JPWO2006095389A1 - 磁気メモリ装置並びにその読み出し方法及び書き込み方法 - Google Patents

磁気メモリ装置並びにその読み出し方法及び書き込み方法 Download PDF

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Abstract

列方向に延在する第1の信号線(BL)及び第2の信号線(/BL)と、行方向に延在する第3の信号線(WL)と、第1の信号線と第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子(MTJ1)と第1の選択トランジスタ(Tr1)とが並列に接続されてなり、その一端側が第1の信号線に接続された第1の並列接続体と、第2の信号線と第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子(MTJ2)と第2の選択トランジスタ(Tr2)とが並列に接続されてなり、その一端側が第2の信号線に接続された第2の並列接続体とを有するメモリセルと、第1の信号線及び第2の信号線に接続され、第1の信号線及び第2の信号線の電圧に基づいてメモリセルに記憶された情報を読み出す読み出し回路とを有する。

Description

本発明は、磁気メモリ装置に係り、特に、磁性層の磁化方向に基づき抵抗値が変化する磁気メモリ装置並びにその読み出し方法及び書き込み方法に関する。
近年、書き換え可能な不揮発性メモリとして、磁気抵抗効果素子をマトリクス状に配列した磁気ランダムアクセスメモリ(以下、MRAM:Magnetic Random Access Memoryという)が注目されている。MRAMは、2つの磁性層における磁化方向の組み合わせを利用して情報を記憶し、これら磁性層間の磁化方向が平行である場合と反平行である場合とにおける抵抗変化(すなわち電流或いは電圧の変化)を検知することによって記憶情報の読み出しを行うものである。
MRAMを構成する磁気抵抗効果素子の1つとして、磁気トンネル接合(以下、MTJ:Magnetic Tunnel Junctionという)素子が知られている。MTJ素子は、2つの強磁性層がトンネル絶縁膜を介して積層されたものであり、2つの強磁性層の磁化方向の関係に基づいてトンネル絶縁膜を介して磁性層間を流れるトンネル電流が変化する現象を利用したものである。すなわち、MTJ素子は、2つの強磁性層の磁化方向が平行のときに低い素子抵抗を有し、反平行のときには高い素子抵抗を有する。この2つの状態をデータ“0”及びデータ“1”に関連づけることにより、記憶素子として用いることができる。
従来のMRAMのメモリセルとしては、2つの選択トランジスタと2つのMTJ素子とにより1つのメモリセルが構成される、いわゆる2T−2MTJ型MRAMと呼ばれるものや、1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより1つのメモリセルが構成される、いわゆる1T−1MTJ型MRAMと呼ばれるものが知られている。
2T−2MTJ型MRAMでは、2つのMTJ素子に互いに相補的な情報を書き込み、どちらのMTJ素子が高抵抗状態でどちらのMTJ素子が低抵抗状態であるかを比較・判定することにより、メモリセルに記憶された情報を読み出すものである。2T−2MTJ型MRAMは読み出し動作の安定性に優れていることから、MRAMの開発当初においては主流のメモリセル構造であった。その反面、2T−2MTJ型MRAMは、1メモリセルを構成する素子数が多いため集積化の面では不利である。メモリの分野では、最小加工寸法(Feature Size)をFとして、メモリセルの面積を比較することが通常行われている。この指標によれば、2T−2MTJ型MRAMのメモリセルサイズは16Fとなる。
1T−1MTJ型MRAMは、より高集積化が可能な構造として提案されたメモリセル構造である。1T−1MTJ型MRAMは、1メモリセルを構成する素子数が2T−2MTJ型MRAMの半分であり、集積化の面で有利である。上記指標によれば、1T−1MTJ型MRAMは、メモリセルサイズは8Fとなる。その反面、1T−1MTJ型MRAMでは、リファレンスの信号電位との比較により記憶情報を読み出すため、2T−2MTJ型MRAMよりも動作マージンが小さくなる。
また、更なる高集積化が可能なメモリセル構成として、特許文献1乃至3には、いわゆるNAND型回路方式のMRAM(以下、NAND型MRAMという)が開示されている。NAND型MRAMは、図17に示すように、選択トランジスタ(Tr)とMTJ素子(MTJ)とが並列接続されてなる1T−1MTJ型のメモリセル(MC)が複数個直列に接続された単位セルブロック200を有している。この単位セルブロック200の一端はセルブロック選択トランジスタTrselを介して電源線202に接続され、他端は読み出し線204に接続されている。NAND型MRAMでは、直列接続されたメモリセル間にコンタクト領域が不要であることから通常の1T−1MTJ型MRAMよりも集積化が容易であり、上記指標において4F程度もの高集積化が可能である。
特開2004−200641号公報 特開2004−213744号公報 米国特許出願公開第2002/0097598号
しかしながら、NAND型MRAMでは、読み出し対象のMTJ素子の抵抗値に、直列接続された他のメモリセルの選択トランジスタの抵抗値がその個数分加わるため、読み出し動作マージンが小さくなる。すなわち、MRAMは、基本的にはMTJ素子の抵抗変化を電流で読み出す方式であり、通常の1T−1MTJ型MRAMにおいては選択トランジスタ1個の抵抗がMTJ素子に加わって読み出し動作マージンに影響を与えている。しかしながら、NAND型MRAMでは、高集積化のためにメモリセルの直列接続数を増やしていくと、その個数に応じてトランジスタのON抵抗が大きくなって読み出し動作マージンが小さくなり、ひいては読み出しが困難になってしまう。
また、1T−1MTJ型MRAMは、NAND型MRAMよりも読み出し動作マージンが広いとはいえ、リファレンスの信号電位との比較により記憶情報を読み出す方式であるため、2T−2MTJ型MRAMと比較すると読み出し動作マージンは大幅に狭かった。
このように、従来の磁気メモリ装置は、メモリセルの集積度が高いメモリセル構造ほど読み出し動作マージンが狭く、十分な読み出し動作マージンを確保するとともに高集積化が容易な磁気メモリ装置が望まれていた。
本発明の目的は、十分な読み出し動作マージンを確保しうるとともに高集積化が容易なメモリセル構造を有する磁気メモリ装置、並びにこのような磁気メモリ装置の読み出し方法及び書き込み方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された第3の信号線と、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続された第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続された第2の並列接続体とを有するメモリセルと、前記第1の信号線及び前記第2の信号線に接続され、前記第1の信号線及び前記第2の信号線の電圧に基づいて前記メモリセルに記憶された情報を読み出す読み出し回路とを有することを特徴とする磁気メモリ装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された複数の第3の信号線と、前記第3の信号線のそれぞれに対応して設けられた複数のメモリセルであって、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第2の並列接続体とを有する複数のメモリセルと、前記第1の信号線及び前記第2の信号線に接続され、前記第1の信号線及び前記第2の信号線の電圧に基づいて前記メモリセルに記憶された情報を読み出す読み出し回路とを有し、複数の前記メモリセルは、前記第1の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続され、他端側が接地線に接続された第1のNAND型セルブロックと、前記第2の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続され、他端側が接地線に接続された第2のNAND型セルブロックとを有する基本セルブロックを構成していることを特徴とする磁気メモリ装置が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された第3の信号線と、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続された第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続された第2の並列接続体とを有し、前記第1の選択トランジスタのゲート電極と前記第2の選択トランジスタのゲート電極とが互いに接続されたメモリセルとを有する磁気メモリ装置の書き込み方法であって、前記第1の信号線に第1の書き込み電流を流し、前記第2の信号線に前記第1の書き込み電流とは逆方向に第2の書き込み電流を流し、前記第3の信号線に第3の書き込み電流を流すことにより、前記第1の磁気抵抗素子の抵抗状態と前記第2の磁気抵抗素子の抵抗状態とが互いに相補的な関係になるように前記メモリセルへの書き込みを行うことを特徴とする磁気メモリ装置の書き込み方法が提供される。
また、本発明の更に他の観点によれば、第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された複数の第3の信号線と、前記第3の信号線のそれぞれに対応して設けられた複数のメモリセルであって、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第2の並列接続体とを有し、前記第1の選択トランジスタのゲート電極と前記第2の選択トランジスタのゲート電極とが互いに接続された複数のメモリセルとを有し、前記第1の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続された第1のNAND型セルブロックと、前記第2の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続された第2のNAND型セルブロックとが構成された磁気メモリ装置の読み出し方法であって、読み出し対象の前記メモリセルの前記第1の選択トランジスタ及び前記第2のトランジスタをオフ状態にし、他の前記メモリセルの前記第1の選択トランジスタ及び前記第2のトランジスタをオン状態にし、前記第1のNAND型セルブロックに、前記第1の信号線を介して第1のセンス電流を流すことにより、読み出し対象の前記メモリセルの前記第1の磁気抵抗素子の抵抗状態を反映した第1の出力電圧を前記第1の信号線に出力し、前記第2のNAND型セルブロックに、前記第2の信号線を介して前記第1のセンス電流と等しい第2のセンス電流を流すことにより、読み出し対象の前記メモリセルの前記第2の磁気抵抗素子の抵抗状態を反映した第2の出力電圧を前記第2の信号線に出力し、前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧とをセンス回路により増幅して比較することにより、前記メモリセルに記録された情報を読み出すことを特徴とする磁気メモリ装置の読み出し方法が提供される。
本発明によれば、第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第1の並列接続体と、第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第2の並列接続体とを有し、第1の選択トランジスタのゲート電極と第2の選択トランジスタのゲート電極とが互いに接続されたてなるメモリセルを構成するので、NAND型MRAMの利点である高集積化と、2T−2MTJ型メモリセルの利点である広い書き込み動作マージンとの双方を同時に実現することができる。これにより、信頼性が高く高集積な磁気メモリ装置を実現することができる。
本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の書き込み方法を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法を示すタイムチャートである。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す他の回路図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の構造及び書き込み方法を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 従来の磁気メモリ装置の構造を示す回路図である。
符号の説明
10…シリコン基板
12…素子分離膜
14…ゲート電極
16,18,20…ソース/ドレイン領域
22,34,54,68…層間絶縁膜
24…配線溝
26…Ta膜
28…NiFe膜
30…Cu膜
32…書き込みワード線
36,56,58,70…コンタクトホール
38,60,62,72…コンタクトプラグ
40…下部電極層
42…反強磁性層
44…固定磁化層
46…トンネル絶縁膜
48…自由磁化層
50…キャップ層
52…MTJ素子
64…上部電極層
66…配線層
74…ビット線
100…単位セルブロック
100a,100b…NAND型セルブロック
102…列選択回路
104…センス回路
106,114…電流ドライバー
108…電流制御回路
110…行選択回路
112…ワード線ドライバー
200…単位セルブロック
202…電源線
204…読み出し線
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置並びにその書き込み方法及び読み出し方法について図1乃至図10を用いて説明する。
図1は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図、図2は本実施形態による磁気メモリ装置の書き込み方法を示す回路図、図3は本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法を示す回路図、図4は本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法を示すタイムチャート、図5は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す平面図、図6は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図、図7は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分断面図、図8は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す他の回路図、図9及び図10は本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態による磁気メモリ装置の構造について図1を用いて説明する。
メモリセル(MC)は、1つの選択トランジスタ(Tr)と1つのMTJ素子(MTJ)とが並列接続された並列接続体を2組有している。これら並列接続体は、行方向(図面、横方向)に隣接して設けられており、選択トランジスタ(Tr)のゲート電極が行方向に延在するワード線WLによって互いに接続されている。
列方向に隣接するメモリセルの各並列接続体は、列方向に直列に接続されており、それぞれNAND型セルブロック100a,100bを構成している。ここで、NAND型セルブロックとは、選択トランジスタとMTJ素子との並列接続体が直列に接続された構造体をいうものとする。
NAND型セルブロック100a及びNAND型セルブロック100bは、書き込み及び読み出しの基本単位となる単位セルブロック100を構成している。なお、図1では、4つのメモリセルを直列に接続して単位セルブロック100を構成しているが、単位セルブロック100を構成するメモリセル数はこれに限定されるものではない。
単位セルブロック100の一端は、セルブロック選択回路(SELblock)を介して、列方向に延在するビット線(BL,/BL)に接続されている。より詳しくは、NAND型セルブロック100aが、セルブロック選択回路(SELblock)のセルブロック選択トランジスタTrsel1を介してビット線(BL)に接続され、NAND型セルブロック100bが、セルブロック選択回路(SELblock)のセルブロック選択トランジスタTrsel2を介してビット線(/BL)に接続されている。NAND型セルブロック100a,100bの他端は、接地線GLに接続されている。
ビット線(BL,/BL)の一端側には、列選択回路102を介してセンス回路104及び電流ドライバー106が接続されている。ビット線(BL,/BL)の他端側には、電流制御回路108が接続されている。
ワード線(WL)の一端側には、行選択回路110を介してワード線ドライバー112及び電流ドライバー114が接続されている。
このように、本実施形態による磁気メモリ装置は、2つの選択トランジスタ(Tr)と2つのMTJ素子(MTJ)とにより構成される2T−2MTJ型メモリセルを有するNAND型の磁気メモリ装置であることに主たる特徴がある。このようにしてメモリセルアレイを構成することにより、メモリセルアレイの集積度を向上するとともに、読み出し動作マージンを拡大することができる。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の書き込み方法について図2を用いて説明する。ここでは、ワード線WLに接続されたメモリセル(MC)へ所定の情報を書き込む場合を想定する。
上述のように、本実施形態による磁気メモリ装置は、2T−2MTJ型のメモリセル(MC)により構成されている。このメモリセル(MC)への書き込みは、2つのMTJ素子が互いに相補的な関係となるように行う。すなわち、一方のMTJ素子が抵抗の高い状態(高抵抗状態)となり、他方のMTJ素子が抵抗の低い状態(低抵抗状態)となるように書き込む。
なお、本実施形態による磁気メモリ装置の書き込みに用いる信号線はワード線(WL)及びビット線(BL)である。MTJ素子(MTJ)は、ワード線(WL)とビット線(BL,/BL)との交差領域に設けられている。
まず、行選択回路110により、書き込み対象のメモリセル(MC)が接続されたワード線(WL)を選択し、行選択回路110を介して電流ドライバー114とワード線(WL)とを接続する。
次いで、電流ドライバー114から供給される書き込み電流(IWL)を、行選択回路110を介してワード線(WL)に流す。これにより、メモリセル(MC)の両MTJ素子(MTJ,MTJ)には、列方向の磁界が印加される。
次いで、列選択回路102により、書き込み対象のメモリセル(MC)が接続されたビット線対(BL,/BL)を選択し、列選択回路102を介して電流ドライバー106とビット線対(BL,/BL)とを接続する。また、電流制御回路108により、列選択回路102の接続端とは逆の端部において、ビット線(BL)とビット線(/BL)とを接続する。これにより、ビット線(BL)、電流制御回路108及びビット線(/BL)が直列接続された電流経路が形成される。
次いで、電流ドライバー16から供給される書き込み電流(IBL)を、列選択回路102及び電流制御回路108を介してビット線(BL)及びビット線(/BL)に流す。このとき、ビット線(BL)とビット線(/BL)とは電流制御回路108を介して折り返すように配置されているため、NAND型セルブロック100aに接続されたビット線(BL)を流れる書き込み電流と、NAND型セルブロック100bに接続されたビット線(/BL)を流れる書き込み電流とは、逆方向に流れることとなる。これにより、MTJ素子(MTJ)及びMTJ素子(MTJ)には、互いに逆向きの行方向の磁界が印加される。
ビット線(BL)及びビット線(/BL)に流す電流は、メモリセル(MC)に書き込む情報に応じて適宜方向を入れ替える。例えば、データ“0”を記憶する場合にはビット線(BL)からビット線(/BL)方向に電流を流し(図2参照)、データ“1”を記憶する場合にはビット線(/BL)からビット線(BL)方向に電流を流す。データ“0”及びデータ“1”は、それぞれ逆向きの状態によって定義してもよい。
これにより、MTJ素子(MTJ)には、ワード線(WL)に流す電流により発生する磁界とビット線(BL)に流す電流により発生する磁界との合成磁界が印加され、MTJ素子(MTJ)には、ワード線(WL)に流す電流により発生する磁界とビット線(/BL)に流す電流により発生する磁界との合成磁界が印加され、自由磁化層を磁化反転するに必要な閾値以上の磁界が印加される。MTJ素子(MTJ)及びMTJ素子(MTJ)に印加される磁界は互いに逆方向となり、MTJ素子(MTJ)及びMTJ素子(MTJ)に相補的な抵抗状態を記録することができる。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法について図3及び図4を用いて説明する。ここでは、読み出し対象のメモリセル(MC)のMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態であり、MTJ素子(MTJ)が低抵抗状態である場合を想定する。
まず、行選択回路110により、ワード線ドライバー112とワード線(WL〜WL)とを接続し、各ワード線(WL〜WL)に所定の駆動電圧を印加できる状態とする。なお、読み出し前のスタンバイ状態では、各ワード線(WL〜WL)には電圧Vddが印加されている(図4参照)。
次いで、ワード線ドライバー112から、各ワード線(WL〜WL)に所定の駆動電圧を印加する。ワード線(WL)に接続されたメモリセル(MC)から記憶情報を読み出す場合には、選択ワード線(WL)への印加電圧を基準電位に切り換え、非選択ワード線(WL,WL,WL)への印加電圧は電圧Vddのまま維持する。これにより、選択ワード線(WL)に接続されたメモリセル(MC)の選択トランジスタ(Tr,Tr)はオフ状態(非導通状態)となり、非選択ワード線(WL,WL,WL)に接続された選択トランジスタはオン状態(導通状態)となる(図3参照)。
次いで、列選択回路102により、読み出し対象のメモリセル(MC)が接続されたビット線対(BL,/BL)を選択し、列選択回路102を介してセンス回路104とビット線対(BL,/BL)とを接続する。また、電流制御回路108により、列選択回路102の接続端とは逆の端部において、ビット線(BL)とビット線(/BL)との接続を切り離しておく。
次いで、セルブロック選択ワード線(WLBS)に電圧Vddを印加し、セルブロック選択回路(SELblock)のセルブロック選択トランジスタ(Trsel1,Trsel2)をオン状態にする。これにより、センス回路104から供給される互いに等しいセンス電流IS1,IS2が、ビット線(BL,/BL)を介してそれぞれ単位セルブロック100に流れ込む。より詳しくは、センス電流IS1が、ビット線(BL)を介してNAND型セルブロック100aに流れ込み、センス電流IS2が、ビット線(/BL)を介してNAND型セルブロック100bに流れ込む。
NAND型セルブロック100aに供給されたセンス電流IS1は、セルブロック選択トランジスタTrsel1を介して、NAND型セルブロック100aの並列接続体を順次流れ、接地線GLへと流れ込む。このとき、非選択メモリセルでは選択トランジスタがオン状態であることからMTJ素子よりも低抵抗であり、センス電流IS1は並列接続体の選択トランジスタ側を流れる。一方、選択メモリセル(MC)では選択トランジスタ(Tr)がオフ状態であることからMTJ素子の方が低抵抗であり、センス電流IS1は並列接続体のMTJ素子(MTJ)側を流れる。この結果、センス電流IS1は、セルブロック選択トランジスタTrsel1、3つの選択トランジスタ及び選択メモリセルのMTJ素子(MTJ)の直列接続体を流れる(図3参照)。そして、ビット線(BL)には、MTJ素子(MTJ)の抵抗状態に応じた電圧が出力される(図4参照)。
同様に、NAND型セルブロック100bに供給されたセンス電流IS2は、セルブロック選択トランジスタTrsel2を介して、NAND型セルブロック100bの並列接続体を順次流れ、接地線GLへと流れ込む。このとき、非選択メモリセルでは選択トランジスタがオン状態であることからMTJ素子よりも低抵抗であり、センス電流IS2は並列接続体の選択トランジスタ側を流れる。一方、選択メモリセル(MC)では選択トランジスタ(Tr)がオフ状態であることからMTJ素子の方が低抵抗であり、センス電流IS2は並列接続体のMTJ素子(MTJ)側を流れる。この結果、センス電流IS2は、セルブロック選択トランジスタTrsel2、3つの選択トランジスタ及び選択メモリセルのMTJ素子(MTJ)の直列接続体を流れる(図3参照)。そして、ビット線(/BL)には、MTJ素子(MTJ)の抵抗状態に応じた電圧が出力される(図4参照)。
