JP2010157568A - メモリセルアレイ - Google Patents

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成生 古田
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Abstract

【課題】微細化に有利であって、かつ、設計・製造が容易なメモリセルアレイを提供する。
【解決手段】選択されたメモリセル100と接続する第1ビット線BL1をグランドGと接続させ、かつ、当該メモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、第2ビット線BL2に書き込み電圧を供給して、当該メモリセル100にデータを書き込み、選択されたメモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、当該メモリセル100と接続する第1ビット線BL1に書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給して、当該メモリセル100からデータを読み出し、書き込み時及び読み出し時には、ワード線WLの電圧を、MOSトランジスタ110のゲート閾値電圧以上かつ第1ビット線BL1を指定するための回路の駆動電圧とゲート閾値電圧との和以下とすることによって、当該ワード線WLを指定するよう構成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、メモリセルアレイに関する。
現在、デバイスの小型化、高密度化に伴い、電気素子の一層の微細化が望まれている。その一例として、微細な間隙(ナノギャップ)を隔てた2つの導電体間に電圧を印加することにより、スイッチング動作が可能なスイッチング素子が知られている。
具体的には、例えば、酸化シリコンと金という安定な材料からなり、傾斜蒸着という簡便な製造方法により製造され、スイッチング動作を安定的に繰り返し行うことができるスイッチング素子が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば、ナノギャップを隔てた2つの導電体を上下方向に並んで配置することにより、より高密度で集積でき、かつ、集積化が容易なスイッチング素子も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
このようなナノギャップを有するスイッチング素子(以下「ナノギャップ素子」という)を高密度メモリに適用するためには、「ON」と「OFF」に対応する「低抵抗状態」と「高抵抗状態」をメモリの「0」、「1」に対応させるとともに、ナノギャップ素子をアレイ状に配置して、メモリセルアレイを構成する必要がある。
従来、メモリセルアレイとしては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のメモリセルアレイが知られている(例えば、特許文献3参照)。
DRAMのメモリセルアレイが備えるメモリセルは、例えば、図8に示すように、MOS(metal-oxide semiconductor)トランジスタやキャパシタを有するメモリセルを備えている。
そこで、ナノギャップ素子をメモリ素子とするメモリセルアレイとしては、例えば、DRAMのメモリセルアレイのキャパシタをナノギャップ素子に置き換えて、DRAMのメモリセルアレイと類似の方法で駆動する方法が考えられる。
特開2005−79335号公報 特開2008−243986号公報 特開2000−269358号公報
しかしながら、ナノギャップ素子は書き込みに高電圧が必要であるため、単に、DRAMのメモリセルアレイのキャパシタをナノギャップ素子に置き換えて、DRAMのメモリセルアレイと類似の方法で駆動するだけでは、メモリセルアレイ及びその周辺回路のレイアウトにおいて、高耐圧系(高電圧系)のトランジスタ領域が大部分となってしまい、微細化に不利であるという問題がある。
また、単に、DRAMのメモリセルアレイのキャパシタをナノギャップ素子に置き換えて、DRAMのメモリセルアレイと類似の方法で駆動するだけでは、高電圧系の回路と、低電圧系の回路と、を分離することができず、メモリセルアレイ及びその周辺回路の設計・製造が複雑で、煩雑作業になってしまうという問題もある。
本発明の課題は、微細化に有利であって、かつ、設計・製造が容易なメモリセルアレイを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数のメモリセルをアレイ状に配置したメモリセルアレイにおいて、
前記複数のメモリセルと接続する複数のワード線、複数の第1ビット線及び複数の第2ビット線を備え、
前記メモリセルは、MOSトランジスタと、当該MOSトランジスタの一方の拡散層に接続する第1電極を有するコンタクトホール内に形成されたナノギャップ素子と、を有しており、
前記ナノギャップ素子は、第1導電体と、当該第1導電体の上方に設けられた第2導電体と、当該第1導電体と当該第2導電体との間に形成され、当該第1導電体と当該第2導電体との間への所定電圧の印加により抵抗値の変化現象が生じるナノメートルオーダーの間隙と、を有しており、
前記ワード線は、前記MOSトランジスタのゲート電極と接続しており、
前記第1ビット線は、前記MOSトランジスタの他方の拡散層に接続された第2電極と接続しており、
前記第2ビット線は、前記第2導電体と接続しており、
選択された前記メモリセルと接続する前記第1ビット線を指定することにより当該第1ビット線をグランドと接続させ、かつ、当該メモリセルと接続する前記ワード線を指定するとともに、前記第2ビット線に書き込み電圧を供給することによって、当該メモリセルにデータを書き込み、
選択された前記メモリセルと接続する前記ワード線を指定するとともに、当該メモリセルと接続する前記第1ビット線を指定することにより当該第1ビット線に前記書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給することによって、当該メモリセルからデータを読み出し、
前記書き込み時及び前記読み出し時には、前記ワード線の電圧を、前記MOSトランジスタのゲート閾値電圧以上、かつ、前記第1ビット線を指定するための回路の駆動電圧と前記ゲート閾値電圧との和以下とすることによって、当該ワード線を指定するよう構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のメモリセルアレイにおいて、
前記第1ビット線の電圧を前記駆動電圧以下に制限する制限手段を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のメモリセルアレイにおいて、
前記複数の第2ビット線のうちの少なくとも2つの第2ビット線は、連結していることを特徴とする。
本発明によれば、選択されたメモリセルと接続する第1ビット線を指定することにより当該第1ビット線をグランドと接続させ、かつ、当該メモリセルと接続するワード線を指定するとともに、第2ビット線に書き込み電圧を供給することによって、当該メモリセルにデータを書き込み、選択されたメモリセルと接続するワード線を指定するとともに、当該メモリセルと接続する第1ビット線を指定することにより当該第1ビット線に書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給することによって、当該メモリセルからデータを読み出し、当該書き込み時及び当該読み出し時には、ワード線の電圧を、MOSトランジスタのゲート閾値電圧以上、かつ、第1ビット線を指定するための回路の駆動電圧とゲート閾値電圧との和以下とすることによって、当該ワード線を指定するよう構成されている。
すなわち、高電圧である書き込み電圧は第2ビット線に供給され、低電圧である読み出し電圧は第1ビット線に供給される。
さらに、データを書き込む際及び読み出す際に指定されたワード線の電圧は、MOSトランジスタのゲート閾値電圧以上、かつ、第1ビット線を指定するための回路の駆動電圧とゲート閾値電圧との和以下である。そのため、当該ワード線と接続するMOSトランジスタのゲート電極の電圧は、当該和よりも大きくならず、第1ビット線の電圧は、当該駆動電圧よりも大きくならない。
読み出し電圧は低電圧であり、第1ビット線を指定するための回路の駆動電圧も低電圧にすることが可能であるため、第1ビット線の電圧を、低電圧にすることができる。したがって、第1ビット線と接続するMOSトランジスタの他方の拡散層側を低電圧系とし、第2ビット線と接続するMOSトランジスタの一方の拡散層側を高電圧系とすることができ、高電圧系の回路と低電圧系の回路とを分離することができるため、メモリセルアレイの設計・製造を容易なものとすることができる。
また、メモリセルアレイのレイアウトにおいて、低電圧系の回路は、高い耐圧が不要であるため、高電圧系の回路よりも占有面積を狭くすることができる。したがって、書き込みに高電圧が必要なナノギャップ素子をメモリ素子として使用しても、低電圧系であるMOSトランジスタの他方の拡散層側の占有面積を狭くすることができるため、微細化に有利である。
以下、図を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態におけるメモリセルアレイ10について説明する。
図1は、メモリセルアレイ10を備える記憶装置1の機能的構成の一例を示すブロック図である。図2は、メモリセルアレイ10の要部構成の一例を示す回路図であり、図3は、メモリセルアレイ10の要部構成の一例を示す平面図である。図4は、図3のIV−IV断面の一例を模式的に示す断面図である。図5は、メモリセルアレイ10が備えるリミッタ回路16の一例を示す回路図である。
ここで、図3における二点鎖線で囲んだ領域が、メモリセルアレイ10が備える複数のメモリセル100のうちの一のメモリセル100であり、図3における網かけをした領域が、メモリセルアレイ10が備える複数のメモリセル100のうちの一のメモリセル100が有するMOSトランジスタ110が備えるゲート領域115である。
(記憶装置)
記憶装置1は、複数のメモリセル100をアレイ状に配置したメモリセルアレイ10を備える、データの読み出し、書き込み、消去が可能な不揮発性半導体記憶装置(不揮発性RAM(Random Access Memory))である。
具体的には、記憶装置1は、例えば、図1に示すように、メモリセルアレイ10と、第1ビット線指定部20と、ワード線指定部30と、電圧供給部40と、読み出し部50と、制御部60と、等を備えて構成される。
(メモリセルアレイ)
メモリセルアレイ10は、例えば、複数のメモリセル100をアレイ状(例えば、2次元アレイ状)に配置した高密度メモリである。
例えば、図2〜図4に示すように、メモリセルアレイ10は、選択素子としてのMOSトランジスタ110及びMOSトランジスタ110と直列に接続されたメモリ素子としてのナノギャップ素子120を有するメモリセル100と、複数のメモリセル100と接続する複数のワード線WL、複数の第1ビット線BL1及び第2ビット線BL2と、複数の第1ビット線BL1に接続されたスイッチとして機能する第1トランジスタ11と、複数の第1ビット線BL1に接続されたスイッチとして機能する第2トランジスタ12と、複数の第1ビット線BL1の各々に接続されたスイッチとして機能する複数の第3トランジスタ13と、第2ビット線BL2に接続されたスイッチとして機能する第4トランジスタ14と、第2ビット線BL2に接続されたスイッチとして機能する第5トランジスタ15と、複数の第1ビット線BL1の各々に接続された複数のリミッタ回路16と、等を備えて構成される。
すなわち、メモリセルアレイ10が備えるメモリセル100は、例えば、図4に示すように、DRAMのメモリセルアレイが備えるメモリセルのキャパシタを、ナノギャップ素子120で置き換えた構成となっている。
ナノギャップ素子120は、MOSトランジスタ110の一方の拡散層112aに接続する第1電極113を有するコンタクトホール101a内に形成されている。したがって、例えば、図4及び図8に示すように、メモリセルアレイ10が備えるメモリ素子(ナノギャップ素子120)は、DRAMのメモリセルアレイが備えるメモリ素子(キャパシタ)よりも小型であるため、メモリセルアレイ10は、DRAMのメモリセルアレイよりも小型化が可能である。
メモリセル100のセル構造は、例えば、図3に示すように、3F×2Fの6F構造となっている。ここで、Fは、半導体デバイスで用いられる最小加工寸法の目安となる値(すなわち、フィーチャーサイズ)である。
MOSトランジスタ110は、例えば、図4に示すように、半導体基板111と、半導体基板111表面に形成された高不純物濃度を有する拡散層112,112と、絶縁層101中に形成されたコンタクトホール101a内に設けられ、一方の拡散層112aを介して半導体基板111と接続する第1電極113(例えば、金属電極)と、絶縁層101中に形成されたコンタクトホール101b内に設けられ、他方の拡散層112bを介して半導体基板111と接続する第2電極114(例えば、金属電極)と、半導体基板111上における一方の拡散層112aと他方の拡散層112bとの間に形成されたゲート電極115a(例えば、ポリシリコン電極)及びゲート絶縁膜115b(例えば、SiO膜)からなるゲート領域115と、等を備えて構成される。
ナノギャップ素子120は、例えば、ナノギャップ電極間(間隙部123が有する間隙)の抵抗状態を切り替えて、データの記憶を行うメモリ素子である。
ナノギャップ素子120は、例えば、MOSトランジスタ110の一方の拡散層112aのコンタクトホール101a内における、第1電極113上に形成されている。
具体的には、ナノギャップ素子120は、例えば、図4に示すように、第1電極113上に設けられた第1導電体121と、第1導電体121の上方に設けられた第2導電体122と、第1導電体121と第2導電体122との間に形成され、第1導電体121と第2導電体122との間への所定電圧の印加により抵抗値の変化現象が生じるナノメートルオーダーの間隙を有する間隙部123と、等を有している。
第1導電体121の形状は、第1導電体121が第1電極113と接続しているのであれば、特に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、第1電極113の上面を覆うように形成されている。
第1導電体121の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、金、銀、白金、パラジウム、ニッケル、アルミニウム、コバルト、クロム、ロジウム、銅、タングステン、タンタル、カーボン及びこれらの合金から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
第2導電体122の形状は、第2導電体122が第1導電体121の上方に設けられ、かつ、第2ビット線BL2と接続しているのであれば、特に限定されるものではなく、例えば、図4に示すように、コンタクトホール101aの内壁からコンタクトホール101aの開口縁部に亘って形成されている。
第2導電体122の材質は、特に限定されるものではなく、例えば、金、銀、白金、パラジウム、ニッケル、アルミニウム、コバルト、クロム、ロジウム、銅、タングステン、タンタル、カーボン及びこれらの合金から選ばれる少なくとも1つであることが好ましい。
ここで、ナノギャップ素子120においては、第1導電体121と第2導電体122との間に印加する電圧の電圧値が所定の閾値よりも高い場合に、抵抗値の変化現象が生じ、第1導電体121と第2導電体122との間に印加する電圧の電圧値が所定の閾値よりも低い場合に、抵抗値の変化現象が生じないようになっている。
したがって、メモリセル100(ナノギャップ素子120)にデータを書き込む際に供給する書き込み電圧の電圧値は、所定の閾値よりも高い範囲内から選択された値であり、メモリセル100からデータを読み出す際に供給する読み出し電圧の電圧値は、所定の閾値よりも低い範囲内から選択された値であるとする。
ワード線WLは、例えば、ライン状に形成されており、各ワード線WLは、例えば、半導体基板111上に、互いに平行に配置されている。
ここで、本実施形態では、MOSトランジスタ110のゲート電極115aが、ワード線WLを兼ねていることとする。すなわち、ワード線WLは、ゲート絶縁膜115bを介して半導体基板111上に配置されており、ワード線WL及びゲート絶縁膜115bにおける、一方の拡散層112aと他方の拡散層112bとの間の部分が、MOSトランジスタ110のゲート領域115となっている。したがって、ワード線WLの所定部分(一方の拡散層112aと他方の拡散層112bとの間の部分)がゲート領域115を構成することによって、ワード線WLは、ゲート電極115aと接続している。
ワード線WLは、ワード線WLに所定の電圧を印加することによって指定される。ここで、所定の電圧とは、MOSトランジスタ110のゲート閾値電圧(Vth)以上であり、かつ、第1ビット線BL1を指定するための回路(アドレス回路)の駆動電圧(Vlow)とゲート閾値電圧との和(Vlow+Vth)以下の電圧である。
すなわち、データをメモリセル100に書き込む際及びデータをメモリセル100から読み出す際、当該メモリセル100と接続するワード線WLの電圧は、当該所定の電圧となっている。
なお、書き込み時にワード線WLに印加する所定の電圧の電圧値と、読み出し時にワード線WLに印加する所定の電圧の電圧値と、は同一であっても良いし、異なっていても良い。
後述するように、高電圧(Vpp)である書き込み電圧は第2ビット線BL2に供給され、低電圧(Vcc)である読み出し電圧は第1ビット線BL1に供給されるようになっている。
また、ワード線WLの電圧は、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧とゲート閾値電圧との和よりも大きくならない。そのため、当該ワード線WLと接続するMOSトランジスタ110のゲート電極115aの電圧も、当該駆動電圧とゲート閾値電圧との和よりも大きくならず、第1ビット線BL1の電圧は、当該駆動電圧よりも大きくならない。
読み出し電圧は低電圧であり、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧も低電圧にすることが可能であるため、第1ビット線BL1の電圧を、低電圧にすることができる。したがって、第1ビット線BL1と接続するMOSトランジスタ110の他方の拡散層112b側、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13を、低電圧系にすることができ、低電圧系の回路と、高電圧系の回路(第2ビット線BL2と接続するMOSトランジスタ110の一方の拡散層112a側、第4トランジスタ14及び第5トランジスタ15)と、を分離することができる。
また、MOSトランジスタ110の他方の拡散層112b側を低電圧系にすることができるため、一方の拡散層112a側の耐圧のみを高くすれば良く、他方の拡散層112b側の耐圧を高くする必要がない。また、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13も低電圧系にすることができるため、第4トランジスタ14及び第5トランジスタ15の耐圧のみを高くすれば良く、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13の耐圧を高くする必要がない。したがって、メモリセルアレイ110のレイアウトにおいて、他方の拡散層112bの占有面積を、一方の拡散層112aよりも狭くすることができるとともに、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13の占有面積を、第4トランジスタ14及び第5トランジスタ15よりも狭くすることができるため、微細化に有利である。
さらに、第1ビット線BL1の電圧を低電圧にすることができるため、メモリセルアレイ10を駆動するための周辺回路及びその他の駆動回路を、第1ビット線BL1と第2ビット線BL2を境界として、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路及びそれに連なる低電圧系の回路と、書き込みに必要な高電圧系の回路と、に明確に区別できる。したがって、メモリセルアレイ10を駆動するための周辺回路領域の微細化にも有利であるとともに、周辺回路やパターンの設計・製造の容易化にも有利である。
第1ビット線BL1は、例えば、ワード線WLよりも上側の位置に、ライン状に形成されており、各第1ビット線BL1は、例えば、互いに平行に、かつ、ワード線WLと直交するように配置されている。
第1ビット線BL1は、例えば、MOSトランジスタ110の他方の拡散層112bに接続された第2電極114と接続している。
また、各第1ビット線BL1は、例えば、図2に示すように、一端部が、リミッタ回路16、第3トランジスタ13及び第1トランジスタ11を介して読み出し電圧が供給される読み出し電圧端子11aと接続しているとともに、リミッタ回路16、第3トランジスタ13及び第2トランジスタ12を介してグランド端子12aと接続している。また、他端部が、読み出し部50が備える電圧センスアンプ51と接続している。
各第1ビット線BL1は、一端部が、第1ビット線BL1の電圧を、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧以下に制限する制限手段としてのリミッタ回路16を介して、第3トランジスタ13と接続されている。
