JP6473560B2 - 防振装置 - Google Patents
防振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6473560B2 JP6473560B2 JP2013035792A JP2013035792A JP6473560B2 JP 6473560 B2 JP6473560 B2 JP 6473560B2 JP 2013035792 A JP2013035792 A JP 2013035792A JP 2013035792 A JP2013035792 A JP 2013035792A JP 6473560 B2 JP6473560 B2 JP 6473560B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- liquid chamber
- mounting
- mounting member
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 70
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 67
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 30
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 16
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 8
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 6
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 6
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
防振装置における筒状の第1取付け部材は、車体に取り付けられる車体側ブラケット(特許文献1の図1における符号112)の筒状部に嵌合支持されている。車体側ブラケットはエンジンなどの重荷重を受けるために厚肉で高剛性に形成されている。この車体側ブラケットの底部には深絞り加工や曲げ加工が施されることにより特許文献1の図1に符号114、116、118で示されるような段差部、嵌着筒部及び係止突起が形成されており、該底部内にアクチュエータが位置決めされた状態で装着されている。
すなわち車体側ブラケットは厚肉で高剛性であるため、該車体側ブラケットの底部に前述の段差部、嵌着筒部及び係止突起を深絞り加工や曲げ加工によって精度よく形成することは容易ではなく、製造が複雑であるとともにコストが嵩んでいた。
すなわち本発明の防振装置は、振動発生部及び振動受部のうちいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材、及び、他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材同士を連結するとともに、前記第1取付け部材における軸線方向の一方側の開口を閉塞する弾性体と、前記第1取付け部材における軸線方向の他方側の開口を閉塞するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを前記第1取付け部材に固定する環状の固定部材と、作動液が封入された前記第1取付け部材内の液室を、前記弾性体を壁面の一部とする主液室と、前記ダイヤフラムを壁面の一部とする副液室と、に区画するとともに、前記主液室と前記副液室とを連通する複数の連通路が形成された仕切り部材と、前記ダイヤフラムを前記軸線方向に挟む前記副液室の反対側に、前記ダイヤフラムに対して進退可能に配設されるとともに、前記複数の連通路のうちの一部における前記副液室に向けた開口を該ダイヤフラムによって開閉させるアクチュエータと、を備え、前記固定部材には、前記第1取付け部材における前記軸線方向の他方側の端部から該第1取付け部材の外側に突出する支持部が突設され、前記アクチュエータは、基材と、前記基材を覆う弾性壁と、前記弾性壁と前記基材との間に配設されて前記弾性壁を付勢する付勢部材と、を有し、前記基材が、前記支持部に固定され、前記ダイヤフラムの外周縁部には筒状の外縁ゴムが形成されており、前記固定部材は、環状の装着部と、前記装着部の内周縁部から前記軸線方向の他方側に向けて延びる前記支持部と、前記装着部の外周縁部から前記軸線方向の一方側に向けて延びる周壁と、を有し、前記外縁ゴムは前記周壁の内周面に加硫接着されていることを特徴とする。
この防振装置10は、自動車における振動発生部であるエンジンを振動受部である車体へ支持するエンジンマウントである。
第1取付け部材11は筒状をなし、振動発生部及び振動受部のうちいずれか一方に連結される。また第2取付け部材12は振動発生部及び振動受部のうち前記一方とは異なる他方に連結される。本実施形態では第1取付け部材11は振動受部である車体に車体側ブラケット26を介して連結され、第2取付け部材12は振動発生部であるエンジンにエンジン側ブラケットを介して連結されている。弾性体13は第1取付け部材11と第2取付け部材12との間を弾性的に連結するとともに、第1取付け部材11における軸線O方向の一方側の開口を閉塞している。ダイヤフラム14は第1取付け部材11における軸線O方向の他方側の開口を閉塞している。固定部材15は環状をなし、ダイヤフラム14の外周縁部に当接した状態で第1取付け部材11に保持されることで、ダイヤフラム14を第1取付け部材11に固定している。仕切り部材19は作動液が封入された第1取付け部材11内の液室16を、弾性体13を壁面の一部とする主液室17と、ダイヤフラム14を壁面の一部とする副液室18とに区画しており、該仕切り部材19には主液室17と副液室18とを連通する複数の連通路41、42、43が形成されている。アクチュエータ20はダイヤフラム14を軸線O方向に挟む副液室18の反対側にダイヤフラム14に対して進退可能に配設されるとともに、複数の連通路41、42、43のうちの一部(本実施形態では連通路43)における副液室18に向けた開口を該ダイヤフラム14によって開閉させる構成を有している。ストッパー部材40は弾性体13から仕切り部材19側に離間されて主液室17内に配設されており、該仕切り部材19を覆うように形成されている。
