JPWO2001069601A1 - 負圧ヘッドスライダ及びディスク装置 - Google Patents

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Abstract

ディスク装置であって、複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサを有する負圧ヘッドスライダと、負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータを含んでいる。アクチュエータはベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと、アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと、サスペンションの先端部に搭載された負圧ヘッドスライダとを含んでいる。負圧ヘッドスライダは、最上面とこの最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと、空気流出端近傍に形成されたトランスデューサと、フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝を含んでいる。第1の溝中にはフロントパッドの下流側から空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して複数の第2の溝が形成されている。

Description

技術分野
本発明は、一般的に磁気ディスク装置に関し、特に、磁気ディスク装置の負圧ヘッドスライダに関する。
背景技術
近年、磁気ディスク装置は小型化、高密度化をするために、ヘッドスライダの浮上量を低減させ、極低浮上或いはスライダが記録媒体に接触するような接触記録/再生の実現が望まれている。ヘッドスライダの浮上量を小さくするためには、磁気ディスク表面の表面粗さを小さくする必要がある。従来から現在に至るまで広く用いられているコンタクト・スタート・ストップ(CSS)方式では、磁気ディスクの回転停止時には磁気ヘッドスライダの浮上面と磁気ディスクが接触し、磁気ディスクの回転時には磁気ヘッドスライダは磁気ディスクの回転に伴って生じる空気流の作用で浮上する。
この方式は高い浮上安定性と微小な浮上量(サブミクロン)を確保できる反面、ディスク回転停止時にはディスクにヘッドスライダの空気ベアリング表面が接触し、磁気ディスク装置の起動時と停止時に磁気ディスクと空気ベアリング表面の摺動が起こる。このため、磁気ディスクの記録層上にはカーボン等の硬い材料からなる保護膜と、保護膜の摩擦・磨耗を低減して磁気ディスクの耐久性を向上させるための潤滑層が形成されている。潤滑層の存在により保護膜の摩擦・磨耗は低減するが、一方で停止時には磁気ディスクとヘッドスライダとの吸着(スティクション)が起こり起動しない場合が生じてくる。
近年の情報量の増大に伴い、磁気ディスク装置の高密度化・大容量化及び小型化の進展は著しく、小型化に伴うスピンドルモータのトルクの減少や、高密度化のための磁気ディスク表面の平滑化により、吸着問題の発生は動作不良の原因として大きくクローズアップされてきている。この吸着の問題を防止するために磁気ディスクのCSSゾーンにレーザによりテクスチャー加工を施す技術や、スライダ浮上面(空気ベアリング表面)に複数個の突起を設けることによりヘッドスライダと磁気ディスク表面間の接触面積を小さく抑える技術が提案されている。
磁気ディスクに対する磁気ヘッドスライダの浮上間隙を小さくするために、最近の磁気ディスク装置にはヘッドスライダの空気流入端側で一旦圧縮された空気をスライダの溝中で膨張させて負圧を発生させる負圧磁気ヘッドスライダが多く用いられている。この負圧磁気ヘッドスライダを採用した磁気ディスク装置においては、CSS動作やシーク動作に伴いヘッドスライダの溝面に汚れ又は塵埃が付着し、この付着物が許容量を超えると、磁気ディスク表面に落下し、ヘッドクラッシュの原因となる怖れがある。
よって本発明の目的は、磁気ディスク装置内に存在し得る微量の塵埃が負圧ヘッドスライダの溝面に付着するのを抑制することができ、塵埃の落下が原因で発生するヘッドクラッシュを有効に防止できるディスク装置を提供することである。
発明の開示
本発明によると、ベースを有するハウジングと;複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;前記負圧ヘッドスライダは、前記空気流入端近傍の前記ディスク対向面に形成された、最上面と該最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと;前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;前記フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝と;前記第1の溝中に前記フロントパッドの下流側から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2の溝と;を含むことを特徴とするディスク装置が提供される。
