JPWO2003084675A1 - マスキング材 - Google Patents
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Abstract
本発明は貫通孔を有する部材の表面処理において、該貫通孔を確実にマスキングして表面処理から保護することを目的とする。貫通孔を有する被マスキング部分に取り付けるマスキング材(1A)であって、該マスキング材(1A)には貫通孔に嵌着する嵌合部(11A)が形成されており、該嵌合部(11A)底端は該貫通孔末端に達し、該嵌合部(11A)底端周囲には該貫通孔周端縁まで被覆するフランジ(13A)を形成する。該マスキング材(1A)を貫通孔に嵌着すると嵌合部(11A)の底端は該貫通孔末端に達し、該嵌合部(11A)底端周囲のフランジ(13A)は該貫通孔周端縁を被覆して、塗料等を吹き付ける際、該塗料等のミストが物品の周囲から裏側に入り込んでも、該ミストは該フランジ(13A)に遮られ貫通孔の内面に付着することはない。
Description
技術分野
本発明は物品に塗装、メッキ等の表面処理を施す場合、表面処理が施されるべきでない箇所(被マスキング部分)に被着されるマスキング材に関するものである。
技術背景
物品の被マスキング部分を塗装等の表面処理から保護する場合、例えば被マスキング部分を粘着テープ等で被覆して表面処理することによって行っていた。しかし被マスキング部分を粘着テープで被覆する作業は非常に手間がかかる。
そこで従来、貫通孔を有する被マスキング部分の場合、例えば図8に示す円筒状の嵌合部(91A)や図10に示す箱形の嵌合部(91B)を有するプラスチック製のマスキング材(9A,9B)を使用して、該嵌合部(91A,91B)を被マスキング部分の貫通孔(22A,22B)に嵌着することによりマスキング材(9A,9B)を被着することによって行っていた。
しかし、上記従来のマスキング材(9A,9B)では、塗料を吹き付ける際、図9および図11に示すように塗料等のミストが物品(2A,2B)の側方から背後にまわり込んで侵入し、塗装が施されるべきでない貫通孔(22A,22B)の内面に塗料が付着してしまうという問題点があった(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1
登録実用新案第2566769号公報
発明の開示
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、貫通孔(22A,22B)を有する被マスキング部分(22A,21B)に取り付けるマスキング材(1A,1B)であって、該マスキング材(1A,1B)には貫通孔(22A,22B)に嵌着する嵌合部(11A,11B)が形成されており、該嵌合部(11A,11B)底端は該貫通孔(22A,22B)末端に達し、該嵌合部(11A,11B)底端周囲には該貫通孔(22A,22B)周端縁まで被覆するフランジ(13A,13B)が形成されているマスキング材(1A,1B)を提供するものである。
該マスキング材には貰通孔(22A,22B)に嵌着する嵌合部(11A,11B)の底端は該貫通孔(22A,22B)末端に達し、該嵌合部(11A,11B)底端周囲には該貫通孔(22A,22B)周端縁まで被覆するフランジ(13A,13B)が形成されているので、塗料等を吹き付ける際、該塗料等のミストが物品(2A,2B)の周囲から該物品(2A,2B)の裏側に入り込んでも、該ミストは該フランジ(13A,13B)に遮られ貫通孔(22A,22B)の内面に付着することはない。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を詳細に説明する。
図1〜図2に本発明の第1実施例を示す。マスキング材(1A)は、例えば表面処理される部材(2A)に設けられた被マスキング部分であるネジ孔(22A)等の貫通孔を、表面処理から保護するため使用される。
該マスキング材(1A)は、有底の円筒本体(11A)と該円筒本体(11A)の基端に周設された小巾の鍔部(12A)からなり、底端の外側周縁は膨出してフランジ(13A)を形成している。
該円筒本体(11A)の外径d2は、該マスキング材(1A)が使用されるネジ孔(22A)の径d3より僅かに小さく設定され、該フランジ(13A)の外径d1はネジ孔(22A)の径d3より僅かに大きく設定されている(d2<d3<d1)。また該マスキング材(1A)の長さl1はネジ孔(2)の長さl2より僅かに大きく設定されている(l2<l1)。
該マスキング材(1A)の材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレン−ポリエチレン混合物、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、メタクリレート系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、プロピオン酸ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、熱可塑性ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン共重合体(ACS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン−N−フェニルマレイミド共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体、メタロセン化合物を使用して重合したシンジオタクチックポリスチレン(SPS)、アイソタクチックポリスチレン(IPS)、ポリアセタール(POM)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリアリレート(PAR)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミノビスマレイミド、メチルペンテンコポリマー(TPX)等の熱可塑性エンジニアリングプラスチック、ポリアリルエーテル等の液晶性エンジニアリングプラスチック、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂等の圧縮成形性エンジニアリングプラスチック、アモルファスポリマー、ポリアミドビスマレイミド、ビスマレイミド−トリアジン系熱硬化型芳香族ポリイミド、アクリルゴム−アクリロニトリル−スチレン共重合体(AAS)、アクリロニトリル−エチレン/プロピレンゴム−スチレン共重合体(AES)、メタロセンポリプロピレン、メタロセンポリエチレン、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、結晶性ポリエチレンテレフタレート、結晶性ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性プラスチックやエンジニアリングプラスチック(以下エンプラと云う)等がある。
なお上記変性PPEとは、PPEにスチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−メチルビニルトルエン、α−メチルジアルキルスチレン、o、mまたはp−ビニルトルエン、o−エチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、o−クロロスチレン、p−クロロスチレン、o−ブロモスチレン、2,4−ジクロロスチレン、2−クロロ−4−メチルスチレン、2,6−ジクロロスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等のスチレン系モノマーをグラフト重合したり、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)等のスチレン系樹脂を混合してポリマーアロイ化したものである。
上記樹脂は、本発明のマスキング材(1A)の材料として、それぞれ単独でまたは2種以上組合せてポリマーブレンドあるいはポリマーアロイとして使用される。。なお2種以上の樹脂を併用する場合は、これらの樹脂の相溶性を改善する目的で相溶化剤を添加しても良い。
また本発明の本発明のマスキング材(1A)に使用される樹脂に、可撓性、成形性等を向上せしめる目的で、例えば、アクリルゴム、ブチルゴム、ケイ素ゴム、ウレタンゴム、フッ化物系ゴム、多硫化物系ゴム、グラフトゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブテンゴム、イソブテンゴム−イソプレンゴム、アクリレート−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ピリジン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、α−メチルスチレン−ブタジエン−α−メチルスチレンブロック共重合体(α−MeS−Bd−MeS)、α−メチルスチレン−イソプレン−α−メチルスチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレンブロック共重合体(SEBS、SEPS)等のスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等のゴム状物質を添加しても良い。
本発明のマスキング材(1A)の材料としては、エンプラと熱可塑性プラスチックとの混合物(ポリマーブレンド)またはポリマーアロイ、該エンプラと熱可塑性プラスチックとゴム状物質との混合物(ポリマーブレンド)またはポリマーアロイが望ましい。
特にエンプラとポリアミドおよび/またはポリスチレンおよび/またはポリプロピレンとのポリマーアロイが望ましい。
上記ポリアミドとしては、例えばポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリピロソドン(ナイロン4)、ポリカプロラクタム(ナイロン6)、ポリヘプトラクタム(ナイロン7)、ポリカプリラクタム(ナイロン8)、ポリノナノラクタム(ナイロン9)、ポリウンデカ1ラクタム(ナイロン11)、ポリドデカ1ラクタム(ナイロン12)、ポリヘキサメチレンアゼラインアミド(ナイロン69)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンフタルアミド(ナイロン6iP)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド、ポリテトラメチレンイソフタルアミド、ポリメタキシレンアジパミド、ナイロンMSD6、ヘキサメチレンジアミンとn−ドデカン二酸のポリアミド(ナイロン612)、ドデカメチレンジアミンとn−ドデカン二酸のポリアミド(ナイロン1212)、ヘキサメチレンアジパミド/カプロラクタム(ナイロン66/6)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンイソフタルアミド(ナイロン66/6iP)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンテレフタルアミド(ナイロン66/6T)、トリメチルヘキサメチレンオキサミド/ヘキサメチレンオキサミド、(ナイロントリメチル−62/62)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンアゼラインアミド(ナイロン