JP2009260052A - 不揮発性半導体記憶装置とその製造方法および半導体装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置とその製造方法および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1T1R型のメモリセルを用いて、抵抗変化層を形成するホールとメモリセルからの引き出し配線およびメモリセル領域の周辺の回路などの配線をほぼ同時に形成できる構成の装置およびその簡素化された製造方法を提供する。
【解決手段】基板101およびトランジスタ105の上に形成された第1の層間絶縁層115を貫通して形成された第1のホール内116に埋め込まれた抵抗変化層117と、抵抗変化層を第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の配線113および第3の配線119とからなる記憶素子と、第2のホール121内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグ124を第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の配線114および第4の配線125とからなる接続部とを備え、記憶素子120とトランジスタ105とが直列に接続されたメモリセル126が、コンタクトプラグ124による周辺回路などと接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧パルスの印加により安定に保持する抵抗値が変化する不揮発性半導体記憶装置とその製造方法およびこの不揮発性半導体記憶装置を含む半導体装置に関する。
近年、デジタル技術の進展に伴い、携帯型情報機器および情報家電などの電子機器が、より一層高機能化している。そのため、不揮発性記憶素子の大容量化、書き込み電力の低減、書き込み/読み出し時間の高速化および長寿命化の要求が高まっている。
こうした要求に対して、既存のフローティングゲートを用いたフラッシュメモリの微細化が進められている。他方、電圧パルスの印加により安定に保持する抵抗値が変化する抵抗変化素子を記憶部に用いた不揮発性半導体記憶素子(抵抗変化型メモリ)の場合、メモリセルを単純な構造で構成することができるため、さらなる微細化、高速化および低消費電力化が期待されている。
このような提案の一つとして、2つの電極と、それらの電極に挟まれた抵抗変化層とを積層に構成し、その抵抗変化層の抵抗値が電圧パルスなどを印加することにより可逆的に変化するように構成された不揮発性記憶素子を含む不揮発性半導体記憶装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。安定に保持できる多値の抵抗値が、それぞれ区別して検出可能な程度に微細化することができ、低消費電力化を図ることができる。
図20は、従来の不揮発性半導体記憶装置30の構成を示す断面図である。図20に示すように、不揮発性記憶素子10は、下部電極1と上部電極2との間に抵抗変化層3が挟まれた抵抗変化素子の構成である。この抵抗変化層3に電圧パルスを印加することにより安定に保持する2値以上の抵抗値が可逆的に変化し、不揮発性記憶素子10にデータが記憶される。
不揮発性記憶素子10の下部電極1は、基板11上に形成されたトランジスタ15のソース電極12にコンタクトプラグ16を介して接続されている。不揮発性記憶素子10の上部電極2は、コンタクトプラグ17を介して配線18に接続され、配線18には一定の電圧が印加されている。トランジスタ15のドレイン電極13はコンタクトプラグ19、20を介して配線21に接続されている。
この不揮発性記憶素子10にデータを書き込むときには、トランジスタ15のゲート電極14に電圧を印加し、トランジスタ15をONにし、配線21に電圧Vaを印加し、配線18に電圧Vbを印加する。このようにすると、不揮発性記憶素子10の下部電極1に電圧Vaが印加され、上部電極2には一定の電圧Vbが印加されている状態となる。このことにより、|Va−Vb|は抵抗変化層3の安定に保持する抵抗値を変化させる閾値電圧より十分に高い電圧であれば、例えば(Va−Vb)の値の正負により対応するデータが不揮発性記憶素子10に書き込まれることになる。
また、不揮発性記憶素子10に記憶されたデータを読み取るときは、トランジスタ15のゲート電極14に電圧を印加し、トランジスタ15をONにし、配線21に電圧Vcを印加し、配線18に電圧Vbを印加すると、不揮発性記憶素子10の下部電極1と上部電極2との間には読み取りに必要な、閾値電圧より低い電圧|Vc−Vb|が印加される。この印加された電圧によって、不揮発性記憶素子10に書き込まれたデータに対応した電流が流れて、この電流の大小を検出することにより不揮発性記憶素子10の抵抗値をデータとして読み取ることができる。以上の説明から分かるように図20に示す不揮発性記憶素子10を含む不揮発性半導体記憶装置30は、1つのトランジスタ15と1つの抵抗変化素子としての不揮発性記憶素子10からなる、いわゆる1T1R型のメモリセルから構成されている。
図21は、図20とは異なる従来の不揮発性半導体記憶装置40の構成を示す断面図である。図21に示す不揮発性半導体記憶装置40も、図20と同様に、いわゆる1T1R型のメモリセルから構成されている。抵抗変化素子としての不揮発性記憶素子44は、下部電極層41aおよび下部突起電極41bにより構成される下部電極41と、抵抗変化層42と上部電極43とにより構成されている。
不揮発性半導体記憶装置40の下部電極41は、基板51上に形成されたトランジスタ55のソース電極52にコンタクトプラグ56を介して接続されている。また、不揮発性半導体記憶装置40の上部電極43は、コンタクトプラグ57を介して配線58に接続され、配線58には一定の電圧が印加されている。一方、トランジスタ55のドレイン電極53はプラグ電極層59を介して配線60に接続されている。なお、トランジスタ55はゲート電極54により電圧を印加することにより制御され、書き込みおよび読み出し動作は、図20に示した不揮発性半導体記憶装置30と同様に動作している(例えば、特許文献2、3参照)。
図21に示すコンタクトホールとして形成されたホール61内の側壁に沿って下部電極層41a上に下部突起電極41bを構成して、この上に抵抗変化層42が形成されている。したがって、抵抗変化層42を通常のプロセスルールで決まるサイズよりも面積を小さく形成することができ、安定に保持する抵抗値を大きくして抵抗変化層42を流れる電流を少なくすることができる。したがって、不揮発性半導体記憶装置40を微細化できるとともに消費電力を抑制することができる。また、抵抗変化層42の安定に保持する抵抗値を高くすることができるのでトランジスタ55のON抵抗の影響を少なくし、安定したメモリ動作を実現している。
米国特許第6,859,382号明細書 特開2007−180473号公報 特開2007−180474号公報
しかしながら、上記で説明した従来の技術においては、抵抗変化素子などの記憶素子の形成や加工が難しくて微細化が十分でない。具体的には、抵抗変化素子は、下部電極、抵抗変化層、上部電極の3層からなり、これを隣接セルと分離して形成するためにはドット型の孤立パターンで形成するのが一般的である。この場合に、リソグラフィー工程において、レジストは他から孤立したドットパターンの面積のみで密着性を確保する必要があり、隣接セルとの共用できるラインパターンに比べて微細化できないという原理的な課題があった。また、抵抗変化素子から電位を引き出すために、上部電極および下部電極にそれぞれコンタクトを配する必要があった。そのために、下部電極からの引き出しコンタクト、抵抗変化素子、上部電極からの引き出しコンタクトの合計3枚のマスクを追加する必要があり、マスク枚数が増加して製造プロセスが複雑になる。
すなわち、上記で説明した従来の技術においては、抵抗変化素子を含む1T1R型のメモリセルを用いて不揮発性半導体記憶装置を微細化し、消費電力の低減が図られているものの抵抗変化層を形成するホールとメモリセルからの引き出し配線およびメモリセル領域の周辺の回路などの配線をほぼ同時に形成できないという課題を有していた。具体的には、同じ層の層間絶縁層を貫通するホールを構造的に同じ深さに構成できない、またはホール内に抵抗変化層やプラグを形成する場合にホールの深さやエッチングの終点検出位置が異なっていた。このような理由により、同一のマスクで製造することができず、通常のプロセスに付加して多数のマスクが必要となり製造工程が複雑化して製造コストが上昇するなどの課題が生じていた。
本発明は、上記の課題を解決するもので、抵抗変化素子を含む1T1R型のメモリセルを用いて不揮発性半導体記憶装置を微細化し、消費電力の低減を図り、抵抗変化層を形成するホールとメモリセルからの引き出し配線およびメモリセル領域の周辺の回路などの配線をほぼ同時に形成できる構成の不揮発性半導体記憶装置およびその簡素化された製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、1つのトランジスタと1つの抵抗変化素子とを用いた1T1R型のメモリセルであって、抵抗変化素子の構造を簡素化することによりトランジスタおよび引き出し配線などの電気的な接続用プラグを形成する工程に1マスク追加するだけで構成でき、抵抗変化層を形成するホールとメモリセルからの引き出し配線およびメモリセル領域の周辺の回路などの配線をほぼ同時に形成できる構成のメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板上に第1の配線および第2の配線を形成する下部配線形成工程と、上記第1の配線および上記第2の配線を覆う第1の層間絶縁層を形成する工程と、上記第1の層間絶縁層を貫通して第1のホールおよび第2のホールを形成する工程と、上記第1のホールおよび上記第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む埋込工程と、上記第1のホールを少なくとも覆うエッチングマスク層を形成する工程と、上記第2のホールの底部の上記抵抗変化層を除去するエッチング工程と、上記第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む工程と、上記第1のホールおよび上記第2のホールを少なくとも覆う第3の配線および第4の配線を形成する工程とを備えた方法からなる。
このような方法とすることにより、第1のホールと第2のホールが1マスク追加するだけのほぼ同じ工程で同時に形成される。このときに、同一のマスクプロセスにより第1のホールおよび第2のホールの底部と側壁に抵抗変化層が同じ工程で形成されることにより、メモリセルの微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む際に、抵抗変化層が埋め込まれた第1のホールにも、抵抗変化素子の上部電極をコンタクトプラグと同一の材料により形成するようにしてもよい。
このような方法とすることにより、さらにプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、第1のホールおよび第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む際に、抵抗変化層を形成したのちに抵抗変化素子の上部電極層を第1の電極材料により形成する工程と、第2のホールの底部の抵抗変化層を除去するエッチング工程の際に、第1の電極材料を除去する工程とをさらに備えてもよい。
このような方法とすることにより、メモリセルの微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、下部配線形成工程は、基板表面にソース領域およびドレイン領域を形成し、ソース領域およびドレイン領域の上の基板上にソース電極およびドレイン電極を形成し、ソース領域とドレイン領域に挟まれたゲート電極を形成することによりトランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、トランジスタを覆い基板上に下部層間絶縁層を形成し、この下部層間絶縁層を貫通してソース電極およびドレイン電極の上に下部コンタクトホールを形成し、下部コンタクトホール内に下部コンタクトプラグを埋め込み形成したのちに下部コンタクトプラグの上に第1の配線および第2の配線を形成する下部コンタクトプラグ形成工程とを含む方法としてもよい。