好ましくは、複数の第2の溝はCSS領域での空気の流線に沿って形成されている。代案として、複数の第2の溝はCSS領域における空気流入方向と概略平行に形成されている。他の代案として、最インナー条件における空気流入方向から最アウター条件における空気流入方向に概略平行となるように、ヘッドスライダ長手方向に対して複数の第2の溝の角度が連続して変化している。
本発明の他の側面によると、ベースを有するハウジングと;複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;前記負圧ヘッドスライダは、前記空気流出端近傍の前記ディスク対向面に形成された、最上面と該最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと;前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;前記フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる溝と;前記溝中に前記フロントパッドの下流側から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数のレールと;を含むことを特徴とするディスク装置が提供される。
本発明の更に他の側面によると、ベースを有するハウジングと;複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;前記負圧ヘッドスライダは、前記ディスク対向面に形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生させるための平坦な空気ベアリング表面を有する一対のレールと;前記一対のレールの間に画成された、空気流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝と;前記レールの一方が位置する前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;前記第1の溝中に前記空気流入端近傍から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2の溝と;を含むことを特徴とするディスク装置が提供される。
本発明の更に他の側面によると、ベースを有するハウジングと;複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;前記負圧ヘッドスライダは、前記ディスク対向面に形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生させるための平坦な空気ベアリング表面を有する一対の第1のレールと;前記一対の第1のレールの間に画成された、空気流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる溝と;前記第1のレールの一方が位置する前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;前記溝中に前記空気流入端近傍から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2のレールと;を含むことを特徴とするディスク装置が提供される。
発明を実施するための最良の態様
以下、図面を参照して本発明の数多くの実施形態について説明する。各実施形態の説明において、実質的に同一構成部分には同一符号を付して説明する。図1を参照すると、カバーを外した状態の磁気ディスク装置の斜視図が示されている。ベース2にはシャフト4が固定されており、このシャフト4回りにDCモータにより回転駆動される図示しないスピンドルハブが設けられている。スピンドルハブには磁気ディスク6とスペーサ(図示せず)が交互に挿入され、ディスククランプ8を複数のネジ10によりスピンドルハブに締結することにより、複数枚の磁気ディスク6が所定間隔離間してスピンドルハブに取り付けられる。
符号12はアクチュエータアームアセンブリ14と磁気回路16とから構成されるロータリアクチュエータを示している。アクチュエータアームアセンブリ14は、ベース2に固定されたシャフト18回りに回転可能に取り付けられている。アクチュエータアームアセンブリ14は一対の軸受を介してシャフト18回りに回転可能に取り付けられたアクチュエータブロック20と、アクチュエータブロック20から一方向に伸長した複数のアクチュエータアーム22と、各アクチュエータアーム22の先端部に固定されたヘッドアセンブリ24とを含んでいる。
各ヘッドアセンブリ24は磁気ディスク6に対してデータをリード/ライトする電磁トランスデューサ(磁気ヘッド素子)を有する負圧ヘッドスライダ26と、先端部にヘッドスライダ26を支持しその基端部がアクチュエータアーム22に固定されたロードビーム(サスペンション)28を含んでいる。シャフト18に対してアクチュエータアーム22と反対側には図示しないコイルが支持されており、コイルが磁気回路16のギャップ中に挿入されて、ボイスコイルモータ(VCM)30が構成される。符号32は電磁トランスデューサに書き込み信号を供給したり、電磁トランスデューサからの読み取り信号を取り出すフレキシブルプリント配線板(FPC)を示しており、その一端がアクチュエータブロック20の側面に固定されている。
