JP5719544B2 - 横編機の複合針 - Google Patents

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Description

本発明は、横編機の針床に形成される針溝に収容されて編地の編成に使用され、フックをスライダーで開閉する横編機の複合針に関する。
従来から、横編機では、小型化や生産性の向上などを図る場合に、編針として、フックをスライダーで開閉する複合針を使用している。複合針では、前端にフックを有する針本体が針溝内を摺動し、針本体に形成されるスライダー溝内に収容されるスライダーが針本体に対して相対移動する。スライダーは、フックに新ループを形成する編目の形成動作時に、前端でフックの尖頭に当接してフックを閉鎖するタングを先端側に有する。タングは、タングの上縁で保持する旧ループを、閉鎖しているフックの上縁を乗り越えるように案内してノックオーバさせる機能も有する。フックをタングで閉鎖する前に、フックに係止されている旧ループは、フックの歯口への進出で、フックに対して相対的に後退し、タングの上縁に移行する。歯口でフックに対して編糸の供給が行われると、フックを針床に引込む際に、編糸をフック内に捕捉して、フック内に新ループを形成する。タングの前端をフックの尖頭に当接させてフックを閉鎖し、針本体とスライダーとを針床にさらに引込むと、旧ループはノックオーバされる。このようなタングの作用をスムーズに行うために、スライダー溝の底面を、タングを上下動させる上昇斜面および下降斜面を含むカム面として形成する場合がある(たとえば、特許文献1参照)。
特許第3886903号公報
フックを歯口に進出させて給糸を受ける糸喰い時、タングの上縁で旧ループを保持する状態でスライダーをほぼ停止させながら、針本体を歯口に対して進退させる。フックに給糸を受けた針本体が歯口から後退し、フックを閉じるようにタングに接近する際には、スライダー溝の上昇斜面の作用でタングが相対的に上昇しようとし、旧ループは歯口の下方に引張られる。タングの底部でスライダー溝の上昇斜面に摺接する部分には、上縁の旧ループに対する歯口下方への引張力の影響で、上昇斜面と垂直に当接させる方向の分力と、上昇斜面に沿って下降させる方向の分力とが発生する。タングの相対的な上昇の状態が一時的に保持される場合に、下降させる方向の分力が大きくなると、スライダーが針本体に対して後退するおそれがある。
タングの相対的な上昇中にスライダーを下降させる方向の分力は、旧ループが重ね目の場合や、太い編糸を使用する場合、針本体やスライダーの駆動速度を大きくする場合などに、増大する。
本発明の目的は、フックを閉じるように相対移動させる際に、タングが相対的に上昇する状態を一時的に保持させても、旧ループへの歯口下方への引張力でスライダーが後退し難くすることが可能な、横編機の複合針を提供することである。
本発明は、横編機の針床に形成される針溝に、前後に摺動移動可能な状態で収容され、前部にフックを有し、フックよりも後方にスライダー溝が形成される針本体と、
針本体のスライダー溝に下部が収容され、前部に、編目の係止が可能なタングを有し、針本体に対して相対移動してタングでフックを開閉するスライダーとが組合わされ、
スライダー溝の底面には、スライダーをタングでフックを閉じるように接近させる際に、タングの先端がフック尖頭に当接する高さに達するようにタングを上昇させる上昇斜面と、上昇したタングを一定の高さでフックに接近させる平坦面とが、連続するカム面として形成されている横編機の複合針において、
スライダー溝の底面がカム面として作用するスライダーの底部は、
タングでフックを閉じる際に、タングを一定の高さで接近させるようにスライダー溝の底面の平坦面に摺接する摺接部と、
摺接部がスライダー溝の底面の上昇斜面から平坦面に移行する段階で、摺接部よりも先行して、平坦面に当接するように、摺接部の前方からスライダー溝の底面側に突出する当接部と
摺接部と当接部との間に形成され、上側に凹む形状を有する段差部とを、
有し、
旧ループをタングで保持し、歯口で給糸口からフックに給糸が行われる糸喰い時に、段差部の前方で、当接部が平坦面に当接する状態を一時的に保持可能である、
ことを特徴とする横編機の複合針である。
また本発明で、前記スライダーの底部の当接部は、円弧形状を有して前記平坦面と点接触する、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記タングは、二枚のブレードに別れ、前記フックを閉じる際には、フックの尖頭を両側から挟む、
ことを特徴とする
本発明によれば、スライダー溝の底面がカム面として作用するスライダーの底部は、摺接部と当接部と段差部とを有する。摺接部は、タングでフックを閉じる際に、タングを一定の高さでフックに接近させるようにスライダー溝の底面の平坦面に摺接する。当接部は、摺接部がスライダー溝の底面の上昇斜面から平坦面に移行する段階で、摺接部よりも先行して、平坦面に当接するように、摺接部の前方からスライダー溝の底面側に突出する。段差部は、摺接部と当接部との間で上側に凹む形状を有する。旧ループをタングで保持し、歯口で給糸口からフックに給糸が行われる糸喰い時に、段差部の前方で、当接部が平坦面に当接する状態を一時的に保持可能である。歯口下方に作用する旧ループへの引張力は摺動部を上昇斜面に沿って後退させる方向ではなく、当接部を平坦面に当接させる方向に作用するので、スライダーを後退させ難くすることができる。


また本発明によれば、スライダーの底部の当接部は円弧形状を有して点接触するので、スライダー溝の底面の平坦面と当接する際に、平坦部に垂直に向う方向の分力のみが発生して、平坦面に沿ってスライダーを後退させる方向の分力が発生しないようにすることができる。
また本発明によれば、スライダーの二枚のブレードで、フックを円滑に開閉し、旧ループに対する歯口下方への引張力が大きくなっても、スライダーが後退し難くなって、確実なノックオーバを行わせることができる。
図1は、本発明の一実施例としての複合針1の概略的な構成を示す、部分的な正面図である。 図2は、図1の複合針1を構成する主要な部品と、それらの組合せ状態を示す正面図である。 図3は、図1の複合針1の動作を示す部分的な正面図である。 図4は、図1の複合針1で旧ループを保持する状態を示す部分的な正面図である。
以下、図1では、本発明の一実施例として、横編機に使用する複合針1の概略的な構成を部分的に示す。図2では、図1の複合針1の全体の構成と、主要な構成部品の構成とを示す。図3では、図1の複合針1の動作を示す。図4では、図1の複合針1で編地の編成を行っている途中の状態を示す。
各図で、対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、説明の対象となる図には付していない参照符で、先に説明した図には付してあるものに言及する場合もある。
また、各図の複合針1は、横編機の針床に形成される針溝に収容されている状態で表示する。ただし、針溝自体の図示は省略する。さらに、横編機の針床は、図4に示すように、針溝の前方となる歯口に向って高くなり、歯口から遠ざかるに従って低くなるように傾斜しているけれども、図1〜図3の複合針1は、水平な姿勢となるように図示する。この姿勢で、右方が歯口側の前方、左方が歯口から遠ざかる後方を示すものとする。また、上方は針溝から浮上する方向、下方は針溝内に沈下する方向を、それぞれ示すものとする。
図1に示す複合針1は、針本体2が針床の針溝内を図の左右の方向に摺動する。針本体2の前端には、フック3が設けられ、フック3から間隔をあけた後方には、ガイド部押え2aが形成される。ガイド部押え2aを含むフック3よりも後方となる針幹2bには、上面に開口するスライダー溝4が設けられている。スライダー溝4には、スライダー5の下部が収容され、スライダー5の下部がスライダー溝4内で摺動することで、スライダー5の針本体2に対する相対的な移動が可能となっている。スライダー5の前端には、タング6が形成され、上縁6aで旧ループを保持することができる。上縁6aで保持する旧ループが脱落しないように、タング6の先端には上縁6aより高くなっている脱落防止部6bが設けられている。
図1に示すように、タング6の先端の脱落防止部6bがフック3の尖頭3aから後方に離れている状態で、フック3は開いている。タング6によるフック3の開閉は、針本体2に対するスライダー5の相対的な移動に伴って行われる。スライダー5の針溝に対する移動は、基体7を介して行われる。スライダー5と基体7とは、図示の範囲外の左方で結合しており、基体7に設けるバットをカムで駆動して、スライダー5に対する駆動が行われる。針本体2も、図示の範囲外の左方で結合するニードルジャックに設けるバットをカムで駆動して、針溝に対する移動でフック3を歯口8に進退させる。歯口8では、前後の針床が対向し、中心線8aが鉛直方向に延びるけれども、図では上下方向ではなく、右上がりに傾斜する方向で示す。
スライダー5の下部を収容するスライダー溝4の底面には、上昇斜面4a、平坦面4bおよび下降斜面4cを含むカム面が形成されている。このカム面は、タング6の底部を案内し、タング6がフック3の尖頭3aに接近して閉鎖する際に、タング6を上下動させる。タング6がフック3の尖頭3aを閉鎖すると、タング6の上縁6aで保持する旧ループを、フック3の上縁3bを通ってノックオーバさせることができる。タング6の底部には、カム面と摺接する摺接部6cと当接部6dとが設けられる。摺接部6cは、上昇斜面4aよりも左方、上昇斜面4aおよび平坦面4bでカム面と摺接する。ただし、歯口8で給糸口9からフック3に給糸が行われる糸喰い時には、図に示すように、摺接部6cが上昇斜面4aから平坦面4bに移行する付近に留まり、当接部6dが平坦面4bに当接する状態が一時的に保持される。
図の上方に示すように、タング6の底部は、摺接部6cと当接部6dとの間に段差部6eが形成され、従来形状6fよりも上側に凹む形状を有する。タング6の後部には、スライダー5の肩部5aおよびガイド部5bが設けられる。ガイド部5bは、スライダー5が針本体2に対して最も後退する状態で、ガイド部押え2aによって押えられる。肩部5aは、タング6の上縁6aで保持する編目の最後退位置を定める。
上縁6aで保持する編目は、歯口8の下方への引張力を受ける。このとき、スライダー溝4の底面がカム面として作用するタング6の底部では、当接部6dが平坦面4bに当接する。図4に関して後述するように、編目への引張力は、図の下方に作用し、当接部6dが平坦面4cに当接する方向とほぼ一致する。このために、引張力によっては、平坦面4bに沿う方向の分力がほとんど発生しないので、スライダー5は後退し難くなる。なお、当接部6dの形状は、たとえば平坦面4bと短い線接触するような直線状の形状でも、平坦面4bに沿う方向に発生する分力は、スライダー5を後退させ難くすることができる。当接部6dの形状が円弧状であり、点接触の状態であれば、平坦面4bに対して常に垂直な方向の分力のみ発生し、平坦面4bに沿う方向の分力は発生させないので、さらにスライダー5を後退し難くすることができる。
図2は、複合針1と、その主要部品である針本体2、スライダー5およびニードルジャック10とを、組合せ状態および分解状態でそれぞれ示す。スライダー5と基体7とは、結合部5dで結合し、駆動バット7bに受ける駆動力でスライダー5を移動させる。駆動バット7bに隣接して、補助バット7cも設けられている。針本体2は、後端付近に、結合凹部2cを有する。針本体2には、ニードルジャック10が結合される。ニードルジャック10は、尾部が弾性脚10aとなり、針溝の底面から弾発的に浮上する。ニードルジャック10の中間には、駆動バット10bが設けられ、針本体2を針溝内で摺動させるための駆動を受ける。ニードルジャック10の前端には、結合凸部10cが設けられる。結合凸部10cは、針本体2の結合凹部2cと結合し、針本体2とニードルジャック10とが組合される。このように結合されているニードルジャック10および針本体2に対し、基体7とスライダー5との組合せを、相対的に移動させることができる。
図3は、図1の複合針1で、スライダー5を針本体2に対して相対的に移動させて行うニットの編成動作を示す。針溝に対しては、針本体2も移動する場合があるけれども、針本体2を相対的に静止させ、スライダー5を相対的に移動させる状態で動作を示す。
図3(a)は、スライダー5が針本体2に対して最も後退している状態を示す。フック3は、歯口8に最進出している状態となる。フック3を歯口8に進出させる前にフック3内に係止されていた旧ループは、針本体2の歯口8への進出につれて、針幹2bの上縁に沿ってタング6側に移動する。タング6の脱落防止部6bは、スライダー溝4内に沈んで、針幹2bの上縁から突出しないので、旧ループを円滑に、タング6の上縁6a上に相対移動させることができる。
図3(b)は、図1のフック3に給糸を受ける糸喰い時の状態を示す。図3(a)に対し、スライダー5を針溝に対してほぼ停止させ、針本体2を針溝に対して少し後退させ、フック3を最進出位置から給糸位置まで後退させると、タング6の底部の摺接部6cが上昇斜面4aに摺接して、上縁6aや脱落防止部6bを針幹2bの上縁よりも高い位置になるように、タング6を上昇させることができる。タング6の底部の当接部6dが平坦面4bに当接している状態を一時的に保持して、フック3に対する給糸を行えば、タング6の上縁6aで保持する旧ループへの引張力が歯口8の下方に作用しても、スライダー5が後退し難くなるようにすることができる。
図3(c)は、図3(b)に示す位置でスライダー5を停止させ、針本体2を歯口8から後退させてフック3を針床に引込んでいる状態を示す。タング6の底部の摺接部6cが平坦面4bに摺接するようになると、当接部6dは平坦面4bから離れ、カム面からの作用を受けなくなる。編糸は、フック3内に捕捉される。
図3(d)は、フック3の尖頭3aがタング6の前端の脱落防止部6bに当接し、フック3はタング6で閉じられる状態を示す。フック3を針床側に引込むことによって、フック3内には新ループが形成される。さらにフック3を引込むと、タング6の上縁6aで保持する旧ループは、フック3の上縁3bを経てノックオーバされる。ノックオーバの際に、脱落防止部6bが旧ループの移動を妨げないようにするために、タング6を下降させる下降斜面4cを設けている。なお、旧ループの移動に支障がなければ、スライダー溝4の底面には、下降斜面4cを設けないで、平坦面4bを前端まで延長させてもよい。
なお、スライダー5は、紙面に垂直な方向に並ぶ二枚のブレードに分けて構成される。タング6の先端側も二枚に分れ、図3(d)のようにタング6の先端でフック3の尖頭3aを閉鎖する際には、脱落防止部6bが尖頭3aを両側から挟む。スライダー5を二枚のブレードに分ける場合、図3(d)のようにタング6の先端でフック3を閉鎖するだけではなく、二枚のブレードをフック3よりも歯口8に進出させ、目移しなどを行わせることもできる。そのような、二枚のブレードに分れるスライダー6を利用して多様な動作を行わせるための駆動カムでは、駆動バット7bに作用するカム溝の経路切換えが多く行われる。案内の途中でスライダー6が後退させられると、異なる経路に案内され、誤動作するおそれがある。タング6の底部に当接部6dを設けて、スライダー6が後退し難くすると、誤動作のおそれも低減することができる。また、二枚のブレードに分れないスライダー5を使用してもよい。この場合でも、ニットの糸喰い時の一時的な保持の際には、上述の二枚のブレードに分れるスライダー5と同様に、後退し難くなるようにすることができる。
図4は、針床11の先端付近について、図1や図3(b)と同様に、編地の編成としてニットの糸喰い時の状態を示す。タング6の上縁6bで保持する旧ループ12は、歯口8の下方に垂下する編地13に続いている。編地13は、引下げ装置などで、歯口8の下方に引張られる。旧ループ12や編地13を、歯口8の下方に押込む可動シンカー14が用いられる場合もある。可動シンカー14は、編糸受け部14aで旧ループ12を歯口8の下方に押込む。このような旧ループ12の編糸で、タング6の上縁6aには、図の下方への引張力が作用する。タング6の底部は、円弧状の形状を有する当接部6dでスライダー溝4の底面の平坦面4bに点接触で当接しているので、当接部6dではスライダー5を後退させる分力がほとんど発生しない。
1 複合針
2 針本体
3 フック
3a 尖頭
4 スライダー溝
4a 上昇斜面
4b 平坦面
5 スライダー
6 タング
6a 上縁
6c 摺接部
6d 当接部
7 基体
8 歯口
12 旧ループ

Claims (3)

  1. 横編機の針床に形成される針溝に、前後に摺動移動可能な状態で収容され、前部にフックを有し、フックよりも後方にスライダー溝が形成される針本体と、
    針本体のスライダー溝に下部が収容され、前部に、編目の係止が可能なタングを有し、針本体に対して相対移動してタングでフックを開閉するスライダーとが組合わされ、
    スライダー溝の底面には、スライダーをタングでフックを閉じるように接近させる際に、タングの先端がフック尖頭に当接する高さに達するようにタングを上昇させる上昇斜面と、上昇したタングを一定の高さでフックに接近させる平坦面とが、連続するカム面として形成されている横編機の複合針において、
    スライダー溝の底面がカム面として作用するスライダーの底部は、
    タングでフックを閉じる際に、タングを一定の高さで接近させるようにスライダー溝の底面の平坦面に摺接する摺接部と、
    摺接部がスライダー溝の底面の上昇斜面から平坦面に移行する段階で、摺接部よりも先行して、平坦面に当接するように、摺接部の前方からスライダー溝の底面側に突出する当接部と
    摺接部と当接部との間に形成され、上側に凹む形状を有する段差部とを、
    有し、
    旧ループをタングで保持し、歯口で給糸口からフックに給糸が行われる糸喰い時に、段差部の前方で、当接部が平坦面に当接する状態を一時的に保持可能である、
    ことを特徴とする横編機の複合針。
  2. 前記スライダーの底部の当接部は、円弧形状を有して前記平坦面と点接触する、
    ことを特徴とする請求項1記載の横編機の複合針。
  3. 前記タングは、二枚のブレードに別れ、前記フックを閉じる際には、フックの尖頭を両側から挟む、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の横編機の複合針。
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