JP2946323B2 - 横編機の複合針 - Google Patents

横編機の複合針

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JP2946323B2
JP2946323B2 JP10109675A JP10967598A JP2946323B2 JP 2946323 B2 JP2946323 B2 JP 2946323B2 JP 10109675 A JP10109675 A JP 10109675A JP 10967598 A JP10967598 A JP 10967598A JP 2946323 B2 JP2946323 B2 JP 2946323B2
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slider
needle
groove
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hook
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正博 島
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Shima Seiki Mfg Ltd
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/06Sliding-tongue needles

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライダーに目移
し機能を備えさせた横編機の複合針に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず本明細書において、複合針を構成す
る針本体及びスライダーの動作や各部位を説明するに当
たり、針溝に収容された状態の複合針の長手方向を前後
方向とし、フック側は前方、他方は後方を、また針床表
面に直交する方向を上下方向または高低を表すものとす
る。
【0003】スライダーと針本体を相対移動させフック
の開閉を行う複合針は、針の進退ストロークをベラ針の
略半分程度に減じることができる。このため編機に複合
針を採用すると、編機を小型化でき、その結果、生産性
向上につながる。この種の目移し機能を有する複合針と
して、特公昭62−19535号公報がある。この複合
針の針本体は、先端側にフックを有し、フックよりも後
方の本体側に、スライダーを収容して、スライダーを針
本体の摺動方向に進退自在に支持するスライダー溝を備
える。針本体の尾部に設けた制御バットが針床の針溝外
の針床上に突出するように、針溝底との摺接部より後方
の部分を針溝内を斜め上方に延ばして形成されている。
スライダーは、同一形状の薄板状体を重ね合わせてな
り、針本体に形成したスライダー溝に収納され、その先
端部には前記針本体のフックを越える位置まで進出でき
るタングが形成され、その尾部にはそのスライダーの進
退動を制御する制御バットが針溝外に突設される。
【0004】上記の複合針は、スライダーの制御バット
は常に針床上面から突出するように構成されている。こ
のため例えばスライダーの進退量を、ニット、タック、
あるいは目移しなどのように切り換えて制御するには、
キャリッジに設けたスライダーをガイドするカムを出没
制御可能な可動式にしなければならない。このためスラ
イダーを制御するカムが複雑になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、横編
機の複合針に関し、スライダーの進退動を制御する制御
バットが針溝内に沈下可能(シンカブル)で、且つスラ
イダーを針溝内でしっかりと支持できる、上記の種類の
複合針を提供すること、及びこれによりスライダーを制
御するカム部分の構成を簡素化することである。
【0006】また本発明の他の目的は、スライダーに針
溝との摺動抵抗を付与して妄動を抑制し、かつこの摺動
抵抗がスライダーの制御バットの浮沈に悪影響を与えな
いようにした、上記種類の複合針を提供することであ
る。
【0007】また本発明の他の目的は、針溝に配置した
複合針の交換作業を容易に行える上記種類の複合針を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の横編機の複合
針は、横編機の針床に形成した針溝に収容される、先端
にフックを有する針本体とスライダーとを有し、針本体
とスライダーとの相対移動により、スライダーの先端に
設けたタングがフックを開閉し、更にタングがフックを
越えて移動可能な複合針において、前記スライダーを第
1スライダー9と第2スライダー11とで構成し、前記
針本体の先端に形成したフック13の後方に、前記第1
スライダーを収容するためのスライダー溝16を形成す
るためのスライダー溝形成部15で、その上縁に前記第
2スライダーを当接させるようにしたものと、スライダ
ー溝形成部の後方で、針本体の上部をくぼませて形成し
た本体中央部17と、本体中央部に続く後方に延びる針
本体上縁に制御バット23を突設するとともに、該制御
バットが針溝内へ沈下するのを許容する弾性の本体後方
部21とを、針本体に形成し、第1スライダーは前記針
本体に形成したスライダー溝に収容される2枚の薄板9
a,9bを重ねたものとし、その先端にタング31a,
31bを形成し、後方部を前記本体中央部上に露出し、
第2スライダーを前記針本体と略同じ厚みで形成し、か
つ第2スライダーは、第1スライダーの上方で前方に延
びて、その下縁が前記スライダー溝形成部の上縁と当接
し、さらに第1スライダーの上縁を支持する先頭部45
と、前記本体中央部を越えて後方に延び、かつ上縁に制
御バット49を有し、該制御バットが針溝内へ沈下する
のを許容する弾性のスライダー後方部47と、前記スラ
イダー後方部と前記先頭部との間にあって、前記本体中
央部上に延びて、前記第1スライダーの露出部を連結す
る下腕部39とを有し、更に前記スライダーを針溝に摺
動させて、その摺動抵抗によりスライダーの妄動を防止
する摺動抵抗付与部35を、前記スライダーに形成した
ことを特徴とする。本発明の複合針によればスライダー
溝形成部の上縁と第2スライダー先頭部の下縁とが当接
した状態で針溝内に収容されるため、針溝内における互
いの上下方向の位置を規制し合い、針本体とスライダー
はしっかりと支持される。更に目移し時に、受け針のフ
ックが移し側の針の第1スライダーのタングで保持され
る編目ループ内に進入するとき、受け針によって渡し側
の針のタングは突き上げられるが、第1スライダーは第
2スライダーの先頭部によって支持されて浮上しない。
また、スライダーの制御バットが針溝内に沈められる際
に、下腕部を揺動支点としてスライダー先端側を浮上さ
せる力が働くが、この上向きの力は第2スライダーの先
頭部と針床の帯金との間で受け止められるため、第1ス
ライダーに負荷がかからない。
【0009】好ましくは、前記摺動抵抗付与部をスライ
ダーの制御バットより前方に形成する。スライダーの摺
動抵抗付与部が針溝側壁に圧力で接するため、針本体の
進退動の際に針本体の動きに連れてスライダーが妄動し
ない。この摺動抵抗付与部をスライダーの出没制御され
る制御バットから離れた前方側に形成すると、制御バッ
トの出没動作を俊敏に行える。
【0010】また好ましくは、記下腕部の下縁を、前記
本体中央部の上縁に当接させて、本体中央部で前記スラ
イダーを支持する。また第2スライダーに形成した前記
下腕部の下縁を、針本体に形成した本体中央部の上縁に
当接させ、本体中央部でスライダーを支持させた。これ
によると、先頭部だけでなく下腕部でも針本体に支持さ
れるので、スライダーは更に強固に支持される。
【0011】また好ましくは、タング後方で、前記2枚
の薄板を両側に膨らませて開口を形成する。
【0012】また第1スライダーのタング後方を両側に
膨らませて開口を設けると、トランスファージャック等
が開口から第1スライダー内に容易に嵌入でき、目移し
が容易になる。
【0013】また好ましくは、前記下腕部に対向して、
前記本体中央部にガイド溝を設ける。
【0014】さらに好ましくは、前記第1スライダーま
たは第2スライダーに、前記下腕部の位置で突起を設け
て、該突起を前記ガイド溝に収容する。
【0015】また本体中央部にガイド溝を設けて、第2
スライダーの下腕部あるいはその部分の第1スライダー
の露出部、さらには第1スライダーの露出部の前方部等
をガイドすると、スライダーの針本体からの横方向への
脱出を防止できる。特にスライダーに突起を設けてガイ
ド溝でガイドさせると、下腕部全長をガイド溝に収容す
る場合等に比べ、製造が容易で、高精度な突起を設ける
ことができる。
【0016】好ましくは、前記スライダー溝形成部の上
部を少なくとも部分的に内側に屈曲させて、例えばスラ
イダー溝の上縁やスライダー溝に設けた突起を内側に屈
曲させて、第1スライダーのスライダー溝からの脱落を
防止する。
【0017】また好ましくは、前記下腕部の後方で、前
記スライダーと前記フック部材に設けた突起とを係合自
在にする。スライダー溝形成部の上部を少なくとも部分
的に内側に屈曲させると、第1スライダーの針本体から
の上方向への脱落やぶれを防止できる。
【0018】また下腕部の尾部や第1スライダーの露出
部の尾部を針本体の突起に係合自在にすると、針床への
取付前の複合針等で、尾部を突起に係合させておくと、
尾部の上方向への抜けを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の複合針の実施例を図面と
共に以下説明する。図1〜図7に本実施例の複合針を示
す。図1は複合針1が針床の針溝内に挿入された状態を
示した針床の断面図であり、図2は図1の複合針1の前
半部分を拡大して示した図である。図3は複合針1を構
成する各パーツを示す。図4−aは図2のI−I方向断
面図で、図4−bはII−II方向断面図で、図4−cはII
I−III方向断面図である。図5−aは、フック13が開
いた状態を示し、図5−bは目移し時の状態を示し、ス
ライダー5のタング31がフック13を越えて進出して
いる。図6は目移し時の複合針の先頭部を拡大して示
し、図6−aは側面図で、図6−bは平面図である。
【0020】複合針1は、針本体2とスライダー5で構
成され、スライダー5は更に第1スライダー9、第2ス
ライダー11から構成される。本実施例では、針本体2
は第1部材としてのフック部材3と、別体で構成された
第2部材としてのジャック7からなるが、これらは一体
として形成しても構わなく、本明細書においては針本体
2とは、第1部材と第2部材の両方を併せたものと定義
する。フック部材3には、先端側よりフック部13、第
1スライダー9を収容するスライダー溝16を形成した
スライダー溝形成部15、後述する第2スライダー11
の下腕部39を受け入れるとともに、下腕部39の摺動
支持面を形成する本体中央部17、並びに後端部にジャ
ック7の先端を連結する嵌合凹部19を設ける。フック
部材3およびジャック7は同じ厚みで、針溝20の溝幅
よりも若干薄く形成され、フック13はフック基部13
aからフック先端13bにかけて先細りのテーパ状とな
っている。ジャック7は、フック部材3の嵌合凹部19
から針床後方に延び、後端を針溝底に当接する湾曲した
弾性脚部21を有する。ジャック7の本体中央部付近に
制御バット23を突出形成し、前記弾性脚部21により
制御バット23が針床表面より突出するように支持す
る。26は針床の長手方向に貫通したワイヤーを示し、
弾性脚部21はこのワイヤー26により下向きに予圧を
かけられた状態で針溝内に収容される。針本体はこの予
圧により針溝内における摺動抵抗を得る。制御バット2
3の前方にジャック本体から分岐して前方に延びる分岐
アーム24を設ける。制御バット23をカムキャリッジ
(不図示)に設けたカムに係合させて進退操作すること
で、針本体2が長手方向に進退動する。若しくはプレッ
サーカムにより制御バット23を押圧して針溝内に沈め
ることで、針本体2が前記カムに係合しない休止位置へ
変位する。27は、針本体2とスライダー5が針床から
脱落するのを防ぐために、針の進退方向に直交して針床
上に設けられた帯金である。
【0021】スライダー5の第1スライダー9は、略同
一形状をした2枚の薄板状体9a,9bを重ね合わせた
もので、針本体2のフック部材3に形成したスライダー
溝16に収容される。第1スライダー9の先端側にフッ
ク13に当接するタング31を形成し、スライダー溝1
6に収容されない後端側に第2スライダー9と連結する
連結部33a,33bと後述する摺動抵抗付与部35を
形成する。8a,8bはタング31a,31bの後部の
段差である。前記タング31の上縁は、先端よりも基部
側が低く形成され、タング上縁に載せられたループが、
不用意にタング31から落下しないようになっている。
【0022】第2スライダー11は、針本体2と同じよ
うに針溝よりも若干薄い厚みで形成される。第2スライ
ダー11の長さ方向の中程やや前方には、第2スライダ
ー本体37から分岐して、フック部材3に形成した本体
中央部17内に延びる下腕部39が形成される。下腕部
39には、その一側面を切削して長手溝51を形成する
とともに長手溝51の上で第2スライダー本体37と下
腕部39との間に透孔53を穿設する。さらに下腕部3
9には、第1スライダー9の後端部を受け入れる連結部
41と、連結部41の下方で後方に延び、フック部材3
の本体中央部17上縁と摺接する摺接面42が形成され
る。前記長手溝51は第1スライダー9a,9bの2枚
分の厚さより深く形成される。第2スライダー本体37
の前方側には、第1スライダー9の上方でこれと平行し
て前方に延びる先頭部45が形成される。この先頭部4
5は、針本体2のスライダー溝形成部15と当接してス
ライダー5を針本体上で支持するとともに後述する第2
スライダー11の支持作用もする。第2スライダー11
には、本体中央部17を越えて後方のジャック7の本体
と分岐アーム24との間に、後端が進入する後方部47
が形成される。この後方部47は先頭部45よりも高さ
方向の厚みが薄く形成され、それ自体弾性を有する。後
方部47の上縁には制御バット49が突設されていて、
カムキャリッジに設けたカムと係合して進退操作される
ことで、スライダー5が歯口に対し進退動する。若しく
は上記ジャック7の制御バット23が針溝内に沈むとき
に分岐アーム24によって後方部47が押圧され、制御
バット49はカムに係合しない休止位置へと沈む。図7
は、ジャック7の制御バット23がプレッサーにより押
圧された状態を示す。第1スライダー9は、突部34を
第2スライダー11の透孔53に位置決めして、後端部
を長手溝51に収容された状態で、突部34周囲を囲む
第2スライダー11の透孔53および長手溝51の側壁
をカシメるなどして、第2スライダー11と連結固着さ
れる。この連結の際に第2スライダー11の先頭部45
の下縁を基準面とし、この面に第1スライダー9の上縁
を当接させれば先端が振れることなく固着できる。長手
溝51に延びる第1スライダー9の一方の薄板状体9b
の後端部を針溝側壁にバネ圧で接触するように湾曲さ
せ、摺動抵抗付与部35を形成する。これにより針本体
2の進退動の際に、針本体2の動きに連れてスライダー
5が妄動することを防ぐ。この摺動抵抗付与部35をス
ライダーの制御バット49より前方側に形成して、制御
バット49の出没動作に対する悪影響を抑え、より好ま
しくは制御バットの出没動作の際に、摺動抵抗付与部3
5の弾性変形が起こらない部分に形成する。
【0023】スライダーの摺動抵抗付与では、上記に代
えて、例えば下腕部の長手溝の後方部を開口部として形
成し、第1スライダーを形成する薄板状体9a,9bの
それぞれを対向する針溝側壁に圧力で接触するように屈
曲させるか、あるいは下腕部の両側面に長手溝を形成
し、第1スライダーを形成する薄板状体9a,9bのそ
れぞれを各長手溝に挿入させ、第1スライダーの後端部
を各々針溝側へ、屈曲させてもよい。
【0024】次に上記のように構成された複合針1の作
用について説明する。複合針1は、針本体2とスライダ
ー5とが、スライダー5(第2スライダー11の先頭部
45と下腕部39)下縁とそれに対峙する針本体2(フ
ック部材3のスライダー溝形成部15と本体中央部1
7)の上縁を当接した状態で針溝内に収容され、スライ
ダー5の上面を帯金27によって規制し、針溝からの脱
落および浮上を防止する。スライダー5と針本体2のこ
れら各部が当接し、針溝内における互いの上下方向の位
置を規制し合うため、針本体2とスライダー5はしっか
りと針溝内に一体に支持される。更に上記針本体2とス
ライダー5に設けた当接面は、編成の際に第1スライダ
ー9に対し以下のように作用する。図6に示すような目
移しの際には、第1スライダー9のタング31をフック
13を越える位置まで進出させ、タング31上に載せた
編目ループ57を歯口上方に突き上げた状態にする。こ
の状態から対向する針床の針(受け針)のフック60
を、この編目ループ57を貫通させる際に、受け針がタ
ング31を浮上させるように働く。しかし、第1スライ
ダー9は、第2スライダー11の先頭部45によって浮
上するのを阻止されるため目移しが確実に行われること
になる。尚、前述の通り本実施例の複合針1ではフック
13を先細りのテーパ状に形成しているため(図6−
b)、第1スライダー9のタング31先端がフック13
を越えて進出する際に、フック13のテーパ形状に添っ
て押し拡げられ、このタング31a,31b間への受け
針60の進入が容易になる。また、図7に示すようにス
ライダー5の制御バット49が針溝内に沈められる際
に、下腕部39を揺動支点としてスライダー先端側を浮
上させる力が働くが、この上向きの力は第2スライダー
11の先頭部45と帯金27との間で受け止められるた
め、第1スライダー9に直接負荷がかからない。
【0025】<変形例1>図8に本発明の複合針の変形
例を示す。なお各変形例において、図1〜図7の実施例
と類似の符号は類似のものを示し、特に断らない部分は
図1〜図7の実施例と同様である。図8−aは複合針の
側面図で、図8−bは第2スライダーの平面図である。
この複合針101では、第2スライダー111に形成し
た下腕部139の下縁142とフック部材103に形成
した本体中央部117上縁は、上方からの押圧がない無
負荷の状態では間隙hを有するように構成されていて、
フック部材103に形成したスライダー溝形成部115
の上縁のみをスライダー105の摺動支持面として、針
本体102に対して相対移動する。そしてスライダー1
05の制御バット(不図示)が押圧され、針溝内に沈む
ときに、第2スライダー本体137の弾性変形により下
腕部139も降下し、その下縁142が本体中央部11
7の上縁に当接して、スライダー105の揺動を受け止
める。以後は前記先の実施例と同様に、スライダー先端
側を浮上させる力を第2スライダー111の先頭部14
5と帯金127との間で受け止めて、第1スライダー1
09に直接負荷がかかることを防ぐ。注目すべきは、こ
の複合針101では、バネ性の摺動抵抗付与部135を
第2スライダー111に形成している。図の例では摺動
抵抗付与部135を、第2スライダー本体137の下腕
部139より前方に形成しており、図8−bに示すよう
に、第2スライダー111の一側側を切除して屈曲させ
摺動抵抗付与部135とし、スライダー側面を針溝側壁
に圧力を加えて接触させる。摺動抵抗付与部135は、
第2スライダーの下腕部139に形成してもよく、何れ
の場合も先の実施例のように第1スライダーに形成した
場合に比べ、大きな摺動抵抗を付与できる。そのため針
本体の進退動の際に、針本体の動きに連れてスライダー
