JP2006210396A - 磁気メモリ装置及びその読み出し方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性層の磁化方向に基づく抵抗変化を利用した磁気メモリ装置に関し、リファレンスセルの面積割合を小さくできる磁気メモリ装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2の磁性層を有し、第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子62を有するメモリセルMCと、第1の磁気抵抗効果素子62と同じ積層構造からなり、第1の磁気抵抗効果素子62とは素子面積が異なり、第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子62を有するリファレンスセルRCとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、磁気メモリ装置に係り、特に、磁性層の磁化方向に基づく抵抗変化を利用した磁気メモリ装置に関する。
近年、書き換え可能な不揮発性メモリとして、磁気抵抗効果素子をマトリクス状に配列した磁気ランダムアクセスメモリ(以下、MRAM:Magnetic Random Access Memoryという)が注目されている。MRAMは、2つの磁性層における磁化方向の組み合わせを利用して情報を記憶し、これら磁性層間の磁化方向が平行である場合と反平行である場合とにおける抵抗変化(すなわち電流或いは電圧の変化)を検知することによって記憶情報の読み出しを行うものである。
MRAMを構成する磁気抵抗効果素子の1つとして、磁気トンネル接合(以下、MTJ:Magnetic Tunnel Junctionという)素子が知られている。MTJ素子は、2つの強磁性磁性層がトンネル絶縁膜を介して積層されたものであり、2つの強磁性層の磁化方向の関係に基づいてトンネル絶縁膜を介して磁性層間を流れるトンネル電流が変化する現象を利用したものである。すなわち、MTJ素子は、2つの強磁性層の磁化方向が平行のときに低い素子抵抗(低抵抗状態)を有し、反平行のときには高い素子抵抗(高抵抗状態)を有する。この2つの状態をデータ“0”及びデータ“1”に関連づけることにより、記憶素子として用いることができる。このようにMTJ素子は、素子抵抗の変化を利用した記憶素子であることから、記憶情報の読み出しのためには抵抗変化を電圧或いは電流に変換する必要がある。
従来の磁気メモリ装置の読み出し方法について図10及び図11を用いて説明する。
図10に示す磁気メモリ装置は、メモリセルMCが1つの選択トランジスタ(Tr)と1つのMTJ素子(MTJ)とにより構成され、リファレンスセルRCが2つの選択トランジスタ(Tr)と4つのMTJ素子(MTJ)とにより構成されたものである。
メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)は、一端がビット線BLに接続され、他端が選択トランジスタ(Tr)を介してグラウンド線(GND)に接続されている。
リファレンスセルRCは、高抵抗状態のMTJ素子(MTJRH)と低抵抗状態のMTJ素子(MTJRL)とを、それぞれ2つずつ有している。これら4つのMTJ素子(MTJ)は、高抵抗状態のMTJ素子(MTJRH)と低抵抗状態のMTJ素子(MTJRL)とをそれぞれ1つずつ含む2つの組に分けられており、各組の高抵抗状態のMTJ素子(MTJRH)と低抵抗状態のMTJ素子(MTJRL)とは直列に接続されている。各組のMTJ素子の直列接続体は並列に接続されており、一端がリファレンス用のビット線BLに接続され、他端が選択トランジスタ(TrR1及びTrR2)を介してグラウンド線(GND)に接続されている。
メモリセルに接続されたビット線BLとリファレンス用のビット線BLとは、列選択回路SELcolを介して電圧センスアンプSAに接続されている。
選択トランジスタ(Tr)をオンにしてビット線(BL)からグラウンド線(GND)に向けて定電流を流すと、ビット線(BL)の電圧は、MTJ素子(MTJ)の抵抗値に応じた値となる。すなわち、MTJ素子(MTJ)が高抵抗状態の場合には、ビット線(BL)の電圧は、高抵抗状態の抵抗値に応じた高い値(V)となる。また、MTJ素子(MTJ)が低抵抗状態の場合には、ビット線(BL)の電圧は、定抵抗状態の抵抗値に応じた低い値(V)となる。
一方、リファレンスセルRCにより構成されるリファレンス抵抗Rは、高抵抗状態のMTJ素子(MTJRH)と低抵抗状態のMTJ素子(MTJRL)との直列接続体が2つ並列に接続されたものであり、MTJ素子(MTJRH)の抵抗値をR、MTJ素子(MTJRL)の抵抗値をRとすると、以下のように表される。
=1/(1/(R+R)+1/(R+R))=(R+R)/2
これにより、リファレンスセルRCの選択トランジスタ(Tr)をオンにしてビット線(BL)からグラウンド線(GND)に向けて定電流を流すと、ビット線(BL)の電圧Vは、メモリセルMCのビット線BLの電圧VとVHLとの中間値となる。
したがって、メモリセルMCに接続されたビット線BLに出力される電圧とリファレンスセルRCに接続されたビット線BLに出力される電圧とを電圧センスアンプSAを介して比較することにより、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)の抵抗状態、すなわちメモリセルMCに記録された情報を読み出すことができる。
図10に示す磁気メモリ装置は、例えば非特許文献1に記載されている。
図11に示す磁気メモリ装置は、メモリセルMCが1つの選択トランジスタ(Tr)と1つのMTJ素子(MTJ)とにより構成され、リファレンスセルRCが2つの選択トランジスタ(Tr)と2つのMTJ素子(MTJ)とにより構成されたものである。
メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)は、一端が接地され、他端が選択トランジスタ(Tr)を介して列選択回路(SELcol)に接続されている。リファレンスセルRCは、高抵抗状態のMTJ素子(MTJRH)を有するセルと低抵抗状態のMTJ素子(MTJRL)とを有するセルとが並列に接続されたものである。