66/69)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンアゼラインアミド/カプロラクタム(ナイロン66/69/6)、ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレンセバカミド)(ナイロン6/610)、ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレンドデカミド)(ナイロン6/612)ナイロンMXD6、ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレンイソフタルアミド)(ナイロン6/6I)、芳香族ポリアミド等のポリアミドがあり、ポリスチレンとしては、一般用、耐衝撃用のいづれも含まれるが、耐衝撃用ポリスチレンが望ましく、また更にスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、α−メチルスチレン−ブタジエン−αメチルスチレンブロック共重合体(α−MeS−Bd−MeS)、α−メチルスチレン−イソプレン−α−メチルスチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等のスチレン系熱可塑性エラストマーの一種または二種以上を添加してもよい。さらにポリマーアロイにはゴム成分を添加してゴム変性ポリマーアロイとしてもよい。
また上記プラスチックには、成形性、形状保持性、寸法安定性、圧縮および引張強度等の機械的特性等の向上、着色等の種々の目的で、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、クレー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、カーボン繊維、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、ベンナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライアッシュ、セメント、ジルコニア粉等の無機充填材、木綿、麻、竹繊維、ヤシ繊維、羊毛等の天然繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維等の有機合成繊維、アスベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、金属繊維、ウィスカー等の無機繊維、リンター、リネン、サイザル、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、でん粉、小麦粉等の有機充填材等を添加してもよく、また更に染料、顔料、DOP、DBP等の可塑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶化促進剤、難燃剤、防炎剤、防虫剤、防腐剤、ワックス類、滑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、化学発泡剤またはカプセル型発泡剤のような発泡剤等が添加されてもよい。これらの成分は一種または二種以上相互に混合して添加せられてもよい。
該マスキング材(1A)を成形するには、真空成形、圧空成形、真空庄空成形、加圧真空成形、プレス成形、射出成形等の適用可能な何れの製造方法によって製造されてもよく、例えば、本発明のマスキング材(1A)を上記熱可塑性プラスチックからなるシートまたはフィルムまたは発泡体を真空成形または圧空成形によって製造すれば、効率的に大量生産することが可能である。
また上記マスキング材(1A)の材料として、上記熱可塑性プラスチック以外に厚紙、故紙ボード、金属、繊維板等が使用されてもよい。
上記マスキング材(1A)は、部材(2A)を塗装する前にネジ孔(22A)に挿着する。
該マスキング材(1A)はプラスチック等からなり、該フランジ(13A)の径d1は該ネジ孔(22A)の径d3より僅かに大きく設定されているだけなので、該マスキング材(1A)をネジ孔(22A)に押し込めば、該円筒本体(11A)および該フランジ(13A)は弾性変形し容易にネジ孔(22A)を嵌通する。ネジ孔(22A)を嵌通した円筒本体(11A)およびフランジ(13A)は復元して、該フランジ(13A)はネジ孔(22A)の周縁に係止される。
また円筒本体(11A)の長さl1はネジ孔(22A)の長さl2より僅かに大きく設定されているので、該マスキング材(1A)は鍔部(12A)とフランジ(13A)によりネジ孔(22A)に固定され、例えば塗装をスプレーする際の圧力によっても脱落しない。
マスキング材(1A)をネジ孔(22A)に挿着した部材(2A)にはスプレー等により塗装が施される。マスキング材(1A)のフランジ(13A)の外径d2はネジ孔(22A)の径d3より大きく設定されているので、ネジ孔(22A)の周縁は該フランジ(13A)により確実に塞がれ、塗装時に発生するミスト(霧状の塗料等)が裏側からネジ孔(22A)へ侵入することを阻止する。
このようにして塗膜を形成したら、所望により加熱処理を行って乾燥したら、該マスキング材(1A)を脱着する。該マスキング材(1A)は弾性変形するのでネジ孔(22A)から容易に引き抜いて取外すことができる。
なお本発明のマスキング材(1A)は、複数回繰り返して使用することができる。
本実施例のマスキング材(1A)の円筒本体(11A)は一端が底部となっているが、必ずしも有底である必要はなく、図3に示すように両端が開口する筒状のマスキング材(1A′)であってもよい。
図4〜図7に本発明の第2実施例を示す。図4および図5に示すマスキング材(1B)は、図6に示す自動車のバンパー(2B)に設けられた空気取り入れ口(22B)を、塗装から保護するため使用される。
該バンパー(2B)には被マスキング部分である空気取入れ口(21B)が設けられている。そして該空気取入れ口(21B)には横桟(23B)と縦桟(24B)が差し渡され、4個の角状の貫通孔(22B,22B,22B,22B)が形成されている。
マスキング材(1B)は該バンパー(2B)の空気取り入れ口(21B)に嵌合する直方体の箱形本体(11B)と該本体(11B)の底部に角箱状に凹陥して形成される4個の嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)からなる。該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の周囲は該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周囲より僅かに小さく、また該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の深さl3は貫通孔(22B,22B,22B,22B)の深さl4より僅かに大きく設定されている。
さらに該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の底端周囲には該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周囲より僅かに大きくフランジ(13B,13B,13B,13B)が膨出形成されている。
本実施例のマスキング材(1B)も第1実施例と同様の材料および方法により製造される。
該マスキング材(1B)をバンパー(2B)の空気取り入れ口(21B)に被着するには、図7に示すように該マスキング材(1B)の本体(11B)をパンパー(2B)の空気取り入れ口(21B)に嵌合するとともに、嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)を空気取り入れ口(21B)に形成されている貫通孔(22B,22B,22B,22B)に嵌着する。
該嵌合凹部(12B)はプラスチック等からなり、フランジ(13B)はパンパー(2A)の貫通孔(22B)の周囲より僅かに大きいだけなので、フランジ(13B)を貫通孔(22B)に押し込めばフランジ(13B)および嵌合凹部(12B)は容易に弾性変形して、嵌合凹部(12B)は簡単に貫通孔(22B)に嵌着できる。
また該嵌合凹部(12B)の深さl3は貫通孔(22B)の深さl4より僅かに大きく設定されているので、該嵌合凹部(12B)を貫通孔(22B)に嵌着した後は、嵌合凹部(12B)およびフランジ(13B)は復元して、該フランジ(13B)が該貫通孔(22B)周端縁に係止される。したがって、該嵌合凹部(12B)は該貫通孔(22B)にしっかりと固定されて、該マスキング材(1B)は塗装時のスプレーの圧力によっても脱落することがない。
マスキング材(1B)を空気取入れ口(21B)に被着したバンパー(2B)には塗装が施される。マスキング材(1B)の該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の底端外周には該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周囲より僅かに大きくフランジ(13B,13B,13B,13B)が周設されているので、該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周端縁は該フランジ(13B,13B,13B,13B)により確実に被覆される。
マスキング材(1B)を嵌合したバンパー(2B)はスプレー等により塗装が施される。このときフランジ(13B,13B,13B,13B)は、塗装時に発生するミスト(霧状の塗料等)が裏側から貫通孔(22B,22B,22B,22B)へ侵入することを阻止する。
塗装後はマスキング材(1B)を掴んで引っ張ることにより、マスキング材(1B)を被マスキング部から取外す。嵌合凹部(12B)およびフランジ(13B)は弾性変形するのでマスキング材(1B)は簡単に取り外せる。
なお本発明のマスキング材(1B)は、複数回繰り返して使用することができる。
なお本発明のマスキング材は、上記実施例に限られるものではなく、本発明の構成要件をみたす限り、どのような形状であってもよいし、どのような材料で製造されてもよく、あらゆる貫通孔を有する部材のマスキングに適用できる。
産業上の利用可能性
本発明のマスキング材によれば、貫通孔を有する部材の表面処理において、該貫通孔を確実にマスキングして表面処理から保護できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すものであって、マスキング材と貫通孔の斜視図を示すものである。
第2図は、本発明の第1実施例の一変形例を示すものであって、マスキング材嵌着状態の断面図を示すものである。
第3図は、本発明の第1実施例を示すものであって、マスキング材の断面図を示すものである。
第4図は、本発明の第2実施例を示すものであって、マスキング材の斜視図を示すものである。
第5図は、本発明の第2実施例を示すものであって、マスキング材の側面図を示すものである。
第6図は、本発明の第2実施例を示すものであって、バンパー(被マスキング部材)の斜視図を示すものである。
第7図は、本発明の第2実施例を示すものであって、マスキング材嵌着状態の側断面図を示すものである。
第8図は、従来例のマスキング材の斜視図を示すものである。
第9図は、従来例のマスキング材の嵌着状態の断面図を示すものである。
第10図は、従来例のマスキング材の斜視図を示すものである。
第11図は、他の従来例のマスキング材の嵌着状態の断面図を示すものである。
符号の説明
1A、1B マスキング材
11A、11B 嵌合部(嵌合凹部)
13A、13B フランジ
22A、21B 被マスキング部分(空気取入れ口)
22A、22B 貫通孔
本発明は物品に塗装、メッキ等の表面処理を施す場合、表面処理が施されるべきでない箇所(被マスキング部分)に被着されるマスキング材に関するものである。
技術背景
物品の被マスキング部分を塗装等の表面処理から保護する場合、例えば被マスキング部分を粘着テープ等で被覆して表面処理することによって行っていた。しかし被マスキング部分を粘着テープで被覆する作業は非常に手間がかかる。
そこで従来、貫通孔を有する被マスキング部分の場合、例えば図8に示す円筒状の嵌合部(91A)や図10に示す箱形の嵌合部(91B)を有するプラスチック製のマスキング材(9A,9B)を使用して、該嵌合部(91A,91B)を被マスキング部分の貫通孔(22A,22B)に嵌着することによりマスキング材(9A,9B)を被着することによって行っていた。
しかし、上記従来のマスキング材(9A,9B)では、塗料を吹き付ける際、図9および図11に示すように塗料等のミストが物品(2A,2B)の側方から背後にまわり込んで侵入し、塗装が施されるべきでない貫通孔(22A,22B)の内面に塗料が付着してしまうという問題点があった(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1
登録実用新案第2566769号公報
発明の開示
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、貫通孔(22A,22B)を有する被マスキング部分(22A,21B)に取り付けるマスキング材(1A,1B)であって、該マスキング材(1A,1B)には貫通孔(22A,22B)に嵌着する嵌合部(11A,11B)が形成されており、該嵌合部(11A,11B)底端は該貫通孔(22A,22B)末端に達し、該嵌合部(11A,11B)底端周囲には該貫通孔(22A,22B)周端縁まで被覆するフランジ(13A,13B)が形成されているマスキング材(1A,1B)を提供するものである。
該マスキング材には貰通孔(22A,22B)に嵌着する嵌合部(11A,11B)の底端は該貫通孔(22A,22B)末端に達し、該嵌合部(11A,11B)底端周囲には該貫通孔(22A,22B)周端縁まで被覆するフランジ(13A,13B)が形成されているので、塗料等を吹き付ける際、該塗料等のミストが物品(2A,2B)の周囲から該物品(2A,2B)の裏側に入り込んでも、該ミストは該フランジ(13A,13B)に遮られ貫通孔(22A,22B)の内面に付着することはない。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を詳細に説明する。
図1〜図2に本発明の第1実施例を示す。マスキング材(1A)は、例えば表面処理される部材(2A)に設けられた被マスキング部分であるネジ孔(22A)等の貫通孔を、表面処理から保護するため使用される。
該マスキング材(1A)は、有底の円筒本体(11A)と該円筒本体(11A)の基端に周設された小巾の鍔部(12A)からなり、底端の外側周縁は膨出してフランジ(13A)を形成している。
該円筒本体(11A)の外径d2は、該マスキング材(1A)が使用されるネジ孔(22A)の径d3より僅かに小さく設定され、該フランジ(13A)の外径d1はネジ孔(22A)の径d3より僅かに大きく設定されている(d2<d3<d1)。また該マスキング材(1A)の長さl1はネジ孔(2)の長さl2より僅かに大きく設定されている(l2<l1)。
該マスキング材(1A)の材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレン−ポリエチレン混合物、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、メタクリレート系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、プロピオン酸ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、熱可塑性ポリエステル系樹脂、熱可塑性ポリアミド系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン共重合体(ACS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン−N−フェニルマレイミド共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体、メタロセン化合物を使用して重合したシンジオタクチックポリスチレン(SPS)、アイソタクチックポリスチレン(IPS)、ポリアセタール(POM)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリアリレート(PAR)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミノビスマレイミド、メチルペンテンコポリマー(TPX)等の熱可塑性エンジニアリングプラスチック、ポリアリルエーテル等の液晶性エンジニアリングプラスチック、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂等の圧縮成形性エンジニアリングプラスチック、アモルファスポリマー、ポリアミドビスマレイミド、ビスマレイミド−トリアジン系熱硬化型芳香族ポリイミド、アクリルゴム−アクリロニトリル−スチレン共重合体(AAS)、アクリロニトリル−エチレン/プロピレンゴム−スチレン共重合体(AES)、メタロセンポリプロピレン、メタロセンポリエチレン、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、結晶性ポリエチレンテレフタレート、結晶性ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性プラスチックやエンジニアリングプラスチック(以下エンプラと云う)等がある。
なお上記変性PPEとは、PPEにスチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−メチルビニルトルエン、α−メチルジアルキルスチレン、o、mまたはp−ビニルトルエン、o−エチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、o−クロロスチレン、p−クロロスチレン、o−ブロモスチレン、2,4−ジクロロスチレン、2−クロロ−4−メチルスチレン、2,6−ジクロロスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等のスチレン系モノマーをグラフト重合したり、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)等のスチレン系樹脂を混合してポリマーアロイ化したものである。
上記樹脂は、本発明のマスキング材(1A)の材料として、それぞれ単独でまたは2種以上組合せてポリマーブレンドあるいはポリマーアロイとして使用される。。なお2種以上の樹脂を併用する場合は、これらの樹脂の相溶性を改善する目的で相溶化剤を添加しても良い。
また本発明の本発明のマスキング材(1A)に使用される樹脂に、可撓性、成形性等を向上せしめる目的で、例えば、アクリルゴム、ブチルゴム、ケイ素ゴム、ウレタンゴム、フッ化物系ゴム、多硫化物系ゴム、グラフトゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブテンゴム、イソブテンゴム−イソプレンゴム、アクリレート−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ピリジン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、α−メチルスチレン−ブタジエン−α−メチルスチレンブロック共重合体(α−MeS−Bd−MeS)、α−メチルスチレン−イソプレン−α−メチルスチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレンブロック共重合体(SEBS、SEPS)等のスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等のゴム状物質を添加しても良い。
本発明のマスキング材(1A)の材料としては、エンプラと熱可塑性プラスチックとの混合物(ポリマーブレンド)またはポリマーアロイ、該エンプラと熱可塑性プラスチックとゴム状物質との混合物(ポリマーブレンド)またはポリマーアロイが望ましい。
特にエンプラとポリアミドおよび/またはポリスチレンおよび/またはポリプロピレンとのポリマーアロイが望ましい。
上記ポリアミドとしては、例えばポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリピロソドン(ナイロン4)、ポリカプロラクタム(ナイロン6)、ポリヘプトラクタム(ナイロン7)、ポリカプリラクタム(ナイロン8)、ポリノナノラクタム(ナイロン9)、ポリウンデカ1ラクタム(ナイロン11)、ポリドデカ1ラクタム(ナイロン12)、ポリヘキサメチレンアゼラインアミド(ナイロン69)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンフタルアミド(ナイロン6iP)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド、ポリテトラメチレンイソフタルアミド、ポリメタキシレンアジパミド、ナイロンMSD6、ヘキサメチレンジアミンとn−ドデカン二酸のポリアミド(ナイロン612)、ドデカメチレンジアミンとn−ドデカン二酸のポリアミド(ナイロン1212)、ヘキサメチレンアジパミド/カプロラクタム(ナイロン66/6)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンイソフタルアミド(ナイロン66/6iP)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンテレフタルアミド(ナイロン66/6T)、トリメチルヘキサメチレンオキサミド/ヘキサメチレンオキサミド、(ナイロントリメチル−62/62)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンアゼラインアミド(ナイロン66/69)、ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンアゼラインアミド/カプロラクタム(ナイロン66/69/6)、ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレンセバカミド)(ナイロン6/610)、ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレンドデカミド)(ナイロン6/612)ナイロンMXD6、ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレンイソフタルアミド)(ナイロン6/6I)、芳香族ポリアミド等のポリアミドがあり、ポリスチレンとしては、一般用、耐衝撃用のいづれも含まれるが、耐衝撃用ポリスチレンが望ましく、また更にスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、α−メチルスチレン−ブタジエン−αメチルスチレンブロック共重合体(α−MeS−Bd−MeS)、α−メチルスチレン−イソプレン−α−メチルスチレンブロック共重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等のスチレン系熱可塑性エラストマーの一種または二種以上を添加してもよい。さらにポリマーアロイにはゴム成分を添加してゴム変性ポリマーアロイとしてもよい。