このような方法とすることにより、1T1R型のメモリセルからなる不揮発性半導体記憶装置の微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板表面にソース領域およびドレイン領域を形成し、ソース領域およびドレイン領域上の基板上にソース電極およびドレイン電極を形成し、ソース領域とドレイン領域に挟まれたゲート電極を形成することによりトランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、トランジスタを覆い基板上に第1の層間絶縁層を形成し、第1の層間絶縁層を貫通してソース電極およびドレイン電極の上に第1のホールおよび第2のホールを形成する工程と、第1のホールおよび第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む埋込工程と、第1のホールを少なくとも覆うエッチングマスク層を形成する工程と、第2のホールの底部の抵抗変化層を除去するエッチング工程と、第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む工程と、第1のホールを少なくとも覆う第1の配線と第2のホールを少なくとも覆う第2の配線を形成する工程とを備えた方法からなる。
このような方法とすることにより、コンタクトプラグを形成する工程が削減でき、1T1R型のメモリセルの構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
また、第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む際に、抵抗変化層が埋め込まれた第1のホールにも、抵抗変化素子の上部電極をコンタクトプラグと同一の材料により形成するようにしてもよい。
このような方法とすることにより、さらにプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、第1のホールおよび第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む際に、抵抗変化層を形成したのちに抵抗変化素子の上部電極を第1の電極材料により形成する工程と、第2のホールの底部の抵抗変化層を除去するエッチング工程の際に、第1の電極材料を除去する工程とをさらに備えてもよい。
このような方法とすることにより、メモリセルの微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基板の表面に形成されたトランジスタと、前記基板および前記トランジスタの上に形成された第1の層間絶縁層を貫通して形成された第1のホール内に埋め込まれた抵抗変化層と、前記抵抗変化層を前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の配線および第3の配線とからなる記憶素子と、前記第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグを前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の配線および第4の配線とからなる接続部と、を備え、前記トランジスタのソース電極またはドレイン電極は前記第1の配線または前記第2の配線に電気的に接続されており、前記抵抗変化層は前記第1と第3の配線の間に印加される電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化するものであり、前記記憶素子と前記トランジスタとが直列に接続されている構成からなる。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子の抵抗変化層に流れる電流の実効的な面積をコンタクトホールの面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子の安定に保持できる抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセルにおいて動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。
また、可変抵抗膜は、第1のホールの内壁面および底面に形成され、可変抵抗膜により形成される第1のホールの内部領域に上部電極が形成されているようにしてもよい。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基板の表面に形成されたトランジスタと、前記基板および前記トランジスタの上に形成された第1の層間絶縁層を貫通して形成された第1のホール内に埋め込まれた抵抗変化層と、前記抵抗変化層を前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の電極および第1の配線とからなる記憶素子と、前記第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグを前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の電極および第2の配線とからなる接続部と、を備え、前記トランジスタのソース電極またはドレイン電極は前記第1の電極または前記第2の電極であり、前記抵抗変化層は前記第1と第3の配線の間に印加される電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化するものである。
このような構成とすることにより、コンタクトプラグを形成する必要がなくなるので、1T1R型のメモリセルの構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
また、可変抵抗膜は、第1のホールの内壁面および底面に形成され、可変抵抗膜により形成される第1のホールの内部領域に上部電極が形成されているようにしてもよい。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基板と、前記基板上に形成された第1の層間絶縁層を貫通して形成された第1のホール内に埋め込まれた抵抗変化層と、前記抵抗変化層を前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の配線および第3の配線とからなる記憶素子と、前記第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグを前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の配線および第4の配線とからなる接続部とを備え、前記第1の配線は互いに平行に形成された複数の配線からなり、前記第3の配線は前記第1の配線の上方に、前記基板の主面に平行な面内において互いに平行に、かつ前記複数の第1の配線に立体交差するように形成されており、前記複数の第1の配線と前記複数の第3の配線との立体交差点に対応して前記記憶素子が形成されたクロスポイント型メモリアレイを備えている構成からなる。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子の抵抗変化層に流れる電流の実効的な面積をコンタクトホールの面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子の安定に保持できる抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセルにおいて動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。そして、クロスポイント型のメモリアレイを備えることにより、メモリセルの微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、上記構成において、クロスポイント型メモリアレイを含む層が積層方向に少なくとも2層以上形成されている構成としてもよい。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子の抵抗変化層に流れる電流の実効的な面積をコンタクトホールの面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子の安定に保持できる抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセルにおいて動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。そして、クロスポイント型のメモリアレイを含む層を積層方向に少なくとも2層以上備えることにより、メモリセルの微細化、高集積化がさらに立体的に図れ、かつ低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減をさらに実現することができる。
また、第2のホールの側壁に抵抗変化層が形成され、この抵抗変化層に囲まれてコンタクトプラグが形成されている構成としてもよい。このような構成とすることにより、プロセスが簡素化されて低コストで製造することができる1T1R型のメモリセルからなる不揮発性半導体記憶装置が実現できる。
また、記憶素子において、前記第1のホールの底部と側壁に前記抵抗変化層が形成され、前記第1のホール内に前記抵抗変化層に囲まれて上部電極層が埋め込まれている構成としてもよい。さらに、上部電極層とプラグ電極層が同じ材料からなる構成としてもよい。このような構成とすることにより、さらに微細化、高集積化およびプロセスの簡素化を行うことができる。
また、第1の配線および第3の配線のうち少なくともいずれかがアルミニウム配線である構成としてもよい。このような構成とすることにより、周辺の回路などの配線に多用されるアルミニウム配線を共用することができるので、新たな配線などが不要となり製造プロセスの簡素化ができる。
また、第1の配線と第3の配線のうち、一方はワード線で、他方はビット線であるようにしてもよい。
このような構成とすることにより、1T1R型のメモリセルがマトリクス状に形成されたメモリアレイの構成が容易になり、低消費電力で高集積のメモリシステムを半導体チップの一部に構築することができる。
また、本発明の半導体装置は、基板と、この基板上に形成された、所定の演算を実行する論理回路およびプログラム機能を有する不揮発性半導体記憶装置とを備え、不揮発性半導体記憶装置として上記記載の不揮発性半導体記憶装置を用いた構成からなる。
このような構成とすることにより、1T1R型のメモリセルを含む低消費電力で高集積のメモリシステムを半導体チップの一部に構築することができる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、同じ層間絶縁層に形成された第1のホールと第2のホールとが1マスク追加するだけのほぼ同じ工程で同時に形成され、1T1R型のメモリセルを構成する抵抗変化素子とメモリセル領域の引き出し配線および周辺の回路などの引き出し配線のうちの少なくともいずれかを同時にすることができる。したがって、同一のマスクプロセスにより第1のホールおよび第2のホールの底部と側壁に抵抗変化層が同じ工程で形成されることにより、メモリセルの微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、抵抗変化素子の抵抗変化層に流れる電流の実効的な面積を第1のホールの面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子の抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセルにおいて動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。
また、本発明の半導体装置は、1T1R型のメモリセルがマトリクス状に形成されたメモリアレイの構成が容易になり、低消費電力で高集積のメモリシステムを半導体チップの一部に構築することができる。
したがって、本発明の不揮発性半導体記憶装置およびこれを用いた半導体装置を使用すると、例えば携帯情報機器や情報家電などの電子機器が、より一層の小型化・低消費電力化・高速化が図れるという多大な効果を奏する。また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、通常のSi半導体の微細化プロセスを使用し1マスクだけマスク工程を追加するだけで1T1R型のメモリセルを形成するプロセスを付加できるので不揮発性半導体記憶装置のプロセスの簡素化とプロセスコストの削減とをさらに実現できるものであり多大な経済的効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置とその製造方法およびこの不揮発性半導体記憶装置を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。なお、図面において、同じ符号が付いたものは、説明を省略する場合がある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したもので、形状などについては正確な表示ではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置100の概略構成を示す断面図である。
