JP6257322B2 - 横編機の給糸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、横編機の給糸装置に関し、詳しくは編糸を編針に給糸する際の編針による糸喰いを確実に行い得るようにするものに係る。
横編機の給糸装置は、走行レールに対し摺動する基台より下方へ延びる単一の給糸アームを備え、この給糸アームに給糸口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。そして、給糸口からの編糸は、前後の針床から歯口に進出したフックが退入する際に、その軌跡内に位置するように給糸され、編針の退入時にフック内に取り込まれて糸喰いされる。
特開平5−25758号公報
ところで、編成によっては、給糸口からの編糸が、歯口に進出したフックの退入軌跡内に給糸し難いことがある。
一例としては、編地の途中に模様を編成するに当たって1編成コースでのニット編成の合間にミス編成が行われた場合に、このミス編成からニット編成に移行する際の給糸口からの編糸が、フックの退入軌跡に対して高位置に給糸される傾向にある。これでは、歯口に進出した編針のフックの退入軌跡から編糸が外れ易くなり、編針による糸喰いを確実に行えないおそれがある。
本発明の目的は、編針による糸喰いを確実に行うことができる横編機の給糸装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、走行レールに対し摺動自在に支持された基台より下方へ延びる給糸アームを備え、この給糸アームに給糸口が設けられた横編機の給糸装置を前提とする。そして、前記給糸アームに対しその表裏方向となる針床の前後方向(以下、単に前後方向という)へ揺動自在に支持され、前記給糸口が下端部に設けられた揺動アームと、前記給糸アームに対し変位操作可能に設けられ、その変位操作時に前記揺動アームを介して前記給糸口を基準となる基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位させる変位機構と、を具備する。
加えて、前記変位機構に、前記給糸アームに対し上下方向へ摺動自在に支持された変位部材と、この変位部材の上下方向への摺動に伴い前記給糸口を前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位させる変位動作手段と、を備える。
更に、前記変位動作手段に、前記変位部材の下端部に設けられ、かつ前記給糸アームに上端が取り付けられた前記揺動アームの上下方向の中途部を上下方向に摺動自在に支持する支持部材と、前記給糸アームに設けられ、前記支持部材を前後方向へ摺動案内する傾斜面部と、を設ける。そして、前記変位部材31の上下方向への摺動により前記傾斜面部39に沿って摺動案内される前記支持部材38に伴って前記給糸口14が前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することを特徴としている。
これに対し、前記変位動作手段に、前記変位部材の下端部に開口し、かつ前記給糸アームに上端が取り付けられた前記揺動アームの上下方向の中途部を挿通させて前記給糸アームとの間で前記揺動アームに前後方向への撓みを付与する挿通孔と、前記給糸アームの下端部に設けられ、前記揺動アームの前後方向への撓みを反転させる支持ピンと、を設ける。そして、前記変位部材の上下方向への摺動に伴う前記揺動アームの前後方向への撓みを前記支持ピンで反転して、前記給糸口が前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することを特徴としている。
また、前記給糸口として、プレーティング編成で主糸を給糸する主糸用給糸口とは別途に添糸を給糸する添糸用給糸口を適用してもよい。
更に、前記揺動アームに対しその表裏方向へ延びる水平軸部回りに回転し、かつ前記水平軸部に対し偏心する偏心軸部を有する偏心部材を備えた偏心機構を具備する。そして、前記添糸用給糸口が、前記主糸用給糸口よりも上方に位置するとともに、前記偏心軸部を介して前記主糸用給糸口に対し上下方向へ離接可能に設けていてもよい。
給糸アームに対する変位機構の変位操作時に、揺動アームを介して給糸口を基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で揺動させることで、編糸が高位置に位置していても、歯口に進出する編針のフックの退入軌跡に給糸口からの編糸を入り込ませ易くなり、編針による糸喰いを確実に行うことができる。
加えて、給糸アームに対する変位部材の上下方向への摺動に伴って給糸口が基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することで、給糸口を簡単に変位することができる。
更に、変位部材の上下方向への摺動により傾斜面部に沿って摺動案内された支持部材に伴って給糸口が基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することで、給糸口を確実に変位することができる。
これに対し、変位部材の上下方向への摺動に伴う揺動アームの前後方向への撓みを支持ピンで反転させて給糸口を基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することで、給糸口を確実に変位することができる。
また、プレーティング編成で添糸を給糸する添糸用給糸口に適用することで、主糸に対し高位置となる添糸を、歯口に進出した編針のフックの退入軌跡に入り込ませ易くなり、編針による糸喰いを確実に行うことができる。しかも、編針により糸喰いされた添糸が主糸よりも常にフックの奥側に位置して主糸に対する添糸の反転がなくなり、編地の滲みを確実に防止することができる。
更に、偏心部材の水平軸部回りの回転によって偏心軸部を横長孔で左右方向へ移動させるのに伴い縦長孔内の軸部に対し連結板を上下方向へ移動させて、下端に添糸用給糸口を有する連結板を給糸アームに対し上下方向へ摺動させる偏心機構を構成することで、偏心部材の回転による添糸用給糸口の上下調整が円滑に行える。これにより、編針に給糸される主糸及び添糸の間隔や角度の微妙な調整を、当該両糸の太さや糸種、又は編成条件等に応じて行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る横編機の給糸装置の正面図である。 図1のA−A線における断面図であって、(a)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(b)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態、(c)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(d)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態をそれぞれ示している。 図1の給糸装置の主糸用給糸口からの主糸及び添糸用給糸口からの添糸を前針床から進出したべら針により糸喰いする状態の説明図であって、(a)はべら針のフックの進出状態、(b)はべら針のフックが退入し始めた状態をそれぞれ示している。 図1の給糸装置の偏心部材の縦断側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る横編機の給糸装置の給糸アーム付近の正面図である。 図5のB−B線における断面図であって、(a)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(b)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態、(c)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(d)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態をそれぞれ示している。 本発明の第3の実施の形態に係る横編機の給糸装置の給糸アーム付近の正面図である。 図7のC−C線における断面図であって、(a)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(b)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態、(c)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(d)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態をそれぞれ示している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る横編機の給糸装置の正面図を示している。また、図2は図1のA−A線における断面図であって、(a)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(b)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態、(c)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(d)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態をそれぞれ示している。
図1及び図2において、給糸装置1は、プレーティング編成を行うものであり、図示しないキャリッジの走行方向と平行に延びる走行レールに対し摺動する基台11と、この基台11より下方へ延びるフランジ片111の下端に取り付けられた単一の給糸アーム12とを備えている。給糸アーム12には、主糸用給糸口13と、この主糸用給糸口13よりも上方に位置する添糸用給糸口14とが、それぞれ個々に設けられている。給糸アーム12の下端部は左右に分岐して下方へ延び、それぞれの分岐片15の外側縁に略V字状の主糸用給糸ガイド16の上端部が連結されている。そして、主糸用給糸口13は、主糸用給糸ガイド16の股部を上下方向に貫通する主糸案内孔161の下端に開口している。また、給糸アーム12は基台11に対し縦長孔を介してネジにより締結され、主糸用給糸口13の上下方向への調整を可能としている。