また上記プラスチックには、成形性、形状保持性、寸法安定性、圧縮および引張強度等の機械的特性等の向上、着色等の種々の目的で、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、クレー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、カーボン繊維、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、ベンナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライアッシュ、セメント、ジルコニア粉等の無機充填材、木綿、麻、竹繊維、ヤシ繊維、羊毛等の天然繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビスコース繊維、アセテート繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維等の有機合成繊維、アスベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、金属繊維、ウィスカー等の無機繊維、リンター、リネン、サイザル、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、でん粉、小麦粉等の有機充填材等を添加してもよく、また更に染料、顔料、DOP、DBP等の可塑剤、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶化促進剤、難燃剤、防炎剤、防虫剤、防腐剤、ワックス類、滑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、化学発泡剤またはカプセル型発泡剤のような発泡剤等が添加されてもよい。これらの成分は一種または二種以上相互に混合して添加せられてもよい。
該マスキング材(1A)を成形するには、真空成形、圧空成形、真空庄空成形、加圧真空成形、プレス成形、射出成形等の適用可能な何れの製造方法によって製造されてもよく、例えば、本発明のマスキング材(1A)を上記熱可塑性プラスチックからなるシートまたはフィルムまたは発泡体を真空成形または圧空成形によって製造すれば、効率的に大量生産することが可能である。
また上記マスキング材(1A)の材料として、上記熱可塑性プラスチック以外に厚紙、故紙ボード、金属、繊維板等が使用されてもよい。
上記マスキング材(1A)は、部材(2A)を塗装する前にネジ孔(22A)に挿着する。
該マスキング材(1A)はプラスチック等からなり、該フランジ(13A)の径d1は該ネジ孔(22A)の径d3より僅かに大きく設定されているだけなので、該マスキング材(1A)をネジ孔(22A)に押し込めば、該円筒本体(11A)および該フランジ(13A)は弾性変形し容易にネジ孔(22A)を嵌通する。ネジ孔(22A)を嵌通した円筒本体(11A)およびフランジ(13A)は復元して、該フランジ(13A)はネジ孔(22A)の周縁に係止される。
また円筒本体(11A)の長さl1はネジ孔(22A)の長さl2より僅かに大きく設定されているので、該マスキング材(1A)は鍔部(12A)とフランジ(13A)によりネジ孔(22A)に固定され、例えば塗装をスプレーする際の圧力によっても脱落しない。
マスキング材(1A)をネジ孔(22A)に挿着した部材(2A)にはスプレー等により塗装が施される。マスキング材(1A)のフランジ(13A)の外径d2はネジ孔(22A)の径d3より大きく設定されているので、ネジ孔(22A)の周縁は該フランジ(13A)により確実に塞がれ、塗装時に発生するミスト(霧状の塗料等)が裏側からネジ孔(22A)へ侵入することを阻止する。
このようにして塗膜を形成したら、所望により加熱処理を行って乾燥したら、該マスキング材(1A)を脱着する。該マスキング材(1A)は弾性変形するのでネジ孔(22A)から容易に引き抜いて取外すことができる。
なお本発明のマスキング材(1A)は、複数回繰り返して使用することができる。
本実施例のマスキング材(1A)の円筒本体(11A)は一端が底部となっているが、必ずしも有底である必要はなく、図3に示すように両端が開口する筒状のマスキング材(1A′)であってもよい。
図4〜図7に本発明の第2実施例を示す。図4および図5に示すマスキング材(1B)は、図6に示す自動車のバンパー(2B)に設けられた空気取り入れ口(22B)を、塗装から保護するため使用される。
該バンパー(2B)には被マスキング部分である空気取入れ口(21B)が設けられている。そして該空気取入れ口(21B)には横桟(23B)と縦桟(24B)が差し渡され、4個の角状の貫通孔(22B,22B,22B,22B)が形成されている。
