JPWO2003008838A1 - 切替型液封入式防振装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車等のパワーユニットその他の振動体を防振的に支持するのに用いる切替型の液封入式防振装置に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、自動車用エンジン等の振動体を振動を車体に伝達させないように支承するマウントとして液封入式防振装置が用いられている。
この液封入式防振装置の一つとして、シェイク振動とアイドル振動などの周波数域の異なる2種の振動に応じて防振特性を切替るようにした切替型の液封入防振装置が提案されている。
例えば、特開平8−270718号公報には、図5に示すような切替型液封入防振装置が開示されている。
この従来の防振装置は、第1取付具(101)と、有底筒状をなし底壁が前記の第1取付具(101)から軸方向に所定の距離を隔てて位置する第2取付具(102)と、これら第1取付具(101)と第2取付具(102)との間に介装されて両者を互いに連結するゴム弾性体よりなる防振基体(103)とを備える。防振基体(103)と第2取付具(102)との間の空間内には、仕切部材(104)、第1ダイヤフラム(105)及び第2ダイヤフラム(106)とが軸方向に直列的に配設され、防振基体(103)と仕切部材(104)との間に主液室(107)が形成され、仕切部材(104)と第1ダイヤフラム(105)との間に副液室(108)が形成されている。また、第1ダイヤフラム(105)と第2ダイヤフラム(106)との間に平衡室(109)が形成され、第2ダイヤフラム(106)と第2取付具(102)との間に大気圧と負圧の選択導入が可能な切替室(110)が形成されている。仕切部材(104)には、主液室(107)と副液室(108)を連通させる、外側のオリフィス(113)とこれより直径方向の内側にある内側オリフィス(114)が設けられており、また、切替室(110)内には、第2ダイヤフラム(106)を介して、第1ダイヤフラム(105)を仕切部材(104)に対して押圧するコイルばね(127)が配されている。そして、第2取付具(102)の底壁には、切替室(110)に大気圧と負圧を導入するためのパイプ(128)が貫設されており、このパイプ(128)から切替室(110)に大気圧を導入することにより、第1ダイヤフラム(105)がコイルばね(127)によって仕切部材(104)に押圧されて内側オリフィス(114)と副液室(108)との液の流れが阻止され、パイプ(128)から切替室(110)に負圧を導入することにより、第1ダイヤフラム(105)がコイルばね(127)による付勢力に抗して移動することにより、仕切部材(104)から離脱して、内側オリフィス(114)と副液室(108)とを連通させるようになっている。このように、この防振装置は、切替室(110)の大気圧導入と負圧導入とを選択的に切り替えることにより、内側オリフィス(114)を開閉可能となし、周波数域が異なる2種類の振動のそれぞれに対応したオリフィスを選択的に使用できるようにしたものである。
この公知の防振装置においては、切替室(110)に大気圧と負圧を導入するためのパイプ(128)が、第2取付具(102)の底面から突出した状態にて、溶接などで取付固定されている。このようにパイプ(128)が突出していると、防振装置を車両に搭載する前の段階において、作業台や運搬台上に防振装置を載置したときに、パイプ(128)で防振装置の自重を支えることになって、パイプ(128)が外れてしまう場合がある。このパイプ(128)は、通常、車両搭載後のことを考えて、第2取付具(102)から抜けにくいように固定されており、即ち、抜け方向への荷重には強いが、切替室(110)内への押し込み方向の荷重には弱く、従って、上記した車両搭載前のパイプ(128)外れの問題が生じやすい。
〔発明の開示〕
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、切替室の大気圧導入と負圧導入とを選択的に切り替えることにより、内外2つのオリフィスのうちの内側オリフィスを開閉可能とし、シェイク振動とアイドル振動などの周波数域の異なる2つの振動のそれぞれに対応したオリフィスを選択使用できるようにした液封入式防振装置において、切替室に大気圧と負圧を導入するパイプの外れを防止することを目的とする。
本発明の切替型液封入式防振装置は、第1取付具と、有底筒状をなしその底壁が前記第1取付具から軸方向に所定の距離を隔てて位置している第2取付具と、これら第1取付具と第2取付具との間に介装されて両取付具を互いに連結するゴム弾性体よりなる防振基体と、前記の防振基体と第2取付具との間の空間内において軸方向に直列的に配設された、仕切部材、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムと、前記の防振基体と仕切部材との間に形成された第1液室と、前記の仕切部材と第1ダイヤフラムとの間に形成された第2液室と、前記仕切部材に設けられた、第1液室と第2液室を連通させる、外側オリフィスとこれより直径方向の内側にある内側オリフィスと、前記の第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムとの間に形成された平衡室と、前記の第2ダイヤフラムと第2取付具の底壁との間に形成され、大気圧と負圧の選択導入が可能な切替室と、前記第1ダイヤフラムを仕切部材に対して押圧する付勢手段とからなり、前記切替室に大気圧を導入することにより、前記第1ダイヤフラムが前記付勢手段によって前記仕切部材に押圧されて前記内側オリフィスが閉鎖され、前記切替室に負圧を導入することにより、前記第1ダイヤフラムが前記付勢手段による付勢力に抗して前記仕切部材から離脱して前記内側オリフィスが開放されるようにした、液封入式防振装置において、前記第2取付具の底壁の一部が前記切替室側に陥没し、前記切替室に大気圧と負圧を導入するためのパイプがこの陥没部の頂部に貫設されて陥没部内に収容され、前記陥没部の周りの底壁に外方側に突出する複数の凸部が設けられたものである。
このように第2取付具の底壁に陥没部を設けてその内側に導入用パイプを収容したことにより、該パイプを第2取付具の底面から下方に突出させないことが可能となる。そのため、車両搭載までの間において作業台や運搬台等に載置したときに、該パイプで防振装置の自重を支えることがなくなり、パイプの外れを確実に防止することができる。
この導入用パイプは、陥没部内に完全に収容されていることが好ましいが、装置の設計上、パイプが陥没部内からわずかに下方に突出せざるを得ない場合がある。すなわち、パイプは、車両搭載時に切替バルブからの配管を接続するために、切替室から外部にある程度突出させておく必要があり、また、陥没部の高さは、切替室の軸方向寸法などにより制限を受ける。本発明の防振装置によれば、このような場合であっても、陥没部の周りに設けた外方側に突出する凸部により、パイプと作業台や運搬台等の載置面との干渉を回避することができる。
本発明の防振装置においては、前記第2取付具における底壁の周縁部に前記第2ダイヤフラムの圧入領域が確保され、前記第2ダイヤフラムが前記第2取付具の上部開口側から圧入されて前記圧入領域において固定されてもよい。これにより、第2ダイヤフラムを第2取付具とともにかしめ固定する必要がなくなる。
本発明の防振装置においては、前記付勢手段が、前記切替室内において前記第2取付具の底壁と前記第2ダイヤフラムとの間に配されて、第2ダイヤフラムを介して前記第1ダイヤフラムを前記仕切部材に対して押圧するコイルばねであり、前記第2取付具における前記陥没部の周りの底壁に該コイルばねの受け面が確保され、前記コイルばねが前記陥没部を取り囲むように該受け面上に配置されてもよい。このようにパイプ収容用の陥没部の周りにコイルばねの受け面を確保し、陥没部を取り囲むようにコイルばねを配設したことにより、コイルばねの下端部をこの陥没部の外周で位置決めすることができ、第2取付具の底壁上でのコイルばねのズレを防止することができる。
本発明の防振装置においては、また、前記第2ダイヤフラムにストッパゴム部が設けられ、前記第2取付具における前記陥没部の周りの底壁に該ストッパゴム部の当接面が確保されてもよい。これにより、切替室の負圧導入時における第2ダイヤフラムの下方への必要以上の変位を制限することができる。
この場合、上記の凸部は、前記ストッパゴム部の当接面に相当する底壁部分に設けることができる。ストッパゴム部との当接面は周方向の全体にわたって確保されている必要はないため、この部分であれば、性能を損なうことなく凸部を設けることができる。
本発明の防振装置においては、また、前記陥没部が前記第2取付具の底壁の中央部に設けられ、その周りに前記コイルばねの受け面が確保されるとともに、該受け面と前記第2ダイヤフラムの圧入領域との間に前記ストッパゴム部の当接面が確保されてもよい。
〔発明を実施するための最良の形態〕
次に、本発明の一実施形態に係る切替型液封入式防振装置について図面を参照して説明する。
この切替型液封入式防振装置は、第1取付具(1)と、有底筒状をなし底部が第1取付具(1)から軸方向に所定の距離を隔てて位置している第2取付具(2)と、これら第1取付具(1)と第2取付具(2)との間に介装されて両取付具を互いに連結する、ゴム弾性体よりなる厚肉の防振基体(3)とを有している。
第1取付具(1)は、金属材等の剛性を有する材料より形成された略コマ形状をなし、その中央部に取付ボルト(1a)が突設されている。そして、この取付ボルト(1a)により、第1取付具(1)は主に自動車用エンジン等のパワーユニットつまり振動体側に取付けられる。
第2取付具(2)についても、金属材等の剛性を有する材料より形成されている。この実施形態の場合、第2取付具(2)は、上部が防振基体(3)に加硫接着された筒状金具(21)と、底壁(22)および筒状の側壁(23)からなるカップ状の蓋金具(24)とよりなり、蓋金具(24)の側壁(23)のフランジ状上端部(23a)が筒状金具(21)の下端部(21a)にかしめ固定されている。この第2取付具(2)は、筒状金具(21)および/または蓋金具(24)の外周に付設されるブラケット(図示省略)により主に車体側に取付けられる。なお、筒状金具(24)の上部外周には、防振基体(3)を収容するようにストッパ金具(30)が取り付けられている。
防振基体(3)は、図に示すように略傘形状をなしており、この上部に第1取付具(1)が埋設された状態にて加硫接着手段により結合されている。また防振基体(3)の下部外周には第2取付具(2)の筒状金具(21)が加硫接着されている。
防振基体(3)と第2取付具(2)の底壁(22)との間の空間内には、防振基体(3)の側から順に、仕切部材(4)と、ゴム膜よりなる第1ダイヤフラム(5)と第2ダイヤフラム(6)とが軸方向に直列的に配設されている。そして、防振基体(3)と仕切部材(4)との間が液体を封入した主液室(7)として形成され、仕切部材(4)と第1ダイヤフラム(5)の間が後述のオリフィスを通じて主液室(7)と連通する副液室(8)として形成されている。
さらに、第1ダイヤフラム(5)と第2ダイヤフラム(6)との間が、第2取付具(2)の蓋金具(24)の側壁(23)に有する通気孔(23b)を通じて大気に開放された平衡室(9)とされている。また、第2ダイヤフラム(6)とその下面を覆う蓋金具(24)の底壁(22)の間が、大気圧と負圧の選択導入が可能な切替室(10)とされている。この切替室(10)は、後述のパイプ(11)を通じて外部の切替バルブ(図示せず)により大気圧導入状態と負圧導入状態に切替られて、その容積を変化させるようになっている。また、平衡室(9)は、副液室(8)と切替室(10)との圧力差を緩和する働きを持っており、これによりダイヤフラム(5)(6)の耐久性に貢献でき、切替室(10)に小さい負圧力を導入することで制御できるものとなっている。なお、平衡室(9)は密封室とすることも可能である。
仕切部材(4)は、アルミニウム等の金属や合成樹脂、その他の剛性材料による成形体である第1部材(41)と、該第1部材(41)の下面に配された金属板よりなる第2部材(42)とで構成されている。第1部材(41)は、その外周に沿って外側オリフィス(12)を形成するための周方向に延びる溝を有し、その内側における下面側に内側オリフィス(13)を形成するための周方向に延びる溝を有する。第1部材(41)は第2部材(42)とともに、第2取付具(2)の筒状金具(21)の下部開口側の内周に、防振基体(3)と一体のシール用ゴム部(3a)を介して気密に嵌着されており、これにより、前記外周の溝が外側オリフィス(12)としての通路を構成するようになっている。また、前記の内側の溝は、第1部材(41)の下面を塞ぐ第2部材(42)によって、内側オリフィス(13)としての通路を構成するようになっている。内側オリフィス(13)の副液室(8)側への出口部(13a)は、仕切部材(4)の中央部が下方に開口することにより形成されている。
なお、外側オリフィス(12)は、内側オリフィス(13)に比して、その流路の長さが長く形成されるか、あるいはその流路の断面積を小さく設定することによって、低周波数域(シェイク振動の周波数域)で振動減衰作用を効果的に発揮されるようになされ、また、内側オリフィス(13)は、高周波数域(アイドル振動の周波数域)で振動減衰作用を効果的に発揮できるようになされている。
第1ダイヤフラム(5)は、その外周部に加硫接着された環状のカラー金具(51)を備え、このカラー金具(51)が、上記した筒状金具(21)と蓋金具(24)とのかしめ固定部において、仕切部材(4)の第2部材(42)の周縁部とともに一体にかしめ固定されている。第1ダイヤフラム(5)の中央部には、内側オリフィス(13)の出口部(13a)と共軸にこれを閉塞できる弁体(52)が一体に形成されている。この弁体(52)は、仕切部材(4)における内側オリフィス(13)の周囲部下面に当接するやや厚肉の平坦ゴム面(53)を有するとともに、該平坦ゴム面(53)の中央部において内側オリフィス(13)に嵌り込んでいる横ずれ防止用の突出部(54)を有してなり、この突出部(54)が出口部(13a)に嵌り込んでいる状態下で弁体(52)が上下に移動して、内側オリフィス(13)を開閉できるようになっている。
第2ダイヤフラム(6)は、第1ダイヤフラム(5)のゴム膜よりやや厚肉の環状ゴム部(61)と、このゴム部(61)の内周縁部に連接されて弁体(52)の平坦ゴム面(53)を平衡室(9)側から仕切部材(4)に押圧するための断面が略キャップ状をなす押圧補助部材(62)とを有し、押圧補助部材(62)を介して弁体(52)を上下させるように設けている。第2ダイヤフラム(6)は、その外周部に加硫接着された筒形のリング状金具(63)を有し、この外周部が第2取付具(2)の蓋金具(24)の側壁(23)の下端部に気密状態を保持するように圧入されて固定されている。なお、蓋金具(24)の側壁(23)は、段差部(23c)を介してその下部側の径が上部側よりもやや小さくなっており、この小径の下部側に第2ダイヤフラム(6)が圧入されるようになっている。また、第2ダイヤフラム(6)には、切替室(10)の負圧導入時に、弁体(52)の突出部(54)が内側オリフィス(14)内から抜脱しないように、押圧補助部材(62)の降下を規制するストッパゴム部(65)が前記ゴム部(61)と一体のゴムにより設けられている。
切替室(10)内には、第2ダイヤフラム(6)の押圧補助部材(62)を介して、第1ダイヤフラム(5)の弁体(52)を仕切部材(4)に押圧させる付勢手段であるコイルばね(14)が配されている。コイルばね(14)は、押圧補助部材(62)の段部(64)と蓋金具(24)の底壁(22)側との間に設けられている。
第2取付具(2)の蓋金具(24)における底壁(22)には、切替室(10)内に大気圧と負圧を導入するためのパイプ(11)が貫設されている。図1及び3に示すように、底壁(22)はその中央部が上方、即ち切替室(10)側に陥没して設けられている。すなわち、底壁(22)の中央部は、切替室(10)内部に向かって張り出すように、絞り加工により略円錐台状に陥没形成されている。そして、この陥没部(25)の頂部における水平なパイプ取付面(25a)に、パイプ(11)が抵抗溶接により貫通した状態に固設されている。パイプ(11)は、その下端が蓋金具(24)の底面から下方に突出しないように陥没部(25)の内側の空間内に収容されている。
蓋金具(24)の底壁(22)には、また、陥没部(25)の基端部外周に、切替室(10)内に配されたコイルばね(14)の下端を受けるための環状のばね受け面(26)が確保されている。コイルばね(14)は、陥没部(25)を取り囲むようにばね受け面(26)上に配置されて、陥没部(25)の外周で位置決めされている。
蓋金具(24)の底壁(22)にはまた、その周縁部に第2ダイヤフラム(6)の圧入領域(27)が確保されている。第2ダイヤフラム(6)は、蓋金具(24)の上部開口側から圧入され、上記圧入領域において、その外周部が側壁(23)の内周面に嵌着固定されている。
蓋金具(24)の底壁(22)には、更に、ばね受け面(26)の周りであって、圧入領域(27)との間に、上記したストッパゴム部(65)の当接面(28)が確保されている。切替室(10)の負圧導入時、この当接面(28)にストッパゴム部(65)が当接することにより、第2ダイヤフラム(6)の押圧補助部材(62)の所定以上の降下が規制される。
図1及び図4に示すように、蓋金具(24)の底壁(22)には、また、下方、即ち外方側にわずかに突出する複数の円形の凸部(29)が設けられている。この凸部(29)は、パイプ(11)の下端が蓋金具(24)の底面からわずかに突出する場合であっても、該パイプ(11)と作業台や運搬台等の載置面との干渉を回避するためのものである。すなわち、パイプ(11)は、その下端が、陥没部(25)内で、又は陥没部(25)から突出するとしても凸部(29)の下面よりも上方で終端しており、これにより載置面との干渉が回避されている。凸部(29)は、周方向に3個以上設けられていることが好ましく、この実施形態では周方向に4個が等間隔に設けられている。凸部(29)は、ストッパゴム部(65)との当接面(28)に相当する箇所に設けられている。ストッパゴム部(65)との当接面(28)は周方向の全体にわたって確保されている必要はないため、この部分であれば、性能を損なうことなく干渉回避用の凸部(29)を設けることができる。
上記のように構成された切替型液封入式防振装置は、パワーユニット等の振動体側から与えられた振動によって防振基体(3)が変形し、この変形によって主液室(7)における液体が仕切部材(4)に有する外側オリフィス(12)または内側オリフィス(13)を介して副液室(8)との間で流出入し、このとき、外側オリフィス(12)と内側オリフィス(13)それぞれの共振特性により、振動が大幅に減衰される。
図1は、切替室(10)がパイプ(11)を通じて大気圧が導入された状態を示し、第1ダイヤフラム(5)の中央部に有する弁体(52)がコイルばね(14)の付勢力により押圧補助部材(62)を介して仕切部材(4)の側に押圧され、該弁体(52)の平坦ゴム面(53)が仕切部材(4)の下面に当接して内側オリフィス(13)が塞がれている。そのため、液体は外側オリフィス(12)を通じて主液室(7)と副液室(8)の間を流通する。したがって、外側オリフィス(12)により減衰作用を効果的に行なえるようにした周波数域の振動、例えばシェイク振動を効果的に減衰できる。
一方、図2は、切替室(10)に負圧を導入した状態を示している。この場合、切替室(10)が負圧になることによって、第2ダイヤフラム(6)が押圧補助部材(62)とともに第2取付具(2)の底壁(22)側に吸引されるとともに、これに伴ってコイルばね(14)の付勢力に抗して弁体(52)と共に下方へ移動し、平坦ゴム面(53)が仕切部材(4)の下面から離脱し、内側オリフィス(13)が副液室(8)に対し開放状態となり、主液室(7)と副液室(8)とが連通状態となる。このとき、内側オリフィス(13)は、外側オリフィス(12)に比して大きい断面積でかつ液流の距離も短いために、液体は外側オリフィス(12)を流通することなく内側オリフィス(13)を流通することになり、内側オリフィス(13)により減衰作用を効果的に行なえるようにした周波数域の振動、すなわちアイドル振動を効果的に減衰できる。
以上説明した本実施形態の液封入式防振装置であると、第2取付具(2)の底壁(22)に陥没部(25)を設けてその内側に上記の導入用パイプ(11)を収容するとともに、陥没部(25)の周りに干渉回避用の凸部(29)を設けたことにより、該パイプ(11)が第2取付具(2)の底面から下方に突出していない。そのため、車両搭載までの間において防振装置を作業台や運搬台等に載置したときに、パイプ(11)で防振装置の自重を支えることがなくなり、パイプ(11)の外れを確実に防止することができる。
また、底壁(22)に、コイルばね(14)の受け面(26)、第2ダイヤフラム(6)の圧入領域(27)及びストッパゴム部(65)の当接面(28)を確保した上で、上記のようなパイプ収容用の陥没部(25)を設けたことにより、切替型液封入式防振装置としての性能を損なうことなく、上記パイプ外れの問題を解消することができる。
〔産業上の利用可能性〕
上記したように本発明によれば、切替室に大気圧と負圧を導入するためのパイプ外れを確実に防止することができ、不良率の少ない生産性に優れる切替型液封入式防振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の1実施形態の切替型液封入式防振装置の切替室に大気圧を導入した状態の縦断面図、
図2は、同装置の切替室に負圧を導入した状態の縦断面図、
図3は、同装置の第2取付具を構成する蓋金具の一部欠截斜視図、
図4は、同蓋金具の平面図、
図5は、従来の切替型液封入式防振装置の縦断面図である。
Claims (6)
- 第1取付具と、
有底筒状をなしその底壁が前記第1取付具から軸方向に所定の距離を隔てて位置している第2取付具と、
これら第1取付具と第2取付具との間に介装されて両取付具を互いに連結するゴム弾性体よりなる防振基体と、
前記の防振基体と第2取付具との間の空間内において軸方向に直列的に配設された、仕切部材、第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムと、
前記の防振基体と仕切部材との間に形成された第1液室と、
前記の仕切部材と第1ダイヤフラムとの間に形成された第2液室と、
前記仕切部材に設けられた、第1液室と第2液室を連通させる、外側オリフィスとこれより直径方向の内側にある内側オリフィスと、
前記の第1ダイヤフラムと第2ダイヤフラムとの間に形成された平衡室と、
前記の第2ダイヤフラムと第2取付具の底壁との間に形成され、大気圧と負圧の選択導入が可能な切替室と、
前記第1ダイヤフラムを仕切部材に対して押圧する付勢手段とからなり、
前記切替室に大気圧を導入することにより、前記第1ダイヤフラムが前記付勢手段によって前記仕切部材に押圧されて前記内側オリフィスが閉鎖され、
前記切替室に負圧を導入することにより、前記第1ダイヤフラムが前記付勢手段による付勢力に抗して前記仕切部材から離脱して前記内側オリフィスが開放されるようにした、液封入式防振装置において、
前記第2取付具の底壁の一部が前記切替室側に陥没し、前記切替室に大気圧と負圧を導入するためのパイプがこの陥没部の頂部に貫設されて陥没部内に収容され、
前記陥没部の周りの底壁に外方側に突出する複数の凸部が設けられた
ことを特徴とする切替型液封入式防振装置。 - 前記第2取付具における底壁の周縁部に前記第2ダイヤフラムの圧入領域が確保され、前記第2ダイヤフラムが前記第2取付具の上部開口側から圧入されて前記圧入領域において固定されたことを特徴とする請求項1記載の切替型液封入式防振装置。
- 前記付勢手段が、前記切替室内において前記第2取付具の底壁と前記第2ダイヤフラムとの間に配されて、第2ダイヤフラムを介して前記第1ダイヤフラムを前記仕切部材に対して押圧するコイルばねであり、
前記第2取付具における前記陥没部の周りの底壁に該コイルばねの受け面が確保され、前記コイルばねが前記陥没部を取り囲むように該受け面上に配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の切替型液封入式防振装置。 - 前記第2ダイヤフラムにストッパゴム部が設けられ、前記第2取付具における前記陥没部の周りの底壁に該ストッパゴム部の当接面が確保されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の切替型液封入式防振装置。
- 前記凸部が、前記ストッパゴム部の当接面に相当する底壁部分に設けられたことを特徴とする請求項4記載の切替型液封入式防振装置。
- 前記第2ダイヤフラムにストッパゴム部が設けられ、
前記付勢手段が、前記切替室内において前記第2取付具の底壁と前記第2ダイヤフラムとの間に配されて、第2ダイヤフラムを介して前記第1ダイヤフラムを前記仕切部材に対して押圧するコイルばねであり、
前記陥没部が前記第2取付具の底壁の中央部に設けられ、その周りに前記コイルばねの受け面が確保されるとともに、前記第2取付具の底壁の周縁部に前記第2ダイヤフラムの圧入領域が確保され、前記受け面と前記第2ダイヤフラムの圧入領域との間に前記ストッパゴム部の当接面が確保され、
前記コイルばねが前記陥没部を取り囲むように前記受け面上に配置され、前記第2ダイヤフラムが前記第2取付具の上部開口側から圧入されて前記圧入領域において固定されたことを特徴とする請求項1記載の切替型液封入式防振装置。
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