JPH10255424A - 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置

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JPH10255424A
JPH10255424A JP9063439A JP6343997A JPH10255424A JP H10255424 A JPH10255424 A JP H10255424A JP 9063439 A JP9063439 A JP 9063439A JP 6343997 A JP6343997 A JP 6343997A JP H10255424 A JPH10255424 A JP H10255424A
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JP
Japan
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head slider
magnetic head
air bearing
air
rails
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Application number
JP9063439A
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English (en)
Inventor
Toru Yokohata
徹 横畑
Naoyuki Yamamoto
尚之 山本
Yoshiharu Kasamatsu
祥治 笠松
Taku Toyoguchi
卓 豊口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、磁気ディスク装置の回転起
動時に発生する吸着障害を回避できると同時に、磁気デ
ィスク装置内に存在しうる微量の塵埃が磁気ヘッドスラ
イダの浮上特性に及ぼす悪影響を低減することである。 【解決手段】 磁気ヘッドスライダであって、磁気ディ
スクに対向するディスク対向面に形成された、それぞれ
ディスク回転時の浮上力を発生するための平坦な空気ベ
アリング表面とこの空気ベアリング表面に連続して空気
流入端面側に形成されたテーパ面とを有する一対のレー
ルと、該レールの一方が位置する空気流出側端面に形成
された電磁トランスデューサとを含んでいる。磁気ヘッ
ドスライダは更に、それぞれ各レールのテーパ面から空
気ベアリング表面に渡り連続して形成された、空気ベア
リング表面の外縁に終端する一対の突起を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に用いられる浮上型磁気ヘッドスライダの構造に関す
る。
【0002】近年、コンピュータ用外部記憶装置の一種
である磁気ディスク装置の小型化及び大容量化が望まれ
ている。磁気ディスク装置の大容量化のためには、スピ
ンドルに取り付けられる磁気ディスクの枚数を増やすの
が1つの方法であり、これに伴い最近の磁気ディスク装
置ではディスクの実装間隔が小さくなってきている。
【0003】最近の磁気ディスク装置ではコンタクト・
スタート・ストップ(CSS)方式の浮上型磁気ヘッド
が用いられることが多い。CSS方式の浮上型磁気ヘッ
ドでは、装置停止時には磁気ヘッドが磁気ディスクに接
触し、情報の記録再生時には高速回転する磁気ディスク
表面に発生する空気流によって、磁気ヘッドが磁気ディ
スク表面と微小間隙を保って浮上する。
【0004】CSS方式の浮上型磁気ヘッドにおいて
は、磁気ディスク表面に発生する空気流を受けるスライ
ダに電磁トランスデューサ(磁気ヘッド素子)が組み込
まれており、スライダはサスペンションにより支持され
ている。
【0005】よって、電磁トランスデューサの組み込ま
れたスライダは、磁気ディスクの回転が停止していると
きには磁気ディスク表面に接し、磁気ディスクが回転す
ると、回転によって発生する空気流を浮上面に受けて浮
上し、スライダに組み込まれた電磁トランスデューサは
サスペンションにより支持されながら磁気ディスク面上
を移動し、所定のトラックへ情報の記録再生を行う。
【0006】
【従来の技術】従来より浮上型磁気ヘッドスライダを採
用した磁気ディスク装置では、磁気ヘッドスライダのデ
ィスク対向面側の左右両端に一対のレールが設けられて
いる。各レールは平坦な空気ベアリング表面を有してい
る。
【0007】更に、各レールの空気流流入端側にはテー
パ面が設けられており、磁気ディスクの高速回転により
発生した空気流を空気ベアリング表面で受けてスライダ
が浮上し、磁気ディスク表面と電磁トランスデューサと
の間の微小間隔を安定に維持している。
【0008】この方式は高い浮上安定性と微小な浮上量
(サブミクロン)を確保できる反面、ディスク回転停止
時にはディスクにスライダのレール面(空気ベアリング
