JP5010460B2 - 横編機およびその目移し方法ならびにそのカム機構 - Google Patents

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本発明は、編針としてべら針を用い、編地を編成する針床間での目移しも可能な横編機およびその目移し方法ならびにそのカム機構に関する。
従来から、横編機では、対向する針床間の歯口に、各針床から編針を進退させて編目ループを形成するとともに、必要に応じて針床間で編目ループを移動させる目移しを行って、編地を編成している。編針は、針幹の先端に形成されるフックで、歯口に供給される編糸を捕捉して針床に引込み、編目ループを形成する。フック内に編目ループを係止している状態で編針を歯口に進出させると、係止されている編目ループは、針幹の先端のフックから離脱して針幹の中間部分に移動する。基本的な編目形成動作であるニットでは、歯口でフックに編糸を捕捉して、針床に引込んで新たな編目ループを形成する際に、針幹の中間部分に移動していた編目ループは、フックをノックオーバして離脱し、新たな編目ループに連なる旧ループとなる。代表的な編針であるべら針では、ノックオーバで旧ループが形成される際に、フックを閉じるべらを備えている。
図1(a)は、対向する針床の一方を渡し側として目移しを行う方法を、渡し側編針1を基準して部分的に示す。渡し側編針1は、先端に頂部側が鈎状に曲って開口するフック2を有し、フック2をべら3で開閉する。フック2が先端に形成される針幹4の中間部分には、肩4aと呼ばれる段差が形成され、針幹4の一側面には、羽根5が設けられる。羽根5は、先端5aと針幹4の側面との間が閉じており、中間部分は針幹4の側面との間に隙間を有する。肩4aには、目移しループ6の上端6aが掛る。目移しループ6の下端6bは、針幹4の底面側に掛り、旧ループ7の上端7aが連なる。目移しループ6の上端6aと下端6bとの間は、羽根5の外側と針幹4の他側面とを通る。
目移しループ6は、渡し側編針1を、針床間の歯口8に進出させることで、フック2内から肩4aの位置に移動する。なお、横編機では、歯口8を挟んで対向する針床は、歯口8から離れると下降するように傾斜しているけれども、渡し側編針1は水平に進退するようにして示し、横編機での歯口8の鉛直下方8aを傾斜させて示す。
目移しは、直線状経路9に沿って相対的に接近するように、受け側編針11を歯口8に進出させ、フック12を、目移しループ6が掛っている羽根5の隙間内に進入させて行う。受け側編針11のフック12は、通常、べら13で閉じている。受け側編針11が羽根5の隙間内に進入する際には、目移しループ6の上端6aでべら13を開く必要がある。このため、渡し側編針1は、受け側編針11が軌道9に沿って歯口8に進出するときに、目移しループ6の上端6aがフック12の鈎状部とべら13の先端との間を通る位置で停止している。受け側編針11のフック12が目移しループ6内への進入を開始する状態を実線、目移しループ6の上端6aがフック12の鈎状部とべら13の先端との間に位置するように進出する状態と、進出の途中の状態とを、破線でそれぞれ示す。
図2(a)は、図1(a)の渡し側編針1を駆動するトランスファカム20の概略的な構成を示す(たとえば、特許文献1参照)。トランスファカム20は、渡し側編針1が並設される針床に沿って走行するキャリッジに搭載され、トランスファガイドカム21と渡し受け両用トランスファカム22とを含む。トランスファガイドカム21と渡し受け両用トランスファカム22との間には、渡し側案内溝23が形成される。キャリッジは針床に対して往復走行するので、トランスファカム20は、中心線20aに関して線対称となる形状を有する。
トランスファカム20が針床に設けられる編針に対して、左方に走行する場合を想定する。図1(a)に示す目移しの動作部分での渡し側編針1は、渡し側案内溝23内で駆動用のバットが位置23aから位置23bまで案内される区間に対応する。この区間で、渡し側編針1は歯口8に対する進出位置を少し変えるけれども、大略的にはほぼ水平に移行する。したがって、図1(a)では渡し側編針1を静止させて示し、受け側編針11を相対的に接近させて示す。渡し受け両用トランスファカム22の下側は、受け側案内部24として機能し、受け側編針11の歯口8への進出を案内する。渡し側案内溝23の位置23aから位置23bまでの区間は、歯口8を挟んで対向する針床を走行するキャリッジに搭載されるトランスファカム20の受け側案内部24の編針上昇用の傾斜部分に対応し、受け側編針11は歯口8で進出を続ける。
渡し側編針1は、渡し側案内溝23に、中心線20aを挟んで両側に設けられる山の部分を通るので、山−谷−山となる二山状の経路を昇降して歯口8に進退する。受け側編針11は、受け側案内部24のうち、中心線20aの一方側で、渡し側案内溝23の後側となる一山に対応する区間のみで案内される。したがって、渡し側編針1は、前側の一山では、目移しを行わずに歯口8に対して進退する。この進退で、目移しループ6を緩めることができる。
特公平2−10262号公報
従来からの目移しでは、図1(a)の渡し側編針1が図2(a)の渡し側案内溝23の二山目を上昇して山の頂きの平坦部にさしかかると、受け側編針11のフック12が羽根5内に進入する。この進入の際に、渡し側編針1の底面側に位置する旧ループ7の上端7a、および渡し側編針1の肩部4aで係止する目移しループ6の上端6aと、受け側編針11のフック12とが接触する。接触後、渡し側編針1は上昇しないで、受け側編針11は直線状経路9に沿ってさらに上昇し、閉じたべら13の先端部と渡し側編針1の肩部4aで係止する目移しループ6の上端6aが接触する。さらに受け側編針11が上昇すると、べら13が開かれ、フック12内に目移しループ6の上端6aが捕捉される。以後、渡し側編針1および受け側編針11は歯口から後退するように下降して、目移しを完了する。
目移しの動作では、受け側編針11のフック12の頂部とフック12を閉じているべら13の先端との間に目移しループ6の上端6aを入れることと、このタイミングに先行して、フック12の先端が目移しループ6の上端6aに接触する際に、上端6aがフック12の底部側ではなく、頂部のべら13側に回るようにすることが重要となる。フック12の先端が目移しループ6の上端6aに接触する前に、渡し側編針1の底面側にある旧ループ7の上端7aの方がフック12の底部と先に接触することもある。この接触で、旧ループ7に押されてフック12が起き上がると、フック12の先端が目移しループ6の上端6aに接触する位置が底部側となって、上端6aがフック12の底部側に回るおそれがある。
閉じたべら13の先端部と目移しループ6の上端6aとの接触は、べら13を目移しループ6で開くように行う必要がある。受け側編針11と目移しループ6との位置関係が悪くなると、べら13の先端で目移しループ6の上端6aを突刺してしまったり、目移しループ6がフック12の底部側に回ってしまったりして、目移し不良となる。このような目移し不良は、度詰めなど、度目値を小さくして形成した編目ループの目移し時に発生する可能性がある。通常の度目値で形成される目移しループ6では、むしろ受け側編針11が旧ループ7を押して目移しループ6を拡げ、目移しループ6内に進入することができるので、目移し性能に問題は生じない。
度詰めした編目ループから目移しループ6に移行すると、周長が短いために、渡し側編針1の肩部4aでの係止時に緩む余裕が無く、窮屈な状態となる。したがって、受け側編針11のフック12が旧ループ7の上端7aと接触すると、旧ループ7に押されて受け側編針11が起き上がり、目移しループ6内への進入も窮屈となる。このため、糸切れや、目移しループ6がフック12の底側に回ってしまう問題などが発生する。
本発明の目的は、度目値が小さい編目ループでも確実に目移し可能な横編機およびその目移し方法ならびにそのカム機構を提供することである。
本発明は、針幹の先端のフックをべらで開閉するべら針が編針として並設される針床を、歯口を挟んで対向するように備え、編針を選択的に案内して駆動するカム機構を搭載して往復走行する駆動するキャリッジを各針床に有し、カム機構による案内で、一方の針床の編針を渡し側としてフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させて目移しを行うことが可能な横編機において、
カム機構は、渡し側の編針を、該渡し側の編針の肩の位置に移動している目移しループ内への受け側の編針のフックの進入開始時に、進入後に該フックを閉じているべらを目移しループの上端で開き始めるべら開き開始時よりも、歯口に大きく進出させる、
ことを特徴とする横編機である。
さらに本発明は、針幹の先端のフックをべらで開閉するべら針が編針として並設される針床を、歯口を挟んで対向するように備え、一方の針床の編針のフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させる横編機での目移し方法において、
受け側の編針のフックを、渡し側の編針の肩の位置に移動している目移しループ内に進入開始させる際には、該フックの前端の底部側が目移しループに連なる旧ループの上端に接触して、該フックが起き上がっても、目移しループの上端が該フックの底部側ではなく頂部側に回るように、渡し側の編針を歯口に進出させておく進出量を、
受け側の編針が目移しループ内に進入した後で、受け側の編針のフックを閉じているべらを目移しループの上端で開く際に、渡し側の編針を歯口に進出させておく進出量よりも大きくしておく、
ことを特徴とする横編機での目移し方法である。
さらに本発明は、針幹の先端のフックをべらで開閉するべら針が編針として並設される針床を、歯口を挟んで対向するように備える横編機で、各針床に沿って往復走行するキャリッジに搭載され、編針を選択的に駆動して、一方の針床の編針のフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させて目移しを行うように、予め形成される経路に従って編針を選択的に案内することが可能なカム機構において、
一方の針床の編針を渡し側としてフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させて目移しを行うように、予め形成される経路に従って編針を選択的に案内することが可能なカム機構において、
渡し側の編針を案内する経路は、
受け側の編針のフックを、渡し側の編針の肩の位置に移動している目移しループ内に進入開始させる際には、該フックの前端の底部側が目移しループに連なる旧ループの上端に接触して、該フックが起き上がっても、目移しループの上端が該フックの底部側ではなく頂部側にまわるように、渡し側の編針を歯口に進出さておく進出量を、
受け側の編針が目移しループ内に進入した後で、受け側の編針のフックを閉じているべらを、目移しループの上端で開く際に、渡し側の編針を歯口に進出させておく進出量よりも大きくしておく、
二段の進出案内部を含むことを特徴とする横編機のカム機構である。
本発明によれば、横編機のキャリッジに搭載されるカム機構で、渡し側の編針の歯口への進出量を変えながら目移しを行う。進出量は、歯口に進出させる受け側の編針のフックが目移しループ内に進入開始する際の方が、目移しループ内に進入後にフックを閉じているべらを目移しループの上端で開く際よりも、大きくなるようにする。目移しループの上端がフックの先端からべら側に確実にまわるようになるので、度目値が小さい編目ループの目移しでも、受け側の編針のフックを渡し側の編針の目移しループ内に確実に進入させることができる。また、受け側の編針が目移しループ内に進入開始した後では、渡し側の編針の歯口への進出量が目移しループへの進入時よりも小さくなる。進出量を大きくしないことによって、受け側の編針のフックを閉じているべらの先端部で目移しループの上端を割るようなことはなく、目移しループを受け側編針のフック内に確実に捕捉して安定な目移しを行うことができる。
さらに本発明によれば、渡し側の編針の歯口への進出量を大きくしておいて、横編機での目移しで、度目値が小さい編目ループに対しても、受け側の編針のフックを渡し側の編針の目移しループ内に確実に進入させることができる。また、目移しループ内に進入した後で、受け側の編針のフックを閉じているべらを目移しループの上端で開く際には、渡し側の編針の歯口への進出量を大きくしないので、目移しループを受け側編針のフック内に確実に捕捉して目移しを行うことができる。
さらに本発明によれば、横編機のキャリッジに搭載されるカム機構に二段の進出案内部を含む経路を設けるので、度目値の小さい編目ループでも確実に目移しを行うことができる。
図1および図2は、各図の(b)で、本発明の実施の一形態について、各図の(a)で説明した従来技術と対比して示す。従来技術については、背景技術および発明が解決しようとする課題の欄で既に説明しているので、実施形態についても、対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。
図1(b)は、本発明の実施の一形態による目移し方法の部分的な動作を示す。本実施形態では、渡し側編針1の肩4aに係止する目移しループ6に対して、相対的に、受け側編針11のフック12を進入させる際に、図1(a)に示す直線状経路9ではなく、屈曲経路19を通るように、受け側編針11を歯口8に進出させる。屈曲経路19は、前部19aと後部19bとに分れて屈曲する形状を有する。前部19aでは、受け側の編針11のフック12を、渡し側編針1の肩4aの位置に移動している目移しループ6内に進入開始させる。前部19aは、フック12の前端の底部側が目移しループ6に連なる旧ループ7の上端7aに接触するように、図1(a)の直線状経路9よりも旧ループ7側に接近させる。このために、渡し側編針1は歯口8への進出量が図1(a)よりも大きくなる。後部19bは、渡し側編針1の歯口8への進出量が図1(a)と同程度となるように、歯口8から後退させながら受け側編針11を歯口8に進出させ、直線状経路9とほぼ同様に目移しループ6の上端6aにべら13の先端を接近させる。前部19aを経ることによって、目移しループ6の度目値が小さく、周長が短くても、フック12を確実に進入させることができる。
図2(b)は、図1(b)の屈曲経路19を実現する渡し側編針1の部分的な動作に対応するトランスファカム25の構成を簡略化して示す。図2(c)では、図2(b)の特徴部分を図2(a)と対比して示す。
トランスファカム25は、渡し側編針1が並設される針床に沿って走行するキャリッジに搭載され、トランスファガイドカム26と渡し受け両用トランスファカム27とを含む。トランスファガイドカム26と渡し受け両用トランスファカム27との間には、渡し側案内溝28が形成される。キャリッジは針床に対して往復走行するので、トランスファカム25は、中心線25aに関して線対称となる形状を有する。
図2(c)は、渡し側案内溝28を形成するトランスファガイドカム26と渡し受け両用トランスファカム27との間に、渡し側編針1の歯口8への進出量を二段階で変える突起状経路29が形成されていることを示す。突起状経路29は、トランスファガイドカム26の下縁の凹部26aと、渡し受け両用トランスファカム27の上縁の凸部27aとの間に形成される。トランスファガイドカム26の下縁は、二点鎖線で示す図2(a)のトランスファガイドカム21の平坦な下縁に対して、dだけ上側に膨らむ形状を有する。渡し受け両用トランスファカム27の上縁の凸部27aは、二点鎖線で示す図2(a)の渡し受け両用トランスファカム27の上縁の平坦部に対してdと同程度上側に膨らんでいる。たとえば、24.5mmあたり12本の編針が配置される12ゲージ用のトランスファカム25で、トランスファガイドカム26の下縁との間隔である渡し側案内溝28の幅は、約3mm程度であり、膨らみdは、約0.3mm程度である。
渡し側編針1は、バットが突起状経路29の進出側傾斜29aに沿って上昇すると、フック2を歯口8で進出させ、図1(b)では実線で示す受け側編針11に対して、旧ループ7の上縁7aをフック12の上端の背面側に接触させる位置に待機させる。バットが突起状経路29の後退側傾斜29bに沿って下降すると、歯口8に進出を続ける受け側編針11のべら13の先端に、渡し側編針1の肩4aで係止する目移しループ6の上端6aを接近させることができる。
図3は、図1に示す目移しを行うことが可能な横編機30の概略的な構成を、側方から見た断面として示す。渡し側編針1および受け側編針11は、歯口8を挟んで対向する一対の針床31にそれぞれ設けられる。各針床31には、ニードルプレート32が並設される。編針は、歯口8に進退するように摺動変位可能に、ニードルプレート32間の針溝33に収容される。各針床31には、紙面に垂直な方向に往復走行するキャリッジが設けられる。ただし、キャリッジの図示は省略する。渡し側編針1や受け側編針11となる各編針は、歯口8側の先端の針本体34に、ニードルジャック35、セレクトジャック36およびセレクタ37が組合わされている。歯口8には、針本体34が進退するとともに、可動シンカ38などのシンカも設けられる。
針本体34を歯口8に進退させるために、ニードルジャック35には間隔をあけて前バット35aおよび後バット35bの二つのバットが設けられる。ニードルジャック35で、歯口8から離れる尾端側は、ばね部35cとなる。図2に示す渡し側案内溝23,28および受け側案内部24では、前バット35aが案内される。後バット35bは、セレクトジャック36の押圧バット36aが押圧されると針溝33内に沈む。押圧バット36aが押圧を受けないと、後バット35bはばね部35cによる付勢で、針溝33から突出する。針溝33から突出するバットは、キャリッジに搭載されるカム機構やプレッサの作用を受ける。各編針を、渡し側編針1や受け側編針11として動作させるためには、セレクタ37で選針する必要がある。