図1に示す不揮発性半導体記憶装置100において、基板101の表面近傍にソース領域102とドレイン領域103とゲート電極104からなるトランジスタ105を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103上にはそれぞれソース電極106およびドレイン電極107を形成している。そして、このトランジスタ105および基板101上には、下部層間絶縁層108と、ソース電極106およびドレイン電極107の上に形成された下部コンタクトホール109、110およびこの下部コンタクトホール109、110のそれぞれに導電材料が埋め込まれた下部コンタクトプラグ111、112が形成されている。そして、下部コンタクトプラグ111および112上に形成された第1の配線113および第2の配線114と、これらを覆い下部層間絶縁層108の上に形成された第1の層間絶縁層115と、第1の配線113、第1のホール116の底面と側壁に形成された抵抗変化層117、上部電極層118および第3の配線119から構成される不揮発性の抵抗変化素子120とが構成されている。また、第2の配線114の上には、第2のホール121の側壁に形成された抵抗変化層122を有し、この抵抗変化層122に側壁を囲まれた導電性を有するプラグ電極層123が埋め込まれてコンタクトプラグ124が形成され、第4の配線125と電気的に接続されている。ここで、上部電極層118の電極材料とプラグ電極層123の電極材料とは同じ材料を使用して同時に形成している。
すなわち、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100は、図1に示すように抵抗変化素子120と、コンタクトプラグ124と、トランジスタ105とを備え、抵抗変化素子120とトランジスタ105とが直列に接続されたメモリセル126が、コンタクトプラグ124により駆動回路(図示せず)または周辺の回路(図示せず)などと接続されている。なお、抵抗変化素子120は、第1の層間絶縁層115を貫通した第1のホール116内に埋め込まれた抵抗変化層117と、この抵抗変化層117および第1のホール116を下部および上部から挟む第1の配線113および第3の配線119とから構成されている。また、コンタクトプラグ124は、第1の層間絶縁層115を貫通した第2のホール121内に形成され下部および上部を第2の配線114および第4の配線125で挟まれて電気的に接続されている。そして、トランジスタ105は基板表面101aに形成され、ソース電極106またはドレイン電極107が第1の配線113または第2の配線114に電気的に接続されている。
このように図1に示す本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置100は、基本的な構成として、基板の表面に形成されたトランジスタ105と、基板105およびトランジスタの上に形成された第1の層間絶縁層115を貫通して形成された第1のホール116内に埋め込まれた抵抗変化層117と、この抵抗変化層117および上部電極層118を第1の層間絶縁層115の下側および上側から挟む第1の配線113および第3の配線119とからなる記憶素子120とを備えている。そして、不揮発性半導体記憶装置100は、さらに、第1の層間絶縁層115に貫通した第2のホール121内に埋め込まれた導電性を有するコンタクトプラグ124と、このコンタクトプラグ124を第1の層間絶縁層115の下側および上側から挟む第2の配線114および第4の配線125とからなる接続部140とを備えている。そして、トランジスタ105は、基板101表面に形成され、ソース電極106またはドレイン電極107が第1の配線113または第2の配線114に電気的に接続されて、このトランジスタ105と記憶素子120とが直列に接続されている。抵抗変化層117は、第1と第3の配線の間に印加する電圧、電流などの電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化する。なお、抵抗変化層が、上下の第1と第3の配線間に印加する電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化すること、および、第2と第4の配線間に形成されるコンタクトプラグが導電性を有して第2と第4の配線と電気的につながっていることは、以下に述べる他の実施形態の構成においても同様である。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子120の抵抗変化層117に流れる電流の実効的な面積を第1のホール116の面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセル126において動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置100の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子120の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。
なお、図1に示すように第2のホール121の側壁に抵抗変化層122が形成され、この抵抗変化層122に囲まれてプラグ電極層123が形成されている。
このような構成とすることにより、後述するようにプロセスが簡素化されて低コストで製造することができる1T1R型のメモリセルからなる不揮発性半導体記憶装置100が実現できる。
また、記憶素子120において、第1のホール116の底部と側壁に抵抗変化層117が形成され、第1のホール116内に抵抗変化層117に囲まれて上部電極層118が埋め込まれている。なお、上部電極層118とプラグ電極層123とを同じ材料で構成している。このような構成とすることにより、さらに微細化および高集積化を行うことができ、後述するようにプロセスが簡素化されて低コストで製造することができる。
次に、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の動作例について説明する。
まず、抵抗変化素子120の抵抗値を変化させ、不揮発性半導体記憶装置100にデータを書き込む動作について説明する。ここで、抵抗変化層117の抵抗値を変化させるしきい値電圧を電圧Vpとする。周辺の回路などから第3の配線119に電圧Vpを印加し、第4の配線125にしきい値電圧Vpの2倍の電圧2Vpを印加し、ゲート電極104にトランジスタ105をONにする電圧を印加する。電圧2Vpは、コンタクトプラグ124、第2の配線114、下部コンタクトプラグ112およびトランジスタ105ならびに下部コンタクトプラグ111を経由して、抵抗変化素子120の下部電極である第1の配線113にほとんど電圧降下がない状態で電圧2Vpが伝達される。
したがって、抵抗変化素子120の下部電極である第1の配線113と上部電極である第3の配線119との間にはしきい値電圧と同等以上の電圧Vpが印加されることになるので、抵抗変化層117の抵抗値が変化して抵抗変化素子120にデータが書き込まれることになる。
また、第3の配線119に電圧Vpを印加し、第4の配線125に0Vの電圧を印加し、トランジスタ105をONにすると、抵抗変化素子120の第1の配線113と第3の配線119との間には電圧―Vpが印加され、抵抗変化素子120には上記と逆のデータが書き込まれることになる。
次に、不揮発性半導体記憶装置100のデータ読み出し動作について説明する。第3の配線119に電圧Vpを印加し、第4の配線125に電圧Vpより大きく電圧2Vpより小さい電圧(Vp+ΔV)を印加し、ゲート電極104に電圧を印加してトランジスタ105をONにすると、抵抗変化素子120には電圧ΔVが印加される。この場合には電圧ΔVはしきい値電圧Vpより十分に小さいので、抵抗変化素子120が抵抗値は変化せず、抵抗変化素子120の抵抗値に対応した電流が流れる。この電流を読み取ることにより、抵抗変化素子120に記憶されているデータを読み取ることができる。
このように抵抗変化素子120は上記の書き込みや読み出しの一連の動作を行うが、この一連の動作を行うために上部電極層118と抵抗変化層117とのコンタクト界面が、抵抗変化層117の底部117aおよび側壁117bのうち少なくともいずれかに形成されている。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子120の抵抗変化層117に流れる電流の実効的な面積を小さくすることができ、抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができる。また、印加電圧などの回路条件に応じて抵抗変化素子120の抵抗値を一定の範囲で選択することもできる。
次に、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の製造方法について説明する。図2(a)〜(c)、図3(a)〜(c)は不揮発性半導体記憶装置100の各工程のプロセスフローを順に示した断面図である。
図2から図3に示すように本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の製造方法は、基板101上に第1の配線113および第2の配線114を形成する下部配線形成工程と、第1の配線113および第2の配線114を覆う第1の層間絶縁層115を形成する工程と、第1の層間絶縁層115を貫通して第1のホール116および第2のホール121を形成する工程と、第1のホール116および第2のホール121の底部および側壁に抵抗変化層117を形成して埋め込む埋込工程とを備えている。そして、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の製造方法は、さらに第1のホール116を少なくとも覆うエッチングマスク層132を形成する工程と、第2のホール121の底部の抵抗変化層117を除去するエッチング工程と、第2のホール121にコンタクトプラグ124を埋め込む工程と、第1のホール116および第2のホール121を少なくとも覆う第3の配線119および第4の配線125を形成する工程とを備えた方法からなる。
また、上記の下部配線形成工程は、基板101の基板表面101aにソース領域102およびドレイン領域103を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103の上の基板101上にソース電極106およびドレイン電極107を形成し、ソース領域102とドレイン領域103に挟まれたゲート電極104を形成することによりトランジスタ105を形成するトランジスタ形成工程とを含んでいる。そして、下部配線形成工程は、さらにトランジスタ105を覆い基板101上に下部層間絶縁層108を形成し、この下部層間絶縁層108を貫通してソース電極106およびドレイン電極107の上に下部コンタクトホール109、110を形成し、下部コンタクトホール109、110内に下部コンタクトプラグ111、112を埋め込み形成したのちに下部コンタクトプラグ111、112の上に第1の配線113および第2の配線114を形成する下部コンタクトプラグ形成工程とを含む構成からなる。
このような方法とすることにより、1T1R型のメモリセル126からなる不揮発性半導体記憶装置100の微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
以下、図2および図3にしたがって、さらに具体的に不揮発性半導体記憶装置100の各工程のプロセスフローを順に示す。
図2(a)に示すように、下部配線形成工程は、基板101上に形成された下部層間絶縁層108上に第1の配線113および第2の配線114を形成する工程である。すなわち、基板101の基板表面101aにソース領域102およびドレイン領域103を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103上にソース電極106およびドレイン電極107を形成している。そして、ソース領域102とドレイン領域103に挟まれたゲート電極104を形成することによりトランジスタ105を形成する。次に、トランジスタ105を覆い、基板101上に下部層間絶縁層108を形成し、この下部層間絶縁層108を貫通して、ソース電極106およびドレイン電極107の上に下部コンタクトホール109、110を形成する。そして、この下部コンタクトホール109、110内に下部コンタクトプラグ111、112を埋め込み形成したのちに、この下部コンタクトプラグ111、112上にそれぞれ第1の配線113および第2の配線114を形成する。
なお、ダマシンプロセスを用いて第1の配線113および第2の配線114を下部層間絶縁層108に埋め込み形成することもできる。
次に、図2(b)に示すように、第1の配線113および第2の配線114を覆い下部層間絶縁層108上に第1の層間絶縁層115を形成し、第1の層間絶縁層115を貫通して第1の配線113および第2の配線114の上に第1のホール116および第2のホール121を形成する。
次に、図2(c)に示すように、第1の層間絶縁層115の上の第1のホール116と第2のホール121の底面および側壁、さらに第1の層間絶縁層に抵抗変化層117が下部の形状に沿ってその上を覆うように形成されている。
そして、図3(a)に示すように、図2(c)で示す抵抗変化層117上に第1のホール116および第2のホール121を埋めてレジスト膜(図示せず)を塗布したのちに、抵抗変化素子を形成する第1のホール116を少なくとも覆うようにエッチングマスク層132を形成する。そして、このエッチングマスク層132が第1のホール116を覆った状態で、第2のホール121に埋め込まれた底部の抵抗変化層を第2の配線114が露出するまでエッチングにより除去し、第2のホール121の側壁にのみ抵抗変化層122を残して形成している。
次に、図3(b)に示すように、第1のホール116の上に形成されていたエッチングマスク層132を除去し、第1のホール116内の抵抗変化層117の上、第2のホール121内の第2の配線114の上および第1の層間絶縁層115の上に導電性材料からなる電極膜を形成し、第1のホール116内および第2のホール121内に埋め込む。その後、第1の層間絶縁層115の上の電極膜を除去し、平坦化し、第1のホール116内に上部電極層118、および第2のホール121内にプラグ電極層123を形成する。ここで、上部電極層118およびプラグ電極層123は同じ導電性材料により同時に構成することができるので、プロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
そして、図3(c)に示すように、第1のホール116を覆うように第3の配線119と、第2のホール121を覆うように第4の配線125とを形成する。この一連のプロセスフローにより不揮発性半導体記憶装置100が製造される。
以上に説明したような製造方法により製造される不揮発性半導体記憶装置100においては、第1のホール116と第2のホール121を同じ工程で形成し、エッチングマスク層132を形成するマスク工程を1つ付加することにより、第1のホール116内に形成される抵抗変化素子120と第2のホール121内に形成されるコンタクトプラグ124とを連続して形成することができ、プロセスを簡略化することができる。
また、第1のホール116内に上部電極層118を埋め込む工程と、第2のホール121内にプラグ電極層223を埋め込む工程が同じであるので、プロセスを簡略化することができる。
このような方法とすることにより、下部コンタクトプラグ111、112を形成する工程が削減でき、1T1R型のメモリセル126の構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
また、本実施の形態1で説明した製造方法は、第1のホール116の側壁と底面に抵抗変化層117を形成し、そののち上部電極層118を埋め込む構成になっており、抵抗変化層117を形成したのちには酸素を含む雰囲気に曝されることがなく、安定した特性の抵抗変化層117を形成することができる。
また、本製造方法は、抵抗変化層117の形成に高温処理を必要としないため、第1の配線113および第3の配線119のうち少なくともいずれかに、Si半導体プロセスにおいて多用されるアルミニウム配線を使用することができる。このことにより、第1の配線113または第3の配線119は、第2の配線114または第4の配線125と同じ配線層を共用して作製することができるので、追加の配線層の製作が不要となりプロセスの簡略化ができる。
また、上部電極層118とプラグ電極層123とを同じ材料で同時に形成している。すなわち、同時に両方を同じ金属で形成することができるので、さらなるプロセスの簡略化が図られることとなる。
以上説明したように、このような方法とすることにより、第1のホール116と第2のホール121が1マスク追加するだけで同じ工程で同時に形成される。このときに、同一のマスクプロセスにより第1のホール116および第2のホール121の底部と側壁に抵抗変化層117が同じ工程で形成されることにより、メモリセル126の微細化・高集積化・低消費電力化が図れることに加え、プロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、図3(c)に示すように、不揮発性半導体記憶装置100において、抵抗変化素子120は、下部電極となる第1の配線113、抵抗変化層117、上部電極層118および上部電極となる第3の配線119とから構成される。この構成により、第1の配線113と第3の配線119との間に電圧を印加した場合、抵抗変化層117を流れる電流は上部電極層118の下部と第1の配線113に挟まれた部分の抵抗値が低くなるため、流れやすくなる。このことにより、抵抗変化層117に流れる電流の領域は、抵抗変化層117と上部電極層118と接する第1のホール116の下部の部分である底部117aとなる。図3(c)より明らかなように、この底部117aは第1のホール116の断面積より小さくすることができるので、マスクの最小寸法より小さくすることができる。このことにより、抵抗変化素子120を高集積化することができるだけでなく、抵抗変化素子120に流れる電流を削減することができる。
また、以上により抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができるので、トランジスタ105のON抵抗および回路配線抵抗のばらつきによる抵抗変化素子120のデータの書き込みあるいは読み出しのときの誤動作などを防止することができ、安定したメモリ動作を実現することができる。
また、抵抗変化層117に電流が流れる底部117aは、第1のホール116の底部の中央部であり、酸化物により構成された第1の層間絶縁層115に直接接していないことにより、経年変化などによる劣化を防止することができる。
これらのことにより、不揮発性半導体記憶装置100は消費電流を削減することができるとともに、信頼性の向上を図ることができる。
なお、第1のホール116の径は第2のホール121の径より小さくすることが望ましい。このような構成とすることにより、メモリセル領域は、第1のホールを用いた小さい断面積を有するセル形状を実現できるので、さらに微細化を行うことができ、引き出し配線や周辺の回路などの配線は、配線抵抗などを低抵抗化することができ低電流化ができるので全体として消費電力の低減化を行うことができる。
また、抵抗変化素子120のデータ記憶領域は、第1のホール116の底部に形成された抵抗変化層117として説明した。しかしながら、第1のホール116内の底部および側壁に形成された抵抗変化層117の材料組成およびその材料の特性と抵抗変化層に接して埋め込まれた上部電極層118の材料の特性との関係により、底部117aおよび側壁117bに形成された抵抗変化層117と上部電極層118との接触抵抗が、第1のホール116の側壁に形成された抵抗変化層117と第3の配線119との接触抵抗より高くなる場合がある。この場合は、第3の配線119から側壁に形成された抵抗変化層117に電流が流れ、側壁117bに形成された抵抗変化層117が抵抗変化素子120のデータ記憶領域となる。
この場合も、抵抗変化層117の寸法はマスク最小寸法より小さくすることができ、抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができ、高集積化された低消費電流・低消費電力・高信頼性の不揮発性半導体記憶装置100を提供することができる。
なお、図2および図3に示す各工程のプロセスフローに加えて、第1のホール116および第2のホール121の底部および側壁に抵抗変化層117を形成して埋め込む際に、抵抗変化層117を形成したのちに抵抗変化素子120の上部電極層118を第1の電極材料により形成する工程と、第2のホール121の底部の抵抗変化層117を除去するエッチング工程の際に、第1の電極材料を除去する工程とをさらに備えた方法としてもよい。
このような方法とすることにより、メモリセル126の微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置200の概略構成を示す断面図である。
図4に示す不揮発性半導体記憶装置200において、基板101の表面近傍にソース領域102とドレイン領域103とゲート電極104からなるトランジスタ105を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103上にはそれぞれソース電極106およびドレイン電極107を形成している。そして、このトランジスタ105および基板101上には、下部層間絶縁層108と、ソース電極106およびドレイン電極107の上に形成された下部コンタクトホール109、110およびこの下部コンタクトホール109、110のそれぞれに導電材料が埋め込まれた下部コンタクトプラグ111、112が形成されている。そして、下部コンタクトプラグ111および112上に形成された第1の配線113および第2の配線114と、これらを覆い下部層間絶縁層108の上に形成された第1の層間絶縁層115と、第1の配線113、第1のホール116の底面と側壁に形成された抵抗変化層117、上部電極層118および第3の配線119から構成される不揮発性の抵抗変化素子120とが構成されている。また、第2の配線114の上には、第2のホール121の側壁に形成された抵抗変化層122を有し、この抵抗変化層122に側壁を囲まれたプラグ電極層223が埋め込まれてコンタクトプラグ224が形成され第4の配線125と電気的に接続されている。ここで、上部電極層118の電極材料とプラグ電極層223の電極材料とは異なる材料を使用して形成しており、この材料が異なるところが実施の形態1と異なるところである。
すなわち、本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200は、図4に示すように抵抗変化素子120と、コンタクトプラグ224と、トランジスタ105とを備え、抵抗変化素子120とトランジスタ105とが直列に接続されたメモリセル126が、コンタクトプラグ224により駆動回路(図示せず)または周辺の回路(図示せず)などと接続されている。なお、抵抗変化素子120は、第1の層間絶縁層115を貫通した第1のホール116内に埋め込まれた抵抗変化層117と、この抵抗変化層117および第1のホール116を下部および上部から挟む第1の配線113および第3の配線119とから構成されている。また、コンタクトプラグ224は、第1の層間絶縁層115を貫通した第2のホール121内に形成され下部および上部を第2の配線114および第4の配線125で挟まれて電気的に接続されている。そして、トランジスタ105は基板表面101aに形成され、ソース電極106またはドレイン電極107が第1の配線113または第2の配線114に電気的に接続されている。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子120の抵抗変化層117に流れる電流の実効的な面積を第1のホール116の面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセル126において動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置200の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子120の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。
なお、図4に示すように第2のホール121の側壁に抵抗変化層122が形成され、この抵抗変化層122に囲まれてプラグ電極層223が形成されている。
このような構成とすることにより、後述するようにプロセスが簡素化されて低コストで製造することができる1T1R型のメモリセルからなる不揮発性半導体記憶装置200が実現できる。
また、抵抗変化素子120において、第1のホール116の底部と側壁に抵抗変化層117が形成され、第1のホール116内に抵抗変化層117に囲まれて上部電極層118が埋め込まれている。このような構成とすることにより、さらに微細化および高集積化を行うことができ、後述するようにプロセスが簡素化されて低コストで製造することができる。
なお、本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200の動作例については、実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100と同様であるので説明を省略する。
次に、本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200の製造方法について説明する。図5(a)〜(c)、図6(a)〜(c)および図7(a)および(b)は不揮発性半導体記憶装置200の各工程のプロセスフローを順に示した断面図である。