列選択回路(SELcol)及びリファレンスセルRCは、クランプトランジスタTrCLを介して第1段目の増幅器としてのカレントミラーセンスアンプSACに接続されている。
図11に示すように、リファレンスセルRCの高抵抗状態のMTJ素子(MTJRH)に流れる電流をI、低抵抗状態のMTJ素子(MTJRL)に流れる電流をIとすると、カレントミラーセンスアンプSACに接続された3つの信号線に供給される電流は、それぞれ(I+I)/2となる。
このため、メモリセルMC側のノードN1に出力される電圧Vは、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態の場合にはリファレンスセルRC側のノードN2に出力される電圧Vよりも高くなり、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が低抵抗状態の場合にはリファレンスセルRC側のノードN2に出力される電圧Vよりも低くなる。
したがって、メモリ側のノードN1における電圧とリファレンス側のノードN2における電圧とを次段に接続される増幅器(図示せず)により増幅して比較することにより、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)の抵抗状態、すなわちメモリセルMCに記録された情報を読み出すことができる。
図11に示す磁気メモリ装置は、例えば非特許文献2に記載されている。
M. Durlam et al., "A low power 1Mbit MRAM based on 1T1MTJ bit cell integrated with Copper Interconnects", 2002 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers J. Nahas et al., "A 4Mb 0.18-micron 1T1MTJ Toggle MRAM Memory", 2004 IEEE International Solid-State Circuits Conference, pp. 44-45
しかしながら、図10に示す従来の磁気メモリ装置はリファレンスセルRCに4つのMTJ素子を使用し、図11に示す従来の磁気メモリ装置はリファレンスセルに2つのMTJ素子を使用するため、チップに占めるリファレンスセルRCの面積割合が大きく、メモリの集積度を悪くする要因となっていた。
本発明の目的は、リファレンスセルの面積割合を小さくできる磁気メモリ装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、第1の磁性層及び第2の磁性層を有し、前記第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子を有するメモリセルと、前記第1の磁気抵抗効果素子と同じ積層構造からなり、前記第1の磁気抵抗効果素子とは素子面積が異なり、前記第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子を有するリファレンスセルとを有することを特徴とする磁気メモリ装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、複数のビット線と、複数の前記ビット線のそれぞれに設けられ、第1の磁性層及び第2の磁性層を有し、前記第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子に接続された選択トランジスタとを有するメモリセルと、前記第1の磁気抵抗効果素子と同じ積層構造からなり、前記第1の磁気抵抗効果素子とは素子面積が異なり、前記第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子を有するリファレンスセルとを有することを特徴とする磁気メモリ装置が提供される。
本発明によれば、メモリセル及びリファレンスセルを、いずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成するので、リファレンスセルに2つ或いは4つのMTJ素子を用いる従来の磁気メモリ装置と比較してリファレンスセルの面積割合を小さくすることができる。これにより、磁気メモリ装置の高集積化及び大容量化が容易となる。
また、リファレンスセルのMTJ素子はメモリセルのMTJ素子とは素子面積が異なるが同じ積層構造を有しており、メモリセルのMTJ素子と同時に形成することができる。これにより、製造工程を簡略化することができる。また、製造ばらつきによるMTJ素子のサイズの変動は、リファレンスセル及びメモリセルの双方において同じ傾向となるため、両抵抗値の関係が大きくずれることを防止することができる。
また、リファレンスセルのMTJ素子の抵抗値の制御を、リファレンスセルのMTJ素子の素子面積をメモリセルのMTJ素子の素子面積よりも大きくすることにより行えば、リファレンスセルのMTJ素子の製造ばらつきを小さく抑えることができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置について図1乃至図6を用いて説明する。
図1は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図、図2は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分拡大断面図、図3は本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法を示す回路図、図4乃至図6は本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態による磁気メモリ装置の構造について図1及び図2を用いて説明する。
シリコン基板10には、シリコン基板10表面に複数の活性領域を画定する素子分離膜12が形成されている。なお、図1において、中央の素子分離膜12よりも左側はメモリセルMC形成領域であり、右側はリファレンスセルRC形成領域であるものとする。
素子分離膜12が形成されたシリコン基板10上には、ゲート電極14が形成されている。ゲート電極14両側の活性領域には、ソース/ドレイン領域16,18が形成されている。これにより、各活性領域には、ゲート電極14とソース/ドレイン領域16,18とを有する選択用トランジスタが形成されている。
選択用トランジスタが形成されたシリコン基板10上には、層間絶縁膜20が形成されている。層間絶縁膜20には、活性領域のコンタクト部に形成されたソース/ドレイン領域16に接続されたコンタクトプラグ24が埋め込まれている。層間絶縁膜20上には、コンタクトプラグ24を介してソース/ドレイン領域16に電気的に接続されたグラウンド線26が形成されている。
グラウンド線26が形成された層間絶縁膜20上には、層間絶縁膜28が形成されている。層間絶縁膜28には、書き込みワード線38が埋め込まれている。書き込みワード線38は、ゲート電極14上に形成されている。書き込みワード線38は、図2に示すように、配線溝30の内壁に沿って形成されたバリアメタルとしてのTa膜32と、磁場を強めるために設けられた透磁率の高いNiFe膜34と、主要な配線部であるCu膜36とにより構成されている。
書き込みワード線38が埋め込まれた層間絶縁膜28上には、層間絶縁膜40が形成されている。層間絶縁膜40,28,20には、ソース/ドレイン領域18に接続されたコンタクトプラグ44が埋め込まれている。
コンタクトプラグ44が埋め込まれた層間絶縁膜40上には、コンタクトプラグ44を介してソース/ドレイン領域18に電気的に接続された下部電極層46が形成されている。メモリセルMCの下部電極層46上には、MTJ素子62が形成されている。リファレンスセルRCの下部電極層46上には、メモリセルMCのMTJ素子62とは素子面積が異なるMTJ素子62が形成されている。
MTJ素子62,62は、図2に示すように、PtMn膜よりなる反強磁性層48と、CoFe膜よりなる強磁性層50と、Ruよりなる非磁性層52と、CoFe膜よりなる強磁性層54と、アルミナ膜よりなるトンネル絶縁膜56と、NiFe膜よりなる強磁性層58と、Ta膜よりなるキャップ層60とにより構成されている。なお、強磁性層50、非磁性層52及び強磁性層54は固定磁化層を構成し、強磁性層58は自由磁化層を構成している。
MTJ素子62,62が形成された領域以外の層間絶縁膜40上には、層間絶縁膜64が形成されている。MTJ素子62,62が埋め込まれた層間絶縁膜40上には、キャップ層60においてMTJ素子62,62に電気的に接続されたビット線64が形成されている。
このように、本実施形態による磁気メモリ装置は、メモリセルMC及びリファレンスセルRCが、いずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成されていることに特徴がある。また、リファレンスセルRCを構成するMTJ素子62の素子面積が、メモリセルMCを構成するMTJ素子62の素子面積とは異なっていることにも特徴がある。このようにしてメモリセルMC及びリファレンスセルRCを構成することにより、リファレンスセルRCの面積割合を小さくすることができ、磁気メモリ装置を高集積化することができる。
リファレンスセルRCのMTJ素子62の素子面積S′は、MTJ素子62の抵抗値が、メモリセルMCのMTJ素子62が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の値となるように設定されている。すなわち、高抵抗状態のMTJ素子62を用いる場合、MTJ素子62の素子面積S′はメモリセルMCのMTJ素子62の素子面積Sよりも大きくなる。一方、低抵抗状態のMTJ素子62を用いる場合、MTJ素子62の素子面積S′はメモリセルMCのMTJ素子62の素子面積Sよりも小さくなる。
リファレンスセルRCのMTJ素子62の抵抗値をメモリセルMCのMTJ素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との中間値に設定する場合、メモリセルMCのMTJ素子62の素子面積をS、リファレンスセルRCのMTJ素子62の素子面積をS′、メモリセルMCのMTJ素子62が低抵抗状態のときの抵抗値をR、メモリセルMCのMTJ素子62のMR比をMRとすると、以下の関係式が成立する。なお、MR比とは、低抵抗状態のときの抵抗値Rに対する高抵抗状態のときの抵抗値Rの増加割合(MR=(R−R)/R)である。
(2+MR)/2S=R(1+MR)/S′
S′=2S(1+MR)/(2+MR)
例えば、メモリセルMCのMTJ素子62の大きさが0.4×0.8μm、高抵抗状態のときの抵抗値が15kΩ、低抵抗状態のときの抵抗値が10kΩであると仮定すると、リファレンスセルRCのMTJ素子62の抵抗値をこれらの中間値である12.5kΩに設定するためには、高抵抗状態のMTJ素子62を用いる場合には例えば0.4×0.96μmの大きさに設定し、低抵抗状態のMTJ素子62を用いる場合には例えば0.4×0.64μmの大きさに設定する。
リファレンスセルRCのMTJ素子62の抵抗値は、必ずしもメモリセルMCのMTJ素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との中間値にする必要はなく、高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間で任意に定めることができる。
なお、リファレンスセルRCのMTJ素子62を高抵抗状態とする場合、メモリセルMCのMTJ素子62よりも素子面積が大きくできることから、リファレンスセルRCのMTJ素子62を低抵抗状態とする場合と比較して、MTJ素子62の抵抗値のばらつきを小さく抑えることができる。この場合にも、素子面積の拡大は20%程度であるので、複数のMTJ素子を必要とする従来のリファレンスセルと比較して集積度を向上することができる。
また、リファレンスセルRCのMTJ素子62の抵抗状態は変化しないため、リファレンスセルRCには書き込みワード線38が必要ないとも考えられる。しかしながら、MRAMの一般的なプロセスでは、ウェーハプロセスの最終工程においてMTJ素子の自由磁化層及び固定磁化層の磁化方向を揃える熱アニールを行っている。すなわち、この熱アニール後には、リファレンスセルRCのMTJ素子62は低抵抗状態となっている。
リファレンスセルRCのMTJ素子62を高抵抗状態で使用するためには、ウェーハプロセスの完了後にリファレンスセルRCのMTJ素子62の抵抗状態を高抵抗状態に書き換える必要がある。そこで、リファレンスセルRCにも書き込みワード線38を設けておくことにより、ウェーハプロセス完了後にリファレンスセルRCのMTJ素子62の抵抗状態を変化することが可能となり、高抵抗状態のMTJ素子62を用いることができる。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法について図3を用いて説明する。 本実施形態による磁気メモリ装置の読み出しの際には、メモリセルMCのMTJ素子62の一端には定電流源70が接続され、MTJ素子62の他端は選択トランジスタTrを介して接地される。同様に、リファレンスセルRCのMTJ素子62の一端には定電流源70が接続され、MTJ素子62の他端は選択トランジスタTrを介して接地される。
メモリセルMCに電流源70から電流Iを流すと、メモリセルMCと電流源70との接続ノードNには、MTJ素子の抵抗状態に応じた信号電圧Vsigが出力される。すなわち、選択トランジスタTrを無視して考えると、MTJ素子が高抵抗状態のときには信号電圧VsigはRとなり、MTJ素子が低抵抗状態のときには信号電圧VsigはRとなる。
一方、リファレンスセルRCに電流源70から電流Iを流すと、リファレンスセルRCと電流源70との接続ノードNには、MTJ素子62の抵抗値Rに応じたリファレンス電圧Vrefが出力される。MTJ素子62の抵抗値Rは、例えばメモリセルMCのMTJ素子62が高抵抗状態のときの抵抗値Rと低抵抗状態のときの抵抗値Rとの中間値、(R+R)/2であるから、選択トランジスタTrを無視して考えると、リファレンス電圧VrefはI(R+R)/2となる。
このリファレンス電圧Vrefは、MTJ素子62が高抵抗状態のときの信号電圧Vsig=RとMTJ素子62が低抵抗状態のときの信号電圧Vsig=Rとの中間値である。したがって、メモリセルMCから出力される信号電圧Vsigについて、リファレンス電圧Vrefに対する大小を次段に接続される増幅器(図示せず)により増幅して比較することにより、メモリセルMCのMTJ素子62の抵抗状態、すなわちメモリセルMCに記録された情報を読み出すことができる。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の製造方法について図4乃至図6を用いて説明する。なお、以下の説明では、メモリセルMCの製造方法のみを説明する。リファレンスセルDCの製造方法は、MTJ素子の面積が異なる他はメモリセルMCの製造方法と同様である。
まず、シリコン基板10に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子分離膜12を形成する。
次いで、素子分離膜12により画定された活性領域に、通常のMOSトランジスタの形成方法と同様にして、ゲート電極14及びソース/ドレイン領域16,18を有する選択トランジスタTrを形成する(図4(a))。
次いで、選択トランジスタTrが形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、CMP法によりこの表面を平坦化し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜20を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜20に、ソース/ドレイン領域16に達するコンタクトホール22を形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール22に埋め込まれソース/ドレイン領域16に電気的に接続されたコンタクトプラグ24を形成する(図4(b))。
次いで、コンタクトプラグ24が埋め込まれた層間絶縁膜20上に導電膜を堆積してパターニングし、コンタクトプラグ24を介してソース/ドレイン領域16に電気的に接続されたグラウンド線26を形成する。
次いで、グラウンド線26が形成された層間絶縁膜20上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、CMP法によりこの表面を平坦化し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜28を形成する(図4(c))。
次いで、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、層間絶縁膜28に、書き込みワード線を埋め込むための配線溝30を形成する(図4(d))。
次いで、例えばスパッタ法によりTa膜32及びNiFe膜34を、例えば電解めっき法によりCu膜36を、それぞれ堆積後、これら導電膜をCMP法により平坦化し、配線溝30内に埋め込まれた書き込みワード線38を形成する(図2、図5(a))。
次いで、書き込みワード線38が埋め込まれた層間絶縁膜28上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、CMP法によりこの表面を平坦化し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜40を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜40,28,20に、ソース/ドレイン領域18に達するコンタクトホール42を形成する。
次いで、例えばCVD法により、バリアメタルとしての窒化チタン膜及びタングステン膜とを堆積後、これら導電膜をエッチバック或いはポリッシュバックし、コンタクトホール42に埋め込まれソース/ドレイン領域18に電気的に接続されたコンタクトプラグ44を形成する(図5(b))。
次いで、例えばスパッタ法により例えば膜厚40nmのTa膜を堆積後、フォトリソグラフィ及びドライエッチングによりこのTa膜をパターニングし、コンタクトプラグ44を介してソース/ドレイン拡散層18に電気的に接続された下部電極層46を形成する(図5(c))。
次いで、例えばスパッタ法により、例えば膜厚15nmのPtMnよりなる反強磁性層48と、例えば膜厚2nmのCoFeよりなる強磁性層50と、例えば膜厚0.9nmのRuよりなる非磁性層52と、例えば膜厚3nmのCoFeよりなる強磁性層54と、例えば膜厚1.2nmのアルミナよりなるトンネル絶縁膜56と、例えば膜厚6nmのNiFeよりなる強磁性層58と、例えば膜厚30nmのTa膜よりなるキャップ層60とを形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、キャップ層60、強磁性層58、トンネル絶縁膜56、強磁性層54、非磁性層52、強磁性層50、反強磁性層48をパターニングし、下部電極層46、コンタクトプラグ44を介して選択トランジスタTrのソース/ドレイン領域18に電気的に接続されたMTJ素子62を形成する(図2、図6(a))。なお、強磁性層50、非磁性層52及び強磁性層54は固定磁化層を構成し、強磁性層58は自由磁化層を構成する。
このとき、メモリセルMCのMTJ素子62の素子面積とリファレンスセルDCのMTJ素子62の素子面積とを作り分け、リファレンスセルDCのMTJ素子62の抵抗値Rが、メモリセルMCのMTJ素子62が高抵抗状態のときの抵抗値Rと低抵抗状態のときの抵抗値Rとの間の値となるようにする。
次いで、MTJ素子62が形成された層間絶縁膜40上に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、このシリコン酸化膜をCMP法によりMTJ素子62が露出するまで平坦化し、表面が平坦化されたシリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜64を形成する(図6(b))。
次いで、MTJ素子62が埋め込まれた層間絶縁膜64上に導電膜を堆積してパターニングし、MTJ素子62に接続されたビット線66を形成する(図6(c))。
この後、必要に応じて更に上層に絶縁層や配線層等を形成し、磁気メモリ装置を完成する。
このように、本実施形態によれば、メモリセル及びリファレンスセルを、いずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成するので、リファレンスセルに2つ或いは4つのMTJ素子を用いる従来の磁気メモリ装置と比較してリファレンスセルの面積割合を小さくすることができる。これにより、磁気メモリ装置の高集積化及び大容量化が容易となる。
また、リファレンスセルのMTJ素子はメモリセルのMTJ素子とは素子面積が異なるが同じ積層構造を有しており、メモリセルのMTJ素子と同時に形成することができる。これにより、製造工程を簡略化することができる。また、製造ばらつきによるMTJ素子のサイズの変動は、リファレンスセル及びメモリセルの双方において同じ傾向となるため、両抵抗値の関係が大きくずれることを防止することができる。
また、リファレンスセルのMTJ素子の抵抗値の制御を、リファレンスセルのMTJ素子の素子面積をメモリセルのMTJ素子の素子面積よりも大きくすることにより行えば、リファレンスセルのMTJ素子の製造ばらつきを小さく抑えることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置について図7を用いて説明する。なお、図1乃至図6に示す第1実施形態による磁気メモリ装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図7は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図である。
本実施形態による磁気メモリ装置は、1つの選択トランジスタ(Tr)と1つのMTJ素子(MTJ)とからなる1T−1MTJ型のメモリセルMCが、行方向(図面横方向)及び列方向(図面縦方向)に沿ってマトリクス状に配置されたものである。各メモリセルMCの構成は、第1実施形態による磁気メモリ装置の場合と同様である。
行方向には例えば32個のメモリセルMCが並んでおり、行方向に並ぶこれらのメモリセルMCには、これらメモリセルMCに含まれる選択トランジスタ(Tr)のゲート端子を共通接続するワード線(WL)と、選択トランジスタ(Tr)のソース/ドレイン端子のうちMTJ素子(MTJ)が接続された側とは反対側の端子を共通接続するグラウンド線(GND)とが設けられている。ワード線(WL)及びグラウンド線(GND)は、メモリセルMCの各行毎に設けられている。
列方向には例えば8個のメモリセルMCが並んでおり、列方向に並ぶこれらのメモリセルMCには、MTJ素子(MTJ)の端子のうち選択トランジスタ(Tr)が接続された側とは反対側の端子を共通接続するビット線(BL)が設けられている。ビット線(BL)は、メモリセルMCの各列毎に設けられている。ビット線(BL)は、列選択回路SELcolを介して電圧センスアンプSAに接続されている。
電圧センスアンプSAには、リファレンス用のビット線BLが接続されている。リファレンス用のビット線BLには、リファレンスセルRCのMTJ素子(MTJ)が接続されている。リファレンスセルRCの構成は、第1実施形態による磁気メモリ装置の場合と同様である。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法について図7を用いて説明する。ここでは、ワード線WL、グラウンド線GND及びビット線BLに接続されたメモリセルMC(図7中、点線で囲まれたメモリセル)に記憶された情報を読み出す場合を考える。
まず、読み出し対象のメモリセルMCが接続されるビット線BL及びリファレンスセルDCが接続されるビット線BLを選択し、これらを定電流源(図示せず)に接続する。
次いで、読み出し対象のメモリセルMCが接続されるワード線WL及びリファレンスセルDCに接続されるワード線WLを選択し、定電流源からの電流をメモリセルMC及びリファレンスセルDCのそれぞれに流す。
ビット線BLから供給された電流Iは、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)及び選択トランジスタ(Tr)を介してグラウンド線GNDに向けて流れる。これにより、ビット線BLの電圧は、MTJ素子(MTJ)の抵抗値に応じた値となる。すなわち、MTJ素子(MTJ)が高抵抗状態の場合には、ビット線(BL)の電圧は、高抵抗状態の抵抗値Rに応じた高い値(V=R×I)となる。また、MTJ素子(MTJ)が低抵抗状態の場合には、ビット線BLの電圧は、低抵抗状態の抵抗値Rに応じた低い値(V=R×I)となる。