給糸装置1は、給糸アーム12に対しその表裏方向となる針床の前後方向へ揺動自在に支持された揺動アーム2と、給糸アーム12に対し変位操作可能に設けられ、その変位操作時に揺動アーム2の下端部を基準位置(図2の(a)及び(c)に示す位置)と後方の揺動位置(図2の(b)及び(d)に示す位置)との間で変位させる変位機構3とを備えている。この場合、基準位置とは、添糸用給糸口14が主糸用給糸口13に対し側方から見て前後方向で互いに一致している位置のことであり、後方の揺動位置とは、添糸用給糸口14が主糸用給糸口13よりも後方へ最も離れた位置のことであって、図2の(b)及び(d)に示す後方への揺動位置よりも基準位置に近い任意の揺動位置も含まれる。
変位機構3は、給糸アーム12に対し上下方向へ摺動自在に支持された変位部材31を備えている。変位部材31は、その上端部に上下方向へ長い長孔32を有しているとともに、略中央部より左右に分岐して略平行に下方へ延びる左右一対の分岐片33を有している。この変位部材31の上端部は、給糸アーム12の左右方向一側(図1では左側)において長孔32に挿通されたボルト34とナット35とにより締結されている。また、変位部材31の上端には、前方(図1では紙面手前側)へ突出する操作片36が設けられている。
揺動アーム2は、給糸アーム12の表面の左右方向他側(図1では右側)において上下方向へ摺動自在に支持された連結部材20の下端部に連結具21を介して連結されている。連結部材20は、その下端部に上下方向に長い長孔22を有し、この長孔22に挿通される螺子部材23によって連結具21の上部に螺着されている。また、連結具21の上部の左右両端には、変位部材31の分岐片33を前後方向から挟んで上下方向へ摺動自在に案内する案内溝211がそれぞれ設けられている。連結具21の下部には、下方に開口する穴部212が設けられている。この穴部212には揺動アーム2の上端部が挿通され、左右方向に延びるピン213によって揺動アーム2を止着している。また、揺動アーム2の下端部には、添糸用給糸ガイド24が設けられている。そして、添糸用給糸口14は、添糸用給糸ガイド24の上下方向に貫通する添糸案内孔25の下端に開口している。
更に、変位機構3は、変位部材31の上下方向への摺動に伴い揺動アーム2の下端部の添糸用給糸口14を基準位置と後方の揺動位置との間で変位させる変位動作手段37を備えている。この変位動作手段37は、変位部材31の下端部に設けられ、かつ揺動アーム2の上下方向の中途部を上下方向に摺動自在に支持する支持部材38と、給糸アーム12の分岐片15の上下方向の略中間部に設けられ、支持部材38の左右両端を前後方向へ摺動案内する傾斜面部39とを備えている。この傾斜面部39の上下両面は、下方に近付くに従い後方へ位置するように傾斜している。そして、支持部材38は、その左右両端に傾斜面部39に沿った溝381を有し、傾斜面部39に対し変位部材31の上下方向への摺動に伴って摺動案内される。
図3は給糸装置1の主糸用給糸口13からの主糸及び添糸用給糸口14からの添糸を前針床から進出したべら針により糸喰いする状態の説明図であって、(a)はべら針のフックの進出状態、(b)はべら針のフックが退入し始めた状態をそれぞれ示している。図3の(a)において、主糸用給糸口13及び添糸用給糸口14からそれぞれ給糸される主糸51及び添糸52によってプレーティング編成を行うに当たり、1編成コースでのニット編成の合間にミス編成が行われると、このミス編成からニット編成に移行する際の添糸用給糸口14からの添糸52が、前針床から歯口50に進出したべら針55のフック56の退入軌跡に対して高位置(二点鎖線で示す位置)に給糸される傾向にある。図3中50aは歯口中心である。
このとき、連結部材20及び変位部材31には前後方向への撓みが生じて弾性変形し、これによって添糸用給糸口14が基準位置から後方の揺動位置に変位するので、変位部材31の下方への摺動に伴って添糸用給糸口14を後方の揺動位置に簡単に変位することができる。これにより、添糸用給糸口14から給糸される添糸52は、図3の(a)に二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで移動され、歯口50に進出したフック56の退入軌跡に入り込み易くなり、べら針55による糸喰いを確実に行うことができる。しかも、図3の(b)に示すように、べら針55により糸喰いされた添糸52が主糸51よりも常にフック56の奥側に位置して主糸51に対する添糸52の反転がなくなり、添糸52の反転により生じる編地の滲みを確実に防止することができる。
なお、本実施の形態では、編針として、べら針55を用いたが、複合針にも適用できるのはいうまでもない。