本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200の製造方法は、下部配線形成工程と、コンタクトホールおよびビアホールを形成する工程と、埋込工程と、エッチングマスク層を形成する工程と、エッチング工程と、プラグ電極層を埋め込む工程と、第2の配線および第2の回路配線を形成する工程とを備えている。すなわち、実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の製造方法とほぼ同様の製造方法により製造することができる。
次に図5から図7により具体的に説明する。
図5(a)に示すように下部配線形成工程は、基板101上に形成された下部層間絶縁層108上に第1の配線113および第2の配線114を形成する工程である。すなわち、基板101の基板表面101aにソース領域102およびドレイン領域103を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103上にソース電極106およびドレイン電極107を形成している。そして、ソース領域102とドレイン領域103に挟まれたゲート電極104を形成することによりトランジスタ105を形成する。次に、トランジスタ105を覆い、基板101上に下部層間絶縁層108を形成し、この下部層間絶縁層108を貫通して、ソース電極106およびドレイン電極107の上に下部コンタクトホール109、110を形成する。そして、この下部コンタクトホール109、110内に下部コンタクトプラグ111、112を埋め込み形成したのちに、この下部コンタクトプラグ111、112上にそれぞれ第1の配線113および第2の配線114を形成する。
なお、ダマシンプロセスを用いて第1の配線113および第2の配線114を下部層間絶縁層108に埋め込み形成することもできる。
次に、図5(b)に示すように、第1の配線113および第2の配線114を覆い下部層間絶縁層108上に第1の層間絶縁層115を形成し、第1の層間絶縁層115を貫通して第1の配線113および第2の配線114の上に第1のホール116および第2のホール121を形成する。
次に、図5(c)に示す埋込工程では、第1の層間絶縁層115の上、第1のホール116および第2のホール121の底部および側壁に抵抗変化層117および上部電極層118を形成して埋め込む。すなわち、第1の層間絶縁層115の上および第1のホール116と第2のホール121の底面ならびに側壁に抵抗変化膜130を形成し、その上に、導電性材料からなる上部電極膜131を形成して埋め込んでいる。
次に、図6(a)に示すエッチングマスク層を形成する工程では、第1の層間絶縁層115上の抵抗変化膜130および上部電極膜131を除去して第1の層間絶縁層115の上を平坦化したのちに、図6(b)に示すように第1のホール116を少なくとも覆うエッチングマスク層232を形成する。そして、エッチング工程は、第2のホール121に埋め込まれた上部電極膜131を除去したのちに第2のホール121の底部の抵抗変化膜130を、例えばドライエッチングなどにより第2の配線114が露出するまで除去する。
なお、図6(c)は、図6(b)に示すエッチングマスク層232を形成する工程において、エッチングマスク層232を形成したのちに第2のホール121の底部の抵抗変化膜130を除去したときに、例えばエッチングが長時間または早く進行して第1の層間絶縁層115の表面115aが、エッチングマスク層232の下部よりも下の位置まで後退した例を示す。本製造方法を量産工程に適用すると、繰り返されるプロセスのロットごとのばらつきや半導体ウェハのウェハ面内ばらつきなどで第2のホール121内の抵抗変化膜130が図6(c)に示すような形状で残る、または完全に除去されることがある。また、エッチング残渣がわずかに残る、または図6(c)に示すようにエッチングマスク層232と表面115aとの間に段差が形成されることがある。このような場合においても、第2のホール121内を貫通する導電体により埋め込まれていれば、本製造方法を適用した不揮発性半導体記憶装置200を同様に製造することができる。
次に、図6(b)の工程の後に行われる、図7(a)に示すプラグ電極層223を埋め込む工程では、第2のホール121の第2の配線114上および第1の層間絶縁層115の上にプラグ電極層223を含むプラグ電極膜133を埋め込む。
そして、図7(b)に示すように、第3の配線119および第4の配線125を形成する工程では、第1の層間絶縁層115の上のプラグ電極膜133およびエッチングマスク層232を除去して平坦化したのち、第1のホール116および第2のホール121を少なくとも覆う第3の配線119および第4の配線125を形成する。このようなプロセスフローにて上記で説明した工程を行うことにより、本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200の製造方法が実施され、不揮発性半導体記憶装置200が製造される。
このような方法とすることにより、不揮発性半導体記憶装置200は、第1のホール116と第2のホール121とを同じマスク工程で形成することができる。すなわち、エッチングマスク層232を形成する工程にマスクを1枚追加してマスク工程を1工程付加することにより、第1のホール116内に形成される抵抗変化素子120と第2のホール121内に形成されるコンタクトプラグ224をほぼ同時に同じ層間絶縁層の中に形成することができ、プロセスを簡略化することができる。
また、本実施の形態2で説明した製造方法は、第1のホール116の側壁と底面に抵抗変化層117を形成し、そののち上部電極層118を埋め込む構成になっており、抵抗変化層117を形成したのちには酸素を含む雰囲気に曝されることがなく、安定した特性の抵抗変化層117を形成することができる。
また、本製造方法は、抵抗変化層117の形成に高温処理を必要としないため、第1の配線113および第3の配線119のうち少なくともいずれかに、Si半導体プロセスにおいて多用されるアルミニウム配線を使用することができる。このことにより、第1の配線113または第3の配線119は、第2の配線114または第4の配線125と同じ配線層を共用して作製することができるので、追加の配線層の製作が不要となりプロセスの簡略化ができる。
以上説明したように、このような方法とすることにより、第1のホール116と第2のホール121が1マスク追加するだけのほぼ同じ工程で同時に形成される。このときに、同一のマスクプロセスにより第1のホール116および第2のホール121の底部と側壁に抵抗変化層117が同じ工程で形成されることにより、メモリセル126の微細化・高集積化・低消費電力化が図れることに加え、プロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、図7(b)に示すように不揮発性半導体記憶装置200において、抵抗変化素子120は、下部電極となる第1の配線113、抵抗変化層117、上部電極層118および上部電極となる第3の配線119とから構成される。この構成により、第1の配線113と第3の配線119との間に電圧を印加した場合、抵抗変化層117を流れる電流は上部電極層118の下部と第1の配線113に挟まれた部分の抵抗値が低くなるため、流れやすくなる。このことにより、抵抗変化層117に流れる電流の領域は、抵抗変化層117と上部電極層118と接する第1のホール116の下部の部分である底部117aとなる。図4より明らかなように、この底部117aは第1のホール116の断面積より小さくすることができるので、マスクの最小寸法より小さくすることができる。このことにより、抵抗変化素子120を高集積化することができるだけでなく、抵抗変化素子120に流れる電流を削減することができる。
また、以上により抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができるので、トランジスタ105のON抵抗および回路配線抵抗のばらつきによる抵抗変化素子120のデータの書き込みあるいは読み出しのときの誤動作などを防止することができ、安定したメモリ動作を実現することができる。
また、抵抗変化層117に電流が流れる底部117aは、第1のホール116の底部の中央部であり、酸化物により構成された第1の層間絶縁層115に直接接していないことにより、経年変化などによる劣化を防止することができる。
これらのことにより、不揮発性半導体記憶装置200は消費電流を削減することができるとともに、信頼性の向上を図ることができる。
なお、第1のホール116の径は第2のホール121の径より小さくすることが望ましい。このような構成とすることにより、メモリセル領域は、第1のホール116を用いた小さい断面積を有するセル形状を実現できるので、さらに微細化を行うことができ、引き出し配線や周辺回路の配線は、配線抵抗などを低抵抗化することができ低電流化ができるので全体として消費電力の低減化を行うことができる。
なお、上記説明では、第1のホール116内に埋め込む上部電極層118の導電材料と第2のホール121内に埋め込むプラグ電極層123の導電材料は異なるものであったが、同じ材料を用いてもよい。
また、抵抗変化素子120のデータ記憶領域は、第1のホール116の底部に形成された抵抗変化層117として説明した。しかしながら、第1のホール116内の底部および側壁に形成された抵抗変化層117の材料組成およびその材料の特性と抵抗変化層に接して埋め込まれた上部電極層118の材料の特性との関係により、底部117aおよび側壁117bに形成された抵抗変化層117と上部電極層118との接触抵抗が、第1のホール116の側壁に形成された抵抗変化層117と第3の配線119との接触抵抗より高くなる場合がある。この場合は、第3の配線119から側壁に形成された抵抗変化層117に電流が流れ、側壁117bに形成された抵抗変化層117が抵抗変化素子120のデータ記憶領域となる。
この場合も、抵抗変化層117の寸法はマスク最小寸法より小さくすることができ、抵抗変化素子120の抵抗値を高くすることができ、高集積化された低消費電流・低消費電力・高信頼性の不揮発性半導体記憶装置200を提供することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3に係る不揮発性半導体記憶装置300の概略構成を示す断面図である。
本実施の形態3の不揮発性半導体記憶装置300と実施の形態1の図1に示した不揮発性半導体記憶装置100とは、下部コンタクトホール109、110内にTiN膜が形成されているところが異なっている。すなわち、図8に示すように、下部コンタクトホール109、110を形成したのちにさらに下部コンタクトホール109、110の底部および側壁にTiN膜311、312を形成している。そして、そののちにTiN膜311、312で囲まれた下部コンタクトホール109、110内に下部コンタクトプラグ313、314を埋め込み形成し下部プラグ電極315、316としている。
また、第1のホール116内においては、抵抗変化層117を覆ってTiN膜317を形成し、その内部に上部電極層318を埋め込み形成することにより抵抗変化素子320としている。そして、第2のホール121内においては、第2のホール121の底部および抵抗変化層122の側壁を覆ってTiN膜319を形成し、その内部にプラグ電極層323を埋め込み形成してコンタクトプラグ324を形成している。
なお、不揮発性半導体記憶装置300の製造方法は、実施の形態1、2で説明した不揮発性半導体記憶装置100、200の製造方法と同様のプロセスフローにより製造することができる。すなわち、下部配線形成工程において、下部コンタクトホール109,110の底部および側壁にTiN膜311、312を形成したのちにTiN膜311、312で囲まれた下部コンタクトホール109、110内に下部コンタクトプラグ313、314を埋め込み形成する工程が異なっている。また、第1のホール116内および第2のホール121内にTiN膜317、319と上部電極層318およびプラグ電極層323を埋め込み、第1の層間絶縁層115の上のTiN膜および電極膜(図示せず)を除去し、平坦化する工程が異なっている。他の工程については同様に製造することができる。
このように、TiN膜を介する構成とすることで、TiN膜はSiO2や窒化膜などの層間絶縁膜との密着性がよく、また酸素バリア機能を有していることから、下部コンタクトホール109、110に対する下部コンタクトプラグ313、314の密着性と酸素バリア効果を高めることができる。また、第1のホール116および第2のホール121に対する上部電極層318およびプラグ電極層323の密着性と酸素バリア効果を高めることができる。
なお、本実施の形態3において、下部コンタクトホール、第1のホールおよび第2のホール内の全てにTiN膜を形成したが、これらのうちの少なくともいずれかにTiN膜を形成することにより密着性と酸素バリア効果を高めることができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係る不揮発性半導体記憶装置400の概略構成を示す断面図である。