読み出し対象のメモリセル(MC)のMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態でありMTJ素子(MTJ)が低抵抗状態である場合、ビット線(/BL)に出力されるよりもビット線(BL)に出力される電圧の方が高くなる(図4参照)。この電圧差をセンス回路104で増幅して比較することにより、メモリセル(MC)に記憶された情報を読み出す。例えば、MTJ素子(MTJ)が高抵抗の状態でMTJ素子(MTJ)が低抵抗の状態のときをデータ“0”と、MTJ素子(MTJ)が低抵抗の状態でMTJ素子(MTJ)が高抵抗の状態のときをデータ“1”と定義しているものとすれば、メモリセル(MC)に記憶された情報はデータ“0”であると読み出すことができる。
NAND型のMRAMの場合、読み出し対象のメモリセルのMTJ素子の抵抗に、単位セルブロック内における他のメモリセルの選択トランジスタのオン抵抗の総和が重畳されるため、MTJ素子の抵抗状態の変化に伴う全体としての抵抗値の変化率は小さい。特に、従来のNAND型のMRAMでは読み出し信号とリファレンス信号とを比較してメモリセルの記憶情報を読み出すため、読み出し動作マージンは極めて狭くなる。
本実施形態によるMRAMの場合も、読み出し対象のメモリセルのMTJ素子の抵抗に、単位セルブロック内における他のメモリセルの選択トランジスタのオン抵抗の総和が重畳される点は、従来のNAND型のMRAMと同じである。しかしながら、MTJ素子が低抵抗状態の場合と高抵抗状態の場合とにおける読み出し信号を比較することによりメモリセルの記憶情報を読み出すため、実質的に他のメモリセルの選択トランジスタのオン抵抗の影響を受けることはなく、読み出し動作マージンを十分大きく確保することができる。
このように、本実施形態による磁気メモリ装置の回路構成によれば、磁気メモリ装置の読み出し動作マージンを従来のNAND型MRAMと比較して大幅に広げることができる。
次に、図1の回路を実現するための具体的なメモリセルの構成例について図5乃至図7を用いて説明する。
シリコン基板10上には素子分離膜12が形成されており、これによって列方向に延在する複数の活性領域が画定されている。
素子分離膜12が形成されたシリコン基板10上には、行方向に延在する複数のワード線WL及びセルブロック選択ワード線WLBLが形成されている。ワード線WLの両側の活性領域には、ソース/ドレイン領域16,18が形成されている。また、セルブロック選択ワード線WLBLの両側の活性領域には、ソース/ドレイン領域18,20が形成されている。これにより、各活性領域には、ワード線WLを兼ねるゲート電極14とソース/ドレイン領域16,18とを有する複数の選択トランジスタと、セルブロック選択ワード線WLBLを兼ねるゲート電極14とソース/ドレイン領域18,20とを有するセルブロック選択トランジスタとが形成されている。隣接するトランジスタ間のソース/ドレイン領域16,18は、共用されている。
選択トランジスタが形成されたシリコン基板10上には、層間絶縁膜22が形成されている。層間絶縁膜22には、ソース/ドレイン領域16に接続されたコンタクトプラグ38が埋め込まれている。層間絶縁膜22上には、コンタクトプラグ38に接続された下部電極層40が形成されている。
活性領域とワード線WLとが交わる領域の下部電極層40上には、MTJ素子52が形成されている。コンタクトプラグ38を介して列方向に隣接するMTJ素子52は、下部電極層40により互いに接続され、コンタクトプラグ38を介してソース/ドレイン領域16に電気的に接続されている。
MTJ素子52は、例えば図7に示すように、PtMn膜よりなる反強磁性層42と、CoFe膜44a、Ru膜44b及びCoFe膜44cよりなる固定磁化層44と、アルミナ膜よりなるトンネル絶縁膜46と、NiFe膜よりなる自由磁化層48と、Ta膜よりなるキャップ層50とにより構成されている。
MTJ素子52が形成された領域以外の層間絶縁膜22上及び下部電極層40上には、層間絶縁膜54が形成されている。層間絶縁膜54,22には、ソース/ドレイン領域18に接続されたコンタクトプラグ60と、ソース/ドレイン領域20に接続されたコンタクトプラグ62とが埋め込まれている。
層間絶縁膜54上には、コンタクトプラグ60を介してソース/ドレイン領域18に接続された上部電極層64と、コンタクトプラグ62を介してソース/ドレイン領域20に接続された配線層66とが形成されている。コンタクトプラグ60を介して列方向に隣接するMTJ素子52は、上部電極層64により互いに接続され、コンタクトプラグ60を介してソース/ドレイン領域18に電気的に接続されている。
上部電極層64及び配線層66が形成された層間絶縁膜54上には、層間絶縁膜68が形成されている。層間絶縁膜68には、配線層66に接続されたコンタクトプラグ72が埋め込まれている。
コンタクトプラグ72が埋め込まれた層間絶縁膜68上には、コンタクトプラグ72、配線層66及びコンタクトプラグ62を介してソース/ドレイン領域20に電気的に接続されたビット線74が形成されている。
これにより、選択トランジスタとその上方に形成されたMTJ素子52とが並列に接続されて並列接続体を構成している。また、列方向に並ぶ並列接続体が直列に接続され、単位セルブロックを構成している。そして、単位セルブロックの一端に、セルブロック選択トランジスタを介してビット線74が接続されている。
同様の構造が行方向に隣接する活性領域上にも形成されており、行方向に隣接し同じワード線WLによって互いに接続された2つの並列接続体により、ひとつのメモリセル(MC)が構成されている。
図5に示す本実施形態による磁気メモリ装置の平面的なレイアウトにおいてワード線(WL)及びビット線(BL)を最小の間隔で配置することにより、メモリセルサイズは、最小加工寸法(Feature Size)をFとして、2F×4F=8Fとなる。このセルサイズは、従来の1T−1MTJ型MRAMのメモリセルサイズと等価である。
従来のNAND型MRAMのメモリセルサイズは4Fであり、本実施形態による磁気メモリ装置よりも高集積である。しかしながら、本実施形態による磁気メモリ装置は、従来の2T−2MTJ型メモリセルと同等の読み出し動作マージンを確保しつつ従来の1T−1MTJ型MRAM並みの高集積化が可能であり、信頼性が高く高集積な磁気メモリ装置を実現するうえで極めて有用である。
また、本実施形態による磁気メモリ装置では、MTJ素子の書き込みに用いる信号線として、ワード線(WL)及びビット線(BL)を用いている。すなわち、ワード線(WL)を、書き込みワード線としても用いている。こうすることにより、選択トランジスタとMTJ素子との間に書き込みワード線を配置する必要がなく、下部電極層40とソース/ドレイン領域16とを接続するためのコンタクト(コンタクトプラグ38)、上部電極層64とソース/ドレイン拡散層18とを接続するためのコンタクト(コンタクトプラグ60)を、浅くすることができる。これにより、磁気メモリ装置の製造を容易にすることができる。
図8は、図1に示すメモリセルの単位セルブロック100をマトリクス状に展開した回路図の一例を示している。図8の例では、単位セルブロック100を列方向に折り返すようにして配置することにより、列方向に隣接する単位セルブロック100間で、ビット線(BL又は/BL)へのコンタクト(BC)及び接地線(GL)へのコンタクト(GC)を兼用している。こうすることにより、単位セルブロック100をより密に配置することができ、磁気メモリ装置の集積度を向上することができる。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法について図9及び図10を用いて説明する。
まず、シリコン基板10に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子分離膜12を形成する。これにより、シリコン基板10上に、ストライプ状の複数の活性領域が画定される。
次いで、素子分離膜12により画定された活性領域に、通常のMOSトランジスタの形成方法と同様にして、ゲート電極14及びソース/ドレイン領域16,18を有する選択トランジスタと、ゲート電極14及びソース/ドレイン領域18,20を有するセルブロック選択トランジスタとを形成する(図9(a))。
