JP4879008B2 - マスキング材 - Google Patents
マスキング材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4879008B2 JP4879008B2 JP2006346969A JP2006346969A JP4879008B2 JP 4879008 B2 JP4879008 B2 JP 4879008B2 JP 2006346969 A JP2006346969 A JP 2006346969A JP 2006346969 A JP2006346969 A JP 2006346969A JP 4879008 B2 JP4879008 B2 JP 4879008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- masking material
- convex edge
- portions
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
そこで従来、貫通孔を有する被マスキング部分の場合、例えば図15に示す円筒状の嵌合部121Aや図17に示す箱形の嵌合部121Bを有するプラスチック製のマスキング材120A,120Bを使用して、該嵌合部121A,121Bを被マスキング部分の貫通孔110A、110Bに嵌着することによりマスキング材120A,120Bを被着することによって行っていた。
該嵌合突部31,32,33,34,35,36,62,63,64,65,66,67には全縁的または部分的に該貫通孔2奥端周縁部を被覆する凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aが突設されており、
更に該凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aの所定個所には一個または複数個の係合突起42,44,45,47,49,50,52,53,55,56,57,58,59,71,72,77,78,79,80,81,82,86,87,88が形成されていることを特徴とするマスキング材30を提供するものである。
上記マスキング材30はロックウェル(ASTM:D785)R50〜130の硬さの熱可塑性樹脂シートの真空成形および/または圧空成形品であることが望ましく、更に上記熱可塑性樹脂シートの厚みは0.2〜0.5mmであることが望ましい。このような熱可塑性樹脂シートの真空成形および/または圧空成形品であるマスキング材30にあっては、上記嵌合突部31,32,33,34,35,36,62,63,64,65,66,67に突設されている凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aの突出量と上記凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aに形成されている係合突起42,44,45,47,49,50,52,53,55,56,57,58,59,71,72,77,78,79,80,81,82,86,87,88の該凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aからの高さは1〜3mmであることが望ましい。
本発明のマスキング材30の嵌合突部31,32,33,34,35,36,62,63,64,65,66,67をマスキング対象部材1の貫通孔2に挿入することによって、該マスキング材30を該マスキング対象部材1の貫通孔2に取付ける。また該マスキング材30にあっては凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aの所定個所に設けた係合突起42,44,45,47,49,50,52,53,55,56,57,58,59,71,72,77,78,79,80,81,82,86,87,88が該貫通孔2の奥端周縁部に係合するから、該マスキング材30は該貫通孔2に堅固に取付けられ、塗装の際のスプレー圧等の外力が該マスキング材30に及ぼされても該マスキング材30は該貫通孔2からずれたり、はずれたりすることはない。
該マスキング材30を該貫通孔2に取付けた状態で、該嵌合突部31,32,33,34,35,36,62,63,64,65,66,67の奥端縁部に形成した凸縁部40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84Aによって該貫通孔2の奥端周縁部が被覆されるので、スプレー塗装の際にマスキング対象部材1の裏側にまわり込んだ塗料ミストが、該貫通孔2の奥端から貫通孔2内に侵入することが防止される。
したがって本発明のマスキング材は、マスキング対象部材1の貫通孔2に堅固に取付けることが出来る一方では該貫通孔2から容易に取り外すことが出来、そして該マスキング対象部材1の貫通孔2内が塗料によって汚染されることが確実に防止される。
図1に示すのは、本実施例のマスキング対象部材である自動車のバンパー1であり、該バンパー1には貫通孔である空気取入れ口2が設けられており、該空気取入れ口2にはフレーム3が嵌着されている。図2に示すように該フレーム3の正面左側部分の上縁には切欠き部4,5,6を介して突出部7,8,9,10が設けられており、該突出部8,9には2本の縦桟11,12が支持されており、更に縦方向中央部には1本の横桟13が設けられており、該空気取入れ口2の正面左側部分は該縦桟11,12と該横桟13とによって上下2段合計6個の区画孔部14,15,16,17,18,19に区画されている。
該フレーム3の正面右側部分は孔明き板20によって被覆されており、該孔明き板20の上段には2個の窓孔21、22が設けられ、横仕切り20Aを介して下段には縦桟23によって区画される2個の区画孔部24,25が設けられている。
該左側分割部分30Aには該フレーム3の区画孔部14,15,16,17,18,19にそれぞれ嵌着される上下二段の嵌合突部31,32,33,34,35,36が設けられており、該嵌合突部31,32間、該嵌合突部34,35間にわたって該フレーム3の縦桟11を嵌合する縦桟嵌合溝37が形成されており、該嵌合突部32,33間、該嵌合突部35,36間にわたって該フレーム3の縦桟12を嵌合する縦桟嵌合溝38が形成されている。更に該嵌合突部31、34間、該嵌合突部32,35間、該嵌合突部33,36間にわたって該フレーム3の横桟13を嵌合する横桟嵌合溝39が設けられている。
上記左上段の嵌合突部31の奥端左側縁から上側縁にかけては凸縁部40が突設されており、上面には高段部41が形成されており、該高段部41の周縁は凸縁部41Aになっており、該凸縁部41Aの所定個所には係合突起42が形成されており、該中上段の嵌合突部32の上面には高段部43が形成されており、該高段部43の周縁は凸縁部43Aになっており、該凸縁部43Aの所定個所には一対の係合突起44,45が形成されており、該右上段の嵌合突部33の上面には高段部46が形成されており、該高段部46の周縁は凸縁部46Aになっており、該凸縁部46Aの所定個所には一個の係合突起47が形成されている。
上記高段部41,43,46の凸縁部41A,43A,46Aの輪部は図2に示す該フレーム13の突出部8,9を有する上辺3Aの形状に沿った形状とされている。
更に該左下段の嵌合突部34の上面には左右一対の係合突起56,57が形成され、該中下段の嵌合突部35の上面には一個の係合突起58が形成され、該右下段の嵌合突部36の上面には一個の係合突起59が形成されている。また更に縦桟嵌合溝37の外側中央部にはつまみ60が突設されている。
該左側分割部分30Aの全周にわたって外周折返し部61が設けられている。
該上段の嵌合突部62,63の奥端上縁には凸縁部68,69が突設されており、更に左端の嵌合突部64の上面には高段部70が形成されており、該高段部70の周縁は凸縁部70Aになっており、該凸縁部70Aには左右一対の係合突起71,72が形成されている。該凸縁部70Aの輪部は該フレーム3の上辺形状に沿った形状とされている。
該下段の右側嵌合突起65の奥端下縁から右縁にかけては凸縁部73が突設され、該中央の嵌合突部66の奥端下縁には凸縁部74が突設され、該左端の嵌合突部67の奥端下縁には凸縁部75が突設され、該嵌合突部65の凸縁部73の右縁、角部、下縁にはそれぞれ一個づつ係合突起76,77,78が形成され、該嵌合突部66の凸縁部74には左右一対の係合突起79,80が形成され、該嵌合突部67の凸縁部75には左右一対の係合突起81,82が形成されており、該嵌合突部65,66の上面には高段部83,84がそれぞれ形成され、該高段部83,84の周縁は凸縁部83A,84Aになっており、該凸縁部83A,84Aの所定個所にはそれぞれ一個の係合突起86,87が形成されており、該係合突部67の上面には係合突起88が形成されている。上記凸縁部83A,84Aの輪部は、図3に示す孔明き板20の横仕切り20Aの形状に沿った形状とされる。
更に嵌合突部65,66間には縦桟23を嵌合する縦桟嵌合溝90が設けられており、また左端上下段の嵌合突部64,67間には横桟13を嵌合する横桟嵌合溝91が設けられている。
そして該右側分割部分30Bの全周には折返し部92が設けられている。
更に該フレーム3の上辺周縁は左側分割部分30Aの上側嵌合突部31,32,33の高段部41,43,46の凸縁部41A,43A,46Aおよび右側分割部分30Bの上側嵌合突部64の高段部70の凸縁部70Aに沿う。
また更に該マスキング材30の外周折返し部61,92は、該フレーム3の外周縁に嵌着される。
2,110A,110B 貫通孔
30,120A,120B マスキング材
31,32,33,34,35,36,62,63,64,65,66,67
嵌合突部
42,44,45,47,49,50,52,53,55,56,57,58,59,71,72,77,78,79,80,81,82,86,87,88
係合突起
40,41A,43A,46A,48,51,54,68,69,73,74,75,83A,84A 凸縁部
61,92 外周折返し部
Claims (4)
- マスキング対象部材に存在する貫通孔に嵌着する嵌合突部を設けたマスキング材であって、
該嵌合突部には全縁的または部分的に該貫通孔奥端周縁部を被覆する凸縁部が突設されており、
更に該凸縁部の所定個所には一個または複数個の係合突起が形成されていることを特徴とするマスキング材。 - 上記マスキング材はロックウェル(ASTM:D785)R50〜130の硬さの熱可塑性樹脂シートの真空成形および/または圧空成形品である請求項1に記載のマスキング材。
- 上記熱可塑性樹脂シートの厚みは0.2〜0.5mmである請求項2に記載のマスキング材。
- 上記嵌合突部に突設されている凸縁部の突出量と上記凸縁部に形成されている係合突起の該凸縁部からの高さは1〜3mmである請求項3に記載のマスキング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006346969A JP4879008B2 (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | マスキング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006346969A JP4879008B2 (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | マスキング材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008155130A JP2008155130A (ja) | 2008-07-10 |
JP4879008B2 true JP4879008B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
