JPH0936817A - 平衡伝送回路 - Google Patents

平衡伝送回路

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JPH0936817A
JPH0936817A JP18198395A JP18198395A JPH0936817A JP H0936817 A JPH0936817 A JP H0936817A JP 18198395 A JP18198395 A JP 18198395A JP 18198395 A JP18198395 A JP 18198395A JP H0936817 A JPH0936817 A JP H0936817A
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forced
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transformer
transmission circuit
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Haruhiko Hyozu
春彦 兵主
Tei Satake
禎 佐竹
Hiroyuki Tominaga
弘幸 富永
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波領域でも不要電磁輻射の量を低減する
とともに、外来ノイズにも強く、安定した信号伝送ので
きる平衡伝送回路を提供する。 【解決手段】 強制型トランス1を介して平衡信号を出
力する平衡伝送回路において、強制型トランス1の2次
側の線間にインピーダンス素子R、Rを挿入し、インピ
ーダンス素子R、Rの電気的中点を容量素子Cを介して
フレームグランドFGかシグナルグランドSGの少なく
ともいずれか一方に接続するとともに、前記電気的中点
を強制型トランス1のセンタータップTに接続するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平衡伝送を行う情
報通信機器の機器側の入出力部に設けられる平衡伝送回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信機器の伝送速度が高速化
されてきていることに対応して、不要電磁輻射を低減
し、かつ伝送波形に影響を与えないようにするために、
平衡度を確保する必要がある。平衡伝送を行う情報通信
機器の機器側の入出力部に設けられる強制型トランスを
介して平衡信号を出力する平衡伝送回路においては、図
2に示すように、強制型トランス1の2次側端子にコモ
ンモードチョークコイル6を挿入することにより、不要
電磁輻射を低減するようにしている。
【0003】また、本願出願人は、特開平6−2156
47号公報により、平衡−不平衡変換器として、図3に
示すような強制型トランス1の2次側の中点(センター
タップ)TをフレームグランドFGに接地する構成を提
案し、特願平6−29363号には、図4に示すような
伝送型トランス7の2次側の2つの信号線にインピーダ
ンス素子R及びコンデンサCを介してを介してフレーム
グランドFGに接続するものを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2で
示した平衡伝送回路にあっては、信号伝送の高速化や伝
送帯域の広帯域化によって、高周波領域での不要電磁輻
射低減が不十分になるという問題があった。また、図3
に示した平衡−不平衡変換器にあっては、強制型トラン
ス1の2次側の中点Tが直流的に接地されるのでグラン
ドの不安定さにより伝送波形が不安定になる可能性があ
るという問題があった。さらに、図4に示した平衡−不
平衡変換器にあっては、伝送型トランス7を使用してい
るために、直流成分が1次側から2次側に通過してしま
うので、外来ノイズに強くないというイミュニティの問
題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、高周波領域でも不要電
磁輻射の量を低減するとともに、外来ノイズにも強く、
安定した信号伝送のできる平衡伝送回路を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
強制型トランスを介して平衡信号を出力する平衡伝送回
路において、前記強制型トランスの2次側の線間にイン
ピーダンス素子を挿入し、該インピーダンス素子の電気
的中点を容量素子を介してフレームグランドかシグナル
グランドの少なくともいずれか一方に接続するととも
に、前記電気的中点を前記強制型トランスのセンタータ
ップに接続するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態
の一例を示す平衡伝送回路の概略構成図である。1は強
制型トランスであり、1次側端子11には平衡信号を入
出力する信号入出力IC2が信号の入出力源として接続
され、2次側端子12には、コネクタ4を介して平衡ケ
ーブル3が接続されている。ここで、2次側端子12と
コネクタ4間の2つの信号線5には、各々抵抗R(イン
ピーダンス素子)の一端が接続され、各抵抗Rの他端は
1つのコンデンサCを介してフレームグランドFGに接
続され接地される。さらに、2つの抵抗Rとコンデンサ
Cの接続点には、強制型トランス1の2次側の中点(セ
ンタータップ)Tが接続される。なお、上記接地はフレ
ームグランドFGの方が好ましいが、シグナルグランド
(信号回路のグランド)SGに接地してもかまわない。
【0008】従って、上述の平衡伝送回路においては、
強制型トランス1の2次側の2つの信号線5間に2つの
抵抗Rを並列に接続し、その中点をコンデンサCを介し
てフレームグランドFGに接地することにより、高周波
的にコモンモード終端し、かつ、前記中点を強制型トラ
ンス1の2次側の中点(センタータップ)Tに短絡接続
することにより、中点電位とグランド電位とを高周波的
に同電位に保つことができる。また、コンデンサCによ
り中点Tの交流接地が行われているので、グランド電位
の不安定による信号伝送の不安定さが解消できるのであ
る。
【0009】中点電位をコンデンサCにより接地したの
で、外部条件によらず低く安定したコモンモードインピ
ーダンスを持たせることができことになり、ノイズがフ
レームグランドFGに流れやすくなり、ノイズが減少
し、不要電磁輻射が低減されるのである。
【0010】ここで、コモンモードインピーダンスは2
つの抵抗Rの並列抵抗値(R/2)とコンデンサCのイ
ンピーダンスとの直列インピーダンスとして決定され
る。今、平衡線路の特性インピーダンスを100Ωと
し、抵抗Rの抵抗値を特性インピーダンスより高インピ
ーダンスとなるように、例えば、740Ωとすると、平
衡系の合成線路インピーダンスは94Ωとなり、コモン
モードインピーダンスは約370Ω(740Ω/2)と
しなり、平衡系インピーダンスに大きな影響を与えるこ
となくコモンモードインピーダンスを低減させることが
できる。さらに、2つの抵抗RとコンデンサCの接続点
を強制型トランス1の2次側の中点Tに接続しているの
で、強制型トランス1の差動信号基準電位をコモンモー
ド中点電位と同一に保つことができるので、平衡線路の
バランス向上が図れ、平衡伝送による不要電磁輻射を低
減することができる。なお、抵抗Rの抵抗値を上述で示
した値よりもより高インピーダンスとなるようにして
も、2つの抵抗RとコンデンサCの接続点を強制型トラ
ンス1の2次側の中点Tに接続しているので、コモンモ
ードノイズは中点TからコンデンサCを介してフレーム
グランドに流れることになるので、不要電磁輻射を低減
に関して同様の効果が得られる。
【0011】また、トランスとして強制型トランスを使
用しているので、外来ノイズの影響も低減される。
【0012】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、強制型トランスを介して平衡信号を出力する平
衡伝送回路において、前記強制型トランスの2次側の線
間にインピーダンス素子を挿入し、該インピーダンス素
子の電気的中点を容量素子を介してフレームグランドか
シグナルグランドの少なくともいずれか一方に接続する
とともに、前記電気的中点を前記強制型トランスのセン
タータップに接続するようにしたので、高周波領域でも
不要電磁輻射の量を低減するとともに、外来ノイズにも
強く、安定した信号伝送のできる平衡伝送回路が提供で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す平衡伝送回路
の概略構成図である。
【図2】従来の平衡伝送回路の概略構成図である。
【図3】従来の平衡−不平衡変換器の概略構成図であ
る。
【図4】従来の平衡−不平衡変換器の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 強制型トランス 2 信号入出力IC 3 平衡ケーブル 4 コネクタ 5 信号線 11 1次側端子 12 2次側端子 R 抵抗 C コンデンサ T 中点 FG フレームグランド SG シグナルグランド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強制型トランスを介して平衡信号を出力
    する平衡伝送回路において、前記強制型トランスの2次
    側の線間にインピーダンス素子を挿入し、該インピーダ
    ンス素子の電気的中点を容量素子を介してフレームグラ
    ンドかシグナルグランドの少なくともいずれか一方に接
    続するとともに、前記電気的中点を前記強制型トランス
    のセンタータップに接続するようにしたことを特徴とす
    る平衡伝送回路。
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