JP5330249B2 - 横編機 - Google Patents

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Description

本発明は、編針として、スライダの操作で割増やしが可能な複合針を使用する横編機に関する。
従来から、歯口を挟んで前後に対向する一対の針床を有する横編機では、前後の針床間での目移しを含む多様な編成が可能である。各針床の針溝に収容して編成動作を行わせる編針としては、べら針や複合針が使用される。複合針には、歯口側の先頭付近にタングを有する二枚のブレードを含むスライダと、先頭にフックを有する針本体とで構成されるものがある。このような複合針では、スライダの相対移動でフックを開閉、かつスライダのタングがフックを超えて歯口に進出して割増やしの動作が可能である(たとえば、特許文献1および特許文献2参照。)。
複合針を使用する割増やしの動作は、針本体で新ループを形成する動作と、旧ループをスライダのタングで歯口内に保持する動作とを並行して行う。スライダのタングに保持された旧ループは、対向する針床の針本体のフックによって受取られる。割増やしで対向する針床に受取られる旧ループを利用して、編幅を内側から増やすことができる。割増やしを行った編針に対して、編幅の一方側に配置される編針に係止している編目を、目移しと針床の振りとで一目ずつ編幅の一方側にずらせば、一方側に隣接する編針を空き針にすることができる。対向する針床で受取られている旧ループを、形成した空き針に目移しすれば、編幅を一目増やすことができる。このような割増やしのためには、針本体に新ループを形成して歯口から後退させる際に、スライダは歯口に残しておく必要がある。特許文献2では、スライダに第二のバットを設け、針本体が歯口から後退する際に、スライダも追随して後退する妄動を防ぐようにしている。第二のバットは、スライダが歯口に残って割増やしの動作を行うように選択された後で、妄動を防止するように誘導する誘導カム手段の作用を受けるために設けられている。
特許第2917146号公報 特許第3292836号公報
特許文献1および特許文献2で使用する複合針も、歯口の反対側に選針用のセレクタ、および選針に応じた押圧用のセレクトジャックを有する。各複合針では、セレクタへの二段階の選針で、セレクトジャックがAポジション、HポジションまたはBポジションの三つのポジションのいずれかに設定される。この三つのポジションは、基本的にはニット、タックおよびミスの三つの基本的な編成動作が個別の編針毎に選択可能となるように設けられている。針本体を駆動するカムは、ニットの編成動作を行わせることを前提にしている。タックの編成動作は、セレクトジャックのバットを、ニットの編成動作では針本体が歯口に進出する区間で押圧することで達成される。ミスは、全区間でセレクトジャックのバットを押圧することで達成される。セレクトジャックのバットが押圧される区間では、セレクトジャックの作用で針本体やスライダの駆動用バットなどが針溝に沈められるので、針本体やスライダは、カムによる駆動を受けないようになる。
特許文献2では、三つの基本的な編成動作を行う際にはニットに設定されるポジションに、セレクトジャックのバットを押圧するプレッサを設け、割増やしでスライダが誘導カム手段の作用を受ける経路に移行させる。ニットの編成動作として、針本体とともにスライダを引込む編成動作では、プレッサによる押圧は行わない。プレッサが可動式であっても、作用と不作用との切換えを編針毎に行うことはできないので、割増やしは、ニットとは別のポジションで行う必要がある。特許文献1および特許文献2に記載されているように、割増やしはニットと同一の編成コースで行われる。したがって、基本的な編成動作でニットに対応するポジションを残す場合は、タックに対応するポジションに割増やし用のプレッサを配置する。この場合、割増やしでは針本体がタックではなくニットの編成動作を行うので、ニットとタックとを切換えるために、タック用の可動式のプレッサを設ける必要がある。ニットに対応するポジションに割増やし用のプレッサを設ける場合も、タックに対応するポジションをニットで使用するために、タック用のプレッサを可動式にしなければならない。
すなわち、セレクトジャックのバットを押圧するか否かで、スライダに対してニットか割増やしかを切換えるためには、専用の可動式のプレッサを追加しなければならず、タック用のプレッサも可動式にする必要がある。従来から、タック用には可動式のプレッサが使用されており、他にも可動式のプレッサが設けられて、多様な編成動作を実現可能にしている。しかしながら、可動式のプレッサはアクチュエータなどを収容する空間を必要とし、プレッサを配置するためのキャリッジ内空間には制限がある。