具体的には、リミッタ回路16は、例えば、図5に示すように、電源Eと、一端が電源Eに接続され、他端が第1ビット線BL1に接続されたダイオードDと、等を有している。
なお、電源Eの電源電圧やダイオードDがONになるための電圧は、第1ビット線BL1の電圧を当該駆動電圧以下に制限することができるのであれば任意である。
したがって、例えば、第1ビット線BL1にサージ電圧が印加されても、第1ビット線BL1の電圧は、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧よりも大きくならないため、第1ビット線BL1と接続するMOSトランジスタ110の他方の拡散層112b側、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13を低電圧系にしても、これらが誤動作したり破損したりすることがなく安全である。
また、第1ビット線BL1の電圧は当該駆動電圧よりも大きくならないため、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路及びそれに連なる低電圧系の回路も、誤動作したり破損したりすることがなく安全である。
第2ビット線BL2は、例えば、第1ビット線BL1よりも上側の位置に、第1ビット線BL1に平行に、平面状に形成されている。具体的には、例えば、図3及び図4に示すように、第2ビット線BL2は、絶縁層101(第2絶縁層)の上面略全体を覆って、ナノギャップ素子120の第2導電体122と接続している。すなわち、例えば、メモリセルアレイ10の上面略全体が第2ビット線BL2で形成されている。
したがって、第2ビット線BL2はライン状に形成されたものでないため、図2においては、第2ビット線BL2を仮想線(一点鎖線)で示している。
各第2ビット線BL2は、例えば、図2に示すように、一端が、第4トランジスタ14を介して書き込み電圧が供給される書き込み電圧端子14aと接続しているとともに、第5トランジスタ15を介してグランド端子15aと接続している。
次に、メモリセルアレイ10の製造方法の一例について説明する。
メモリセルアレイ10は、例えば、(a)メモリセルアレイ10の基板(図示省略)上にMOSトランジスタ110の半導体基板111を作成し、(b)半導体基板111表面に拡散層112a,112bを形成し、(c)半導体基板111上にゲート絶縁膜115bを作成し、(d)ゲート絶縁膜115b上にワード線WL(ゲート電極115a)を作成し、(e)半導体基板111上に、半導体基板111(拡散層112a,112bも含む)、ゲート絶縁膜115b及びワード線WL(ゲート電極115a)を覆う絶縁層101(第1絶縁層)を作成し、(f)第1絶縁層にコンタクトホール101bを形成し、(g)コンタクトホール101b内部における他方の拡散層112b上に第2電極114を作成し、(h)第1絶縁層上に第2電極114と接続する第1ビット線BL1を作成し、(i)第1絶縁層上に、第1絶縁層及び第1ビット線BL1を覆う絶縁層101(第2絶縁層)を作成し、(j)第1絶縁層及び第2絶縁層にコンタクトホール101aを形成し、(k)コンタクトホール101a内部における一方の拡散層112a上に第1電極113を作成し、(l)コンタクトホール101a内部における第1電極113上にナノギャップ素子120の第1導電体121を作成し、(m)第1導電体121の上方にナノギャップ素子120の第2導電体122を作成し、(n)第2絶縁層の上面略全体を覆って第2導電体122と接続する第2ビット線BL2を作成することによって、製造される。
ここで、ワード線WL、第1ビット線BL1、第2ビット線BL2、ナノギャップ素子120の導電体(第1導電体121、第2導電体122)等のパターン作成には、例えば、光リソグラフィ、電子ビームリソグラフィ、ドライエッチング、ウェットエッチング、リフトオフ、化学気相成長法(CVD:Chemical Vapor Deposition)、物理気相成長法(PVD:Physical Vapor Deposition)、化学機械的研磨法(CMP:Chemical Mechanical Polishing )等を用いることができる。
なお、上記のメモリセルアレイ10の製造方法は、一例であって、これに限られるものではない。
(第1ビット線指定部)
第1ビット線指定部20は、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路等により構成され、例えば、制御部60から第1ビット線BL1の所在に関するアドレス情報が入力されると、当該アドレス情報に基づいて制御部60により指定された第1ビット線BL1を判定し、当該第1ビット線BL1と接続する第3トランジスタ13をON状態(導通状態)に切り替えて、当該第1ビット線BL1を指定する。
(ワード線指定部)
ワード線指定部30は、例えば、制御部60からワード線WLの所在に関するアドレス情報が入力されると、当該アドレス情報に基づいて制御部60により指定されたワード線WLを判定し、当該ワード線WLに前記所定の電圧を供給(印加)して、当該ワード線WLを指定する。
すなわち、ワード線指定部30は、ワード線WLの電圧を、前記所定の電圧とすることによって、当該ワード線WLを指定する。
(電圧供給部)
電圧供給部40は、例えば、制御部60から書き込み電圧を供給するよう指示されると、メモリセルアレイ10が備える第2トランジスタ12及び第4トランジスタ14をON状態(導通状態)に切り替えて、書き込み電圧を第2ビット線BL2に供給(印加)する。
また、電圧供給部40は、例えば、制御部60から読み出し電圧を供給するよう指示されると、メモリセルアレイ10が備える第1トランジスタ11及び第5トランジスタ15をON状態(導通状態)に切り替えて、読み出し電圧を第1ビット線BL1に供給(印加)する。
(読み出し部)
読み出し部50は、例えば、複数(例えば、第1ビット線BL1の本数と同数)の電圧センスアンプ51を有している。
読み出し部50は、例えば、制御部60から電圧センスアンプ51をONするよう指示されると、当該電圧センスアンプ51をONして、当該電圧センスアンプ51により当該電圧センスアンプ51と接続する第1ビット線BL1の電圧を感知して増幅する。そして、当該増幅された電圧に基づいてデータを判定して、当該判定結果を制御部60に出力する。
(制御部)
制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、記憶装置1を構成する各部の動作を集中制御する。
(書き込み処理)
次に、記憶装置1による、メモリセル100へのデータの書き込みに関する処理の一例について説明する。
制御部60は、選択したメモリセル100と接続する第1ビット線BL1を指定することにより当該第1ビット線BL1をグランドGと接続させ、かつ、当該メモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、第2ビット線BL2に書き込み電圧を供給することによって、メモリセル100にデータを書き込む。
具体的には、制御部60は、まず、選択したメモリセル100と接続する第1ビット線BL1のアドレス情報を、第1ビット線指定部20に出力する。
アドレス情報が入力されると、第1ビット線指定部20は、当該アドレス情報により指定された第1ビット線BL1に接続する第3トランジスタ13をON状態に切り替える。
次いで、制御部60は、選択したメモリセル100と接続するワード線WLのアドレス情報を、ワード線指定部30に出力する。
アドレス情報が入力されると、ワード線指定部30は、当該アドレス情報により指定されたワード線WLに前記所定の電圧を供給する。
次いで、制御部60は、書き込み電圧を供給するよう電圧供給部40に指示する。
書き込み電圧を供給するよう指示されると、電圧供給部40は、第2トランジスタ12をON状態に切り替えて、ON状態の第3トランジスタ13と接続する第1ビット線BL1をグランドGと接続させるとともに、第4トランジスタ14をON状態に切り替えて、書き込み電圧端子14aを介して、書き込み電圧を第2ビット線BL2に供給する。
制御部60により選択されたメモリセル100と接続する第1ビット線BL1がグランドGと接続されているとともに、当該選択されたメモリセル100と接続するワード線WLの電圧が前記所定の電圧となっているため、第2ビット線BL2に書き込み電圧が供給されると、当該選択されたメモリセル100が有するMOSトランジスタ110がON状態(導通状態)となり、当該選択されたメモリセル100を介して、書き込み電圧端子14aとグランドG(グランド端子12a)との間に電位差が生じる。したがって、当該選択されたメモリセル100が有するナノギャップ素子120の第1導電体121と第2導電体122との間に電圧が印加され、当該ナノギャップ素子120の抵抗状態が、例えば、低抵抗状態(例えば、データ「0」に対応する抵抗状態)から高抵抗状態(例えば、データ「1」に対応する抵抗状態)に切り替わり、当該選択されたメモリセル100(当該ナノギャップ素子120)にデータが書き込まれる。
したがって、書き込み電圧の電圧値は、ナノギャップ素子120の抵抗状態を切り替えることができる大きさである必要がある。すなわち、書き込み電圧の電圧値は、所定の閾値よりも高い範囲内から選択された値であり、例えば、高抵抗状態とするには10V、低抵抗状態とするには7V等である。
(読み出し処理)
次に、記憶装置1による、メモリセル100からのデータの読み出しに関する処理の一例について説明する。
制御部60は、選択したメモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、当該メモリセル100と接続する第1ビット線BL1を指定することにより当該第1ビット線BL1に書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給することによって、当該メモリセル100からデータを読み出す。
具体的には、制御部60は、まず、選択したメモリセル100と接続する第1ビット線BL1のアドレス情報を、第1ビット線指定部20に出力する。
アドレス情報が入力されると、第1ビット線指定部20は、当該アドレス情報により指定された第1ビット線BL1に接続する第3トランジスタ13をON状態に切り替える。
次いで、制御部60は、読み出し電圧を供給するよう電圧供給部40に指示する。
読み出し電圧を供給するよう指示されると、電圧供給部40は、第5トランジスタ15をON状態に切り替えて、第2ビット線BL2をグランドGと接続させるとともに、第1トランジスタ11をON状態に切り替えて、読み出し電圧端子11aを介して、読み出し電圧を第1ビット線BL1に供給する。
次いで、制御部60は、選択したメモリセル100と接続するワード線WLのアドレス情報を、ワード線指定部30に出力する。
アドレス情報が入力されると、ワード線指定部30は、当該アドレス情報により指定されたワード線WLに前記所定の電圧を供給する。
次いで、制御部60は、読み出し部50に電圧センスアンプ51をONするよう指示する。
制御部60により選択されたメモリセル100と接続する第1ビット線BL1が指定されているとともに、第1ビット線BL1に読み出し電圧が供給されているため、当該指定された第1ビット線BL1に読み出し電圧が供給される。この状態で、当該選択されたメモリセル100と接続するワードWLの電圧を前記所定の電圧にすると、当該選択されたメモリセル100が有するMOSトランジスタ110がON状態(導通状態)となり、当該指定された第1ビット線BL1において、当該選択されたメモリセル100が有するナノギャップ素子120の抵抗状態に応じた電圧降下が生じる。すなわち、当該ナノギャップ素子120の抵抗状態が低抵抗状態であれば電圧降下が大きく、高抵抗状態であれば電圧降下が小さくなる。したがって、電圧センスアンプ51により当該指定された第1ビット線BL1の電圧を感知して、当該ナノギャップ素子120の抵抗状態を判定することにより、当該選択されたメモリセル100(当該ナノギャップ素子120)からデータ(「0」又は「1」)が読み出される。
したがって、読み出し電圧の電圧値は、書き込み電圧の電圧値よりも小さく、ナノギャップ素子120の抵抗状態を切り替えることができない大きさであれば任意である。すなわち、読み出し電圧の電圧値は、所定の閾値よりも低い範囲内から選択された値であり、例えば、2V等である。
以上説明した第1の実施の形態におけるメモリセルアレイ10によれば、複数のメモリセル100と接続する複数のワード線WL、複数の第1ビット線BL1及び第2ビット線BL2を備え、メモリセル100は、MOSトランジスタ110と、当該MOSトランジスタ110の一方の拡散層112aに接続する第1電極113を有するコンタクトホール101a内に形成されたナノギャップ素子120と、を有しており、ナノギャップ素子120は、第1導電体121と、第1導電体121の上方に設けられた第2導電体122と、第1導電体121と第2導電体122との間に形成され、第1導電体121と第2導電体122との間への所定電圧の印加により抵抗値の変化現象が生じるナノメートルオーダーの間隙を有する間隙部123と、を有しており、ワード線WLは、MOSトランジスタ110のゲート電極115aと接続しており、第1ビット線BL1は、MOSトランジスタ110の他方の拡散層112bに接続された第2電極114と接続しており、第2ビット線BL1は、第2導電体122と接続している。そして、選択されたメモリセル100と接続する第1ビット線BL1を指定することにより当該第1ビット線BL1をグランドGと接続させ、かつ、当該メモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、第2ビット線BL2に書き込み電圧を供給することによって、当該メモリセル100にデータを書き込み、選択されたメモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、当該メモリセル100と接続する第1ビット線BL1を指定することにより当該第1ビット線BL1に書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給することによって、当該メモリセル100からデータを読み出し、当該書き込み時及び当該読み出し時には、ワード線WLの電圧を、MOSトランジスタ110のゲート閾値電圧以上、かつ、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧とゲート閾値電圧との和以下とすることによって、当該ワード線WLを指定するよう構成されている。
