JP3899269B2 - 横編機の給糸装置 - Google Patents
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Description
本発明は、プレーティング編成を行う横編機の給糸装置に関するものである。
背景技術
横編機においてプレーティング編成を行う場合には、表糸となる主糸、裏糸となる添糸とをそれぞれ挿通する孔を設けた給糸部を下端に設けたプレーティングキャリア等を使用して編成される。編成時には、給糸部よりキャリア移動方向から主糸,添糸の順に糸を整列させて編針に供給し、主糸を編地の表側に現れるようにする。
プレーティングキャリアの給糸部には、第14図のように給糸部200の断面中央部に主糸を挿通させる丸孔202と、この丸孔の外側を半円形にとりかこんだ弓形の添糸を挿通させる溝孔204とを設けたものがある。このプレーティングキャリアはキャリアが移動方向を転換した時に添糸が弓形の溝孔204内を移動する。したがってキャリアの移動方向により主糸と添糸の配置は入れ替わる。
また第15図に示した給糸部206の正面図のように主糸を挿通させる孔208と添糸を挿通させる孔210とを設け、この給糸部206を180度反転させることによりキャリア移動方向における主糸と添糸の配置を入れ替えるものもある。
給糸部206を反転させる方法としては、例えばラックとピニオンを使用し、ラックを往復動させる手段としては、糸道レールとの摺動抵抗を利用するもの、或いはモーターにより駆動するものなどがある。
モーターにより給糸部を反転させるものとしては、特開昭51−23352号公報がある。これには編機本体レールに取り付けられた爪により歯車が回転されマイクロスイッチを操作し、そしてモーターを駆動させてラックを往復運動させ、ラックによりピニオンが回転して給糸部が180度回転する給糸装置について開示している。
しかし上記の従来技術で、プレーティングキャリアの給糸部200に主糸を挿通させる丸孔202と、その外側に添糸を挿通させる半円形にとりかこんだ弓形の溝孔204とを設けて、キャリアが移動方向を転換した時に添糸が弓形の溝孔204内を移動し、キャリア移動方向における主糸と添糸との配置が入れ替わるもの、及びキャリア移動の際に糸道レールとの摺動抵抗などによりプレーティングキャリアの下端に設けた給糸部206を反転させてキャリア移動方向における主糸と添糸との配置を入れ替えるものについては、主糸と添糸との配置はキャリアの移動方向により決まってしまう。
従って、例えば編幅の途中で模様を変えるために添糸を編地の表側に出すような編成を行うことはできない。
また、特開昭51−23352号公報に開示されているような、給糸部をモーターにより反転させるプレーティングキャリアの場合、予め糸道レールに給糸部を回転させるモーターを駆動させるための爪を取り付けておかなければならない。またこのプレーティングキャリアを使用すれば格子模様や縦縞の模様のような編地を編成することができるが、編成コースによって給糸部を反転させる箇所が異なるような編地の編成を行う場合に、このようなプレーティングキャリアを使用しても主糸と添糸を所望の箇所で切り換えることができない。また給糸部を反転させるためのモーターも設けなければならずヤーンキャリアが複雑で大型化し、重量も増してしまう。
上記した問題点を鑑み、本発明は、編成方向に関係なく任意の位置でヤーンキャリアの給糸部を反転させることができる、横編機の給糸装置を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明では、少なくとも前後一対のニードルベッドを先端部を突き合わせた状態で配設し、該ニードルベッドには複数の編針を進退自在に並設し、前記ニードルベッド上方にはニードルベッド長手方向と平行に糸道レールを設け、該糸道レールには前記編針に糸を供給するためのヤーンキャリアを移動可能に配設するとともに前記ヤーンキャリアを連行片によりニードルベッドの所定の位置で連行解除するキャリア連行手段を設けた横編機において、
前記ヤーンキャリアは;
上縁中央部側に前記キャリア連行手段の連行片と係合可能な係合部を有し、糸道レール上でニードルベッドの長手方向に沿って往復動可能に支持されたキャリア基台と、
キャリア基台上でキャリア基台の移動方向に対して、往復動可能に支持され、且つ、前記キャリア基台に設けた係合部よりも移動方向外側にキャリア連行手段の連行片と一時的に係合可能な係合面を設けた往復移動手段と、
先端に主糸用の給糸口と添糸用の給糸口を備えたフィーダ部をキャリア基台から垂下し、且つ少なくとも前記給糸口の一方をフィーダ部の長手方向を回動軸として回動自在に支持するとともに、
前記往復移動手段に設けた係合面が前記連行片と係合して移動されることで前記フィーダ部の給糸口を回動変位し、ニードルベッドの歯口上での前記主糸用の給糸口と添糸用の給糸口の位置関係を変更させるように前記往復移動手段の往復運動を前記フィーダ部に設けた給糸口の回動運動に変換するように運動変換手段を構成し、
一方、前記キャリア連行手段は、連行片によるヤーンキャリアの連行時または/および解除時に前記往復移動手段に設けた係合面と選択的に係合もしくは非係合できるように電気的に制御可能とする。
また好ましくは、前記運動変換手段は前記往復移動手段の移動により回動する回動用カムと、回動用カムの下方または上方に設けた回動補助カムとから構成され、前記キャリア連行手段による前記往復移動手段の移動で前記回動用カムが所定量の回動を行った後、前記キャリア連行手段による前記回動用カムあるいは前記回動補助カムの上下方向への移動で前記回動用カムに前記回動補助カムを当接させ、前記給糸部が反転するまでの残りの回動を前記回動用カムが行うことを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<実施例1>
第1図は、本発明の横編機の給糸装置の側面図であって、図中符号1は横編機を全体的に示す。
この横編機1は、前後一対のニードルベッド2を“ハ”の字形にその先端を対峙させた状態でフレーム4に配設し、それぞれのニードルベッド2には、複数の編針6を進退操作可能に並設し、ニードルベッド2上面をキャリッジ8が不図示のベルト駆動手段により往復走行され、キャリッジ8に設けた編成カム9により編針6の進退操作が行われる。キャリッジ8には、前後ニードルベッド2を跨いで一体的に連結するゲートアーム10を設け、ゲートアーム10にはヤーンキャリア12を連行するキャリア連行手段14が搭載されている。
ニードルベッド2上方には、ニードルベッド2の長手方向に沿って4本の糸道レール16が、ニードルベッド2に並設された編針6の先端部近傍を中心としてニードルベッド2前後方向に放射状となるように、編機両端に設けた不図示の支持ブラケット間に配置される。糸道レール16にはヤーンキャリア12とプレーティング編成を行うために使用するプレーティングキャリア13が移動可能に各々適宜支持される。
プレーティングキャリア13の下端には、主糸と添糸とをそれぞれ案内する主糸用の孔18と添糸用の孔20を有する後述の給糸部22が設けられ、プレーティング編成時には給糸部22の主糸用の孔18と添糸用の孔20をキャリア移動方向に従って配置し、主糸,添糸の順に糸を整列させて編針6に供給することで、主糸を編地の表側に現れるようにすることができる。キャリッジ8が移動方向を転換した時には、キャリア移動方向に直交するキャリア長手方向を軸として給糸部22を180度回動させることにより、キャリア移動方向における主糸用の孔18と添糸用の孔20との配置を入れ替え、給糸部22から主糸,添糸の順で編針に供給される。
以降、上記給糸部22を回動させることを単に給糸部22を反転させるという表現を使う。
なお本実施の形態では、ニードルベッド2は2枚としているが、ニードルベッド2は2枚に限らず、例えば3枚以上としてもよい。
第2図は反転していない初期状態の給糸装置を一部透視した概略正面図である。第3図は第2図におけるプレーティングキャリア13の拡大図であり、第4図は反転した状態の給糸部22を示した図である。第5図は第2図におけるA−A方向に見た給糸装置の側面図である。
給糸装置は、糸道レール16に移動可能に支持され編針6に糸を供給するプレーティングキャリア13と、キャリッジ8のゲートアーム10上に載置され、出退制御可能な連行片24によりプレーティングキャリア13を連行するキャリア連行手段14と、プレーティングキャリア13の下端に設けられる給糸部22を編針6先端の近傍位置まで下降させる下降手段28とを設けて構成されている。
プレーティングキャリア13のキャリア基台25には、フィーダ部が設けられておりこのフィーダ部は上下動可能なフィーダロッド32と、キャリア基台25から垂下しフィーダロッド32を下端部においてガイドするフィーダロッドガイド34で構成される。第6図,第7図は、フィーダ部を構成するフィーダロッド32とフィーダロッドガイド34とを示した図である。
フィーダロッド32は、細長い板状のロッド部36と、ロッド部36の上部にはフィーダロッド32を上昇付勢するための弾性体としてスプリング38を挿着し、スプリング38の下端を支持するフィーダケース40に設けられた突片42が挿通する長孔44を上下方向に穿設した上昇付勢部46と、上昇付勢部46の上部には後述の下降手段28が当接する押下部48とを設ける。またロッド部36の下端にはジョイント50が嵌着され、ジョイント50の下端には主糸用の孔18と添糸用の孔20とを設けた給糸部22が取り付けられ、ジョイント50の回動により給糸部22が回動するようにしている。
上昇付勢部46にはカム取付台52がねじ54により固定され、カム取付台52には運動変換手段として後述する回動用カム56をキャリア長手方向と平行な軸を中心として回動可能に取り付けている。回動用カム56とロッド部36の下端に設けたジョイント50とはシャフト58により連結され、回動用カム56の回動はシャフト58によりジョイント50に伝動される。
フィーダロッドガイド34は、適度な弾性と硬度をもった薄板でフィーダロッド32よりも幅広に形成し、特にフィーダロッドガイド34の下方を幅広部60とする。フィーダロッドガイド34の下端には、フィーダロッド32をガイドするためのガイド部62を設けている。ガイド部62には、フィーダロッド32をガイドするための透孔64を形成し、また厚みを有する滑らかな緩衝面66がキャリア前後面に形成され、プレーティングキャリア13が他のヤーンキャリア12との交差で接触した際にその衝撃を和らげ、互いのヤーンキャリアを押し退け合うように作用する。
また、フィーダロッドガイド34には、後述するキャリア連行手段14によるプレーティングキャリア13の移動で、プレーティングキャリア13が他のヤーンキャリア12との交差で接触した際にその衝撃を和らげるために、フィーダロッドガイド34下方の幅広部60の左右両側端には、下端に向かって先細形状となるようにキャリア逃がし部68を形成している。
またキャリア基台25上部には、後述する給糸部22を反転させるためにキャリアのキャリア連行手段14を当接させる左右一対の制御片70,72を摺動可能に取り付けるために、左右一対の弓形の溝孔74,76を2個ずつ形成している。またキャリア基台25の上端には後述の凸部78,80を左右一対に形成する。
なお、本実施の形態におけるフィーダロッドガイド34は、キャリア基台25と一体形成することで部品数を減らし軽量化を図っている。
プレーティングキャリア13の上端には、後述するキャリア連行手段14がプレーティングキャリア13を連行するために連行片24を係合させる係合部80を形成する。係合部80は、プレーティングキャリア13上部に上下方向に揺動可能となるように軸支されて設けられる左右一対の揺動片82で形成される。揺動片82のキャリア中央部側の一端は、不図示のフィーダケース40内に形成された溝部に設けられるスプリングにより上昇付勢され、揺動片82の支点よりも高い位置となる。
キャリア連行手段14は不図示の制御装置からの出力信号により、出力軸84を突出及び退入させるソレノイド86と、ソレノイド86の出力軸84の動きを連行片24に伝える伝動杆88とから構成され、連行片24はスプリング90により下降付勢されている。キャリア連行手段14は連行片24をプレーティングキャリア13の上端中央寄り部分に左右一対の揺動片82により形成される係合部80に係合させてプレーティングキャリア13を連行する。
フィーダロッド32は、プレーティングキャリア13の上端に形成された係合部80の略中央部分に、フィーダロッド32をスプリング38により上昇付勢した状態で、フィーダケース40に設けた不図示の溝部によりフィーダロッド32の上昇付勢部46を上下動可能に支持する。
下降手段28にはフィーダロッド32を押し下げるためのカムプレート92が設けられる。カムプレート92は連結プレート94を介してキャリア連行手段14の連行片24と連結され、連行片24の上下動に連動し、カムプレート92が揺動枢支ピン96を中心として前後に揺動されるように形成されている。そしてカムプレート92の下端部分には、フィーダロッド32の押下部48の上端を押し下げるための押し下げカム98が形成されている。この下降手段28のカムプレート92が、フィーダロッド32を押し下げることで、フィーダロッド32の下端に設けた給糸部22をフィーダロッドガイド34の先端よりも突出させることができる。
次にフィーダロッド32の下端に設けた給糸部22を任意に反転させるための機構について説明を行う。
プレーティングキャリア13の上部には左右一対に制御片70,72を設ける。各制御片70,72にはキャリア前後方向において各々2本のピン100,101及び102,103を設け、この各々2本のピン100,101及び102,103をフィーダロッドガイド34の両端上部に形成した各々2本の弓形の溝孔74,76にそれぞれ挿入して各制御片70,72を左右方向へ摺動移動可能に取り付ける。
各制御片70,72の取り付け位置については、プレーティングキャリア13の係合部80を形成する左右一対の揺動片82よりも外側で、かつ左右方向へ摺動移動可能に取り付けた制御片70,72がキャリア外側方向に位置するとき、制御片70,72のキャリア外側方向の上部側面に形成したキャリア連行手段14の連行片24との係合面104がキャリア基台25の左右の上端よりも高くなるようにし、キャリア連行手段14が連行片24を下降させプレーティングキャリア13に近づけたときに制御片70,72の係合面104に連行片24の側面が係合するようにしている。
また移動可能に取り付けた制御片70,72がキャリア中央方向に移動したとき、制御片70,72のキャリア外側方向の上部側面に形成した係合面104が、キャリア基台25の上端に形成した凸部78,80の中心より少しキャリア中央側に位置する。この時の制御片70,72の上端の高さは、キャリア基台25の上端に形成した凸部78,80の上端と同じかそれよりも低くなるようにする。
プレーティングキャリア13の上部に設けた左右一対の制御片70,72はリンク機構により制御片連結板106で連結される。まずキャリア左側の制御片72と制御片連結板106は、制御片72に設けたピン102と制御片連結板106の左端部に設けたピン108によりレバー110の両端部に揺動可能に取り付けられる。レバー110の中央部は固定ピン112により回動可能にキャリア基台25に軸支される。キャリア右側の制御片70と制御片連結板106とは、制御片70の下部に設けたピン114により制御片連結板106の右端部とを揺動可能に取り付けられ、さらにレバー116の一端も制御片70に設けたピン114で揺動可能に取り付けられ、制御片70の下方においてレバー116の他端は固定ピン118によりキャリア基台25に回動可能に軸支される。
なお、本実施の形態においては制御片70はバネ120により常にキャリア右側方向に付勢される。左右の制御片70,72はリンク機構により連結されているため、一方の制御片72は常にキャリア左側方向に付勢される。
プレーティングキャリア13の上部に設けた左右一対の制御片70,72は上記のようなリンク機構で連結しているため、左右どちらの制御片70,72をキャリア外側からキャリア中央部側に向けて摺動移動させても、左右一対の制御片70,72を連結している制御片連結板106は左方向へ摺動移動する。
このように本実施の形態では、往復移動手段は左右一対の制御片70,72と制御片70,72を連結する制御片連結板106から構成される。
第8図はリンク機構により連結された制御片70,72と制御片連結板106との正面図を示した図であり、第9図は制御片連結板106と制御片連結板106に緩嵌合するフィーダロッド32の上昇付勢部46に取り付けられた回動用カム56の上面図を示した図である。第10図は給糸部22を反転させるための回動用カム56を示した図であり、第10−a図は回動用カム56の上面図、第10−b図は回動用カム56の側面図、第10−c図は第10−b図における回動用カム56をB−B方向に見た図である。
制御片連結板106の中央上面には切り欠き部124を形成し、この切り欠き部124を挟む制御片連結板106の後面部に突片122,123を設ける。
また制御片連結板106の下面には、フィーダケース40に不図示のスプリングにより上昇付勢された状態で設けられる第11図に示した連結板係止部126の係止片128が係合する凹部130が形成される。
回動用カム56の上部には、制御片連結板106の上端に形成した2個の突片122,123間に緩嵌合し、制御片連結板106の左右方向への摺動移動により回動用カム56を回動させるための第1回動カム132と、第1回動カム132よりも上方に伸びた連結板ロックカム134が形成される。
制御片連結板106の左方向への変位により制御片連結板106の上端に設けた2個の突片122,123間に緩嵌合した第1回動カム132はキャリア上方から見て時計回りに90度回動する。制御片連結板106の中央上面に形成した切り欠き部124は、回動用カム56の第1回動カム132が回動した際に第1回動カム132の先端部が制御片連結板106に当接しないようにしたものである。
第1回動カム132の回動は、回動用カム56のシャフト取付孔135にはめ込んで取り付けたシャフト58によりジョイント50にも伝動され、ジョイント50に取り付けられた給糸部22はキャリア上方から見て時計回りに90度回動する。この制御片連結板106の左方向への移動で、フィーダケース40に設けられた連結板係止部126の係止片128が制御片連結板106の下端に形成した凹部130に係合し、バネ付勢に反して制御片連結板106はその位置にロックされる。
なお、フィーダロッド32の下降により回動用カム56を回動可能に取り付けるカム取付台52が連結板係止部126を下方に揺動させることで制御片連結板106と連結板係止部126の係止片128との係合は解除される。したがって制御片連結板106はバネ付勢により右方向へ移動しようとするが、後述の回動補助カム136による回動用カム56の回動で連結板ロックカム134が制御片連結板106の上端に設けた右側突片122の右側面138に当接するため、制御片連結板106と連結板係止部126の係止片128との係合が解除された状態でも、制御片連結板106は回動用カム56の連結板ロックカム134により制御片連結板106のバネ付勢に反して同じ位置が保たれる。
制御片連結板106の左方向への変位により回動した回動用カム56の第1回動カム132の下方には、回動用カム56に作用し給糸部22が反転するまでの残りの90度の回動を行わせるカム面140を有する第12図に示した回動補助カム136がフィーダケース40内側に設けられる。
キャリア連行手段14がプレーティングキャリア13を連行する際、下降手段28のカムプレート92がフィーダロッド32の押下部48の上端を押し下げる。回動用カム56はフィーダロッド32の上昇付勢部46に取り付けられているため、フィーダロッド32の下降により回動用カム56も下降する。制御片連結板106を左方向に変位させ回動用カム56を90度回動させた状態で、フィーダロッド32を下降させると、回動用カム56の第1回動カム132は回動補助カム136のカム面140に当接する。更にフィーダロッド32を下降させると、第1回動カム132は給糸部22が反転するまでの残りの回動を行わせる。
本実施の形態における給糸装置とその制御を行う横編機についての説明を第3図,第4図のプレーティングキャリア13の概略正面図と、第9図の制御片連結板106と回動用カム56の上面図とを用いて行う。なお、第9−a図は、プレーティングキャリア13の下端に設けた給糸部22を反転させる前の状態を示し、第9−b図は、キャリア連行手段14の連行片24によりプレーティングキャリア13の上部に設けた制御片70,72を摺動移動させた状態を示している。そして第9−c図は、制御片連結板106の変位により回動した回動用カム56をフィーダロッド32の下降により更に回動させた状態を示している。
まずプレーティングキャリア13を給糸部22を反転させずにキャリッジ8に設けたキャリア連行手段14により連行する場合の説明を行う。
プレーティングキャリア13を連行するにはキャリッジ8を走行させ、不図示の制御装置からの出力信号により、キャリア連行手段14の連行片を下降させる。連行片24を下降させるタイミングについては、プレーティングキャリア13を左方向に連行するときには連行片24を第3図におけるA−B間で下降させ、プレーティングキャリア13を右方向に連行するときには連行片24を第3図におけるD−C間で下降させる。
連行片24の下降に連動し、下降手段28のカムプレート92が揺動枢支ピン96を中心としてプレーティングキャリア13の方向へ揺動する。
更にキャリッジ8が走行すると、カムプレート92の下端に形成した押し下げカム98がフィーダロッド32の押下部48の上端に当接することによりフィーダロッド32を押し下げ、そのフィーダロッド32下端の給糸部22が、編針給糸位置に突出した時に編針6の先端部に近傍する位置となるように給糸部22をフィーダロッドガイド34の先端より突出させる。
また突出した連行片24の下端がプレーティングキャリア上部に設けられる左右一対の揺動片82,82のうち、キャリッジ8の進行方向の上流側に位置する揺動片82の上面に当接し、揺動片82のキャリア中央部側の一端は下方に揺動する。
連行片24が揺動片82,82により形成された係合部80に突入すると、連行片24の当接により下方に揺動していたキャリッジ進行方向の上流側に位置する揺動片82のキャリア中央部側の一端は、再び元の位置に戻る。そして連行片24の側面部分が、キャリッジ8の進行方向下流側に位置する揺動片82のキャリア中央部側の側面に当接すると、プレーティングキャリア13はキャリッジ8に連行される状態となり、プレーティングキャリア13の給糸部22から編針6に給糸される。
プレーティングキャリア13を給糸部22を反転させないで連行するときには、上記のようなタイミングで連行片24を下降させるため、連行片24はプレーティングキャリア13の上部に設けた制御片70,72の上部側面に設けた係合面104に係合しないため、左右一対の制御片70,72を連結した制御片連結板106は変位せず、回動用カム56も回動しない。(第9−a図参照)
次にプレーティングキャリア13の下端に設けた給糸部22を反転させて、キャリッジ8に設けたキャリア連行手段14により連行する場合について説明する。
プレーティングキャリア13を連行するにはキャリッジ8を走行させ、不図示の制御装置からの出力信号により、キャリア連行手段14の連行片24を下降させるが、この時の連行片24を下降させるタイミングについては、プレーティングキャリア13を左方向へ連行するときには連行片24を第3図における位置Aよりも手前の位置で下降させ、またプレーティングキャリア13を右方向へ連行するときには連行片24を第3図における位置Dよりも手前の位置で下降させる。連行片24の下降に連動し、下降手段28のカムプレート92が揺動枢支ピン96を中心としてプレーティングキャリア13の方向へ揺動する。
更にキャリッジ8が走行すると、下降した連行片24の側面はプレーティングキャリア13の上部に設けた左右一対のキャリッジ進行方向の上流側に位置する制御片70,72の上部側面に設けた係合面104に係合し、連行片24は制御片70,72を摺動移動させる。
制御片70,72はキャリア基台25に形成した弓形の溝孔74,76により摺動可能に取り付けているため、制御片70,72は連行片24に押された状態で円弧の軌跡を描いて一旦上昇した後に下降する。これにより制御片70,72が途中で連行片24から外れたりせず、確実に制御片70,72を摺動移動させることができる。
第9−b図に示したように、連行片24により制御片70,72を摺動移動させることで、制御片70,72と連結した制御片連結板106は左方向へ摺動移動する。この制御片連結板106の変位により、制御片連結板106の上端に形成した2個の突片122,123間に緩嵌合した回動用カム56がキャリア上方から見て時計回りに90度回動する。このとき制御片連結板106の下端に設けた凹部130とキャリアカバー40に設けた連結板係止部126の係止片128とが係合する。
連行片24は制御片70,72を押しながら移動する途中で、キャリア基台25の上端に形成した凸部78,80に沿って摺動移動しながら上昇する。第4図のように制御片70,72がキャリア中央方向に位置するときは、制御片70,72の上端の高さはキャリア基台25に形成した凸部78,80の上端と同じかそれよりも低くなっている。従って連行片24は凸部78,80上端に達した後、制御片70,72の上面を摺動移動することになる。
そして下降手段28のカムプレート92の下端に形成した押し下げカム98がフィーダロッド32の押下部48の上端に当接することによりフィーダロッド32を押し下げ、フィーダロッド32下端の給糸部22をフィーダロッドガイド34の先端より突出させる。
このとき第9−c図のように、制御片連結板106の変位によりキャリア上方から見て時計回りに90度回動した回動用カム56は、下方に設けた回動補助カム136のカム面140と当接することにより回動用カム56は給糸部22が反転するまでの残りの回動を行う。フィーダロッド32の下降により、制御片連結板106と連結板係止部126の係止片128との係合は解除されるが、回動用カム56が回動補助カム136のカム面140に接している間は、回動用カム56の連結板ロックカム134が制御片連結板106の上端に設けた右側突片122の右側面138に当接するため、制御片連結板106は同じ位置を保つ。
そして連行片24はキャリッジ8の進行方向下流側に位置する揺動片82のキャリア中央部側の側面に当接し、プレーティングキャリア13は連行される。
キャリッジ8がプレーティングキャリア13を解放、または他のヤーンキャリア12を作動させる位置になると、不図示の制御装置の出力信号で連行片24は上昇する。この連行片24の上昇に伴って、下降手段28のカムプレート92が揺動枢支ピン96を中心としてはね上げられた状態に揺動する。
連行片24の上昇により、キャリッジ8の進行方向の下流側に位置する揺動片82のキャリア中央部側の側面との係合が解除されると、当該プレーティングキャリア13が解放されると共に、カムプレート92のはね上げ揺動により、これまで押し下げられていたフィーダロッド32がスプリング38により下端の給糸部22が他のヤーンキャリア12の給糸部あるいは編針6やシンカー等と干渉しない位置にまで押し上げられる。
フィーダロッド32の上昇により回動用カム56と回動補助カム136とは離れ、制御片連結板106はバネ付勢により右方向に摺動移動する。この制御片連結板106の摺動移動の際に回動用カム56の連結板ロックカム134が制御片連結板106の上端に設けた右側突片122によりキャリア上方から見て反時計回りに回動用カム56を回動させる。そして第9−a図のように再び回動用カム56の第1回動カム132が、制御片連結板106の上端に形成した2個の突片122,123間に緩嵌合した状態となる。 そしてプレーティングキャリア13の上部に設けた左右一対の制御片70,72はそれぞれキャリア外側方向に位置した状態に戻る。
上記したように本実施の形態においては、プレーティングキャリア13の下端に設ける給糸部22を反転させるために制御片連結板106の左右方向の変位と、フィーダロッド32の上下の変位の両方を給糸部22を反転させるのに使用することによりプレーティングキャリア13を小型にすることができる。
なお、本実施の形態においては、制御片連結板106の変位による回動用カム56の回動で給糸部22を90度回動させた後、フィーダロッド32の下降の際に回動用カム56を回動補助カム136のカム面140に当接させることにより給糸部22を反転させる残りの90度回動させるようにしているが、制御片連結板106の変位により回動させる割合と、回動補助カム136により回動する割合とは同じでなくてもよい。
また本実施の形態では、制御片70,72はバネ120によりキャリア移動方向外側に向けて付勢されているが、制御片70,72をキャリア移動方向内側に向けて付勢しても構わない。制御片70,72をキャリア移動方向内側に向けて付勢する場合には、連行片24により制御片70,72をキャリア移動方向外側に向けて摺動移動させるようにする。
<変形例>
次に本発明の変形例を図面を参照して説明する。第13図はプレーティングキャリア140の一部透視した概略正面図である。
本実施の形態では、往復移動手段142を構成する左右一対の制御片144,145と制御片連結板146とを“U”の字形に一体形成する。
制御片144,145に設けたピン146をキャリア基台148に形成した長孔150内に挿入して、往復移動手段142をキャリア移動方向へ摺動可能に取り付ける。そして往復移動手段142の往復運動をフィーダロッド152に設けた給糸部(不図示)の回動運動に変換する運動変換手段は、制御片連結板146の前面にキャリア移動方向に形成したラック154と、フィーダロッド152の上端に設けたピニオン156で構成される。往復移動手段142がキャリア移動方向へ往復運動すると、制御片連結板146に形成されたラック154に噛合されたフィーダロッド152上端に設けたピニオン156が回動し、フィーダロッド152下端に設けた給糸部がフィーダロッド152の長手方向を回動軸として回動する。
例えば、第13図のように往復移動手段142がキャリア移動方向右側に位置するときが給糸部を反転させていない状態で、逆に往復移動手段142がキャリア移動方向左側に位置するときが給糸部を反転させた状態とする。
キャリッジ8に設けたキャリア連行手段14によりプレーティングキャリア140を連行する場合の説明を行う。
まず、往復移動手段142の位置をそのままの状態でプレーティングキャリア140を連行する場合で、キャリッジ8が左行の時はキャリア連行手段14の連行片24を位置E−G間で下降させる。またキャリッジ8が右行の時は、キャリア連行手段14の連行片24を位置J−H間で下降させる。連行片24はキャリア基台148上部に設けた係合部158に係合してプレーティングキャリア140は連行される。
次に往復移動手段142がキャリア移動方向逆側に位置しており、給糸部を回動させてプレーティングキャリア140を連行する場合で、キャリッジ8が左行の時はキャリア連行手段14の連行片24を位置Eよりも手前の位置で下降させる。またキャリッジ右行の時はキャリア連行手段14の連行片24を位置Jよりも手前の位置で下降させる。これにより連行片24は往復移動手段142の制御片144,145のキャリア移動方向外側側面に設けた係合面160と係合し、往復移動手段142をキャリア移動方向側に摺動させる。これにより給糸部を回動させる。そして連行片24はキャリア基台148上部に形成した係合部158に係合し、プレーティングキャリア140は連行される。
更に往復移動手段142がキャリア移動方向逆側に位置させた状態でプレーティングキャリア140を連行した後、キャリッジ8の移動方向を転換させた次の編成コースでも往復移動手段142をキャリア移動方向逆側に位置させた状態でプレーティングキャリア140を連行する場合、プレーティングキャリア140を左行から右行に移動方向を転換する時は、左行編成が終わり連行片24を上昇させてプレーティングキャリア140を解放した後、再び連行片24を位置H−I間で下降させてキャリッジ8を走行させ、連行片24は往復移動手段142の制御片145のキャリア移動方向内側側面に設けた係合面162と係合し、往復移動手段142はキャリア移動方向側に摺動移動する。これにより給糸部を回動させる。そして位置Jで再び連行片24を上昇させる。
プレーティングキャリア140を右行から左行に移動方向を転換する時は、右行編成が終わり連行片24を上昇させてプレーティングキャリア140を解放した後、再び連行片24を位置G−F間で下降させてキャリッジ8を走行させ、連行片24は往復移動手段142の制御片144のキャリア移動方向内側側面に設けた係合面162と係合し、往復移動手段142はキャリア移動方向側に摺動移動する。これにより給糸部を回動させる。そして位置Eで再び連行片24を上昇させる。
なお、上記の実施の形態では、フィーダロッド下端に設けた給糸部を180度回動させることをキャリア移動方向において給糸部を反転させるとしているが、これは必ずしも180度でなければならないということではない。また主糸と添糸をキャリア移動方向と交差する方向に設けても良い。
なお、先の実施の形態では、給糸部を編針に近づけるためにフィーダロッドを下降させているが、給糸部を下降させないキャリアでも本発明を実施することは可能である。
