JPWO2004079072A1 - 横編機の給糸装置 - Google Patents

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Abstract

ヤーンフィーダに給糸口の位置を切り換える切り換え機構を設け、この切り換え機構は、連行手段と協働して給糸口の高さ位置を切り換え操作する押し込み操作部を有し、押し込み操作部には給糸口が編針に最も近づく給糸位置と、当該給糸位置の上方で可動編成部材の直近に位置する中間位置とを設定する押し込み操作面を形成し、可動編成部材が歯口を開くように退入して給糸口が給糸位置に下降し、中間位置では可動編成部材が歯口隙間部分に進出して歯口を閉じるように給糸口の昇降と可動編成部材の進退とを連動させるように構成した。

Description

本発明はガイドレールに設けられた複数のヤーンフィーダから、連行手段で選択されたヤーンフィーダが摺動駆動機構で連行されるように構成された横編機の給糸装置に関するものである。
横編機の給糸装置では、ニードルベッドの上部に複数のヤーンフィーダを摺動可能にしたガイドレールを設け、連行手段により複数のヤーンフィーダのうちから選択されたヤーンフィーダが摺動駆動機構で連行されることにより、ヤーンフィーダの給糸口から編針に給糸して編地を編成するようにしている。
一般に、糸道レールに摺動可能に設けられたヤーンフィーダはその給糸口が編針に近づいた低い位置にあるほど給糸条件が良くなる。
ところが、一本の糸道ガイドに複数のヤーンフィーダを設けたり、ヤーンフィーダを備えた糸道レールを複数本設けた場合、上記のように給糸条件を良くするために、歯口隙間の近傍に位置させようとすると給糸口が集中し、互いに干渉して破損するおそれがある。
そこで、給糸時には連行手段により複数のヤーンフィーダのうちから選択されたヤーンフィーダが摺動駆動機構で連行されるのに連動して押し込み手段により給糸口を低い給糸位置に押し込み、連行手段による連行が解除されるとこれに連動して押し込み手段の押し込みを解除して給糸口を待避位置に上昇させ、給糸口が互いに干渉して破損しないようにしたものがある(例えば特開平11−61606参照)。
上記のように編成が終了して連行手段がヤーンフィーダの連行を停止すると、この連行の停止に連動してヤーンフィーダの給糸口が給糸位置から待避位置に上昇する。
こうして編針のフックが閉じ切っていない状態で給糸口が待機位置に高く上昇すると、編針のフックに銜えられた編糸が外れたり、フックを閉じる部材、例えばコンパウンドニードルではスライダに突き刺さってしまうというおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、編地編成の給糸時には給糸口を可及的に低くして給糸条件をよくし給糸された編糸を編針のフック部分に確実に銜えさせられるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明にかかる横編機の給糸装置は、編針を摺動可能に収納したニードルベッドを歯口隙間を形成した状態で前後に少なくとも一対配設し、ニードルベッドの編針間に歯口に向かって進退操作可能な可動編成部材を設け、ニードルベッドの上部に複数のヤーンフィーダが摺動可能に設けられたガイドレールを設け、連行手段により複数のヤーンフィーダのうちから選択されたヤーンフィーダが摺動駆動機構で連行可能に構成された横編機の給糸装置であって、各ヤーンフィーダには給糸口の位置を切り換える切り換え機構を設け、この切り換え機構は、連行手段と協働して給糸口の高さ位置を切り換え操作する押し込み操作部を有し、押し込み操作部には給糸口が編針に最も近づく給糸位置と、当該給糸位置の上方で可動編成部材の直近に位置する中間位置とを設定する押し込み操作面を形成することにより、給糸口が押し込み操作部の作用を受けない待避位置と、前記中間位置、給糸位置とを上方から順に形成するとともに、可動編成部材が歯口を開くように退入して給糸口が給糸位置に下降し、中間位置では可動編成部材が歯口隙間部分に進出して可動編成部材が歯口を閉じるように給糸口の昇降と可動編成部材の進退移動とを連動させるように構成したことを特徴とするものである。
可動編成部材が、編糸ガイド面を有し、歯口隙間に進退操作可能な糸ガイド部材で構成したり、前コースにおいて最終に形成した編目を係止する編針と給糸口との間に位置する編針の内、前記最終に形成した編目を係止する編針の少なくとも給糸口寄りで1本となりの編針が歯口隙間に進出するよりも前に給糸口を中間位置に位置させるようにしたことや、編地の編み終わり側端部の編針に給糸位置の給糸口から給糸された編糸を銜えたフック部分が歯口から下降して閉じられるまで給糸口を中間位置に保持するように構成したことも特徴とするものである。
図1はヤーンフィーダを有する横編機の側面図。
図2は横編機のニードルベッド部分の分解図。
図3は横編機の編針の側面図。
図4はキャリッジのカム部分の展開図。
図5はカムプレート部分の一部切り欠き側面図。
図6はカムプレートの正面図。
図7はヤーンフィーダ部分の正面図。
図8はヤーンフィーダ部分の側面図。
図9は横編機における歯口部分の作用説明図。
図10は横編機における歯口部分の作用説明図。
以下本発明にかかる横編機の給糸装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は横編機の概略の構成を示す側面図であって、図中符号1は横編機を全体的に示し、この横編機1はニードルベッド2の上方に図2に示すようなニードルプレート3を等間隔に配設するとともに、当該ニードルプレート3・3間に図3に示すようにスライダ4aを有するコンパウンドニードル形式の編針4及び糸ガイド部材(可動編成部材)5を複数夫々個別に出退操作可能に並設し、このニードルベッド2を編針4の先端部同士が近接する状態で側面視ハの字状に対峙させて構成してあり、ニードルベッド2の先端部にはキャリッジ6で揺動操作される可動シンカー7が設けてある。また、ニードルプレート3・3の先端同士間には歯口間隙部Tが形成され、両ニードルベッド2の編針4及び糸ガイド部材5はキャリッジ6に設けられた後述のカムで出退操作されるようになっている。
図4はニードルベッド2の編針4の出退操作及び後述する可動シンカー7を揺動操作するキャリッジ6のカム群の概略を示す展開図であって、図中符号8はニッティングカム、符号9はニッティングカム8の前方に配設されたシンカー制御用の後部カム、符号10は後部カム9の前方に配設されたシンカー制御用の前部カム、符号11は糸ガイド部材5を出退操作する制御カムを夫々示す。
ニッティングカム8は、図3に示す編針4のバット4bに作用して編針4を進退操作するレイジングカム81と、レイジングカム81の上方に天山カム82と、天山カム82の両側に度目を設定する摺動可能な度山カム83が設けてある。
また、ニッティングカム8は、キャリッジ6がニードルベッド2上を例えば右から左方向に摺動する往行時と右から左に摺動する復行時に編針を進退操作して無駄なく編地を編成するために図4中Bで示すレイジングカム81の頂部を線対称とする左右対称に形成してある。
更に、キャリッジ6には図1に示すように、前後のニードルベッド3を跨いで一体的に連結するゲートアーム(摺動駆動機構)12が設けられており、ゲートアーム12にはヤーンフィーダ13を連行する連行手段14及びヤーンフィーダ13の給糸口15を編針4・4の先端の近傍位置にまで下降させる押し下げ手段(切り換え機構)16とが搭載されている。
ニードルベッド2の上方には、ニードルベッド2の長手方向に沿って4本の糸道レール17が前後方向に配置されている。
上記連行手段14は、制御装置(図示せず)からの出力信号により、突出及び退入制御されるソレノイド18の出力軸19の動きを図6及び図7に示すように、連行ピン20に伝える伝動桿21とを備え、連行ピン20は、スプリング22により下降付勢されており、各ヤーンフィーダ13のフィーダケース23の上端中央寄り部分に左右一対の揺動片24に形成された係合部25に連行ピン20を係合させてヤーンフィーダ13が連行されるようになっている。
上記ヤーンフィーダ13は、糸道レール17に摺動可能に支持されるフィーダケース23と、フィーダケース23から下端に給糸口15が設けられた給糸桿26と、この給糸桿26がフィーダケース23に上下摺動可能に枢支されている。
また、給糸杆26の中間部分には、給糸口15を上昇付勢するためのコイルスプリング40がフィーダケース23のバネ受け部(図示せず)との間に亙って装着されており、給糸桿26のカムプレート36に当接する上端部26aは、図5に示すように外方に突出させ、その一部を上方に突出させてある。
そして、糸ガイド部材5は、図2に示すように比較的厚みの薄い鋼板で細幅に形成された本体27の先端部に斜め下向きに傾斜したガイド面28を形成するとともに、後端部にはニードルプレート3・3・・に亙って支持された回動枢支ロッド29に摺動案内される溝30を上下に二段刻設した摺動案内部31を設け、この摺動案内部31の上端にキャリッジ6に装着された制御カム11で出退操作されるバット32が立設されて形成されている。
このバット32を操作して糸ガイド部材5を出退操作する制御カム11は図4に示すように、カム板33の中間高さ位置に両端側部分で糸ガイド部材5を歯口隙間部分Tに押し出す部分bと、中央部分で糸ガイド部材5を退入させる部分aを有する一条のカム溝34を形成して構成してある。
上記給糸桿26を押し下げる押し下げ手段16は、一端が上記連行ピン20の中間高さ位置に連結された連結プレート35と、この連結プレート35の他端をカムプレート(押し込み操作部)36の上端部に連結することにより、連行ピン20の上下動に連動してカムプレート36が揺動枢支ピン37を中心として前後に揺動されるように形成されている。
そして、このカムプレート36は図5に示すように、蔓巻きばね36aにより後述するカム面が糸道レール17から離間する方向に押圧付勢されており、連結プレート35との連結は、連結プレート35に設けられた掛合ピン35aがカムプレート36の上端寄り部に形成されたU型溝36bに掛合させて連結してある。
また、カムプレート37は、図6および図7に示すように下面中央寄り部分がフラットな糸道レール17が形成されており、上記連行ピン20はカムプレート36のフラットな下辺部分の中央位置で糸道レール17側に設けられている。
ここで、上記カムプレート36の上記給糸位置用カム面38とその両側の中間位置用カム面39の形状は、図4に示すキャリッジ6のニッティングカム8に対応して設定されるもので、カムプレート36のニッティグカム8に対する位置関係について説明する。
先ず、カムプレート36の中央部の給糸位置用カム面38は、この面で押し下げられる給糸口15部分が図7の給糸位置Xに下降する場合、給糸口15の下方に位置する糸ガイド部材5が図9に示すように歯口隙間部分Tを開き、ニードルベッド2に退入している必要がある。
したがって、給糸位置用カム面38の長さL1は図4に示す制御カム11のカム溝34の図上1段低くなったa部分に対応する長さ以下に設定される。
次に、給糸位置用カム面38の両側に形成される中間位置用カム面39は、編針4がそのバット4bがレイジングカム81で押し上げられ、図4のBの位置から天山カム82で引き下げられ始められ、給糸口15から編針4のフック部分4cに給糸された編糸が、フック部分4cから外れ出たり、フック部分4cを閉じる部材(例えばコンパウンドニードルではスライダ4a)に突き刺されないようにするために、フック部分4cが閉じられる位置である図4のEの近傍位置まで給糸口15を低い中間位置に保っておく必要がある。
一方、例えば引き返し編みの際の入りタックや成型編みの際の入り増やしで給糸する編糸を、レイジングカム81で歯口隙間部分Tに進出する編針4の後方側を通過させる必要がある場合、編針4がレイジングカム81で歯口隙間部分Tに進出する図4におけるAの位置に先立って給糸位置を低い位置、即ち、歯口隙間部分Tには糸ガイド部材5が進出していることからその直近の位置(中間位置Y)する必要がある。
したがって、中間位置用カム面39の長さL2は上記条件を全て満足させる長さに設定されている。
また、図3及び図4中、符号4dはフック部分4cを閉じるコンパウンドニードルのスライダ4aのバットである。
上記のように構成された本発明にかかる横編機の給糸装置の作用について説明する。
制御装置の出力信号でベルト駆動手段により、キャリッジ6がニードルベッド2の上面を右から左方向に走行すると、ニッティングカム8によりニードルベッド2に並設された編針4の進退操作が行われる。
キャリッジ6の走行時に、編成が行われない部分では柄編編成用の出力信号によりソレノイド18が作動し、出力軸19が下方に突出した状態となり、伝動桿21を介して連行手段14の連行ピン20がスプリング22の張力に抗して上昇させられている。
この連行ピン20の上昇に伴い、押し下げ手段16のカムプレート36は揺動枢支ピン37を中心として跳ね上げられた状態となる(図8右側のカムプレート36参照)。
そして編成が行われる部分では、キャリッジ6が編針4に給糸を行う所定のヤーンフィーダ13と対面する手前の位置で、制御装置の出力信号でソレノイド18が作動し、その出力軸19が上方に退入した状態となると、これまで上昇していた連行ピン20はスプリング22の張力により押し下げられる。この連行ピン20の押し下げに連動し、連結プレート35を介して押し下げ手段16のカムプレート36が揺動枢支ピン37を中心としてヤーンフィーダ13側に揺動する(図8左側のカムプレート36参照)。