図9に示す不揮発性半導体記憶装置400において、基板101の表面近傍にソース領域102およびドレイン領域103とゲート電極104とからなるトランジスタ105と、ソース電極106上に第1の層間絶縁層415を貫通した第1のホール416の底面および側壁に形成された抵抗変化層417と上部電極層418および第3の配線419により構成される抵抗変化素子420とからなる1T1R型のメモリセル426が構成されている。また、トランジスタ105を挟んで抵抗変化素子420と対向する側には同じ第1の層間絶縁層415を貫通した第2のホール421の側壁に抵抗変化層422を有し内部にプラグ電極層423を埋め込み形成されたコンタクトプラグ424および第4の配線425が形成されている。ここで、上部電極層418とプラグ電極層423とは異なる電極材料から構成されている。
このように形成されている本実施の形態4の不揮発性半導体記憶装置400の製造方法について、図10(a)〜(c)および図11(a)〜(e)を用いて説明する。
図10および図11に示すように本実施の形態4の不揮発性半導体記憶装置400の製造方法は、基板表面101aにソース領域102およびドレイン領域103を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103上の基板101上にソース電極106およびドレイン電極107を形成し、ソース領域102とドレイン領域103に挟まれたゲート電極104を形成することによりトランジスタ105を形成するトランジスタ形成工程と、トランジスタ105を覆い、基板101上に第1の層間絶縁層415を形成し、第1の層間絶縁層415を貫通してソース電極106およびドレイン電極107の上に第1のホール416および第2のホール421を形成する工程とを備えている。そして、本実施の形態4の不揮発性半導体記憶装置400の製造方法は、第1のホール416および第2のホール421の底部および側壁に抵抗変化層417を形成して埋め込む埋込工程と、第1のホール416を少なくとも覆うエッチングマスク層432を形成する工程と、第2のホール421の底部の抵抗変化層417を除去するエッチング工程と、第2のホール421にコンタクトプラグ424を埋め込む工程と、第1のホール416および第2のホール421を少なくとも覆う第3の配線419および第4の配線425を形成する工程とを備えた方法からなる。
このような方法とすることにより、コンタクトプラグを形成する工程が削減でき、1T1R型のメモリセル426の構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
以下、図10および図11にしたがって、さらに具体的に不揮発性半導体記憶装置400の各工程のプロセスフローを順に示す。
図10(a)に示すように、基板101の基板表面101aにソース領域102およびドレイン領域103を形成し、ソース領域102およびドレイン領域103の基板101上にソース電極106およびドレイン電極107を形成し、ソース領域102とドレイン領域103に挟まれたゲート電極104を形成することによりトランジスタ105を形成している。
次に、図10(b)に示すように、トランジスタ105を覆い基板101上に第1の層間絶縁層415を形成し、第1の層間絶縁層415を貫通して、ソース電極106およびドレイン電極107上に第1のホール416および第2のホール421を形成する。
そして、図10(c)に示すように、第1の層間絶縁層415の上および第1のホール416と第2のホール421の底面と側壁に抵抗変化膜430を形成し、その上に、導電性材料からなる上部電極膜431を第1のホール416および第2のホール421内に埋め込む。
さらに、図11(a)に示すように、第1の層間絶縁層415上の抵抗変化膜430および上部電極膜431を除去し、第1の層間絶縁層415の上をまず平坦化して、そののちに第1のホール416を覆うエッチングマスク層432が形成される(図11(b))。
そして、図11(c)に示すように、第2のホール421に埋め込まれた上部電極膜431を除去したのちに、さらに第2のホール421の底部の抵抗変化膜430をドレイン電極107が露出するまで除去する。
次に、図11(d)に示すように、第1の層間絶縁層415とエッチングマスク層432の上および第2のホール421内に、コンタクトプラグ424の一部となるプラグ電極膜433を堆積する。
そののちに、図11(e)に示すように、第1の層間絶縁層415の上のプラグ電極膜433およびエッチングマスク層432を除去して平坦化したのち、図9に示すように、第1のホール416を覆うように第3の配線419と第2のホール421を覆うように第4の配線425とを製作する。
この不揮発性半導体記憶装置400の製造方法は、実施の形態1で述べた不揮発性半導体記憶装置100の製造方法と比較して、下部コンタクトプラグを形成する工程が省略されており、製造方法の簡略化が行われている。
このような方法とすることにより、下部コンタクトプラグを形成する工程が削減でき、1T1R型のメモリセル426の構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
なお、実施の形態1で説明したように、上部電極層418とプラグ電極層423とを同じ材料で同時に形成して、さらなるプロセスの簡略化を図る製造方法としてもよい。
この場合も、抵抗変化層417の寸法はマスク最小寸法より小さくすることができ、抵抗変化素子420の抵抗値を高くすることができ、高集積化された低消費電流・低消費電力・高信頼性の不揮発性半導体記憶装置400を提供することができる。
(実施の形態5)
図12は、本発明の実施の形態5に係る不揮発性半導体記憶装置500の概略構成を示す断面図である。
図12に示すように不揮発性半導体記憶装置500は、トランジスタ105と、ソース電極106上に第1の層間絶縁層515を貫通した第1のホール516の底面および側壁に形成された抵抗変化層517と上部電極層518および第3の配線519により構成される抵抗変化素子520とからなる1T1R型のメモリセル526が構成されている。また、トランジスタ105を挟んで抵抗変化素子520と対向する側には同じ第1の層間絶縁層515を貫通した第2のホール521の側壁に抵抗変化層522を有し内部にプラグ電極層523を埋め込み形成されたコンタクトプラグ524および第4の配線525が形成されている。ここで、上部電極層518とプラグ電極層523とは異なる同じ電極材料から構成されている。
この不揮発性半導体記憶装置500の製造方法は、不揮発性半導体記憶装置200の製造方法に比較して、下部コンタクトプラグを形成する工程が省略されており、製造方法の簡略化が行われているので説明は省略する。
このような方法とすることにより、下部コンタクトプラグを形成する工程が削減でき、1T1R型のメモリセル526の構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
また、実施の形態4、5においてエッチング工程ののちに、さらに第1のホール内の抵抗変化層、第2のホール内の底部および抵抗変化層の側壁を覆ってTiN膜を形成する工程を備えた方法としてもよい。このような方法とすることにより、第1のホール内の上部電極層および第2のホール内のプラグ電極層の密着性とバリア効果を高めることができる。
(実施の形態6)
図13(a)および(b)は、実施の形態6に係る不揮発性半導体記憶装置600、650の概略構成を示す断面図である。
本実施の形態6の不揮発性半導体記憶装置600、650においては、実施の形態1から5と異なり、第1のホール116の底部および側壁だけでなく第1のホールの全体に抵抗変化層617、657が埋め込まれて抵抗変化素子620、670が形成されている。
また、第2のホール621、671においては埋め込んだ抵抗変化層622、672を第2のホール621、671の側壁だけを残してエッチングにより除去したのちにプラグ電極層623、673を埋め込んでコンタクトプラグ624、674とし、この上部に第4の配線625、675を形成している。
このような方法とすることにより、下部コンタクトプラグを形成する工程が削減でき、1T1R型のメモリセル626、676の構造を積層方向に集積化できる。したがって、プロセスの簡素化によりプロセスコストの削減を実現することもできる。
なお、実施の形態1から5と同様に不揮発性半導体記憶装置において、コンタクトホールおよびビアホールのうちの少なくともいずれかに電極層を形成する前にTiN膜を形成する工程を追加することにより、電極層の密着性の向上とバリアの効果を高めることができる。
(実施の形態7)
図14は、本発明の実施の形態7に係る不揮発性半導体記憶装置160の概略構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は、(a)の14B−14B´線の断面を矢印方向に見た要部の断面図を示す。
図14(a)および(b)に示すように、不揮発性半導体記憶装置160は、例えば実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の構成を基本として、複数の第1の配線113と複数の第3の配線119との立体交差点に対応して設けられた抵抗変化素子120(図1を参照)を具備したクロスポイント型メモリアレイ161を備えた構成からなる。そして、図14(a)に示すように、不揮発性半導体記憶装置160は、クロスポイント型メモリアレイ161を含むメモリ部162と周辺回路部163とを備えた構成としている。
具体的には、図14(b)に示すように、不揮発性半導体記憶装置160は、基板145の表面に形成されたトランジスタ105と、基板およびトランジスタの上に形成された第1の層間絶縁層115を貫通して形成された第1のホール116内に埋め込まれた抵抗変化層117と、抵抗変化層を第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の配線113および第3の配線119とからなる記憶素子と、第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール121内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグ124と、コンタクトプラグを第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の配線114および第4の配線125とからなる接続部とを備え、トランジスタのソース電極またはドレイン電極は第1の配線113または第3の配線119に電気的に接続されており、抵抗変化層は第1と第3の配線の間に印加される電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化するものであり、記憶素子とトランジスタとが直列に接続されている。
そして、不揮発性半導体記憶装置160において、第1の配線113は互いに平行に形成された複数の配線からなり、第3の配線119は第1の配線113の上方に基板の主面に平行な面内において互いに平行に、かつ複数の第1の配線113に立体交差するように形成されており、複数の第1の配線113と複数の第3の配線119との立体交差点に対応して記憶素子およびトランジスタが形成されたクロスポイント型メモリアレイ161を備えている。なお、基板145には、図示を省略しているが、実施の形態1で示した不揮発性半導体記憶装置100と同様にトランジスタ105および下部コンタクトプラグ111、112が形成されている。
このような構成とすることにより、抵抗変化素子120の抵抗変化層117に流れる電流の実効的な面積を第1のホール116の面積よりも小さくすることができ、抵抗変化素子120の安定に保持できる抵抗値を高くすることができる。したがって、このような1T1R型のメモリセルにおいて動作電流を低減することができるので不揮発性半導体記憶装置160の低消費電力化が実現できるとともに、配線抵抗やスイッチングトランジスタのON抵抗による電圧ドロップが生じても抵抗変化素子120の抵抗値が高いので、メモリ動作の誤動作を防止することもできる。そして、クロスポイント型メモリアレイ161を備えることにより、メモリセルの微細化、高集積化および低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減を実現することができる。
また、図14(b)に示すように、不揮発性半導体記憶装置160は、クロスポイント型メモリアレイ161を含む層が積層方向に2層以上形成されて構成されている。
すなわち、複数の第3の配線119に立体交差するように複数の第5の配線164が形成され、複数の第5の配線164に立体交差するように複数の第7の配線165が形成されている。そして、これら複数の配線の立体交差点に対応して抵抗変化素子166、167が設けられている。
一方、接続部140の上部の積層方向には、第6の配線168および第8の配線169がコンタクトプラグ170、171により接続されて全体として拡大接続部172を形成している。
