JP2007110083A - 金属−絶縁体転移膜の抵抗体を含む半導体メモリ素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】低い漏れ電流及び高い信頼性、例えば長いリテンション時間及び短いリフレッシュ時間を有する半導体メモリ素子を提供する。
【解決手段】スイッチング素子及びキャパシタを備える半導体メモリ素子であり、該スイッチング素子のソースは、金属−絶縁体転移膜の抵抗体の一端に連結され、キャパシタの一つの電極は、金属−絶縁体転移膜の抵抗体の他端に連結される。金属−絶縁体転移膜の抵抗体は、両端に印加された電圧に応じて絶縁体と導電体との間で転移が可能である。
【選択図】図2
【解決手段】スイッチング素子及びキャパシタを備える半導体メモリ素子であり、該スイッチング素子のソースは、金属−絶縁体転移膜の抵抗体の一端に連結され、キャパシタの一つの電極は、金属−絶縁体転移膜の抵抗体の他端に連結される。金属−絶縁体転移膜の抵抗体は、両端に印加された電圧に応じて絶縁体と導電体との間で転移が可能である。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体素子に係り、特にデータを貯蔵できる半導体メモリ素子に関する。例えば、半導体メモリ素子は、DRAM素子を含むことができる。
最近、半導体メモリ素子のデータ処理量及びデータの処理速度が性能向上し、これにより半導体メモリ素子は、高容量化され、併せて高集積化されている。だが、半導体メモリ素子、例えばDRAM素子が高集積化されることによって、漏れ電流が増大している。漏れ電流の増大は、DRAM素子の信頼性、例えばリフレッシュ特性及びリテンション特性を悪くすることができる。
例えば、リフレッシュ時間の延長及びリテンション時間の短縮は、DRAM素子の電力消耗を大きくすることがある。また、リフレッシュ制御のためのECC(Error Correction Code)回路の大面積は、DRAM素子の集積度上昇を阻害している。
図1は、従来のDRAM素子を示す回路図である。
図1を参照すれば、DRAM素子は、トランジスタT及びキャパシタCを含むことができる。トランジスタTは、ゲートG、ソースS及びドレインDを含み、キャパシタCは、二つ電極E1、E2を含むことができる。トランジスタTのドレインDは、ビットラインBLに連結され、ソースSはキャパシタCの一つの電極E2に連結されうる。トランジスタTのゲートGはワードラインWLに連結しうる。ビットラインBLは、パワーを供給する役割を果たし、ワードラインWLはトランジスタTを制御する役割を果たすことができる。
キャパシタCに貯蔵された電荷は、漏れ電流によって次第に消滅されうる。例えば、漏れ電流は第一に、キャパシタの電極E1、E2の間の漏れ電流、第二に、トランジスタTのソースS及びドレインDの間のオフ電流、第三に、トランジスタTのソースS及びドレインDの接合漏れ電流、そして第四に、トランジスタTのゲートGの漏れ電流を含むことができる。
第一の漏れ電流は、キャパシタCに関係され、第二の乃至第四の漏れ電流はトランジスタTに関係する。DRAM素子の高集積化は、トランジスタTの寸法減少に繋がる。トランジスタTの寸法減少は、前述した第二乃至第四の漏れ電流を増加させることができる。例えば、トランジスタTの寸法減少はゲートGの長さ減少、ソースS及びドレインDの接合深さの減少、ゲートGを絶縁させるためのゲート絶縁膜(図示せず)の厚さ減少を招来しうる。
さらに具体的に見れば、ゲートGの長さの減少は短チャネル効果を誘発してトランジスタTのオフ電流を急激に増加させることがある。ソースS及びドレインDの接合深さの減少は、接合漏れ電流を増加させることがある。ゲート絶縁膜の減少は、F−Nトンネリングを大きく増加させ、これによりゲートGの漏れ電流が大きく増加しうる。
従って、高集積DRAM素子の信頼性を高めるためにはトランジスタTの部分で漏れ電流の減少が切実に要求されている。
本発明の技術的課題は、少ない漏れ電流及び高い信頼性、例えば、長いリテンション時間及び短いリフレッシュ時間を有する半導体メモリ素子を提供するところにある。
前記技術的課題を達成するための本発明の一様態によれば、ゲート、ソース及びドレインを含むスイッチング素子と、前記スイッチング素子のゲートに電気的に連結されたワードラインと、前記スイッチング素子のドレインに電気的に連結されたビットラインと、一端が前記スイッチング素子のソースに連結され、両端に印加された電圧に応じて絶縁体と導電体との間で転移が可能な金属−絶縁体転移膜の抵抗体と、電荷の貯蔵のための一対の電極を備え、前記一対の電極のうち一つが前記金属−絶縁体転移膜の抵抗体の他端に連結されたキャパシタと、を備えることを特徴とする半導体メモリ素子を提供する。
前記本発明の一側面によれば、前記スイッチング素子は、電界効果トランジスタ(FET)又はMOS電界効果トランジスタ(MOSFET)でありうる。
前記本発明の他の側面によれば、前記金属−絶縁体転移膜の抵抗体は、バナジウム酸化物、ニッケル酸化物、セレン酸化物又はLTO(LaTiOx)を含むことができる。
前記技術的課題を達成するための本発明の他の様態によれば、ソース領域及びドレイン領域を含む半導体基板と、前記ソース領域及びドレイン領域の間の前記半導体基板部分上にゲート絶縁膜を介在して形成されたゲート電極と、前記半導体基板のソース領域上のストレージノード電極と、前記半導体基板のソース領域及び前記ストレージノード電極の間に介在され、印加された電圧に応じて絶縁体及び導電体の間で転移が可能な金属−絶縁体転移膜と、を備えることを特徴とする半導体メモリ素子を提供する。
前記本発明の一側面によれば、前記金属−絶縁体転移膜は、前記半導体基板のソース領域と接するように形成され、前記半導体メモリ素子は前記金属−絶縁体転移膜及び前記ストレージノード電極を連結するストレージノードプラグをさらに含むことができる。
前記本発明の他の側面によれば、前記金属−絶縁体転移膜は、前記ストレージノード電極と接するように形成され、前記半導体メモリ素子は、前記金属−絶縁体転移膜及び前記半導体基板のソース領域を連結するストレージノードプラグをさらに含むことができる。
前記本発明のさらに他の側面によれば、前記金属−絶縁体転移膜は、ストレージノード電極及び前記半導体基板のソース領域と接するように形成できる。
本発明による半導体メモリ素子によれば、トランジスタを通じる漏れ電流成分が殆どないか、或いは少なくとも大きく減少できる。これにより、DRAM素子の場合にリフレッシュ時間が短縮され、リテンション時間が延長できる。すなわち、DRAM素子の信頼性が大きく向上されうる。
また、リフレッシュ時間が短縮することによって、リフレッシュ制御のためのECC回路の数が減少されうる。ECC回路がセル領域の50%以上の嵩を占めるということを勘案すれば、ECC回路の数の減少は半導体メモリ素子の集積度の向上に繋がりうる。
また、本発明による半導体素子は、適切なレベルのセンシングマージンを確保できる。
以下、添付した図面に基づき本発明による好適な実施形態を詳細に説明する。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、相異なる多様な形態に具現され、単に本実施形態は本発明の開示が完全なようにし、当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるのである。図面で構成要素は、説明の便宜のためにその大きさが誇張されうる。
図2は、本発明の一実施形態による半導体メモリ素子を示す回路図である。
図2を参照すれば、半導体メモリ素子は、トランジスタT、キャパシタC及び金属−絶縁体転移(Metal−Insulator Transition;MIT)膜の抵抗体RVを含むことができる。例えば、半導体メモリ素子は、キャパシタCに電荷を貯蔵できるDRAM素子を含むことができる。
さらに具体的に見れば、キャパシタCは誘電膜(図示せず)によって絶縁された一対の第1及び第2の電極E1、E2に電荷を貯蔵できる。キャパシタCの第2の電極E2は、ストレージノード電極として機能でき、第1の電極E1はプレート電極として機能できる。半導体メモリ素子の動作によって、第1の電極E1には所定の電圧又は接地電圧が印加されうる。
トランジスタTは、スイッチング素子の例示的なものであって、電界効果トランジスタ(FET)又はMOS電界効果トランジスタ(MOSFET)を含むことができる。さらに具体的に見れば、トランジスタTは、ゲートG、ソースS及びドレインDを含むことができる。トランジスタTは、ゲートGに印加された電圧を調節することによって、ソースS及びドレインDの間のターンオン又はターンオフの可否を制御できる。ソースS及びドレインDは、その機能によって区分されるだけであり、単純にその名称によって区分されない。従って、本発明で、ソースS及びドレインDは互いに入れかわって呼ばれることもある。
トランジスタTのドレインDは、ビットラインBLに連結され、ゲートGはワードラインWLに連結されうる。ビットラインBLは、パワーを供給する役割を果たし、ワードラインWLは、トランジスタTを制御する役割を遂行できる。トランジスタT及びキャパシタCの間には、MIT膜の抵抗体RVが介在されうる。さらに具体的に見れば、トランジスタTのソースSは、MIT膜の抵抗体RVの一端aに連結され、MIT膜の抵抗体RVの他端bはキャパシタCの第2の電極E2に連結されうる。
MIT膜の抵抗体RVは、両端a、bに印加される電圧を調節することによって導電体及び絶縁体の間を転移できる。図4に示されたように、MIT膜の抵抗体RVの両端a、bに臨界電圧Vth以下の電圧が印加された場合(V<Vth)、MIT膜の抵抗体RVを通じて電流が殆ど流れない。すなわち、MIT膜の抵抗体RVは絶縁体として機能できる。だが、MIT膜の抵抗体RVの両端a、bに臨界電圧Vth以上の電圧が印加されれば(V>Vth)、MIT膜の抵抗体RVを通じた電流が急激に増加する。すなわち、MIT膜の抵抗体RVは導電体として機能できる。
MIT膜の抵抗体RVは、バナジウム酸化物(VOx)、ニッケル酸化物(NiOx)、セレン酸化物(CeOx)、又はLTO(LaTiOx)を含むことができる。MIT膜の抵抗体RVに関する付加的な説明は、キムヒョンタクらによる韓国特許公開第2003−024156号公報のモット絶縁体についての説明をさらに参照できる。
本発明による半導体メモリ素子、例えばDRAM素子が書き込み、消去又は読み取りのような動作状態の場合、トランジスタTは、ターンオンされ、それによりMIT膜の抵抗体RVにはビットラインBLからのパワーが印加される。ビットラインBLからのパワーは、通常臨界電圧Vthよりは大きいため、DRAM素子が動作状態の場合、MIT膜の抵抗体は、導電体として機能できる。
だが、DRAM素子がスタンバイ状態の場合、トランジスタTは、ターンオフ状態にある。従って、MIT膜の抵抗体RVは、理想的にはフローティングされることであるが、トランジスタTの漏れ電流を勘案すれば、MIT膜の抵抗体RVの両端a、bには非常に低い電圧、例えば、臨界電圧Vth以下の電圧が印加される。従って、DRAM素子がスタンバイ状態の場合、MIT膜の抵抗体RVは絶縁体として機能する。
従って、スタンバイ状態でMIT膜の抵抗体RVの両端a、bは、理想的には開放される。この場合、キャパシタCは、理想的にはトランジスタTとは分離され、これにより、トランジスタTを通じた従来の漏れ電流成分は、全て除去されうる。但し、キャパシタCの電極E1、E2を通じた漏れ電流のみ残るようになる。従って、MIT膜の抵抗体RVが完全な絶縁体として機能する場合、半導体メモリ素子、例えば、DRAM素子の漏れ電流は、従来より大きく減少できる。
だが、実際的にはMIT膜の抵抗体RVもスタンバイ状態で、それ自体の漏れ電流成分を有することがある。従って、MIT膜の抵抗体RVが完全な絶縁体として機能できず、トランジスタTを通じた若干の漏れ電流成分が存在しうる。だが、図1のような従来と比較すれば、MIT膜の抵抗体RVの抵抗は非常に大きいので、トランジスタTを通じた漏れ電流成分は非常に小さいことである。
従って、本発明による半導体メモリ素子によれば、トランジスタTを通じた漏れ電流成分が大きく減少しうる。これにより、DRAM素子の場合にリフレッシュ時間が短縮され、リテンション時間が延長されうる。すなわち、DRAM素子の信頼性が大きく向上しうる。また、リフレッシュ時間が短縮することによって、リフレッシュ制御のためのECC回路の数を減らすことができる。ECC回路がセル領域の50%以上の嵩を占めるということを勘案すれば、ECC回路の数の減少は、半導体メモリ素子の集積度の向上に繋がりうる。
本発明による半導体メモリ素子は、図2の回路配置に制限されない。例えば、半導体メモリ素子は図2の回路配置を単位セル配置にし、その単位セルがマトリックスに配列されたアレイ回路配置を含むこともできる。
図3は、本発明の他の実施形態による半導体素子、すなわち、二つの単位セルが配置された構造を例示的に示している。左側の第1の単位セルは図2を参照できる。
図3を参照すれば、第2の単位セルはトランジスタT’及びMIT膜の抵抗体RV’及びキャパシタC’を含む。トランジスタT’は、ドレインD’、ソースS’及びゲートG’を含むことができる。ワードラインWLはゲートG’に連結されうる。ビットラインバーBLBは、トランジスタT’のドレインD’に連結されうる。
ビットラインBL及びビットラインバーBLBの間には感知増幅器(図示せず)が連結されうる。感知増幅器は、ビットラインBL及びビットラインバーBLBの間の電圧差を読み出すことができる。感知増幅器は、当業者に知られた一般的な構造でありうる。
図5は、本発明の一実施形態による半導体メモリ素子100を示す断面図である。例えば、半導体メモリ素子100はDRAM素子を含むことができる。
図5を参照すれば、半導体基板105は、ドレイン領域110及びソース領域115を含むことができる。ソース領域115及びドレイン領域110は半導体基板105に不純物をドーピングして形成できる。ソース領域115及びドレイン領域110の間の半導体基板105上には、ゲート絶縁膜120を介在してゲート電極125が形成される。ソース領域115、ドレイン領域110及びゲート電極125は、MOSFET構造を形成できる。MOSFET構造は、当業者によく知られているため、さらに詳細な説明は省略する。
ソース領域115上には、MIT膜140を介在してストレージノード電極150が配置されうる。例えば、ソース領域115上にMIT膜140が形成され、MIT膜140及びストレージノード電極150の間にはストレージノードプラグ145が介在されうる。他の例として、ストレージノードプラグ145なしに、ストレージノード電極150がMIT膜140と接することもできる。
MIT膜140は、前述した図4の説明を参照できる。例えば、MIT膜140は、バナジウム酸化物(VOx)、ニッケル酸化物(NiOx)、セレン酸化物(CeOx)、又はLTO(LaTiOx)を含むことができる。
ストレージノード電極150上には、誘電膜155が形成され、誘電膜155上には、プレート電極160が形成されうる。ストレージノード電極150−誘電膜155−プレート電極160は、キャパシタ構造を形成できる。図面で、ストレージノード電極150、誘電膜155及びプレート電極160の構造は、例示的なものである。例えば、誘電膜155及びプレート電極160は、ストレージノード電極150の外側壁上にもさらに形成できる。
ドレイン領域110上には、ビットライン電極135が配置されうる。例えば、ドレイン領域110とビットライン電極135は、ビットラインプラグ130を用いて連結されうる。
半導体メモリ素子100の動作は図2の説明を参照できる。この場合、MOSFET構造はトランジスタ(図2のT)に対応し、キャパシタ構造はキャパシタ(図2のC)に対応しうる。
前述したように、半導体メモリ素子、例えばDRAM素子が動作状態の場合、MIT膜140は導電体として機能でき、DRAM素子がスタンバイ状態の場合、MIT膜140は理想的な絶縁体として機能するか、或いは非常に高い抵抗を有することができる。従って、スタンバイ状態で、ストレージノード電極150に貯蔵された電荷のMIT膜140を経由した漏れ電流が大きく減少しうる。
図6は、本発明の他の実施形態による半導体メモリ素子100´を示す断面図である。半導体メモリ素子100´は、一実施形態の説明を参照でき、二つの実施形態で重複される部分についての説明は省略される。二つの実施形態で、同一な参照符号は同一又は類似した構成要素を示す。
図6を参照すれば、MIT膜140´はストレージノード電極150下に接して配置され、MIT膜140´及びソース領域115の間にストレージノードプラグ145´が介在しうる。すなわち、MIT膜140´は、ストレージノード電極150及びストレージノードプラグ145´の間を連結するか、或いは開放できる。
但し、ストレージノードプラグ145´がソース領域115と連結されているという点で、半導体メモリ素子100´は一実施形態による半導体メモリ素子(図3の100)と類似して動作しうる。
以下では、本発明の一実施形態による半導体メモリ素子のセンシングマージンについてより詳細に説明する。
図7は、本発明の一実施形態による半導体メモリ素子のセンシングマージンを計算するための等価回路図である。
図7を参照すれば、スイッチSは、トランジスタ(図2のT)の等価物であり、第1のキャパシタC1は、キャパシタ(図2のC)を参照でき、第2のキャパシタは図2のビットラインBL部分の等価キャパシタでありうる。
データ“1”状態で、第2のノードbの電位をVDD−Vthとし、第1のキャパシタC1のキャパシタンスをCsとし、第2のキャパシタC2のキャパシタンスをCBLとする場合、センシングマージンVsは次の式1のように求められることができる。
Vs=1/2VDD/(k+1)−Vth/(k+1)・・・(式1)、但し、k=CBL/Cs
Vs=1/2VDD/(k+1)−Vth/(k+1)・・・(式1)、但し、k=CBL/Cs
例えば、k値が約2であり、VDDが約1.5Vである場合において、最小センシングマージンVsが約150mVであれば、臨界電圧Vthは0.3Vより小さくしなければならない。他の例として、k値が約2.5である場合、最小センシングマージンVsが約150mVであれば、臨界電圧Vthは約0.225Vより小さくしなければならないことが分かる。
従って、本発明で、MIT膜の抵抗体RV又はMIT膜(図5の140)の臨界電圧Vthは、好ましくは0より大きく、0.3Vよりは小さいか、或いは同じであり、より好ましくは約0.2V前後でありうる。
図8及び図9は、図3の半導体メモリ素子のシミュレーションによるセンシングマージンを示すグラフである。図8は、半導体メモリ素子がデータ“0”状態である場合のセンシングマージンを示し、図9は、半導体メモリ素子がデータ“1”状態である場合のセンシングマージンを示す。シミュレーションの精度を高めるために、図3の半導体メモリ素子に付加してコンタクト抵抗のような寄生抵抗(図示せず)がさらに考慮されることもある。
図8及び図9を参照すれば、データ“0”状態及びデータ“1”状態の何れの場合にもセンシングマージンVsが確保されうることが分かる。前述したように、センシングマージンVsの大きさは、MIT膜の抵抗体(図7のRv)の臨界電圧Vthを減少させることによって、さらに増大しうる。
従って、本発明による半導体メモリ素子は、漏れ電流を低めながらも適切なセンシングマージンを確保できる。
発明の特定実施形態についての以上の説明は、例示及び説明を目的に提供された。本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の技術的思想内で当業者によって、前記実施形態を組み合わせて実施するなど、多様な修正及び変更が可能なことは明白である。
本発明は、半導体メモリ素子、例えばDRAM素子及びこれを用いる電子装置に適用されうる。
a、b 端
BL ビットライン
C キャパシタ
D ドレイン
E1、E2 第1及び第2の電極
G ゲート
RV MIT膜の抵抗体
S ソース
T トランジスタ
WL ワードライン
BL ビットライン
C キャパシタ
D ドレイン
E1、E2 第1及び第2の電極
G ゲート
RV MIT膜の抵抗体
S ソース
T トランジスタ
WL ワードライン
Claims (12)
- ゲート、ソース及びドレインを含むスイッチング素子と、
前記スイッチング素子のゲートに電気的に連結されたワードラインと、
前記スイッチング素子のドレインに電気的に連結されたビットラインと、
一端が前記スイッチング素子のソースに連結され、両端に印加された電圧に応じて絶縁体と導電体との間で転移が可能な金属−絶縁体転移膜の抵抗体と、
電荷の貯蔵のための一対の電極を備え、前記一対の電極のうち一つが前記金属−絶縁体転移膜の抵抗体の他端に連結されたキャパシタと、を備えることを特徴とする半導体メモリ素子。 - 前記スイッチング素子は、電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
- 前記金属−絶縁体転移膜の抵抗体は、両端に臨界電圧以上が印加された場合に導電体に転移され、前記臨界電圧は0より大きく、0.3Vより小さいか、或いは同じであることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
- 前記金属−絶縁体転移膜の抵抗体は、バナジウム酸化物、ニッケル酸化物、セレン酸化物又はLTO(LaTiOx)を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ素子。
- ソース領域及びドレイン領域を含む半導体基板と、
前記ソース領域及びドレイン領域の間の前記半導体基板部分上にゲート絶縁膜を介在して形成されたゲート電極と、
前記半導体基板のソース領域上のストレージノード電極と、
前記半導体基板のソース領域及び前記ストレージノード電極の間に介在され、印加された電圧に応じて絶縁体及び導電体の間で転移が可能な金属−絶縁体転移膜と、を備えることを特徴とする半導体メモリ素子。 - 前記金属−絶縁体転移膜は、前記半導体基板のソース領域と接するように形成され、前記金属−絶縁体転移膜及び前記ストレージノード電極を連結するストレージノードプラグをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ素子。
- 前記金属−絶縁体転移膜は、前記ストレージノード電極と接するように形成され、前記金属−絶縁体転移膜及び前記半導体基板のソース領域を連結するストレージノードプラグをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ素子。
- 前記金属−絶縁体転移膜は、ストレージノード電極及び前記半導体基板のソース領域と接するように形成されたことを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ素子。
- 前記ストレージノード電極上の誘電体膜及び前記誘電体膜上のプレート電極をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ素子。
- 前記半導体基板のドレイン領域と連結されるビットライン電極をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ素子。
- 前記金属−絶縁体転移膜は、両端に臨界電圧以上が印加された場合に導電体に転移され、前記臨界電圧は0より大きく、0.3Vより小さいか、或いは同じであることを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ素子。
- 前記金属−絶縁体転移膜は、バナジウム酸化物、ニッケル酸化物、セレン酸化物又はLTO(LaTiOx)を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項11のいずれか一項に記載の半導体メモリ素子。
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