また、給糸アーム12の一方の分岐片15の内側縁には、変位部材31の上下方向への摺動量を表示する目盛り19が設けられている。この目盛り19は、一方の分岐片15の内側縁より3つ並んで山形に突出する突片よりなる。変位部材31の一方の分岐片33には、一方の分岐片15の内側縁に向けて突出する略三角形状の指針331が突設され、指針331が指す目盛り19の位置に基づいて変位部材31の上下方向への摺動量が目視により確認できる。
図4は給糸装置1の偏心部材の縦断側面図を示している。この図4において、連結部材20の上部には、偏心部材41を有する偏心機構4が設けられている。偏心部材41は、給糸アーム12に対しその左右方向他側において表裏方向へ延びる水平軸m回りに回転し、この水平軸mに対し偏心する偏心軸nを備えている。そして、偏心部材41は、水平軸m上に中心が位置する水平軸部42と、偏心軸n上に中心が位置する偏心軸部43とからなる。そして、連結部材20は、給糸アーム12に対し偏心部材41の偏心軸部43を介して上下方向へ変位可能に設けられ、揺動アーム2の下端部の添糸用給糸口14を主糸用給糸口13に対し上下方向へ離接可能としている。これにより、添糸用給糸口14からの添糸52の給糸位置が偏心機構4によって上下方向に変更され、べら針55に給糸される主糸用給糸口13からの主糸51と添糸用給糸口14からの添糸52との上下間隔や互いの給糸角度の微妙な調整を、当該両糸51,52の太さや糸種、又は編成条件等に応じて行うことができる。
水平軸部42は、給糸アーム12と連結部材20との間に収容された拡径部421と、この拡径部421の裏面側(図4では右側)に一体的に突設され、給糸アーム12よりも裏側に突出する先端に六角孔が凹設された頭部422とからなる。この頭部422は、給糸アーム12に設けられた孔部122に挿通されている。また、偏心軸部43は、拡径部421の表面側(図4では左側)に一体的に突設されている。
また、偏心機構4は、連結部材20を給糸アーム12に螺着する螺着部材44を備えている。螺着部材44は、偏心軸nと平行に延びる軸部441を給糸アーム12の表面側から挿通するビス部材442と、給糸アーム12の挿通孔121に裏面側から挿通され、軸部441の先端に螺着される段付きナット部材443とを備えている。挿通孔121は、矩形状に形成された段部444と同じ形状に開口し、段付きナット部材443を給糸アーム12に対し回転不能に拘束している。なお、図2中45は、ビス部材442と連結部材20との間に設けられた座金である。
更に、偏心機構4は、連結部材20の上部に設けられた上下方向へ長い縦長孔47と、この縦長孔47の下方に設けられた左右方向へ長い横長孔46と、を備えている。そして、偏心軸部43は、環状溝431を有し、横長孔46に挿通されて収容される。環状溝431は、横長孔46に挿通された際に連結部材20の表面側に露呈し、止め具432が嵌合されて、偏心軸部43を連結部材20に対し抜け落ち不能に止着している。そして、偏心軸部43は、偏心部材41の水平軸m回りの回転によって横長孔46内で左右方向へ移動する。また、ビス部材442の軸部441は、縦長孔47に挿通されて収容される。そして、螺着部材44を緩めて偏心部材41を水平軸m回りに回転させると、横長孔46内で偏心軸部43が左右方向へ移動し、これに伴いビス部材442の軸部441に対し連結部材20が縦長孔47内で上下方向へ移動操作される。これにより、偏心部材41の回転による添糸用給糸口14の上下調整を円滑に行うことができる。
また、基台11のフランジ片111には、図示しないテンション装置からそれぞれ繰り出される主糸51及び添糸52を主糸用給糸口13及び添糸用給糸口14に案内する5つの糸ガイド53を備えた糸ガイド支持具54が取り付けられている。なお、テンション装置からそれぞれ繰り出される主糸51及び添糸52が、どの糸ガイド53を用いて主糸用給糸口13及び添糸用給糸口14に案内されていてもよいのはいうまでもない。
ここで、変位機構3による添糸用給糸口14の後方の揺動位置への変位操作を偏心機構4による上下方向への移動操作と併せて図2の(a)〜(d)に基づいて説明する。
先ず、変位機構3により添糸用給糸口14を基準位置へ変位操作する場合には、図2の(a)に示すように、ボルト34を緩めて長孔32内で変位部材31を最上昇位置まで摺動させる。すると、これに伴い支持部材38が、上方に近付くに従い前方へ傾斜する傾斜面部39の上端部に位置し、揺動アーム2の下端部の添糸用給糸口14が基準位置に変位する。
一方、変位機構3により添糸用給糸口14を後方の揺動位置へ変位操作する場合には、図2の(b)に示すように、ボルト34を緩めて長孔32内で変位部材31を最下降位置まで摺動させる。すると、これに伴い支持部材38が、下方に近付くに従い後方へ傾斜する傾斜面部39の下端部に位置し、添糸用給糸口14が後方の揺動位置まで変位する。このとき、図2の(a)及び(b)に示すように、添糸用給糸口14は、偏心機構4により偏心部材41が水平軸m回りに一側へ回転されてビス部材442の軸部441に対し連結部材20が縦長孔47内で下方へ移動操作されることで、主糸用給糸口13に対し最も近接している。この場合、長孔32内の途中で変位部材31を止めてボルト34を締結すれば、添糸用給糸口14を基準位置と後方の揺動位置との間の任意の位置に変位させることも可能である。
また、変位機構3により基準位置へ変位操作されている添糸用給糸口14を偏心機構4により上方へ移動操作する場合には、図2の(c)に示すように、螺着部材44を緩めて偏心部材41を水平軸m回りに他側へ回転すると、ビス部材442の軸部441に対し連結部材20が縦長孔47内で上方へ移動操作され、添糸用給糸口14が主糸用給糸口13に対し最も離間する。
一方、偏心機構4により主糸用給糸口13に対し最も離間している添糸用給糸口14を変位機構3により基準位置から後方の揺動位置まで変位操作する場合には、図2の(d)に示すように、ボルト34を緩めて長孔32内で変位部材31を最下降位置まで摺動させると、これに伴い支持部材38が傾斜面部39の下端部に位置し、添糸用給糸口14が後方の揺動位置まで変位する。
次に、本発明の第2の実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る横編機の給糸装置の給糸アーム付近の正面図を示している。また、図6は図5のB−B線における断面図であって、(a)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(b)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態、(c)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(d)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態をそれぞれ示している。なお、本実施の形態では、変位機構の構成についてのみ説明する。
すなわち、図5及び図6に示すように、変位機構6は、給糸アーム17に対し上下方向へ摺動自在に支持された変位部材61と、この変位部材61の下方への摺動に伴い添糸用給糸口19を基準位置と後方の揺動位置との間で変位する変位動作手段63とを備えている。また、揺動アーム62は、その略中央部より左右に分岐して略平行に下方へ延びる左右一対の分岐片66を有し、この各分岐片66の下端部に添糸用給糸ガイド18を設けている。この場合においても、添糸用給糸口19の基準位置及び後方の揺動位置は、前記第1の実施の形態の場合と同じである。
変位部材61は、その上端部に上下方向へ長い縦長孔611を有している。また、揺動アーム62は、その上端部に上下方向へ長い縦長孔621を有している。そして、変位部材61及び揺動アーム62は、それぞれの縦長孔611,621に偏心機構10の螺着部材100のビス部材104の軸部105が挿通されて給糸アーム17に対し支持されている。また、変位部材61には、偏心機構10の偏心部材101の水平軸部102を挿通する上下方向へ長い挿通長孔612が設けられているとともに、揺動アーム62には、偏心部材101の偏心軸部103を挿通する横長孔622が設けられている。また、給糸アーム17の下端部は左右に分岐して下方へ延び、それぞれの分岐片84の下端の内側縁に略V字状の主糸用給糸ガイド85の上端部が連結されている。この主糸用給糸ガイド85の股部を上下方向に貫通する主糸案内孔851の下端に主糸用給糸口86が開口している。一方、添糸用給糸口19は、添糸用給糸ガイド18の上下方向に貫通する添糸案内孔181の下端に開口している。なお、図6中106は偏心軸部43に設けられた環状溝であり、107は環状溝106に嵌合される止め具である。また、図6中108は軸部441の先端に螺着される段付きナット部材である。
変位動作手段63は、変位部材61の下端部に開口する挿通孔としての矩形孔64を備えている。この矩形孔64には揺動アーム62の上下方向の中途部が挿通され、給糸アーム17との間で揺動アーム62の上下方向の中途部に対し後方(図6では下方)への撓みを付与し、当該揺動アーム62を弾性変形させている。また、変位動作手段63は、添糸用給糸ガイド18の上下方向の中途部を左右方向から支持する左右一対の支持ピン65を分岐片84の下端部に備えている。この各支持ピン65は、揺動アーム62に付与された後方への撓みを反転し、その撓みに応じて添糸用給糸口19を前後方向へ揺動させている。このとき、変位部材61が下方へ摺動すると、これに伴って揺動アーム62に付与される後方への撓みが減少し、その減少した撓みによって揺動アーム62が前方へ変位する。各支持ピン65では、前方へ変位する揺動アーム62の撓みを反転する。これにより、添糸用給糸口19を基準位置(図6の(a)及び(c)に示す位置)から後方の揺動位置(図6の(b)及び(d)に示す位置)まで確実に変位することができる。
ここで、変位機構6による添糸用給糸口19の後方の揺動位置への変位操作を偏心機構4による上下方向への移動操作と併せて図6の(a)〜(d)に基づいて説明する。