表面)が接触し、磁気ディスク装置の起動時と停止時に
ディスクと空気ベアリング表面の摺動が起こる。
【0009】このため、磁気ディスクの記録層上にはカ
ーボン等の硬い材料からなる保護膜と、保護膜の摩擦・
磨耗を低減してディスクの耐久性を向上させるための潤
滑層が形成されている。潤滑層の存在により保護膜の摩
擦・磨耗は低減するが、一方で停止時にディスクとスラ
イダとの吸着が起こり起動しない場合が生じてくる。
【0010】近年の情報量の増大に伴い、磁気ディスク
装置の高密度化・大容量化及び小型化の進展は著しく、
小型化に伴うスピンドルモータのトルクの減少や、高密
度化のためのディスク表面の平滑化により、吸着問題の
発生は動作不良の原因として大きくクローズアップされ
てきている。
【0011】スライダとディスクの吸着を低減するため
に、スライダ浮上面を長手方向全長に渡ってクラウン加
工し、スライダとディスクとの接触面積を減らすことが
提案されている。
【0012】クラウン加工したスライダは吸着防止には
有効であるが、加工精度のバラツキが大きく磁気ヘッド
スライダがコスト高となり、量産に向かないという問題
がある。
【0013】更に、スライダ浮上面の長手方向にクラウ
ン加工をするため、流出端部に形成されている電磁トラ
ンスデューサ(ヘッド素子)の高さよりも、スライダの
レール面がディスクに近くなってしまうため、スペーシ
ングロスが発生するという問題がある。
【0014】更に、近年では高密度化の進展に伴って浮
上量0を指向した接触型ヘッドの採用も検討され始めて
おり、電磁トランスデューサ又はディスク記録層の破壊
及び動作不良の原因となるディスクとスライダ間の吸着
の発生を防止することが一層重要な課題となっている。
【0015】この吸着の問題を防止するために、スライ
ダ浮上面(空気ベアリング表面)に複数個の突起を設け
ることにより、スライダと磁気ディスク表面間の接触面
積を小さく抑える技術が提案されている(特願平6−2
05474号、特開昭8−0000号)。
【0016】図1(A)を参照して、上記公開公報に記
載された磁気ヘッドスライダ2の構造を概略的に説明す
る。磁気ヘッドスライダ2の左右両端には一対のレール
4,6が形成されている。
【0017】各レール4,6はディスク回転時の浮上力
を発生するための平坦な空気ベアリング表面4a,6a
をそれぞれ有している。更に、各レール4,6の空気流
入側端部にはテーパ面4b,6bが形成されている。
【0018】各レール4,6の空気ベアリング表面4
a,6a上には複数個の突起10が形成されている。レ
ール4が位置するスライダ2の空気流出側端面には電磁
トランスデューサ8が一体的に形成されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公開
公報に記載された磁気ヘッドスライダは、突起10を設
けたことによりスライダの空気ベアリング表面4a,6
aと磁気ディスク表面間の接触を避けようとした点に特
徴があり、そのため実際の装置において磁気ディスク面
上にごく僅かな塵埃が存在した場合に、突起10の下流
側の空気ベアリング表面4a,6a上に塵埃が溜まり易
いという問題がある。
【0020】即ち、上記公開公報に記載された磁気ヘッ
ドスライダにおいては、突起の後端が空気ベアリング表
面上に存在するので、突起10付近における空気の流れ
Aは図1(B)に示すように、突起10を乗り越えるよ
うな態様となる。このとき、突起10後端のP付近に負
圧が発生し、この付近において空気の流れが滞留する。
【0021】このため、空気の流れに乗って浮遊する塵
埃がP部付近に溜まり、場合によってはそこに堆積す
る。よって、突起を設けないスライダと比較して、微量
の塵埃がスライダの浮上特性に悪影響を及ぼすという問
題がある。
【0022】上記公開公報に記載された磁気ヘッドスラ
イダは以下のような問題も有している。即ち、磁気ディ
スク装置の停止時における磁気ヘッドスライダ2の姿勢
は、図2(A)に示すように突起10が磁気ディスク5
表面に接触して停止している。符号7はスライダ2がサ
スペンション(図示せず)により支持される支点を示し
ている。
【0023】ここで、矢印R方向の起動回転力がスライ
ダ2に加わると、スライダの支点7回りの回転モーメン
トの釣合いにより、スライダ2の姿勢が一旦図2(B)
に示すようになり、空気ベアリング表面の前端に設けら
れたテーパ面6bがディスク5と接触して吸着を起こ
す。
【0024】このときの吸着力は、突起を設けない場合
に空気ベアリング表面の全面がディスクと接触して吸着
した場合の吸着力よりは十分に小さいので、一般に装置
が吸着障害を起こすまでに至らない場合が多いが、この
とき磁気ヘッドスライダと磁気ディスクの接触面間に大
きな力が作用して磨耗が生じ、そのとき発生した磨耗粉
が以後塵埃として振る舞うことになる。
【0025】よって本発明の目的は、磁気ディスク装置
の回転起動時に発生する吸着障害を回避できると同時
に、磁気ディスク装置内に存在しうる微量の塵埃が磁気
ヘッドスライダの浮上特性に及ぼす悪影響を低減するこ
とのできる磁気ヘッドスライダを提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明によると、空気流
入側端面と空気流出側端面を有する磁気ヘッドスライダ
であって、磁気ディスクに対向するディスク対向面に形
成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生する
ための平坦な空気ベアリング表面と該空気ベアリング表
面に連続して空気流入端面側に形成されたテーパ面とを
有する一対のレールと、前記レールの一方が位置する前
記空気流出側端面に形成された電磁トランスデューサ
と、それぞれ前記各レールのテーパ面から空気ベアリン
グ表面に渡り連続して形成された、空気ベアリング表面
の外縁に終端する一対の突起とを具備したことを特徴と
する磁気ヘッドスライダが提供される。
【0027】好ましくは、各突起はスライダの空気流出
側端面に終端している。代案として、各突起がレールの
側面に終端するようにしてもよい。好ましくは、各突起
はアモルファスカーボン膜又はSiO2 膜やAl2 3
膜等の酸化物薄膜から形成されている。
【0028】本発明の他の側面によると、空気流入側端
面と空気流出側端面を有する磁気ヘッドスライダであっ
て、磁気ディスクに対向するディスク対向面に形成され
た、それぞれディスク回転時の浮上力を発生するための
平坦な空気ベアリング表面と該空気ベアリング表面に連
続して空気流入端面側に形成されたテーパ面とを有する
一対のレールと、前記レールの一方が位置する前記空気
流出側端面に形成された電磁トランスデューサと、それ
ぞれ前記各レールのテーパ面から空気ベアリング表面に
渡り連続して形成された、空気流出側端面に終端する一
対の突起と、前記各突起は前記各レールのテーパ面及び
空気ベアリング表面を部分的に削り取ることにより形成
されており、前記電磁トランスデューサの形成位置が、
少なくとも1つの前記突起の表面を基準に設定されてい
ることを特徴とする磁気ヘッドスライダが提供される。
【0029】本発明の更に他の側面によると、空気流入
側端面と空気流出側端面を有する負圧磁気ヘッドスライ
ダであって、磁気ディスクに対向するディスク対向面に
形成された、それぞれディスク回転時の浮上力を発生す
るための平坦な空気ベアリング表面と該空気ベアリング
表面に連続して空気流入端面側に形成されたテーパ面と
を有し、その間に一旦圧縮された空気を膨張させて負圧
を発生させる溝を画成した一対のレールと、前記レール
の一方が位置する前記空気流出側端面に形成された電磁
トランスデューサと、それぞれ前記各レールのテーパ面
から空気ベアリング表面に渡り連続して形成された、空
気ベアリング表面の外縁に終端する一対の突起とを具備
したことを特徴とする負圧磁気ヘッドスライダが提供さ
れる。
【0030】
【発明の実施の形態】図3を参照すると、本発明の磁気
ヘッドスライダを搭載した磁気ディスク装置の斜視図が
示されている。符号12はベース14とカバー16とか
ら構成されるハウジング(ディスクエンクロージャー)
である。
【0031】ベース14上にはインナーハブモータによ
って回転駆動される図示しないスピンドルハブが設けら
れている。スピンドルハブには磁気ディスク20と図示
しないスペーサーが交互に挿入され、ディスククランプ
18をスピンドルハブにネジ締結することにより、複数
枚の磁気ディスク20が所定間隔離間してスピンドルハ
ブに取り付けられる。
【0032】符号22はアクチュエータアームアセンブ
リ26と磁気回路28とから構成されるロータリーアク
チュエータを示している。アクチュエータアームアセン
ブリ26は、ベース14に固定されたシャフト24回り
に回転可能に取り付けられている。
【0033】アクチュエータアームアセンブリ26は、
回転中心から一方向に伸長した複数のアクチュエータア
ーム30と、アクチュエータアーム30と反対方向に伸
長したコイル支持部材36を含んでいる。
【0034】各アクチュエータアーム30の先端部に
は、先端部で磁気ヘッドスライダ32を支持するサスペ
ンション34の基端部が固定されている。コイル支持部
材36によりコイル38が支持されている。磁気回路2
8と、磁気回路28のギャップ中に挿入されるコイル3
8とでボイスコイルモータ(VCM)40が構成され
る。
【0035】符号42はヘッドスライダ32に搭載され
た電磁トランスデューサからの信号を取り出すフレキシ
ブルプリント配線板(FPC)を示しており、固定部材
44でその一端が固定され、更に図示しないコネクタに
電気的に接続されている。
【0036】ベース14上に環状パッキンアセンブリ4
6が搭載されており、パッキンアセンブリ46を間に挟
んでカバー16をベース14にネジ締結することによ
り、ハウジング12内が密封される。
【0037】図4(A)は本発明第1実施形態の磁気ヘ
ッドスライダの斜視図を示しており、図4(B)はその
平面図を示している。磁気ヘッドスライダ32は空気流
入側端面32aと、空気流出側端面32bを有してお
り、その両サイドには平坦なレール面(空気ベアリング
表面)48a,50aを有する一対のレール48,50
が形成されている。
【0038】各レール48,50の空気流入側端部には
それぞれテーパ面48b,50bが形成されている。一
方のレール48の空気流出側端面32bには電磁トラン
スデューサ(ヘッド素子)56が形成されている。
【0039】各レール48,50上には空気流入側端面
32aから空気流出側端面32bに渡り連続する突起5
2,54がそれぞれ形成されている。突起52,54は
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)等の硬い材料の
薄膜からなり、薄膜プロセスにより密着層である5nm
以下の厚さのSiC層を介して各レール48,50上に
形成される。突起52,54の高さはスライダ32の浮
上に悪影響を及ぼさない30nm程度が適当である。
【0040】レール48,50上にこのように伸長した
突起52,54が形成されているため、突起52,54
の後端は空気ベアリング表面48a,50a上には存在
しないことになる。
【0041】これにより、負圧が発生する位置が各レー
ル48,50の空気ベアリング表面48a,50a外に
限定されるため、図1(B)で説明した従来技術のよう
に、突起の下流側の空気ベアリング表面上に負圧が発生
してこの部分に塵埃の堆積が生じることが防止される。
【0042】更に、本実施形態のスライダ32では、突
起52,54が空気ベアリング表面48a,50aの前
端に設けられたテーパ面48b,50b上にも形成され
ているために、図2(B)で説明した従来のスライダの
ようにテーパ面が磁気ディスクと接触して吸着を起こす
ことがない。その結果、塵埃の発生も著しく減少され
る。
【0043】さらに、本実施形態では各レール48,5
0の空気ベアリング表面48a,50a上に空気流入側
端面32aから空気流出側端面32bまで伸長した突起
52,54をそれぞれ設けたため、ディスク回転停止時
にはこれら2つの突起52,54のみがディスクに接触
する。
【0044】ここで、潤滑剤を間に介して接触する2つ
の面間に働く吸着力は接触面積が小さくなるほど小さく
なる。従って、レール48,50表面上に突起52,5
4を設けたことにより、ディスクとスライダとの接触面
積が従来のレール全面での接触に比較して小さくなるた
め、吸着力は低減され吸着は起こりにくくなる。
【0045】次に、図5(A)〜図5(H)及び図6
(A)〜図6(D)を参照して上述した第1実施形態の
スライダ32の製造方法について説明する。図6(A)
に示すウエハ58には複数の電磁トランスデューサ56
が形成されている。ウエハ58からAl2 3 −TiC
基板60をバー形状に切り出す。
【0046】そして図5(A)に示すように基板60上
にスパッタリングでSiCからる密着層62を約2nm
の厚さに形成する。次いで、密着層62上にプラズマC
VD法によりダイヤモンドライクカーボン層(DLC
層)64を約30nmの厚さに形成する。SiC層62
は電磁トランスデューサ56の絶縁保護及びDLC層6
4の密着層の役目をする。
【0047】次いで、図5(B)に示すようにDLC層
64上にフォトレジスト66を塗布し、図5(C)に示
すように所定パターンのマスクを用いてフォトレジスト
66を露光・現像する。
【0048】次いで、図5(D)に示すようにイオンミ
リングでエッチングして複数のレール48,50を形成
する。この状態が図6(B)の斜視図に示されている。
次いで再びフォトレジスト66′を塗布して、図5
(E)に示すように突起パターンに露光し、図5(F)
に示すようにイオンミリングで突起以外のDLC層64
をエッチングにより除去する。
【0049】これにより、各レール48,50上にDL
Cからなる突起52,54が形成される。この状態が図
6(C)の斜視図に示されている。図5(G)の想像線
に沿って切断することにより、図5(H)に示す個々の
スライダ32を得ることができる。このようにして形成
したスライダ32の斜視図が図6(D)に示されてい
る。
【0050】突起52,54の材質としては、上述した
実施形態ではプラズマCVD法により製膜したDLC膜
を採用したが、スパッタリング法により製膜するカーボ
ン膜、水酸化カーボン膜、シリコン添加カーボン膜等の
アモルファスカーボン膜を採用することができる。
【0051】アモルファスカーボン膜は硬度が大きく、
ディスク回転停止時のスライダとディスクの接触・摺動
に耐えるのに十分な耐磨耗性を有している。また、ディ
スクの保護膜としても用いられることから突起を形成す
る材料として適当である。
【0052】また、レール48,58上に形成する突起
52,54の材料をSiO2 膜やAl2 3 膜等の酸化
物薄膜とすることも可能である。レール上に形成する突
起52,54はスライダ32とディスクとの接触・摺動
に耐えうるものであればよく、SiO2 やAl2 3
緻密で硬いため突起材料として適当である。
【0053】図7(A)は本発明第2実施形態の磁気ヘ
ッドスライダ32Aの平面図を示している。本実施形態
及び以下の数多くの実施形態の説明において、上述した
第1実施形態と実質的に同一構成部分については同一符
号を付し、重複を避けるためその説明を省略する。
【0054】本実施形態においては、突起68,70は
空気流入側端面32aから始まり各レール48,50の
外側エッジに終端している。このように突起68,70
が斜めに形成される実施形態であっても、空気ベアリン
グ表面48a,50a上に負圧が発生されることがない
ので、空気ベアリング表面上に塵埃の堆積が生じること
はない。
【0055】図7(B)は第2実施形態の変形例であ
り、突起72,74が各レール48,50の内側エッジ
に終端している。この変形例の場合にも上述した第2実
施形態と同様な効果がある。
【0056】図8(A)を参照すると、本発明第3実施
形態の磁気ヘッドスライダ32Cの平面図が示されてい
る。本実施形態は負圧スライダであり、一対のレール7
6,78の間に負圧発生用の溝80を画成している。
【0057】各レール76,78は図示するような括れ
形状を有しており、このような場合には空気ベアリング
表面76a,78a上に形成する突起82,84はその
後端部が空気ベアリング表面76a,78aの後端まで
達していなくてもよい。
【0058】図8(B)は第3実施形態の変形例である
負圧スライダ32Dの平面図を示している。本実施形態
のスライダ32DはU形状のレール86を有しており、
負圧発生用の溝88を画成している。
【0059】このような形状のレール86を有する場合
にも、突起90,92はU形状レール82の空気流入端
部側に形成すればよく、レール86の後端で終端させる
必要はない。
【0060】図9(A)を参照すると、本発明第4実施
形態の磁気ヘッドスライダ32Eの平面図が示されてい
る。本実施形態のスライダ32Eは、各レール48,5
0上に形成された傾斜した突起94,96を有してい
る。
【0061】突起94,96はそれぞれ平行に形成され
ており、傾斜角度φが、磁気ヘッドスライダ32Eと磁
気ディスクが接触摺動する位置(CSSゾーン)におけ
るスライダ32Eのヨー角と実質上同一となるように形
成されている。
【0062】これにより、ヘッドスライダ32Eと磁気
ディスクが接触摺動するときに突起94,96が丁度ア
イススケートのように磁気ディスク表面上を滑るので、
この効果によりCSS動作が円滑に行われるようにな
り、磁気ディスク表面の磨耗が低減し、塵埃の発生が著
しく減少される。
【0063】図9(B)及び図9(C)は第4実施形態
の変形例の磁気ヘッドスライダ32F,32Gの平面図
をそれぞれ示している。第4実施形態において、突起9
4,96の空気ベアリング表面48a,50aからの高
さはある程度以上必要であるが、そのために磁気ディス
ク装置の運転時における磁気ディスク表面と電磁トラン
スデューサとの間の距離が大きくなっては好ましくな
い。
【0064】そこで1つの対策として、各レール48,
50の空気ベアリング表面48a,50aを非対称にし
て、装置の運転時におけるスライダの浮上姿勢を前後方
向だけでなく左右方向にも傾けたものとし、電磁トラン
スデューサの位置が磁気ディスク表面に最も接近した位
置となるようにしたのが図9(B)及び図9(C)に示
した変形例である。
【0065】図9(B)に示した変形例では、突起98
がレール48の外側エッジに終端している。図9(C)
に示した変形例では、レール50の空気ベアリング表面
50a上に2個の突起100,102が形成されてい
る。
【0066】図9(B)に示すように、突起96,98
の形状を左右で明確に異なるものとしたり、図9(C)
に示すように、突起98,100,102の個数を左右
の空気ベアリング表面48a,50aで異なるものとす
ることにより、装置運転時における電磁トランスデュー
サの位置が確実に磁気ディスク表面に最も接近した位置
となるようにすることができる。
【0067】図10(A)を参照すると、本発明第5実
施形態の磁気ヘッドスライダ32Hの平面図が示されて
いる。図10(B)はスライダ32Hの浮上状態の側面
図であり、図10(C)は図10(B)の円108で囲
まれた部分の拡大図である。
【0068】上述したように、空気ベアリング表面上に
形成された突起の空気ベアリング表面からの高さはある
程度以上必要であるが、そのために装置の運転時におけ
る磁気ディスク表面と電磁トランスデューサとの間の距
離が大きくなっては好ましくない。
【0069】上述した各実施形態では、スライダに一対
のレール48,50を形成後、ダイヤモクドライクカー
ボン等の材料をレール上に堆積させて各突起を形成して
いる。この場合は、突起は空気ベアリング表面から所定
の高さだけ突き出した恰好になる。
【0070】よって、突起の高さを高くすると、装置の
運転時における磁気ディスク表面と突起間の距離が磁気
ディスク表面と電磁トランスデューサ間の距離より小さ
くなり、突起と磁気ディスク表面の間で衝突が起こっ
て、磁気ディスク装置の運転時における安定性を損なう
可能性が生じる。
【0071】図10(A)及び図10(B)に示す第5
実施形態は、この問題を解決したものである。即ち第5
実施形態の磁気ヘッドスライダ32Hにおいては、電磁
トランスデューサ56を形成後、レール48,50の形
成及びレール面の精密研磨仕上げを行う。
【0072】その後、各レール面を例えばイオンミリン
グにより所定の深さに掘り込むことによって、空気ベア
リング表面48′,50′及び突起104及び106を
形成する。
【0073】これにより、電磁トランスデューサ56は
図10(C)に最も良く示されるように、突起104の
後端と共に空気ベアリング表面48′から突き出す。次
いで、各突起表面又はスライダ32Hのディスク対向面
の全面にアモルファスカーボン又は酸化物薄膜からなる
保護膜を形成する。
【0074】突起をこのようにして形成した本実施形態
においては、装置の運転時における磁気ディスク表面と
突起104,106間の距離が磁気ディスク表面と電磁
トランスデューサ56間の距離より小さくなる心配はな
くなる。
【0075】尚、本実施形態における突起104,10
6の形状は図示したものに限定されるものではなく、上
述した第1乃至第4実施形態の突起形状の何れをも採用
可能である。
【0076】図11(A)を参照すると、本発明第6実
施形態の磁気ヘッドスライダ32Iの平面図が示されて
いる。本実施形態においては、空気ベアリング表面48
a,50aの前端部(上流側)に設けられた斜めの突起
110,114はテーパ面48b,50bから発して空
気ベアリング表面48a,50aの外側エッジに終端す
る。
【0077】突起112は突起110と概略平行に形成
されており、突起116は突起114と概略平行に形成
されている。空気ベアリング表面48a,50aの前端
部に形成した突起110,114をこのような形状とす
ることによって、磁気ディスク表面上に発生又は存在す
る塵埃を空気ベアリング表面48a,50aの外に積極
的に排出することができる。
【0078】図11(B)及び図11(C)は第6実施
形態の変形例である。図11(B)に示した変形例にお
いては、空気ベアリング表面48a,50aの前端部に
配置した突起118,122を門型形状に形成して、塵
埃を空気ベアリング表面48a,50aの外に積極的に
排出する。空気ベアリング表面48a上には付加突起1
20が形成され、空気ベアリング表面50aには付加突
起124が形成されている。
【0079】図11(C)に示した変形例においては、
空気ベアリング表面48a,50aの前端部に設けられ
た突起110,114は図11(A)に示した第6実施
形態と同様であるが、後方に配置した突起126,12
8を円形としたものである。
【0080】これは、前方に配置した突起110,11
4による塵埃除去効果が十分な場合には、後方に設置す
る突起126,128については自由な形状を選べると
いう知見に基づいている。
【0081】図1(A)に示すような従来型の突起配置
を有するスライダでは、磁気ディスク表面と磁気ヘッド
スライダ間の接触面を確実に突起面のみに限定するため
に、スライダの空気ベアリング表面にクラウン加工(円
筒面加工)を施すことは通常行われなかった。
【0082】しかし、図4(A)及び図4(B)に示す
ような突起52,54を有する磁気ヘッドスライダ32
に対しては、スライダの空気ベアリング表面48a,5
0aに円筒面加工を施すことが可能であり、これは次の
ような好ましい効果をもたらす。
【0083】(1)磁気ディスク表面と磁気ヘッドスラ
イダ間の接触面積が実効的に突起52,54の面積より
更に小さくなり、突起による吸着力低減効果がより有効
に作用する。
【0084】(2)吸着力低減効果の増強により、CS
S動作がより円滑に行われるようになるため、磁気ディ
スク表面及び突起52,54表面の磨耗が更に低減す
る。 (3)磨耗低減効果により、装置の起動時に発生する磨
耗粉の量が大幅に低減され、塵埃が磁気ヘッドスライダ
の空気ベアリング表面に付着することによる悪影響を低
減することができる。
【0085】図12(A)及び図12(B)に示す本発
明第7実施形態の磁気ヘッドスライダ32Lは、第1実
施形態の磁気ヘッドスライダ32の空気ベアリング表面
に円筒面加工を施した場合の実施形態である。突起5
2,54も空気ベアリング表面48a,50aと同様に
円筒面加工されている。
【0086】図13(A)は第7実施形態の変形例の平
面図を示しており、図13(B)はその側面図を示して
いる。この変形例は図10(A)〜図10(C)に示し
た第5実施形態と同様に、突起104,106以外のレ
ール面をイオンミリングにより所定の深さに堀り込むこ
とによって、突起104,106を形成したものであ
る。このとき、イオンミリングにより空気ベアリング表
面48a,50a及び突起104,106に図13
(B)に示すような円筒面加工を施す。
【0087】本変形例における電磁トランスデューサ5
6と突起104,106及び空気ベアリング表面48
a,50aの位置関係は、図10(C)に示すような位
置関係になっている。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ヘッドスライダと
磁気ディスク間の吸着の発生を低減することができ、こ
れにより磁気ヘッドスライダのCSS動作が円滑に行わ
れるようになるため、磁気ディスク表面の磨耗も低減す
る。
【0089】更に、磁気ヘッドスライダの空気ベアリン
グ表面上に塵埃が溜まりにくくなるため、磁気ディスク
装置内に存在しうる微量の塵埃が磁気ヘッドスライダの
浮上特性に及ぼす悪影響を低減できる。その結果、磁気
ディスク装置の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は従来例平面図であり、図1(B)
は図1(A)の従来例における負圧発生位置を説明する
説明図である。
【図2】図2(A)及び図2(B)は従来例の問題点を
説明する図である。
【図3】磁気ディスク装置の斜視図である。
【図4】図4(A)は本発明第1実施形態の磁気ヘッド
スライダの斜視図である。図4(B)はその平面図であ
る。
【図5】図5(A)〜図5(H)は磁気ヘッドスライダ
の製造工程を示す図である。
【図6】図6(A)〜図6(D)は磁気ヘッドスライダ
の製造工程を示す斜視図である。
【図7】図7(A)は本発明第2実施形態の磁気ヘッド
スライダ平面図であり、図7(B)は第2実施形態の変
形例を示す平面図である。
【図8】図8(A)は本発明第3実施形態の磁気ヘッド
スライダ平面図であり、図8(B)は第3実施形態の変
形例平面図である。
【図9】図9(A)は本発明第4実施形態の磁気ヘッド
スライダ平面図であり、図9(B)及び図9(C)は第
4実施形態の変形例平面図である。
【図10】図10(A)は本発明第5実施形態の磁気ヘ
ッドスライダ平面図であり、図10(B)は第5実施形
態側面図、図10(C)は図10(B)の円108で囲
まれた部分の拡大図である。
【図11】図11(A)は本発明第6実施形態の磁気ヘ
ッドスライダ平面図であり、図11(B)及び図11
(C)は第6実施形態の変形例平面図である。
【図12】図12(A)は本発明第7実施形態の磁気ヘ
ッドスライダ平面図であり、図12(B)はその側面図
である。
【図13】図13(A)は本発明第7実施形態の変形例
平面図であり、図13(B)はその側面図である。
【符号の説明】
32 磁気ヘッドスライダ 48,50 レール 48a,50a 空気ベアリング表面 52,54 突起 56 電磁トランスデューサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠松 祥治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 豊口 卓 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流入側端面と空気流出側端面を有す
    る磁気ヘッドスライダであって、 磁気ディスクに対向するディスク対向面に形成された、
    それぞれディスク回転時の浮上力を発生するための平坦
    な空気ベアリング表面と該空気ベアリング表面に連続し
    て空気流入端面側に形成されたテーパ面とを有する一対
    のレールと;前記レールの一方が位置する前記空気流出
    側端面に形成された電磁トランスデューサと;それぞれ
    前記各レールのテーパ面から空気ベアリング表面に渡り
    連続して形成された、空気ベアリング表面の外縁に終端
    する一対の突起と;を具備したことを特徴とする磁気ヘ
    ッドスライダ。
  2. 【請求項2】 前記各突起は前記空気流出側端面に終端
    している請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】 前記各突起は前記各レールの側面に終端
    している請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  4. 【請求項4】 前記各突起は、前記磁気ヘッドスライダ
    と前記磁気ディスクとが接触摺動する位置における、該
    磁気ヘッドスライダのヨー角と実質上同一の傾斜角を有
    するように前記各レールのテーパ面及び空気ベアリング
    表面に渡り形成されている請求項1記載の磁気ヘッドス
    ライダ。
  5. 【請求項5】 前記各突起はアモルファスカーボン膜か
    ら形成されている請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  6. 【請求項6】 前記各突起は酸化物薄膜から形成されて
    いる請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  7. 【請求項7】 前記各レールの空気ベアリング表面は円
    筒形状をしている請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  8. 【請求項8】 空気流入側端面と空気流出側端面を有す
    る磁気ヘッドスライダであって、 磁気ディスクに対向するディスク対向面に形成された、
    それぞれディスク回転時の浮上力を発生するための平坦
    な空気ベアリング表面と該空気ベアリング表面に連続し
    て空気流入端面側に形成されたテーパ面とを有する一対
    のレールと;前記レールの一方が位置する前記空気流出
    側端面に形成された電磁トランスデューサと;それぞれ
    前記各レールのテーパ面から空気ベアリング表面に渡り
    連続して形成された、空気流出側端面に終端する一対の
    突起と;前記各突起は前記各レールのテーパ面及び空気
    ベアリング表面を部分的に削り取ることにより形成され
    ており、前記電磁トランスデューサの形成位置が、少な
    くとも1つの前記突起の表面を基準に設定されているこ
    とを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記各突起の表面に形成され
    たアモルファスカーボン製の保護膜を更に具備した請求
    項8記載の磁気ヘッドスライダ。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記各突起の表面に形成さ
    れた酸化物薄膜からなる保護膜を更に具備した請求項8
    記載の磁気ヘッドスライダ。
  11. 【請求項11】 空気流入側端面と空気流出側端面を有
    する負圧磁気ヘッドスライダであって、 磁気ディスクに対向するディスク対向面に形成された、
    それぞれディスク回転時の浮上力を発生するための平坦
    な空気ベアリング表面と該空気ベアリング表面に連続し
    て空気流入端面側に形成されたテーパ面とを有し、その
    間に一旦圧縮された空気を膨張させて負圧を発生させる
    溝を画成した一対のレールと;前記レールの一方が位置
    する前記空気流出側端面に形成された電磁トランスデュ
    ーサと;それぞれ前記各レールのテーパ面から空気ベア
    リング表面に渡り連続して形成された、空気ベアリング
    表面の外縁に終端する一対の突起と;を具備したことを
    特徴とする負圧磁気ヘッドスライダ。
  12. 【請求項12】 前記各突起はアモルファスカーボン膜
    から形成されている請求項11記載の負圧磁気ヘッドス
    ライダ。
  13. 【請求項13】 前記各突起は酸化物薄膜から形成され
    ている請求項11記載の負圧磁気ヘッドスライダ。
  14. 【請求項14】 磁気ディスク装置であって、 ハウジングと;該ハウジング内に回転可能に取り付けら
    れた磁気ディスクと;前記磁気ディスクに対してデータ
    をライト/リードする電磁トランスデューサを有する磁
    気ヘッドスライダと;前記磁気ヘッドスライダを磁気デ
    ィスクのトラックを横切って移動させるアクチュエータ
    とを具備し;前記磁気ヘッドスライダは、前記磁気ディ
    スクに対向するディスク対向面に形成された、それぞれ
    ディスク回転時の浮上力を発生するための平坦な空気ベ
    アリング表面と該空気ベアリング表面に連続して空気流
    入端面側に形成されたテーパ面とを有する一対のレール
    と;それぞれ前記各レールのテーパ面から空気ベアリン
    グ表面に渡り連続して形成された、空気ベアリング表面
    の外縁に終端する一対の突起とを具備していることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
JP9063439A 1997-03-17 1997-03-17 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 Pending JPH10255424A (ja)

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