このような構成とすることにより、メモリセルの微細化、高集積化がさらに立体的に図れ、かつ低消費電力化が図れることに加えてプロセスの簡素化とプロセスコストの削減をさらに実現することができる。
なお、本実施の形態7の不揮発性半導体記憶装置160は、ここでは実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置100の構成を基本として説明したが、他の実施の形態2から6までにおいて説明した他の不揮発性半導体記憶装置を基本として構成してもよい。
(実施の形態8)
図15は、本発明の実施の形態8に係る半導体装置700の概略構成を示すブロック図である。
図15に示す本実施の形態8に係る半導体装置700は、例えば半導体基板(図示せず)上に、メモリ本体部701を備えており、このメモリ本体部701は、メモリアレイ702と、行選択回路/ドライバ703と、列選択回路704と、データの書き込みを行うための書き込み回路705と、選択ビット線に流れる電流量を検出して記録されているデータを「1」または「0」と判定するセンスアンプ706と、端子DQを介して入出力データの入出力処理を行うデータ入出力回路707とを具備している。
ここで、メモリアレイ702は、半導体基板の上に形成された、互いに交差するように配列された複数のワード線WL0、WL1、WL2およびビット線BL0、BL1、BL2と、これらのワード線WL0、WL1、WL2およびビット線BL0、BL1、BL2の交差する点に対応してそれぞれ設けられた複数のトランジスタT11、T12、T13、T21、T22、T23、T31、T32、T33(以下、「複数のトランジスタ」とする)と、この複数のトランジスタと1対1に設けられた複数のメモリセルM11、M12、M13、M21、M22、M23、M31、M32、M33(以下、「複数のメモリセル」とする)とを備えている。
また、メモリアレイ702は、ワード線WL0、WL1、WL2に平行して配列されている複数のプレート線PL0、PL1、PL2を備えている。
上記で説明したように本実施の形態7に示す半導体装置700は、基板(図示せず)と、この基板の上に互いに平行に形成された複数の第1の配線(ここでは、例えば複数のビット線)と、この複数の第1の配線の上方に基板の主面に平行な面内において互いに平行に、かつ複数の第1の配線に立体交差するように形成された第3の配線(ここでは、例えば複数のプレート線や複数のビット線)とを備えている。そして、半導体装置700は、複数の第1の配線と複数の第2の配線との立体交差点に対応して設けられた記憶素子(ここでは、例えばメモリセル)とを具備したメモリアレイを備え、このメモリセルは実施の形態1から7に記載した不揮発性半導体記憶装置、例えば不揮発性半導体記憶装置100または不揮発性半導体記憶装置160を用いたもので構成されている。
図16は、半導体装置700のうちの2つのメモリセルM11、M12が並んだ領域C部の概略構成を示す断面図である。図16に示すように、ワード線WL0、WL1の上方にビット線BL0が配され、そのワード線WL0、WL1とビット線BL0との間にプレート線PL0、PL1が配されている。そして、ビット線BL0は、ワード線WL0、WL1およびプレート線PL0、PL1とそれぞれ立体交差している。
ここで、メモリセルM11、M12は、例えば、実施の形態1で説明した1T1R型のメモリセル126と同様の構成のものを使用している。また、メモリセルM11、M12は図16に示す破線で囲まれた領域に1つのトランジスタ105と1つの抵抗変化素子120とにより構成されている。なお、実施の形態1で示した不揮発性半導体記憶装置100も破線で囲んだ領域に適用されて使用されている。
このような構成とすることにより、1T1R型のメモリセルがマトリクス状に形成されたメモリアレイの構成が容易になり、低消費電力で高集積のメモリシステムを半導体チップの一部に構築することができる。
次に、以上のように構成された半導体装置700の動作について図15を用いて簡単に説明する。
図15の半導体装置700において、外部回路(図示せず)からアドレス信号を受け取り、このアドレス信号に基づいて行アドレス信号を行選択回路/ドライバ703へ出力するとともに、列アドレス信号を列選択回路704へ出力する。ここで、アドレス信号は、複数のメモリセルのうちの選択される特定のメモリセルのアドレスを示す信号である。また、行アドレス信号は、アドレス信号に示されたアドレスのうちの行のアドレスを示す信号であり、列アドレス信号は、アドレス信号に示されたアドレスのうちの列のアドレスを示す信号である。
外部から入力される制御信号(図示せず)は、データの書き込みサイクルにおいては、データ入出力回路707に入力された入カデータDinに応じて、書き込み用電圧の印加を指示する書き込み信号を書き込み回路705へ出力する。他方、データの読み出しサイクルにおいて、制御信号は、読み出し用電圧の印加を指示する読み出し信号を列選択回路704へ出力する。
行選択回路/ドライバ703は、アドレス入力回路(図示せず)から出力された行アドレス信号を受け取り、この行アドレス信号に応じて、複数のワード線WL0,WL1,WL2のうちのいずれかを選択し、その選択されたワード線に対して、所定の電圧を印加する。
また、列選択回路704は、アドレス入力回路から出力された列アドレス信号を受け取り、この列アドレス信号に応じて、複数のビット線のうちのいずれかを選択し、その選択されたビット線に対して、書き込み用電圧または読み出し用電圧を印加する。ここで、書き込み回路705は、制御信号が書き込み信号であった場合、列選択回路704に対して選択されたビット線に対して書き込み用電圧の印加を指示する信号を出力する。
また、センスアンプ706は、データの読み出しサイクルにおいて、読み出し対象となる選択ビット線に流れる電流量を検出し、記録されているデータを読み出してデータ「1」または「0」と判定する。その結果得られた出力データDoは、データ入出力回路707を介して外部回路へ出力される。
(実施の形態9)
図17は、本発明の実施の形態9に係る半導体装置800の概略構成を示すブロック図である。
図17に示すように本実施の形態9の半導体装置800は、例えば半導体基板801上に、CPU802と、外部回路との間でデータの入出力処理を行う入出力回路803と、所定の演算を実行する論理回路804と、アナログ信号を処理するアナログ回路805と、自己診断を行うためのBuilt In Self Test回路(以下、「BIST回路」とする)806と、SRAM807と、BIST回路806およびSRAM807と接続されて特定のアドレス情報を格納するための救済アドレス格納レジスタ808とを備えている。
すなわち、半導体装置800は、基板801と、この基板801上に形成された、所定の演算を実行する論理回路804およびプログラム機能を有する実施の形態1から7に記載の不揮発性半導体記憶装置、例えば不揮発性半導体記憶装置100または不揮発性半導体記憶装置160とを備えて構成されている。
図18は、本実施の形態9の半導体装置800が備える救済アドレス格納レジスタ808の概略構成を示すブロック図である。また、図19は、同じく救済アドレス格納レジスタ808の構成を示す断面図である。
図18および図19に示すように、救済アドレス格納レジスタ808は、実施の形態1に記載した不揮発性半導体記憶装置100と同様の構成の、抵抗変化素子120とトランジスタ105とを含む1T1R型のメモリセルおよびコンタクトプラグ124とからなる不揮発性半導体記憶装置100aを備えている。さらに、救済アドレス格納レジスタ808は、不揮発性半導体記憶装置100aの抵抗変化素子120に対して特定のアドレス情報を書き込むための書き込み回路810と、抵抗変化素子120に書き込まれているアドレス情報を読み出すための読み出し回路811と、ラッチ回路812とを備えている。そして、抵抗変化素子120は、書き込み回路810側への切替え部820と読み出し回路811側ヘの切替え部820に接続されており、抵抗変化層117を、第3の配線119と上部電極層118からなる上部電極と、下部電極である第1の配線113とで挟むようにして構成されている。
このような構成とすることにより、1T1R型のメモリセルを含む低消費電力で高集積のメモリシステムを論理回路およびプログラム機能を有する半導体装置の半導体チップの一部に構築することができる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置およびこれを用いた半導体装置は、小型で低消費電力および高速動作が可能で、しかも安定した書き込みおよび読み出し特性を有しており、デジタル家電、メモリカード、携帯型電話機、およびパーソナルコンピュータなどの種々の電子機器に用いることができ有用である。
本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す断面図 (a)から(c)は、本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法をプロセスフローに従って示す工程の断面図 (a)から(c)は、本発明の実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法をプロセスフローに従って示す工程の断面図 本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す断面図 (a)から(c)は、本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法のプロセスフローを示す工程の断面図 (a)から(c)は、本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法のプロセスフローを示す工程の断面図 (a)および(b)は、本発明の実施の形態2に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法のプロセスフローを示す工程の断面図 本発明の実施の形態3に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態4に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す断面図 (a)から(c)は、本発明の実施の形態4に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法をプロセスフローに従って示す工程の断面図 (a)から(e)は、本発明の実施の形態4に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法をプロセスフローに従って示す工程の断面図 本発明の実施の形態5に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す断面図 (a)および(b)は、本発明の実施の形態6に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態7に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は、(a)の14B−14B´線を矢印方向に見た要部の断面図 本発明の実施の形態8に係る半導体装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態8に係る半導体装置のうちの2つのメモリセルが並んだ領域の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態9に係る半導体装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態9の半導体装置が備える救済アドレス格納レジスタの概略構成を示すブロック図 図18の救済アドレス格納レジスタの構成を示す断面図 従来の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図 図20とは異なる従来の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図
符号の説明
100,100a,160,200,300,400,500,600,650 不揮発性半導体記憶装置
101,145,150,801 基板
101a 基板表面
102 ソース領域
103 ドレイン領域
104 ゲート電極
105 トランジスタ
106 ソース電極
107 ドレイン電極
108 下部層間絶縁層
109,110 下部コンタクトホール
111,112,313,314 下部コンタクトプラグ
113 第1の配線
114 第2の配線
115,415,515 第1の層間絶縁層
115a 表面
116,416,516 第1のホール
117,122,417,422,517,522,617,622,672,657 抵抗変化層
118,318,418,518 上部電極層
119,419,519 第3の配線