装着部35は円環板状をなし、取付け筒部24の底壁24cにその上側から当接して取付け溝25内に配設されており、またダイヤフラム14の外周縁部(具体的にはダイヤフラムゴム34の外周縁部及び外縁ゴム33)にその下側から当接していて、つまり装着部35はダイヤフラム14の外周縁部と底壁24cとに上下から挟まれている。本実施形態ではダイヤフラム14の外周縁部が固定部材15の装着部35に加硫接着されてはおらず、これらのダイヤフラム14の外周縁部と固定部材15の装着部35とが非接着状態で当接している。
本体部材37はストッパー部材40を介して第1取付け部材11の小径部22内に装着された平面視円形の部材であり、例えば金属や樹脂等からなる。本体部材37には、中央貫通孔44と、周溝45と、収容溝46と、補助貫通孔47と、フランジ部48とが形成されている。
ストッパー本体52の天壁52cは、仕切り部材19の蓋部材38から上側に離間して配置されているとともに該蓋部材38を覆うように形成されている。前記天壁52cの中央には該天壁52cを上下に貫通する流通孔52aが形成されている。前記天壁52cにおける流通孔52aの径方向外側には該天壁52cを厚さ方向に貫通する複数の補助流通孔52bが形成されており、これら補助流通孔52bは周方向に間隔をあけて配置されている。ストッパー本体52の周壁の下端部は仕切り部材19の本体部材37の下端部に外嵌されている。
一方特に図示しないが、空気室56内が負圧とされた状態では付勢部材58の付勢力に抗って弾性壁55の変形膜部63が空気室56内の容積を減少させるように変形するとともに前記天壁62aが下方移動して、蓋板32と本体部材37との密着状態が解除される。これにより連通路43の下端開口が開放されるとともに、該連通路43の内部と副液室18内とが連通される。
まず、アクチュエータ20の空気室56内が大気圧とされ該アクチュエータ20がダイヤフラム14を押し上げているとともに、仕切り部材19の連通路43が閉塞された状態における作用について説明する。
防振装置10が装着された自動車のエンジンが稼働するとその振動がエンジン側ブラケットを介して第2取付け部材12に伝達され、この防振装置10には比較的周波数の低い振動つまりアイドル運転時よりも大振幅で周波数が小さいシェイク振動(低周波大振幅振動)が入力される。このとき振動入力に伴う主液室17の液圧変動に同期し、メンブランゴム39が収容室51内で軸方向に変位したり弾性変形したりすることで、該メンブランゴム39が収容室51の内面に当接して連通路42が閉塞される。このためシェイク振動による第2取付け部材12の上下方向への繰り返し移動(バウンド側への移動とリバウンド方向への移動を交互に繰り返す運動)に伴い主液室17の液圧が変動し主液室17と副液室18との間に内圧差が生じ、液室16内の液体は連通路41を通って主液室17と副液室18との間で往来する。ここで連通路41はその流路長及び断面積がシェイク振動に対応するようにチューニングされており、連通路41内を流通する液体に共振現象(液柱共振)が生じてシェイク振動が減衰され車体側に伝達される振動が低減される。
またストッパー部材40は設けられていなくても構わない。
Claims (2)
- 振動発生部及び振動受部のうちいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材、及び、他方に連結される第2取付け部材と、
これらの両取付け部材同士を連結するとともに、前記第1取付け部材における軸線方向の一方側の開口を閉塞する弾性体と、
前記第1取付け部材における軸線方向の他方側の開口を閉塞するダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムを前記第1取付け部材に固定する環状の固定部材と、
作動液が封入された前記第1取付け部材内の液室を、前記弾性体を壁面の一部とする主液室と、前記ダイヤフラムを壁面の一部とする副液室と、に区画するとともに、前記主液室と前記副液室とを連通する複数の連通路が形成された仕切り部材と、
前記ダイヤフラムを前記軸線方向に挟む前記副液室の反対側に、前記ダイヤフラムに対して進退可能に配設されるとともに、前記複数の連通路のうちの一部における前記副液室に向けた開口を該ダイヤフラムによって開閉させるアクチュエータと、を備え、
前記固定部材には、前記第1取付け部材における前記軸線方向の他方側の端部から該第1取付け部材の外側に突出する支持部が突設され、
前記アクチュエータは、基材と、前記基材を覆う弾性壁と、前記弾性壁と前記基材との間に配設されて前記弾性壁を付勢する付勢部材と、を有し、
前記基材が、前記支持部に固定され、
前記ダイヤフラムの外周縁部には筒状の外縁ゴムが形成されており、
前記固定部材は、環状の装着部と、前記装着部の内周縁部から前記軸線方向の他方側に向けて延びる前記支持部と、前記装着部の外周縁部から前記軸線方向の一方側に向けて延びる周壁と、を有し、
前記外縁ゴムは前記周壁の内周面に加硫接着されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1に記載の防振装置であって、