先ず、変位機構6により添糸用給糸口19を基準位置へ変位操作する場合には、図6の(a)に示すように、ビス部材104を緩めて長孔611内で軸部105に対し変位部材61を最上昇位置まで摺動させる。このとき、揺動アーム62には比較的大きな後方への撓みが付与されているため、各支持ピン65で反転された添糸用給糸ガイド18の下端部の添糸用給糸口19が基準位置に変位する。
一方、変位機構6により添糸用給糸口19を後方の揺動位置へ変位操作する場合には、図6の(b)に示すように、ビス部材104を緩めて長孔611内で軸部105に対し変位部材61を最下降位置まで摺動させる。すると、これに伴い矩形孔64内の揺動アーム62に付与されていた後方への撓みが減少し、この減少して揺動アーム62を前方へ変位させる撓みが各支持ピン65で反転されて添糸用給糸口19が後方の揺動位置に変位する。このとき、図6の(a)及び(b)に示すように、添糸用給糸口19は、偏心機構10により偏心部材101が水平軸m回りに一側へ回転されてビス部材104の軸部105に対し揺動アーム62が縦長孔621内で下方へ移動操作されることで、主糸用給糸口86に対し最も近接している。この場合、長孔611内の途中で軸部105に対し変位部材61を止めてビス部材104を締め付ければ、添糸用給糸口19を基準位置と後方の揺動位置との間の任意の位置に変位させることも可能である。
また、基準位置へ変位操作されている添糸用給糸口19を偏心機構10により上方へ移動操作する場合には、図6の(c)に示すように、ビス部材104を緩めて偏心部材101を水平軸m回りに他側へ回転すると、ビス部材104の軸部105に対し揺動アーム62が縦長孔621内で上方へ移動操作され、添糸用給糸口19が主糸用給糸口86に対し最も離間する。
一方、偏心機構10により主糸用給糸口86に対し最も離間している添糸用給糸口19を変位機構6により後方の揺動位置に変位操作する場合には、図6の(d)に示すように、ビス部材104を緩めて長孔611内で軸部105に対し変位部材61を最下降位置まで摺動させると、これに伴い矩形孔64内の揺動アーム62に付与されていた後方への撓みが減少し、この減少して揺動アーム62を前方へ変位させる撓みが各支持ピン65で反転し、添糸用給糸口19が後方の揺動位置に変位する。
次に、本発明の第3の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。
図7は本発明の第3の実施の形態に係る横編機の給糸装置の給糸アーム付近の正面図を示している。また、図8は図7のC−C線における断面図であって、(a)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(b)は主糸用給糸口に対し近接させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態、(c)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を基準位置に変位させた状態、(d)は主糸用給糸口に対し離間させた添糸用給糸口を後方の揺動位置に変位させた状態をそれぞれ示している。なお、本実施の形態では、変位機構の構成についてのみ説明する。
すなわち、図7及び図8に示すように、給糸アーム87には、上端部が左右方向へ延びるピン71を介して前後方向へ揺動自在に支持された揺動部材72が設けられている。この揺動部材72の下端部には、略矩形状の孔部73が設けられている。また、揺動部材72の上下方向の中途部には、偏心機構9が連結部材75を介して設けられている。揺動アーム89は、その下端に添糸用給糸ガイド88を備えている。この揺動アーム89の上下方向の中途部は、孔部73の下縁部を上下方向へ貫通する貫通孔77に摺動自在に挿通されている。そして、揺動アーム89の上端部は、貫通孔77を介して孔部73に導出され、その上端にビス76により止着された連結部材75を介して揺動部材72の下端に連結されている。
そして、揺動部材72の上下方向の中途部には、揺動アーム89の下端部の添糸用給糸口93を基準位置と後方の揺動位置との間で変位させる変位機構8が設けられている。この変位機構8は、揺動部材72の上下方向の中途部に開口する螺子孔81と、この螺子孔81に螺着された軸部の先端が揺動部材72の表面側より突出するボルト部材82と、このボルト部材82の軸部に揺動部材72の表面側より螺着され、揺動部材72に対しボルト部材82を回り止めするナット部材83と、ボルト部材82の軸部の基端に突設され、給糸アーム87の裏面側からワッシャなどの止め具95により抜け止め固定されるボス部96とを備えている。揺動部材72は、給糸アーム87の表面に対しピン71によって裏面を若干浮かせた状態で支持されている。そして、揺動部材72は、ボルト部材82を給糸アーム87の表面側に対し反時計回りに回転させると、給糸アーム87の表面に対して接近し、貫通孔77に挿通された揺動アーム89を後方へ揺動させて、添糸用給糸口93を基準位置から後方の揺動位置まで変位させている。また、給糸アーム87の下端部は左右に分岐して下方へ延び、それぞれの分岐片90の下端の内側縁に略V字状の主糸用給糸ガイド91の上端部が連結されている。この主糸用給糸ガイド91の股部を上下方向に貫通する主糸案内孔911の下端に主糸用給糸口92が開口している。一方、添糸用給糸口93は、添糸用給糸ガイド88の上下方向に貫通する添糸案内孔881の下端に開口している。この場合においても、添糸用給糸口93の基準位置及び後方の揺動位置は、前記第1の実施の形態の場合と同じである。