図2Aはヘッドアセンブリ24の斜視図を示しており、図2Bはその縦断面図を示している。図3はヘッドアセンブリ24の分解斜視図である。図3に最も良く示されるように、ジンバル34がロードビーム28と一体的に形成されている。すなわち、ロードビーム28の先端部に形成されたU形状のスリット36がジンバル34を画成している。ロードビーム28はステンレス鋼から形成されており、約22μmの厚さを有している。ロードビーム28はヘッドスライダ26をディスクに押し付けるためのバネ部28aと、剛体部28bを含んでいる。剛体部28bの裏面には補強板38がスポット溶接等により接合されている。
補強板38は例えばステンレス鋼から形成されており、その厚さはロードビーム28の厚さの約1.0倍〜約2.0倍、望ましくは約1.3倍〜約1.5倍である。補強板38の厚さが上述した範囲内にあるとき、ヘッドアセンブリ24の共振周波数を高くすることができ、質量増加を最小に抑えることができる。補強板38の厚さをロードビーム28の厚さの1倍未満にすると、剛体部28bの剛性が低下して共振点が下がってしまう。逆に、補強板38の厚さをロードビーム28の厚さの2倍以上にすると、質量増加につながり、磁気ヘッドスライダ26がディスクから離れる衝撃加速度が小さくなるので、耐衝撃性を悪化させる原因となる。
ロードビーム28は平板状であるが、実際の使用においては磁気ヘッドスライダ26を磁気ディスクに押し付けるためにばね部28aにR曲げが施されている。補強版38の先端部にはピボット40が形成されており、ピボット40の先端がジンバル34の裏面に接触して磁気ヘッドスライダ26を支持している。ロードビーム28の基端部にはアルミニウムから形成されたスペーサ42がスポット溶接されている。
上述したヘッドアセンブリ24では、ジンバル34はピボット40を中心にその前後の曲げ剛性が等しくなるように設定されているので、ピボット40でヘッドスライダ搭載部の裏側を押しても磁気ヘッドスライダ26が傾くことはない。従って、磁気ヘッドスライダ26にモーメントをかけずに加重できるので、安定した浮上姿勢を実現できる。また、ピボット40による与圧分だけ加重時のピボット摩擦が大きくなるので、バネ部28aによる磁気ヘッドスライダ26の磁気ディスクへの押し付け力が小さくてもピボット滑りの限界を高く保つことができる。
図4を参照すると、本発明第1実施形態の負圧ヘッドスライダ26の平面図が示されている。図5は図4に示した負圧ヘッドスライダ26の一部破断斜視図である。負圧ヘッドスライダ26は直方体形状をしており、空気流入端26a及び空気流出端26bを有している。負圧ヘッドスライダ26のディスク対向面には、空気流入端26aに隣接してフロントパッド44が形成され、空気流出端26bに隣接して一対のリアパッド46,48が形成されている。フロントパッド44にはスライダ幅方向に延びる最上面(空気ベアリング表面)50と、最上面50に対して段差を有するステップ面52が形成されている。
同様に、リアパッド46,48には最上面(空気ベアリング表面)54,56と、これらの最上面54,56に対して段差を有するステップ面58,60が形成されている。一方の最上面54は他方の最上面56に比べて小さく形成されている。従ってこの負圧ヘッドスライダ26では、一方の最上面54に比べて他方の最上面56に大きな浮力が生成される。よって、リアパッド46の空気流出端近傍には電磁トランスデューサ62が形成されており、負圧ヘッドスライダ26と磁気ディスク面との距離はこの電磁トランスデューサ62近辺で最も小さくなる。
磁気ディスクが回転し、ディスク面に沿って気流が発生すると、その気流が最上面50,54,56に作用する。その結果、最上面50,54,56では、ヘッドスライダ26をディスク面から浮上させる浮力が発生される。このヘッドスライダ26では、磁気ディスク上を浮上しているときには最上面50に大きな浮力が生成される。その結果、ヘッドスライダ26は空気流入端側が持ちあがったピッチ角αの傾斜姿勢で維持される。
フロントパッド44のステップ面52にはCSS時にヘッドスライダ26の吸着(スティクション)を防止するための一対の突起64,66が形成されている。リアパッド48のステップ面60にも突起68が形成されている。フロントパッド44のスライダ幅方向両端には、下流側に延びる一対のサイドパッド70,72が連続して形成されている。サイドパッド70にもスティクション防止のための突起74が形成されている。
フロントパッド44の下流側には第1の溝76が形成されている。この第1の溝76はヘッドスライダ26の長手方向中心よりも流入端側から開始され、流出端26bにかけて形成されている。従って、最上面50に沿って流れる気流はフロントパッド44を通過すると同時に第1の溝76部分でディスク面鉛直方向に広がり、その結果、第1の溝76部分で負圧が生成される。この負圧が前述した浮力にバランスすることによって、ヘッドスライダ26の浮上量が規定される。
第1の溝76中にはフロントパッド44の下流側から空気流出端26bにかけて連続して且つ互いに離間して複数の細い第2の溝78が形成されている。これらの複数の第2の溝78は第1の溝76面に発生する空気の流線79に沿って形成されている。好ましくは、これらの第2の溝78はCSS(コンタクト・スタート・ストップ)領域において、第1の溝76面に発生する空気の流線に沿って形成されている。溝76中に複数の細い溝78を形成したことにより空気の流入に伴って第1の溝76面に付着した塵埃又は汚れが第2の溝78に沿って空気流出端26bに導かれ、溝76面への塵埃又は汚れの堆積を抑制することができる。これにより、溝76面に堆積した塵埃がディスク上に落下することを防止でき、塵埃に起因するヘッドクラッシュを防止することができる。第2の溝78の深さは2μm以下、幅は10μm〜20μmが望ましい。
また、空気流出端部に例えばポリウレタン等の多孔質の高分子層を接着することにより、空気流出端26bに導かれた塵埃を吸収し、ディスク装置内への飛散を防止できる。好ましくは、第2の溝78に撥水処理を施すのが良い。この撥水処理は、イオンビームエッチングで第2の溝78を形成する際に、Arを主体とするエッチングガス中に例えばCF等のフッ素系ガスを含有させることにより行うことができる。
図6を参照すると、本発明第2実施形態の負圧ヘッドスライダ2Aの一部破断斜視図が示されている。本実施形態の負圧スライダ26Aは、第1実施形態の負圧スライダ26の第2の溝78に代わって複数のレール80を溝76中に形成したものである。本実施形態の他の構成は上述した第1実施形態と同様である。レール80の高さは0.4μm以下、幅は10μm〜20μmが望ましい。
複数のレール80は、CSS領域において、溝76面に発生する空気の流線に沿って形成されている。溝76中にフロントパッド44の下流側から空気流出端26bにかけて連続して且つ互いに離間してレール80が形成されていることにより、空気の流入に伴って溝76面に付着した塵埃又は汚れがレール80に沿って空気流出端26bに導かれ、溝76面への塵埃又は汚れの堆積を防止できる。
図7を参照すると、本発明第3実施形態の負圧ヘッドスライダ26Bの平面図が示されている。本実施形態の負圧スライダ26Bでは、第1の溝76内に矢印84で示すCSSゾーンにおける空気流入方向と概略平行に複数の第2の溝82が形成されている。CSSゾーンでは負圧ヘッドスライダ26Bが磁気ディスクに接触するため、溝76内に塵埃又は汚れが付着し易くなる。CSSゾーンにおける空気流入方向84と概略平行に第2の溝82を形成したことにより、CSSゾーンで積極的に溝76面に付着した塵埃又は汚れを第2の溝82に沿って空気流出端26bに導くことができる。本実施形態の他の構成は、上述した第1実施形態と同様である。複数の第2の溝82に代えて、第2実施形態のような複数のレールを形成するようにしても良い。
図8を参照すると、本発明第4実施形態の負圧ヘッドスライダ26Cの平面図が示されている。図9は図8の9−9線断面図である。本実施形態の負圧スライダ26Cでは、最インナー条件における空気流入方向88から最アウター条件における空気流入方向90にほぼ平行となるように、スライダ長手方向に対して第2の溝86の角度を連続的に変化させている。更に、図9に示されるように第2の溝86の深さを空気流入側から空気流出端26bにかけて連続的に浅く形成している。溝86の深さは空気流出端にかけて段階的に浅くなるようにしても良い。
本実施形態ではこのように第2の溝86の角度を連続的に変化させるようにしたので、ヘッドスライダ26Cのシーク範囲全体に渡り、いずれかの溝86が空気流入方向と概略平行となるため、溝76面に付着した塵埃又は汚れを溝86に沿って空気流出端26bに効果的に導くことができる。更に、第2の溝86の深さを上流側で深くなるように形成したのは、フロントパッド44直後の溝76中での負圧が一番大きいため、この部分での塵埃又は汚れの付着が一番大きくなると予想され、これらの塵埃又は汚れを積極的に除去しようとしたものである。上述した第1及び第3実施形態においても、第2の溝78,82の深さを図9に示した第3実施形態の負圧ヘッドスライダ26Cのように変化させるようにしても良い。
図10を参照すると、本発明第5実施形態の負圧スライダ26Dの平面図が示されている。図11は第5実施形態の負圧スライダ26Dの一部破断斜視図である。負圧ヘッドスライダ26Dは空気流入端26a及び空気流出端26bを有している。負圧ヘッドスライダ26Dのディスク対向面には、正圧を発生させるための一対のレール92,94が形成されている。各レール92,94はそれぞれディスク回転時の浮上力を発生するための平坦な空気ベアリング表面92a,94aを有している。
各レール92,94の空気流入端側にはそれぞれテーパ面92b,94bが形成されている。一対のレール92,94の間の空気流入端側にはセンターレール104が形成されている。センターレール104も空気流入端にテーパ面104bを有している。一対のレール92,94とセンターレール104の間には、スリット106,108が画成されている。更に、一対のレール92,94の間には流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第一の溝110が画成されている。レール92が位置するヘッドスライダ26Dの空気流出端には電磁トランスデューサ62が形成されている。各レール92,94の幅を流入端及び流出端で広く、中間部分で細く形成することにより、ヨー角変化による浮上変動を抑えている。
レール92にはCSS時の負圧ヘッドスライダ26Dのスティクションを防止するための突起96,98が形成されている。同様に、レール94にもスティクション防止のための突起100,102が形成されている。本実施形態の負圧スライダ26Dでは更に、第1の溝110中に空気流入側から空気流出端26bにかけて連続して且つ互いに離間して複数の細い第2の溝112が形成されている。これらの溝112は第1の溝110面に発生する矢印113で示される空気の流線に沿って形成されているのが好ましい。更に好ましくは、CSS領域において、溝110面に発生する空気の流線に沿って、これらの溝112は形成されている。
このように溝110内に複数の細い溝112を空気流入側から空気流出端26bにかけて連続して形成することにより、空気の流入に伴って溝110面に付着した塵埃又は汚れが第2の溝112に沿って空気流出端26bに導かれ、塵埃又は汚れが溝110面へ堆積するのを防止することができる。
図12を参照すると、本発明第6実施形態の負圧スライダ26Eの一部破断斜視図が示されている。本実施形態の負圧スライダ26Eは、図10及び図11に示した第5実施形態の第2の溝112に代えて複数のレール114を第1の溝110中に形成したものである。本実施形態の他の構成は図10及び図11に示した第5実施形態と同様である。本実施形態では、空気の流入に伴って、溝110面に付着した塵埃又は汚れがレール114に沿って空気流出端26bに導かれ、溝110面への塵埃又は汚れの堆積を防止できる。
図13を参照すると、本発明第7実施形態の負圧ヘッドスライダ26Fの平面図が示されている。本実施形態の負圧ヘッドスライダ26Fでは、CSS領域における空気流入方向118とほぼ平行となるように複数の第2の溝116が第1の溝110中に形成されている。本実施形態の負圧ヘッドスライダ26Fは図7に示した第3実施形態の負圧ヘッドスライダ26Bと同様に、特にCSS領域における塵埃又は汚れ除去効果が大きい。本実施形態の他の構成は図10及び図11に示した第5実施形態と同様である。
図14を参照すると、本発明第8実施形態の負圧ヘッドスライダ26Gの平面図が示されている。図15は図14の15−15線断面図である。本実施形態の負圧ヘッドスライダ26Gでは、最インナー条件における空気流入方向122から最アウター条件における空気流入方向124にほぼ平行となるように、スライダ長手方向に対して第2の溝120の角度を連続的に変化させて第1の溝110中に形成している。更に、図15に示すように第2の溝120の深さを空気流入側から空気流出端26bにかけて連続的に浅くなるように形成している。第2の溝120の深さを段階的に浅くなるように形成しても良い。上述した第5及び第7実施形態においても、第2の溝112,116の深さを空気流入側から空気流出端26bにかけて連続的或いは段階的に浅くなるように形成しても良い。
次に図16A〜図16Iを参照して、第1実施形態の負圧ヘッドスライダ26の製造方法について説明する。本実施形態の製造方法は、従来工程の後に第2の溝形成工程を追加した製造方法である。まず、図16Aに示すようにスライダ基板130の空気ベアリング表面となるべき場所にフォトレジスト132を塗布する。次いで、図16Bに示すように、Arガスを主体としたイオンビームエッチングによりスライダ基板130を空気ベアリング表面(最上面)とステップ面の差だけ削り、フォトレジストを剥離する(図16C)。これにより、空気ベアリング表面134が形成される。
次いで、図16Dに示すように、空気ベアリング表面134上及びステップ面となるべき場所にフォトレジスト136を塗布する。次いで、図16Eに示すように、イオンビームエッチングによりスライダ基板130を所定の厚さ削り、レジスト136を剥離する(図16F)。これにより、ステップ面138と第1の溝140が形成される。
次いで、図16Gに示すように、第2の溝形成部分142を除き、フォトレジスト144を塗布し、図16Hに示すようにイオンビームエッチングにより所定の厚さスライダ基板130を削った後、フォトレジストを剥離する(図16I)。これにより、空気ベアリング表面134、ステップ面138、第1の溝140及び第2の溝146が形成される。
図17A〜図17Fを参照すると、負圧ヘッドスライダ26の他の製造方法のプロセスが示されている。本実施形態の製造方法は、空気ベアリング表面形成と同時に第2の溝を形成する方法である。まず、図17Aに示すように、ステップ面形成領域148及び第2の溝形成領域150を除き、スライダ基板130上にフォトレジスト152を塗布する。次いで、図17Bに示すように、イオンビームエッチングによりスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト152を剥離する(図17C)。これにより、空気ベアリング表面154が形成される。