前記基材が、環状体を介して前記支持部に固定されていることを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013035792A JP6473560B2 (ja) | 2013-02-26 | 2013-02-26 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013035792A JP6473560B2 (ja) | 2013-02-26 | 2013-02-26 | 防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014163460A JP2014163460A (ja) | 2014-09-08 |
JP6473560B2 true JP6473560B2 (ja) | 2019-02-20 |
Family
ID=51614253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013035792A Active JP6473560B2 (ja) | 2013-02-26 | 2013-02-26 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6473560B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3539067B2 (ja) * | 1996-05-23 | 2004-06-14 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式マウント装置 |
FR2755489B1 (fr) * | 1996-11-04 | 1999-01-08 | Hutchinson | Support antivibratoire hydraulique |
JPH10238586A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-08 | Tokai Rubber Ind Ltd | 流体封入式防振装置 |
JP3721913B2 (ja) * | 2000-01-14 | 2005-11-30 | 東海ゴム工業株式会社 | 流体封入式防振装置 |
JP3353082B2 (ja) * | 2000-02-01 | 2002-12-03 | 東洋ゴム工業株式会社 | 切替型液封入式防振装置 |
JP3629483B2 (ja) * | 2001-07-16 | 2005-03-16 | 東洋ゴム工業株式会社 | 切替型液封入式防振装置 |
JP2010255831A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
-
2013
- 2013-02-26 JP JP2013035792A patent/JP6473560B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014163460A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101981342B (zh) | 防振装置 | |
JPWO2010126060A1 (ja) | 防振装置 | |
JPWO2008156169A1 (ja) | 防振装置 | |
JP2007321964A (ja) | 防振装置 | |
JP6297906B2 (ja) | 液封入式防振装置 | |
JP6473560B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2005113954A (ja) | 防振装置 | |
JP5925545B2 (ja) | 液封入式防振装置 | |
JP4263159B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2010255786A (ja) | 防振装置 | |
JP2010031988A (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP4732842B2 (ja) | 防振装置 | |
JP5081688B2 (ja) | 防振装置 | |
JP5114799B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2008223785A (ja) | 防振装置 | |
JP2006266425A (ja) | 能動型流体封入式防振装置 | |
JP5081669B2 (ja) | 防振装置 | |
JP5193652B2 (ja) | 防振装置 | |
JP4732852B2 (ja) | 防振装置 | |
JP6207866B2 (ja) | 液封入式防振装置 | |
JP5893482B2 (ja) | 液封入式防振装置 | |
JP2011027157A (ja) | 防振装置 | |
JP2012087887A (ja) | 防振装置 | |
JP4286200B2 (ja) | 液体封入式防振マウント装置 | |
JP2007198541A (ja) | 流体封入式防振装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161114 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170609 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170619 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20170728 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6473560 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |