μm・カラム温度条件:90℃にて6分保持し、その後20℃/minで昇温し、200℃にて8分保持。
(iv)外観:
室温(20〜25℃)にて目視により観察した。
(v)光透過率:
紫外可視分光光度計((株)日立製作所製、U−4100)により、下記条件にて分光光線透過率を測定した。結果は300nmおよび500nmの透過率を示した。紫外線域の波長300nmの光線透過率はグラフトポリオールの構造に起因し、可視光域の波長500nmの光線透過率は目視での無色透明性を反映する指標である。
・測定方法:透過法
・測定モード:波長測定
・データモード:透過率(0〜100%)
・測定本位:300nm/min
・スリット:6.00nm(固定)
・サンプリング間隔:1.00nm
・検出器:積分球/光電子増倍管
・セル:光路方向厚み10mmの石英セル
・リファレンス:ヘキサン
・測定波長範囲:900〜200nm
・ベースライン補正:リファレンス側および試料側のセルにヘキサンを入れた状態でベースラインを補正した後、試料側セルに測定サンプルを入れ、光透過率を測定した。
(1)ポリオキシアルキレンポリオールおよびグラフトポリオールの特性
(i)水酸基価:
JIS K1557「ポリウレタン用ポリエーテル試験方法」の6.4項「水酸基価」に従って測定した。
(ii)粘度:
JIS K1557の6.3項「粘度」に従って測定した。
(iii)グラフトポリオール中のポリマー含有量:
(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール中のポリマー含有量を、ポリオキシアルキレンポリオールとビニルモノマーとを反応させたときの、ビニルモノマー由来のポリマー量と定義し、下記条件にてガスクロマトグラフィーを用いて未反応ビニルモノマー量を分析し、仕込みビニルモノマー量から算出した。
・ガスクロマトグラフィー:島津製作所製GC−14A
・キャリアガス:ヘリウム、30ml/min
・カラム:化学品検査協会製G−300、内径1.2mm、長さ40m、膜厚1.0μm・カラム温度条件:90℃にて6分保持し、その後20℃/minで昇温し、200℃にて8分保持。
(iv)外観:
室温(20〜25℃)にて目視により観察した。
(v)光透過率:
紫外可視分光光度計((株)日立製作所製、U−4100)により、下記条件にて分光光線透過率を測定した。結果は300nmおよび500nmの透過率を示した。紫外線域の波長300nmの光線透過率はグラフトポリオールの構造に起因し、可視光域の波長500nmの光線透過率は目視での無色透明性を反映する指標である。
・測定方法:透過法
・測定モード:波長測定
・データモード:透過率(0〜100%)
・測定本位:300nm/min
・スリット:6.00nm(固定)
・サンプリング間隔:1.00nm
・検出器:積分球/光電子増倍管
・セル:光路方向厚み10mmの石英セル
・リファレンス:ヘキサン
・測定波長範囲:900〜200nm
・ベースライン補正:リファレンス側および試料側のセルにヘキサンを入れた状態でベースラインを補正した後、試料側セルに測定サンプルを入れ、光透過率を測定した。
(2)ポリウレタン樹脂硬化物の特性
(i)外観:
室温(20〜25℃)にて目視により観察した。
(ii)耐ブリード性
40mm×40mm×2mmのポリウレタン樹脂硬化物を紙の上に置き、80℃の乾燥機内で16時間放置した後、紙の状態を目視により観察し、下記基準で評価した。
A:溶出物の形跡なし(変化なし)。
B:溶出物がわずかに見られた。
C:溶出物の形跡がはっきりと認められた。
D:紙が溶出物でぬれていた。
(iii)耐候性:
40mm×40mm×2mmのポリウレタン樹脂硬化物について、ダイプラメタルウエザー(ダイプラ・ウィンテス社製:KU−R5NCI)により、下記条件にて耐候性試験を実施し、シートの形状変化を観察して下記基準で評価した。なお、耐候性試験を加速するために、グリセリン等の原料に予め含まれていたものを除き、紫外線吸収剤や酸化防止剤などの安定剤は添加しなかった。
・照度:80mW/cm2
・温度:60℃
・湿度:50%
・シャワー回数:10時間に1回
・試験時間:20時間
A:一部ブリードアウトが見られるが直方体の形状を保っていた
B:一部溶融し、角が消失していた
(i)外観:
室温(20〜25℃)にて目視により観察した。
(ii)耐ブリード性
40mm×40mm×2mmのポリウレタン樹脂硬化物を紙の上に置き、80℃の乾燥機内で16時間放置した後、紙の状態を目視により観察し、下記基準で評価した。
A:溶出物の形跡なし(変化なし)。
B:溶出物がわずかに見られた。
C:溶出物の形跡がはっきりと認められた。
D:紙が溶出物でぬれていた。
(iii)耐候性:
40mm×40mm×2mmのポリウレタン樹脂硬化物について、ダイプラメタルウエザー(ダイプラ・ウィンテス社製:KU−R5NCI)により、下記条件にて耐候性試験を実施し、シートの形状変化を観察して下記基準で評価した。なお、耐候性試験を加速するために、グリセリン等の原料に予め含まれていたものを除き、紫外線吸収剤や酸化防止剤などの安定剤は添加しなかった。
・照度:80mW/cm2
・温度:60℃
・湿度:50%
・シャワー回数:10時間に1回
・試験時間:20時間
A:一部ブリードアウトが見られるが直方体の形状を保っていた
B:一部溶融し、角が消失していた
[調製例1]
(ポリオール(A)の調製)
グリセリンおよびこのグリセリンの水酸基に対して0.18モル%の水酸化ホスファゼニウムをオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を減圧した。これにオートクレーブ内圧が0.4MPaGを超えないようにして、プロピレンオキシドを逐次装入し、95℃に昇温してグリセリンにプロピレンオキシドを付加重合した。得られた粗ポリオールをケイ酸アルミナ吸着剤で吸着処理し、ろ過することにより、ポリオール(A)を得た。このポリオール(A)はポリオキシプロピレントリオールであり、その水酸基価は18.7mgKOH/g、粘度は2400mPa・s/25℃であった。
