JP2015082545A - 抵抗変化素子 - Google Patents

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直也 日向野
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幸夫 玉井
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Abstract

【課題】抵抗変化素子の微細化に伴い、CMPやエッチングによる抵抗変化膜への影響を抑えるのが難しくなってきた。
【解決手段】絶縁膜と、前記絶縁膜に囲まれた第1部分、及び、前記第1部分から前記絶縁膜の上面よりも上方に突出した柱状の第2部分を含む下部電極と、前記下部電極を含む前記絶縁膜の所定の領域を覆うとともに前記下部電極の前記第2部分における少なくとも上面と電気的に接続される抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜を覆うとともに前記抵抗変化膜と電気的に接続される上部電極と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、抵抗変化素子に関する。
自身に電圧を印加する(電流を流す)ことに応じて自身の抵抗値を変化させる抵抗変化素子が知られている。抵抗変化素子は、電圧の印加によって抵抗値が可逆的に変化する性質を有し、抵抗値に対応したデータを不揮発的に記憶することが可能であることから、不揮発性半導体記憶装置(例えば、ReRAM;Resistance Random Access Memory)において用いられている。
抵抗変化素子は、一般的に、下部電極/抵抗変化膜/上部電極が積層したMIM(Metal-Insulator-Metal)構造となっており、下部電極上に抵抗変化膜(抵抗変化材料)を形成し、当該抵抗変化膜上に上部電極を形成することによって製造される。抵抗変化膜は、例えば、下部電極上に抵抗変化膜を堆積した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing;化学機械研磨)により抵抗変化材料の上面を平滑化したり(例えば、特許文献1参照)、エッチングすることによって形成される。抵抗変化膜をCMPやエッチングにより加工すると、抵抗変化膜の加工面付近が劣化し、抵抗変化素子が理想的な抵抗値にならない、抵抗変化膜のダメージのバラつきにより素子間の特性がバラつく等、動作が不安定であり、信頼性に乏しいという問題を有していた。このことから、特許文献2では、コンタクトホール内の下部電極上に抵抗変化膜及び上部電極を形成し、抵抗変化膜及び上部電極をCMPする際に抵抗変化膜をできるだけ表面に晒さないようにすることで、抵抗変化膜に劣化のない抵抗変化素子を得ることを実現している。
特開2004−128468号公報 国際公開第2007/102341号パンフレット
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、抵抗変化素子の微細化に伴い、抵抗変化素子において抵抗変化領域として機能する部分の面積が縮小しており、CMPやエッチングを行う際に抵抗変化膜をできるだけ表面に晒さないようにする技術だけでは、CMPやエッチングによる抵抗変化膜への影響を抑えるのが難しくなってきた。
本発明の一視点においては、抵抗変化素子において、絶縁膜と、前記絶縁膜に囲まれた第1部分、及び、前記第1部分から前記絶縁膜の上面よりも上方に突出した柱状の第2部分を含む下部電極と、前記下部電極を含む前記絶縁膜の所定の領域を覆うとともに前記下部電極の前記第2部分における少なくとも上面と電気的に接続される抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜を覆うとともに前記抵抗変化膜と電気的に接続される上部電極と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、抵抗変化素子の抵抗変化部分とCMPやエッチングされる部分との距離を遠く離すことができ、CMPやエッチングによる抵抗変化膜への影響を抑えることができる。
本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図1のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。 本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子を含むメモリセルを備えた半導体記憶装置の回路構成の一例を模式的に示したブロック図である。 本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子を含むメモリセルを備えた半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの構成の一例を模式的に示した回路図である。 本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図1のX−X´間に相当する工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図5に続く工程断面図である。 本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図7のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。 本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図7のX−X´間に相当する工程断面図である。 比較例に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。 比較例に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図10のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。 比較例に係る抵抗変化素子をTEGで試作したTEM像である。 比較例に係る抵抗変化素子における図12の抵抗変化膜(HfO)の位置8〜14におけるEDXによるHf及びOの原子組成百分率、並びに、含有量比(O/Hf)を表した表である。 比較例に係る抵抗変化素子の下部電極の径、及び、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)、並びに、フォーミング電圧の関係を示した図である。 比較例に係る抵抗変化素子の下部電極の径、及び、フォーミング電圧の関係を示した図である。 本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図16のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。 本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図16のX−X´間に相当する工程断面図である。 本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図18に続く工程断面図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子について図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子を含むメモリセルを備えた半導体記憶装置の回路構成の一例を模式的に示したブロック図である。
半導体記憶装置1は、メモリ回路を備えた半導体チップである。半導体記憶装置1は、メモリ回路として、複数のBank0〜1に区分されたメモリセルアレイ30、各Bank0〜1に付随するロウデコーダ31、センスアンプ32、ライトアンプ33、判定レジスタ34、データレジスタ35、及び、カラムデコーダ36を有する。また、半導体記憶装置1は、メモリ回路の周辺に形成される周辺回路を有する。半導体記憶装置1は、周辺回路として、ロウアドレスバッファ37と、アレイコントロール回路38と、フェーズカウンタ39と、制御ロジック回路40と、コマンドレジスタ41と、ステータスレジスタ42と、コマンドディテクタ43と、I/Oコントロール回路44と、カラムアドレスバッファ45と、アドレスレジスタ46と、トランジスタ47と、を有する。なお、図3の例では、2個のBank0〜1が設けられているが、Bank数は特に制約されない。また、図示していないが、半導体記憶装置1には、外部から外部電源電圧VDD及びVSSが供給される。
メモリセルアレイ30は、複数のメモリセルMCが行方向及び列方向に配列して設けられた回路である。メモリセルアレイ30には、一方向に延在しかつ他方向(一方向の直角の方向)に並んだ複数のワード線WLと、他方向に延在しかつ一方向に並んだ複数のビット線BLと、ワード線WL及びビット線BLの各交点の近傍に設けられた複数のメモリセルMCと、を有する。ワード線WLは、ロウデコーダ31に電気的に接続されている。各ビット線BLは、センスアンプに電気的に接続されている。メモリセルアレイ30及びメモリセルMCの詳細については、後述する。
ロウデコーダ31は、アレイコントロール回路38及びロウアドレスバッファ37からの信号に基づいて、対応するワード線WLを活性化して、ワード線WLを介してメモリセルアレイ30におけるロウ(行)アドレスを選択する回路である。
センスアンプ32は、アレイコントロール回路38からの信号に基づいて、メモリセルアレイ30からワード線WLを介して読み出されたデータの電位を増幅する回路である。センスアンプ32は、電位増幅されたデータをデータレジスタ35及び判定レジスタ34に向けて出力する。
ライトアンプ33は、アレイコントロール回路38からの信号に基づいて、データレジスタ35からのデータの電位を増幅する回路である。ライトアンプ33は、電位増幅されたデータを、選択されたビット線BLを介してメモリセルアレイ30及び判定レジスタ34に向けて出力する。
判定レジスタ34は、アレイコントロール回路38からの信号に基づいて、ライトアンプ33における書き込みデータと、センスアンプ32における読み出しデータと、を比較することによりパスかフェイルかを判定(ベリファイ動作)するレジスタである。判定レジスタ34がフェイルを検出した場合、メモリセルアレイ30への再書き込みが行われ、全てのセルがパスするまで、再書き込み、読み出しのループが繰り返される。
データレジスタ35は、データを保持するレジスタである。データレジスタ35は、I/Oコントロール回路44との間でデータのやり取りをする。データレジスタ35は、I/Oコントロール回路44又はセンスアンプ32からのデータを保持する。データレジスタ35は、書き込み時に、アレイコントロール回路38からの信号に基づいて、保持されたデータをライトアンプ33に向けて出力する。データレジスタ35は、読み出し時に、アレイコントロール回路38からの信号に基づいて、保持されたデータをI/Oコントロール回路44に向けて出力する。
カラムデコーダ36は、アレイコントロール回路38及びカラムアドレスバッファ45からの各信号に基づいて、ビット線BLを介してメモリセルアレイ30におけるカラム(列)アドレスを選択する回路である。
ロウアドレスバッファ37は、アドレスレジスタ46からのアドレスのうちロウアドレスを保持するバッファである。ロウアドレスバッファ37は、保持されたロウアドレスをロウデコーダ31に向けて出力する。
アレイコントロール回路38は、制御ロジック回路40及びフェーズカウンタ39からの信号に基づいて、ロウデコーダ31、センスアンプ32、ライトアンプ33、判定レジスタ34、データレジスタ35、及び、カラムデコーダ36のそれぞれの動作を制御する回路である。アレイコントロール回路38は、ロウデコーダ31にワード線選択信号を供給し、カラムデコーダ36にビット線選択信号を供給し、センスアンプ32、ライトアンプ33、判定レジスタ34、及び、データレジスタ35に対しての各種制御信号を供給する。
フェーズカウンタ39は、アレイコントロール回路38におけるアクセス対象のフェーズを制御するためのカウンタである。
制御ロジック回路40は、各種制御信号を周辺回路に向けて出力するロジック回路である。制御ロジック回路40は、コマンドディテクタ43及びコマンドレジスタ41からの信号に基づいて、各種制御信号をアレイコントロール回路38、ステータスレジスタ42、及び、トランジスタ47に向けて出力する。制御ロジック回路40は、アレイコントロール回路38との間で信号のやり取りを行なう。
コマンドレジスタ41は、I/Oコントロール回路44からのコマンドを保持するレジスタである。コマンドレジスタ41は、保持されたコマンドを制御ロジック回路40に向けて出力する。
ステータスレジスタ42は、制御ロジック回路40からのステータス信号を保持するレジスタである。ステータスレジスタ42は、保持されたステータス信号をI/Oコントロール回路44に向けて出力する。ここで、ステータス信号は、書き込みのパス、フェイル等の状態を示す情報である。
コマンドディテクタ43は、コマンド(チップイネーブル/CE、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブルALE、ライトイネーブル/WE、リードイネーブル/RE、/WP)が入力される回路である。コマンドディテクタ43は、入力されたコマンドを制御ロジック回路40及びI/Oコントロール回路44に向けて出力する。
ここで、/CEは、デバイス選択信号であり、例えば、リード状態でHighとするとスタンバイモードとなる。
また、CLEは、コマンドをデバイス内部のコマンドレジスタ41への取り込みをコントロールするための信号である。/WEの立ち上がり時及び立ち下り時にCLEをHighとすることにより、I/O端子(I/O1〜I/O8)上のデータがコマンドとしてコマンドレジスタ41に取り込まれる。
また、ALEは、アドレス、データをデバイス内部のアドレスレジスタ46、データレジスタ35への取り込みをコントロールするための信号である。/WEの立ち上がり時及び立ち下り時にALEをHighとすることにより、I/O端子(I/O1〜I/O8)上のデータがアドレスデータとしてアドレスレジスタ46に取り込まれる。また、ALEをLowとすることによりI/O端子(I/O1〜I/O8)上のデータが入力データとしてデータレジスタ35に取り込まれる。
また、/WEは、IO端子(I/O1〜I/O8)からのデータをデバイス内部に取り込むための書き込み信号である。
また、/REは、データを出力(シリアル出力)させる信号である。
また、/WPは、書き込み、消去動作を禁止しデータを保護するための制御信号である。通常、/WP=Highとし、電源投入遮断時等に、/WP=Lowとする。
I/Oコントロール回路44は、コマンド、アドレス、及び、データの入出力を制御する回路である。I/Oコントロール回路44は、外部に対してI/O端子(I/O1〜I/O8)を介してコマンド、アドレス、及び、データのやり取りを行なう。I/Oコントロール回路44は、入力されたコマンドをコマンドレジスタ41に向けて出力する。I/Oコントロール回路44は、入力されたアドレスをアドレスレジスタ46に向けて出力する。I/Oコントロール回路44は、データレジスタ35との間でデータのやり取りを行なう。I/Oコントロール回路44は、コマンドディテクタ43及びステータスレジスタ42からの信号に基づいて、コマンド、アドレス、及び、データの入出力を制御する。
ここで、I/O1〜8は、アドレス、コマンド、データを入出力する端子(ポート)である。
カラムアドレスバッファ45は、アドレスレジスタ46からのアドレスのうちカラムアドレスを保持するバッファである。カラムアドレスバッファ45は、保持されたカラムアドレスをカラムデコーダ36に向けて出力する。
アドレスレジスタ46は、I/Oコントロール回路44からのアドレスを保持するレジスタである。アドレスレジスタ46は、保持されたアドレスのうちロウアドレスをロウアドレスバッファ37に向けて出力する。アドレスレジスタ46は、保持されたアドレスのうちカラムアドレスをカラムアドレスバッファ45に向けて出力する。
トランジスタ47は、オープンドレイン構成のnMOSトランジスタである。トランジスタ47のゲートは制御ロジック回路40に接続されている。トランジスタ47のソースは、グランドに接続されている。トランジスタ47のドレインは、内部状態通知信号RY/BYの出力端子と接続されている。トランジスタ47のゲートは、プログラム・消去・リード動作時等の動作実行中、High電位とされる。トランジスタ47のゲートは、ターンオン(導通)し、RY/BY=Low(Busy)となり、動作が完了すると、Low電位とされ、RY/BYが電源電位にプルアップされ、RY/BY=High(Ready)となる。
ここで、RY/BYは、デバイスの内部状態を外部に通知するための信号である。
図4は、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子を含むメモリセルを備えた半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの構成の一例を模式的に示した回路図である。
メモリセルアレイ(図3の30)は、一方向に延在しかつ他方向(一方向の直角の方向)に並んだ複数のワード線(図3のWL、図4のWL0〜WL5)と、他方向に延在しかつ一方向に並んだ複数のビット線(図3のBL、図4のBL0〜BL2)と、ワード線及びビット線の各交点の近傍に設けられた複数のメモリセルMCと、を有する。ワード線WL0〜WL5は、ロウデコーダ(図3の31)によって制御される。ビット線BL0〜BL2は、カラムデコーダ(図3の36)によって制御される。メモリセルMCは、1つのMOSトランジスタ2を有し、MOSトランジスタ2のソースが共通ソース線(図示せず)を介してグランドに電気的に接続され、MOSトランジスタ2のゲートが対応するワード線WL0〜WL5に電気的に接続され、MOSトランジスタ2のドレインが抵抗変化素子3を介して対応するビット線BL0〜BL2に電気的に接続されている。
図1は、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。図2は、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図1のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。
抵抗変化素子3は、自身に電圧を印加する(電流を流す)ことに応じて自身の抵抗値を変化させることが可能な記憶素子である。抵抗変化素子3は、下部電極11/抵抗変化膜13/上部電極14が積層したMIM(Metal-Insulator-Metal)構造となっている。抵抗変化素子3は、選択素子となるMOSトランジスタ(図4の2)と電気的に接続された記録素子である。抵抗変化素子3は、MOSトランジスタ(図4の2)が形成された層の上に形成される。MOSトランジスタ(図4の2)が形成された層の上には、層間絶縁膜10が形成されている。層間絶縁膜10(例えば、シリコン酸化膜;層間絶縁膜10の下層に他の層間絶縁膜がある場合には当該他の層間絶縁膜を含む)には、MOSトランジスタ(図4の2)のソースとなる拡散領域(図示せず)に通ずるコンタクトホール10aが形成されており、コンタクトホール10aには拡散領域(図示せず)と電気的に接続されるコンタクトプラグとなる下部電極11(例えば、TiN)の第1部分11aが埋め込まれている。下部電極11は、第1部分11aから上方に突出(又は延在)した柱状の第2部分11bを有する。第2部分11bは、層間絶縁膜10の上面よりも高く突出(又は延在)している。下部電極11の第2部分11bの側壁面は、サイドウォール絶縁膜12(例えば、シリコン窒化膜)で覆われている。なお、下部電極11の第2部分11bの上面は、サイドウォール絶縁膜12で覆われていない。
下部電極11(第2部分11b)及びサイドウォール絶縁膜12を含む層間絶縁膜10上の所定の位置には、下から順に抵抗変化膜13(例えば、下層AlO/上層HfOの積層体)、上部電極14(例えば、Ta)、配線層15(例えば、タングステン、銅等)がこの順に積層している。抵抗変化膜13は、下部電極11の第2部分11bの上面と電気的に接続されている。下部電極11、抵抗変化膜13、及び上部電極14は、抵抗変化素子3となる。配線層15は、ビット線(図3のBL、図4のBL0〜BL2)となり、カラムデコーダ(図3の36)と電気的に接続される。抵抗変化膜13及び上部電極14は、ビット線となる配線層15と同様に、ライン状に形成されている。抵抗変化膜13及び上部電極14並びに配線層15の積層体の端面17は、下部電極11の側壁面から水平方向に離れており、層間絶縁膜10上に配される。抵抗変化膜13及び上部電極14並びに配線層15の積層体を含む層間絶縁膜10上には、カバー絶縁膜16(例えば、シリコン酸化膜)が形成されている。
ここで、抵抗変化素子3に関し、下部電極11の上には金属酸化物よりなる抵抗変化膜13を形成するので、下部電極11には、耐酸化性電極材料が用いられ、例えば、半導体装置の製造でよく用いられる導電性のTiNを用いることができる。下部電極11は、略円柱状に形成されており、層間絶縁膜10のコンタクトホール10aに埋め込まれた第1の部分11aと、第1の部分11aから層間絶縁膜10の上面よりも上に突出した第2の部分11bと、を有する。下部電極11の第2の部分11bの高さ(層間絶縁膜10の上面から第2の部分11bの上面までの長さ)は、下部電極11の直径よりも大きい。下部電極11の第2部分11bと抵抗変化膜13とが電気的に接続する部分から抵抗変化膜13の端面17までの最短経路距離は、50nm以上であることが好ましい。
また、抵抗変化膜13は、下部電極11と上部電極14との間に配される。抵抗変化膜13は、下部電極11の上面と上部電極14の下面のそれぞれと電気的に接続されている。なお、抵抗変化膜13と下部電極11の上面との間には、酸素バリア層等の介在層(図示せず)が存在してもよい。また、抵抗変化膜13と上部電極14の下面との間には、抵抗変化膜13よりも抵抗値が低い低抵抗層(図示せず)が存在してもよい。抵抗変化膜13と下部電極11の第2部分11bの側壁面との間には、サイドウォール絶縁膜12が存在する。抵抗変化膜13は、酸素及び金属を含む材料が用いられ、例えば、HfO、Ta、Al等の金属酸化物を用いることができ、それらの積層体を用いてもよい。抵抗変化膜13の膜厚は、1nm以上かつ10nm以下であり、好ましくは2nm以上かつ3nm以下である。10nmを超えるとフォーミング電圧が高すぎ、1nm未満では抵抗率一定の組成範囲から外れやすくなる。なお、抵抗変化膜13が下層AlO/上層HfOの場合、AlO及びHfOのそれぞれの膜厚を0.5〜5nmとすることができる。
さらに、上部電極14には、例えば、TiN、Ti、Ta等の金属や、上層TiN/中層Ti/下層Taの積層体を用いることができる。上部電極14の膜厚は、15nm以上かつ25nm以下とすることができる。
また、抵抗変化素子3の動作については、上部電極14を基準にし下部電極11が負電圧となるように電圧を印加すると、高抵抗状態から低抵抗状態に遷移(セット)し、上部電極14を基準にし下部電極11が正電圧となるように電圧を印加すると、低抵抗状態から高抵抗状態に遷移(リセット)する。なお、抵抗変化素子3に使用される抵抗変化膜13は絶縁膜であるため、抵抗変化素子3では、はじめにフォーミングと呼ばれる電圧(フォーミング電圧)による絶縁破壊を行う。
次に、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の製造方法について、図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図1のX−X´間に相当する工程断面図である。図6は、本発明の実施形態1に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図5に続く工程断面図である。
まず、MOSトランジスタ(図4の2)が形成された層(図示せず)の上に層間絶縁膜10を成膜し、その後、リソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、層間絶縁膜10(層間絶縁膜10の下層に他の層間絶縁膜がある場合には当該他の層間絶縁膜を含む)においてMOSトランジスタ(図4の2)のソースとなる拡散領域(図示せず)に通ずるコンタクトホール10aを形成する(ステップA1;図5(A)参照)。
次に、コンタクトホール10a内に下部電極11を形成する(ステップA2;図5(B)参照)。ここで、下部電極11は、例えば、コンタクトホール10aを含む層間絶縁膜10上にTiN膜を成膜し、その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing;化学機械研磨)により層間絶縁膜10の上面が露出するまで当該TiN膜を削除し平坦化することにより形成することができる。
次に、エッチバックにより層間絶縁膜10を選択的に除去することで、下部電極11の第2部分11bの側壁面を露出させる(ステップA3;図5(C)参照)。
次に、下部電極11の第2部分11bの側壁面上にサイドウォール絶縁膜12を形成する(ステップA4;図6(A)参照)。ここで、サイドウォール絶縁膜12は、例えば、下部電極11の第2部分11bを含む層間絶縁膜10上にシリコン窒化膜を成膜し、その後、エッチバックにより層間絶縁膜10及び下部電極11の第2部分11bの上面が露出するまで当該シリコン窒化膜を選択的に除去することにより形成することができる。
次に、下部電極11の第2部分11b、及び、サイドウォール絶縁膜12を含む層間絶縁膜10上に抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15をこの順に成膜する(ステップA5;図6(B)参照)。ここで、抵抗変化膜13は、例えば、HfOターゲットに対してArスパッタガスのみを用いることで、酸素欠損のある酸化ハフニウムHfOを作製することができる。また、上部電極14は、例えば、TaターゲットをDC(Direct Current)スパッタリングにより成膜することができる。さらに、配線層15は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition;化学気相成長)によりタングステン膜を成膜し、その後、CMPにより当該タングステン膜を平坦化することにより形成することができる。
次に、リソグラフィ技術及びエッチング技術により、所定の位置の抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15を除去する(ステップA6;図6(C)参照)。これにより、抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15の積層体の端面17が形成される。
最後に、抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15を含む層間絶縁膜10上にカバー絶縁膜16を形成する(ステップA7;図2参照)。ここで、カバー絶縁膜16は、例えば、CVDによりシリコン酸化膜を成膜し、その後、CMPにより当該シリコン酸化膜を平坦化することにより形成することができる。
実施形態1によれば、抵抗変化素子3(上部電極14/抵抗変化膜13/下部電極11)の抵抗変化部分とエッチングされる部分(端面17)との距離を遠く離すことができる。この距離を大きくとることで、エッチング時のダメージと抵抗変化膜13の端面17での酸化が抵抗変化素子3のフォーミングやスイッチングに与える影響を少なくすることができる。実際のフォーミングやスイッチングは抵抗変化膜13のダメージや端面酸化が起きていない部分で生じるためである。
また、実施形態1によれば、下部電極11を層間絶縁膜10の上面よりも高く突出させ、サイドウォール絶縁膜12により下部電極11の第2部分11bの側壁面を抵抗変化膜13から離すことで、第2部分11bにおいてフィラメントが形成されることを防止し、第2部分11bの上面においてフィラメントが形成されるように誘導することができる。複数の抵抗変化素子3の各々が下部電極11の第2部分11bの上面にフィラメントが形成されることで、抵抗変化素子3間での特性のバラつきを抑えることができる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子について、図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。図8は、本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図7のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。
実施形態2は、実施形態1の変形例であり、実施形態1の構成におけるサイドウォール絶縁膜(図4の12)を用いるのをやめ、抵抗変化膜13が下部電極11の第2部分11bの上面だけでなく側壁面とも接合するようにしたものである。つまり、下部電極11の第2部分11bの側壁面上にも抵抗変化膜13、上部電極14を形成し、下部電極11の第2部分11bの側壁面の部分もMIM構造とし、下部電極11の第2部分11bの側壁面も抵抗変化素子3の下部電極として活用したものである。下部電極11の第2部分11bの側壁面上の抵抗変化膜13及び上部電極14を残し、抵抗変化素子3において抵抗変化する部分とパターニングした部分(端面17)との距離を離している。抵抗変化膜13及び上部電極14を、ビット線(図3のBL、図4のBL0〜BL2に相当)となる配線層15と同様に、ライン状に形成した構造となっている。その他の構成及び動作は、実施形態1と同様である。
次に、本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の製造方法について、図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態2に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図7のX−X´間に相当する工程断面図である。
まず、実施形態1のステップA1〜ステップA3と同様な工程により、図5(C)のように、層間絶縁膜10のコンタクトホール10aに下部電極11の第1部分11aが埋め込まれ、かつ、下部電極11の第2部分11bが層間絶縁膜10の上面よりも突出したものを作成する(ステップB1)。ステップB1でも、下部電極11の第2部分11bの周囲の層間絶縁膜10をエッチバックして、下部電極11の第2部分11bの側壁面を露出させている。
次に、下部電極11の第2部分11bを含む層間絶縁膜10上に抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15をこの順に成膜する(ステップB2;図9(A)参照)。
次に、リソグラフィ技術及びエッチング技術により、所定の位置の抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15を除去する(ステップB3;図9(B)参照)。これにより、抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15の積層体の端面17が形成される。
最後に、抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15を含む層間絶縁膜10上にカバー絶縁膜16を形成する(ステップB4;図8参照)。
実施形態2に係る抵抗変化素子は以上の通りであるが、本発明者らは、実施形態2に係る抵抗変化素子を発明するにあたって、以下のような各種の実験を行い、以下のような知見を得るに至った。
まず、抵抗変化素子における抵抗変化膜の端面付近の劣化について、比較例を用いて説明する。図10は、比較例に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。図11は、比較例に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図10のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。図12は、比較例に係る抵抗変化素子をTEGで試作したTEG像である。図13は、比較例に係る抵抗変化素子における図12の抵抗変化膜(HfO)の位置8〜14におけるEDXによるHf及びOの原子組成百分率、並びに、含有量比(O/Hf)を表した表である。
比較例に係る抵抗変化素子3は、下部電極11を層間絶縁膜10の上面から突出させずに、下部電極11の上面と抵抗変化膜13とを接合させたものである(図10、図11参照)。比較例に係る抵抗変化素子3の抵抗変化膜13及び上部電極14は、平坦になっている。その他の構成は、実施形態2と同様である。
抵抗変化素子の抵抗変化膜の端面(エッチング加工面)付近の劣化を調べるために、図12のTEM(Transmission Electron Microscope;透過型電子顕微鏡)像のように、比較例に係る抵抗変化素子をTEG(Test Element Group)で試作し、EDX(Energy Dispersive X-ray spectrometer;エネルギー分散型X線分光法)により抵抗変化膜(HfO)の端面から各位置(位置8〜14)の金属成分(Hf)及び酸素成分(O)の原子組成百分率、並びに、含有量比を調べた(図13参照)。なお、図12において、下部電極は直径65nmのTiNであり、抵抗変化膜はAlO/HfO(膜厚4.5nm;1.5nm/3nm)であり、上部電極はTiN/Ti/Ta(膜厚105nm;TiN/Ti/Ta=50/5/50nm)である。
抵抗変化膜(HfO)内のOの量を抵抗変化膜の端面から各位置(図12の位置8〜14)について分析すると、抵抗変化膜の端面から約30nmまでの間の位置(図12の位置13、位置14の部分)ではOの比率が高いことがわかった(図13の網掛け部分参照)。抵抗変化膜の端面から50nm付近の位置から内側(図12の位置8〜位置12の部分)では、Oの比率は元の抵抗変化膜の比率と合致する。つまり、エッチングによる抵抗変化膜のパターニングとカバー絶縁膜(シリコン酸化膜;図11の16に相当)を成膜するときに、抵抗変化膜の端面部分が酸化(端面酸化)してしまうことである。言い換えると、抵抗変化膜の端面から50nmほど内側に入ると端面酸化の影響を受けていない。
このことから、実施形態2に係る抵抗変化素子(図8の3)においては、下部電極(図8の11)の第2の部分(図8の11b)の周囲の層間絶縁膜10をエッチバックする量は50nm程度行えば、下部電極(図8の11)の第2の部分(図8の11b)と接合する抵抗変化膜(図8の13)はエッチングダメージや端面酸化の影響を防ぐことができる。実施形態2に係る抵抗変化素子(図8の3)では、微細化を進めても、抵抗変化膜(図8の13)の端面からの影響を受ける距離は極めて小さく、抵抗変化膜(図8の13)の第2の部分(図8の11b)の高さ方向の距離が一定であるので、この構造は微細化やプロセスの影響を受けることなく、抵抗変化素子(図8の3)の動作を保つことができる。
なお、線幅40nm以降の世代の抵抗変化素子では、ビット線の構成を維持しながらBEOL(Back. End Of Line;配線工程)まで作製することが非常に困難となっている。線幅40nm以降の世代ではビット線を線幅38nmでパターニングしているため、スイッチングする領域である下部電極/抵抗変化膜/上部電極の部分がエッチング時にできるダメージ層(抵抗変化素子のダメージを受けた層)の影響を受けやすい。
また、抵抗変化膜がスイッチング層(AlO)/リザーバー層(HfO)の2層構造となっている場合、カバー絶縁膜を成膜するまでに、メタルリッチなリザーバー層(HfO)の側壁に自然酸化膜が形成されてしまい、BEOLの熱を受けてスイッチング層(AlO)とリザーバー層(HfO)の酸素プロファイルを変化させてしまう。これは、フォーミングと呼ばれる抵抗変化素子の動作前に行う電圧(フォーミング電圧)による絶縁破壊を困難にさせている。抵抗変化膜の端面付近のダメージや酸素の侵入が、フォーミングに必要な電圧を上昇させてしまい、選択素子となるMOSトランジスタのドレイン耐圧よりもフォーミング電圧が超えてしまうと、抵抗変化素子としての動作ができなくなる。これらの要因は、プロセスの改善やプロセスの引き置き時間の管理だけでは対策することが難しく、線幅40nm以降の世代の抵抗変化素子を動作させるための大きな阻害要因となっている。
次に、抵抗変化素子における下部電極の径と抵抗変化膜及び上部電極の線幅とフォーミング電圧との関係について、比較例を用いて説明する。図14は、比較例に係る抵抗変化素子の下部電極の径、及び、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)、並びに、フォーミング電圧の関係を示した図である。
比較例に係る抵抗変化素子(図8参照)では、抵抗変化膜(図8の13)の下部電極(図8の11)に対する接触面は下部電極(図8の11)の上面のみとなっており、抵抗が変化する領域として機能している面積は設計ルールの微細化に伴い縮小し、微細化に伴ってフォーミング電圧Vの上昇をもたらしている。そこで、抵抗変化素子における下部電極の径と抵抗変化膜及び上部電極の線幅とフォーミング電圧との関係を調べるために、比較例に係る抵抗変化素子をモデルに、下部電極が径65nmの抵抗変化素子、及び、下部電極が径50nmの抵抗変化素子、並びに、下部電極が径40nmの抵抗変化素子を可複数種類の線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)で試作して、フォーミング電圧Vを調べた(図14参照)。なお、下部電極はTiNであり、抵抗変化膜はAlO/HfO(膜厚4.5nm;1.5nm/3nm)であり、上部電極はTiN/Ti/Ta(膜厚105nm;TiN/Ti/Ta=50/5/50nm)である。
抵抗変化素子の抵抗変化膜及び上部電極の線幅に伴うフォーミング電圧Vを測定したところ、図14に示すとおり、下部電極が径65nmの抵抗変化素子では、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)の縮小により徐々にフォーミング電圧Vが上昇する結果であった。また、下部電極が径50nmの抵抗変化素子では、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)の縮小により、下部電極が径65nmの抵抗変化素子よりも急にフォーミング電圧Vが増加した。さらに、下部電極が径40nmの抵抗変化素子では、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)の縮小により、下部電極が径50nmの抵抗変化素子よりも急にフォーミング電圧Vが増加した。
図14の結果から、抵抗変化膜の線幅を長くすることによって、フォーミング電圧を小さく抑えることができることがわかる。これは、抵抗変化膜の線幅が長くなることによって、フィラメントが形成される箇所が抵抗変化膜の端面(加工面)から離れ、抵抗変化膜の端面から離れることで、酸素侵入によるダメージが回避されることによる酸素欠損濃度の安定が実現されるためと考えられる。一方、抵抗変化膜の幅が短いとフィラメントが形成される箇所への酸素の侵入により酸素欠損濃度が小さくなり、フォーミング電圧が高くなるものと考えられる。フォーミング電圧が大きくなれば、それを制御するためのMOSトランジスタとして耐圧の大きいMOSトランジスタが要求され、またフォーミング時に各抵抗変化膜内に形成される電流パスのバラつきも大きくなるため好ましくない。抵抗変化膜の線幅の長さを平面方向だけに広げれば、酸素侵入によるダメージは回避されるもののチップ面積が広がってしまうため微細化には適さない。そこで、実施形態2に係る抵抗変化素子(図8の3)では、層間絶縁膜(図8の10)の上面よりも上方に突出した下部電極(図8の11)の第2の部分(図8の11b)に抵抗変化膜(図8の13)を被せることで微細化と共にフォーミング電圧の低減を実現している。
ここで、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)の縮小によるフォーミング電圧Vの増加は、酸素欠損の増加による。線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)が大きいときは、その素子内に保有される酸素欠損が多い。この場合、ある一定の電界がかかったときに、たまたま酸素欠損が多く集中している箇所がフォーミングされる。
しかし、線幅(抵抗変化膜及び上部電極の線幅)が縮小されると、その素子内に保有する酸素欠損が減ってしまい、ある一定の電界がかかったときにフォーミングされる確率が減ってしまう。それを補うために大きいフォーミング電圧Vを印加する必要が生ずる。フォーミング電圧Vは選択素子となるMOSトランジスタのドレイン耐圧より小さいことが求められるため、このフォーミング電圧Vの上昇、抵抗変化素子の微細化を妨げる大きな一因となっている。
次に、抵抗変化素子における下部電極の径とフォーミング電圧との関係について、比較例を用いて説明する。図15は、比較例に係る抵抗変化素子の下部電極の径、及び、フォーミング電圧の関係を示した図である。
抵抗変化素子における下部電極の径とフォーミング電圧との関係を調べるために、比較例に係る抵抗変化素子をモデルに、下部電極の径が複数種類であり、かつ、抵抗変化膜及び上部電極の線幅が150nmの抵抗変化素子で試作して、フォーミング電圧Vを調べた(図15参照)。なお、下部電極はTiNであり、抵抗変化膜はAlO/HfO(膜厚4.5nm;1.5nm/3nm)であり、上部電極はTiN/Ti/Ta(膜厚105nm;TiN/Ti/Ta=50/5/50nm)である。
抵抗変化素子における下部電極の径に伴うフォーミング電圧Vを測定したところ、図15に示すとおり、下部電極の径を大きくすることでフォーミング電圧を小さくすることができることがわかった。これは、酸素欠損濃度に関わらず、径が大きい方がフィラメントが形成可能なパスをカバーする期待値が大きくなるためと考えられる。実施形態2に係る抵抗変化素子(図8の3)においては、下部電極(図8の11)の第2の部分(図8の11b)の上面だけでなく側壁面においてもフィラメントが形成されうるため、実施形態1と比して更なるフォーミング電圧の低減が期待される。特に、上記説明のような特性のバラつきが小さいときに有利である。
次に、抵抗変化素子における抵抗変化膜の膜厚とフォーミング電圧との関係について、比較例を用いて説明する。
抵抗変化素子における抵抗変化膜の膜厚とフォーミング電圧との関係を調べるために、比較例に係る抵抗変化素子をモデルに、抵抗変化膜の膜厚が複数種類であり、かつ、抵抗変化膜及び上部電極の線幅が150nmの抵抗変化素子で試作して、フォーミング電圧を調べた。なお、下部電極はTiN(径50nm)であり、抵抗変化膜はAlO/HfOであり、上部電極はTiN/Ti/Ta(膜厚105nm;TiN/Ti/Ta=50/5/50nm)である。
抵抗変化素子における抵抗変化膜の膜厚に伴うフォーミング電圧を測定したところ、AlO膜厚1nmかつHfO膜厚5nmのときフォーミング電圧は2.3Vであり、AlO膜厚1nmかつHfO膜厚7nmのときフォーミング電圧は2.3Vであり、AlO膜厚1nmかつHfO膜厚9nmのときフォーミング電圧は2.2Vであった。このことから、抵抗変化膜の合計膜厚10nmでも所望のフォーミング電圧値を得ることができることが確認できた。AlO膜厚については、0.5nm以上2nm以下とすることが好ましいが、HfOの組成を変えれば2nm超であってもよい。
実施形態2によれば、下部電極11の第2部分11bの側壁面の部分にもMIM構造を形成することで、抵抗が変化する領域として機能する面積を確保することができる。また、実施形態2によれば、抵抗変化素子3内に保有する酸素欠陥が減少しないため、フォーミング電圧の上昇をもたらさない。また、実施形態2によれば、層間絶縁膜10をエッチバックする深さを調整することにより、下部電極11の第2部分11bの側壁面を抵抗が変化する領域として活用することができる。さらに、実施形態2によれば、層間絶縁膜10をエッチバックする深さの調整により、抵抗が変化する領域として機能している面積を容易に調整することができるので、抵抗が変化する領域として機能している面積を一定に保つことができ、抵抗変化素子3の特性がプロセス、材料、微細化の影響を受けず、どの世代でも一定の特性を保つことができる。
[実施形態3]
本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子について図面を用いて説明する。図16は、本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した平面図である。図17は、本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の構成を模式的に示した図16のX−X´間及びY−Y´間の断面図である。
実施形態3は、実施形態2の変形例であり、抵抗変化膜13及び上部電極14並びに配線層15をダマシン法による埋め込み配線構造としたものである。実施形態3では、実施形態2と同様に、下部電極11の第2部分11bの側壁面上にも抵抗変化膜13及び上部電極14が成膜され、下部電極11の第2部分11bの側壁面の部分にもMIM構造を形成している。
MOSトランジスタ(図4の2)が形成された層の上には、層間絶縁膜10、18(例えば、シリコン酸化膜)が形成されている。層間絶縁膜10、18には、層間絶縁膜10の中間部で底面となる溝部19が形成されている。溝部19は、ビット線となる配線層15に沿って形成されている。層間絶縁膜10(例えば、シリコン酸化膜;層間絶縁膜10の下層に他の層間絶縁膜がある場合には当該他の層間絶縁膜を含む)には、溝部19の底面の所定の位置からMOSトランジスタ(図4の2)のソースとなる拡散領域(図示せず)に通ずるコンタクトホール10aが形成されている。コンタクトホール10aには拡散領域(図示せず)と電気的に接続されるコンタクトプラグとなる下部電極11(例えば、TiN)の第1部分11aが埋め込まれている。下部電極11は、溝部19内において、第1部分11aから上方に突出(又は延在)した第2部分11bを有する。第2部分11bは、溝部19の底面よりも高く突出(又は延在)している。第2部分11bの上面は、層間絶縁膜10の上面と同じ面上にある。
下部電極11(第2部分11b)を含む溝部19には、下から順に抵抗変化膜13(例えば、下層AlO/上層HfOの積層体)、上部電極14(例えば、Ta)、配線層15(例えば、タングステン、銅等)がこの順に積層して埋め込まれている。抵抗変化膜13は、下部電極11の第2部分11bの上面及び側壁面と電気的に接続されている。下部電極11、抵抗変化膜13、及び上部電極14は、抵抗変化素子3となる。配線層15は、ビット線(図3のBL、図4のBL0〜BL2に相当)となり、カラムデコーダ(図3の36)と電気的に接続される。抵抗変化膜13及び上部電極14は、ビット線となる配線層15と同様に、ライン状に形成されている。抵抗変化膜13及び上部電極14並びに配線層15の積層体は、層間絶縁膜18の上面に沿って平坦化されている。抵抗変化膜13及び上部電極14並びに配線層15の積層体を含む層間絶縁膜18上には、カバー絶縁膜16(例えば、シリコン酸化膜)が形成されている。
その他の構成は、実施形態2と同様である。
次に、本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の製造方法について、図面を用いて説明する。図18は、本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図16のX−X´間に相当する工程断面図である。図19は、本発明の実施形態3に係る抵抗変化素子の製造方法を模式的に示した図18に続く工程断面図である。
まず、MOSトランジスタ(図4の2)が形成された層(図示せず)の上に層間絶縁膜10を成膜し、その後、リソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、層間絶縁膜10(層間絶縁膜10の下層に他の層間絶縁膜がある場合には当該他の層間絶縁膜を含む)においてMOSトランジスタ(図4の2)のソースとなる拡散領域(図示せず)に通ずるコンタクトホール10aを形成する(ステップC1;図18(A)参照)。
次に、コンタクトホール10a内に下部電極11を形成する(ステップC2;図18(B)参照)。ここで、下部電極11は、例えば、コンタクトホール10aを含む層間絶縁膜10上にTiN膜を成膜し、その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing;化学機械研磨)により層間絶縁膜10の上面が露出するまで当該TiN膜を削除し平坦化することにより形成することができる。
次に、下部電極11を含む層間絶縁膜10上に層間絶縁膜18を成膜する(ステップC3;図18(C)参照)。
次に、層間絶縁膜10、18において、下部電極11の第2部分11bの側壁面が露出するように、溝部19を形成する。(ステップC4;図19(A)参照)。ここで、溝部19は、例えば、リソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、溝部19の底面が層間絶縁膜10の中間部となるように層間絶縁膜10、18を選択的にエッチングすることで形成することができる。
次に、下部電極11の第2部分11b、及び、溝部19を含む層間絶縁膜18上に抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15をこの順に成膜する(ステップC5;図19(B)参照)。
次に、CMPにより、層間絶縁膜18が表れるまで、抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15を平坦化する(ステップC6;図19(C)参照)。
最後に、抵抗変化膜13、上部電極14、配線層15を含む層間絶縁膜18上にカバー絶縁膜16を形成する(ステップC7;図17参照)。ここで、カバー絶縁膜16は、例えば、CVDによりシリコン酸化膜を成膜し、その後、CMPにより当該シリコン酸化膜を平坦化することにより形成することができる。
実施形態3によれば、実施形態2と同様な効果を奏するとともに、層間絶縁膜10、18の溝部19の深さを調整することにより、下部電極11の第2部分11bの側壁面を抵抗が変化する領域として活用することができる。また、実施形態3によれば、微細化(線幅の狭小化)しても、抵抗変化膜13におけるCMP加工面から抵抗が変化する領域までの距離を上下方向に長くすることができるので、抵抗変化部分とCMPされる部分との距離を遠く離すことができる。また、実施形態3によれば、層間絶縁膜10、18の溝部19の深さの調整により、抵抗が変化する領域として機能している面積を容易に調整することができるので、抵抗が変化する領域として機能している面積を一定に保つことができ、抵抗変化素子3の特性がプロセス、材料、微細化の影響を受けず、どの世代でも一定の特性を保つことができる。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
(付記)
本発明の一視点においては、抵抗変化素子において、絶縁膜と、前記絶縁膜に囲まれた第1部分、及び、前記第1部分から前記絶縁膜の上面よりも上方に突出した柱状の第2部分を含む下部電極と、前記下部電極を含む前記絶縁膜の所定の領域を覆うとともに前記下部電極の前記第2部分における少なくとも上面と電気的に接続される抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜を覆うとともに前記抵抗変化膜と電気的に接続される上部電極と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記抵抗変化素子において、前記下部電極の前記第2部分の側壁面を覆うサイドウォール絶縁膜を備え、前記抵抗変化膜は、前記下部電極及び前記サイドウォール絶縁膜を含む前記絶縁膜の前記所定の領域を覆うことが好ましい。
本発明の前記抵抗変化素子において、前記抵抗変化膜は、前記下部電極の前記第2部分における側壁面とも電気的に接続されることが好ましい。
本発明の前記抵抗変化素子において、前記絶縁膜は、前記所定の領域に溝部を有し、前記抵抗変化膜は、前記溝部内にて前記下部電極を含む前記絶縁膜を覆うことが好ましい。
本発明の前記抵抗変化素子において、前記下部電極は、略円柱状に形成されており、前記第2部分の高さは、前記下部電極の直径よりも大きいことが好ましい。
なお、本発明の全開示(請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1 半導体記憶装置
2 MOSトランジスタ
3 抵抗変化素子
10 層間絶縁膜
10a コンタクトホール
11 下部電極
11a 第1部分
11b 第2部分
12 サイドウォール絶縁膜
13 抵抗変化膜
14 上部電極
15 配線層
16 カバー絶縁膜
17 端面
18 層間絶縁膜
19 溝部
30 メモリセルアレイ
31 ロウデコーダ
32 センスアンプ
33 ライトアンプ
34 判定レジスタ
35 データレジスタ
36 カラムデコーダ
37 ロウアドレスバッファ
38 アレイコントロール回路
39 フェーズカウンタ
40 制御ロジック回路
41 コマンドレジスタ
42 ステータスレジスタ
43 コマンドディテクタ
44 I/Oコントロール回路
45 カラムアドレスバッファ
46 アドレスレジスタ
47 トランジスタ
WL、WL0〜WL5 ワード線
BL、BL0〜BL2 ビット線
MC メモリセル

Claims (5)

  1. 絶縁膜と、
    前記絶縁膜に囲まれた第1部分、及び、前記第1部分から前記絶縁膜の上面よりも上方に突出した柱状の第2部分を含む下部電極と、
    前記下部電極を含む前記絶縁膜の所定の領域を覆うとともに前記下部電極の前記第2部分における少なくとも上面と電気的に接続される抵抗変化膜と、
    前記抵抗変化膜を覆うとともに前記抵抗変化膜と電気的に接続される上部電極と、
    を備えることを特徴とする抵抗変化素子。
  2. 前記下部電極の前記第2部分の側壁面を覆うサイドウォール絶縁膜を備え、
    前記抵抗変化膜は、前記下部電極及び前記サイドウォール絶縁膜を含む前記絶縁膜の前記所定の領域を覆うことを特徴とする請求項1記載の抵抗変化素子。
  3. 前記抵抗変化膜は、前記下部電極の前記第2部分における側壁面とも電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の抵抗変化素子。
  4. 前記絶縁膜は、前記所定の領域に溝部を有し、
    前記抵抗変化膜は、前記溝部内にて前記下部電極を含む前記絶縁膜を覆うことを特徴とする請求項1記載の抵抗変化素子。
  5. 前記下部電極は、略円柱状に形成されており、
    前記第2部分の高さは、前記下部電極の直径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の抵抗変化素子。
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