図4は、図3の針本体34の主要部分の構成を示す。図4(a)は針本体34の先端側を側方から示し、図4(b)は図4(a)を底部側から示す。図4(c)は、図4(a)の切断面線C−Cから見た断面を示し、図4(d)は、図4(a)の切断面線D−Dから見た断面を拡大して示す。針本体34の先端のフック2,12は、頂部側で、鈎状に折返される先端と、針幹4との間で開いている。この開いている部分は、べら3,13で開閉される。針幹4の肩4aの側面の一方には、羽根5が設けられている。羽根5と針幹4の側面との間には隙間が設けられ、羽根5の先端5aが針幹4の側面に弾性的に押圧されて、隙間を閉じている。隙間に臨む針幹4の底部側には傾斜面4bが設けられる。図4(d)に示すように、フック2,12の前端では、側面に切欠部4cが設けられる。切欠部4cは、受け側編針11となる場合に、渡し側編針1の羽根5と針幹4の傾斜面4bとの間に円滑に進入することが可能なように設けられる。
図5は、図2(b)のトランスファカム25を含む渡し側カム50での概略的な作用を示す。キャリッジに搭載されるカムシステムとしては、トランスファカム25のトランスファガイドカム26が図3の歯口8に接近して配置される。渡し受け両用トランスファカム27よりも歯口8から遠ざかる側には、ニードルガイドカム51、センターカム52、ニードルレイジングカム53、受け側トランスファカム54およびスティッチカム55が配置される。ニードルガイドカム51およびセンターカム52は、出没可能な可動のカムであり、渡し受け両用トランスファカム27と連動する。図5では、ニードルガイドカム51およびセンターカム52はカムプレートに没入しており、渡し受け両用トランスファカム27が突出して、目移し動作が可能になっている。ニードルガイドカム51およびセンターカム52を突出させ、渡し受け両用トランスファカム27をカムプレートに没入させれば、編成用案内溝59が形成され、編針にニット、タック、ミスなどの編成動作を行わせることができる。
ニードルレイジングカム53は、側方に傾斜した案内部を有し、ニードルジャック35の下バット35bを上昇させて、針本体34が歯口8側に進出させる方向に駆動することができる。ニードルレイジングカム53の内部には、受け側トランスファカム54が設けられている。ニードルレイジングカム53の側方の傾斜した案内部に臨む位置には、スティッチカム55が設けられ、ニードルジャック35の下バット35bを下降させて、針本体34を歯口8から後退させることができる。
ニードルレイジングカム53よりも、さらに歯口8から離れる側には、セレクトジャック36の押圧バット36aに作用するHプレッサ56およびBプレッサ57が設けられる。Hプレッサ56は、キャリッジが図の左方に走行する場合を想定して、先行プレッサ56a、中間プレッサ56b、後行プレッサ56cの三つに分れ、それぞれ独立に揺動変位可能である。図では、揺動変位で、破線で示す位置から実線で示す位置に、先行プレッサ56a、中間プレッサ56bおよび後行プレッサ56cのすべてが退避している状態を示す。Bプレッサ57は、固定である。
Bプレッサ57が設けられる位置は、セレクトジャック36の押圧バット36aの選択的な経路の一つとなり、Bポジションと呼ばれる。Hプレッサ56の破線で示す位置は、押圧バット36aに対してHポジションと呼ばれる経路の位置となる。押圧バット36aは、Aポジションとして、プレッサが設けられていない経路の位置を選択することもできる。押圧バット36aに対する三つのポジションへの選択は、図示を省略している選針機構によって行われる。図のような渡し側カム50では、AポジションまたはHポジションの選針で、図1(b)に示すような渡し側編針1としての動作を行わせることができる。
まず、ニードルジャック35の下バット35bがニードルレイジングカム53の左側方の傾斜した案内部に沿って上昇する。さらに上バット35aが渡し受け両用トランスファカム27の左側方の傾斜した案内部に沿って上昇し、トランスファガイドカム26との間の渡し側案内溝28に入る。渡し側案内溝28の一山目では、図1(b)に示す目移しループ6の緩めが、従来と同様に行われる。渡し側編針1としての動作は、上バット35aの位置を複数箇所で示している渡し側案内溝28の二山目を中心として行われる。
図6は、図2(b)のトランスファカム25を含む受け側カム60での概略的な作用を示す。受け側カム60も、図5に示す渡し側カム50と同一のカムを使用するけれども、図3に示す歯口8を挟んで対向しているので、上下を反転して示す。受け側編針11として動作させるための選針は、Hポジションを選択する。Hプレッサ56は、中間プレッサ56bのみ退避させ、先行プレッサ56aおよび後行プレッサ56cを押圧バット36aに作用させる。先行プレッサ56aを作用させることによって、ニードルジャック35の下バット35bは、左方のニードルレイジングカム53を乗越え、受け用トランスファカム54に入って、渡し側案内溝28の二山目に対応して上昇するように案内される。受け側編針11が歯口8に進出すると、ニードルジャック35の上バット35aが渡し受け両用トランスファカム27に設けられる受け側案内部24によって歯口8から後退するように案内される。
図7および図8は、図1(b)の目移し動作のために、渡し側編針1および受け側編針11を案内する経路を、ニードルジャック35の上バット35aおよび下バット35bの軌跡として、それぞれ示す。図7では、上バット35aが渡し側案内溝28内での案内を受ける際の軌跡を、案内位置28a〜28nの変化として示し、付随する下バット35bの軌跡を、案内位置58a〜58nの変化として示す。また、図8では、上バット35a、下バット35bの軌跡を、案内位置24a〜24n;55a〜55nの変化としてそれぞれ示す。
図9および図10は、図7および図8の案内位置28a〜28n;55a〜55nおよび案内位置24a〜24n;58a〜58nに対応する渡し側編針1a〜1nおよび受け側編針11a〜11nの位置変化を、(a)〜(i)に分けてそれぞれ示す。図1(b)の実線は、図9(c)に示す渡し側編針1dおよび受け側編針11dに対応する。図1(b)の破線は、図9(c)に示す渡し側編針1fおよび受け側編針11fと、図9(d)に示す渡し側編針1gおよび受け側編針11gとにそれぞれ対応する。図1と同様に、渡し側編針11a〜11nを固定して示すけれども、実際は渡し側編針11a〜11nも進退する。
図9(a)では、渡し側編針1a,1bは、渡し側案内溝28の一山目の最後の部分に沿って歯口で後退し、受け側編針11a,11bは歯口への進出を開始する。受け側編針11a,11bのフック12の前端は、渡し側編針1a,1bの針幹4の傾斜面4bに案内されて羽根5と針幹4の側面との間の隙間に導かれる。図9(b)では、受け側編針11cのフック12の前端が渡し側編針1cの針幹4の側面と羽根5との隙間に進入する。
図9(c)に示すように、本実施形態では、図2(c)に示す突起状経路29の膨らみで渡し側編針1d,1e,1fが歯口に進出しているので、受け側編針11d,11e,11fは、フック12の前端の底部側が旧ループ7の上端7aに接触して、上端7aを多少左へ押す。上端7aとの接触で、受け側編針11のフック12が多少起きても、目移しループ6の上端6aはフック12の底部側にはまわらない。これによって、目移しループ6の度目値が小さいような場合でも、フック12を確実に目移しループ6内に進入させることができる。図9(d)に示すように、受け側編針11gのべら13の先端が目移しループ6の上端6aに接触するまでに、渡し側編針1gは突起状経路29による歯口での進出を解消する。これによって、図1(a)に示すような従来と同様な条件で、目移しループ6をフック12内に捕捉することができる。
図10(e)は、受け側編針11h,11iを進出させて、目移しループ6の上端6aでべら13を開き、目移しループ6をフック12内に捕捉する動作を示す。図10(f)は、渡し側編針1jおよび受け側編針11jがともに歯口から後退を開始している動作を示す。目移しループ6は、肩4aの位置から離れる。図10(g)は、受け側編針11k,11lのフック12が渡し側編針1k,1jの羽根5の先端5aを開いて、離脱する動作を示す。図10(h)は、受け側編針11mが渡し側編針1mの羽根5の先端5aから離脱し、目移しループ6も羽根5から外す動作を示す。図10(i)は、受け側編針11nで目移しループ6を渡し側編針1nのべら3の先端に接近させている動作を示す。さらに渡し側編針1と受け側編針11とを歯口から後退させると、目移しループ6はべら3でフック2を閉じて、渡し側編針1をノックオーバして、受け側編針11のフック12内にのみ係止される状態となり、目移し動作が完了する。
以上のような目移し動作は、キャリッジに搭載するカム機構による案内ばかりではなく、編針を駆動する方式に応じて実現することができる。たとえば、各編針にアクチュエータを装備して個別に駆動するような場合でも、同様な動作で、確実な目移しを行うことができる。