(ポリオール(A)の調製)
グリセリンおよびこのグリセリンの水酸基に対して0.18モル%の水酸化ホスファゼニウムをオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を減圧した。これにオートクレーブ内圧が0.4MPaGを超えないようにして、プロピレンオキシドを逐次装入し、95℃に昇温してグリセリンにプロピレンオキシドを付加重合した。得られた粗ポリオールをケイ酸アルミナ吸着剤で吸着処理し、ろ過することにより、ポリオール(A)を得た。このポリオール(A)はポリオキシプロピレントリオールであり、その水酸基価は18.7mgKOH/g、粘度は2400mPa・s/25℃であった。
[調製例2]
(ポリオール(B)の調製)
ジプロピレングリコールおよびこのジプロピレングリコールの水酸基に対して8.5モル%の水酸化セシウムをオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を減圧した。これにオートクレーブ内圧が0.4MPaGを超えないようにして、プロピレンオキシドを逐次装入し、95℃に昇温してジプロピレングリコールにプロピレンオキシドを付加重合した。得られた粗ポリオールをリン酸で中和し、ろ過することにより、ポリオール(B)を得た。このポリオール(B)はポリオキシプロピレンポリオールであり、その水酸基価は20.4mgKOH/g、粘度は1500mPa・s/25℃であった。
(ポリオール(B)の調製)
ジプロピレングリコールおよびこのジプロピレングリコールの水酸基に対して8.5モル%の水酸化セシウムをオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を減圧した。これにオートクレーブ内圧が0.4MPaGを超えないようにして、プロピレンオキシドを逐次装入し、95℃に昇温してジプロピレングリコールにプロピレンオキシドを付加重合した。得られた粗ポリオールをリン酸で中和し、ろ過することにより、ポリオール(B)を得た。このポリオール(B)はポリオキシプロピレンポリオールであり、その水酸基価は20.4mgKOH/g、粘度は1500mPa・s/25℃であった。
[調製例3]
(ポリオール(C)の調製)
ジプロピレングリコールおよびこのジプロピレングリコールの水酸基に対して6モル%の水酸化カリウムをオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を減圧した。これにオートクレーブ内圧が0.4MPaGを超えないようにして、プロピレンオキシドを逐次装入し、110℃に昇温してジプロピレングリコールにプロピレンオキシドを付加重合した。得られた粗ポリオールをリン酸で中和し、ろ過することにより、ポリオール(C)を得た。このポリオール(C)はポリオキシプロピレンポリオールであり、その水酸基価は37.4mgKOH/g、粘度は600mPa・s/25℃であった。
(ポリオール(C)の調製)
ジプロピレングリコールおよびこのジプロピレングリコールの水酸基に対して6モル%の水酸化カリウムをオートクレーブに仕込み、オートクレーブ内を減圧した。これにオートクレーブ内圧が0.4MPaGを超えないようにして、プロピレンオキシドを逐次装入し、110℃に昇温してジプロピレングリコールにプロピレンオキシドを付加重合した。得られた粗ポリオールをリン酸で中和し、ろ過することにより、ポリオール(C)を得た。このポリオール(C)はポリオキシプロピレンポリオールであり、その水酸基価は37.4mgKOH/g、粘度は600mPa・s/25℃であった。
[実施例1]
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
攪拌機、温度計、窒素導入口、モノマー装入管および水冷コンデンサーを装着した1Lのフラスコに、ポリオール(A)929.7重量部を仕込み、オイルバスにて120℃に加熱した。次に、ビニルモノマーとしてメタクリル酸n−ブチル29.4重量部およびメタクリル酸−2−エチルヘキシル41.0重量部と、ラジカル反応開始剤としてパーヘキサC(商品名、日本油脂(株)製、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサンを純度70%に炭化水素で希釈したもの)19.2重量部とを均一に混合した溶液を4時間かけて均一な速度で上記フラスコに滴下し、さらに4時間反応させた。その後、120℃、1.3kPa以下の条件で2時間減圧処理を行って未反応のモノマーを除去し、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G1)を得た。このグラフトポリエーテルポリオール(G1)の水酸基価は17.5mgKOH/g、粘度は3100mPa・s/25℃、外観は無色透明であった。その他の物性は表1に示す。
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
攪拌機、温度計、窒素導入口、モノマー装入管および水冷コンデンサーを装着した1Lのフラスコに、ポリオール(A)929.7重量部を仕込み、オイルバスにて120℃に加熱した。次に、ビニルモノマーとしてメタクリル酸n−ブチル29.4重量部およびメタクリル酸−2−エチルヘキシル41.0重量部と、ラジカル反応開始剤としてパーヘキサC(商品名、日本油脂(株)製、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサンを純度70%に炭化水素で希釈したもの)19.2重量部とを均一に混合した溶液を4時間かけて均一な速度で上記フラスコに滴下し、さらに4時間反応させた。その後、120℃、1.3kPa以下の条件で2時間減圧処理を行って未反応のモノマーを除去し、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G1)を得た。このグラフトポリエーテルポリオール(G1)の水酸基価は17.5mgKOH/g、粘度は3100mPa・s/25℃、外観は無色透明であった。その他の物性は表1に示す。
[実施例2〜7]
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表1〜表3に記載の種類と量に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G2)〜(G7)を得た。これらのグラフトポリエーテルポリオールの物性を表1〜表3に示す。
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表1〜表3に記載の種類と量に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G2)〜(G7)を得た。これらのグラフトポリエーテルポリオールの物性を表1〜表3に示す。
[実施例8]
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表3に記載の種類と量に変更し、反応温度を150℃に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G8)を得た。このグラフトポリエーテルポリオールの物性を表3に示す。
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表3に記載の種類と量に変更し、反応温度を150℃に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G8)を得た。このグラフトポリエーテルポリオールの物性を表3に示す。
[参考例1〜3]
ポリオール(A)〜(C)について、それぞれ、外観を観察し、光透過率を測定した。結果を表4に示す。
ポリオール(A)〜(C)について、それぞれ、外観を観察し、光透過率を測定した。結果を表4に示す。
[比較例1]
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表5に記載の種類と量に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(g1)を得た。このグラフトポリエーテルポリオール(g1)は、粗大粒子が析出して不均一であった。このため、物性測定はできなかった。
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表5に記載の種類と量に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(g1)を得た。このグラフトポリエーテルポリオール(g1)は、粗大粒子が析出して不均一であった。このため、物性測定はできなかった。
[比較例2]
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表5に記載の種類と量に変更し、反応温度を130℃に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(g2)を得た。このグラフトポリエーテルポリオールの物性を表5に示す。
(メタクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造)
ポリオキシアルキレンポリオール、ビニルモノマーおよびラジカル反応開始剤をそれぞれ表5に記載の種類と量に変更し、反応温度を130℃に変更した以外は実施例1と同様にして、メタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(g2)を得た。このグラフトポリエーテルポリオールの物性を表5に示す。
[実施例9]
(ポリウレタン樹脂硬化物の製造)
実施例4で得られたメタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G4)100重量部に対して、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(三井化学ポリウレタン(株)製タケネート600)2.79重量部、硬化触媒として24%ヘキサエート鉛0.02重量部を加え、15分間攪拌して脱泡した。続いて、流動性を有しているうちに、予め110℃に加熱した金型に、得られた組成物を注入し、100℃のオーブンに入れて15時間掛けて硬化させた。その後、オーブンから取出して脱型した後、さらに室温で7日間熟成させてポリウレタン樹脂硬化物(H1)を得た。このポリウレタン樹脂(H1)の物性を表6に示す。
(ポリウレタン樹脂硬化物の製造)
実施例4で得られたメタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G4)100重量部に対して、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(三井化学ポリウレタン(株)製タケネート600)2.79重量部、硬化触媒として24%ヘキサエート鉛0.02重量部を加え、15分間攪拌して脱泡した。続いて、流動性を有しているうちに、予め110℃に加熱した金型に、得られた組成物を注入し、100℃のオーブンに入れて15時間掛けて硬化させた。その後、オーブンから取出して脱型した後、さらに室温で7日間熟成させてポリウレタン樹脂硬化物(H1)を得た。このポリウレタン樹脂(H1)の物性を表6に示す。
[実施例10〜11および比較例3〜4]
(ポリウレタン樹脂硬化物の製造)
表5に記載の種類と量のメタクリレートグラフトポリエーテルポリオール、ポリオキシアルキレンポリオール、アクリル樹脂、イソシアネートを使用した以外は実施例9と同様にして、ポリウレタン樹脂硬化物(H2)、(H3)、(h1)および(h2)を作製した。これらのポリウレタン樹脂硬化物の物性を表6に示す。
(ポリウレタン樹脂硬化物の製造)
表5に記載の種類と量のメタクリレートグラフトポリエーテルポリオール、ポリオキシアルキレンポリオール、アクリル樹脂、イソシアネートを使用した以外は実施例9と同様にして、ポリウレタン樹脂硬化物(H2)、(H3)、(h1)および(h2)を作製した。これらのポリウレタン樹脂硬化物の物性を表6に示す。
[実施例9]
(ポリウレタン樹脂硬化物の製造)
実施例4で得られたメタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G4)100重量部に対して、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(三井化学ポリウレタン(株)製タケネート600)2.79重量部、硬化触媒として24%ヘキソエート鉛0.02重量部を加え、15分間攪拌して脱泡した。続いて、流動性を有しているうちに、予め110℃に加熱した金型に、得られた組成物を注入し、100℃のオーブンに入れて15時間掛けて硬化させた。その後、オーブンから取出して脱型した後、さらに室温で7日間熟成させてポリウレタン樹脂硬化物(H1)を得た。このポリウレタン樹脂(H1)の物性を表6に示す。
(ポリウレタン樹脂硬化物の製造)
実施例4で得られたメタクリレートグラフトポリエーテルポリオール(G4)100重量部に対して、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(三井化学ポリウレタン(株)製タケネート600)2.79重量部、硬化触媒として24%ヘキソエート鉛0.02重量部を加え、15分間攪拌して脱泡した。続いて、流動性を有しているうちに、予め110℃に加熱した金型に、得られた組成物を注入し、100℃のオーブンに入れて15時間掛けて硬化させた。その後、オーブンから取出して脱型した後、さらに室温で7日間熟成させてポリウレタン樹脂硬化物(H1)を得た。このポリウレタン樹脂(H1)の物性を表6に示す。
Claims (9)
- 水酸基価が25mgKOH/g以下であるポリオキシアルキレンポリオール40〜95重量部と、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマー5〜60重量部(ただし、前記ポリオキシアルキレンポリオールと前記ビニルモノマーとの合計を100重量部とする)と、前記ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対してラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物0.1〜5モルとを、反応させて得られることを特徴とする(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール。
- 前記ポリオキシアルキレンポリオールが、ホスファゼニウム触媒の存在下で活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加重合して得られたポリオキシアルキレンポリオールであることを特徴とする請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール。
- 分光光度計により測定した光線透過率が、300nmで30%以下であり、かつ500nmで90%以上であることを特徴とする請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール。
- 前記ポリオキシアルキレンポリオールが、1分子中に1〜8個の水酸基を有することを特徴とする請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオール。
- 請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールを用いた二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
- 請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールを用いた一液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
- 請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールを含有する接着剤。
- 請求項1に記載の(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールと有機イソシアネート化合物とを反応、硬化させて得られるポリウレタン樹脂硬化物。
- 水酸基価が25mgKOH/g以下であるポリオキシアルキレンポリオール40〜95重量部と、下記式(1)で表される(メタ)アクリレートおよび/または下記式(2)で表される水酸基含有(メタ)アクリレートを50重量%以上含有するビニルモノマー5〜60重量部(ただし、前記ポリオキシアルキレンポリオールと前記ビニルモノマーとの合計を100重量部とする)と、前記ポリオキシアルキレンポリオールの水酸基1モルに対してラジカル反応開始剤であるアルキル過酸化物0.1〜5モルとを、反応させることを特徴とする(メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールの製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005254898 | 2005-09-02 | ||
JP2005254898 | 2005-09-02 | ||
PCT/JP2006/317174 WO2007026798A1 (ja) | 2005-09-02 | 2006-08-31 | (メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールならびにその製造方法およびその用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2007026798A1 true JPWO2007026798A1 (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=37808882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007533312A Pending JPWO2007026798A1 (ja) | 2005-09-02 | 2006-08-31 | (メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールならびにその製造方法およびその用途 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090111952A1 (ja) |
EP (1) | EP1939231A4 (ja) |
JP (1) | JPWO2007026798A1 (ja) |
KR (1) | KR20080053330A (ja) |
CN (1) | CN101253206A (ja) |
TW (1) | TW200720301A (ja) |
WO (1) | WO2007026798A1 (ja) |
Families Citing this family (37)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2774552B1 (en) | 2004-10-08 | 2019-01-02 | Covidien LP | Endoscopic surgical clip applier |
US9763668B2 (en) | 2004-10-08 | 2017-09-19 | Covidien Lp | Endoscopic surgical clip applier |
EP2875786B1 (en) | 2004-10-08 | 2017-02-01 | Covidien LP | Apparatus for applying surgical clips |
JP5241496B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2013-07-17 | 三井化学株式会社 | 硬化性樹脂及び硬化性組成物 |
EP1913881B1 (en) | 2006-10-17 | 2014-06-11 | Covidien LP | Apparatus for applying surgical clips |
CA2868909A1 (en) | 2007-03-26 | 2008-10-02 | Tyco Healthcare Group Lp | Endoscopic surgical clip applier |
CN101677813B (zh) | 2007-04-11 | 2012-12-05 | Tyco医疗健康集团 | 手术施夹器 |
JP5255487B2 (ja) * | 2008-04-03 | 2013-08-07 | 三井化学株式会社 | グラフトポリエーテルポリオール、その製造方法、ポリウレタン樹脂組成物およびポリウレタン樹脂硬化物 |
US8465502B2 (en) | 2008-08-25 | 2013-06-18 | Covidien Lp | Surgical clip applier and method of assembly |
US20110208212A1 (en) | 2010-02-19 | 2011-08-25 | Zergiebel Earl M | Surgical clip applier |
US8409223B2 (en) | 2008-08-29 | 2013-04-02 | Covidien Lp | Endoscopic surgical clip applier with clip retention |
US9358015B2 (en) | 2008-08-29 | 2016-06-07 | Covidien Lp | Endoscopic surgical clip applier with wedge plate |
US8267944B2 (en) | 2008-08-29 | 2012-09-18 | Tyco Healthcare Group Lp | Endoscopic surgical clip applier with lock out |
JP5377201B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2013-12-25 | 三井化学株式会社 | アクリル変性ポリオールおよびその製造方法、および、ポリウレタン樹脂 |
US9186136B2 (en) | 2009-12-09 | 2015-11-17 | Covidien Lp | Surgical clip applier |
US8545486B2 (en) | 2009-12-15 | 2013-10-01 | Covidien Lp | Surgical clip applier |
US8403945B2 (en) | 2010-02-25 | 2013-03-26 | Covidien Lp | Articulating endoscopic surgical clip applier |
CN102212325A (zh) * | 2010-04-09 | 2011-10-12 | 航天材料及工艺研究所 | 一种聚氨酯灌封胶及其制备方法和灌封工艺 |
US8403946B2 (en) | 2010-07-28 | 2013-03-26 | Covidien Lp | Articulating clip applier cartridge |
US8968337B2 (en) | 2010-07-28 | 2015-03-03 | Covidien Lp | Articulating clip applier |
WO2012029806A1 (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-08 | 昭和電工株式会社 | 感光性樹脂の製造方法及び感光性樹脂組成物 |
US9011464B2 (en) | 2010-11-02 | 2015-04-21 | Covidien Lp | Self-centering clip and jaw |
US9775623B2 (en) | 2011-04-29 | 2017-10-03 | Covidien Lp | Surgical clip applier including clip relief feature |
US9364239B2 (en) | 2011-12-19 | 2016-06-14 | Covidien Lp | Jaw closure mechanism for a surgical clip applier |
US9408610B2 (en) | 2012-05-04 | 2016-08-09 | Covidien Lp | Surgical clip applier with dissector |
US9532787B2 (en) | 2012-05-31 | 2017-01-03 | Covidien Lp | Endoscopic clip applier |
CN102775561A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-11-14 | 句容宁武新材料发展有限公司 | 一种环保型接枝聚醚的制备方法及制得产品的应用 |
CN102775562A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-11-14 | 句容宁武新材料发展有限公司 | 一种纳米二氧化硅改性接枝聚醚的制备方法及制得产品的应用 |
CN102786983A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-11-21 | 句容宁武高新技术发展有限公司 | 一种油田破乳剂的制备方法 |
US9750500B2 (en) | 2013-01-18 | 2017-09-05 | Covidien Lp | Surgical clip applier |
US9775624B2 (en) | 2013-08-27 | 2017-10-03 | Covidien Lp | Surgical clip applier |
FR3084367B1 (fr) | 2018-07-27 | 2020-09-18 | Bostik Sa | Procede de preparation de composes a groupement alkoxysilyl |
WO2020081780A1 (en) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | Arkema France | Light diffuser for horticultural lighting |
FR3087442B1 (fr) | 2018-10-18 | 2020-10-02 | Bostik Sa | Copolymeres hydrocarbones a blocs alternes et groupements terminaux alcoxysilanes |
CN112062911A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-11 | 扬州工业职业技术学院 | 一种乙烯基接枝聚醚多元醇填充材料、其制备方法及应用 |
CN114479048B (zh) * | 2021-12-22 | 2023-11-10 | 山东一诺威新材料有限公司 | 聚合物基硬泡聚醚多元醇的制备方法 |
CN114539507B (zh) * | 2021-12-30 | 2023-08-29 | 重庆大学 | 一种阻燃耐水解聚氨酯气凝胶及其制备方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62104829A (ja) * | 1985-01-22 | 1987-05-15 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリウレタンの製法 |
JPH0753993A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-02-28 | Nippon Shokubai Co Ltd | ビルダーおよび洗剤組成物 |
JPH0953045A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-25 | Bayer Ag | 低溶剤含有量を有する水性の架橋しうる結合剤分散液 |
JPH10292018A (ja) * | 1997-04-21 | 1998-11-04 | Mitsui Chem Inc | ポリマー分散ポリオール、ポリウレタン樹脂およびポリウレタンフォームの製造方法 |