なお、上記の実施の形態では、主糸用の孔と添糸用の孔とを有する給糸部の中心軸を中心として回動するようにしているが、主糸用の孔と添糸用の孔のどちらか一方を固定とし、他方の孔のみを給糸部の中心軸を中心として回動するようし、主糸用の孔と添糸用の孔との配置を入れ替えるようにしても構わない。
以上、本発明の好適な実施の形態を示したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨に逸脱しない範囲において実施可能である。
産業上の利用可能性
本発明は以上説明したように、キャリア連行手段の連行片を往復移動手段に係合させて往復移動手段を移動させることにより、プレーティングキャリアの給糸部に設けた主糸用の給糸口と添糸用の給糸口との位置関係を変更することができる。主糸用の給糸口と添糸用の給糸口との位置関係を変換するかどうかは、キャリア連行手段の連行片を下降させるタイミングの変更により制御することができる。これにより編成方向に関係なく任意の位置で主糸用の給糸口と添糸用の給糸口との位置関係を変更することができるので、この給糸装置を用いることで従来不可能であった編地編成や新規な編地編成を行うことが可能となる。
また、運動変換手段は回動用カムと回動補助カムとから構成され、往復移動手段の移動により回動用カムが所定量回動し、次に回動用カムあるいは回動補助カムを上下方向へ移動させて回動用カムを回動補助カムに当接させることにより、給糸部が反転するまでの残りの回動を回動用カムが行う。
給糸部を反転させるのに往復移動手段による移動と、運動変換手段を構成する回動用カムと回動補助カムとの当接とに分割することで、回動用カムを回動させるための往復移動手段の移動量を小さくすることができるため、ヤーンキャリアを小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の横編機の給糸装置の側面図を示す。第2図は給糸部を反転させていない状態を示した給糸装置である。第3図は第2図のプレーティングキャリアの拡大図を示す。第4図は給糸部を反転させた状態のプレーティングキャリアを示す。第5図は第2図におけるA−A方向に見た給糸装置の側面図を示す。第6図はフィーダロッドを示し、第7図はフィーダロッドガイドを示す。第8図は制御片と制御片連結板との正面図を示す。第9図は制御片連結板と回動用カムの上面図を示す。第10図は回動用カムを示す。第11図は連結板係止部を示す。第12図は回動補助カムを示す。第13図は本発明の変形例である横編機の給糸装置の概略正面図を示す。第14図は従来技術の給糸部の断面を示し、第15図は従来技術の給糸部の側面図を示す。
Claims (2)
- 少なくとも前後一対のニードルベッドを先端部を突き合わせた状態で配設し、該ニードルベッドには複数の編針を進退自在に並設し、前記ニードルベッド上方にはニードルベッド長手方向と平行に糸道レールを設け、該糸道レールには前記編針に糸を供給するためのヤーンキャリアを移動可能に配設するとともに前記ヤーンキャリアを連行片によりニードルベッドの所定の位置で連行解除するキャリア連行手段を設けた横編機において、
前記ヤーンキャリアは;
上縁中央部側に前記キャリア連行手段の連行片と係合可能な係合部を有し、糸道レール上でニードルベッドの長手方向に沿って往復動可能に支持されたキャリア基台と、
キャリア基台上でキャリア基台の移動方向に対して、往復動可能に支持され、且つ、前記キャリア基台に設けた係合部よりも移動方向外側にキャリア連行手段の連行片と一時的に係合可能な係合面を設けた往復移動手段と、
先端に主糸用の給糸口と添糸用の給糸口を備えたフィーダ部をキャリア基台から垂下し、且つ少なくとも前記給糸口の一方をフィーダ部の長手方向を回動軸として回動自在に支持するとともに、
前記往復移動手段に設けた係合面が前記連行片と係合して移動されることで前記フィーダ部の給糸口を回動変位し、ニードルベッドの歯口上での前記主糸用の給糸口と添糸用の給糸口の位置関係を変更させるように前記往復移動手段の往復運動を前記フィーダ部に設けた給糸口の回動運動に変換するように運動変換手段を構成し、
一方、前記キャリア連行手段は、連行片によるヤーンキャリアの連行時または/および解除時に前記往復移動手段に設けた係合面と選択的に係合もしくは非係合できるように電気的に制御可能とした、横編機の給糸装置。 - 前記運動変換手段は前記往復移動手段の移動により回動する回動用カムと、回動用カムの下方または上方に設けた回動補助カムとから構成され、前記キャリア連行手段による前記往復移動手段の移動で前記回動用カムが所定量の回動を行った後、前記キャリア連行手段による前記回動用カムあるいは前記回動補助カムの上下方向への移動で前記回動用カムに前記回動補助カムを当接させ、前記給糸部が反転するまでの残りの回動を前記回動用カムが行うことを特徴とする、請求項1に記載の横編機の給糸装置。
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