JP2020016008A - 横編機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 編目抑止板による指股部の編目のノックオーバーを抑止する作用を停止させる際に、編目抑止板の移動に伴って、ニードルループが受ける抵抗を従来よりも少なくして、ノックオーバーを確実にすることが可能な横編機を提供する。【解決手段】 編目抑止板5の編目抑止溝5aは、隣接して編成する指袋6,7との間で股重ねを行うために、先に編成した指袋6で次に編成する指袋7側の指股部6aとなる編目を保持する編針4に作用させる。次の指袋7の編成が終了すると、指股部6aの編目を保持する編針4をプレッシャーカム16の戻しカム面16cで解放位置に移動させてから編目抑止板5を移動させる。解放位置は、編目形成時に編針4を針床3側に引込む位置よりも歯口2側となり、指股部6aの編目のニードルループは、編目抑止溝5aから歯口2側に戻る際に受ける抵抗の増大が低減され、確実にノックオーバー可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、指袋付きの手袋や靴下などを筒状の編地として編成し、指袋間に股重ねを行うための編目抑止板を備える横編機に関する。
従来から、股重ねを行いながら指袋を順次編成する手袋編機などの横編機は、前後一対の針床を有し、針床間の歯口側先端に、帯状の編目抑止板を備えている(たとえば、特許文献1、2参照)。特許文献1では、編口押え板が編目抑止板に相当する。針床は、長手方向に沿って一定のピッチで配設されるニードルプレートを有する。編針は、ニードルプレート間の針溝に収容されて針床の長手方向に並び、先端のフックを歯口に進退させて編地を編成する。編針の進退は、針床の長手方向に沿って往復走行するキャリッジに搭載されるカムによって駆動される。
編目抑止板は、歯口側の先端から針床側に離れた位置に、編目抑止溝を有する。編目係止溝は、長手方向の一方側から股重ねを行う区間の編針に保持される指股部の編目に作用する。編目抑止溝を作用させるために、編目抑止板は長手方向の一方側から他方側に移動させる。指股部の編目は、編目抑止板に対して相対的に移動するように案内されて編目抑止溝に侵入する。先に編成した指袋の指股部の編目を保持する編針は、編目を編目抑止溝の直上の針幹に留めてノックオーバーを抑止する。この編針の編目抑止片よりも歯口側の部分は、次の指袋を指股部まで編成するために使用される。次の指袋の編成が終了すると、編目抑止板を長手方向の一方側に移動させ、編目抑止溝を指股部の編目から一方側に離す。先に編成された指袋の指股部の編目は、編目抑止板の傾斜部を経て歯口側に戻り、歯口側で編成された次の指袋の指股部の編目に重なる。二つの指袋に続く胴部の編地を編成する際に、二つの指股部の編目は、重ね目としてノックオーバーされ、股重ねされた指股部が形成される。
キャリッジには可動カムを含む各種のカムが搭載され、可動カムは針床の長手方向に延びる制御バーを介してキャリッジ外部から作動させられる(たとえば、特許文献3参照)。特許文献3の図1に示される可動カムは、符号14の度山カムと符号16のプレッシャーカムとを含む。特許文献3の図3は、符号10Fで示す前針床の先端側で、編針として符号Sで示すべら針の下側に、前針床よりも細かい斜線を施して編目抑止板を示している。また図3は、べら針の背後側に、ニードルプレートを示している。
度山カムは、編目形成時に、編目の大きさに対応する度目値に応じて編針を針床側に引下げる程度を変えるように移動可能である。プレッシャーカムは、指股部の編目をフックに保持する編針に作用するように移動し、編針を針床側に引下げて、編目が編目抑止溝に侵入し易くする。編目抑止板が長手方向に移動して編目を編目抑止溝に侵入させる際に、編目抑止板の上面とニードルプレートの底面または編針の底面との間は、摺動する。
特許第3053376号公報 特開2011−26741号公報 特開2013−44077号公報
近年、編目抑止板を備える横編機は、細い編糸を使用し、コーティング手袋や精密作業用の手袋の編成など、薄手の手袋を編成することが要望されている。しかしながら、編糸が細くなると、編目抑止板を指股部から抜いて、編目抑止溝で留められていた編目を傾斜部に沿って歯口側に戻す際に問題が生じ易くなる。細い編糸は、編目抑止板の上面と、ニードルプレートの底面または編針の底面との間で摺動するための隙間に噛み込まれて挟まり易くなる。編糸が隙間に挟まれると、先に編成された指袋の指股部の編目が解放されない状態は継続する。編目は、胴部の編地の編成の進行で引張られてから解放されてノックオーバーされる。このようなノックオーバー遅れを伴う編地製品は、不良になってしまう。
特許文献1に開示されている構成は、編目抑止溝の傾斜部に相当する部分の端面を傾斜面として、細い編糸でも編目抑止板の上面とニードルプレート等の底面との隙間に噛み込まれ難くしている。特許文献2に開示されている構成は、編目抑止板がニードルプレート等の底面から離間しないように受け部材で規制し、編目抑止板の上面とニードルプレート等の底面との間に隙間が生じ難くしている。
しかしながら、ニードルプレートは、針床の基板に並設して針床を形成する複数の板状部材である。編針は、ニードルプレート間の針溝に収容されて歯口に対する進退する複数の針状部材である。これらの部材は、相互間で摺動する必要があるので、密着させることはできず、細い編糸に対して噛み込まれる隙間が生じてしまう。編目抑止溝で留められていた先に編成した指袋の指股部の編目を傾斜部に沿って歯口側に戻す際に、編目のニードルループは、編針の針幹をフックの先端側に移動する。移動するニードルループは、フックを閉じる状態のべら上を通る。べら上を通る部分の周長は、べらの傾斜に沿って増大する。ニードルループは、移動に対する周長の増大で抵抗を受け、抵抗が大きいと円滑な移動が困難になる。特許文献1のような編目抑止溝の形状についての対策や、特許文献2のような編目抑止板の受け部材での対策は、ニードルループが受ける抵抗を少なくするものではない。したがって、これらの対策だけでは、細い編糸が移動する際に抵抗を受ける場合に、隙間への噛み込みを防ぐことが困難であると考えられる。
本発明の目的は、編目抑止板による指股部の編目のノックオーバーを抑止する作用を停止させる際に、編目抑止板の移動に伴ってニードルループが受ける抵抗を少なくして、ノックオーバーを確実にすることが可能な横編機を提供することである。
本発明は、前後一対の針床の長手方向にそれぞれ並ぶ編針に設けられ、選針結果に応じて出没する駆動バットを、該長手方向に往復移動するキャリッジに搭載される編成カムで、針床間の歯口に進退するように駆動しながら、複数の指袋を有する筒状の編地を編成するために、長手方向の一方側に隣接して編成する指袋との間で股重ねを行うための編目抑止板を備え、
編目抑止板に設ける編目抑止溝で先に編成した指袋の指股部の編目を編針の針幹に留めて保持し、次の指袋を指股部が含まれる最終コースまで編成する間に、保持する編目のノックオーバーを抑止する横編機において、
キャリッジに搭載され、編目抑止板によってノックオーバーを抑止する指股部の編目を針幹に保持する編針のバットに作用し、編目抑止板が編目を抑止している状態で、歯口側の解放位置に編針を戻すカム面を有する戻しカムを備える
ことを特徴とする横編機である。
また本発明で、前記バットは、前記駆動バットよりも前記歯口側に設けられ、常に突出する歯口側バットであり、
前記カム面を歯口側バットに作用させるか否かを切替える切替え機構をさらに含む
ことを特徴とする。
また本発明で、前記戻しカムは、前記先に編成した指袋の指股部の編目をフックに保持する編針に対し、前記編目抑止板を作用させて編目を編目抑止溝に案内し易くするために、前記針床側に設けられる駆動カム面を前記駆動バットに作用させて、該編針を針床側に引込むように駆動するプレッシャーカムであり、
前記歯口側バットに作用して、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に戻すカム面は、プレッシャーカムの前記歯口側に設けられる
ことを特徴とする。
また本発明で、前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
前記歯口側バットに作用して、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に戻すカム面は、度山カムの前記歯口側に設けられる
ことを特徴とする。
また本発明で、前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
駆動バットに作用して、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に戻すカム面は、度山カム(54)の駆動カム面よりも前記針床側に設けられる
ことを特徴とする。
また本発明で、前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
該度山カムは、前記次の指袋を編成してから、給糸を伴わない空コースの編成動作で、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に前記歯口から引込んで戻す
ことを特徴とする。
また本発明で、前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
該度山カムは、前記次の指袋を編成する前に、前記編目抑止板を作用させてから、給糸を伴わない空コースの編成動作で、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を駆動して、少なくとも前記解放位置までは前記歯口から引込んで戻す
ことを特徴とする。
本発明によれば、編目抑止板による指股部の編目のノックオーバー抑止の停止は、先に編成した指股部の編目を針幹に保持する編針を、歯口側となる解放位置に移動させておいて行う。この移動で、編目は編針に対して緩められる。編目抑止板が指股部から長手方向に離れる移動に伴い、指股部の編目は、編目抑止板の傾斜部に沿って歯口側に移動し、確実にノックオーバーが可能な状態になる。
また本発明によれば、常に突出する歯口側バットに作用するように、戻しカムに設けるカム面は、次の指袋の編成後、指股部を編成した編針を解放位置に戻す。次に編成した指袋の指股部の編目はノックオーバーしないで、先に編成した指股部の編目は編針に対して緩むようにすることができる。戻しカムの作用は、切替え機構で作用と不作用とを切替えることができる。
また本発明によれば、編目抑止板を作用させ易くするために設けるプレッシャーカムは、歯口側に設けるカム面で、編目抑止板の作用を停止する前に指股部の編目を編針に対して緩めるように、編針を戻すことができる。
また本発明によれば、編目形成時に編針を針床側に引込むように駆動する度山カムは、歯口側に設けるカム面で、編目抑止板の作用を停止する前に指股部の編目を編針に対して緩めるように、編針を戻すことができる。
また本発明によれば、編目形成時に編針を針床側に引込むように駆動する度山カムは、駆動カム面の針床側に設けるカム面で、編目抑止板の作用を停止する前に指股部の編目を編針に対して緩めるように、編針を戻すことができる。
また本発明によれば、次の指袋の編成後、編目抑止板を抜く前に、先に編成して、編目抑止板の編目抑止溝で編針の針幹に留めておいた指股部の編目は、空コースの編成で編針に対して緩めることができる。
また本発明によれば、編目抑止板の編目抑止溝を作用させた後に、先に編成した指袋の指股部の編目は、編目抑止板の編目抑止溝で編針の針幹に留めて、空コースの編成で編針に対して緩めておく。次の指袋を編成の編成後でも、編目抑止板を指股部から抜き易くすることができる。
図1は、本発明の実施例1である横編機1の動作を示す主要なカム配置図である。 図2は、図1のプレッシャーカム16の他の動作を示すカム配置図である。 図3は、図1の横編機1で使用する針床3および編針4の構成を示す側面断面図である。 図4は、図3に示す編針4のフック4a付近の構成を示す簡略化した側面図である。 図5は、図1の横編機1で使用するキャリッジ10F,10Bのカム配置図である。 図6は、図1の横編機1でプレッシャーカム16の動作を切替える構成を示す簡略化した側面図である。 図7は、本発明の実施例2である横編機41の動作を示す主要なカム配置図である。 図8は、本発明の実施例3である横編機51の動作を示す主要なカム配置図である。 図9は、本発明の実施例4である横編機の動作を示す図である。 図10は、本発明の実施例5である横編機の動作を示す図である。
以下、図1から図6は、本発明の実施例1である横編機1の動作と主要部分の構成とに関する。図7は、本発明の実施例2である横編機41の動作に関する。図8は、本発明の実施例3である横編機51の動作に関する。図9および図10は、本発明の実施例4および実施例5である横編機の動作にそれぞれ関する。各図で対応する部分は,同一の参照符を付して示し、重複する説明を省略する場合がある。また説明の便宜上、説明対象の図には記載されていない部分について、他の図に記載される参照符を付して言及する場合がある。各実施例での切替えなどに必要な制御は、横編機1に備えられる制御器などの制御手段に予め設定されている手順に従って行われる。
図1は、本発明の実施例1である横編機1の主要部分について概略的な構成と動作とを示す。横編機1は、歯口2を挟んで、前後一対の針床として、後述する前針床3Fと、図示を省略している後針床とを有する。以下の説明は、前針床3Fに関連する構成には番号にFを付し、後針床に関連する構成には番号にBを付し、前後に共通な事項について総称するときは番号のみを付す。針床3は、図では横方向となる長手方向に沿って、複数が一定のピッチで並設されている編針4を有する。編針4は、歯口2側の先端にフック4aを有し、歯口2から離れて針床3側に駆動バット4b、および駆動バット4bよりも歯口2側に歯口側バット4cを有する。編目抑止板5は、編針4の先端付近の底面側に配置される。編目抑止板5を左方に移動させる前に編針4を駆動する動作は、編針4のフック4a付近の先端部、駆動バット4bおよび歯口側バット4cの軌跡として示す。
編目抑止板5は、歯口2側の先端から針床3側に離れた位置に、編目抑止溝5aを有する。編目抑止溝5aは、針床3の長手方向の一方側である左側で閉じ,他方側である右方向に延びながら歯口2側に向って開口する。開口部よりも左方向で編目抑止溝5aの歯口2側の上縁は編目係止片5bとなり、右方向で編目抑止溝5aの針床3側の下縁は歯口2側に接近して歯口2側先端に至る傾斜部5cとなる。編目抑止板5は、長手方向に移動可能で、隣接して編成する指袋6,7との間で股重ねを行うために使用する。編目抑止溝5aは、先に編成した指袋6で次に編成する指袋7側の指股部6aとなる編目を、フック4aに保持されている状態で侵入させるように使用する。次の指袋7の編成で編針4を歯口2側に駆動すると、指股部6aの編目は、フック4aから針幹に移動し、編目抑止溝5aの直上に位置する範囲に留められて保持される。本実施例1で、4本の編針4は、針幹で指股部6aの編目を保持しながら、編目抑止片5bよりも歯口2側となる部分で、次の指袋7を指股部7aを含む最終コースまで編成する。編目抑止溝5aは、次の指袋7の編成中に保持する指股部6aの編目のノックオーバーを抑止するように作用する。指股部6a,7aの保持と編成に使用する編針4の本数は、編成する編目の密度であるゲージ数や、指袋6,7の編成に使用する編針4の総数などに応じて、適宜変更しうる。
次の指袋7の編成が終了すると、編目抑止片5bが指袋7から外れるまで、編目抑止板5は左方向に移動させる。編目抑止板5の移動は、指股部6a,7aの編目を保持する編針4が解放位置に戻されている状態で行う。解放位置は、たとえば編針4のフック4aの先端位置で示すと、度目基準位置2a、またはこれに近い位置にする。度目基準位置2aは、形成する編目の大きさに対応して度山カム14に設定される度目値0に対応して引込む編針4の位置となる。指股部6aの編目をフック4aに保持する編針4を歯口2に進出させる際に、編目はフック4aからべらを越えて針幹側にクリアされる。編目抑止板5は、編針4を引込んでも編目がノックオーバーしないように抑止する。編針4を針床3側に引込むと、フック4aに指股部7aの編目が形成され、針幹に先の指袋6の指股部6aの編目が保持される。このように指股部6a,7bの編目を保持する編針4は、カムで解放位置に戻される。編目抑止板5は、指股部6a,7aの編目を保持する編針4が少なくとも解放位置に戻された後で、指股部6a,7aから左方向に離れる。編目抑止板5が左方に移動することで、編針4の針幹に保持されていた指股部6aの編目は、抑止が解かれて、傾斜部5aに沿って歯口2側に移動する。図4で説明するように、先の指袋6の指股部6aの編目は、編針4の針幹を歯口2側に移動する際に受ける抵抗が減少する。抵抗の減少は、編目抑止板5の傾斜部に沿って編目が移動する際に、噛み込みを生じることなく編目が歯口2側に戻り易くなる。編針4が解放位置に戻されているので、指股部6aの編目は、ノックオーバーしないで針幹に留まるけれども、次の編成動作で確実にノックオーバー可能になる。解放位置は、編針4を針床3側に引込んでも、編目がべらを越えてノックオーバーしないで針幹に留まる範囲の引込み位置にすればよい。
針床の長手方向に往復移動するキャリッジ10Fは、度山カム14、プレッシャーカム16およびニードルガイドカム17を含むカムを搭載する。度山カム14は、傾斜した案内溝14aに沿って移動し、編針4の駆動バット4bを駆動する駆動カム面14bとして傾斜したカム面と、駆動カム面14bの下方に間隔をあけて設けられる補助カム面14cとを有する。度山カム14は、選針結果に応じて、選針状態とされている駆動バット4bを、カム面14bの傾斜に沿って下端まで引下げ、駆動カム面14bの下側と補助カム面14cの上側との間を通るように案内する。プレッシャーカム16は、上下方向の案内溝16aに沿って移動する。本実施例1のプレッシャーカム16は、案内溝16aに沿って上方に移動させると、編針4の歯口側バット4cに当接して、フック4a先端が度目基準位置2aに達するまで、編針4を歯口2側に戻すように駆動する戻しカム面16cを上部に有する。この戻しカム面16cは、歯口側バット4cを押し下げるニードルガイドカム17の右方で、当接する歯口側バット4cを常に歯口2側に押上げて編針4を戻す。図4で後述するような可動シンカー8を使用する場合、編針4を戻す際に可動シンカー8で編目を歯口2の下方に押込むことが好ましい。
図2は、図1のプレッシャーカム16の他の動作を編針4に関連する軌跡で示す。プレッシャーカム16は、案内溝16aに沿って下方に移動させ、駆動バット4bに当接して、編針4を針床3側に引込むように駆動する駆動カム面16bを下部に有する。なお針床3側に引込まれる編針4の右側に並ぶ編針4の駆動バット4bは、指袋6の編成が終了しているので、非選針状態であり、駆動カム面16bに当接しない。この動作の際に、図では二点鎖線で示す編目抑止板5の編目抑止溝5aは、図の左方向に離れている。プレッシャーカム16は、先に編成した指袋6の指股部6aとなる編目に編目抑止溝5aを作用させる前に、指股部6aの編目をフック4aに保持する編針4を針床3側に引込んで、編目が編目抑止溝5aに侵入し易くするために使用する。
図3は、図1の横編機1で使用する針床3および編針4の構成を示す。針床3は、基板3aに対して図の紙面に垂直な長手方向に沿って一定のピッチで配設されるニードルプレート3bを有する。編針4は、ニードルプレート3b間の針溝に収容されて針床3の長手方向に並び、先端のフック4aを歯口2に進退させて編地を編成する。編針4の進退は、針床3の長手方向に沿って往復走行するキャリッジ10に搭載される度山カム14などのカムによって駆動される。歯口側バット4cは、先端にフック4aを有する針本体4dの基端部に設けられ、針床3からキャリッジ10側に常時突出する。針本体4dの基端部には、ジャック4eの先端部が係合している。ジャック4eは、先端部から基端側に間隔をあけて、駆動バット4bを有し、さらに基端側で制御ジャック4fの作用を受ける。制御ジャック4fは、図示を省略している選針ドラムの外周に当接する選針凸部4gを有し、選針ドラムの外周面に形成される選針パターンを駆動バット4bの針床3からキャリッジ10側への出没に反映させる。なお、選針方法は選針ドラムを用いる方法に限らず、たとえばキャリッジ10の電気的な制御で切替えられる選針機構を搭載するようにしてもよい。駆動バット4bは、選針結果に応じて、選針状態でキャリッジ10側に突出し、非選針状態で突出しない。
図4は、図3に示す編針4のフック4a付近の構成を、前針床3Fについて簡略化して示す。編針4は、図1の動作で、解放位置まで戻されている。編目形成時に編針4が針床3側に引込まれる位置は、図よりも下方となる。フック4aを先端に有する編針4の針本体4dは、底部が針底線3Fcに沿って歯口2に進退する。後針床3B側は、針底線3Bcで示す。歯口2の中心を通る鉛直線2vは、針底線3Fc,3Bcの交点を通る。針底線3Fc,3Bcは、歯口2側が高くなり、針床3F,3B側が低くなるように傾斜する。編針4のフック4aの開口部は、ノックオーバーされる編目が通過する際に、べら4hで覆われて閉じている。指股部6aの編目は、編目抑止板5の編目抑止溝5aから脱出する際に、図2に示す傾斜部5cによる押上げで、実線で示す状態から二点鎖線で示す状態に移行する。指股部6aの編目のニードルループで針幹に掛る部分6bは、フック4aを閉じるべら4hの外縁部分を移動する。ニードルループで編目抑止溝5a内を通る部分6cは、傾斜部5cに沿って編目抑止板5の歯口2側の先端まで戻る。図2に示す戻しカム面16cで戻す前の編針4の位置は図よりも下方となるので、ニードルループはより周長が大きい部分を移動しなければならない。編針4を解放位置まで戻すことによって、ニードルループが移動する際に受ける抵抗が増大する程度を戻す前よりも低減することができる。
針床3の歯口2側には、可動シンカー8を設けることが好ましい。可動シンカー8は、長手方向では編針4間に配置され、フック4aによる編目形成時にシンカーループを形成するための壁面8aとともに、編目を歯口2の下方に押込むための押込み部8bを有している。このような可動シンカー8は、本図では図示を省略しているけれども、前述の度目基準位置2aよりもわずかに針床3側となるように配置される。後針床3B側の針底線3Bcは、度目基準位置2aよりも歯口2側となる。指袋を順次編成するためには、先に編成した指袋と次に編成する指袋の編出し部分との間に編糸が渡るので、渡り糸の切断や端糸の編込み処理が必要となる。このような処理に必要な装置は、針底線3Fc,3Bcや度目値0に対応する位置よりも歯口2側を移動する。解放位置をより歯口2に進出した位置にすれば、ニードルループが移動する際に受ける抵抗増大の低減効果は大きくなると期待される。しかしながら、歯口2側を移動する装置との干渉を避けるために、解放位置は、度目値0に対応する位置や針底線3Fcを越えないようにした方がよい。
図5は、図1の横編機1で使用するキャリッジ10F,10Bに搭載されるカムの配置を示す。前後のキャリッジ10F,10Bは図の横方向に連動して往復する。横編機1で編成する筒状の編地は、図の左方への移動で前のキャリッジ10F、右方への移動で後のキャリッジ10Bを使用し、前後の針床3を交互に使用して筒状に編成する。前のキャリッジ10Fには、図の右方への移動でも編目の編成を可能にする編出し用カム11が搭載される。編出し用カム11は、出没可能な可動カムであり、前後の針床3の編針4を使用して編出しを行うために使用する。ゴム山カム12は、針床3からの突出高さが異なる歯口側バット4cに作用し、編地に弾性糸を挿入するために使用する。中山カム13,度山カム14およびニードルレイジングカム15は、選針されて針床3から突出する状態の駆動バット4bに作用して、編目を形成するように案内する。ニードルガイドカム17および天山カム18は、編針4の歯口2側への進出を規制する。図1および図2の動作は、前後のキャリッジ10F,10Bを左方向に移動させ、プレッシャーカム16を同時に作動させて行う。
図6は、図1の横編機1でプレッシャーカム16の動作を切替える切替え機構の構成を示す。キャリッジ10は、図の紙面に垂直な方向となる針床3の長手方向に移動する際に、特許文献3と同様に、キャリッジ10の外部から可動カムに対する制御を受ける。可動カムに対する制御は、制御バーガイド20に形成される溝に収容される制御バーによって行う。制御バーとして、プレッシャーカム制御バー21、編出し用カム制御バー22、ゴム山制御バー23、度山調整制御バー24が設けられる。プレッシャーカム制御バー21は、制御バーガイド20に設けられる溝からキャリッジ側に出没するように駆動される。
図6は、(a)が図1に、(b)が図2にそれぞれ対応するプレッシャーカム16の切替え状態を示す。キャリッジ10は、案内軸30による案内を受けながら移動する。プレッシャーカム16を含む図5に示すカムは、キャリッジ10の底面31に設けられる。底面31の表面側は、針床3の上面に臨む。底板31の裏面側には、レバー32、移動部材33、支柱34およびばね35が設けられる。レバー32は、中間の支持軸32aを支点として揺動可能で、一端がプレッシャーカム制御バー21に当接し、他端が移動部材33に係合する。移動部材33は、案内溝16aを介してプレッシャーカム16に連結されている。移動部材33と底板31に立設する支柱34との間掛けるばね35は、レバー32の一端がプレッシャーカム制御バー21に当接するように付勢する。プレッシャーカム制御バー21、レバー32、移動部材33、支柱34、およびばね35は、プレッシャーカム16の戻しカム面16cを歯口側バット4cに作用させるか作用させないかを切替える、切替え機構を形成する。切替え機構は、この駆動方法に限らず、たとえばキャリッジ10にモーターやソレノイドなどの駆動源を搭載してもよい。
本実施例1では、編目抑止溝5aを作用させる直前に(b)の状態とし、他は(a)の状態とする。このようなプレッシャーカム16の切替えは、従来と同様である。しかしながら、従来のプレッシャーカムには戻しカム面16cが設けられていない。本実施例1のように戻しカム面16cを有するプレッシャーカム16を使用すると、図1の動作は、歯口側バット4cに作用させて戻すため、選針には関係なく常に行うことができる。したがって、編目抑止溝5aを作用させて指袋6,7を順次編成する場合だけでなく、手袋の胴部など他の部分を編成する場合も含めて、編針4を戻すようになる。編針4の戻しは、次の指袋7の最終コースの編成後のみ、または最終コースの編成後に、給糸しないで編針をニットルートで駆動する専用の空コースを設けて行うようにしてもよい。タックルートを選択可能なカム配置であれば、空コースをタックルートで行ってもよい。プレッシャーカム16の移動に、(a)と(b)との中間段階を設けて、中間段階では駆動カム面16bおよび戻しカム面16cが駆動バット4bおよび歯口側バット4cに作用しないようにしておけば、従来と同様な動作を行わせることもできる。
本実施例1によれば、編目抑止溝5aを作用させ易くするために設けるプレッシャーカム16は、編目抑止溝5aの作用を停止する前に編針4を歯口2側に戻すように駆動することにも利用可能である。なお、戻しカム面16cによる戻し量を調整可能にすることも、ニードルガイドカム17をプレッシャーカム16と一体化して上下可動にすることも、可能である。
図7は、本発明の実施例2である横編機41の主要部分について概略的な構成と動作とを、前針床3F側のキャリッジ40Fについて示す。本実施例2は、度山カム44の歯口2側に戻しカム面44cを設けて、歯口側バット4cへの作用で、指股部6aの編目を保持する編針4を度目基準位置2aなどの解放位置に戻すようにしている。歯口2側への戻しは、歯口側バット4cを使用して行うので、選針結果には関係無く行うことができ、実施例1と同様に、次の指袋7の最終コースの編成後、または専用の空コースを設けて行うことができる。なお、後針床側のキャリッジでも、度山カムによる戻しを行わせることができる。編目抑止板5を指股部6aに作用させる前の編目の引下げは、プレッシャーカム46で行う。
本実施例2によれば、戻しカム面44cは、駆動バット4bに作用する駆動カム面44bで度目値に応じた大きさの編目が形成されるように編針4を針床3側に引込む度山カム44に設ける。この度山カム44は、次の指袋7の編成後、先に編成した指袋6の指股部6aの編目を保持する編針4を歯口2側に戻すように駆動することができる。
図8は、本発明の実施例3である横編機51の主要部分について概略的な構成と動作とを、前針床3F側のキャリッジ50Fについて示す。後針床側では、図5での度山カム14と同様に、度山カム54の配置が対角位置にずれているので、後のキャリッジ側の度山カム54の動作は、先行して行わせる必要がある。本実施例3では、度山カム54の傾斜した駆動カム面54bの下端と対向する戻しカム面54cを駆動バット4bが通過する際に、指股部6a,7aの編針4を解放位置まで戻す。次の指袋7の編目を最終コースまで編成してから、指股部6aの編目を保持する編針4の駆動バット4bのみを実線で示すように選針状態とし、他の編針4の駆動バット4bは破線で示すように非選針状態にする。選針状態の駆動バット4bは、ニードルレイジングカム15で中山カム13を経て、編針4を歯口2側に進出させるニットルートに案内してしまうので、ニードルレイジングカム15を出没可能にして、戻しの際には没状態にしておけばよい。
実施例2および実施例3で、度山カム44,54の切替えのための駆動は、図6の度山調整制御バー24を含む切替え機構を介して行う。なお、実施例2および実施例3で編目抑止板5を抜くなら、指股部6aの編針4が解放位置に戻っている状態で、キャリッジ10を停止させておくことが好ましい。実施例1、実施例2および実施例3では、編針4を解放位置に戻すことで、針幹に保持する編目を緩め、ノックオーバーの際に受ける抵抗を減少させる効果もある。
図9は、本発明の実施例4である横編機の動作を示す。(a)は、本実施例4で編成する指袋6,7および胴部9を模式的に示す。(b)は、指袋7の編成手順を示す。本実施例4では、指袋6に続いて指袋7を最終コース7yまで編成してから、給糸しないで編針4をニットルートに移動させる1回または複数回の空コースを、空コース7zとしてを挿入する。タックルートを選択可能なカム配置であれば、タックルートを空コースとしてもよい。指袋7は、指股部7aを含む全体について、順次最後の前のコース7xから最終コース7yまで編成し、空コースの7zの挿入で編針4を歯口側に引込む位置を最終コース7yで引込む位置よりも歯口2側の解放位置に戻す。このような空コース7zによる編針4の進退は、編針4の針幹に留められている指股部6aの編目の移動を伴い、編針4に対して編目を緩めることができる。次に編目抑止板5を左方に抜いてから、胴部9の最初のコース9cや他の指袋を編成する。
本実施例4は、実施例3の横編機51で実現することができる。ただし、度山カム54は、編針4に対する戻しカム面54cを設ける必要はなく、図1に示す度山カム14を使用する場合、駆動カム面14bは、編針4を解放位置まで引込むように使用することができる。プレッシャーカム16には戻しカム16cを設けなくてもよい。最終コース7yに続く最初の空コース7zは、指袋7の最終コース7yで形成した編目を保持する編針4のフック4aを歯口2に進出させ、指袋7の編目をクリアしてフック4aから針幹に移動させる。編針4は、度山カム14で解放位置に引込まれる。解放位置までの引込みなので、指股部7aの編目はノックオーバーしない。指股部7aの編目は、編目抑止板5を左方に抜いた後に移動する指股部6aの編目とともに、胴部9の最初のコース9cの編成動作でノックオーバーされる。(b)に示すような編成手順は、制御データを変更することで実現可能である。なお、空コース7zの幅は、指股部6a,7aを含んでいればよい。
図10は、本発明の実施例5である横編機の動作を示す。(a)は、本実施例5で編成する指袋6,7を模式的に示す。(b)は、指袋6,7の編成手順を示す。本実施例5では、指袋6を、指股部6aを含む指袋6の全体について順次コース6xから最終コース6yまで編成してから、編目抑止板5を右方に進出させる。指袋7は、最初のコース7fの編成を開始する前に、1回または複数回の空コースの7zを挿入する。
本実施例5で、指股部6aの編目は編目抑止板5による抑止でノックオーバーしないで編針4の針幹に留まるので、編針4は度目値0に対応するよりも針床側に引込むことができる。したがって、本実施例5の空コース7zは、少なくとも実施例1〜4のような解放位置まで引込んで、歯口2に進出させた編針4を戻すことができる。本実施例5も、実施例4と同様に、横編機51で、また図1の度山カム14を使用しても、制御データを変更することで実現可能である。空コース7e,7zの効果や幅は、実施例4と同様である。
なお、実施例2、3では、編目抑止板5を抜く前に、指股部6aの編目を保持する編針4が解放位置に戻っている状態で、キャリッジ10が停止していることが好ましい。また、実施例1〜5では、従来からキャリッジ10に搭載している度山カム14,44,54やプレッシャーカム16を兼用して編針4を戻すようにしているけれども、専用のカムを設けてもよい。
1,41,51 横編機
2 歯口
3 針床
3a 基板
3b ニードルプレート
3F 前針床
4 編針
4a フック
4b 駆動バット
4c 歯口側バット
5 編目抑止板
5a 編目抑止溝
5b 編目係止片
5c 傾斜部
6,7 指袋
6a,7a 指股部
10,10F,10B,40F,50F キャリッジ
14,44,54 度山カム
14b,16b,44b,54b 駆動カム面
16 プレッシャーカム
16c,44c,54c 戻しカム面
21 プレッシャーカム制御バー
31 底板
32 レバー
33 移動部材
34 支柱
35 ばね

Claims (7)

  1. 前後一対の針床の長手方向にそれぞれ並ぶ編針に設けられ、選針結果に応じて出没する駆動バットを、該長手方向に往復移動するキャリッジに搭載される編成カムで、編針が針床間の歯口に進退するように駆動しながら、複数の指袋を有する筒状の編地を編成する際に、長手方向に隣接する指袋間で股重ねを行うための編目抑止板を備え、
    編目抑止板に設ける編目抑止溝で先に編成した指袋の指股部の編目を編針の針幹に留めて保持し、次の指袋を指股部が含まれる最終コースまで編成する間に、保持する編目のノックオーバーを抑止する横編機において、
    キャリッジに搭載され、編目抑止板によってノックオーバーを抑止する指股部の編目を針幹に保持する編針のバットに作用し、編目抑止板が編目を抑止している状態で、歯口側の解放位置に編針を戻すカム面を有する戻しカムを備える
    ことを特徴とする横編機。
  2. 前記バットは、前記駆動バットよりも前記歯口側に設けられ、常に突出する歯口側バットであり、
    前記カム面を歯口側バットに作用させるか否かを切替える切替え機構をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1記載の横編機。
  3. 前記戻しカムは、前記先に編成した指袋の指股部の編目をフックに保持する編針に対し、前記編目抑止板を作用させて編目を編目抑止溝に案内し易くするために、前記針床側に設けられる駆動カム面を前記駆動バットに作用させて、該編針を針床側に引込むように駆動するプレッシャーカムであり、
    前記歯口側バットに作用して、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に戻すカム面は、プレッシャーカムの前記歯口側に設けられる
    ことを特徴とする請求項2記載の横編機。
  4. 前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
    前記歯口側バットに作用して、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に戻すカム面は、度山カムの前記歯口側に設けられる
    ことを特徴とする請求項2記載の横編機。
  5. 前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
    駆動バットに作用して、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に戻すカム面は、度山カムの駆動カム面よりも前記針床側に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の横編機。
  6. 前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
    該度山カムは、前記次の指袋を編成してから、給糸を伴わない空コースの編成動作で、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を前記解放位置に前記歯口から引込んで戻す
    ことを特徴とする請求項1記載の横編機。
  7. 前記戻しカムは、形成する編目の大きさに応じて編針を針床側に引込むように、駆動カム面で前記駆動バットに作用する度山カムであり、
    該度山カムは、前記次の指袋を編成する前に、前記編目抑止板を作用させてから、給糸を伴わない空コースの編成動作で、前記先に編成した指股部の編目を保持する編針を駆動して、少なくとも前記解放位置までは前記歯口から引込んで戻す
    ことを特徴とする請求項1記載の横編機。
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