すなわち、高電圧である書き込み電圧は第2ビット線BL2に供給され、低電圧である読み出し電圧は第1ビット線BL1に供給される。
さらに、データを書き込む際及び読み出す際に指定されたワード線WLの電圧は、MOSトランジスタ110のゲート閾値電圧以上、かつ、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧とゲート閾値電圧との和以下である。そのため、当該ワード線WLと接続するMOSトランジスタ110のゲート電極115aの電圧は、当該和よりも大きくならず、第1ビット線BL1の電圧は、当該駆動電圧よりも大きくならない。
読み出し電圧は低電圧であり、当該駆動電圧も低電圧にすることが可能であるため、第1ビット線BL1の電圧を、低電圧にすることができる。したがって、第1ビット線BL1と接続するMOSトランジスタ110の他方の拡散層112b側、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13を低電圧系とし、第2ビット線BL2と接続するMOSトランジスタ110の一方の拡散層112a側、第4トランジスタ14及び第5トランジスタ15を高電圧系とすることができ、高電圧系の回路と低電圧系の回路とを分離することができるため、メモリセルアレイの設計・製造を容易なものとすることができる。
さらに、メモリセルアレイのレイアウトにおいて、低電圧系の回路は、高い耐圧が不要であるため、高電圧系の回路よりも占有面積を狭くすることができる。したがって、書き込みに高電圧が必要なナノギャップ120をメモリ素子として使用しても、第1ビット線BL1と接続するMOSトランジスタ110の他方の拡散層112b側、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13の占有面積を狭くすることができるため、微細化に有利である。
さらに、第1ビット線BL1の電圧を低電圧にすることができるため、メモリセルアレイ10を駆動するための周辺回路及びその他駆動回路を、第1ビット線BL1と第2ビット線BL2を境界として、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路及びそれに連なる低電圧系の回路と、書き込みに必要な高電圧系の回路と、に明確に区別できる。したがって、メモリセルアレイ10を駆動するための周辺回路領域の微細化にも有利であるとともに、周辺回路やパターンの設計・製造の容易化にも有利である。
また、メモリセルアレイ10は、従来のメモリセルアレイ(DRAMのメモリセルアレイ)のキャパシタをナノギャップ素子120に置き換えた構成となっており、ナノギャップ素子120は、コンタクトホール101a内に形成されているためキャパシタよりも小型であり、かつ、抵抗値の変化現象(抵抗値のメモリ現象)が生じるナノメートルオーダーの間隙(間隙部123が有する間隙)を隔てて第1導電体121と第2導電体122とが縦方向(上下方向)に並んで配置された縦型のナノギャップ素子120であるため高密度構造となっている。したがって、メモリセルアレイ10は、小型化、高密度化が可能であって、かつ、既存の半導体製造技術と整合性が良い。
また、以上説明した第1の実施の形態におけるメモリセルアレイ10によれば、第1ビット線BL1の電圧を、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路の駆動電圧以下に制限するリミッタ回路16を備えている。
したがって、例えば、第1ビット線BL1にサージ電圧が印加されても、第1ビット線BL1の電圧は、当該駆動電圧よりも大きくならないため、第1ビット線BL1と接続するMOSトランジスタ110の他方の拡散層112b側、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12及び第3トランジスタ13を低電圧系にしても、これらが誤動作したり破損したりすることがなく安全である。
また、第1ビット線BL1の電圧は当該駆動電圧よりも大きくならないため、第1ビット線BL1を指定するためのアドレス回路及びそれに連なる低電圧系の回路も、誤動作したり破損したりすることがなく安全である。
また、以上説明した第1の実施の形態におけるメモリセルアレイ10によれば、第2ビット線BL2は、複数のライン状ビット線の各々が連結した平面状に形成されている。
したがって、メモリセルアレイ10の製造時における第2ビット線BL2の形成工程において、複数のライン状ビット線を形成する場合よりも、第2ビット線BL2を容易に形成することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態におけるメモリセルアレイ10Aについて説明する。
図6は、メモリセルアレイ10Aを備える記憶装置1Aの機能的構成の一例を示すブロック図であり、図7は、メモリセルアレイ10Aの要部構成の一例を示す回路図である。
なお、第2の実施の形態のメモリセルアレイ10Aは、電圧センスアンプ51に代えて電流センスアンプ51Aに接続されている点が第1の実施の形態のメモリセルアレイ10と異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
第2ビット線BL2は、例えば、図7に示すように、一端が、第4トランジスタ14を介して書き込み電圧端子14aと接続しているとともに、第5トランジスタ15を介して読み出し部50Aが備える電流センスアンプ51Aと接続している。
したがって、第2の実施の形態においては、第2ビット線BL2がセンスアンプ(電流センスアンプ51A)と接続しているため、第1ビット線BL1はセンスアンプ(電圧センスアンプ51)と接続していない。
(読み出し部)
読み出し部50Aは、例えば、一の電流センスアンプ51Aを有している。
読み出し部50Aは、例えば、制御部60から電流センスアンプ51AをONするよう指示されると、当該電流センスアンプ51AをONして、当該電流センスアンプ51Aにより第2ビット線BL2からの電流を感知して増幅する。そして、当該増幅された電流に基づいてデータを判定して、当該判定結果を制御部60に出力する。
(書き込み処理)
次に、記憶装置1Aによる、メモリセル100へのデータの書き込みに関する処理の一例について説明する。
制御部60は、選択したメモリセル100と接続する第1ビット線BL1を指定することにより当該第1ビット線BL1をグランドGと接続させ、かつ、当該メモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、第2ビット線BL2に書き込み電圧を供給することによって、メモリセル100にデータを書き込む。
具体的には、制御部60は、まず、選択したメモリセル100と接続する第1ビット線BL1のアドレス情報を、第1ビット線指定部20に出力する。
アドレス情報が入力されると、第1ビット線指定部20は、当該アドレス情報により指定された第1ビット線BL1に接続する第3トランジスタ13をON状態に切り替える。
次いで、制御部60は、選択したメモリセル100と接続するワード線WLのアドレス情報を、ワード線指定部30に出力する。