JPH1149829A (ja) * | 1997-02-27 | 1999-02-23 | Mitsui Chem Inc | ポリマー分散ポリオール、並びに難燃性ポリウレタン樹脂及び難燃性ポリウレタンフォーム |
JPH11315138A (ja) * | 1998-05-01 | 1999-11-16 | Mitsui Chem Inc | ポリオキシアルキレンポリオール及びポリマー分散ポリオール |
JP2001073286A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-21 | Nippon Shokubai Co Ltd | 脱墨剤 |
JP2006169508A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-29 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | ポリエーテルポリオール、その製造方法および用途 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL290896A (ja) * | 1962-03-31 | |||
GB1482213A (en) * | 1975-02-19 | 1977-08-10 | Ici Ltd | Polymer-modified polyether polyols |
CA1092590A (en) * | 1976-06-24 | 1980-12-30 | Naresh R. Shah | Polymer/polyol compositions, processes for making same and processes for making polyurethane products therefrom |
US4717738A (en) * | 1985-01-22 | 1988-01-05 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Polyurethane based on hydroxyl-containing polymer polyol and process for making the same |
GB2213155B (en) * | 1987-12-04 | 1991-12-11 | Sanyo Chemical Ind Ltd | Polymer/polyol composition, processes for making the same and polyurethane therefrom |
US5070141A (en) * | 1988-07-29 | 1991-12-03 | Arco Chemical Technology, Inc. | Polyacrylate graft-polyol dispersants |
US6117937A (en) * | 1997-02-27 | 2000-09-12 | Mitsui Chemicals Inc. | Polymer polyol and flame retardant polyurethane resin and foam prepared therefrom |
EP1826223A4 (en) * | 2004-11-18 | 2009-10-21 | Mitsui Chemicals Polyurethanes | POLYETHER POLYOL, SYNTHESIS METHOD OF SAID COMPOUND AND APPLICATIONS |
-
2006
- 2006-08-31 US US11/991,283 patent/US20090111952A1/en not_active Abandoned
- 2006-08-31 JP JP2007533312A patent/JPWO2007026798A1/ja active Pending
- 2006-08-31 EP EP06797134A patent/EP1939231A4/en not_active Withdrawn
- 2006-08-31 CN CNA200680031759XA patent/CN101253206A/zh active Pending
- 2006-08-31 WO PCT/JP2006/317174 patent/WO2007026798A1/ja active Application Filing
- 2006-08-31 KR KR1020087007950A patent/KR20080053330A/ko not_active Application Discontinuation
- 2006-09-01 TW TW095132348A patent/TW200720301A/zh unknown
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62104829A (ja) * | 1985-01-22 | 1987-05-15 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリウレタンの製法 |
JPH0753993A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-02-28 | Nippon Shokubai Co Ltd | ビルダーおよび洗剤組成物 |
JPH0953045A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-25 | Bayer Ag | 低溶剤含有量を有する水性の架橋しうる結合剤分散液 |
JPH1149829A (ja) * | 1997-02-27 | 1999-02-23 | Mitsui Chem Inc | ポリマー分散ポリオール、並びに難燃性ポリウレタン樹脂及び難燃性ポリウレタンフォーム |