次いで、選択トランジスタ及びセルブロック選択トランジスタが形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、CMP法によりこの表面を平坦化し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜22を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜22に、ソース/ドレイン領域16に達するコンタクトホール36を形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール36に埋め込まれソース/ドレイン領域16に電気的に接続されたコンタクトプラグ38を形成する(図9(b))。
次いで、例えばスパッタ法により、例えば膜厚40nmのTa膜40aと、例えば膜厚15nmのPtMnよりなる反強磁性層42と、例えば膜厚2nmのCoFe膜44a、例えば膜厚0.9nmのRu膜44b及び例えば膜厚3nmのCoFe膜44cよりなる固定磁化層44と、例えば膜厚1.2nmのアルミナよりなるトンネル絶縁膜46と、例えば膜厚6nmのNiFeよりなる自由磁化層48と、例えば膜厚30nmのTa膜よりなるキャップ層50とを順次形成する(図7参照)。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、キャップ層50、自由磁化層48、トンネル絶縁膜46、固定磁化層44及び反強磁性層42をパターニングし、MTJ素子52を形成する(図9(c))。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、Ta膜40aをパターニングし、コンタクトプラグ38を挟んで列方向に隣接するMTJ素子52を直列接続するとともに選択トランジスタのソース/ドレイン領域16に接続する下部電極層40を形成する(図9(d))。
次いで、MTJ素子52が形成された層間絶縁膜22上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、このシリコン酸化膜をCMP法によりMTJ素子52が露出するまで平坦化し、表面が平坦化されたシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜54を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜54,22に、ソース/ドレイン領域18に達するコンタクトホール56と、ソース/ドレイン拡散層20に達するコンタクトホール58とを形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール56に埋め込まれソース/ドレイン領域18に電気的に接続されたコンタクトプラグ60と、コンタクトホール58に埋め込まれソース/ドレイン領域20に電気的に接続されたコンタクトプラグ62とを形成する(図10(a))。
次いで、MTJ素子52及びコンタクトプラグ60,62が埋め込まれた層間絶縁膜54上に導電膜を堆積してパターニングし、コンタクトプラグ60を挟んで列方向に隣接するMTJ素子52を直列接続するとともに選択トランジスタのソース/ドレイン領域18に接続する上部電極層64と、コンタクトプラグ62に接続された配線層66とを形成する(図10(b))。
次いで、上部電極層64及び配線層66が形成された層間絶縁膜54上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、このシリコン酸化膜をCMP法により平坦化し、表面が平坦化されたシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜68を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜68に、配線層66に達するコンタクトホール70を形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール70に埋め込まれ配線層66に接続されたコンタクトプラグ72を形成する(図10(c))。
次いで、コンタクトプラグ72が埋め込まれた層間絶縁膜68に導電膜を堆積してパターニングし、コンタクトプラグ72、配線層66及びコンタクトプラグ62を介してソース/ドレイン領域20に電気的に接続されたビット線74を形成する(図10(d))。
この後、必要に応じて更に上層に絶縁層や配線層等を形成し、磁気メモリ装置を完成する。
このように、本実施形態によれば、2つのNAND型セルブロックを並列に配置し、2T−2MTJ型のメモリセルが直列に接続されてなる基本セルブロックを構成するので、NAND型MRAMの利点である高集積化と、2T−2MTJ型メモリセルの利点である広い書き込み動作マージンとの双方を同時に実現することができる。具体的には、1T−1MTJ型MRAMと同程度のメモリセルサイズで、2T−2MTJ型MRAMと同等の読み出し動作マージンを確保することができる。これにより、信頼性が高く高集積な磁気メモリ装置を実現することができる。
また、メモリセルの書き込み用の信号線としてワード線を用いることにより、書き込みワード線を別途設ける必要がない。これにより、MTJ素子と選択トランジスタとを並列に接続するためのコンタクトホールを浅くすることができ、製造工程を簡略化することができる。また、これにより、製造歩留まりの向上及び製品コストの低減を図ることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置並びにその書き込み方法及び読み出し方法について図11乃至図16を用いて説明する。なお、図1乃至図10に示す第1実施形態による磁気メモリ装置並びにその書き込み方法及び読み出し方法と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする
図11は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図、図12は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す平面図、図13は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図、図14は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分断面図、図15及び図16は本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。
上述の第1実施形態による磁気メモリ装置では、MTJ素子の書き込みに用いる信号線としてワード線(WL)及びビット線(BL)を用い、ワード線(WL)により書き込みワード線を兼用した。これは、主として、コンタクトプラグ38,60,62のアスペクト比を小さくして製造工程を簡略化するとともに、集積度の向上を図るためである。
しかしながら、ワード線と書き込みワード線とを兼用することにより、場合によっては不都合が生じることも想定される。例えば、1)周辺回路用トランジスタのゲート電極とワード線とを同じ構造にできない、2)ワード線抵抗が十分に下げられず、大きな書き込み電流を流すことができない、等の不都合が考えられる。
そこで、本実施形態では、ワード線と書き込みワード線とを別々に設けた磁気メモリ装置及びその書き込み方法及び読み出し方法について説明する。
はじめに、本実施形態による磁気メモリ装置の構造について図11を用いて説明する。
図11に示すように、本実施形態による磁気メモリ装置は、複数の書き込みワード線(WWL)が更に設けられている他は、図1に示す第1実施形態による磁気メモリ装置と基本的に同様である。
各書き込みワード線(WWL)は、行方向に延在して形成されており、行方向に隣接するメモリセル(MC)のMTJ素子(MTJ)に書き込み用の磁界を印加できるように配置されている。
