JPWO2004062220A1 - 受信器 - Google Patents

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昇 勝田
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貴久 堺
水口 裕二
裕二 水口
▲たか▼平 豊
豊 ▲たか▼平
河田 浩嗣
浩嗣 河田
俊智 梅井
俊智 梅井
貴志 秋田
貴志 秋田
柴田 修
修 柴田
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Abstract

受信器は、差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備える。ここで、雑音除去回路は、入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路とを含む。

Description

本発明は、受信器に関し、より特定的には、差動伝送線路を通じて送られてくる差動信号を受信する受信器に関する。
以下、図5を参照して、特開平9−247217号公報に開示されている伝送回路について説明する。図5において、従来の伝送回路は、送信回路100と、減衰回路200と、伝送線路対300と、受信回路400とを備える。
送信回路100は、自身の入力端子Tinに送信信号が供給されることにより、互いに相補的な論理レベルを有する相補出力a−a’を生成し、減衰回路200に与える。
減衰回路200は、受け取った相補出力a−a’を、所定の周波数で遮断した後、それぞれの振幅を低減する。さらに、減衰回路200は、相補出力a−a’からコモンモード雑音を除去して、相補出力b−b’として伝送線路対300に出力する。
相補出力b−b’は、伝送線路対300を通じて伝送された後、受信回路400に、相補出力c−c’として入力される。受信回路400は、受け取った相補出力c−c’から、送信信号を再生して、出力端子Toutから出力する。
以上の伝送回路では、減衰回路200において、キャパシタンスC及びCと、平衡伝送型T型抵抗減衰回路との組み合わせにより、外部からのコモンモード雑音が相補出力b−b’に重畳されることを防止している。しかしながら、伝送線路対300以降でコモンモード雑音が相補出力b−b’に重畳されてしまうと、受信回路400は、重畳されたコモンモード雑音により、受信差動信号を誤再生してしまうという問題点があった。
それ故に、本発明の目的は、コモンモード雑音を除去して、受信差動信号を正しく再生可能な受信器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一局面は、差動信号を受信する受信器であって、差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備える。ここで、雑音除去回路は、入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路とを含む。
上記雑音除去回路は、差動伝送線路及びコモンモードチョークの間、並びにコモンモード及びデータ再生回路の間に、複数の終端抵抗を少なくとも含む。
また、上記コモンモード雑音除去回路は、複数の終端抵抗として、直列接続されており、差動伝送線路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗と、直列接続されており、自身の両端に電源電圧が与えられる第3及び第4の抵抗とを含む。ここで、第1及び第2の抵抗の間のノードと、第3及び第4の抵抗の間のノードとが結線される。
以上の構成により、コモンモード雑音除去回路は、コモンモードチョークで反射されたコモンモード雑音を低電位点に導くので、差動信号に重畳される可能性のあるコモンモード雑音がデータ再生回路に入ることを抑えることができる。これによって、受信差動信号を正しく再生可能な受信器を提供することができる。
また、上記雑音除去回路は、複数の終端抵抗として、直列接続された状態で、データ再生回路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第5及び第6の抵抗をさらに含む。ここで、第5及び第6の抵抗の間のノードは、第3及び第4の抵抗の間のノードに結線される。これによって、コモンモード雑音除去回路はさらに、データ再生回路からの反射を除去することが可能になる。
好ましくは、第1及び第2の抵抗と、第5及び第6の抵抗とは近接配置される。これにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合を良好にとることが可能となる。
より好ましくは、第1及び第5の抵抗の合成抵抗値と、第2及び第6の抵抗の合成抵抗値とは、差動伝送線路のインピーダンスと等しい値を有する。これにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
より好ましくは、第1及び第2の抵抗が直列接続された状態における合成抵抗値と、第5及び第6の抵抗が直列接続された状態における合成抵抗値とはそれぞれ、差動伝送線路のインピーダンスの略2倍である。これにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
また、コモンモード雑音除去回路は、複数の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、差動伝送線路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗を含む。ここで、第1及び第2の抵抗の間のノードは、キャパシタンスを介して接地される。これにより、コモンモード雑音除去回路は、コモンモードチョークで反射されたコモンモード雑音を、キャパシタンスを介してグランドに導くことになるので、差動信号に重畳される可能性のあるコモンモード雑音がデータ再生回路に入ることを抑えることができる。これによって、受信差動信号を正しく再生可能な受信器を提供することができる。
上記雑音除去回路はさらに、複数の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、データ再生回路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第3及び第4の抵抗と、電源電圧が与えられる、直列接続された状態の第5及び第6の抵抗を含む電源回路とを備える。ここで、第3及び第4の抵抗の間のノードは、第5及び第6の抵抗の間のノードと結線される。これにより、電源回路はデータ再生回路からの反射を除去することが可能になる。
好ましくは、第1及び第2の抵抗と、第3及び第4の抵抗とは近接配置される。これにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合を良好にとることが可能となる。
より好ましくは、第1及び第3の抵抗の合成抵抗値と、第2及び第4の抵抗の合成抵抗値とは、差動伝送線路のインピーダンスと等しい値を有する。これにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
より好ましくは、第1及び第2の抵抗が直列接続された状態の合成抵抗値と、第3及び第4の抵抗が直列接続された状態の合成抵抗値とはそれぞれ、差動伝送線路のインピーダンスの略2倍である。これにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
図1は、本発明の一実施例に係る受信器3を組み込んだ伝送系の全体構成を示すブロック図である。
図2は、図1の送信器1の詳細な回路構成を示す模式図である。
図3は、図1の受信器3の詳細な回路構成を示す模式図である。
図4は、図3の雑音除去回路31の変型例(雑音除去回路33)を示す模式図である。
図5は、従来の伝送回路の構成を示す模式図である。
図1は、本発明の一実施例に係る受信器3を備える伝送系の構成を示すブロック図である。図1において、伝送系は、受信器3以外に、送信器1と、差動伝送線路2とを備える。
送信器1は、図2の(A)に示すように、差動信号生成回路11と、雑音除去回路12とを含む。
差動信号生成回路11は、ドライバ111と、2個の抵抗112及び113とを含む。
ドライバ111は、入力端子Tinを有する。入力端子Tinには、受信器3に送信すべきデータTDが入力される。入力データTDから、ドライバ111は、正相信号ISを生成して、一方の端子から出力する。さらに、ドライバ111は、同じ入力データTDから逆相信号BSを生成して、他方の端子から出力する。正相信号IS及び逆相信号BSは、所定の電圧値を基準として、実質的に対称な形状の電圧波形を有する。言い換えれば、逆相信号BSは、所定の電圧値を基準として、正相信号ISを実質的に反転させた形状を有する。以上のような正相信号IS及び逆相信号BSから、差動信号DSは構成される。
抵抗112及び113の入力端は、ドライバ111の一方及び他方の出力端子と結線される。抵抗112は、自身の抵抗値に応じて、ドライバ111から出力された正相信号ISの振幅を減衰させて、正相信号AISを生成し出力する。抵抗113は、抵抗112と実質的に同じ抵抗値を有しており、ドライバ111から出力された逆相信号BSの振幅を減衰させ、逆相信号ABSを生成し出力する。以上の抵抗112及び113により、ドライバ111と差動伝送線路2との間のインピーダンスの整合をとり、さらに、ドライバ111のゲインを一定に保つ。
また、雑音除去回路12は、2個の低域通過回路(以下、LPF(Low Pass Filter)と称す)121及び122と、コモンモードチョーク(以下、CMC(Common−Mode Chokes)と称する)123とを含む。
LPF121の入力端は、抵抗112の出力端と結線される。LPF121は、所定の遮断特性を有しており、抵抗112から出力された正相信号AISから、それに含まれる高調波を除去する。また、入力正相信号AISには、それぞれが高周波数を有するディファレンシャル雑音及びコモンモード雑音が重畳される場合がある。これらディファレンシャル雑音及びコモンモード雑音を、LPF121は入力正相信号AISから除去する。以上の処理により、LPF121は、正相信号BISを生成し出力する。
LPF122の入力端は、抵抗113の出力端と結線される。LPF122は、LPF121と実質的に同じ遮断特性を有しており、抵抗113から出力された逆相信号ABSから、ドライバ111で発生する可能性のある高調波、外部から重畳される可能性のあるディファレンシャル雑音及びコモンモード雑音を除去して、逆相信号BBSを生成し出力する。
CMC123は典型的には、図2の(B)に示すように、2個のインダクタンスL及びLを含んでいる。インダクタンスL及びLの入力端は、LPF121及び122の出力端と結線される。これらインダクタンスL又はLは、互いに逆方向に同じ回数だけ巻かれており、同じ向きの電流i又はiを与えた時、相互誘導により、相手側のインダクタンスL又はLには、矢印で示すように互いに逆向きの電圧が誘起される。以上のインダクタンスLには、LPF121からの正相信号BISが与えられ、また、インダクタンスLには、LPF122からの逆相信号BBSが与えられる。ここで、互いに対称な時間波形を有する正相信号BIS及び逆相信号BBSがCMC123に入力された場合、同じ向きの電圧が誘起されるので、CMC123は、正相信号BIS及び逆相信号BBSを通過させ、正相信号CIS及び逆相信号CBSとして出力する。
ところで、正相信号BIS及び逆相信号BBSには、LPF121及び122で除去しきれなかったコモンモード雑音が重畳されている場合がある。また、LPF121及び122から出力された後に、正相信号BIS及び逆相信号BBSにコモンモード雑音が重畳される場合もある。両信号BIS及びBBS上のコモンモード雑音は同相関係にある。コモンモード雑音の入力時、CMC123のインピーダンスは、LPF121及び122それぞれのインピーダンスよりも高くなり、CMC123は、両信号FIS及びFBS上のコモンモード雑音をLPF121及び122側に反射する。これによって、CMC123は、コモンモード雑音を除去した同相信号CIS及び逆相信号CBSを生成し、差動伝送線路2を構成する一方及び他方の線路に出力する。以上の雑音除去回路12により、送信器1は、差動伝送線路2に、上述した各種雑音が入ることを防止している。
図1において、差動伝送線路2は典型的には、より対線であり、一方の線路は、入力正相信号CISを伝送し、他方の線路は、入力逆相信号CBSを伝送する。これらは、正相信号DIS及び逆相信号DBSとして、受信器3により受信される。ここで、正相信号DIS及び逆相信号DBSには、差動伝送路2上で、コモンモード雑音CMNが重畳される場合がある。
受信器3は、図3に示すように、雑音除去回路31と、データ再生回路32とを備えている。
雑音除去回路31は、CMC311と、2個のLPF312及び313と、2個の終端抵抗314及び315と、コモンモード雑音除去回路320とを含む。コモンモード雑音除去回路320は、2個の終端抵抗3201及び3202と、2個の抵抗3203及び3204からなる。
CMC311は、前述同様のインダクタンスL及びL(図2の(B)を参照)を含む。インダクタンスL及びLの入力端は、差動伝送線路2の一方及び他方の線路と結線される。
LPF312及び313は、略同一の遮断特性を有しており、LPF312及び313の入力端は、CMC311のインダクタンスL及びLの出力端と結線される。また、LPF312及び313の出力端は、後述するデータ再生回路32の一方及び他方の入力端子に結線される。
2個の終端抵抗314及び315は、略同一の抵抗値R及びRを有しており、直列に接続される。このような直列回路の一方端は、LPF312とデータ再生回路32の一方の入力端子との間に結線され、その他方端は、LPF313とデータ再生回路32の他方の入力端子との間に結線される。さらに、これら終端抵抗314及び315の間のノード(つまり電圧中点)Nは、後述するコモンモード雑音除去回路320のノード(つまり電圧中点)Nと結線される。
コモンモード雑音除去回路320において、終端抵抗3201及び3202は、互いに略同一の抵抗値R01及びR02を有しており、直列接続された状態で、差動伝送線路2及びCMC311の間に並列に接続される。さらに、これら終端抵抗3201及び3202の間のノード(つまり電圧中点)Nは、後述するコモンモード雑音除去回路320のノードNと結線される。
ここで、CMC311のインピーダンスをZとおき、終端抵抗3201及び3202の合成抵抗をZR1(=R01//R02)とおく。さらに、コモンモード雑音CMNの周波数帯をfとする。以上の仮定下では、Z及びZR1は、周波数帯fではZ>>ZR1の条件を満たす値に選ばれる。詳細は後述するが、これによって、コモンモード雑音CMNがデータ再生回路32に入らないようにすることが可能となる。
また、2個の抵抗3203及び3204は、互いに同一の抵抗値を有しており、直列に接続される。このような直列回路の一方端は図示しない電源に結線され、他方端はグランドと結合される。また、両抵抗3203及び3204の間のノードNは、上述のノードN及びNの双方と結線される。
以上のような構成の雑音除去回路31には、正相信号DIS及び逆相信号DBSに加えて、それぞれに重畳されるコモンモード雑音CMNが入力される場合がある。ここで、正相信号DIS及び逆相信号DBSは互いに、実質的に対称な時間波形を有する。従って、両信号DIS及びDBSの入力時、CMC311は、CMC123の場合と同様に、それらを通過させ、正相信号EIS及び逆相信号EBSとして出力する。
LPF312及び313は、CMC311の出力同相信号EIS及び出力逆相信号EBSから、高周波成分を除去して、同相信号FIS及び逆相信号FBSを生成し出力する。出力同相信号FISは、終端抵抗314により終端され、同相信号GISとしてデータ再生回路32の一方の入力端子に与えられる。また、出力逆相信号FBSは、終端抵抗315により終端され、逆相信号GBSとしてデータ再生回路32の他方の入力端子に与えられる。
データ再生回路32は、入力正相信号GIS及び入力逆相信号GBSの差分をとることにより、データRDを再生し、出力端子Toutから出力する。
ここで、ノードNの電位は、ノードNの電位よりも低くなるので、データ再生回路32から雑音除去回路31に戻ってくる可能性のある反射波は、コモンモード雑音除去回路320のグランドに導かれる。
また、正相信号DIS及び逆相信号DBSに重畳される可能性のあるコモンモード雑音CMNは互いに同相である。この場合、CMC311は、CMC123の場合と同様、コモンモード雑音CMNを反射する。その反射波により、CMC311の直前の電位が上昇する。また、コモンモード雑音除去回路320のグランド電位は、ノードNの電位よりも低いので、CMC311の反射波(つまり、コモンモード雑音CMN)は、ノードNからノードNを介してコモンモード雑音除去回路320のグランドに導かれる。
より詳細な説明のために、コモンモード雑音CMN(周波数帯f)の電流値をiとすると、終端抵抗3201及び3202に流れ込む電流値iは、次式(1)で表される。
ここで、Zは、上述した通り、CMC311のインピーダンスであり、R01//R02及びR//Rは、次式(2)及び(3)で表される。
また、データ再生回路32に流れ込む電流iは、次式(4)で表される。
従って、周波数帯fにおいて Z>>ZR1(=R01//R02)であれば、i>>iになる。つまり、コモンモード雑音CMNの大部分がコモンモード雑音除去回路320に流れ込み、データ再生回路32にはほとんど入らない。これによって、データ再生回路32において、コモンモード雑音CMNに起因するデータの誤識別が少なくなる。また、同時に、コモンモード雑音CMNが差動伝送線路2に戻ることを防止することもできる。
ここで、終端抵抗3201及び3202と、終端抵抗314及び315とは可能な限り近接配置されることが好ましい。これによって、差動伝送線路2及び雑音除去回路31の間のインピーダンス整合を良好にとることができる。
また、図3からも明らかなように、終端抵抗3201及び314は並列に接続されており、また、終端抵抗3202及び315は並列に接続されている。このような終端抵抗3201及び314の合成抵抗値をZR2(=R01//R)とおき、このような終端抵抗3202及び315の合成抵抗値をZR3(=R02//R)とおく。ここで、R01//R及びR02//R、次式(5)及び(6)で表される。
さらに、差動伝送線路2のインピーダンスをZDTとおく。以上の仮定下では、ZR2=ZR3=ZDTを実質的に満たすことが好ましい。これによって、差動伝送線路2及び雑音除去回路31の間のインピーダンス整合をより良好にとることができる。
また、終端抵抗314及び315が直列接続された時の合成抵抗をZR4(=R//R)とおく。この場合に、抵抗値R01、R02、R及びRは、理論上、ZR1=ZR4=2・ZDTの関係を満たす値に選ばれることがさらに好ましい。これによって差動伝送線路2及び雑音除去回路31の間のインピーダンス整合をさらに良好にとることができる。
なお、以上の説明では、LPF312及び313は、CMC311の後ろに配置されていたが、これに限らず、CMC311に対して前置されても良い。
図4は、上述の雑音除去回路31の変型例である雑音除去回路33の構成を示す模式図である。図4において、雑音除去回路33は、雑音除去回路31と比較すると、コモンモード雑音除去回路320の代わりに、コモンモード雑音除去回路331及び電源回路332を含む。それ以外に、両雑音除去回路31及び33の間に相違点はないので、図4において、図3の構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
コモンモード雑音除去回路331は、コモンモード雑音除去回路320と比較すると、両抵抗3203及び3204の代わりに、キャパシタンス3311を含む点で相違する。それ以外に、両コモンモード雑音除去回路320及び331の間に相違点はない。それゆえ、図4において、図3に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
キャパシタンス3311は、予め定められた容量を有しており、その一方端は、ノードNと結線され、その他方端は接地される。
電源回路332は、2個の抵抗3321及び3322を含む。抵抗3321及び3322は、互いに同一の抵抗値を有しており、直列に接続される。このような直列回路の一方端は図示しない電源に結線され、他方端はグランドと結合される。また、抵抗3321及び3322の間のノード(つまり電圧中点)Nは、前述のノードNと結線される。
以上の雑音除去回路33によっても、上述の雑音除去回路31の場合と同様に、コモンモード雑音CMNを除去することが可能となる。ところで、雑音除去回路31では、広帯域な差動信号DSが伝送されると、ノードNの電位が振れてしまう。また、雑音除去回路31では、ノードN及びNが結果的に結線されてしまうため、ノードNにおける電位の振れはノードNに伝わる。その結果、雑音除去回路31は、データ再生回路32からの反射を良好に除去できない場合があった。
それに対して、雑音除去回路33では、ノードN及びNが直接的に結線されないので、ノードNにおける電位の振れがノードNに伝わらない。これによって、データ再生回路32からの反射を、電源回路332により良好に除去することが可能となる。
産業上の利用性
本発明に係る受信器は、差動信号を送受する伝送回路に利用することができる。
本発明は、受信器に関し、より特定的には、差動伝送線路を通じて送られてくる差動信号を受信する受信器に関する。
以下、図5を参照して、特開平9−247217号公報に開示されている伝送回路について説明する。図5において、従来の伝送回路は、送信回路100と、減衰回路200と、伝送線路対300と、受信回路400とを備える。
送信回路100は、自身の入力端子Tinに送信信号が供給されることにより、互いに相補的な論理レベルを有する相補出力a−a’を生成し、減衰回路200に与える。
減衰回路200は、受け取った相補出力a−a’を、所定の周波数で遮断した後、それぞれの振幅を低減する。さらに、減衰回路200は、相補出力a−a’からコモンモード雑音を除去して、相補出力b−b’として伝送線路対300に出力する。
相補出力b−b’は、伝送線路対300を通じて伝送された後、受信回路400に、相補出力c−c’として入力される。受信回路400は、受け取った相補出力c−c’から、送信信号を再生して、出力端子Toutから出力する。
特開平9−247217号公報
以上の伝送回路では、減衰回路200において、キャパシタンスC及びCと、平衡伝送型T型抵抗減衰回路との組み合わせにより、外部からのコモンモード雑音が相補出力b−b’に重畳されることを防止している。しかしながら、伝送線路対300以降でコモンモード雑音が相補出力b−b’に重畳されてしまうと、受信回路400は、重畳されたコモンモード雑音により、受信差動信号を誤再生してしまうという問題点があった。
それ故に、本発明の目的は、コモンモード雑音を除去して、受信差動信号を正しく再生可能な受信器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面は、差動信号を受信する受信器であって、差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備える。雑音除去回路は、入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、差動伝送線路及びコモンモードチョークの間、並びにコモンモードチョーク及びデータ再生回路の間に複数の終端抵抗を有しており、コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路とを含む。コモンモード雑音除去回路は、複数の終端抵抗として、直列接続されており、差動伝送線路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗と、直列接続されており、自身の両端に電源電圧が与えられる第3及び第4の抵抗とを含む。第1及び第2の抵抗の間のノードと、第3及び第4の抵抗の間のノードとが結線される。
また、雑音除去回路は、複数の終端抵抗として、直列接続された状態で、データ再生回路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第5及び第6の抵抗をさらに含む。ここで、第5及び第6の抵抗の間のノードは、第3及び第4の抵抗の間のノードに結線される。
好ましくは、第1及び第2の抵抗と、第5及び第6の抵抗とは近接配置される。
より好ましくは、第1及び第5の抵抗の合成抵抗値と、第2及び第6の抵抗の合成抵抗値とは、差動伝送線路のインピーダンスと等しい値を有する。
より好ましくは、第1及び第2の抵抗が直列接続された状態における合成抵抗値と、第5及び第6の抵抗が直列接続された状態における合成抵抗値とはそれぞれ、差動伝送線路のインピーダンスの略2倍である。
また、本発明の第2の局面は、差動信号を受信する受信器であって、差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備える。雑音除去回路は、入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、差動伝送線路及びコモンモードチョークの間、並びにコモンモードチョーク及びデータ再生回路の間に複数の終端抵抗を有しており、コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路とを含む。コモンモード雑音除去回路は、複数の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、差動伝送線路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗を含む。ここで、第1及び第2の抵抗の間のノードは、キャパシタンスを介して接地される。