また、連結部材75は、揺動部材72に螺着された偏心機構9の螺着部材900のビス部材901の軸部902を挿通して収容する縦長孔751と、この縦長孔751の側方に設けられ、偏心部材903の偏心軸部(図示せず)を挿通して収容する横長孔752とを備えている。
ここで、変位機構8による添糸用給糸口93の後方の揺動位置への変位操作を偏心機構9による上下方向への移動操作と併せて図8の(a)〜(d)に基づいて説明する。
先ず、変位機構8により添糸用給糸口93を基準位置へ変位操作する場合には、図8の(a)に示すように、ナット部材83を緩めてからボルト部材82を給糸アーム87の表面側に対し時計回りに回転させることで、揺動部材72がピン71回りに揺動して給糸アーム87の表面に対して離反する。すると、貫通孔77に挿通された揺動アーム89が前方へ揺動し、添糸用給糸ガイド88の下端部の添糸用給糸口93が基準位置に変位する。このとき、ボルト部材82の軸部にナット部材83を締め付けて揺動部材72に対しボルト部材82を回り止めしておく。
一方、変位機構8により添糸用給糸口93を後方の揺動位置へ変位操作する場合には、図8の(b)に示すように、ナット部材83を緩めてからボルト部材82を給糸アーム87の表面側に対し反時計回りに回転させることで、揺動部材72がピン71回りに揺動して給糸アーム87の表面に対して接近する。すると、貫通孔77に挿通された揺動アーム89が後方へ揺動し、添糸用給糸口93が後方の揺動位置に変位する。このときも、ナット部材83を締め付けてボルト部材82を回り止めしておく。また、図8の(a)及び(b)に示すように、添糸用給糸口93は、偏心機構9により偏心部材903が水平軸m回りに一側へ回転されてビス部材901の軸部902に対し連結部材75が縦長孔751内で下方へ移動操作されることで、主糸用給糸口92に対し最も近接している。この場合、ボルト部材82の回転方向及び回転量を加減して揺動部材72の給糸アーム87の表面に対する接離量を調整すれば、添糸用給糸口93を基準位置と後方の揺動位置との間の任意の位置に変位させることも可能である。
また、基準位置へ変位操作されている添糸用給糸口93を偏心機構9により上方へ移動操作する場合には、図8の(c)に示すように、ビス部材901を緩めて偏心部材903を水平軸m回りに他側へ回転すると、ビス部材901の軸部902に対し連結部材75が縦長孔751内で上方へ移動操作され、主糸用給糸口92に対し最も離間する。
一方、偏心機構9により主糸用給糸口92に対し最も離間している添糸用給糸口93を変位機構8により基準位置から後方の揺動位置まで変位操作する場合には、図8の(d)に示すように、ナット部材83を緩めてからボルト部材82を給糸アーム87の表面側に対し反時計回りに回転させることで、揺動部材72がピン71回りに揺動して給糸アーム87の表面に対して接近すると、貫通孔77に挿通された揺動アーム89が後方へ揺動し、添糸用給糸口93が後方の揺動位置に変位する。
なお、各実施の形態では、変位機構3,6,8を添糸用給糸口14,19,93に適用した場合について述べたが、給糸アームに単一で備わる給糸口に適用してもよい。この場合には、ミス編成からニット編成に移行する際の給糸口からの編糸がフックの退入軌跡に対して高位置に給糸されていても、歯口に進出する編針のフックの退入軌跡に編糸を入り込ませ易くなり、編針による糸喰いを確実に行うことができる。
また、各実施の形態では、添糸用給糸口14,19,93を、変位機構3,6,8による基準位置と後方の揺動位置との間での変位操作に加え、偏心機構4,10,9の偏心軸部43,103を介して主糸用給糸口13,86,92に対し上下方向へ離接可能としたが、添糸用給糸口14,19,93が変位機構3,6,8による変位操作のみが行われるものであってもよい。
また、各実施の形態では、添糸用給糸口14,19,93を基準位置と後方へ最も離れた後方の揺動位置との間で変位させる場合について述べたが、添糸用給糸口を基準位置と後方へ最も離れた後方の揺動位置よりも基準位置に近い後方の揺動位置との間で変位させる場合にも適用できる。また、添糸用給糸口から給糸される添糸をフックの退入軌跡に入り込み易くする上で、添糸用給糸口を基準位置と前方の揺動位置との間で変位させる場合にも適用できるのはいうまでもない。また、主糸用給糸口を設けた給糸アームとは別の給糸アームに設けられた添糸用給糸口を基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位する場合にも適用できる。
