JPWO2005001939A1 - イメージセンサおよびフォトダイオードの分離構造の形成方法 - Google Patents

イメージセンサおよびフォトダイオードの分離構造の形成方法 Download PDF

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Abstract

半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチと、この第1トレンチの上で前記第2領域の表面付近に形成され前記第1トレンチより幅が広い酸化膜とを有する素子分離領域とを含む、イメージセンサ。

Description

本発明は、複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサ、およびイメージセンサに備えられたフォトダイオードの分離構造の形成方法に関する。
イメージセンサには、複数のフォトダイオードが配列されて、そのフォトダイオードの配列方向に関する光量の分布を測定可能なものがある。各フォトダイオードでは、受ける光量に応じた大きさの光起電力が生じる。
このような、イメージセンサにおいて、各フォトダイオードで生じる光起電力による電流が独立して取り出されなければ、そのフォトダイオードが受光する光量を正確に測定できない。このため、隣接する2つのフォトダイオード間に電流が流れないようにするための分離部が設けられている。
特開2000−312024号公報には、N型のシリコン半導体基板に、LOCOS(localized oxidation of silicon)による素子分離領域およびP型領域が形成されてなる分離部が備えられたイメージセンサが開示されている。このイメージセンサは、半導体領域、または半導体基板と当該P型領域とに対して逆バイアス電圧が生じるように構成されており、これにより、隣接するフォトダイオード間に電流が流れないようにされている。
ところが、上記P型領域のように、分離部を不純物の拡散により形成すると、分離部に入射された光によってもキャリアが発生し、このキャリアは隣接するフォトダイオードへと流れる。このため、そのフォトダイオードが受光する光量を正確に測定できない。この問題を回避するには、分離部を充分大きくして不要な電流が流れ込みにくくすればよい。しかし、分離部を大きくすると、各フォトダイオードの面積が大きくなって高密度化することができない。また、フォトダイオードのサイズを変えないようにしようとすれば、フォトダイオードの受光面積が小さくなってしまう。すなわち、半導体基板上におけるフォトダイオードの受光面積の割合が小さくなってしまう。
一方、特開平9−213917号公報には、内表面を酸化させたトレンチの内部に、ポリシリコンを埋めてなる誘電体分離領域により、隣接するフォトダイオード間に電流が流れないようにされたイメージセンサが開示されている。
しかし、フォトダイオードを構成する半導体部の表面に欠陥が導入されていた場合、トレンチ(誘電体分離領域)のみにより構成された分離部を設けると、トレンチの幅が狭い場合、半導体部表面におけるリーク電流を少なくすることができなかった。
さらに、以上のいずれのタイプの分離部が形成されていた場合でも、欠陥が導入されている半導体部に空乏層が広がり、隣接するフォトダイオードへ影響を与えるのを防止できず、電気的特性の変動を生ずる要因となる。
さらに、トレンチによる分離部を設けると、トレンチの周辺に存在する欠陥準位にキャリアがトラップされて残留電荷となり、この残留電荷は、その後のフォトダイオードで発生する電流の大きさに影響を与える。たとえば、このようなイメージセンサのフォトダイオードで、原稿画像の明部を読み取った後、暗部を読み取ると、明部を読み取ったときに発生したキャリアの一部が残留電荷となり、暗部を読み取ったときにこの残留電荷によりフォトダイオードで生じる電流(出力信号)が変動する。この場合、暗部に対応する光量を正確に測定できない。
この発明の目的は、フォトダイオードの全体サイズを大きくすることなく受光面積を大きくすることができるイメージセンサを提供することである。
この発明の他の目的は、欠陥が導入されている部分に空乏層が広がらないようにすることができるイメージセンサを提供することである。
この発明の他の目的は、出力信号に対する残留電荷の影響を低減できるイメージセンサを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、フォトダイオードの全体サイズを大きくすることなく受光面積を大きくすることができるフォトダイオードの分離構造の形成方法を提供することである。
この発明の第1の局面に係るイメージセンサは、半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチと、この第1トレンチの上で前記第2領域の表面付近に形成され前記第1トレンチより幅が広い酸化膜とを有する素子分離領域とを含む。
この発明によれば、素子分離領域は、第1トレンチに加えて、第1トレンチより幅が広い(半導体基板に沿う方向の長さが長い)酸化膜を有している。このような素子分離領域により、隣接するフォトダイオードの第2領域間のリーク電流を少なくすることができる。
また、第1トレンチは、たとえば、所定のパターンの開口を有するマスクを介したエッチング(たとえば、反応性イオンエッチング)により形成することができるので、その形成領域を狭い範囲に制御可能である。そして、酸化膜は、たとえば、半導体基板がシリコンからなる場合、シリコンの選択的酸化により所定の領域に酸化膜を形成するLOCOS(localized oxidation of silicon)技術により、その形成領域を狭い範囲に制御可能である。
さらに、このような素子分離領域は、不純物の拡散により形成された分離部と異なり、光が入射されることによりキャリアが発生することはない。したがって、このキャリアの影響を少なくするために素子分離領域を大きくする必要もない。このため、フォトダイオードの全体サイズを大きくすることなく受光面積を大きく(半導体基板上におけるフォトダイオードの受光面積の割合を大きく)、すなわち、画素の有効面積を大きくすることができる。
また、上述の素子分離領域を用いることにより、不純物の拡散による分離に比べて寄生容量を少なくできるので、より高速動作が可能になる。今後、イメージセンサの分解能が高まるに従ってより高速化が必要な場合に最適な構造となる。
前記フォトダイオードは、受けた光量に応じてこれらのフォトダイオードで生ずる信号が、それぞれの前記信号取り出し領域を介してそれぞれ取り出されるように構成されているものであってもよい。
このイメージセンサは、前記第2領域と前記酸化膜との間に形成され、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記酸化膜周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の第3領域をさらに含んでもよい。
この構成によれば、第3領域により、酸化膜周辺の所定の領域に空乏層が広がらないようにされる。酸化膜周辺では、隣接するフォトダイオードの第2領域の間には、第2領域とは導電型が異なる第3領域が存在している。酸化膜(たとえば、LOCOSによる酸化膜)を形成する際、酸化膜の周辺に欠陥が導入されることがあり、第3領域が形成されていない場合、このような欠陥が導入されている部分に空乏層が広がり、イメージセンサの電気特性が変動する要因となる。
フォトダイオードに逆バイアス電圧が印加されるとき、第2領域と第3領域とによるPN接合にも逆バイアス電圧が印加されるように構成されている場合、適当な不純物濃度を有する第3領域により、このような領域に空乏層が広がることを防止できる。換言すれば、第3領域は、フォトダイオードに所定の電圧が印加されたときに、酸化膜周辺の所定の領域に空乏層が広がらないようにできる不純物濃度を有している。
この発明の第2の局面に係るイメージセンサは、半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチと、この第1トレンチの上で前記第2領域の表面付近に形成され前記第1トレンチより幅が広い第2トレンチとを有する素子分離領域とを含む。