本発明の目的は、セレクトジャックのバットを押圧するプレッサのうちに、割増やしへの切換え専用の可動式のプレッサを設けなくても、スライダの経路を確実に切換えることができる横編機を提供することである。
本発明は、
一対の針床が歯口を挟んで前後に対向し、
各針床の針溝には、歯口側の先頭にフックを有する針本体と、歯口側の先頭付近にタングを有するスライダとを含み、針本体に対するスライダの相対移動でフックを開閉し、かつタングがフックを超えて歯口に進出して割増やしの動作が可能な複合針が収容され、
スライダには、間隔をあけて歯口に近い第一のバットと歯口から遠い第二のバットとが設けられる横編機において、
針床に沿って往復走行するキャリッジには、複合針の針本体およびスライダを操作するカムシステムが搭載され、
カムシステムは、
スライダの第二のバットを案内し、第二のバットが針溝内に沈められているか否かに応じて、針本体とともにスライダも歯口から後退させる経路と、針本体が歯口から後退してもスライダを歯口に残して割増やしの動作を行わせる経路とに、分岐させる分岐部を有するスライダ操作用カムと、
スライダ操作用カムの近傍で、スライダの第二のバットがスライダ操作用カムの分岐部にかかる時にスライダの第一のバットを押圧可能な位置に配置され、押圧する作用状態と、押圧しない不作用状態とを切換え可能な切換用プレッサとを、
含むことを特徴とする横編機である。
また本発明で、前記切換用プレッサは、前記不作用状態で、前記針本体が前記歯口から後退しても前記スライダを歯口に残して、前記割増やしの動作を行わせることを特徴とする。
また本発明で、前記複合針は、前記歯口側とは反対側の基端部側で、前記キャリッジに搭載される選針機構による選針作用を受け、選針結果に応じて予め定め設定される複数の経路のうちの一つを通る押圧用のバットを有し、該経路に臨んで配置される押圧用プレッサで該バットが押圧されると、前記針本体駆動するバット、および前記スライダの少なくとも第二のバットが針溝内に沈められるように構成されており、
該押圧用プレッサのうちの少なくとも一つは、押圧用のバットを押圧するか否かで針本体の編成動作に関して切換え可能な可動式のプレッサであり、該可動式のプレッサが押圧用のバットを押圧する範囲内に、前記スライダの第二のバットが前記スライダ操作用カムの分岐部にかかる位置を含むことを特徴とする。
また本発明で、前記可動式のプレッサは、前記針本体にタックの動作に関する切換えを行わせるタック用のプレッサであることを特徴とする。
また本発明で、前記キャリッジに搭載されるカムシステムは、前記針本体を前記歯口から後退させる際の度目値を大小に仕分け可能であり、
前記押圧用プレッサは、度目の大小を仕分ける度違い用の可動式のプレッサを含むことを特徴とする。
また本発明で、前記押圧用の可動式のプレッサは、前記選針結果に応じて予め定め設定される複数の経路のうちの一つの経路のみに配置されることを特徴とする。
本発明によれば、横編機の歯口の前後で対向する一対の針床の各針溝には、針本体とスライダとを含み、割増やしの動作が可能な複合針が収容される。スライダには間隔をあけて歯口に近い第一のバットと歯口から遠い第二のバットとが設けられる。針床に沿って往復走行するキャリッジには、スライダ操作用カムと切換用プレッサとを含むカムシステムが搭載される。スライダ操作用カムは、スライダの第二のバットを案内し、第二のバットが針溝内に沈められているか否かに応じて、針本体とともにスライダも歯口から後退させる経路と、針本体が歯口から後退してもスライダを歯口に残して割増やしの動作を行わせる経路とに、分岐させる分岐部を有する。切換用プレッサは、スライダ操作用カムの近傍で、スライダの駆動用のバットがスライダ操作用カムの分岐部にかかる時にスライダの補助のバットを押圧可能な位置に配置される。切換用プレッサは、押圧する作用状態と、押圧しない不作用状態とを切換え可能であるので、スライダの第一のバットへの押圧の有無で、分岐部で分岐するか否かを切換えることができ、割増やしへの切換えのためにセレクトジャックのバットを押圧するプレッサを設ける必要がなくなる。セレクトジャックではなく、スライダを直接押圧して切換えを行うので、針本体などへの影響が少ない状態で確実に切換えることができる。
また本発明によれば、割増やしでは、切換用プレッサを不作用状態とし、針本体が歯口から後退してもスライダを歯口に残すことができる。
また本発明によれば、複合針は、キャリッジに搭載される選針機構による選針作用を受け、選針結果に応じて予め定め設定される複数の経路のうちの一つを通る押圧用のバットを有する。押圧用の可動式のプレッサのうちの少なくとも一つは、スライダの第二のバットがスライダ操作用カムの分岐部にかかる時に、押圧用のバットを押圧する。切換用プレッサを不作用に設定しておき、この押圧用のプレッサが設けられる経路を押圧用のバットが通るように選針すれば、スライダを針本体とともに歯口から後退させることができる。切換用プレッサを不作用に設定して、この押圧用のプレッサが設けられる経路を押圧用のプレッサが通らないように選針すれば、スライダに割増やしの動作を行わせることができる。すなわち、切換用プレッサを不作用に設定しておけば、選針に応じて、割増やしと押圧用プレッサを作用させる編成動作とを切換えることができる。
また本発明によれば、押圧用の可動式のプレッサとしてタックに用いるプレッサで、スライダの切換えも行うことができる。
また本発明によれば、押圧用の可動式のプレッサとして、度目の大小を仕分ける度違い用のプレッサで、スライダの切換えも行うことができる。
また本発明によれば、押圧用の可動式のプレッサを、選針結果に応じて予め定め設定される複数の経路のうちの一つの経路のみにまとめて配置して、編成動作を切換え可能とし、他の経路は固定した編成動作に割当てることができる。
図1は、本発明の実施の一形態として横編機1の主要な構成を示すように、部分的な側面図および平面図を組合わせた図である。 図2は、図1の横編機1の動作を示す部分的な平面図である。 図3は、図1の横編機1の動作を示す部分的な平面図である。 図4は、本発明の実施の他の形態として横編機51の主要な構成を示すように、部分的な側面図および平面図を組合わせた図である。 図5は、図4の横編機51の動作を示す部分的な平面図である。 図6は、図4の横編機51の動作を示す部分的な平面図である。
符号の説明
1,51 横編機
2 複合針
3,53 カムシステム
10 針本体
10a フック
11 スライダ
12 スライダ基体
12a 第一のバット
12aA,12aH,12aH&A,12bA,12bH,12bH&A,14bA,14bH,14bH&A,15aA,15aH 軌跡
12b 第二のバット
13 ブレード
13a タング
14 ニードルジャック
14b,15a バット
15 セレクトジャック
20,50 針本体操作用カム
21 スライダ操作用カム
22,52 プレッサ部
23 ニットプレッサ部
23a,23b ニットプレッサ
39a,39b スライダ分岐カム
図1は、本発明の実施の一形態としての横編機1の主要部分の構成を示す。横編機1は、図示を省略する針床の針溝に、編針として複合針2を収容する。針床は、歯口を挟んで、少なくとも横編機1の前後に一対が対向して配置される。複合針2は、針床に沿って針溝とは垂直な方向に走行するキャリッジの地板に搭載されるカムシステム3で駆動される。カムシステム3は、基本的なニット、タックおよびミスの編成動作と、割増やしのためのスライダの動作とを行わせることができる。カムシステム3は、中心線3aの両側が対称となるように構成され、図の左右の両側いずれへの移動でも、複合針2に同等の動作を行わせることができる。キャリッジには、カムシステム3の両側に、目移しに関する動作を行わせるためのカムシステムも配置されるけれども、図示を省略する。
なお、複合針2をカムシステム3の左方に並べて図示しているのは、説明の便宜のためである。横編機1では、複合針2が収容される針溝に、カムシステム3が搭載されるキャリッジの地板が臨むように配置される。図1の紙面の上方は歯口に近づく方向であり、下方は歯口から遠ざかる方向である。複合針2が針溝内で浮く方向は紙面の右方であり、沈む方向は左方である。カムシステム3についての高低は、紙面から垂直に突出する方向についての高低に相当し、針溝に対しては沈む方向に相当する。
複合針2は、左方が底部となるように、針溝に収容されている状態の先端側を示す。複合針2には針本体10とスライダ11とを含む。針本体10は、歯口側の先端にフック10aを有し、尾部側には、凹所10bを有する。スライダ11は、スライダ基体12と二枚のブレード13との組合せで構成される。スライダ基体12には、第一のバット12aと第二のバット12bとが間隔をあけて立設される。第一のバット12aは、第二のバット12bよりもフック10a側、すなわち歯口に近い側に設けられ、針溝から突出する高さは、第二のバット12bよりも低い。第二のバット12bは、スライダ基体12にバットが一つしか設けられない場合のバットに相当する。ブレード13は、先端側にタング13aが形成され、スライダ基体12に連動して、先端でフック10aの開閉を行う。スライダ11は、タング13aがフック10aよりも先端側に出るまで進出させることもできる。
針本体10の尾部側の凹所10bには、ニードルジャック14の先端突起14aが嵌合する。ニードルジャック14は、ほぼ中間の位置に針溝から突出するバット14bを有し、尾部側は湾曲して針溝の底部に当接する弾性脚部14cとなる。弾性脚部14cの弾発力によって、バット14bは針溝内で底部から浮上するように付勢される。スライダ基体12の尾部側は、ニードルジャック14のバット14bから先端側に延びるように形成される腕部と弾性脚部14cの延長部との間の空間に収容され、延長部に設けられる突起を介して、第一のバット12aおよび第二のバット12bが針溝から浮上するように付勢される。ニードルジャック14が針溝内で沈む時には、スライダ基体12の尾部側もニードルジャック14の腕部の押圧によって撓んで、少なくとも第二のバット12bも針溝内に沈む。
ニードルジャック14の弾性脚部14cは、セレクトジャック15の先端部からの押圧を受ける。先端側の部分のみを示すセレクトジャック15は、複合針2のさらに尾部側に設けられるセレクタなどへの選針作用を受けて、押圧用のバット15aの位置がA,B,Hの三つのポジションのうちのいずれかとなる。
カムシステム3は、針本体操作用カム20、スライダ操作用カム21、プレッサ部22およびニットプレッサ部23を含む。針本体操作用カム20は、レイジングカム30、天山31、ステッチカム32a,32bを含み、ニードルジャック14のバット14bを駆動する。
レイジングカム30は、針本体10を歯口側に進出させる。レイジングカム30の頂部30a,30bは二つに分れている。二つの頂部30a,30bは、中心線3aに対して対称となる位置に、平坦な肩部30cから天山31側に突出して形成される。肩部30cと、頂部30a,30bの外側の部分は、キャリッジの地板の表面から針床に臨む方向に、カムシステム3としての最大の高さであるフル高さを有している。フル高さを有する部分は、直交する斜めの破線を施して示す。頂部30a,30bが対向する内側の部分は、キャリッジの地板からフル高さまで、高さが変化する傾斜面となっているので、斜線を施して示す。右下がりの斜線は、左側が高く右側が低いことを示す。左下がりの斜線は、左側が低く右側が高いことを示す。肩部30cの内側には、フル高さよりも低いハーフ高さの中間部30dが設けられる。ハーフ高さを有する部分は、点が分散する領域として示す。レイジングカム30の底部には、フル高さの基部30eが設けられる。
レイジングカム30の頂部30a,30bの上縁と、天山31の下縁との間には、ニードルジャック14のバット14bを案内するニット用の経路が形成される。この経路は、レイジングカム30の両側の傾斜に沿って下降する。この経路に沿う針本体10の引下げは、ステッチカム32a,32bの内側の傾斜面でバット14bを案内して行われる。ステッチカム32a,32bは、度山とも呼ばれ、針本体10の引下げ量を、度目値を変えて調整することができる。
スライダ操作用カム21は、スライダガイドカム35,36a,36b、スライダ上げカム37、スライダ保持カム38a,38bおよびスライダ分岐カム39a,39bを含む。スライダガイドカム35は中央に、スライダガイドカム36a,36bは左右に配置され、それぞれハーフ高さを有する。スライダガイドカム35の下方の中央に、スライダ上げカム37が設けられ、フル高さの部分と、傾斜面とを有する。両側のフル高さの部分の外周に沿って、スライダ上げカム37は、スライダ基体12の第二のバット12bを歯口側に上昇させるように案内する。左右のスライダガイドカム36a,36bの下方には、フル高さのスライダ保持カム38a,38bがそれぞれ設けられる。スライダガイドカム35の下方でスライダ上げカム37の両側には、第二のバット12bに対する分岐部となるスライダ分岐カム39a,39bがそれぞれ設けられる。
スライダ分岐カム39a,39bは、横に延びるフル高さの部分の上側に、第二のバット12bを外周に沿って案内するハーフ高さの分岐部と、分岐部に連なる傾斜面とを有する。第二のバット12bが分岐部の外周に沿って案内されると、さらに傾斜面の外周に沿って側方に移動し、スライダガイドカム36a,36bとスライダ保持カム38a,38bの間の通路に導かれる。
図の上下方向の二点鎖線で示すように、スライダ基体12の第二のバット12bがスライダ分岐カム39a,39bの分岐部に掛る位置の同位相の直線上には、第一のバット12aに作用するニットプレッサ部23のニットプレッサ23a,23bがそれぞれ配置される。左右のニットプレッサ23a,23bには、実線で示す作用位置と、破線で示す不作用位置との間を、少なくとも後行側では切換え可能な可動式のプレッサを用いる。本実施形態では、一つのソレノイドを駆動源として共用し、左右のニットプレッサ23a,23bを連動して切換えるようにしている。ニットプレッサ23a,23bにはフル高さの部分が設けられ、作用位置で第一のバット12aを押圧する。第一のバット12aが押圧されると、第二のバット12bが針溝に沈み、スライダ分岐カム39a,39bのハーフ高さの分岐部を乗越える。第二のバット12bは、スライダ分岐カム39a,39bの外周に沿う案内ではなく、傾斜面に移行するように分岐する。傾斜面に移行した第二のバット12bは、スライダ保持カム38a,38bの下側に形成されている傾斜した案内部に沿って案内され、歯口から後退するように引下げられる。
プレッサ部22は、Bポジションの経路に固定のミスプレッサ40を有し、Aポジションの経路に可動式のタックプレッサ41a,41bを有する。Hポジションの経路には、プレッサは設けられない。可動式のタックプレッサ41a,41bは、中心線3aの両側に配置され、実線で示す作用位置と、破線で示す不作用位置との間で、それぞれ切換え可能な独立した可動式のプレッサである。セレクトジャック15がBポジションに選針されると、バット15aはミスプレッサ40で押圧されてセレクトジャック15は針溝内に沈む。ニードルジャック14のバット14bおよびスライダ基体12の第二のバット12bも針溝内に沈んで、バット14bや第二のバット12bは、針本体操作用カム20やスライダ操作用カム21の作用を受けなくなり、複合針2としてはミスの編成動作を行うことになる。
図2および図3は、キャリッジが左行する場合についての図1の横編機1の動作を示す。キャリッジが右行する場合も、同様な動作を行う。
図2は、ニットと割増やしとを、選針で切換え可能な動作を示す。実線の軌跡は、共通部分と割増やしに対応する部分を示す。破線の軌跡は、ニットに対応する部分を示す。ニットは、Aポジションへの選針で選択する。割増やしは、Hポジションへの選針で選択する。Aポジションの経路に沿って設けられる二つのタックプレッサ41a,41bのうち、先行側のタックプレッサ41bは不作用とし、後行側のタックプレッサ41aを作用とするように設定する。ニットプレッサ23a,23bは不作用に設定する。
セレクトジャック15をHポジションに選針すると、バット15aは軌跡15aHを通る間、プレッサによる押圧を受けない。ニードルジャック14のバット14bは、軌跡14bH&Aとして示すように、先行側の頂部30bを含むレイジングカム30の外周に沿って案内され、山型の経路を通る。頂部30bの外周に沿う案内で針本体10のフック10aは、ブレード13のタング13aよりも歯口に進出する。フック10aが編目ループを係止していれば、編目ループはフック10a内からクリアされ、タング13aに移行する。
頂部30bを過ぎると、ニードルジャック14のバット14bは、天山31の下部中央の下向きの山の外周に沿って下降する。レイジングカム30の後行側の頂部30aでは、傾斜面に掛るので、バット14bは外周に沿うようには案内されず、傾斜面を乗越えて右方に移行する。バット14bが天山の下部両側の脚部やステッチカム32aの案内部に掛ると、下方に傾斜する経路で案内されてフック10aは歯口から後退する。キャリッジにヤーンフィーダなどの給糸部材が追従していれば、フック10aが歯口から後退する前に、編糸がフック10a内に供給される。フック10aが歯口から後退するように、バット14bがステッチカム32aの案内部で引下げられると、フック10aに供給された編糸で新たな編目ループが形成される。フック10aには新ループが形成され、タング13aに移行した編目ループは旧ループとなる。
セレクトジャック15をAポジションに選針すると、バット15aはタックプレッサ41aの作用を受け、ニードルジャック14のバット14bを針溝に沈める。ただし、この区間は、バット15aが後行側の頂部30aに掛る区間であり、バット15aが針溝に沈んでいても、バット14bは軌跡14bH&Aとして示すHポジションと同一の経路を通る。すなわち、針本体10は、HポジションでもAポジションでも同一の編成動作を行う。
AポジションおよびHポジションのいずれの選針でも、ニードルジャック14のバット14bがレイジングカム30によって歯口側に上昇させられると、スライダ基体12も突上げられる。スライダ基体12の第二のバット12bは、スライダ分岐カム39bとスライダ上げカム37との間を通り、スライダ上げカム37の左側の外周に沿って歯口側に上昇する。第二のバット12bは、スライダガイドカム35の下縁中央で少し下げられ、スライダ上げカム37の右側の傾斜面を横に乗越えて、スライダ分岐カム39aの分岐部に至る。
分岐部では、Hポジションのセレクトジャック15のバット15aはプレッサによる押圧を受けない。スライダ基体12の第一のバット12aも、ニットプレッサ23aによる押圧を受けないので、第二のバット12bは、スライダ分岐カム39aの分岐部の外周に沿って案内され、スライダガイドカム36aとスライダ保持カム38aとの間の経路に導かれ、スライダ11は実線で示す軌跡12bHに沿ってタング13aを歯口に進出させた状態を保ち、旧ループはタング13aが歯口に進出している状態で保持される。タング13aに保持されている旧ループは、後続の編成コースで対向する針床側から歯口に進出するフック10aに移行させるとともにタング13aからは離脱させ、割増やすことができる。
セレクトジャック15のバット15aがAポジションに選針されていると、バット15aがタックプレッサ41aによって押圧される結果、破線で示す経路12bAに沿ってスライダ基体12の第二のバット12bが案内され、ニットの編成動作に対応して歯口から後退する。スライダ基体12が歯口から後退する際に、タング13aに保持されている旧ループはブレード13の先端から離脱し、ノックオーバする。スライダ基体12の第一のバット12aは、第二のバット12bの軌跡12bH,12bAにそれぞれ対応して、軌跡12aH,12aAに沿って移動する。
図2に示すように、Aポジションに後行側のタックプレッサ41aのみを作用させ、ニットプレッサ23aを不作用に設定すると、ニットと割増やしとを切換えることができる。すなわち、Aポジションの選針でニットの編成動作に、Hポジションの選針で割増やしの動作に、それぞれ編針毎に切換えることができる。また、スライダ基体12の第二のバット12bを割増やしの経路に切換えると、スライダ分岐カム39a,39bの上側の外周に沿って案内されるので、針本体10が歯口から後退する際に、妄動で後退するのを防ぐこともできる。
図3は、割増やしを行わないで、ニットとタックとを切換え可能な動作を示す。Aポジションでは、二つのタックプレッサ41a,41bを両方とも作用させる。ニットプレッサ23aも作用させる。セレクトジャック15をHポジションに選針するときのニードルジャック14のバット14bの軌跡14bHは、レイジングカム30の先行側の頂部30bに沿って山型の経路を通る。Aポジションでのバット14bの軌跡14bAは、頂部30bを乗越えて肩の高さを維持する。バット14bが後行側の頂部30aを乗越え、ステッチカム32aの傾斜に沿って下降する軌跡14bH&Aは共通となる。
タックプレッサ41bによる押圧の有無で、レイジングカム30の先行側の頂部30bについて、ニードルジャック14のバット14bの経路が軌跡14bHと軌跡14bAとに切換えられる。これに対応して、スライダ基体12の第二のバット12bの経路も軌跡12bHと軌跡12bAとに切換えられる。破線で示す軌跡12bAでは、針本体10がフック10aに係止する編目ループをクリアするまでは歯口に進出しないので、スライダ11も歯口に進出するようには駆動されない。実線で示す軌跡12aHでは、フック10aが編目ループをクリアするように歯口に進出するのに伴ってスライダ11も歯口に進出した後、スライダ分岐カム39aの分岐部で第一のバット12aがニットプレッサ23aで押圧され、スライダ11は歯口から後退する軌跡12bAに従って下降する。