120,166,167,320,420,520,620,670 抵抗変化素子(記憶素子)
121,421,521,621,671 第2のホール
123,223,323,423,523,623,673 プラグ電極層
124,170,171,224,324,424,524,624,674 コンタクトプラグ
125,425,525,625,675 第4の配線
126,426,526,626,676 メモリセル
130,430 抵抗変化膜
131,431 上部電極膜
132,232,432 エッチングマスク層
133,433 プラグ電極膜
140 接続部
161 クロスポイント型メモリアレイ
162 メモリ部
163 周辺回路部
164 第5の配線
165 第7の配線
168 第6の配線
169 第8の配線
172 拡大接続部
311,312,317,319 TiN膜
315,316 下部プラグ電極
700,800 半導体装置
701 メモリ本体部
702 メモリアレイ
703 行選択回路/ドライバ
704 列選択回路
705,810 書き込み回路
706 センスアンプ
707 データ入出力回路
802 CPU
803 入出力回路
804 論理回路
805 アナログ回路
806 BIST回路
807 SRAM
808 救済アドレス格納レジスタ
810 書き込み回路
811 読み出し回路
812 ラッチ回路
820 切替え部

Claims (19)

  1. 基板上に第1の配線および第2の配線を形成する下部配線形成工程と、
    前記第1の配線および前記第2の配線を覆う第1の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の層間絶縁層を貫通して第1のホールおよび第2のホールを形成する工程と、
    前記第1のホールおよび前記第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む埋込工程と、
    前記第1のホールを少なくとも覆うエッチングマスク層を形成する工程と、
    前記第2のホールの底部の前記抵抗変化層を除去するエッチング工程と、
    前記第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む工程と、
    前記第1のホールおよび前記第2のホールを少なくとも覆う第3の配線および第4の配線を形成する工程とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 前記第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む際に、前記抵抗変化層が埋め込まれた第1のホールにも、抵抗変化素子の上部電極を前記コンタクトプラグと同一の材料により形成することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶素子の製造方法。
  3. 前記第1のホールおよび前記第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む際に、前記抵抗変化層を形成したのちに抵抗変化素子の上部電極層を第1の電極材料により形成する工程と、
    前記第2のホールの底部の前記抵抗変化層を除去するエッチング工程の際に、前記第1の電極材料を除去する工程とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶素子の製造方法。
  4. 前記下部配線形成工程は、
    基板表面にソース領域およびドレイン領域を形成し、前記ソース領域および前記ドレイン領域の上の前記基板上にソース電極およびドレイン電極を形成し、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれたゲート電極を形成することによりトランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、
    前記トランジスタを覆い前記基板上に下部層間絶縁層を形成し、前記下部層間絶縁層を貫通して前記ソース電極および前記ドレイン電極の上に下部コンタクトホールを形成し、前記下部コンタクトホール内に下部コンタクトプラグを埋め込み形成したのちに前記下部コンタクトプラグの上に前記第1の配線および前記第2の配線を形成する下部コンタクトプラグ形成工程とを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 基板表面にソース領域およびドレイン領域を形成し、前記ソース領域および前記ドレイン領域上の前記基板上にソース電極およびドレイン電極を形成し、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれたゲート電極を形成することによりトランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、
    前記トランジスタを覆い前記基板上に第1の層間絶縁層を形成し、前記第1の層間絶縁層を貫通して前記ソース電極および前記ドレイン電極の上に第1のホールおよび第2のホールを形成する工程と、
    前記第1のホールおよび前記第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む埋込工程と、
    前記第1のホールを少なくとも覆うエッチングマスク層を形成する工程と、
    前記第2のホールの底部の前記抵抗変化層を除去するエッチング工程と、
    前記第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む工程と、
    前記第1のホールを少なくとも覆う第1の配線と前記第2のホールを少なくとも覆う第2の配線を形成する工程とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 前記第2のホールにコンタクトプラグを埋め込む際に、前記抵抗変化層が埋め込まれた第1のホールにも、抵抗変化素子の上部電極を前記コンタクトプラグと同一の材料により形成することを特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶素子の製造方法。
  7. 前記第1のホールおよび前記第2のホールの底部および側壁に抵抗変化層を形成して埋め込む際に、前記抵抗変化層を形成したのちに抵抗変化素子の上部電極を第1の電極材料により形成する工程と、
    前記第2のホールの底部の前記抵抗変化層を除去するエッチング工程の際に、前記第1の電極材料を除去する工程とをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶素子の製造方法。
  8. 基板の表面に形成されたトランジスタと、
    前記基板および前記トランジスタの上に形成された第1の層間絶縁層を貫通して形成された第1のホール内に埋め込まれた抵抗変化層と、前記抵抗変化層を前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の配線および第3の配線とからなる記憶素子と、
    前記第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグを前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の配線および第4の配線とからなる接続部と、
    を備え、
    前記トランジスタのソース電極またはドレイン電極は前記第1の配線または前記第2の配線に電気的に接続されており、
    前記抵抗変化層は前記第1と第3の配線の間に印加される電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化するものであり、
    前記記憶素子と前記トランジスタとが直列に接続されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記可変抵抗膜は、前記第1のホールの内壁面および底面に形成され、
    前記可変抵抗膜により形成される前記第1のホールの内部領域には上部電極が形成されている請求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 基板の表面に形成されたトランジスタと、
    前記基板および前記トランジスタの上に形成された第1の層間絶縁層を貫通して形成された第1のホール内に埋め込まれた抵抗変化層と、前記抵抗変化層を前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の電極および第1の配線とからなる記憶素子と、
    前記第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグを前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の電極および第2の配線とからなる接続部と、
    を備え、
    前記トランジスタのソース電極またはドレイン電極は前記第1の電極または前記第2の電極であり、
    前記抵抗変化層は前記第1と第3の配線の間に印加される電気的信号に基づいて可逆的に抵抗値が変化するものであることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記可変抵抗膜は、前記第1のホールの内壁面および底面に形成され、
    前記可変抵抗膜により形成される前記第1のホールの内部領域には上部電極が形成されている請求項10に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 基板と、
    前記基板上に形成された第1の層間絶縁層を貫通して形成された第1のホール内に埋め込まれた抵抗変化層と、前記抵抗変化層を前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第1の配線および第3の配線とからなる記憶素子と、
    前記第1の層間絶縁層に貫通した第2のホール内に埋め込まれた導電性のコンタクトプラグと、前記コンタクトプラグを前記第1の層間絶縁層の下側および上側から挟む第2の配線および第4の配線とからなる接続部とを備え、
    前記第1の配線は互いに平行に形成された複数の配線からなり、
    前記第3の配線は前記第1の配線の上方に、前記基板の主面に平行な面内において互いに平行に、かつ前記複数の第1の配線に立体交差するように形成されており、
    前記複数の第1の配線と前記複数の第3の配線との立体交差点に対応して前記記憶素子が形成されたクロスポイント型メモリアレイを備えていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記クロスポイント型メモリアレイを含む層が積層方向に少なくとも2層以上形成されていることを特徴とする請求項12に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 前記第2のホールの側壁に抵抗変化層が形成され、前記抵抗変化層に囲まれるように前記コンタクトプラグが形成されていることを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 前記記憶素子において、前記第1のホールの底部と側壁に前記抵抗変化層が形成され、前記第1のホール内に前記抵抗変化層に囲まれるように上部電極層が埋め込まれていることを特徴とする請求項8から14のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 前記上部電極層と前記プラグ電極層が同じ材料からなることを特徴とする請求項15に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 前記第1の配線および前記第3の配線のうち少なくともいずれかがアルミニウム配線であることを特徴とする請求項8から16のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  18. 前記第1の配線と第3の配線のうち、一方はワード線で、他方はビット線であることを特徴とする請求項8から17のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  19. 基板と、前記基板上に形成された、所定の演算を実行する論理回路およびプログラム機能を有する不揮発性半導体記憶装置とを備え、
    前記不揮発性半導体記憶装置として請求項8から17のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置を用いたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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