マスキング材(1B)は該バンパー(2B)の空気取り入れ口(21B)に嵌合する直方体の箱形本体(11B)と該本体(11B)の底部に角箱状に凹陥して形成される4個の嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)からなる。該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の周囲は該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周囲より僅かに小さく、また該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の深さl3は貫通孔(22B,22B,22B,22B)の深さl4より僅かに大きく設定されている。
さらに該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の底端周囲には該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周囲より僅かに大きくフランジ(13B,13B,13B,13B)が膨出形成されている。
本実施例のマスキング材(1B)も第1実施例と同様の材料および方法により製造される。
該マスキング材(1B)をバンパー(2B)の空気取り入れ口(21B)に被着するには、図7に示すように該マスキング材(1B)の本体(11B)をパンパー(2B)の空気取り入れ口(21B)に嵌合するとともに、嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)を空気取り入れ口(21B)に形成されている貫通孔(22B,22B,22B,22B)に嵌着する。
該嵌合凹部(12B)はプラスチック等からなり、フランジ(13B)はパンパー(2A)の貫通孔(22B)の周囲より僅かに大きいだけなので、フランジ(13B)を貫通孔(22B)に押し込めばフランジ(13B)および嵌合凹部(12B)は容易に弾性変形して、嵌合凹部(12B)は簡単に貫通孔(22B)に嵌着できる。
また該嵌合凹部(12B)の深さl3は貫通孔(22B)の深さl4より僅かに大きく設定されているので、該嵌合凹部(12B)を貫通孔(22B)に嵌着した後は、嵌合凹部(12B)およびフランジ(13B)は復元して、該フランジ(13B)が該貫通孔(22B)周端縁に係止される。したがって、該嵌合凹部(12B)は該貫通孔(22B)にしっかりと固定されて、該マスキング材(1B)は塗装時のスプレーの圧力によっても脱落することがない。
マスキング材(1B)を空気取入れ口(21B)に被着したバンパー(2B)には塗装が施される。マスキング材(1B)の該嵌合凹部(12B,12B,12B,12B)の底端外周には該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周囲より僅かに大きくフランジ(13B,13B,13B,13B)が周設されているので、該貫通孔(22B,22B,22B,22B)の周端縁は該フランジ(13B,13B,13B,13B)により確実に被覆される。
マスキング材(1B)を嵌合したバンパー(2B)はスプレー等により塗装が施される。このときフランジ(13B,13B,13B,13B)は、塗装時に発生するミスト(霧状の塗料等)が裏側から貫通孔(22B,22B,22B,22B)へ侵入することを阻止する。
塗装後はマスキング材(1B)を掴んで引っ張ることにより、マスキング材(1B)を被マスキング部から取外す。嵌合凹部(12B)およびフランジ(13B)は弾性変形するのでマスキング材(1B)は簡単に取り外せる。
なお本発明のマスキング材(1B)は、複数回繰り返して使用することができる。
なお本発明のマスキング材は、上記実施例に限られるものではなく、本発明の構成要件をみたす限り、どのような形状であってもよいし、どのような材料で製造されてもよく、あらゆる貫通孔を有する部材のマスキングに適用できる。
産業上の利用可能性
本発明のマスキング材によれば、貫通孔を有する部材の表面処理において、該貫通孔を確実にマスキングして表面処理から保護できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すものであって、マスキング材と貫通孔の斜視図を示すものである。
第2図は、本発明の第1実施例の一変形例を示すものであって、マスキング材嵌着状態の断面図を示すものである。
第3図は、本発明の第1実施例を示すものであって、マスキング材の断面図を示すものである。
第4図は、本発明の第2実施例を示すものであって、マスキング材の斜視図を示すものである。
第5図は、本発明の第2実施例を示すものであって、マスキング材の側面図を示すものである。
第6図は、本発明の第2実施例を示すものであって、バンパー(被マスキング部材)の斜視図を示すものである。
第7図は、本発明の第2実施例を示すものであって、マスキング材嵌着状態の側断面図を示すものである。
第8図は、従来例のマスキング材の斜視図を示すものである。
第9図は、従来例のマスキング材の嵌着状態の断面図を示すものである。
第10図は、従来例のマスキング材の斜視図を示すものである。
第11図は、他の従来例のマスキング材の嵌着状態の断面図を示すものである。
符号の説明
1A、1B マスキング材
11A、11B 嵌合部(嵌合凹部)
13A、13B フランジ
22A、21B 被マスキング部分(空気取入れ口)
22A、22B 貫通孔
Claims (1)
- 貫通孔を有する被マスキング部分に取り付けるマスキング材であって、該マスキング材には貫通孔に嵌着する嵌合部が形成されており、該嵌合部底端は該貫通孔末端に達し、該嵌合部底端周囲には該貫通孔周端縁まで被覆するフランジが形成されていることを特徴とするマスキング材
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