この発明に係るイメージセンサは、この発明の第1の局面に係るイメージセンサの酸化膜の代わりに、第2トレンチが形成された構造を有する。第2トレンチは、第2領域を貫通しない深さを有するものとすることができる。この場合でも、充分幅が広い第2トレンチにより、隣接するフォトダイオードの間のリーク電流を少なくすることができる。
また、第2トレンチは、所定のパターンの開口を有するマスクを介したエッチング(たとえば、反応性イオンエッチング)により形成することができるので、その形成領域を狭い範囲に制御可能である。このため、分離領域を狭くできる分、フォトダイオードの受光面積を大きくすることができる。
第2トレンチは、たとえば、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)の分離などに適用されるSTI(Shallow Trench Isolation)構造を有するものであってもよい。
第2トレンチ内には、酸化シリコンが埋め込まれていてもよい。この場合、酸化シリコンは、たとえば、CVD法により、第2トレンチ内に埋め込まれてもよい。この際、第2トレンチ外に堆積する酸化シリコンは、反応性イオンエッチングおよびCMP(Chemical Mechanical Polishing)法による半導体基板表面の平坦化により除去されてもよい。
前記フォトダイオードは、受けた光量に応じてこれらのフォトダイオードで生ずる信号が、それぞれの前記信号取り出し領域を介してそれぞれ取り出されるように構成されていてもよい。
また、このイメージセンサは、前記第2領域と前記第1トレンチとの間に形成され、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記第1トレンチ周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の空乏層制限領域をさらに含んでもよい。
本発明の第3の局面に係るイメージセンサは、半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチを有する素子分離領域と、前記第2領域と前記第1トレンチとの間に形成され、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記第1トレンチ周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の空乏層制限領域とを含む。
この発明によれば、第2領域と第1トレンチとの間に空乏層制限領域が形成されていることにより、フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層は第1トレンチ周辺の所定の領域には広がらない。
第1トレンチ周辺の所定の領域は、第1トレンチ周辺に形成された欠陥準位を含む領域に形成されているものとすることができる。この場合、空乏層は、このような欠陥準位が存在する領域には広がらないので、欠陥準位にキャリアがトラップされて残留電荷となることがなく、このような残留電荷によりフォトダイオードの出力信号が影響を受ける不具合が生じない。
第1トレンチは、バイポーラトランジスタの製造工程などで採用されるDTI(Deep Trench Isolation)構造を有するものであってもよい。
このイメージセンサは、前記フォトダイオードに、逆バイアス電圧を印加するための電源をさらに含んでもよい。
この構成によれば、フォトダイオードに逆バイアス電圧を印加することにより、第2領域を空乏化することができる。これにより、同じ光量に対するフォトダイオードによる光起電力を大きくすることができるとともに、フォトダイオードの容量を小さくすることができる。
前記第2領域は、前記電源により前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、ほぼ完全に空乏化されることが好ましい。このとき、同じ光量に対するフォトダイオードによる光起電力(光電流)は最大となるとともに、フォトダイオードの容量は最小となる。
第2領域が、適当な厚さおよび適当な不純物濃度プロファイルを有するようにすることにより、フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、第2領域がほぼ完全に空乏化されるようにすることができる。
このイメージセンサは、前記半導体基板の前記フォトダイオードが配列された側の面において、前記フォトダイオードの配列領域外に設けられ、前記フォトダイオードの前記第1領域に電気的に接続された第1領域電極をさらに含んでもよい。
この構成によれば、フォトダイオードの第1領域電極および第2領域電極(信号取り出し電極に電気的に接続された電極)を、半導体基板の同じ側(フォトダイオードが形成されている側)の面に配置することができる。この場合、フォトダイオードの第1領域電極をフォトダイオード近傍に配置することにより、第1領域から第1領域電極に至る部分の抵抗を小さくすることができ、信号の遅延を少なくすることができる。
この場合、前記第1領域と前記第1領域電極とは、前記フォトダイオードの配列領域外に設けられた前記第1導電型の導電領域によって電気接続されていてもよい。
前記第1領域は、複数の前記フォトダイオードに渡る領域に連続して形成されていてもよい。たとえば、第1トレンチは、第1領域の厚さ方向途中に至る深さを有し、第1領域は、第1トレンチによって完全には分断されていないものとすることができる。
この場合、第1領域を複数のフォトダイオードにより共有された共通電極とすることができる。このため、フォトダイオード毎に第1領域電極を形成する必要はないので、レイアウトを単純にできる。
このイメージセンサは、前記第2領域の上に形成され、前記第2領域とともに複数の表面フォトダイオードを構成する前記第1導電型の第4領域をさらに含んでもよい。
この構成によれば、第1領域および第2領域を有するフォトダイオードと、第2領域および第4領域を有する表面フォトダイオードとにより、大きな光電流を生じさせることができる。
このイメージセンサは、フォトダイオードおよび表面フォトダイオードを含むセンサ部が、半導体基板の表面に沿って複数個配列され、各センサ部が1つの画素として機能するように構成されていてもよい。
前記複数の表面フォトダイオードの前記第4領域は、共通接続されていてもよい。
この構成によれば、表面フォトダイオード毎に個別に第4領域の取り出し電極を形成する必要はないので、レイアウトを単純にできる。
前記第1領域電極は、前記フォトダイオード(センサ部)の配列領域外から当該配列領域内に渡って設けられていてもよく、この場合、前記複数の表面フォトダイオードの前記第4領域は、前記第1領域電極により共通接続されていてもよい。
前記第4領域は、前記信号取り出し領域を取り囲むように形成されていてもよい。この場合、前記信号取り出し領域は、前記第4領域のほぼ中央に配置されていてもよい。
この構成によれば、第4領域の形成領域を広くして、表面フォトダイオードの受光面積を大きくすることができ、表面フォトダイオードにより大きな光起電力を生じさせることができる。
前記第1トレンチの内部には、ポリシリコンが配置されていてもよい。
この構成によれば、半導体プロセスで一般に用いられるポリシリコン(多結晶シリコン)により、第1トレンチを埋めることができる。第1トレンチの内表面には酸化膜が形成されていてもよい。前記第1トレンチの内部に配置されるポリシリコンは、ノンドープのポリシリコンであってもよい。これらの場合、ポリシリコンを介した電流のリークを少なくできる。
ポリシリコンは、たとえば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、第1トレンチ内に埋め込むことができる。この場合、ポリシリコンを第1トレンチ内に埋め込んだ後、CMP法による半導体基板表面の平坦化、または全面エッチング(エッチバック)により、第1トレンチ外に堆積したポリシリコンを除去することとしてもよい。