次いで、図17Dに示すように、空気ベアリング表面154及びステップ面となるべき場所にフォトレジスト156を塗布し、図17(E)に示すようにイオンビームエッチングによりスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト156を剥離する(図17F)。これにより、空気ベアリング表面(最上面)154、ステップ面158、第1の溝160及び第2の溝162を形成することができる。この製造方法によると、図16A〜図16Iに示した製造方法よりも3工程分製造工程を短縮化することができる。
次に、図18A〜図18Iを参照して、図6に示した第2実施形態の負圧ヘッドスライダ26Aの製造方法について説明する。まず、図18Aに示すように、スライダ基板130の空気ベアリング表面(最上面)となるべき場所にフォトレジスト164を塗布し、図18Bに示すようにイオンビームエッチングでスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト164を剥離する(図18C)。これにより、空気ベアリング表面166が形成される。
次いで、図18Bに示すように、空気ベアリング表面166及びステップ面となるべき場所にフォトレジスト168を塗布し、図18Eに示すようにイオンビームエッチングでスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト168を剥離する(図18F)。これにより空気ベアリング表面166及びステップ面170が形成される。
次いで、図18Gに示すように、空気ベアリング表面166、ステップ面170及びレールを形成すべき箇所にフォトレジスト174を塗布し、図18Hに示すように、イオンビームエッチングでスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト174を剥離する(図181)。これにより、空気ベアリング表面166、ステップ面170、溝172及びレール176を形成することができる。
次に、図19A〜図19Fを参照して、第2実施形態の負圧ヘッドスライダ26Aの他の製造方法について説明する。この製造方法は、空気ベアリング表面と同時にレールを形成する方法である。まず、図19Aに示すように、スライダ基板130の空気ベアリング表面及びレールを形成すべき箇所にフォトレジスト178を塗布する。次いで、図19Bに示すように、イオンビームエッチングでスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト178を剥離する(図19C)。これにより空気ベアリング表面180が形成される。
次いで、図19Dに示すように、空気ベアリング表面180及びステップ面となるべき箇所にフォトレジスト182を塗布する。図19Eに示すように、イオンビームエッチングでスライダ基板130を所定の厚さ削った後、フォトレジスト182を剥離する(図19F)。これにより、空気ベアリング表面180、ステップ面184、溝186及びレール188を形成することができる。本実施形態の製造方法によると、図18A〜図18Iに示した製造方法に比較して、3工程の工程短縮化を図ることができる。
産業上の利用可能性
本発明の負圧ヘッドスライダは、負圧を発生する溝内に複数の細い溝又は細いレールが形成されている。これら複数の細い溝又はレールはCSS領域における空気の流線に沿って、又はCSS領域における空気流入方向とほぼ平行となるように形成されている。代案として、これらの溝又はレールの角度を最インナー条件における空気流入方向から最アウター条件における空気流入方向にほぼ平行となるように連続的に変化させるようにしても良い。
本発明では、このように負圧を発生させる溝中に複数の細い溝又はレールを形成したので、空気の流入に伴って負圧発生用の溝面に付着した塵埃又は汚れが複数の細い溝又はレールに沿って空気流出端に導かれ、溝面への塵埃又は汚れの堆積を防止できる。これにより塵埃又は汚れがディスク上に落下することを防止することができ、塵埃に起因するヘッドクラッシュの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図1はカバーを外した状態の磁気ディスク装置の斜視図;
図2Aはヘッドアセンブリの斜視図;
図2Bはヘッドアセンブリの縦断面図;
図3はヘッドアセンブリの分解斜視図;
図4は本発明第1実施形態の負圧ヘッドスライダ平面図;
図5は第1実施形態の負圧ヘッドスライダの一部破断斜視図;
図6は本発明第2実施形態の負圧ヘッドスライダの一部破断斜視図;
図7は本発明第3実施形態の負圧ヘッドスライダ平面図;
図8は本発明第4実施形態の負圧ヘッドスライダ平面図;
図9は図8の9−9線に沿った断面図;
図10は本発明第5実施形態の負圧ヘッドスライダ平面図;
図11は第5実施形態の負圧ヘッドスライダの一部破断斜視図;