一方、ビット線BLから供給された電流Iは、リファレンスセルRCのMTJ素子(MTJ)及び選択トランジスタ(Tr)を介してグラウンド線GNDに向けて流れる。これにより、ビット線BLの電圧は、MTJ素子(MTJ)の抵抗値に応じた値となる。すなわち、MTJ素子(MTJ)の抵抗値はメモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態のときの抵抗値Rと低抵抗状態のときの抵抗値Rとの中間値であることから、ビット線BLの電圧Vは、V=(R+R)×I/2、すなわちメモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態のときのビット線BLの電圧Vと低抵抗状態のときのビット線BLの電圧Vとの中間値となる。
次いで、列選択回路SELcolにより、読み出し対象のメモリセルMCが接続されるビット線BLを選択して電圧センスアンプSAに接続する。電圧センスアンプSAには、リファレンスセルDCが接続されるビット線BLも接続されている。
したがって、電圧センスアンプSAにより、ビット線BLの信号電圧Vsigとビット線BLのリファレンス電圧Vrefとの間の電圧差を増幅して出力することにより、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)の抵抗状態、すなわちメモリセルMCに記録された情報を読み出すことができる。
このように、本実施形態によれば、メモリセル及びリファレンスセルを、いずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成するので、リファレンスセルに2つ或いは4つのMTJ素子を用いる従来の磁気メモリ装置と比較してリファレンスセルの面積割合を小さくすることができる。これにより、磁気メモリ装置の高集積化及び大容量化が容易となる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による磁気メモリ装置について図8を用いて説明する。なお、図1乃至図7に示す第1及び第2実施形態による磁気メモリ装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図8は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図である。
本実施形態による磁気メモリ装置は、図8に示すように、リファレンス側のビット線BLに、メモリ側のビット線BL,BL,…に接続されたメモリセルMCの数と同じだけのリファレンスセルRCが設けられたものである。また、メモリセルMCの選択トランジスタTrを選択するためのワード線WLは同じ行に位置するリファレンスセルRCを選択するワード線WLを兼ねており、メモリセルMCに接続されたグラウンド線GNDは同じ行に位置するリファレンスセルRCに接続されたグラウンド線GNDを兼ねている。
このようにしてメモリセルMC及びリファレンスセルRCを配置することにより、読み出し対象のメモリセルMCと、その読み出しの際にリファレンス信号を生成するリファレンスセルRCとは、同じ行に位置することとなる。これにより、読み出し対象のメモリセルMCと電圧センスアンプSAとの間の距離と、リファレンス信号を生成するリファレンスセルRCと電圧センスアンプSAとの間の距離とを近づけることができ、信号遅延による読み出し誤動作を低減することができる。
なお、本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法は、第2実施形態による磁気メモリ装置の場合と同様である。
このように、本実施形態によれば、メモリセル及びリファレンスセルを、いずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成するので、リファレンスセルに2つ或いは4つのMTJ素子を用いる従来の磁気メモリ装置と比較してリファレンスセルの面積割合を小さくすることができる。これにより、磁気メモリ装置の高集積化及び大容量化が容易となる。
また、リファレンス側のビット線に複数のリファレンスセルを設け、読み出し対象のメモリセルと同じ行に設けられたリファレンスセルを用いて読み出しを行うので、信号遅延による読み出し誤動作を低減することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による磁気メモリ装置について図9を用いて説明する。なお、図1乃至図8に示す第1乃至第3実施形態による磁気メモリ装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図9は本実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す回路図である。
はじめに、本実施形態による磁気メモリ装置の構造について図9を用いて説明する。
本実施形態による磁気メモリ装置は、図9に示すように、メモリセルMCが1つの選択トランジスタ(Tr)と1つのMTJ素子(MTJ)とにより構成されている。MTJ素子(MTJ)の一端は接地され、他端は選択トランジスタ(Tr)を介してビット線BLに接続されている。ビット線BLは、列選択回路SELcolに接続されている。列選択回路SELcolには同様の構成のメモリセルMCがビット線BLを介して複数接続されており、列選択回路SELcolによって一のビット線BLを選択できるようになっている。
また、図9に示すように、リファレンスセルRCは、1つの選択トランジスタTrと1つのMTJ素子(MTJ)とにより構成されている。MTJ素子(MTJ)の一端は接地され、他端は選択トランジスタ(Tr)を介してビット線BLに接続されている。リファレンスセルRCのMTJ素子(MTJ)の抵抗値Rは、第1実施形態による磁気メモリ装置の場合と同様、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態のときの抵抗値Rと低抵抗状態のときの抵抗値Rとの中間値となるように設定されている。
列選択回路SELcol及びビット線BLは、クランプトランジスタTrCLを介して第1段目の増幅器としてのカレントミラーセンスアンプSACに接続されている。
次に、本実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法について図9を用いて説明する。説明する。ここでは、ワード線WL及びビット線BLに接続されたメモリセルMC(図9中、点線で囲まれたメモリセル)に記憶された情報を読み出す場合を考える。
まず、読み出し対象のメモリセルMCが接続されるワード線WLを選択するとともに、列選択回路SELcolにより読み出し対象のメモリセルMCが接続されるビット線BLを選択する。
次いで、カレントミラーセンスアンプSACに電圧Vddを印加し、クランプトランジスタTrCLをオンにする。これにより、ビット線BLには、リファレンスセルRCのMTJ素子(MTJ)の抵抗値Rに応じた電流Iが流れる。このとき、カレントミラーセンスアンプSACは、ビット線BLにもリファレンスセルRCに流れる電流Iと同じ電流Iを流すように機能する。すなわち、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)及びリファレンスセルRCのMTJ素子(MTJ)には、同じ量の電流Iが流れることとなる。
これにより、ビット線BLが接続された側のカレントミラーセンスアンプSACのノードNの電圧Vsigは、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)の抵抗値に応じた値となる。すなわち、MTJ素子(MTJ)が高抵抗状態の場合には、ノードNの電圧Vsigは、高抵抗状態の抵抗値Rに応じた高い値(V=R×I)となる。また、MTJ素子(MTJ)が低抵抗状態の場合には、ノードNの電圧Vsigは、低抵抗状態の抵抗値Rに応じた低い値(V=R×I)となる。
一方、ビット線BLが接続された側のカレントミラーセンスアンプSACのノードNの電圧Vrefは、リファレンスセルRCのMTJ素子(MTJ)の抵抗値に応じた値となる。すなわち、MTJ素子(MTJ)の抵抗値はメモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態のときの抵抗値Rと低抵抗状態のときの抵抗値Rとの中間値であることから、ノードNの電圧Vは、V=(R+R)×I/2、すなわちメモリセルMCのMTJ素子(MTJ)が高抵抗状態のときのノードNの電圧Vと低抵抗状態のときのノードNの電圧Vとの中間値となる。
次いで、カレントミラーセンスアンプSACのノードNの電圧Vsigと、ノードNの電圧Vrefとの電圧差を、次段に接続される電圧センスアンプ等(図示せず)によって増幅して出力することにより、メモリセルMCのMTJ素子(MTJ)の抵抗状態、すなわちメモリセルMCに記録された情報を読み出すことができる。
このように、本実施形態によれば、メモリセル及びリファレンスセルを、いずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成するので、リファレンスセルに2つ或いは4つのMTJ素子を用いる従来の磁気メモリ装置と比較してリファレンスセルの面積割合を小さくすることができる。これにより、磁気メモリ装置の高集積化及び大容量化が容易となる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明をMTJ素子を用いた磁気メモリ装置に適用した場合について示したが、本発明は、磁性層間のスピンの関係に基づく抵抗変化を利用した磁気抵抗効果素子を用いた磁気メモリ装置に広く適用することができる。例えば、2つの磁性層が導電性の非磁性層を介して積層された磁気抵抗効果素子を用いた磁気メモリ装置や、スピン注入型のトンネル磁気抵抗素子を用いた磁気メモリ装置にも適用可能である。
また、読み出し回路は、上記第1乃至第4実施形態に記載のものに限定されるものではない。本発明は、メモリセル及びリファレンスセルをいずれも1つの選択トランジスタと1つのMTJ素子とにより構成し、メモリセルの磁気抵抗効果素子による電圧降下とリファレンスセルの磁気抵抗効果素子による電圧降下とを比較することにより、メモリセルの記憶情報を読み出す磁気メモリ装置に広く適用することができる。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1) 第1の磁性層及び第2の磁性層を有し、前記第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子を有するメモリセルと、
前記第1の磁気抵抗効果素子と同じ積層構造からなり、前記第1の磁気抵抗効果素子とは素子面積が異なり、前記第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子を有するリファレンスセルと
を有することを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記2) 複数のビット線と、
複数の前記ビット線のそれぞれに設けられ、第1の磁性層及び第2の磁性層を有し、前記第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子に接続された選択トランジスタとを有するメモリセルと、
前記第1の磁気抵抗効果素子と同じ積層構造からなり、前記第1の磁気抵抗効果素子とは素子面積が異なり、前記第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子を有するリファレンスセルと
を有することを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記3) 付記2記載の磁気メモリ装置において、
前記リファレンスセルに接続され、前記リファレンス信号を出力するリファレンス用ビット線を更に有する
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記4) 付記3記載の磁気メモリ装置において、
前記リファレンス用ビット線に、複数の前記リファレンスセルが設けられている
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記5) 付記2乃至4のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
複数の前記ビット線のそれぞれに、複数の前記メモリセルが設けられている
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記6) 付記3記載の磁気メモリ装置において、
複数の前記ビット線及び前記リファレンス用ビット線に接続され、前記メモリセル及び前記リファレンスセルに同一の電流を供給するカレントミラーセンスアンプを更に有する
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記7) 付記1乃至6のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第1の磁性層の磁化方向と前記第2の磁性層の磁化方向とが反平行であり、前記第1の磁気抵抗効果素子よりも前記素子面積が大きい
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記8) 付記1乃至6のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第1の磁性層の磁化方向と前記第2の磁性層の磁化方向とが平行であり、前記第1の磁気抵抗効果素子よりも前記素子面積が小さい
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
(付記9) 付記1乃至8のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
前記第1の磁気抵抗効果素子及び前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層とが絶縁膜を介して積層された磁気トンネル接合素子である
ことを特徴とする磁気メモリ装置。
本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す概略断面図である。

本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の構造を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の読み出し方法を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 本発明の第1実施形態による磁気メモリ装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 本発明の第2実施形態による磁気メモリ装置の構造及び読み出し方法を示す回路図である。 本発明の第3施形態による磁気メモリ装置の構造及び読み出し方法を示す回路図である。 本発明の第4施形態による磁気メモリ装置の構造及び読み出し方法を示す回路図である。 従来の磁気メモリ装置の構造及び読み出し方法を示す回路図である。 従来の他の磁気メモリ装置の構造及び読み出し方法を示す回路図である。
符号の説明
10…シリコン基板
12…素子分離膜
14…ゲート電極
16,18…ソース/ドレイン領域
20,28,40,64…層間絶縁膜
22,42…コンタクトホール
24,44…コンタクトプラグ
26…グラウンド線
30…配線溝
32…Ta膜
34…NiFe膜
36…Cu膜
38…書き込みワード線
46…下部電極層
48…反強磁性層
50,54,58…強磁性層
52…非磁性層
56…トンネル絶縁膜
60…キャップ層
62…メモリセルのMTJ素子
62…リファレンスセルのMTJ素子
66…ビット線

Claims (5)

  1. 第1の磁性層及び第2の磁性層を有し、前記第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子を有するメモリセルと、
    前記第1の磁気抵抗効果素子と同じ積層構造からなり、前記第1の磁気抵抗効果素子とは素子面積が異なり、前記第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子を有するリファレンスセルと
    を有することを特徴とする磁気メモリ装置。
  2. 複数のビット線と、
    複数の前記ビット線のそれぞれに設けられ、第1の磁性層及び第2の磁性層を有し、前記第1の磁性層の磁化方向に対する前記第2の磁性層の磁化方向に応じて高抵抗状態又は低抵抗状態となる第1の磁気抵抗効果素子と、前記第1の磁気抵抗効果素子に接続された選択トランジスタとを有するメモリセルと、
    前記第1の磁気抵抗効果素子と同じ積層構造からなり、前記第1の磁気抵抗効果素子とは素子面積が異なり、前記第1の磁気抵抗効果素子が高抵抗状態のときの抵抗値と低抵抗状態のときの抵抗値との間の抵抗値を有する第2の磁気抵抗効果素子を有するリファレンスセルと
    を有することを特徴とする磁気メモリ装置。
  3. 請求項1又は2記載の磁気メモリ装置において、
    前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第1の磁性層の磁化方向と前記第2の磁性層の磁化方向とが反平行であり、前記第1の磁気抵抗効果素子よりも前記素子面積が大きい
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第1の磁性層の磁化方向と前記第2の磁性層の磁化方向とが平行であり、前記第1の磁気抵抗効果素子よりも前記素子面積が小さい
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置において、
    前記第1の磁気抵抗効果素子及び前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層とが絶縁膜を介して積層された磁気トンネル接合素子である
    ことを特徴とする磁気メモリ装置。

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