本発明の第4の局面に係る分離構造の形成方法は、第1導電型の第1領域と、前記第1導電型とは異なる第2導電型の複数の第2領域とを有する複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサにおいて、前記複数の第2領域の間を電気的に分離する分離構造の形成方法である。この分離構造の形成方法は、第1導電型の第1領域が表面に沿って形成された半導体基板の前記第1領域の上に、前記第1導電型とは異なる第2導電型の半導体層を積層する工程と、前記半導体層を厚さ方向に貫通する第1トレンチを形成する工程と、前記半導体層の表層部において前記第1トレンチ付近の領域を酸化させて、前記第1トレンチより幅が広く、前記第1トレンチとともに素子分離領域を構成する酸化膜を形成し、前記素子分離領域により前記半導体層が分断されてなる第2領域を形成する工程とを含む。
この分離構造の形成方法により、本発明の第1の局面に係るイメージセンサを製造できる。
この分離構造の形成方法は、前記第1トレンチの内部に充填物を充填する工程をさらに含んでもよい。
この場合、前記充填物を充填する工程は、前記第1トレンチの内部に半導体材料からなる充填物を充填する工程を含んでもよく、この場合、前記酸化膜を形成する工程は、前記第1トレンチ内上部の充填物を酸化させて前記酸化膜を形成する工程を含んでもよい。
本発明の第5の局面に係る分離構造の形成方法は、第1導電型の第1領域と、前記第1導電型とは異なる第2導電型の複数の第2領域とを有する複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサにおいて、前記複数の第2領域の間を電気的に分離する分離構造の形成方法である。この分離構造の形成方法は、第1導電型の第1領域が表面に沿って形成された半導体基板の前記第1領域の上に、前記第1導電型とは異なる第2導電型の半導体層を積層する工程と、前記半導体層の表層部に、前記半導体層の厚さ方向途中に至る第2トレンチを形成する工程と、前記第2トレンチの形成領域内に、前記第2トレンチより幅が狭く、前記半導体層を厚さ方向に貫通し、前記第2トレンチとともに素子分離領域を構成する第1トレンチを形成し、前記素子分離領域により前記半導体層が分断されてなる第2領域を形成する工程とを含む。
この分離構造の形成方法により、本発明の第2の局面に係るイメージセンサを製造できる。
これらの分離構造の形成方法は、前記第2トレンチの内部に充填物を充填する工程をさらに含んでもよい。
本発明の第6の局面に係る分離構造の形成方法は、第1導電型の第1領域と、前記第1導電型とは異なる第2導電型の複数の第2領域とを有する複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサにおいて、前記複数の第2領域の間を電気的に分離する分離構造の形成方法である。この分離構造の形成方法は、第1導電型の第1領域が表面に沿って形成された半導体基板の前記第1領域の上に、前記第1導電型とは異なる第2導電型の半導体層を積層する工程と、前記半導体層を厚さ方向に貫通する第1トレンチを形成して、この第1トレンチを含む素子分離領域により前記半導体層が分断されてなる第2領域を形成する工程と、前記半導体層と前記第1トレンチとの間に前記第1導電形の不純物を導入して、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記第1トレンチ周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の空乏層制限領域を形成する工程とを含む。
この分離構造の形成方法により、本発明の第3の局面に係るイメージセンサを製造できる。
これらの分離構造の形成方法は、前記第1トレンチの内部に充填物を充填する工程をさらに含んでもよい。
本発明における上述の、またはさらに他の目的、特徴および効果は、添付図面を参照して次に述べる実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るイメージセンサの図解的な平面図である。
図2は、図1のII−II切断線断面図である。
図3は、図1のIII−III切断線断面図である。
図4(a)、図4(b)、図4(c)および図4(d)は、図1ないし図3に示すイメージセンサの製造方法を説明するための図解的な断面図である。
図5(a)、図5(b)および図5(c)は、図1ないし図3に示すイメージセンサの素子分離領域の代わりにシャロートレンチを有するイメージセンサの製造方法を説明するための図解的な断面図である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るイメージセンサの図解的な平面図である。
図7は、図6のVII−VII切断線断面図である。
図8は、図6のVIII−VIII切断線断面図である。
図9(a)および図9(b)は、図6ないし図8に示すイメージセンサの製造方法を説明するための図解的な断面図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るイメージセンサの図解的な平面図であり、図2は、図1のII−II切断線断面図であり、図3は、図1のIII−III切断線断面図である。
このイメージセンサ1は、シリコン基板2の表面に沿って1列または複数の列に配列された複数のセンサ部10を備えている(図1には、1列のセンサ部10のみ示す。)。各センサ部10はイメージセンサ1の画素を構成しており、光を受けてその光量に対応する大きさの光起電力を生ずることができる。これにより、センサ部10の配列方向に関して、光量の分布を測定できる。
導電型がP型のシリコン基板2の上には、導電型がN型の埋め込み層3が形成されており、埋め込み層3の上には、エピタキシャル層4が形成されている。各列のセンサ部10が配列された領域(以下、「センサ部配列領域」という。)25のエピタキシャル層4Pの導電型はP型であり、センサ部配列領域25以外でセンサ部配列領域25の両側に沿って延びる領域(以下、「非センサ領域」という。)26のエピタキシャル層4Nの導電型はN型である(図3参照)。
隣接する2つのセンサ部10のエピタキシャル層4Pの間、およびエピタキシャル層4Pとエピタキシャル層4Nとの間(センサ部配列領域25と非センサ領域26との間)は、素子分離領域12により電気的に分離されている。エピタキシャル層4Pは、素子分離領域12により、シリコン基板2を垂直に見てほぼ正方形の形状を有する領域に区画されている。素子分離領域12は、エピタキシャル層4を貫通して埋め込み層3に至るディープトレンチ13と、LOCOS(localized oxidation of silicon)による酸化膜14(図1では図示を省略)とを有する。
ディープトレンチ13により、エピタキシャル層4において表層部近傍を除く領域が分離(DTI;Deep Trench Isolation)されている。ディープトレンチ13は、埋め込み層3の厚さ方向途中に至る深さを有している。すなわち、埋め込み層3はディープトレンチ13により、完全には分断されていない。ディープトレンチ13の深さは、エピタキシャル層4の厚さと同等であり、たとえば、数μm程度である。
ディープトレンチ13の内表面には、酸化シリコン膜28が形成されており、その内方のディープトレンチ13の内部は、ノンドープのポリシリコン(多結晶シリコン)膜29で埋められている。
酸化膜14は、エピタキシャル層4の表層部近傍に形成されており、ディープトレンチ13より大きな幅(シリコン基板2に沿う方向の長さ)を有している。すなわち、素子分離領域12によるアイソレーション幅は、埋め込み層3内やエピタキシャル層4の深部と比べて、エピタキシャル層4の表層部で大きくなっている。酸化膜14の幅は、シリコン基板2上におけるセンサ部10の受光面積の割合が充分大きく、すなわち、画素の有効面積が大きくなるように、狭くされている。
ディープトレンチ13および酸化膜14は、シリコン基板2に垂直な共通の中心面に対して、ほぼ対称な形状を有している。
酸化膜14の下方(シリコン基板2側)で、ディープトレンチ13を除く領域には、N型の高濃度領域15が形成されている。すなわち、高濃度領域15はエピタキシャル層4Pと酸化膜14との間に配置されている。
酸化膜14の周辺には、酸化膜14の形成に伴って導入された欠陥が存在しており、高濃度領域15は、この欠陥が導入された領域を含むより広い領域に形成されている。
さらに、エピタキシャル層4(エピタキシャル層4Pおよびエピタキシャル層4N)の表層部で、高濃度領域15に隣接する(接する)領域には、N型の上側カソード領域16が形成されている。
各センサ部10は、素子分離領域12により分断されたエピタキシャル層4Pと下側のカソード領域である埋め込み層3とを含むフォトダイオード22を備えている。各センサ部10は、さらにエピタキシャル層4Pとカソード領域16とを含む表面フォトダイオード24を備えている。
エピタキシャル層4Pの表層部において、センサ部10の中心部近傍には、カソード領域16とわずかな間隔をあけて、P型のアノード取り出し領域18が形成されている。すなわち、シリコン基板2を垂直に見て、カソード領域16はアノード取り出し領域18を取り囲むように形成されており、アノード取り出し領域18はカソード領域16のほぼ中央に配置されている。
このような構成により、カソード領域16の形成領域が広くされており、表面フォトダイオード24による受光面積が大きくされている。これにより、表面フォトダイオード24は、大きな光起電力を生じることができる。
センサ部配列領域25および非センサ領域26の上には、第1酸化シリコン膜20a、第2酸化シリコン膜20b、窒化シリコン膜21、第1酸化シリコン膜20aを貫通して配設されたカソード電極17および第1アノード電極19a、ならびに第2酸化シリコン膜20bを貫通して配設された第2アノード電極19bが形成されている。
第1酸化シリコン膜20aには、各センサ部10のアノード取り出し領域18およびカソード領域16が露出するように、複数の開口が形成されている。
この開口をそれぞれ埋めるように、金属からなるカソード電極17および第1アノード電極19aが形成されている。カソード電極17および第1アノード電極19aは、それぞれ、カソード領域16およびアノード取り出し領域18に接合されている。
酸化膜14を挟んで配置されたセンサ部配列領域25のカソード領域16と、非センサ領域26のカソード領域16とは、カソード電極17によって電気接続されている。すなわち、カソード電極17は、非センサ領域26からセンサ部配列領域25に渡って設けられている。
また、図1に示すように、各センサ部10のカソード領域16は、センサ部配列領域25の一方側において1つのカソード電極17に共通接続されており、センサ部配列領域25の他方側において別の1つのカソード電極17に共通接続されている。すなわち、表面フォトダイオード24のカソード領域16の取り出し電極は、各センサ部10毎に個別に形成されておらず、レイアウトが単純化されている。
カソード電極17と第1アノード電極19aとは分離しており、電気接続されていない。
カソード電極17、第1アノード電極19a、および第1酸化シリコン膜20aの上には、第2酸化シリコン膜20bが形成されている。第2酸化シリコン膜20bには、第1アノード電極19aを露出させる複数の開口が形成されている。この第2酸化シリコン膜20bの複数の開口をそれぞれ埋めるように、複数の第2アノード電極19bが形成されており、この開口を介して、第1アノード電極19aと第2アノード電極19bとが接合されている。
第2酸化シリコン膜20bおよび第2アノード電極19bの上には、窒化シリコン膜21が形成されている。第2アノード電極19bは、第2酸化シリコン膜20bと窒化シリコン膜21との間で、センサ部10の配列方向に対して、一方の非センサ領域26側に延設されており、図外の位置で取り出されている。また、カソード電極17は、第1酸化シリコン膜20aと第2酸化シリコン膜20bとの間で延設されており、図外の位置で取り出されている。
カソード電極17は電源23(図3参照)に接続されている。電源23により、フォトダイオード22および表面フォトダイオード24に逆バイアス電圧を印加できるようになっている。エピタキシャル層4P、埋め込み層3、およびセンサ部10のカソード領域16の不純物濃度、これらの厚さ、ならびにカソード領域16の配置は、フォトダイオード22および表面フォトダイオード24に所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、エピタキシャル層4Pがほぼ完全に空乏化されるように設定されている。
このイメージセンサ1で受光するときは、電源23によりフォトダイオード22および表面フォトダイオード24に所定の大きさの逆バイアス電圧が印加され、エピタキシャル層4Pが完全に空乏化される。
センサ部10に光が照射されると、フォトダイオード22および表面フォトダイオード24において、その光量に応じた光起電力が生じ、この光起電力により、埋め込み層3側およびカソード領域16側からエピタキシャル層4P側へ向かう方向の光電流が流れる。各センサ部10は、フォトダイオード22に加えて、表面フォトダイオード24を備えていることにより、大きな光電流を生じることができる。
この際、エピタキシャル層4Pが完全に空乏化されていることにより、同じ光量に対するフォトダイオード22および表面フォトダイオード24による光電流は最大となるとともに、フォトダイオード22および表面フォトダイオード24の容量は最小となる。
また、カソード領域16と高濃度領域15とが接していることにより、フォトダイオード22および表面フォトダイオード24に逆バイアス電圧が印加されると、高濃度領域15とエピタキシャル層4Pとの界面からも空乏層が広がる。しかし、高濃度領域15の不純物濃度が高くされていることにより、空乏層は、酸化膜14周辺の欠陥が導入されている領域には広がらないようにされている。換言すれば、高濃度領域15の不純物濃度は、酸化膜14周辺の欠陥が導入されている領域に空乏層が広がらない程度に充分高くされている。
埋め込み層3、エピタキシャル層4N、およびカソード領域16は、いずれもN型であるので、フォトダイオード22の光起電力により生じるキャリアは、フォトダイオード22からこれらのN型の領域を経て、カソード電極17へと流れることができる。カソード電極17が、センサ部10近傍に配置されていることにより、埋め込み層3からカソード電極17に至る部分の抵抗が小さくなっており、これにより、信号の遅延が少なくされている。
埋め込み層3は、ディープトレンチ13により完全には分断されていないことにより、複数のセンサ部10により共有された共通電極となっている。したがって、センサ部10毎に埋め込み層3に電気的に接続された電極(カソード電極17)を形成する必要はないので、レイアウトが単純になっている。
以上のような構成により、カソード電極17と各センサ部10から取り出された第1および第2アノード電極19a,19bとの間に流れる電流を測定することにより、各センサ部10で受けられた光量を測定できる。
また、ディープトレンチ13に加えて、酸化膜14が形成されていることにより、隣接するセンサ部10のエピタキシャル層4Pの間は、電気的に良好に分離されている。また、ディープトレンチ13内がノンドープのポリシリコン膜29で埋められていることによっても、このポリシリコン膜29を介した電流のリークが少なくされている。
さらに、ディープトレンチ13の上に酸化膜14が形成されてなる素子分離領域12は、不純物の拡散により形成された分離部と異なり、光が入射されることによりキャリアが発生することはない。したがって、このキャリアの影響を少なくするために素子分離領域12を大きくする必要もない。このため、フォトダイオード22および表面フォトダイオード24の全体サイズを大きくすることなく受光面積を大きく(シリコン基板2上におけるフォトダイオード22および表面フォトダイオード24の受光面積の割合を大きく)、すなわち、画素の有効面積を大きくすることができる。
さらに、高濃度領域15により、酸化膜14周辺の欠陥が導入されている領域に空乏層が広がらないようにされていることにより、イメージセンサ1の電気特性が変動することはない。
以上のことから、このイメージセンサ1は、各センサ部10部で生じた電流を独立して取り出すことができるので、各センサ部10が受けた光量を正確に測定することができる。
図4(a)ないし図4(d)は、図1ないし図3に示すイメージセンサ1の製造方法を説明するための図解的な断面図である。図4(a)ないし図4(d)には、図1のIII−III切断線断面に相当する断面を示している。図4(a)および図4(b)は、2つのセンサ部配列領域25にまたがる領域に相当する範囲を示しており、図4(c)および図4(d)では、1つのセンサ部配列領域25に相当する範囲を示している。
先ず、P型のシリコン基板2において、埋め込み層3に相当する所定の領域27に、N型の不純物が注入される(図4(a)参照)。続いて、シリコン基板2の領域27側の面に、P型のエピタキシャル層4が形成された後、シリコン基板2が加熱される。これにより領域27に注入されたN型の不純物は、シリコン基板2およびエピタキシャル4側へと拡散して、埋め込み層3が形成される(図4(b)参照)。
次に、所定のパターンの開口が形成された酸化シリコン膜をマスクとして、反応性イオンエッチング(RIE)により、ディープトレンチ13が形成される。ディープトレンチ13は、エピタキシャル層4を貫通し、埋め込み層3の厚さ方向途中に至る深さを有するように形成される。
次に、ディープトレンチ13の内面を含む露出表面に、たとえば、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより、酸化シリコン膜28が形成される。そして、ディープトレンチ13内を埋めるように、たとえば、減圧CVD法などにより、ポリシリコン膜29が形成された後、たとえば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、ディープトレンチ13外のポリシリコン膜28および酸化シリコン膜29が除去される。これにより、図4(c)に示すように、ディープトレンチ13内にのみポリシリコン膜28が存在する状態となる。
次に、以上の工程を経たエピタキシャル層4表層部で、高濃度領域15に相当する領域を含む領域に、N型への制御のための不純物が導入される。そして、公知のLOCOS技術により、ディープトレンチ13内上部のポリシリコンおよびその周辺のエピタキシャル層4が選択的に酸化されて、酸化膜14が形成される。これにより、素子分離領域12が得られるとともに、酸化膜14の下に高濃度領域15が形成される。この状態が、図4(d)に示されている。
以上の工程は、バイポーラトランジスタの製造工程などで採用されるDTI(Deep Trench Isolation)技術によるものとすることができる。
以下、図3を参照して、素子分離領域12以外の酸化シリコン膜が除去された後、非センサ領域26に相当する領域のエピタキシャル層4に、所定のパターンの開口を有するマスクを介して、N型の不純物の注入、および熱拡散が行われ、当該領域の導電型がN型にされる。これにより、エピタキシャル層4Nが得られる。
さらに、所定のパターンの開口を有するマスクを介した不純物の注入および拡散により、カソード領域16およびアノード取り出し領域18が形成される。
次に、以上の工程を経たシリコン基板2のエピタキシャル層4側の面に、CVD法などにより第1酸化シリコン膜20aが形成される。そして、所定のパターンの開口を有するレジスト膜を介したエッチングにより、第1酸化シリコン膜20aに開口が形成され、この開口内にカソード領域16およびアノード取り出し領域18の所定の領域が露出するようにされる。
続いて、スパッタリング法などにより、第1酸化シリコン膜20aの開口を埋め、第1酸化シリコン膜20a全面を覆うように、金属膜が形成される。金属膜は、第1酸化シリコン膜20aの開口内に露出したカソード領域16およびアノード取り出し領域18に電気接続される。さらに、この金属膜が、所定のパターンにエッチングされる。これにより、カソード領域16に接続された金属膜と、アノード取り出し領域18に接続された金属膜とは電気的に分離され、それぞれ、カソード電極17および第1アノード電極19aとなる。
その後、第1酸化シリコン膜20a、カソード電極17、および第1アノード電極19aの上に、CVD法などにより第2酸化シリコン膜20bが形成される。そして、所定のパターンの開口を有するレジスト膜を介したエッチングにより、第2酸化シリコン膜20bに開口が形成され、この開口内に第1アノード電極19aの所定の領域が露出するようにされる。
続いて、スパッタリング法などにより、第2酸化シリコン膜20bの開口を埋め、第2酸化シリコン膜20b全面を覆うように、金属膜が形成される。この金属膜は、開口内に露出した第1アノード電極19aに電気接続される。さらに、この金属膜が、所定のパターンにエッチングされて第2アノード電極19bとなる。
その後、以上の工程を経たシリコン基板2の全面に、窒化シリコン膜21が形成されて、図3に示すイメージセンサ1が得られる。
以上の製造方法において、ディープトレンチ13の幅は、反応性イオンエッチングを行う際に用いるマスクの開口により決まるので、ディープトレンチ13の形成領域を狭い範囲に制御可能である。また、LOCOSによる酸化膜14も、たとえば、窒化膜をマスクとしたシリコンの選択的な酸化により、その形成領域を狭い範囲に制御可能である。したがって、センサ部10の全体サイズを大きくすることなく受光面積を大きく(シリコン基板2上におけるセンサ部10の受光面積の割合を大きく)することができる。
以上のイメージセンサ1において、素子分離領域12の代わりに、ディープトレンチ13と、その上に形成され、ディープトレンチ13より幅が広いシャロートレンチとを有する素子分離領域が設けられていてもよい。すなわち、LOCOSによる酸化膜14の代わりに、シャロートレンチが形成されていてもよい。エピタキシャル層4の表層部近傍に、ディープトレンチ13より大きな幅を有するシャロートレンチが形成されている場合、酸化膜14が形成されている場合と同様に、隣接するセンサ部10のエピタキシャル層4P間を電気的に良好に分離できる。これにより、隣接するセンサ部10のエピタキシャル層4Pの間で電流がリークしないようにすることができる。
このようなイメージセンサは、以下のようにして製造することができる。
図5(a)、図5(b)および図5(c)は、図1ないし図3に示すイメージセンサ1の酸化膜14の代わりにシャロートレンチを有するイメージセンサの製造方法を説明するための図解的な断面図である。
先ず、埋め込み層3の形成(図4(b)参照)までがイメージセンサ1の製造方法と同様に行われる。その後、エピタキシャル層4の表層部で、イメージセンサ1の酸化膜14にほぼ相当する領域に、たとえば、反応性イオンエッチングにより、シャロートレンチ31が形成される(図5(a)参照)。シャロートレンチ31の深さは、エピタキシャル層4を貫通しない深さにされる。
次に、所定のパターンの開口を有するマスクを介した反応性イオンエッチングにより、シャロートレンチ31の底面中央部から、埋め込み層3の厚さ方向途中に至る深さを有するディープトレンチ13が形成される。このため、シャロートレンチ31の幅は、ディープトレンチ13の幅より広くなる。
続いて、減圧CVD法などにより、以上の工程を経たシリコン基板2の全面に酸化シリコン膜32が形成される。酸化シリコン膜32は、ディープトレンチ13を埋めるように、かつ、シャロートレンチ31を完全に埋めないように形成される。この状態が、図5(b)に示されている。
次に、以上の工程を経たシリコン基板2の全面にポリシリコン膜33が形成される。ポリシリコン膜33は、シャロートレンチ31を完全に埋めるように形成される。そして、以上の工程を経たシリコン基板2のポリシリコン膜33が形成された面が、化学的または機械的に研磨されて、ディープトレンチ13およびシャロートレンチ31外で、エピタキシャル層4上の酸化シリコン膜32およびポリシリコン膜33が除去される。この状態が、図5(c)に示されている。
以上の工程は、たとえば、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)の分離などに適用されるSTI(Shallow Trench Isolation)技術によるものとすることができる。
その後、エピタキシャル層4Nを形成する工程以下が、イメージセンサ1の製造方法と同様に実施される。
シャロートレンチ31の幅は、反応性イオンエッチングを行う際のマスクの開口で決定されるので、その形成領域を狭い範囲に制御可能である。このため、センサ部10の受光面積を大きくすることができる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るイメージセンサの図解的な平面図であり、図7は、図6のVII−VII切断線断面図であり、図8は、図6のVIII−VIII切断線断面図である。
このイメージセンサ41は、シリコン基板2の表面に沿って1列または複数の列に配列された複数のセンサ部50を備えている(図1には、1列のセンサ部50のみ示す。)。各センサ部50はイメージセンサ41の画素を構成しており、光を受けてその光量に対応する大きさの光起電力を生ずることができる。これにより、センサ部50の配列方向に関して、光量の分布を測定できる。
導電型がP型のシリコン基板2の上には、導電型がP型の埋め込み層43が形成されており、埋め込み層43の上には、エピタキシャル層44が形成されている。各列のセンサ部50が配列された領域(以下、「センサ部配列領域」という。)65のエピタキシャル層44Nの導電型はN型であり、センサ部配列領域65以外でセンサ部配列領域65の両側に沿って延びる領域(以下、「非センサ領域」という。)66のエピタキシャル層44Pの導電型はP型である(図3参照)。
埋め込み層43の不純物濃度は、たとえば、3×1018cm−3程度であり、エピタキシャル層44Nの不純物濃度は、たとえば、3×1015cm−3程度であり、エピタキシャル層44Pの不純物濃度は、たとえば、3×1017cm−3程度である。
隣接する2つのセンサ部50のエピタキシャル層44Nの間、およびエピタキシャル層44Nとエピタキシャル層44Pとの間(センサ部配列領域65と非センサ領域66との間)は、素子分離領域52により電気的に分離されている。エピタキシャル層44Nは、素子分離領域52により、シリコン基板2を垂直に見てほぼ正方形の形状を有する領域に区画されている。
素子分離領域52は、エピタキシャル層44を貫通して埋め込み層43に至るディープトレンチ13を有するが、第1の実施形態に係るイメージセンサ1の素子分離領域12(図2および図3参照)のように、ディープトレンチ13より幅が広い酸化膜14を有していない。
ディープトレンチ13により、エピタキシャル層44は分離(DTI;Deep Trench Isolation)されている。ディープトレンチ13は、埋め込み層43の厚さ方向途中に至る深さを有している。すなわち、埋め込み層43はディープトレンチ13により、完全には分断されていない。ディープトレンチ13の深さは、エピタキシャル層44の厚さと同等であり、たとえば、数μm程度である。
ディープトレンチ13の内表面には、酸化シリコン膜28が形成されており、その内方のディープトレンチ13の内部は、ノンドープのポリシリコン(多結晶シリコン)膜29で埋められている。
ディープトレンチ13は、シリコン基板2に垂直な共通の中心面に対して、ほぼ対称な形状を有している。
ディープトレンチ13とエピタキシャル44Nとの間には、P型の空乏層制限領域59が形成されている。ディープトレンチ13の周辺で、シリコンからなる空乏層制限領域59と酸化シリコン膜28との界面近傍には、欠陥準位が存在しており、空乏層制限領域59は、この欠陥準位が存在している領域を含むより広い領域に形成されている。空乏層制限領域59は、埋め込み層43に接している。
空乏層制限領域59の不純物濃度は、エピタキシャル層44Pの不純物濃度と同程度であり、たとえば、3×1017cm−3程度である。エピタキシャル層44Pおよび空乏層制限領域59は、不純物の拡散により形成されたウェル領域である。
エピタキシャル層44Nおよび空乏層制限領域59の表層部で、空乏層制限領域59に隣接する(接する)領域、およびエピタキシャル層44Pの表層部には、P型の上側アノード領域56が形成されている。
各センサ部50は、素子分離領域52により分断されたエピタキシャル層44Nと下側のアノード領域である埋め込み層43とを含むフォトダイオード62を備えている。各センサ部50は、さらにエピタキシャル層44Nとアノード領域56とを含む表面フォトダイオード64を備えている。
エピタキシャル層44Nの表層部において、センサ部50の中心部近傍には、アノード領域56とわずかな間隔をあけて、N型のカソード取り出し領域68が形成されている。すなわち、シリコン基板2を垂直に見て、アノード領域56はカソード取り出し領域68を取り囲むように形成されており、カソード取り出し領域68はアノード領域56のほぼ中央に配置されている。
このような構成により、アノード領域56の形成領域が広くされており、表面フォトダイオード64による受光面積が大きくされている。これにより、表面フォトダイオード64は、大きな光起電力を生じることができる。
センサ部配列領域65および非センサ領域66の上には、酸化シリコン膜60が形成されており、酸化シリコン膜60の上には窒化シリコン膜61が形成されている(図6では、図示を省略)。
センサ部配列領域65および非センサ領域66のアノード領域56の上には、酸化シリコン膜60を貫通するプラグ状(柱状)の複数の第1アノード電極55aが形成されている。センサ部配列領域65内に設けられた第1アノード電極55aは、空乏層制限領域59上に配置されている。第1アノード電極55aは、センサ部50の配列方向に沿って配列されており、各センサ部50について、少なくとも1つの第1アノード電極55aが設けられている。各センサ部50について複数個の第1アノード電極55aが設けられていてもよい。
また、各センサ部50のカソード取り出し領域68の上には、酸化シリコン膜60を貫通するプラグ状(柱状)の第1カソード電極54aが形成されている。
酸化シリコン膜60と窒化シリコン膜61との間には、第1アノード電極55aに接続された第2アノード電極55b、および第1カソード電極54aに接続された第2カソード電極54bが配設されている。第1および第2アノード電極55a,55bならびに第1および第2カソード電極54a,54bは、金属からなる。
第2アノード電極55bは、センサ部配列領域65の中心軸に対して両側に設けられている(図8参照。図7では、一方側の第1および第2アノード電極は55a,55bは図示を省略)。各センサ部50および非センサ領域66のアノード電極55aは、いずれかの第2アノード電極55bに共通接続されている。すなわち、表面フォトダイオード64のアノード領域56の取り出し電極は、各センサ部50毎に個別に形成されておらず、レイアウトが単純化されている。
一方、各センサ部50の第1カソード電極54aは、それぞれ異なる第2カソード電極54bに接続されている。第2アノード電極55bおよび第2アノード電極55bは、センサ部50の配列方向と直交する方向に延びており、図外の位置で個別に取り出されている。
第2アノード電極55aは電源23(図8参照)に接続されている。アノード領域56と空乏層制限領域59およびエピタキシャル層44Pとが接しており、空乏層制限領域59およびエピタキシャル層44Pと埋め込み層43とが接しており、かつ、アノード領域56、空乏層制限領域59、エピタキシャル層44Pおよび埋め込み層43は、導電型が同じ(P型)である。これにより、電源23により、フォトダイオード62および表面フォトダイオード64に逆バイアス電圧を印加できるようになっている。
エピタキシャル層44N、埋め込み層43、およびセンサ部50のアノード領域56の不純物濃度、これらの厚さ、ならびにアノード領域56の配置は、フォトダイオード62および表面フォトダイオード64に所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、エピタキシャル層44Nがほぼ完全に空乏化されるように設定されている。
このイメージセンサ41で受光するときは、電源23によりフォトダイオード62および表面フォトダイオード64に所定の大きさの逆バイアス電圧が印加され、エピタキシャル層44Nが完全に空乏化される。
センサ部50に光が照射されると、フォトダイオード62および表面フォトダイオード64において、その光量に応じた光起電力が生じ、この光起電力により、エピタキシャル層44N側から埋め込み層43側およびアノード領域56側へ向かう方向の光電流が流れる。各センサ部50は、フォトダイオード62に加えて、表面フォトダイオード64を備えていることにより、大きな光電流を生じることができる。
この際、エピタキシャル層44Nが完全に空乏化されていることにより、同じ光量に対するフォトダイオード62および表面フォトダイオード64による光電流は最大となるとともに、フォトダイオード62および表面フォトダイオード64の容量は最小となる。
また、センサ部配列領域65の第1アノード電極55aが、空乏層制限領域59上に配置されていること、すなわち、キャリア発生領域であるエピタキシャル44N上を回避して配置されていることにより、センサ部50に入射した光は、第1アノード電極55aに遮断されることなくエピタキシャル44Nに到達することができる。これにより、センサ部50で受けられる光量は大きくなっている。
また、フォトダイオード62および表面フォトダイオード64に逆バイアス電圧が印加されると、空乏層制限領域59とエピタキシャル層44Nとの界面からも空乏層が広がる。しかし、空乏層制限領域59の不純物濃度が高くされていることにより、空乏層は、ディープトレンチ13周辺で空乏層制限領域59と酸化シリコン膜28との界面近傍の欠陥準位が導入されている領域には広がらないようにされている。
換言すれば、空乏層制限領域59の不純物濃度は、ディープトレンチ13周辺の欠陥準位が導入されている領域に空乏層が広がらない程度に充分高くされている。このため、欠陥準位に、キャリアがトラップされて残留電荷となることがなく、このような残留電荷により各センサ部50が生ずる光電流が影響を受ける不具合が生じない。
埋め込み層43は、ディープトレンチ13により完全には分断されていないことにより、複数のセンサ部50により共有された共通電極となっている。したがって、センサ部50毎に埋め込み層43に電気的に接続された電極(第2アノード電極55a)を形成する必要はないので、レイアウトが単純になっている。
以上のような構成により、第2アノード電極55aと各センサ部50から個別に取り出された第2カソード電極54bとの間に流れる電流を測定することにより、各センサ部50で受けられた光量を測定できる。このイメージセンサ41は、各センサ部50部で生じた電流を独立して取り出すことができるので、各センサ部50が受けた光量を正確に測定することができる。
図9(a)および図9(b)は、図6ないし図8に示すイメージセンサ41の製造方法を説明するための図解的な断面図である。
先ず、内部にポリシリコン膜28が埋められたディープトレンチ13を形成する工程までが、第1の実施形態に係るイメージセンサ1の製造方法と同様に実施される(図4(a)ないし図4(c)および図9(a)参照)。ただし、シリコン基板2の上にはN型のエピタキシャル層44が形成され、また、埋め込み層43は、P型の不純物の導入により形成される。
次に、エピタキシャル44の上に、エピタキシャル層44Pおよび空乏層制限領域59(図8参照)に相当する領域に開口が形成されたマスクが形成され、このマスクの開口を介してエピタキシャル層44にP型の不純物の注入される。
ピッチサイズが0.35μm程度のイメージセンサ41を製造する場合は、その後、以上の工程を経たシリコン基板2が、たとえば、1000℃で90分程度加熱される。これにより、エピタキシャル層44に注入されたP型の不純物が拡散(熱拡散)されて埋め込み層43に到達し、エピタキシャル層44Pおよび空乏層制限領域59(P型ウェル)が形成される。不純物の注入および熱拡散により形成された空乏層制限領域59は、図7、図8および図9(a)に示すように、その下部(埋め込み層43側)の幅が上部(埋め込み層43の反対側)の幅より狭くなる。
ピッチサイズが0.23μm程度のイメージセンサ41を製造する場合は、不純物の注入によって、これらの不純物が埋め込み層43に到達するようにされて空乏層制限領域59が形成される。熱拡散を伴わず不純物の注入より形成された空乏層制限領域59は、その上部から下部にわたって、ほぼ一定の幅を有する。
以下、図8を参照して、所定のパターンの開口を有するマスクを介した不純物の注入および拡散により、アノード領域56およびカソード取り出し領域68が形成される。
次に、エピタキシャル層44上に酸化シリコン膜60が形成され、この酸化シリコン膜60において、第1アノード電極55aおよび第1カソード電極54aに対応する所定の位置に開口が形成される。続いて、この開口に金属材料が埋め込まれて、第1アノード電極55aおよび第1カソード電極54aが形成される。
続いて、酸化シリコン膜60上で、第1アノード電極55aおよび第1カソード電極54aにそれぞれ接続されるように、第2アノード電極55bおよび第2カソード電極54bが所定のパターンで形成される。その後、第2アノード電極55bおよび第2カソード電極54bを覆うように酸化シリコン膜60の上に窒化シリコン膜61が形成されて、図6ないし図8に示すイメージセンサ41が得られる。
第1の実施形態に係るイメージセンサ1においても、ディープトレンチ13とエピタキシャル層4Pとの間に、N型の空乏層制限領域39(図2および図3に二点鎖線で示す。)が形成されていてもよい。
この場合、ディープトレンチ13の周辺で、シリコンからなる空乏層制限領域39と酸化シリコン膜28との界面近傍に欠陥準位が存在していても、このような欠陥準位が存在している領域に空乏層が広がらないようにすることができる。この場合、欠陥準位に、キャリアがトラップされて残留電荷となることがなく、このような残留電荷により各センサ部10が生ずる光電流が影響を受ける不具合が生じない。
このような空乏層制限領域39は、たとえば、非センサ領域26に相当する領域のエピタキシャル層4に、N型の不純物を注入および熱拡散してエピタキシャル層4Nを形成する際、または、エピタキシャル層4Nを形成した後、空乏層制限領域39に対応するエピタキシャル層4の所定の領域に、N型の不純物を注入および熱拡散して得られる。
さらに、ディープトレンチ13とシャロートレンチ31とを有する素子分離領域が設けられたイメージセンサ(図5(a)ないし図5(c)参照)においても、ディープトレンチ13とエピタキシャル層4Pとの間に、N型の空乏層制限領域39(図5(a)および図5(b)に二点鎖線で示す。)が形成されていてもよい。
この場合、空乏層制限領域39は、たとえば、ディープトレンチ13を形成した後、空乏層制限領域39に対応するエピタキシャル層4の所定の領域に、N型の不純物を注入および熱拡散して得られる。
本発明の実施形態の説明は以上の通りであるが、本発明は他の形態でも実施できる。たとえば、イメージセンサ1,41の半導体部分の導電型は逆であってもよい。すなわち、以上の各実施形態でP型の部分がN型であり、かつ、N型の部分がP型であってもよい。
各センサ部10,50は、フォトダイオード22,62を備えていなくてもよい。この場合、表面フォトダイオード24,64のみが受光して光起電力を生じる。
本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、これらは本発明の技術的内容を明らかにするために用いられた具体例に過ぎず、本発明はこれらの具体例に限定して解釈されるべきではなく、本発明の精神および範囲は添付の請求の範囲によってのみ限定される。
この出願は、2003年6月30日に日本国特許庁に提出された特願2003−188394に対応しており、この出願の全開示はここに引用により組み込まれるものとする。

Claims (23)

  1. 半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、
    隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチと、この第1トレンチの上で前記第2領域の表面付近に形成され前記第1トレンチより幅が広い酸化膜とを有する素子分離領域をと含む、イメージセンサ。
  2. 前記第2領域と前記酸化膜との間に形成され、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記酸化膜周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の第3領域をさらに含む、請求項1記載のイメージセンサ。
  3. 半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、
    隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチと、この第1トレンチの上で前記第2領域の表面付近に形成され前記第1トレンチより幅が広い第2トレンチとを有する素子分離領域とを含む、イメージセンサ。
  4. 前記第2トレンチが、Shallow Trench Isolation構造を有するものである、請求項3記載のイメージセンサ。
  5. 前記第2領域と前記第1トレンチとの間に形成され、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記第1トレンチ周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の空乏層制限領域をさらに含む、請求項1ないし4のいずれかに記載のイメージセンサ。
  6. 半導体基板の表面に沿って配列された複数のフォトダイオードであって、各フォトダイオードが前記半導体基板上に前記半導体基板に沿って形成された第1導電型の第1領域、この第1領域の上に形成された前記第1導電型とは異なる第2導電型の第2領域、およびこの第2領域の上に形成された前記第2導電型の信号取り出し領域を有する複数のフォトダイオードと、
    隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間を電気的に分離するように形成された素子分離領域であって、隣接する前記フォトダイオードの前記第2領域の間に形成された第1トレンチを有する素子分離領域と、
    前記第2領域と前記第1トレンチとの間に形成され、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記第1トレンチ周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の空乏層制限領域とを含む、イメージセンサ。
  7. 前記第1トレンチが、Deep Trench Isolation構造を有するものである、請求項1ないし6のいずれかに記載のイメージセンサ。
  8. 前記フォトダイオードに、逆バイアス電圧を印加するための電源をさらに含む、請求項1ないし7のいずれかに記載のイメージセンサ。
  9. 前記第2領域が、前記電源により前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、ほぼ完全に空乏化される、請求項8記載のイメージセンサ。
  10. 前記半導体基板の前記フォトダイオードが配列された側の面において、前記フォトダイオードの配列領域外に設けられ、前記フォトダイオードの前記第1領域に電気的に接続された第1領域電極をさらに含む、請求項1ないし9のいずれかに記載のイメージセンサ。
  11. 前記フォトダイオードの配列領域外に設けられ、前記第1領域と前記第1領域電極とを電気的に接続する前記第1導電型の導電領域をさらに含む、請求項10記載のイメージセンサ。
  12. 前記第1領域が、複数の前記フォトダイオードに渡る領域に連続して形成されており、前記複数のフォトダイオードによって共有されている、請求項1ないし11のいずれかに記載のイメージセンサ。
  13. 前記第2領域の上に形成され、前記第2領域とともに複数の表面フォトダイオードを構成する前記第1導電型の第4領域をさらに含む、請求項1ないし12のいずれかに記載のイメージセンサ。
  14. 前記複数の表面フォトダイオードの前記第4領域が、共通接続されている、請求項13記載のイメージセンサ。
  15. 前記第4領域が前記信号取り出し領域を取り囲むように形成されている、請求項13または14に記載のイメージセンサ。
  16. 前記第1トレンチの内部にポリシリコンが配置されている、請求項1ないし15のいずれかに記載のイメージセンサ。
  17. 第1導電型の第1領域と、前記第1導電型とは異なる第2導電型の複数の第2領域とを有する複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサにおいて、前記複数の第2領域の間を電気的に分離する分離構造の形成方法であって、
    第1導電型の第1領域が表面に沿って形成された半導体基板の前記第1領域の上に、前記第1導電型とは異なる第2導電型の半導体層を積層する工程と、
    前記半導体層を厚さ方向に貫通する第1トレンチを形成する工程と、
    前記半導体層の表層部において前記第1トレンチ付近の領域を酸化させて、前記第1トレンチより幅が広く、前記第1トレンチとともに素子分離領域を構成する酸化膜を形成し、前記素子分離領域により前記半導体層が分断されてなる第2領域を形成する工程とを含む、分離構造の形成方法。
  18. 前記第1トレンチの内部に充填物を充填する工程をさらに含む、請求項17記載のイメージセンサの分離構造の形成方法。
  19. 前記充填物を充填する工程が、前記第1トレンチの内部に半導体材料からなる充填物を充填する工程を含み、
    前記酸化膜を形成する工程が、前記第1トレンチ内上部の充填物を酸化させて前記酸化膜を形成する工程を含む、請求項18記載の分離構造の形成方法。
  20. 第1導電型の第1領域と、前記第1導電型とは異なる第2導電型の複数の第2領域とを有する複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサにおいて、前記複数の第2領域の間を電気的に分離する分離構造の形成方法であって、
    第1導電型の第1領域が表面に沿って形成された半導体基板の前記第1領域の上に、前記第1導電型とは異なる第2導電型の半導体層を積層する工程と、
    前記半導体層の表層部に、前記半導体層の厚さ方向途中に至る第2トレンチを形成する工程と、
    前記第2トレンチの形成領域内に、前記第2トレンチより幅が狭く、前記半導体層を厚さ方向に貫通し、前記第2トレンチとともに素子分離領域を構成する第1トレンチを形成し、前記素子分離領域により前記半導体層が分断されてなる第2領域を形成する工程とを含む、分離構造の形成方法。
  21. 前記第2トレンチの内部に充填物を充填する工程をさらに含む、請求項20記載のイメージセンサの分離構造の形成方法。
  22. 第1導電型の第1領域と、前記第1導電型とは異なる第2導電型の複数の第2領域とを有する複数のフォトダイオードを備えたイメージセンサにおいて、前記複数の第2領域の間を電気的に分離する分離構造の形成方法であって、
    第1導電型の第1領域が表面に沿って形成された半導体基板の前記第1領域の上に、前記第1導電型とは異なる第2導電型の半導体層を積層する工程と、
    前記半導体層を厚さ方向に貫通する第1トレンチを形成して、この第1トレンチを含む素子分離領域により前記半導体層が分断されてなる第2領域を形成する工程と、
    前記半導体層と前記第1トレンチとの間に前記第1導電形の不純物を導入して、前記フォトダイオードに所定の大きさの逆バイアス電圧が印加されたときに、空乏層が広がる領域を前記第1トレンチ周辺の所定の領域を除く領域に制限する前記第1導電型の空乏層制限領域を形成する工程とを含む、分離構造の形成方法。
  23. 前記第1トレンチの内部に充填物を充填する工程をさらに含む、請求項20ないし22のいずれかに記載のイメージセンサの分離構造の形成方法。
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