図12は本発明第6実施形態の負圧ヘッドスライダの一部破断斜視図;
図13は本発明第7実施形態の負圧ヘッドスライダ平面図;
図14は本発明第8実施形態の負圧ヘッドスライダ平面図;
図15は図14の15−15線に沿った断面図;
図16A〜図16Iは第1実施形態の負圧ヘッドヘッドスライダの製造方法を示す図;
図17A〜図17Fは第1実施形態の負圧ヘッドスライダの他の製造方法を示す図;
図18A〜図18Iは第2実施形態の負圧ヘッドスライダの製造方法を示す図;
図19A〜図19Fは第2実施形態の負圧ヘッドスライダの他の製造方法を示す図である。

Claims (8)

  1. ベースを有するハウジングと;
    複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;
    前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;
    前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;
    前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;
    前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;
    前記負圧ヘッドスライダは、前記空気流入端近傍の前記ディスク対向面に形成された、最上面と該最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと;
    前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;
    前記フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝と;
    前記第1の溝中に前記フロントパッドの下流側から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2の溝と;
    を含むことを特徴とするディスク装置。
  2. ベースを有するハウジングと;
    複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;
    前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;
    前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;
    前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;
    前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;
    前記負圧ヘッドスライダは、前記空気流出端近傍の前記ディスク対向面に形成された、最上面と該最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと;
    前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;
    前記フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる溝と;
    前記溝中に前記フロントパッドの下流側から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数のレールと;
    を含むことを特徴とするディスク装置。
  3. ベースを有するハウジングと;
    複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;
    前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;
    前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;
    前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;
    前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;
    前記負圧ヘッドスライダは、前記ディスク対向面に形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生させるための平坦な空気ベアリング表面を有する一対のレールと;
    前記一対のレールの間に画成された、空気流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝と;
    前記レールの一方が位置する前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;
    前記第1の溝中に前記空気流入端近傍から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2の溝と;
    を含むことを特徴とするディスク装置。
  4. ベースを有するハウジングと;
    複数のトラックを有するディスクに対してデータをリード/ライトするトランスデューサと、ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダと;
    前記負圧ヘッドスライダをディスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータとを具備し;
    前記アクチュエータは、前記ベースに回転可能に取り付けられたアクチュエータアームと;
    前記アクチュエータアームの先端部にその基端部が固定されたサスペンションと;
    前記サスペンションの先端部に搭載された前記負圧ヘッドスライダとを含み;
    前記負圧ヘッドスライダは、前記ディスク対向面に形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生させるための平坦な空気ベアリング表面を有する一対の第1のレールと;
    前記一対の第1のレールの間に画成された、空気流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる溝と;
    前記第1のレールの一方が位置する前記空気流出端近傍に形成された前記トランスデューサと;
    前記溝中に前記空気流入端近傍から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2のレールと;
    を含むことを特徴とするディスク装置。
  5. ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダであって、
    前記空気流出端近傍の前記ディスク対向面に形成された、最上面と該最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと;
    前記空気流出端近傍に形成されたトランスデューサと;
    前記フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝と;
    前記第1の溝中に前記フロントパッドの下流側から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2の溝と;
    を具備したことを特徴とする負圧ヘッドスライダ。
  6. ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダであって、
    前記空気流入端近傍の前記ディスク対向面に形成された、最上面と該最上面よりも低いステップ面を有するフロントパッドと;
    前記空気流出端近傍に形成されたトランスデューサと;
    前記フロントパッドで一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる溝と;
    前記溝中に前記フロントパッドの下流側から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数のレールと;
    を具備したことを特徴とする負圧ヘッドスライダ。
  7. ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダであって、
    前記ディスク対向面に形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生させるための平坦な空気ベアリング表面を有する一対のレールと;
    前記一対のレールの間に画成された、空気流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる第1の溝と;
    前記レールの一方が位置する前記空気流出端近傍に形成されたトランスデューサと;
    前記第1の溝中に前記空気流入端近傍から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2の溝と;
    を具備したことを特徴とする負圧ヘッドスライダ。
  8. ディスク対向面と、空気流入端と、空気流出端とを有する負圧ヘッドスライダであって、
    前記ディスク対向面に形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生させるための平坦な空気ベアリング表面を有する一対の第1のレールと;
    前記一対の第1のレールの間に画成された、空気流入端側で一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる溝と;
    前記第1のレールの一方が位置する前記空気流出端近傍に形成されたトランスデューサと;
    前記溝中に前記空気流入端近傍から前記空気流出端にかけて連続して且つ互いに離間して形成された複数の第2のレールと;
    を具備したことを特徴とする負圧ヘッドスライダ。
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