本発明の実施の一形態による目移し方法の部分的な動作を、従来の目移し方法と対比して示す図である。 図1の目移し方法の渡し側編針1の部分的な動作に対応するトランスファカム20,25の構成を簡略化して示す図である。 図1に示す目移し方法を行うことが可能な横編機30の概略的な構成を示す側面断面図である。 図3の針本体34の主要部分についての構成を示す側面図、底面図および断面図である。 図2(b)のトランスファカム25を含む渡し側カム50での概略的な作用を示すカム配置図である。 図2(b)のトランスファカム25を含む受け側カム60での概略的な作用を示すカム配置図である。 図1(b)の目移し動作のために、渡し側編針1を案内する経路を、ニードルジャック35の上バット35aおよび下バット35bの軌跡として、それぞれ示す図である。 図1(b)の目移し動作のために、受け側編針11を案内する経路を、ニードルジャック35の上バット35aおよび下バット35bの軌跡として、それぞれ示す図である。 図7および図8の案内に対応する渡し側編針1a〜1gおよび受け側編針11a〜11gの位置変化を、(a)〜(d)に分けてそれぞれ示す図である。 図7および図8の案内に対応する渡し側編針1h〜1nおよび受け側編針11h〜11nの位置変化を、(e)〜(i)に分けてそれぞれ示す図である。
符号の説明
1,1a〜1n 渡し側編針
2,12 フック
3,13 べら
4 針幹
4a 肩
5 羽根
6 目移しループ
6a,7a 上端
6b 下端
7 旧ループ
8 歯口
11,11a〜11n 受け側編針
19 屈曲経路
25 トランスファカム
26 トランスファガイドカム
27 渡し受け両用トランスファカム
28 渡し側案内溝
29 突起状経路
30 横編機
31 針床
35 ニードルジャック
35a 上バット
35b 下バット
50 渡し側カム
60 受け側カム

Claims (3)

  1. 針幹の先端のフックをべらで開閉するべら針が編針として並設される針床を、歯口を挟んで対向するように備え、編針を選択的に案内して駆動するカム機構を搭載して往復走行する駆動するキャリッジを各針床に有し、カム機構による案内で、一方の針床の編針を渡し側としてフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させて目移しを行うことが可能な横編機において、
    カム機構は、渡し側の編針を、該渡し側の編針の肩の位置に移動している目移しループ内への受け側の編針のフックの進入開始時に、進入後に該フックを閉じているべらを目移しループの上端で開き始めるべら開き開始時よりも、歯口に大きく進出させる、
    ことを特徴とする横編機。
  2. 針幹の先端のフックをべらで開閉するべら針が編針として並設される針床を、歯口を挟んで対向するように備え、一方の針床の編針を渡し側としてフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させる横編機での目移し方法において、
    受け側の編針のフックを、渡し側の編針の肩の位置に移動している目移しループ内に進入開始させる際には、該フックの前端の底部側が目移しループに連なる旧ループの上端に接触して、該フックが起き上がっても、目移しループの上端が該フックの底部側ではなく頂部側に回るように、渡し側の編針を歯口に進出させておく進出量を、
    受け側の編針が目移しループ内に進入した後で、受け側の編針のフックを閉じているべらを目移しループの上端で開く際に、渡し側の編針を歯口に進出させておく進出量よりも大きくしておく、
    ことを特徴とする横編機での目移し方法。
  3. 針幹の先端のフックをべらで開閉するべら針が編針として並設される針床を、歯口を挟んで対向するように備える横編機で、各針床に沿って往復走行するキャリッジに搭載され、編針を選択的に駆動して、一方の針床の編針を渡し側としてフック内に係止して目移しの対象となる目移しループを、フック内から針幹の肩の位置に移動させてから、他方の針床から歯口に進出させる受け側の編針のフック内に移動させて目移しを行うように、予め形成される経路に従って編針を選択的に案内することが可能なカム機構において、
    渡し側の編針を案内する経路は、
    受け側の編針のフックを、渡し側の編針の肩の位置に移動している目移しループ内に進入開始させる際には、該フックの前端の底部側が目移しループに連なる旧ループの上端に接触して、該フックが起き上がっても、目移しループの上端が該フックの底部側ではなく頂部側にまわるように、渡し側の編針を歯口に進出さておく進出量を、
    受け側の編針が目移しループ内に進入した後で、受け側の編針のフックを閉じているべらを、目移しループの上端で開く際に、渡し側の編針を歯口に進出させておく進出量よりも大きくしておく、
    二段の進出案内部を含むことを特徴とする横編機のカム機構。
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