書き込みワード線(WWL)の一端は、行選択回路110を介して電流ドライバー114に接続されている。これにより、電流ドライバー114から供給される書き込み電流を、所定の書き込みワード線(WWL)に流すことができるようになっている。なお、本実施形態による磁気メモリ装置では書き込み電流をワード線(WL)には流さないため、電流ドライバー114とワード線(WL)とを接続する必要はない。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の書き込み方法について図11を用いて説明する。ここでは、ワード線WLに接続されたメモリセル(MC)へ所定の情報を書き込む場合を想定する。
まず、行選択回路110により、書き込み対象のメモリセル(MC)に対応する書き込みワード線(WWL)を選択し、行選択回路110を介して電流ドライバー114と書き込みワード線(WWL)とを接続する。
次いで、電流ドライバー114から供給される書き込み電流(IWL)を、行選択回路110を介して書き込みワード線(WWL)に流す。これにより、メモリセル(MC)の両MTJ素子(MTJ,MTJ)には、列方向の磁界が印加される。
次いで、列選択回路102により、書き込み対象のメモリセル(MC)が接続されたビット線対(BL,/BL)を選択し、列選択回路102を介して電流ドライバー106とビット線対(BL,/BL)とを接続する。また、電流制御回路108により、列選択回路102の接続端とは逆の端部において、ビット線(BL)とビット線(/BL)とを接続する。これにより、ビット線(BL)、電流制御回路108及びビット線(/BL)が直列接続された電流経路が形成される。
次いで、電流ドライバー16から供給される書き込み電流(IBL)を、列選択回路102及び電流制御回路108を介してビット線(BL)及びビット線(/BL)に流す。このとき、ビット線(BL)とビット線(/BL)とは電流制御回路108を介して折り返すように配置されているため、NAND型セルブロック100aに接続されたビット線(BL)を流れる書き込み電流と、NAND型セルブロック100bに接続されたビット線(/BL)を流れる書き込み電流とは、逆方向に流れることとなる。これにより、MTJ素子(MTJ)及びMTJ素子(MTJ)には、互いに逆向きの行方向の磁界が印加される。
これにより、MTJ素子(MTJ)には、書き込みワード線(WWL)に流す電流により発生する磁界とビット線(BL)に流す電流により発生する磁界との合成磁界が印加され、MTJ素子(MTJ)には、書き込みワード線(WWL)に流す電流により発生する磁界とビット線(/BL)に流す電流により発生する磁界との合成磁界が印加される。MTJ素子(MTJ)及びMTJ素子(MTJ)に印加される磁界は互いに逆方向となり、MTJ素子(MTJ)及びMTJ素子(MTJ)に相補的な抵抗状態を記録することができる。
本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法は、図3及び図4に示す第1実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法と同様である。
次に、図11の回路を実現するための具体的なメモリセルの構成例について図5乃至図7を用いて説明する。
シリコン基板10上には素子分離膜12が形成されており、これによって列方向に延在する複数の活性領域が画定されている。
素子分離膜12が形成されたシリコン基板10上には、行方向に延在する複数のワード線WL及びセルブロック選択ワード線WLBLが形成されている。ワード線WLの両側の活性領域には、ソース/ドレイン領域16,18が形成されている。また、セルブロック選択ワード線WLBLの両側の活性領域には、ソース/ドレイン領域18,20が形成されている。これにより、各活性領域には、ワード線WLを兼ねるゲート電極14とソース/ドレイン領域16,18とを有する複数の選択トランジスタと、セルブロック選択ワード線WLBLを兼ねるゲート電極14とソース/ドレイン領域18,20とを有するセルブロック選択トランジスタとが形成されている。隣接するトランジスタ間のソース/ドレイン領域16,18は、共用されている。
選択トランジスタが形成されたシリコン基板10上には、層間絶縁膜22が形成されている。層間絶縁膜22には、行方向に延在する複数の書き込みワード線32が埋め込まれている。書き込みワード線32は、各ワード線WL上に、それぞれ形成されている。書き込みワード線32は、図14に示すように、配線溝24の内壁に沿って形成されたバリアメタルとしてのTa膜26と、磁場を強めるために設けられた透磁率の高いNiFe膜28と、主要な配線部であるCu膜30とにより構成されている。
書き込みワード線32が埋め込まれた層間絶縁膜22上には、層間絶縁膜34が形成されている。層間絶縁膜34,22には、ソース/ドレイン領域16に接続されたコンタクトプラグ38が埋め込まれている。層間絶縁膜24上には、コンタクトプラグ38に接続された下部電極層40が形成されている。
活性領域と書き込みワード線32とが交わる領域の下部電極層40上には、MTJ素子52が形成されている。コンタクトプラグ38を介して列方向に隣接するMTJ素子52は、下部電極層40により互いに接続され、コンタクトプラグ38を介してソース/ドレイン領域16に電気的に接続されている。
MTJ素子52は、例えば図14に示すように、PtMn膜よりなる反強磁性層42と、CoFe膜44a、Ru膜44b及びCoFe膜44cよりなる固定磁化層44と、アルミナ膜よりなるトンネル絶縁膜46と、NiFe膜よりなる自由磁化層48と、Ta膜よりなるキャップ層50とにより構成されている。
MTJ素子52が形成された領域以外の層間絶縁膜34上及び下部電極層40上には、層間絶縁膜54が形成されている。層間絶縁膜54,34,22には、ソース/ドレイン領域18に接続されたコンタクトプラグ60と、ソース/ドレイン領域20に接続されたコンタクトプラグ62とが埋め込まれている。
層間絶縁膜54上には、コンタクトプラグ60を介してソース/ドレイン領域18に接続された上部電極層64と、コンタクトプラグ62を介してソース/ドレイン領域20に接続された配線層66とが形成されている。コンタクトプラグ60を介して列方向に隣接するMTJ素子52は、上部電極層64により互いに接続され、コンタクトプラグ60を介してソース/ドレイン領域18に電気的に接続されている。
上部電極層64及び配線層66が形成された層間絶縁膜54上には、層間絶縁膜68が形成されている。層間絶縁膜68には、配線層66に接続されたコンタクトプラグ72が埋め込まれている。
コンタクトプラグ72が埋め込まれた層間絶縁膜68上には、コンタクトプラグ72、配線層66及びコンタクトプラグ62を介してソース/ドレイン領域20に電気的に接続されたビット線74が形成されている。
これにより、選択トランジスタとその上方に形成されたMTJ素子52とが並列に接続されて並列接続体を構成している。また、列方向に並ぶ並列接続体が直列に接続され、単位セルブロックを構成している。そして、単位セルブロックの一端に、セルブロック選択トランジスタを介してビット線74が接続されている。
同様の構造が行方向に隣接する活性領域上にも形成されており、行方向に隣接し同じワード線WLによって互いに接続された2つの並列接続体により、ひとつのメモリセル(MC)が構成されている。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法について図15及び図16を用いて説明する。
まず、例えば図9(a)に示す第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法と同様にして、シリコン基板10上に、選択トランジスタ及びセルブロック選択トランジスタを形成する。
次いで、選択トランジスタ及びセルブロック選択トランジスタが形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、CMP法によりこの表面を平坦化し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜22を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、層間絶縁膜22に、書き込みワード線32を埋め込むための配線溝24を形成する(図15(a))。
次いで、例えばスパッタ法によりTa膜26及びNiFe膜28を、例えば電解めっき法によりCu膜30を、それぞれ堆積後、これら導電膜をCMP法により平坦化し、配線溝24内に埋め込まれた書き込みワード線32を形成する。
次いで、書き込みワード線32が埋め込まれた層間絶縁膜22上に、例えばCVD法により、例えばシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜34を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜34,22に、ソース/ドレイン領域16に達するコンタクトホール36を形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール36に埋め込まれソース/ドレイン領域16に電気的に接続されたコンタクトプラグ38を形成する(図15(b))。
次いで、例えばスパッタ法により、例えば膜厚40nmのTa膜40aと、例えば膜厚15nmのPtMnよりなる反強磁性層42と、例えば膜厚2nmのCoFe膜44a、例えば膜厚0.9nmのRu膜44b及び例えば膜厚3nmのCoFe膜44cよりなる固定磁化層44と、例えば膜厚1.2nmのアルミナよりなるトンネル絶縁膜46と、例えば膜厚6nmのNiFeよりなる自由磁化層48と、例えば膜厚30nmのTa膜よりなるキャップ層50とを順次形成する(図14参照)。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、キャップ層50、自由磁化層48、トンネル絶縁膜46、固定磁化層44及び反強磁性層42をパターニングし、MTJ素子52を形成する(図15(c))。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、Ta膜40aをパターニングし、コンタクトプラグ38を挟んで列方向に隣接するMTJ素子52を直列接続するとともに選択トランジスタのソース/ドレイン領域16に接続する下部電極層40を形成する(図15(d))。
次いで、MTJ素子52が形成された層間絶縁膜22上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、このシリコン酸化膜をCMP法によりMTJ素子52が露出するまで平坦化し、表面が平坦化されたシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜54を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜54,22に、ソース/ドレイン領域18に達するコンタクトホール56と、ソース/ドレイン拡散層20に達するコンタクトホール58とを形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール56に埋め込まれソース/ドレイン領域18に電気的に接続されたコンタクトプラグ60と、コンタクトホール58に埋め込まれソース/ドレイン領域20に電気的に接続されたコンタクトプラグ62とを形成する(図16(a))。
次いで、MTJ素子52及びコンタクトプラグ60,62が埋め込まれた層間絶縁膜54上に導電膜を堆積してパターニングし、コンタクトプラグ60を挟んで列方向に隣接するMTJ素子52を直列接続するとともに選択トランジスタのソース/ドレイン領域18に接続する上部電極層64と、コンタクトプラグ62に接続された配線層66とを形成する(図16(b))。
次いで、例えば図10(c)乃至図10(d)に示す第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法と同様にして、コンタクトプラグ72,配線層66,コンタクトプラグ62を介してソース/ドレイン領域20に電気的に接続されたビット線74等を形成する(図16(c))。
この後、必要に応じて更に上層に絶縁層や配線層等を形成し、磁気メモリ装置を完成する。
このように、本実施形態によれば、2つのNAND型セルブロックを並列に配置し、2T−2MTJ型のメモリセルが直列に接続されてなる基本セルブロックを構成するので、NAND型MRAMの利点である高集積化と、2T−2MTJ型メモリセルの利点である広い書き込み動作マージンとの双方を同時に実現することができる。具体的には、1T−1MTJ型MRAMと同程度のメモリセルサイズで、2T−2MTJ型MRAMと同等の読み出し動作マージンを確保することができる。これにより、信頼性が高く高集積な磁気メモリ装置を実現することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明をMTJ素子を用いた磁気メモリ装置に適用した場合について示したが、本発明は、磁性層間のスピンの関係に基づく抵抗変化を利用した磁気抵抗効果素子を用いた磁気メモリ装置に広く適用することができる。例えば、2つの磁性層が導電性の非磁性層を介して積層された磁気抵抗効果素子を用いた磁気メモリ装置に また、MTJ素子その他の素子の構造や構成材料は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では、固定磁化層44を、CoFe膜44aと、Ru膜44bと、CoFe膜44cとからなる積層フェリ構造とすることにより、固定磁化層44からの漏れ磁界を低減する構成としたが、例えばCoFeよりなる単層構造の固定磁化層を適用してもよい。また、上記実施形態では、自由磁化層48をNiFよりなる単層構造としたが、例えば固定磁化層44と同様のCoFe/Ru/CoFeの積層構造としてもよい。
本発明による磁気メモリ装置は、読み出し動作マージンを犠牲にすることなくメモリセルの高集積化を可能とするものであり、磁気メモリ装置の高集積化及び高性能化を図るために極めて有用である。
本発明によれば、第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第1の並列接続体と、第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第2の並列接続体とを有し、第1の選択トランジスタのゲート電極と第2の選択トランジスタのゲート電極とが互いに接続されてなるメモリセルを構成するので、NAND型MRAMの利点である高集積化と、2T−2MTJ型メモリセルの利点である広い書き込み動作マージンとの双方を同時に実現することができる。これにより、信頼性が高く高集積な磁気メモリ装置を実現することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置並びにその書き込み方法及び読み出し方法について図11乃至図16を用いて説明する。なお、図1乃至図10に示す第1実施形態による磁気メモリ装置並びにその書き込み方法及び読み出し方法と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする
図11は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図、図12は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す平面図、図13は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図、図14は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分断面図、図15及び図16は本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。
例えば、上記実施形態では、本発明をMTJ素子を用いた磁気メモリ装置に適用した場合について示したが、本発明は、磁性層間のスピンの関係に基づく抵抗変化を利用した磁気抵抗効果素子を用いた磁気メモリ装置に広く適用することができる。例えば、2つの磁性層が導電性の非磁性層を介して積層された磁気抵抗効果素子を用いた磁気メモリ装置に適用してもよい。
また、MTJ素子その他の素子の構造や構成材料は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、上記実施形態では、固定磁化層44を、CoFe膜44aと、Ru膜44bと、CoFe膜44cとからなる積層フェリ構造とすることにより、固定磁化層44からの漏れ磁界を低減する構成としたが、例えばCoFeよりなる単層構造の固定磁化層を適用してもよい。また、上記実施形態では、自由磁化層48をNiFよりなる単層構造としたが、例えば固定磁化層44と同様のCoFe/Ru/CoFeの積層構造としてもよい。

Claims (12)

  1. 第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された第3の信号線と、
    前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続された第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続された第2の並列接続体とを有するメモリセルと、
    前記第1の信号線及び前記第2の信号線に接続され、前記第1の信号線及び前記第2の信号線の電圧に基づいて前記メモリセルに記憶された情報を読み出す読み出し回路と
    を有することを特徴とする磁気メモリ装置。
  2. 第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された複数の第3の信号線と、
    前記第3の信号線のそれぞれに対応して設けられた複数のメモリセルであって、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第2の並列接続体とを有する複数のメモリセルと、
    前記第1の信号線及び前記第2の信号線に接続され、前記第1の信号線及び前記第2の信号線の電圧に基づいて前記メモリセルに記憶された情報を読み出す読み出し回路とを有し、
    複数の前記メモリセルは、前記第1の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続され、他端側が接地線に接続された第1のNAND型セルブロックと、前記第2の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続され、他端側が接地線に接続された第2のNAND型セルブロックとを有する基本セルブロックを構成している
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  3. 請求項2記載の磁気メモリ装置において、
    前記第1の信号線と前記第1のNAND型セルブロックとの間及び前記第2の信号線と前記第2のNAND型セルブロックとの間に、これらの間の接続を制御するスイッチ回路を更に有する
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  4. 請求項2又は3記載の磁気メモリ装置において、
    複数の前記基本セルブロックを有し、前記第1の信号線と前記第1のNAND型セルブロックとを接続する第1のコンタクト及び前記第2の信号線と前記第2のNAND型セルブロックとを接続する第2のコンタクトが、隣接する前記基本セルブロックにおいて共用されている
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    複数の前記基本セルブロックを有し、前記第1のNAND型セルブロックと前記接地線とを接続する第3のコンタクト及び前記第2のNAND型セルブロックと前記接地線とを接続する第4のコンタクトが、隣接する前記基本セルブロックにおいて共用されている
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記第3の信号線は、前記第1の選択トランジスタのゲート電極及び前記第2の選択トランジスタのゲート電極に電気的に接続された書き込み及び読み出し用の信号線である
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記第3の信号線は、前記第1の選択トランジスタのゲート電極及び前記第2の選択トランジスタのゲート電極から電気的に絶縁された書き込み用の信号線であり、
    前記第1の選択トランジスタの前記ゲート電極及び前記第2の選択トランジスタの前記ゲート電極に電気的に接続された読み出し用の第4の信号線を更に有する
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記第1の信号線及び前記第2の信号線の一端側に設けられ、前記第1の信号線及び前記第2の信号線に書き込み電流を供給する第1の電流源と、
    前記前記第1の信号線及び前記第2の信号線の他端側に設けられ、前記第1の信号線及び前記第2の信号線とを電気的に接続し又は切断するスイッチ回路とを更に有する
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記第3の信号線の一端側に設けられ、前記第3の信号線に書き込み電流を供給する第2の電流源を更に有する
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  10. 第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された第3の信号線と、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続された第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続された第2の並列接続体とを有するメモリセルとを有する磁気メモリ装置の書き込み方法であって、
    前記第1の信号線に第1の書き込み電流を流し、前記第2の信号線に前記第1の書き込み電流とは逆方向に第2の書き込み電流を流し、前記第3の信号線に第3の書き込み電流を流すことにより、前記第1の磁気抵抗素子の抵抗状態と前記第2の磁気抵抗素子の抵抗状態とが互いに相補的な関係になるように前記メモリセルへの書き込みを行う
    ことを特徴とする磁気メモリ装置の書き込み方法。
  11. 請求項10記載の磁気メモリ装置の書き込み方法において、
    前記第1の信号線と前記第2の信号線とを一端側で電気的に接続することにより、前記第1の信号線に流す前記第1の書き込み電流を折り返すように前記第2の信号線に流し、前記第2の書き込み電流として用いる
    ことを特徴とする磁気メモリ装置の書き込み方法。
  12. 第1の方向に延在して形成された第1の信号線及び第2の信号線と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延在して形成された複数の第3の信号線と、前記第3の信号線のそれぞれに対応して設けられた複数のメモリセルであって、前記第1の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第1の磁気抵抗効果素子と第1の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第1の並列接続体と、前記第2の信号線と前記第3の信号線との交差領域に設けられた第2の磁気抵抗効果素子と第2の選択トランジスタとが並列に接続されてなる第2の並列接続体とを有する複数のメモリセルとを有し、前記第1の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第1の信号線に接続された第1のNAND型セルブロックと、前記第2の並列接続体が互いに直列に接続されてなり、その一端側が前記第2の信号線に接続された第2のNAND型セルブロックとが構成された磁気メモリ装置の読み出し方法であって、
    読み出し対象の前記メモリセルの前記第1の選択トランジスタ及び前記第2のトランジスタをオフ状態にし、他の前記メモリセルの前記第1の選択トランジスタ及び前記第2のトランジスタをオン状態にし、
    前記第1のNAND型セルブロックに、前記第1の信号線を介して第1のセンス電流を流すことにより、読み出し対象の前記メモリセルの前記第1の磁気抵抗素子の抵抗状態を反映した第1の出力電圧を前記第1の信号線に出力し、
    前記第2のNAND型セルブロックに、前記第2の信号線を介して前記第1のセンス電流と等しい第2のセンス電流を流すことにより、読み出し対象の前記メモリセルの前記第2の磁気抵抗素子の抵抗状態を反映した第2の出力電圧を前記第2の信号線に出力し、
    前記第1の出力電圧と前記第2の出力電圧とをセンス回路により増幅して比較することにより、前記メモリセルに記録された情報を読み出す
    ことを特徴とする磁気メモリ装置の読み出し方法。
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