JPH10292018A (ja) * | 1997-04-21 | 1998-11-04 | Mitsui Chem Inc | ポリマー分散ポリオール、ポリウレタン樹脂およびポリウレタンフォームの製造方法 |
JPH11315138A (ja) * | 1998-05-01 | 1999-11-16 | Mitsui Chem Inc | ポリオキシアルキレンポリオール及びポリマー分散ポリオール |
JP2001073286A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-21 | Nippon Shokubai Co Ltd | 脱墨剤 |
JP2006169508A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-29 | Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc | ポリエーテルポリオール、その製造方法および用途 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20080053330A (ko) | 2008-06-12 |
EP1939231A1 (en) | 2008-07-02 |
WO2007026798A1 (ja) | 2007-03-08 |
TW200720301A (en) | 2007-06-01 |
EP1939231A4 (en) | 2009-08-26 |
US20090111952A1 (en) | 2009-04-30 |
CN101253206A (zh) | 2008-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2007026798A1 (ja) | (メタ)アクリレートグラフトポリエーテルポリオールならびにその製造方法およびその用途 | |
KR102004863B1 (ko) | 자외선 경화형 점착제용 수지 조성물, 점착제 및 적층체 | |
KR101293084B1 (ko) | 티올 화합물을 함유하는 경화성 조성물 | |
KR101988922B1 (ko) | 자외선 경화형 점착제용 수지 조성물, 점착제 및 적층체 | |
JP5271309B2 (ja) | ポリエーテルポリオール、その製造方法および用途、ポリエーテルポリオールを含有する接着剤 | |
KR102369628B1 (ko) | 자외선 경화형 점착제 조성물, 자외선 경화형 점착 시트의 제조 방법, 및 적층체의 제조 방법 | |
WO2012096111A1 (ja) | ラジカル硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、及び光学用成形体 | |
KR20090042880A (ko) | 경화성 수지 및 경화성 조성물 | |
KR20150119027A (ko) | 자외선 경화형 점착제 조성물 및 점착제 | |
JP2020015919A (ja) | 再生可能な材料から調製された官能化ポリウレタン | |
KR20160038816A (ko) | (메트)아크릴레이트 화합물, 이로부터 유도된 반복단위를 포함하는 코폴리머 및 호모폴리머 | |
KR20170008243A (ko) | 자외선 경화형 점착제 조성물, 및, 점착 필름 | |
KR101743499B1 (ko) | 자외선 경화형 점착제 조성물, 점착제 및 점착 필름 | |
EP3347383B1 (en) | Composition for optical articles and optical articles made therewith | |
JP5967461B1 (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物、及び、粘着シート | |
WO2014017328A1 (ja) | 硬化性樹脂組成物、透明積層体およびその製造方法 | |
JP5822051B1 (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物、粘着フィルム、及び、粘着フィルムの製造方法 | |
JP2010121105A (ja) | 硬化性樹脂組成物および光学部材 | |
JP6155927B2 (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物、粘着剤及び粘着フィルム | |
JP2006169508A (ja) | ポリエーテルポリオール、その製造方法および用途 | |
EP2568010B1 (en) | Thermoplastic transparent resin composition | |
JP6120073B2 (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物、粘着剤及び粘着フィルム | |
US20140213718A1 (en) | Hybrid acrylic polyurethane pre-polymer and sealant thereon | |
WO2024004755A1 (ja) | 化合物、添加剤、可塑剤、硬化性組成物、接着剤、硬化物および粘着剤 | |
KR20230076768A (ko) | 경화성 수지 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100720 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20101118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110118 |