105が妄動することをより確実に防ぐことができる。
勿論、摺動抵抗付与部は、第1スライダーと第2スライ
ダーの両方に設けるようにしてもよい。
【0026】<変形例2>図9は、針本体202のスラ
イダー溝形成部216に第1スライダー209の抜け止
め55を設けた複合針201の部分拡大図で、図10は
図9のX−X方向断面図である。針の交換作業など針を
取り扱う際に、スライダー205が針本体202から容
易に脱落しないようにした例である。この場合、スライ
ダー溝形成部216の一部を突出させ、この突出部21
6a,216bを内側に屈曲させて、スライダーの抜け
止め55とした。このため第2スライダー211の先頭
部245は、その先端部下縁245aがスライダー溝形
成部216の上縁に当接し、先端以降の下縁245bは
切り欠いた形状に形成される。この切り欠きは、針本体
202とスライダー205との相対移動のストロークの
間に渡って形成される。このようにすると、切り欠きに
より、針本体202の進退動を阻害することなく、また
スライダーの抜け止め55に対して精密な屈曲加工を必
要としなく、上記の第2スライダー211のガイドとし
ての機能を発揮するとともに、第1スライダー209が
スライダー溝215内に収容された状態では、抜け止め
55によって上方向への脱落を阻止される。
【0027】<変形例3>図11は本発明の複合針の別
の変形例を示す。この変形例は上記で説明を行った複合
針について、針交換作業を容易に行えるように改良した
ものである。図11−aは、フックが閉じた状態の、フ
ック部材303とスライダー305とジャック307の
部分拡大図であり、図11−bは、スライダー305を
最も退入させた状態の、フック部材303とスライダー
305とジャック307の部分拡大図である。この複合
針301では、第2スライダー311に形成する下腕部
339の長手溝351に延びる第1スライダー309の
一方の薄板状体309bの後端部に、針溝の側壁に圧力
で接するように外側に湾曲させた摺動抵抗付与部335
を形成し、図11−bでの摺動抵抗付与部335の右側
の線は湾曲部の線である。第1スライダー309の他の
薄板状体309aの後端上部に、後方に向かって延びる
突出部360を形成する。なお突出部360は、第1ス
ライダー309を形成する2枚の薄板状体309a,3
09bの内、どちらか一方にあるいは両方に形成しても
良い。また、第2スライダー311に突出部360を形
成しても良い。
【0028】フック部材303の本体中央部317の後
方には、フック部材303の上部を切り欠いて、ジャッ
ク307の先端部を嵌合させるための嵌合凹部319を
形成する。嵌合凹部319の形成により、窪んだ本体中
央部317と嵌合凹部319との間のフック部材303
上縁には突片361が形成される。突片361の上面に
は長手方向に溝362を形成すると共に、嵌合凹部31
9に嵌合するジャック307の先端部上面にも長手方向
に溝363を形成する。そしてスライダー305を最も
退入させた時には、薄板状体309aの後端上部に後方
に向かって形成した突出部360は、フック部材303
上縁の突片361に形成される溝362を挿通すると共
に、嵌合凹部319に嵌合するジャック307の先端部
上面に形成された溝363にも嵌入する。これにより第
1スライダー309に形成した突出部360により、フ
ック部材303とスライダー305とジャック307が
一体化し、横方向への脱落を阻止することが可能とな
る。
【0029】またスライダー305の最退入時に、スラ
イダー305の浮き上がりにより第1スライダー309
に形成した突出部360が、ジャック307の先端部上
面、あるいはフック部材303上縁の突片361に形成
した溝362,363から外れないように、フック部材
303上縁の突片361と当接する第2スライダー31
1の下腕部339後端の上部を切り欠いて係合斜面36
4を形成すると共に、第2スライダー311の下腕部3
39後端に形成した係合斜面364と係合できるよう
に、突片361の前端部に切り欠き部365を形成す
る。これによりスライダー305の最退入時には、フッ
ク部材303上縁の突片361と第2スライダー311
の下腕部339後端が係合してスライダー305の浮き
上がりがなくなり、第1スライダー309に形成した突
出部360によるフック部材303とスライダー305
とジャック307との一体化がより安定する。なお、第
2スライダー311の下腕部339後端に形成する係合
斜面364は、下腕部339後端の下部を突出させて形
成しても良く、また係合斜面364と係合するフック部
材303上縁の突片361についても切り欠き部を形成
する代わりに、突片361の上部を前方に突出させても
構わない。
【0030】この種の複合針の交換作業を行う時、上記
で説明したようなフック部材303とスライダー305
とジャック307とを一体化させる機能を備えていなけ
れば、針床の針溝外では、複合針は、部材間の連結が外
れてばらばらの状態となり、針交換作業を行うことは容
易ではない。特に、前後一対に先端部を突き合わせて配
設したニードルベッドの上位に、更に上部編み部材とし
て上部編針,またはトランスファージャック,シンカー
等を支持させた形式の横編機にあっては、針交換作業は
さらに困難である。本変形例の複合針301では、針交
換作業はスライダー305を最も退入させた状態で行
い、このとき第1スライダー309に形成した突出部3
60により、フック部材303とスライダー305とジ
ャック307とを一体化させた状態で作業を行えるた
め、針交換作業は容易となる。
【0031】<変形例4>図12は本発明の複合針のさ
らに別の変形例を示す。これは針交換作業を容易に行う
ことができる複合針の変形例である。図12−aは、フ
ック部材403の嵌合凹部419にジャック407の先
端部を嵌合させるときの状態の、フック部材403とジ
ャック407とスライダー405の部分拡大図であり、
図12−bは、スライダー405を最も退入させた状態
の、フック部材403とスライダー405とジャック4
07の部分拡大図である。上記第3の変形例では、スラ
イダー305の最退入時には第1スライダーの薄板状体
309aに形成した突出部360が、フック部材303
とスライダー305とジャック307とを一体化させ、
針交換作業を容易にした。
【0032】この変形例の複合針401では、上記で説
明を行った複合針301と同様に、フック部材403上
縁に形成される突片461の上面には長手方向に溝46
2が形成され、第1スライダー409を形成する2枚の
薄板状体409a,409bの内、少なくともどちらか
一方の後端上部には、後方に向かって延びる突出部46
0を形成する。スライダー405を最退入させた時、突
出部460はフック部材403上縁の突片461に形成
される溝462に嵌入する。ただし、突出部460は、
フック部材403の突片461の後端より突出しない長
さとする。またフック部材403の本体中央部417の
後方に形成する嵌合凹部419には、ジャック407の
先端部を嵌合させる。ジャック407の先端上部には、
前方に突出する突部463が設けられる。突部463
は、フック部材403上縁の突片461に形成される溝
462の幅より若干薄く形成される。ジャック407の
先端部をフック部材403に形成する嵌合凹部419に
嵌合させるには、図12−aに示したように、ジャック
407の脚部を下方に下げた状態でジャック407の先
端部を嵌合凹部419に横方向から嵌合させる。これに
よりジャック407の先端上部に設けた突部463がフ
ック部材403の突片461の側面に当接することな
く、ジャック407の先端部を嵌合凹部419に嵌合さ
せることができる。
【0033】針交換作業を行う際には図12−bに示す
ように、ジャック407の脚部が上方に上がった状態で
作業が行われる。これによりジャック407の先端部に
設けた突部463は、フック部材403の突片461に
形成される溝462に嵌入して、ジャック407とフッ
ク部材403とは一体化し横方向へ外れることはない。
針交換作業時には、スライダー405を最退入させるた
め、第1スライダー409に形成した突出部460によ
り、スライダー405とフック部材403とは一体化す
るので、横方向へ外れることはない。したがって、針床
の針溝に針を挿入するときはスライダー405を最退入
させた状態で、ジャック407の脚部を針溝に上方から
少し押さえつけながら行えばよく、容易に針交換作業を
行うことができる。
【0034】また、ジャック407の先端部に突部46
3を設けることは、ジャック407の先端部上面に溝を
形成するよりも加工が簡単であるという利点もある。ま
た、図示していないが、第2スライダーに形成する先頭
部の下部に長手方向に溝を形成し、この溝内に第1スラ
イダーの2枚の薄板状体の上部あるいは薄板状体の上部
に形成する突部を嵌入させて支持することにより、スラ
イダーの横方向への動きを抑えることができ、更に針交
換作業を容易にすることができる。
【0035】図13−a,bに、スライダーへのトラン
スファージャック504の嵌入を容易にした変形例を示
す。第1スライダー9の薄板状体9a,9bの、タング
31の後方(段差8a,8bの後方)に膨らみ部500
a,bを設け、この部分を左右に拡開させて開口とし、
上方からのトランスファージャック504の嵌入を容易
にする。なお502は膨らみ部500a、bの折り曲げ
ラインである。横編機でのトランスファージャックの使
用は公知である。
【0036】図14−a,b,cに、スライダーと針本
体との摺動自在な連結を強固にした変形を示す。図14
−a,b,cにおいて、510は第2スライダー、51
2はフック部材で、第2スライダー510の先頭部45
の底面に沿って、フック部材512にスライダー溝形成
部514を設け、屈曲部516においてスライダー溝形
成部514の両側の壁を内側へ屈曲させて、第1スライ
ダー9の上方への脱落やぶれを防止する。またスライダ
ー溝16と連通するガイド溝518を設け、第2スライ
ダー510の下腕部39に設けた突起520をガイド溝
518内で摺動させ、左右へのスライダーの脱落を防止
する。第1スライダー9は、突部34とかしめ部522
とで第2スライダー510にかしめられ、両者は一体で
ある。またフック部材512の突起524と、下腕部3
9及び第2スライダー510の尾部を揃えた係合部52
6を、スライダー退入時に係合させ、複合針の交換時等
にスライダーと針本体とが分離するのを防止する。
【0037】第1スライダー9と第2スライダー510
は2カ所でかしめられて一体で、第1スライダー9は屈
曲部516でスライダー溝16からの脱落を禁止され、
突起520はガイド溝518でガイドされる。また針床
へのセット前の複合針で、係合部526を突起524に
係合させておくと、この部分でもフック部材512から
のスライダーの上方への脱落を防止でき、針本体とスラ
イダーとを一体に扱うことができる。なお図14の変形
例に変えて、図15a,bのように、突起530を第1
スライダー9に設けても良い。532は突起530をガ
イド溝518へ入り込ませるための、下腕部39の開口
である。なお上記に複合針の好適な実施例について述べ
たが、これらの実施例に限定されるものでなく、本発明
の技術的範囲を逸脱しない範囲で、種々実施できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の複合針は、上記のように構成さ
れているため、スライダーの制御バットが針溝内に沈下
可能で、且つスライダーを針溝内でしっかりと支持でき
るので、安定した目移しや編成を行うことができ、スラ
イダー制御カムを可動式のものに代えて固定式のものに
することができ、カム機構を簡素化できる。
【0039】また、スライダーの摺動抵抗付与部は上記
のように構成されているため、針本体の動きに連れてス
ライダーが妄動することを防ぐとともに、制御バットの
出没動作に対する悪影響を抑えることができる。
【0040】このため本発明の複合針は、針本体とスラ
イダーとを一体化でき、針交換が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 針床の針溝内に挿入された状態での、実施例
の複合針とジャックの側面図である。
【図2】 図1の複合針を針溝から取り出した状態の部
分拡大図である。
【図3】 複合針を構成する各パーツを示す斜視図であ
る。
【図4】 図2の複合針の横方向断面図であり、図4−
aは図2のI−I方向断面図、図4−bはII−II方向断
面図、図4−cはIII−III方向断面図である。
【図5】 実施例の複合針でのフックの開閉を示し、図
5−aはフックが開いた状態を示し、図5−bはスライ
ダーのタングがフックを越えて進出している目移し時の
状態を示す。
【図6】 目移し状態での複合針の先頭部を拡大して示
し、図6−aはその側面図で、図6−bは平面図であ
る。
【図7】 実施例の複合針の制御バットが、プレッサー
により押圧され針溝内に沈んだ状態を示す。
【図8】 複合針の変形例を示し、図8−aはその要部
側面図、図8−bは第2スライダーの平面図である。
【図9】 第2の変形例での、針本体に設けた第1スラ
イダーの抜け止め部分の拡大図である。
【図10】図9のX−X方向断面図である。
【図11】針交換作業を容易に行うことのできる第3の
変形例の複合針の部分拡大側面図で、図11−aはスラ
イダーを前進させてフックを閉じた状態を示し、図11
−bはスライダーを最も退入させた状態を示す。
【図12】針交換作業を容易に行うことのできる複合針
の別の変形例の部分拡大側面図で、図12−aはジャッ
クの先端部のフック部材への嵌合を示し、図12−bは
スライダーを最も退入させた状態を示す。
【図13】実施例の複合針の変形を示し、図13−aは
スライダーにトランスファージャックを嵌入させた状態
を示し、図13−bは複合針の先端部の平面図である。
【図14】スライダーと針本体間の連結に関する変形を
示し、図14−aは複合針の要部側面図、図14−b,
cは図14−aのB−B方向及びC−C方向断面図であ
る。
【図15】スライダーと針本体間の連結に関する他の変
形を示し、図15−aは複合針の要部側面図、図15−
bは図15−aのB−B方向断面図である。
【符号の説明】
1,101,201,301,401…複合針、2,1
02,202…針本体、3,103,303,403…
フック部材、5,105,205,305,405…ス
ライダー、7,307,407…ジャック、8a,8b
…段差、9,109,209,309…第1スライダ
ー、9a,9b,309a,309b,409a,40
9b…薄板状体、11,111,211,311,41
1…第2スライダー、13,60…フック、13a…フ
ック基部、13b…フック先端、15,115,216
…スライダー溝形成部、16,116,215…スライ
ダー溝、17,117,317,417…本体中央部、
19,319,419…嵌合凹部、20…針溝、21…
弾性脚部、23,49…制御バット、24…分岐アー
ム、26…ワイヤー、27,127…帯金、31,31
a,31b…タング、33,33a,33b,41…連
結部、34…突部、35,335…摺動抵抗付与部、3
7,137…第2スライダー本体、39,139,33
9…下腕部、42…摺接面、45,145,245…先
頭部、47…後方部、51,351…長手溝、53…透
孔、55…抜け止め、57…編目ループ、135…摺動
抵抗付与部、142…下縁、216a,216b…突出
部、245a…先端部下縁、245b…先端以降の下
縁、360,460…突出部、361,461…突片、
362,462…突片の溝、363…ジャックの溝、3
64…係合斜面、365…切り欠き部、463…突部、
500a,b…膨らみ部、502…折り曲げライン、50
4…トランスファージャック、510…第2スライダ
ー、512…フック部材、514…スライダー溝形成
部、516…屈曲部、518…ガイド溝、520…突
起、522…かしめ部、524…突起、526…係合
部、530…突起、532…切り欠き部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横編機の針床に形成した針溝に収容され
    る、先端にフックを有する針本体とスライダーとを有
    し、針本体とスライダーとの相対移動により、スライダ
    ーの先端に設けたタングがフックを開閉し、更にタング
    がフックを越えて移動可能な複合針において、 前記スライダーを第1スライダー9と第2スライダー1
    1とで構成し、 前記針本体の先端に形成したフック13の後方に、 前記第1スライダーを収容するためのスライダー溝16
    を形成するためのスライダー溝形成部15で、その上縁
    に前記第2スライダーを当接させるようにしたものと、 スライダー溝形成部の後方で、針本体の上部をくぼませ
    て形成した本体中央部17と、 本体中央部に続く後方に延びる針本体上縁に制御バット
    23を突設するとともに、該制御バットが針溝内へ沈下
    するのを許容する弾性の本体後方部21とを、針本体に
    形成し、 第1スライダーは前記針本体に形成したスライダー溝に
    収容される2枚の薄板9a,9bを重ねたものとし、そ
    の先端にタング31a,31bを形成し、後方部を前記
    本体中央部上に露出し、 第2スライダーを前記針本体と略同じ厚みで形成し、 かつ第2スライダーは、 第1スライダーの上方で前方に延びて、その下縁が前記
    スライダー溝形成部の上縁と当接し、さらに第1スライ
    ダーの上縁を支持する先頭部45と、 前記本体中央部を越えて後方に延び、かつ上縁に制御バ
    ット49を有し、該制御バットが針溝内へ沈下するのを
    許容する弾性のスライダー後方部47と、 前記スライダー後方部と前記先頭部との間にあって、前
    記本体中央部上に延びて、前記第1スライダーの露出部
    を連結する下腕部39とを有し、 更に前記スライダーを針溝に摺動させて、その摺動抵抗
    によりスライダーの妄動を防止する摺動抵抗付与部35
    を、前記スライダーに形成したことを特徴とする、横編
    機の複合針。
  2. 【請求項2】 前記摺動抵抗付与部をスライダーの制御
    バットより前方に形成したことを特徴とする、請求項1
    に記載の横編機の複合針。
  3. 【請求項3】 前記下腕部の下縁を前記本体中央部の上
    縁に当接させて、前記スライダーを前記本体中央部で支
    持したことを特徴とする、請求項1に記載の横編機の複
    合針。
  4. 【請求項4】 タング後方で、前記2枚の薄板を両側に
    膨らませて開口を形成したことを特徴とする、請求項1
    に記載の横編機の複合針。
  5. 【請求項5】 前記下腕部に対向して、前記本体中央部
    にガイド溝を設けたことを特徴とする、請求項1に記載
    の横編機の複合針。
  6. 【請求項6】 前記スライダーに前記下腕部の位置で突
    起を設けて、該突起を前記ガイド溝に収容したことを特
    徴とする、請求項5に記載の横編機の複合針。
  7. 【請求項7】 前記スライダー溝形成部の上部を少なく
    とも部分的に内側に屈曲させて、第1スライダーのスラ
    イダー溝からの脱落を防止したことを特徴とする、請求
    項1に記載の横編機の複合針。
  8. 【請求項8】 前記下腕部の後方で、前記スライダーと
    前記フック部材に設けた突起とを係合自在にしたことを
    特徴とする、請求項1に記載の横編機の複合針。
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