アドレス情報が入力されると、ワード線指定部30は、当該アドレス情報により指定されたワード線WLに前記所定の電圧を供給する。
次いで、制御部60は、書き込み電圧を供給するよう電圧供給部40に指示する。
書き込み電圧を供給するよう指示されると、電圧供給部40は、第2トランジスタ12をON状態に切り替えて、ON状態の第3トランジスタ13と接続する第1ビット線BL1をグランドGと接続させるとともに、第4トランジスタ14をON状態に切り替えて、書き込み電圧端子14aを介して、書き込み電圧を第2ビット線BL2に供給する。
制御部60により選択されたメモリセル100と接続する第1ビット線BL1がグランドGと接続されているとともに、当該選択されたメモリセル100と接続するワード線WLの電圧が前記所定の電圧となっているため、第2ビット線BL2に書き込み電圧が供給されると、当該選択されたメモリセル100が有するMOSトランジスタ110がON状態となり、当該選択されたメモリセル100を介して、書き込み電圧端子14aとグランドG(グランド端子12a)との間に電位差が生じる。したがって、当該選択されたメモリセル100が有するナノギャップ素子120の第1導電体121と第2導電体122との間に電圧が印加され、当該ナノギャップ素子120の抵抗状態が、例えば、低抵抗状態(例えば、データ「0」に対応する抵抗状態)から高抵抗状態(例えば、データ「1」に対応する抵抗状態)に切り替わり、当該選択されたメモリセル100(当該ナノギャップ素子120)にデータが書き込まれる。
したがって、書き込み電圧の電圧値は、ナノギャップ素子120の抵抗状態を切り替えることができる大きさである必要がある。すなわち、書き込み電圧の電圧値は、所定の閾値よりも高い範囲内から選択された値であり、例えば、高抵抗状態とするには10V、低抵抗状態とするには7V等である。
(読み出し処理)
次に、記憶装置1Aによる、メモリセル100からのデータの読み出しに関する処理の一例について説明する。
制御部60は、選択したメモリセル100と接続するワード線WLを指定するとともに、当該メモリセル100と接続する第1ビット線BL1を指定することにより当該第1ビット線BL1に書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給することによって、当該メモリセル100からデータを読み出す。
具体的には、制御部60は、まず、選択したメモリセル100と接続する第1ビット線BL1のアドレス情報を、第1ビット線指定部20に出力する。
アドレス情報が入力されると、第1ビット線指定部20は、当該アドレス情報により指定された第1ビット線BL1に接続する第3トランジスタ13をON状態に切り替える。
次いで、制御部60は、読み出し電圧を供給するよう電圧供給部40に指示する。
読み出し電圧を供給するよう指示されると、電圧供給部40は、第5トランジスタ15をON状態に切り替えて、第2ビット線BL2を電流センスアンプ51Aと接続させるとともに、第1トランジスタ11をON状態に切り替えて、読み出し電圧端子11aを介して、読み出し電圧を第1ビット線BL1に供給する。
次いで、制御部60は、選択したメモリセル100と接続するワード線WLのアドレス情報を、ワード線指定部30に出力する。
アドレス情報が入力されると、ワード線指定部30は、当該アドレス情報により指定されたワード線WLに前記所定の電圧を供給する。
次いで、制御部60は、読み出し部50Aに電流センスアンプ51AをONするよう指示する。
制御部60により選択されたメモリセル100と接続する第1ビット線BL1が指定されているとともに、第1ビット線BL1に読み出し電圧が供給されているため、当該指定された第1ビット線BL1に読み出し電圧が供給される。この状態で、当該選択されたメモリセル100と接続するワードWLの電圧を前記所定の電圧にすると、当該選択されたメモリセル100が有するMOSトランジスタ110がON状態となり、当該選択されたメモリセル100を介して、読み出し電圧端子12aから電流センスアンプ51Aへと、当該選択されたメモリセル100が有するナノギャップ素子120の抵抗状態に応じた電流が流れる。すなわち、当該ナノギャップ素子120の抵抗状態が低抵抗状態であれば高電流値の電流が流れ、高抵抗状態であれば低電流値の電流が流れる。したがって、電流センスアンプ51Aにより第2ビット線BL2からの電流を感知して、当該ナノギャップ素子120の抵抗状態を判定することにより、当該選択されたメモリセル100(当該ナノギャップ素子120)からデータ(「0」又は「1」)が読み出される。
したがって、読み出し電圧の電圧値は、書き込み電圧の電圧値よりも小さく、ナノギャップ素子120の抵抗状態を切り替えることができない大きさであれば任意である。すなわち、読み出し電圧の電圧値は、所定の閾値よりも低い範囲内から選択された値であり、例えば、2V等である。
以上説明した第2の実施の形態のメモリセルアレイ10Aによれば、第1の実施の形態のメモリセルアレイ10と同様の効果が得られることは無論のこと、センスアンプとして、電流センスアンプ51Aを備えている。
すなわち、備えるセンスアンプの個数を1個にすることができるため、電圧センスアンプ51を備える第1の実施の形態のメモリセルアレイ10と比較して、センスアンプの個数が削減されるため、メモリセルアレイ10Aを備える記憶装置1Aの製造コストを削減することができる。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、メモリセル100のセル構造が6F構造となっているが、メモリセル100のセル構造は、これに限ることはなく、適宜任意に変更可能である。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、MOSトランジスタ110のゲート電極115aが、ワード線WLを兼ねるようにしたが、これに限ることはなく、例えば、ゲート電極115aとワード線WLとを別々に形成するようにしても良い。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、第2ビット線BL2とナノギャップ素子120の第2導電体122とを別々に形成したが、これに限ることはなく、例えば、一体的に形成して、第2導電体122が第2ビット線BL2を兼ねるようにしても良い。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、第2ビット線BL2の形状が、複数のライン状ビット線の全てを連結した平面状となっているが、第2ビット線BL2は、複数のライン状ビット線のうちの少なくとも2つを連結した平面状であれば任意である。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、第2ビット線BL2は平面状となっているが、これに限ることはなく、例えば、第1ビット線BL1のように、ライン状であっても良い。第2ビット線BL2をライン状に形成する場合、ライン状の第2ビット線BL2の各々を独立した形状とし、各々を、一の第4トランジスタ14や一の第5トランジスタ15と接続しても良いし、複数のライン状の第2ビット線BL2のうちの少なくとも2つの端部を合流(連結)した形状とし、当該合流された端部を、一の第4トランジスタ14や一の第5トランジスタ15と接続しても良い。
第1の実施の形態では、メモリセルアレイ10が備える第1ビット線BL1と同数の電圧センスアンプ51と接続するようにしたが、これに限ることはなく、例えば、複数の第1ビット線BL1のうちの少なくとも2つの電圧センスアンプ51側の端部を合流させて、当該合流された端部と一の電圧センスアンプ51とを接続するようにしても良い。
また、第2の実施の形態では、メモリセルアレイ10Aが平面状の第2ビット線BL2を1つ備える構成であるため、メモリセルアレイ10Aと接続する第4トランジスタ14、電流センスアンプ51A及び第5トランジスタ15の個数をそれぞれ1個としたが、第4トランジスタ14、電流センスアンプ51A及び第5トランジスタ15の個数は、メモリセルアレイ10Aが備える第2ビット線BL2の数に応じて適宜任意に変更可能である。また、例えば、メモリセルアレイ10Aが複数の平面状又はライン状の第2ビット線BL2を備える場合、当該複数の第2ビット線BL2のうちの少なくとも2つの端部を合流させて、当該合流された端部を、一の第4トランジスタ14と接続させるとともに、一の第5トランジスタ15と(具体的には、一の第5トランジスタ15を介して一の電流センスアンプ51Aと)接続させても良い。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、制限手段は、図5に示すリミッタ回路16に限られるものではなく、第1ビット線BL1の電圧を、第1ビット線を指定するための回路の駆動電圧以下に制限することができるものであれば任意である。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、メモリセルアレイ10,10Aは、制限手段を備えていなくても良い。
読み出し動作において、ナノギャップ素子120に印加される電圧は、第1ビット線BL1に現れる電圧(Vb1:第1トランジスタ11のゲート閾値電圧と第3トランジスタ13のゲート閾値電圧との和を、読み出し電圧から引いた電圧)と、MOSトランジスタ110のゲート電圧(Vg:ワード線WLに印加する所定の電圧)からMOSトランジスタ110のゲート閾値電圧(Vth)を差し引いた電圧(Vg−Vth)と、のうちの何れか小さい方の電圧となる。
したがって、第1の実施の形態及び第2の実施の形態において、読み出し電圧の電圧値を、書き込み電圧の電圧値よりも小さく、ナノギャップ素子120の抵抗状態を切り替えることができない大きさ(例えば、2V)と制約したが、Vg−Vthが、ナノギャップ素子120の抵抗状態を切り替えることができない大きさである場合には、読み出し電圧の電圧値にこのような制約は必要ではなく、読み出し電圧は、低電圧系回路の電源電圧であれば任意であり、具体的には、例えば、5V等であっても良い。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、ナノギャップ素子120の抵抗状態を“高抵抗状態”と“低抵抗状態”との2つに区分して、1つのメモリセル100に2値のデータを記憶させるようにしたが、ナノギャップ素子120の抵抗状態は、ナノギャップ素子120の第1導電体121と第2導電体122との間に印加する電圧の電圧値の大きさに応じて3つ以上に区分することができる。したがって、本発明のメモリセルアレイ10においては、供給する書き込み電圧の電圧値を調整することにより、1つのメモリセル100に多値のデータを記憶させることができる。
第1の実施の形態のメモリセルアレイを備える記憶装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態のメモリセルアレイの要部構成の一例を示す回路図である。 第1の実施の形態のメモリセルアレイの要部構成の一例を示す平面図である。 図3のIV−IV断面の一例を模式的に示す断面図である。 第1の実施の形態のメモリセルアレイが備えるリミッタ回路の構成の一例を示す回路図である。 第2の実施の形態のメモリセルアレイを備える記憶装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施の形態のメモリセルアレイの要部構成の一例を示す回路図である。 従来のメモリセルの断面の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
10,10A メモリセルアレイ
16 リミッタ回路(制限手段)
100 メモリセル
101a コンタクトホール
110 MOSトランジスタ
112a 一方の拡散層
112b 他方の拡散層
113 第1電極
114 第2電極
115 ゲート領域
120 ナノギャップ素子(スイッチング素子)
121 第1導電体
122 第2導電体
BL1 第1ビット線
BL2 第2ビット線
WL ワード線

Claims (3)

  1. 複数のメモリセルをアレイ状に配置したメモリセルアレイにおいて、
    前記複数のメモリセルと接続する複数のワード線、複数の第1ビット線及び複数の第2ビット線を備え、
    前記メモリセルは、MOS(metal-oxide semiconductor)トランジスタと、当該MOSトランジスタの一方の拡散層に接続する第1電極を有するコンタクトホール内に形成されたスイッチング素子と、を有しており、
    前記スイッチング素子は、第1導電体と、当該第1導電体の上方に設けられた第2導電体と、当該第1導電体と当該第2導電体との間に形成され、当該第1導電体と当該第2導電体との間への所定電圧の印加により抵抗値の変化現象が生じるナノメートルオーダーの間隙と、を有しており、
    前記ワード線は、前記MOSトランジスタのゲート電極と接続しており、
    前記第1ビット線は、前記MOSトランジスタの他方の拡散層に接続された第2電極と接続しており、
    前記第2ビット線は、前記第2導電体と接続しており、
    選択された前記メモリセルと接続する前記第1ビット線を指定することにより当該第1ビット線をグランドと接続させ、かつ、当該メモリセルと接続する前記ワード線を指定するとともに、前記第2ビット線に書き込み電圧を供給することによって、当該メモリセルにデータを書き込み、
    選択された前記メモリセルと接続する前記ワード線を指定するとともに、当該メモリセルと接続する前記第1ビット線を指定することにより当該第1ビット線に前記書き込み電圧よりも低い読み出し電圧を供給することによって、当該メモリセルからデータを読み出し、
    前記書き込み時及び前記読み出し時には、前記ワード線の電圧を、前記MOSトランジスタのゲート閾値電圧以上、かつ、前記第1ビット線を指定するための回路の駆動電圧と前記ゲート閾値電圧との和以下とすることによって、当該ワード線を指定するよう構成されていることを特徴とするメモリセルアレイ。
  2. 請求項1に記載のメモリセルアレイにおいて、
    前記第1ビット線の電圧を前記駆動電圧以下に制限する制限手段を備えることを特徴とするメモリセルアレイ。
  3. 請求項1又は2に記載のメモリセルアレイにおいて、
    前記複数の第2ビット線のうちの少なくとも2つの第2ビット線は、連結していることを特徴とするメモリセルアレイ。
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