また、雑音除去回路はさらに、複数の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、データ再生回路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第3及び第4の抵抗と、電源電圧が与えられる、直列接続された状態の第5及び第6の抵抗を含む電源回路とを備える。ここで、第3及び第4の抵抗の間のノードは、第5及び第6の抵抗の間のノードと結線される。
好ましくは、第1及び第2の抵抗と、第3及び第4の抵抗とは近接配置される。
より好ましくは、第1及び第3の抵抗の合成抵抗値と、第2及び第4の抵抗の合成抵抗値とは、差動伝送線路のインピーダンスと等しい値を有する。
より好ましくは、第1及び第2の抵抗が直列接続された状態の合成抵抗値と、第3及び第4の抵抗が直列接続された状態の合成抵抗値とはそれぞれ、差動伝送線路のインピーダンスの略2倍である。
以上の第1の局面により、コモンモード雑音除去回路は、コモンモードチョークで反射されたコモンモード雑音を低電位点に導くので、差動信号に重畳される可能性のあるコモンモード雑音がデータ再生回路に入ることを抑えることができる。これによって、受信差動信号を正しく再生可能な受信器を提供することができる。
また、雑音除去回路が第5及び第6の抵抗を含むことにより、コモンモード雑音除去回路はさらに、データ再生回路からの反射を除去することが可能になる。
また、第1及び第2の抵抗と、第5及び第6の抵抗とが近接配置されることにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合を良好にとることが可能となる。
また、第1及び前記第5の抵抗の合成抵抗値と、第2及び第6の抵抗の合成抵抗値とを差動伝送線路のインピーダンスと等しくすることにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
また、第1及び第2の抵抗の合成抵抗値と、第5及び第6の抵抗の合成抵抗値とを差動伝送線路のインピーダンスの略2倍にすることにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
また、第2の局面により、コモンモード雑音除去回路は、コモンモードチョークで反射されたコモンモード雑音を、キャパシタンスを介してグランドに導くことになるので、差動信号に重畳される可能性のあるコモンモード雑音がデータ再生回路に入ることを抑えることができる。これによって、受信差動信号を正しく再生可能な受信器を提供することができる。
また、上記雑音除去回路が第3及び第4の抵抗と電源回路とを備えることにより、電源回路はデータ再生回路からの反射を除去することが可能になる。
また、第1及び第2の抵抗と、第3及び第4の抵抗とが近接配置されることにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合を良好にとることが可能となる。
また、第1及び第3の抵抗の合成抵抗値と、第2及び第4の抵抗の合成抵抗値とを差動伝送線路のインピーダンスに等しくすることにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
また、第1及び第2の抵抗の合成抵抗値と、第3及び第4の抵抗の合成抵抗値とを差動伝送線路のインピーダンスの略2倍にすることにより、差動伝送線路及び雑音除去回路のインピーダンス整合をさらに良好にとることが可能となる。
図1は、本発明の一実施例に係る受信器3を備える伝送系の構成を示すブロック図である。図1において、伝送系は、受信器3以外に、送信器1と、差動伝送線路2とを備える。
送信器1は、図2の(A)に示すように、差動信号生成回路11と、雑音除去回路12とを含む。
差動信号生成回路11は、ドライバ111と、2個の抵抗112及び113とを含む。
ドライバ111は、入力端子Tinを有する。入力端子Tinには、受信器3に送信すべきデータTDが入力される。入力データTDから、ドライバ111は、正相信号ISを生成して、一方の端子から出力する。さらに、ドライバ111は、同じ入力データTDから逆相信号BSを生成して、他方の端子から出力する。正相信号IS及び逆相信号BSは、所定の電圧値を基準として、実質的に対称な形状の電圧波形を有する。言い換えれば、逆相信号BSは、所定の電圧値を基準として、正相信号ISを実質的に反転させた形状を有する。以上のような正相信号IS及び逆相信号BSから、差動信号DSは構成される。
抵抗112及び113の入力端は、ドライバ111の一方及び他方の出力端子と結線される。抵抗112は、自身の抵抗値に応じて、ドライバ111から出力された正相信号ISの振幅を減衰させて、正相信号AISを生成し出力する。抵抗113は、抵抗112と実質的に同じ抵抗値を有しており、ドライバ111から出力された逆相信号BSの振幅を減衰させ、逆相信号ABSを生成し出力する。以上の抵抗112及び113により、ドライバ111と差動伝送線路2との間のインピーダンスの整合をとり、さらに、ドライバ111のゲインを一定に保つ。
また、雑音除去回路12は、2個の低域通過回路(以下、LPF(Low Pass Filter)と称す)121及び122と、コモンモードチョーク(以下、CMC(Common-Mode Chokes)と称する)123とを含む。
LPF121の入力端は、抵抗112の出力端と結線される。LPF121は、所定の遮断特性を有しており、抵抗112から出力された正相信号AISから、それに含まれる高調波を除去する。また、入力正相信号AISには、それぞれが高周波数を有するディファレンシャル雑音及びコモンモード雑音が重畳される場合がある。これらディファレンシャル雑音及びコモンモード雑音を、LPF121は入力正相信号AISから除去する。以上の処理により、LPF121は、正相信号BISを生成し出力する。
LPF122の入力端は、抵抗113の出力端と結線される。LPF122は、LPF121と実質的に同じ遮断特性を有しており、抵抗113から出力された逆相信号ABSから、ドライバ111で発生する可能性のある高調波、外部から重畳される可能性のあるディファレンシャル雑音及びコモンモード雑音を除去して、逆相信号BBSを生成し出力する。
CMC123は典型的には、図2の(B)に示すように、2個のインダクタンスL及びLを含んでいる。インダクタンスL及びLの入力端は、LPF121及び122の出力端と結線される。これらインダクタンスL又はLは、互いに逆方向に同じ回数だけ巻かれており、同じ向きの電流i又はiを与えた時、相互誘導により、相手側のインダクタンスL又はLには、矢印で示すように互いに逆向きの電圧が誘起される。以上のインダクタンスLには、LPF121からの正相信号BISが与えられ、また、インダクタンスLには、LPF122からの逆相信号BBSが与えられる。ここで、互いに対称な時間波形を有する正相信号BIS及び逆相信号BBSがCMC123に入力された場合、同じ向きの電圧が誘起されるので、CMC123は、正相信号BIS及び逆相信号BBSを通過させ、正相信号CIS及び逆相信号CBSとして出力する。
ところで、正相信号BIS及び逆相信号BBSには、LPF121及び122で除去しきれなかったコモンモード雑音が重畳されている場合がある。また、LPF121及び122から出力された後に、正相信号BIS及び逆相信号BBSにコモンモード雑音が重畳される場合もある。両信号BIS及びBBS上のコモンモード雑音は同相関係にある。コモンモード雑音の入力時、CMC123のインピーダンスは、LPF121及び122それぞれのインピーダンスよりも高くなり、CMC123は、両信号IS及びBS上のコモンモード雑音をLPF121及び122側に反射する。これによって、CMC123は、コモンモード雑音を除去した相信号CIS及び逆相信号CBSを生成し、差動伝送線路2を構成する一方及び他方の線路に出力する。以上の雑音除去回路12により、送信器1は、差動伝送線路2に、上述した各種雑音が入ることを防止している。
図1において、差動伝送線路2は典型的には、より対線であり、一方の線路は、入力正相信号CISを伝送し、他方の線路は、入力逆相信号CBSを伝送する。これらは、正相信号DIS及び逆相信号DBSとして、受信器3により受信される。ここで、正相信号DIS及び逆相信号DBSには、差動伝送路2上で、コモンモード雑音CMNが重畳される場合がある。
受信器3は、図3に示すように、雑音除去回路31と、データ再生回路32とを備えている。
雑音除去回路31は、CMC311と、2個のLPF312及び313と、2個の終端抵抗314及び315と、コモンモード雑音除去回路320とを含む。コモンモード雑音除去回路320は、2個の終端抵抗3201及び3202と、2個の抵抗3203及び3204からなる。
CMC311は、前述同様のインダクタンスL及びL(図2の(B)を参照)を含む。インダクタンスL及びLの入力端は、差動伝送線路2の一方及び他方の線路と結線される。
LPF312及び313は、略同一の遮断特性を有しており、LPF312及び313の入力端は、CMC311のインダクタンスL及びLの出力端と結線される。また、LPF312及び313の出力端は、後述するデータ再生回路32の一方及び他方の入力端子に結線される。
2個の終端抵抗314及び315は、略同一の抵抗値R及びRを有しており、直列に接続される。このような直列回路の一方端は、LPF312とデータ再生回路32の一方の入力端子との間に結線され、その他方端は、LPF313とデータ再生回路32の他方の入力端子との間に結線される。さらに、これら終端抵抗314及び315の間のノード(つまり電圧中点)Nは、後述するコモンモード雑音除去回路320のノード(つまり電圧中点)Nと結線される。
コモンモード雑音除去回路320において、終端抵抗3201及び3202は、互いに略同一の抵抗値R01及びR02を有しており、直列接続された状態で、差動伝送線路2及びCMC311の間に並列に接続される。さらに、これら終端抵抗3201及び3202の間のノード(つまり電圧中点)Nは、後述するコモンモード雑音除去回路320のノードNと結線される。
ここで、CMC311のインピーダンスをZとおき、終端抵抗3201及び3202の合成抵抗をZR1(=R01//R02)とおく。さらに、コモンモード雑音CMNの周波数帯をfとする。以上の仮定下では、Z及びZR1は、周波数帯fではZ>>ZR1の条件を満たす値に選ばれる。詳細は後述するが、これによって、コモンモード雑音CMNがデータ再生回路32に入らないようにすることが可能となる。
また、2個の抵抗3203及び3204は、互いに同一の抵抗値を有しており、直列に接続される。このような直列回路の一方端は図示しない電源に結線され、他方端はグランドと結合される。また、両抵抗3203及び3204の間のノードNは、上述のノードN及びNの双方と結線される。
以上のような構成の雑音除去回路31には、正相信号DIS及び逆相信号DBSに加えて、それぞれに重畳されるコモンモード雑音CMNが入力される場合がある。ここで、正相信号DIS及び逆相信号DBSは互いに、実質的に対称な時間波形を有する。従って、両信号DIS及びDBSの入力時、CMC311は、CMC123の場合と同様に、それらを通過させ、正相信号EIS及び逆相信号EBSとして出力する。
LPF312及び313は、CMC311の出力相信号EIS及び出力逆相信号EBSから、高周波成分を除去して、相信号FIS及び逆相信号FBSを生成し出力する。出力相信号FISは、終端抵抗314により終端され、相信号GISとしてデータ再生回路32の一方の入力端子に与えられる。また、出力逆相信号FBSは、終端抵抗315により終端され、逆相信号GBSとしてデータ再生回路32の他方の入力端子に与えられる。
データ再生回路32は、入力正相信号GIS及び入力逆相信号GBSの差分をとることにより、データRDを再生し、出力端子Toutから出力する。
ここで、ノードNの電位は、ノードNの電位よりも低くなるので、データ再生回路32から雑音除去回路31に戻ってくる可能性のある反射波は、コモンモード雑音除去回路320のグランドに導かれる。
また、正相信号DIS及び逆相信号DBSに重畳される可能性のあるコモンモード雑音CMNは互いに同相である。この場合、CMC311は、CMC123の場合と同様、コモンモード雑音CMNを反射する。その反射波により、CMC311の直前の電位が上昇する。また、コモンモード雑音除去回路320のグランド電位は、ノードNの電位よりも低いので、CMC311の反射波(つまり、コモンモード雑音CMN)は、ノードNからノードNを介してコモンモード雑音除去回路320のグランドに導かれる。
より詳細な説明のために、コモンモード雑音CMN(周波数帯f)の電流値をiとすると、終端抵抗3201及び3202に流れ込む電流値iは、次式(1)で表される。
ここで、Zは、上述した通り、CMC311のインピーダンスであり、R01//R02びR//Rは、次式(2)及び(3)で表される。
また、データ再生回路32に流れ込む電流iは、次式(4)で表される。
従って、周波数帯fにおいて、Z>>ZR1(=R01//R02)であれば、i>>iになる。つまり、コモンモード雑音CMNの大部分がコモンモード雑音除去回路320に流れ込み、データ再生回路32にはほとんど入らない。これによって、データ再生回路32において、コモンモード雑音CMNに起因するデータの誤識別が少なくなる。また、同時に、コモンモード雑音CMNが差動伝送線路2に戻ることを防止することもできる。
ここで、終端抵抗3201及び3202と、終端抵抗314及び315とは可能な限り近接配置されることが好ましい。これによって、差動伝送線路2及び雑音除去回路31の間のインピーダンス整合を良好にとることができる。
また、図3からも明らかなように、終端抵抗3201及び314は並列に接続されており、また、終端抵抗3202及び315は並列に接続されている。このような終端抵抗3201及び314の合成抵抗値をZR2(=R01//R)とおき、このような終端抵抗3202及び315の合成抵抗値をZR3(=R02//R)とおく。ここで、R01//R及びR02//R 、次式(5)及び(6)で表される。
さらに、差動伝送線路2のインピーダンスをZDTとおく。以上の仮定下では、ZR2=ZR3=ZDTを実質的に満たすことが好ましい。これによって、差動伝送線路2及び雑音除去回路31の間のインピーダンス整合をより良好にとることができる。
また、終端抵抗314及び315が直列接続された時の合成抵抗をZR4(=R//R)とおく。この場合に、抵抗値R01、R02、R及びRは、理論上、ZR1=ZR4=2・ZDTの関係を満たす値に選ばれることがさらに好ましい。これによって差動伝送線路2及び雑音除去回路31の間のインピーダンス整合をさらに良好にとることができる。
なお、以上の説明では、LPF312及び313は、CMC311の後ろに配置されていたが、これに限らず、CMC311に対して前置されても良い。
図4は、上述の雑音除去回路31の変型例である雑音除去回路33の構成を示す模式図である。図4において、雑音除去回路33は、雑音除去回路31と比較すると、コモンモード雑音除去回路320の代わりに、コモンモード雑音除去回路331及び電源回路332を含む。それ以外に、両雑音除去回路31及び33の間に相違点はないので、図4において、図3の構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
コモンモード雑音除去回路331は、コモンモード雑音除去回路320と比較すると、両抵抗3203及び3204の代わりに、キャパシタンス3311を含む点で相違する。それ以外に、両コモンモード雑音除去回路320及び331の間に相違点はない。それゆえ、図4において、図3に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
キャパシタンス3311は、予め定められた容量を有しており、その一方端は、ノードNと結線され、その他方端は接地される。
電源回路332は、2個の抵抗3321及び3322を含む。抵抗3321及び3322は、互いに同一の抵抗値を有しており、直列に接続される。このような直列回路の一方端は図示しない電源に結線され、他方端はグランドと結合される。また、抵抗3321及び3322の間のノード(つまり電圧中点)Nは、前述のノードNと結線される。
以上の雑音除去回路33によっても、上述の雑音除去回路31の場合と同様に、コモンモード雑音CMNを除去することが可能となる。ところで、雑音除去回路31では、広帯域な差動信号DSが伝送されると、ノードNの電位が振れてしまう。また、雑音除去回路31では、ノードN及びNが結果的に結線されてしまうため、ノードNにおける電位の振れはノードNに伝わる。その結果、雑音除去回路31は、データ再生回路32からの反射を良好に除去できない場合があった。
それに対して、雑音除去回路33では、ノードN及びNが直接的に結線されないので、ノードNにおける電位の振れがノードNに伝わらない。これによって、データ再生回路32からの反射を、電源回路332により良好に除去することが可能となる。
本発明に係る受信器は、差動信号を送受する伝送回路等に利用することができる。
本発明の一実施例に係る受信器3を組み込んだ伝送系の全体構成を示すブロック図 図1の送信器1の詳細な回路構成を示す模式図 図1の受信器3の詳細な回路構成を示す模式図 図3の雑音除去回路31の変型例(雑音除去回路33)を示す模式図 従来の伝送回路の構成を示す模式図
符号の説明
1 送信器
11 差動信号生成回路
111 ドライバ
112,113 抵抗
12 雑音除去回路
121,122 LPF
123 CMC
2 差動伝送線路
3 受信器
31 雑音除去回路
311 CMC
312,313 LPF
314,315 終端抵抗
320,331 コモンモード雑音除去回路
3201,3202 終端抵抗
3203,3204 抵抗
3311 キャパシタンス
332 電源回路
3321,3322 抵抗
32 データ再生回路
【請求項6】
差動信号を受信する受信器であって、
差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、
前記雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備え、
前記雑音除去回路は、
入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、
前記差動伝送線路及び前記コモンモードチョークの間に複数の第1の終端抵抗を有しており、前記コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路と、
前記コモンモードチョーク及び前記データ再生回路の間に複数の第2の終端抵抗とを含み、
前記コモンモード雑音除去回路は、
前記複数の第1の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、前記差動伝送線路と前記コモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗を含み、
前記第1及び前記第2の抵抗の間のノードは、キャパシタンスを介して接地される、受信器。
【請求項7】
前記雑音除去回路はさらに、
前記複数の第2の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、前記データ再生回路と前記コモンモードチョークとの間に並列に結線される第3及び第4の抵抗と、
電源電圧が与えられる、直列接続された状態の第5及び第6の抵抗を含む電源回路とを備え、
前記第3及び前記第4の抵抗の間のノードは、前記第5及び前記第6の抵抗の間のノードと結線される、請求項6に記載の受信器。
また、本発明の第2の局面は、差動信号を受信する受信器であって、差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備える。雑音除去回路は、入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、差動伝送線路及びコモンモードチョークの間に複数の第1の終端抵抗を有しており、コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路と、コモンモードチョーク及びデータ再生回路の間に複数の第2の終端抵抗とを含む。コモンモード雑音除去回路は、複数の第1の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、差動伝送線路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗を含む。ここで、第1及び第2の抵抗の間のノードは、キャパシタンスを介して接地される。
また、雑音除去回路はさらに、複数の第2の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、データ再生回路とコモンモードチョークとの間に並列に結線される第3及び第4の抵抗と、電源電圧が与えられる、直列接続された状態の第5及び第6の抵抗を含む電源回路とを備える。ここで、第3及び第4の抵抗の間のノードは、第5及び第6の抵抗の間のノードと結線される。

Claims (12)

  1. 差動信号を受信する受信器であって、
    差動伝送線路を伝送されてくる差動信号から雑音を除去する雑音除去回路と、
    前記雑音除去回路から出力される差動信号から、データを再生するデータ再生回路とを備え、
    前記雑音除去回路は、
    入力差動信号に重畳されるコモンモード雑音を反射するコモンモードチョークと、
    前記コモンモードチョークにより反射されたコモンモード雑音を、自身が有する低電位点に導くコモンモード雑音除去回路とを含む、受信器。
  2. 前記雑音除去回路は、前記差動伝送線路及び前記コモンモードチョークの間、並びに前記コモンモード及び前記データ再生回路の間に、複数の終端抵抗を少なくとも含む、請求の範囲第1項に記載の受信器。
  3. 前記コモンモード雑音除去回路は、
    前記複数の終端抵抗として、直列接続されており、前記差動伝送線路と前記コモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗と、
    直列接続されており、自身の両端に電源電圧が与えられる第3及び第4の抵抗とを含み、
    前記第1及び前記第2の抵抗の間のノードと、前記第3及び前記第4の抵抗の間のノードとが結線される、請求の範囲第2項に記載の受信器。
  4. 前記雑音除去回路は、前記複数の終端抵抗として、直列接続された状態で、前記データ再生回路と前記コモンモードチョークとの間に並列に結線される第5及び第6の抵抗をさらに含み、
    前記第5及び前記第6の抵抗の間のノードは、前記第3及び前記第4の抵抗の間のノードに結線される、請求の範囲第3項に記載の受信器。
  5. 前記第1及び前記第2の抵抗と、前記第5及び前記第6の抵抗とは近接配置される、請求の範囲第4項に記載の受信器。
  6. 前記第1及び前記第5の抵抗の合成抵抗値と、前記第2及び前記第6の抵抗の合成抵抗値とは、前記差動伝送線路のインピーダンスと等しい値を有する、請求の範囲第5項に記載の受信器。
  7. 前記第1及び前記第2の抵抗が直列接続された状態における合成抵抗値と、前記第5及び前記第6の抵抗が直列接続された状態における合成抵抗値とはそれぞれ、前記差動伝送線路のインピーダンスの略2倍である、請求の範囲第5項に記載の受信器。
  8. 前記コモンモード雑音除去回路は、
    前記複数の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、前記差動伝送線路と前記コモンモードチョークとの間に並列に結線される第1及び第2の抵抗を含み、
    前記第1及び前記第2の抵抗の間のノードは、キャパシタンスを介して接地される、請求の範囲第2項に記載の受信器。
  9. 前記雑音除去回路はさらに、
    前記複数の終端抵抗として、両者が直列接続された状態で、前記データ再生回路と前記コモンモードチョークとの間に並列に結線される第3及び第4の抵抗と、
    電源電圧が与えられる、直列接続された状態の第5及び第6の抵抗を含む電源回路とを備え、
    前記第3及び前記第4の抵抗の間のノードは、前記第5及び前記第6の抵抗の間のノードと結線される、請求の範囲第8項に記載の受信器。
  10. 前記第1及び前記第2の抵抗と、前記第3及び前記第4の抵抗とは近接配置される、請求の範囲第9項に記載の受信器。
  11. 前記第1及び前記第3の抵抗の合成抵抗値と、
    前記第2及び前記第4の抵抗の合成抵抗値とは、前記差動伝送線路のインピーダンスと等しい値を有する、請求の範囲第10項に記載の受信器。
  12. 前記第1及び前記第2の抵抗が直列接続された状態の合成抵抗値と、前記第3及び前記第4の抵抗が直列接続された状態の合成抵抗値とはそれぞれ、前記差動伝送線路のインピーダンスの略2倍である、請求の範囲第10項に記載の受信器。
JP2004525643A 2002-12-27 2002-12-27 受信器 Pending JPWO2004062220A1 (ja)

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