更に、各実施の形態では、基準位置を、添糸用給糸口14,19,93が主糸用給糸口13,86,92に対し側方から見て前後方向で互いに一致している位置としたが、基準位置の設定は任意のものであり、単一の給糸アームに主糸用給糸口及び添糸用給糸口が設けられている場合、個別の給糸アームに主糸用給糸口及び添糸用給糸口が設けられている場合、又は単一の給糸アームに単一の給糸口が設けられている場合などを問わず、基準位置がどのような位置に設定されていてもよい。
1 給糸装置
11 基台
12,17,87 給糸アーム
13,86,92 主糸用給糸口
14,19,93 添糸用給糸口
2,62,89 揺動アーム
3,6,8 変位機構
31,61 変位部材
37,63 変位動作手段
38 支持部材
39 傾斜面部
4,10,9 偏心機構
41,101,903 偏心部材
42,102 水平軸部
43,103 偏心軸部
51 主糸
52 添糸
55 べら針
56 フック
64 矩形孔
65 支持ピン

Claims (4)

  1. 走行レールに対し摺動自在に支持された基台より下方へ延びる給糸アームを備え、この給糸アームに給糸口が設けられた横編機の給糸装置において、
    前記給糸アームに対しその表裏方向となる針床の前後方向へ揺動自在に支持され、前記給糸口が下端部に設けられた揺動アームと、前記給糸アームに対し変位操作可能に設けられ、その変位操作時に前記揺動アームを介して前記給糸口を基準となる基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位させる変位機構と、を具備しており、
    前記変位機構は、
    前記給糸アームに対し上下方向へ摺動自在に支持された変位部材と、
    この変位部材の上下方向への摺動に伴い前記給糸口を前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位させる変位動作手段と、
    を備えているとともに、
    前記変位動作手段は、
    前記変位部材の下端部に設けられ、かつ前記給糸アームに上端が取り付けられた前記揺動アームの上下方向の中途部を上下方向に摺動自在に支持する支持部材と、
    前記給糸アームに設けられ、前記支持部材を前後方向へ摺動案内する傾斜面部と、
    を備え、
    前記変位部材の上下方向への摺動により前記傾斜面部に沿って摺動案内される前記支持部材に伴って前記給糸口が前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することを特徴とする横編機の給糸装置。
  2. 走行レールに対し摺動自在に支持された基台より下方へ延びる給糸アームを備え、この給糸アームに給糸口が設けられた横編機の給糸装置において、
    前記給糸アームに対しその表裏方向となる針床の前後方向へ揺動自在に支持され、前記給糸口が下端部に設けられた揺動アームと、前記給糸アームに対し変位操作可能に設けられ、その変位操作時に前記揺動アームを介して前記給糸口を基準となる基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位させる変位機構と、を具備しており、
    前記変位機構は、
    前記給糸アームに対し上下方向へ摺動自在に支持された変位部材と、
    この変位部材の上下方向への摺動に伴い前記給糸口を前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位させる変位動作手段と、
    を備えているとともに、
    前記変位動作手段は、
    前記変位部材の下端部に開口し、かつ前記給糸アームに上端が取り付けられた前記揺動アームの上下方向の中途部を挿通させて前記給糸アームとの間で前記揺動アームに前後方向への撓みを付与する挿通孔と、
    前記給糸アームの下端部に設けられ、前記揺動アームの前後方向への撓みを反転させる支持ピンと、
    を備え、
    前記変位部材の上下方向への摺動に伴う前記揺動アームの前後方向への撓みを前記支持ピンで反転して、前記給糸口が前記基準位置と前方又は後方の揺動位置との間で変位することを特徴とする横編機の給糸装置。
  3. 前記給糸口としては、プレーティング編成で主糸を給糸する主糸用給糸口とは別途に添糸を給糸する添糸用給糸口が適用されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の横編機の給糸装置。
  4. 前記揺動アームに対しその表裏方向へ延びる水平軸部回りに回転し、かつ前記水平軸部に対し偏心する偏心軸部を有する偏心部材を備えた偏心機構を具備し、
    前記添糸用給糸口は、前記主糸用給糸口よりも上方に位置しているとともに、前記偏心軸部を介して前記主糸用給糸口に対し上下方向へ離接可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の横編機の給糸装置。
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