すなわち、選針がHポジションであればニットの編成動作を行い、選針がAポジションであればタックの編成動作を行う。Bポジションではミスの編成動作を行うので、ニットプレッサ23aを作用させることで、ニット、タック、ミスの三つの基本的な編成動作を切換え可能にすることができる。三つの編成動作を切換えるだけであれば、タックプレッサ41a,41bとして固定式のプレッサを用いることもできる。しかしながら、割増やしも切換え可能にするためには、少なくともタックに対するプレッサを可動式にする必要がある。また、可動式のタックプレッサ41a,41bとともに、可動式のニットプレッサ23a,23bを併用しないと、図2のようにニットで割増やしを切換え可能とし、図3のように、割増やしは行わないでニットとタックとを切換え可能にすることはできない。
図4は、本発明の実施の他の形態としての横編機51の主要部分の構成を示す。図4で図1と対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する場合がある。
横編機51でも、横編機1と同様な複合針2を使用する。横編機51では、針本体操作用カム50およびプレッサ部52を横編機1と異ならせ、度違いの切換えも可能にする。このため、キャリッジに搭載されるカムシステム53のステッチカム60a,60bには、ハーフ高さの基部61とフル高さの度違い部62とが可動なものを使用する。図4の左側のステッチカム60bとして示すように、基部61の下端に度違い部62を合わせると、度違い量は0となる。度違い量が0となると、実質的には、図1のステッチカム32a,32bと同様に一種類の度目値のみに対応して針本体10の引下げを行う。図4の右側のステッチカム60aとして示すように、度違い部62を基部61の下端からずらせると、度違い編成を可能にすることができる。ただし、セレクトジャック15のバット15aに対するAポジションには、タックプレッサ41a,41bの両側に可動式の度違いプレッサ63a,63bを追加する。
図5および図6は、キャリッジが左行する場合について、図4の横編機51の主要な動作を示す。ただし、度違いプレッサ63a,63bを不作用に設定し、ステッチカム60a,60bを度違い量0に設定すれば、図1の横編機1と同様な、割増やしを含む動作を行わせることができる。
図5は、ニット編成で、度目の大小を仕分けて粗目ニットと並目ニットとを切換える動作を示す。Hポジションのプレッサは、先行側の度違いプレッサ63bおよびタックプレッサ41bを不作用とし、後行側のタックプレッサ41aおよび度違いプレッサ63aを作用に設定する。ニットプレッサ23aは作用に設定する。
スライダ基体12の第二のバット12bは、軌跡12bH&Aとして示すように、セレクトジャック15がHポジションでもAポジションでも同一の軌跡を通る。すなわち、スライダ11のタング13aは、一旦、歯口に進出した後で、歯口から後退する。第二のバット12bがスライダ分岐カム39aの分岐部に掛る位置で、Hポジションではニットプレッサ23aによる第一のバット12aへの押圧のみが行われる。Aポジションでは後行側のタックプレッサ41aによるセレクトジャック15のバット15aへの押圧も加わる。いずれのポジションでも、第二のバット12bがスライダ分岐カム39aの分岐部に掛ると、ハーフ高さの分岐部を乗越え、スライダ11を下降させる経路に案内される。
針本体10の引下げ量を変化させて度目を切換える動作は、Aポジションで作用する度違いプレッサ63aによって行われる。Hポジションでは、実線で示す軌跡14bHのように、ニードルジャック14のバット14bは、ステッチカム60aの基部61の外周に沿って下端まで下降する。Aポジションでは、破線で示す軌跡14bAのように、バット14bはフル高さの度違い部62の下端までしか下降しないで、ハーフ高さの基部61は乗越える。
図6は、ニットと度違いのタックとを切換える動作を示す。Aポジションでは、先行側の度違いプレッサ63bを不作用、先行側のタックプレッサ41b、後行側のタックプレッサ41a、および後行側の度違いプレッサ63aを作用に設定する。ニットプレッサ23aも作用に設定する。Hポジションでは、実線で示す軌跡14bH,12bHに従って、針本体10およびスライダ11はニットに対応する編成動作を行う。Aポジションでは、針本体10は、破線で示す軌跡14bAに対応して、レイジングカム30の先行側の頂部30bを乗越えてタックの動作を行い、ステッチカム60aでは基部61を乗越えて度違いの動作を行う。すなわち、Aポジションではタック度違いの編成動作を行う。スライダ11は、実線で示す軌跡12bHのようにニットでは歯口に進出してから下降し、破線で示す軌跡12bAのようにタックでは歯口に進出しない。
図1のカムシステム3および図4のカムシステム53では、目移しに関するカムを含まない。カムシステム3,53の構成では、割増やしの前段階として、スライダ11のタング13aで歯口に旧ループを保持させることはできるけれども、対向する針床側で旧ループを受けることはできない。本実施形態では、後続するカムシステムに目移し用のカムを備えさせて、割増やしや目移しの動作を実現する。特許文献2の図5などと同様に、カムシステム3,53でも、目移しに関するカムを追加すれば、割増やしを行うカムと、目移しを行うカムとを併用することもできる。
たとえば、セレクトジャック15のバット15aに対するHポジションの経路で、スライダ分岐カム39a,39bに対応する位相にプレッサを設ければ、ニットプレッサ部23は設けなくてもよい。ただし、プレッサ部22,52に多くのプレッサが集中して、配置が密になってしまう。セレクトジャック15のバット15aに作用するプレッサ部22,52とは別に設けるニットプレッサ23a,23bをスライダ基体12の第一のバット12aに作用させるので、割増やしに関するプレッサ部22,52の構成は簡略化させることができる。また、ニットプレッサ23a,23bは、スライダ基体12の第一のバット12aに直接作用させるので、ニードルジャック14に対する影響が少ない状態で、bスライダ基体12の第二のバット12bを針溝に沈めることができる。

Claims (6)

  1. 一対の針床が歯口を挟んで前後に対向し、
    各針床の針溝には、歯口側の先頭にフックを有する針本体と、歯口側の先頭付近にタングを有するスライダとを含み、針本体に対するスライダの相対移動でフックを開閉し、かつタングがフックを超えて歯口に進出して割増やしの動作が可能な複合針が収容され、
    スライダには、間隔をあけて歯口に近い第一のバットと歯口から遠い第二のバットとが設けられる横編機において、
    針床に沿って往復走行するキャリッジには、複合針の針本体およびスライダを操作するカムシステムが搭載され、
    カムシステムは、
    スライダの第二のバットを案内し、第二のバットが針溝内に沈められているか否かに応じて、針本体とともにスライダも歯口から後退させる経路と、針本体が歯口から後退してもスライダを歯口に残して割増やしの動作を行わせる経路とに、分岐させる分岐部を有するスライダ操作用カムと、
    スライダ操作用カムの近傍で、スライダの第二のバットがスライダ操作用カムの分岐部にかかる時にスライダの第一のバットを押圧可能な位置に配置され、押圧する作用状態と、押圧しない不作用状態とを切換え可能な切換用プレッサとを、
    含むことを特徴とする横編機。
  2. 前記切換用プレッサは、前記不作用状態で、前記針本体が前記歯口から後退しても前記スライダを歯口に残して、前記割増やしの動作を行わせることを特徴とする請求項記載の横編機。
  3. 前記複合針は、前記歯口側とは反対側の基端部側で、前記キャリッジに搭載される選針機構による選針作用を受け、選針結果に応じて予め定め設定される複数の経路のうちの一つを通る押圧用のバットを有し、該経路に臨んで配置される押圧用プレッサで該バットが押圧されると、前記針本体駆動するバット、および前記スライダの少なくとも第二のバットが針溝内に沈められるように構成されており、
    該押圧用プレッサのうちの少なくとも一つは、押圧用のバットを押圧するか否かで針本体の編成動作に関して切換え可能な可動式のプレッサであり、該可動式のプレッサが押圧用のバットを押圧する範囲内に、前記スライダの第二のバットが前記スライダ操作用カムの分岐部にかかる位置を含むことを特徴とする請求項1または2記載の横編機。
  4. 前記可動式のプレッサは、前記針本体にタックの動作に関する切換えを行わせるタック用のプレッサであることを特徴とする請求項3載の横編機。
  5. 前記キャリッジに搭載されるカムシステムは、前記針本体を前記歯口から後退させる際の度目値を大小に仕分け可能であり、
    前記押圧用プレッサは、度目の大小を仕分ける度違い用の可動式のプレッサを含むことを特徴とする請求項3または4記載の横編機。
  6. 前記押圧用の可動式のプレッサは、前記選針結果に応じて予め定め設定される複数の経路のうちの一つの経路のみに配置されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の横編機。
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