この連行ピン20の押し下げに連動して、カムプレート36がヤーンフィーダ13側に揺動すると、キャリッジ6の摺動により、給糸桿26の上端部がコイルスプリング40の付勢力に抗して押し下げられ、図7に示すように給糸口15がニードルベッド2の編針4に近接した最下位置Xの給糸位置になる。
キャリッジ6の更なる左方への移動により、連行ピン20が進行方向の下流側に位置する揺動片24の係合部25に当接すると、ヤーンフィーダ13はキャリッジ6に連行される状態となり、ヤーンフィーダ13の給糸口15から編針4に給糸された給糸により編成される。
この編成時における糸ガイド部材5、編針4の給糸口15の動作を次に詳述する。
キャリッジ6が右方から左方に移動し、先ず糸ガイド部材5のバット32が、制御カム11のカム溝34のb部分で、歯口隙間部分Tに進出した状態で、編針4のバット32が図4中のAの位置になると、図外の選針装置で選針された旧ループ(図示せず)を銜えた編針4は度山カム83でバット4bが操作され、編針4の先端のフック4cがニードルプレート3の先端と略同じ位置に一旦引き込まれる。
このとき、ヤーンフィーダ13の給糸口15は、カムプレート36の中間位置用カム面39で糸ガイド部材5の直近の中間位置Yに位置している(図10参照)。
次に、キャリッジ6が左方に移動し、糸ガイド部材5のバット32が、制御カム11のカム溝34のa部分からa部分に移って、歯口隙間部分Tからニードルベッド2側に退入し、当該歯口隙間部分Tを開いた状態となり、この開いた歯口隙間部分Tにカムプレート36の中央部分の給糸位置用カム面38で糸ガイド部材5の給糸桿26がコイルスプリング40の付勢力に抗して押し下げられて、給糸口15が編針4に最も近い給糸位置Xのとなる(図9参照)。
そして、編針4が最大に突出する図4中のBの位置ではレイジングカム81で強制的に押し出される編針4からスライダ4aが取り残されることから編針4のフック4cが開き、シンカー7で押えられた旧ループもニードルベッド2の先端近傍に残され、編針4の本体側に乗りあがった状態になっている。
図4中のBの位置からキャリッジ6が更に左方に走行し、編針4のバット4bがCの位置になる間に、バット4dが天山カム82で徐々に下降しはじめ、Cの近くで給糸位置Xにある給糸口15から編糸が編針4のフック部分4cに給糸される。
編針4のフック4cに編糸が給糸された後、編針4のバット4bがDからEの位置になる間では、編針4のバット4bが度山83で更に引き下げられ、編針4の進出時に取り残されていたスライダ4aで編針4のフック部分4cが閉じられる。
このとき、編針4のフック部分4cに給糸された編糸は、給糸口15が糸ガイド部材5の直近で低い中間位置Yにあることから、此処から給糸された編糸がフック部分4cから外れ出たり、フック部分4cを閉じるスライダ4aで突き刺されたりすることがなくなり、編成が良好に行なわれる。
キャリッジ6が左方に移動し、編針4のバット4bがEの位置になると、その間に旧ループが閉じたフック部分4cを乗り越えてノックオーバーされた後、編針4のバット4bが上下に昇降する度山カム83で引き込まれ、度目が設定される。
然る後、編針4のバット4bがFの位置になると編針4のバット4bが上昇し、編成が終了し次の編成に備える状態になる。こうした編成をキャリッジ6の復行時にも行なわれ、これを繰り返すことにより編地が編成されてゆく。
そして、編み終わりになると、編み終わり側の端の編針4のバットが図4のDを過ぎEの手前の位置で、制御装置の出力信号によりソレノイド18に給電され、これまで下降していた連行ピン20はスプリング22の張力に抗して押し上げられる。
この連行ピン20の上昇に連動し、連結プレート35を介して押し下げ手段16のカムプレート36が揺動枢支ピン37を中心としてヤーンフィーダ13から離間する方向に揺動するが、給糸桿26の上端部26aが図5に示すように外方に突出させた状態にしてあることから、キャリッジ6の移動によりこの上端部26aがカムプレート36の給糸位置用カム面38から中間位置用カム面39に移る。
この中間位置用カム面39は、給糸桿26の上端部26aの上方に突出した部分でうけとめられるので、給糸口15を中間位置Yにし、給糸口15の中間位置Yが図4のEからFを過ぎるまで、その中間位置Yが維持される。
これにより、編み終わり側の端の編針4へ給糸された編糸がフック部分4cを閉じるスライダ4aで突き刺されたりすることがなく編成が良好に行なわれる。
また、引き返し編みの際の入りタックや成型編みの際の入り増やし等における編み始め側について説明する。
キャリッジ6が右方から左方に移動し、糸ガイド部材5のバット32が、制御カム11のカム溝34のb部分で、歯口隙間部分Tに進出しており、図外の選針装置で選針された編針4のバット32が図4中のAの位置を過ぎレイジングカム81で上昇する前に、ヤーンフィーダ13の給糸桿26の上端が、カムプレート36の中間位置用カム面39で押さえ込まれ、糸ガイド部材5の直近で低い中間位置Yに位置している給糸口15から編糸を給糸すると、その編糸はレイジングカム81で上昇する編針で押えられるので入りタック(増やし)を行なうことができる。
尚、上記実施の形態では、可動編成部材を糸ガイド部材5で形成するようにしてあるがこうしたものにかぎられず、編地押さえ等、歯口隙間部分Tに出没し、給糸位置の給糸口に干渉するものを備えた横編機であれば本発明を実施することができる。
また、上記実施の形態では編針4をコンパウンドニードルにしてあるが、こうしたものにかぎられず、例えばラッチニードルの編針にすることができるのはいうまでもないことである。
更にニードルベッドは本例のように前後一対のものにかぎられず、ニードルベッドを三枚以上備えたものにも本発明は実施できる。
本発明は以上に説明したように、ヤーンフィーダに給糸口の位置を切り換える切り換え機構に、連行手段と協働して給糸口の高さ位置を切り換え操作する押し込み操作部を設け、この押し込み操作部には給糸口が編針に最も近づく給糸位置と、当該給糸位置の上方で可動編成部材の直近に位置する中間位置とを設定する押し込み操作面を形成することにより、給糸口が押し込み操作部の作用を受けない待避位置と、前記中間位置、給糸位置とを上方から順に形成するとともに、可動編成部材が歯口を開くように退入して給糸口が給糸位置に下降し、中間位置では可動編成部材が歯口隙間部分に進出して可動編成部材が歯口を閉じるように給糸口の昇降と可動編成部材の進退移動とを連動させるように構成してあるので、給糸時にはヤーンフィーダの給糸口を編針に最も近い低い位置にして給糸条件をよくし、良好な編成を行なうことができる。

Claims (4)

  1. 編針を摺動可能に収納したニードルベッドを歯口隙間を形成した状態で前後に少なくとも一対配設し、ニードルベッドの編針間に歯口に向かって進退操作可能な可動編成部材を設け、ニードルベッドの上部に複数のヤーンフィーダが摺動可能に設けられたガイドレールを設け、連行手段により複数のヤーンフィーダのうちから選択されたヤーンフィーダが摺動駆動機構で連行可能に構成された横編機の給糸装置であって、各ヤーンフィーダには給糸口の位置を切り換える切り換え機構を設け、この切り換え機構は、連行手段と協働して給糸口の高さ位置を切り換え操作する押し込み操作部を有し、押し込み操作部には給糸口が編針に最も近づく給糸位置と、当該給糸位置の上方で可動編成部材の直近に位置する中間位置とを設定する押し込み操作面を形成することにより、給糸口が押し込み操作部の作用を受けない待避位置と、前記中間位置、給糸位置とを上方から順に形成するとともに、可動編成部材が歯口を開くように退入して給糸口が給糸位置に下降し、中間位置では可動編成部材が歯口隙間部分に進出して可動編成部材が歯口を閉じるように給糸口の昇降と可動編成部材の進退移動とを連動させるように構成したことを特徴とする横編機の給糸装置。
  2. 可動編成部材が、編糸ガイド面を有し、歯口隙間に進退操作可能な糸ガイド部材で構成したことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の横編機の給糸装置。
  3. 前コースにおいて最終に形成した編目を係止する編針と給糸口との間に位置する編針の内、前記最終に形成した編目を係止する編針の少なくとも給糸口寄りで1本となりの編針が歯口隙間に進出するよりも前に給糸口を中間位置に位置させるようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の横編機の給糸装置。
  4. 編地の編み終わり側端部の編針に給糸位置の給糸口から給糸された編糸を銜えたフック部分が歯口から下降して閉じられるまで給糸口を中間位置に保持するように構成したことを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項の何れか1項に記載の横編機の給糸装置。
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