ID=39656633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006346969A Expired - Fee Related JP4879008B2 (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | マスキング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4879008B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6421015B2 (ja) * | 2014-11-10 | 2018-11-07 | 名古屋油化株式会社 | マスキング材および該マスキング材の製造方法 |
JP2020122030A (ja) * | 2017-05-31 | 2020-08-13 | 住友化学株式会社 | 樹脂組成物及びその製造方法、並びに樹脂フィルム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05111670A (ja) * | 1991-10-23 | 1993-05-07 | Daikyo Inc | 塗装前処理方法 |
JPH07308613A (ja) * | 1994-05-20 | 1995-11-28 | Yamawake Bussan Kk | マスキング材 |
JP3718558B2 (ja) * | 1996-05-29 | 2005-11-24 | 名古屋油化株式会社 | マスキング材 |
EP1493494A4 (en) * | 2002-04-09 | 2007-07-25 | Nagoya Oilchemical | MASKING ELEMENT |
JP2004155023A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Nagoya Oil Chem Co Ltd | マスキング材の製造方法 |
JP4522058B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2010-08-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 素材の成形装置及び成形方法並びに成形された不織布物品 |
-
2006
- 2006-12-25 JP JP2006346969A patent/JP4879008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008155130A (ja) | 2008-07-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6939597B2 (en) | Molded painted plastic component being an integrally formed badge | |
US10363886B2 (en) | Thick molded tape pad | |
JP2008136952A (ja) | マスキング材 | |
CA2634260A1 (en) | Molded article with in-molded decorative element | |
JP4879008B2 (ja) | マスキング材 | |
DE19941433A1 (de) | Airbag-Abdeckung mit einer vorformgebundenen dekorativen Applikation und Verfahren zur Herstellung derselben | |
EP0037587B1 (en) | Vehicle sill structure | |
JP2012236574A (ja) | 樹脂製装飾品 | |
US4898758A (en) | Paint mask | |
JP6487754B2 (ja) | マスキング材の製造方法 | |
US20080116667A1 (en) | Gas bag cover for a vehicle occupant restraint system and method of manufacturing a gas bag cover | |
JP2000263565A (ja) | 異色プラスチック表皮と異色表皮一体発泡成形品とその製造方法 | |
JPH0141532B2 (ja) | ||
CN113085750A (zh) | 一种车身侧裙板及加工方法 | |
CN214775695U (zh) | 车身侧裙板 | |
US20120315430A1 (en) | Decorated Part of an Assembly and Manufacturing Process Therefor | |
JP5888874B2 (ja) | 樹脂製装飾品 | |
JP5379637B2 (ja) | 樹脂成形製品 | |
JPH031138B2 (ja) | ||
JPS6138046B2 (ja) | ||
JP6920925B2 (ja) | 振動溶着方法、振動溶着治具及び車両用内装品 | |
WO2008035560A1 (fr) | Matière de masquage | |
JP3916497B2 (ja) | 塗装方法 | |
JP4297005B2 (ja) | 自動車用外装部品 | |
JP2002361134A (ja) | マスキング材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111122 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4879008 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |