JPS644266B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS644266B2
JPS644266B2 JP11999878A JP11999878A JPS644266B2 JP S644266 B2 JPS644266 B2 JP S644266B2 JP 11999878 A JP11999878 A JP 11999878A JP 11999878 A JP11999878 A JP 11999878A JP S644266 B2 JPS644266 B2 JP S644266B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift register
pulse
signal transmission
skew
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11999878A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5548828A (en
Inventor
Yoshiaki Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teac Corp filed Critical Teac Corp
Priority to JP11999878A priority Critical patent/JPS5548828A/ja
Publication of JPS5548828A publication Critical patent/JPS5548828A/ja
Publication of JPS644266B2 publication Critical patent/JPS644266B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気テープの3以上のトラツクに対
応させて3以上のギヤツプ又は単位ヘツドを実質
的に一体に構成したデジタル用磁気ヘツドにおい
て生じるくの字形ギヤツプ配列又は逆くの字形ギ
ヤツプ配列によるギヤツプの位置ずれ(スキユ
ー)の弊害を電気的に除去するためのスキユー補
正装置に関する。
複数トラツクに対応して複数のギヤツプを有す
るデジタル用磁気ヘツドでは、複数のギヤツプを
一直線上に配列させることが実際上極めて困難で
あり、ギヤツプ間(トラツク間)の位置ずれ即ち
スキユーが問題となる。もし大きなスキユーを有
してデジタル信号を高密度記録すれば、読み出さ
れたデータの正しい判読が不可能になる。
このため、従来は各トラツクに対応した各信号
伝送ラインにスキユー補正用遅延回路を設け、ス
キユーを打ち消すタイミングで記録信号を送出し
ている。更に詳細に説明すると、各信号伝送ライ
ンに例えば単安定マルチバイブレータを接続し、
この単定安マルチバイブレータのパルス幅を例え
ば可変抵抗によつてスキユーに応じて微調整し、
単定安マルチバイブレータの出力パルス幅に相当
する時間だけタイミングをずらせて記録信号を送
出している。この方式によれば、勿論スキユーが
補正されるが、多数の遅延回路(例えば単定安マ
ルチバイブレータ)と多数の微調整回路(例えば
可変抵抗)が必要になり、装置が高価になるばか
りか、調整操作が複雑であつた。更に別の従来の
スキユー補正方法として、一定周期の高周波クロ
ツクパルスとシフトレジスタとを用い、基準クロ
ツクパルスから適当な遅れ位置にある高周波クロ
ツクパルスに対応したシフトレジスタの出力でタ
イミングを決める方法がある。この方法によれ
ば、回路構成は簡単になるが、各トラツク毎のス
キユー調整は相変らず必要であり、且つ可変抵抗
で調整するようには簡単にスキユー調整ができな
いという欠点があつた。
そこで、本発明の目的は、簡単な回路構成で容
易にスキユー補正を行うことが可能なデジタル磁
気テープ装置のスキユー補正装置を提供すること
になる。
上記目的を達成するための本発明は、少なくと
も第1、第2及び第3の磁気ヘツドを含み、前記
第1の磁気ヘツドの記録又は読取用ギヤツプが中
央に配置され、前記第2の磁気ヘツドの記録又は
読取用ギヤツプが前記中央のギヤツプの一方の側
に配置され、前記第3の磁気ヘツドの記録又は読
取用ギヤツプが前記中央のギヤツプの他方の側に
配置された複数トラツク型磁気ヘツドのスキユー
補正装置において、前記第1、第2及び第3の磁
気ヘツドに接続されている第1、第2及び第3の
デジタル信号伝送ラインに設けられた第1、第2
及び第3の信号伝送タイミング調整回路と、発振
時間制御パルスを発生するためのパルス発生回路
と、前記パルス発生回路に接続され、前記発振時
間制御パルスの発生期間に前記発振時間制御パル
スの幅よりも短い周期を有する複数個の発振出力
パルスを発生するように形成され、且つ発振周波
数を調整するための周波数調整部を有している可
変周波数発振器と、前記可変周波数発振器に接続
されたシリアル入力端子とスキユー補正クロツク
パルスを発生する少なくとも第1及び第2の出力
端子とシフト方向制御端子とを有する両方向シフ
トレジスタと、前記両方向シフトレジスタの前記
シフト方向制御端子に接続されたシフト方向切換
制御手段とを備え、前記パルス発生回路は前記第
1、第2及び第3のデジタル信号伝送ラインにお
けるデジタル信号伝送用基準クロツクパルスに応
答して前記発振時間制御パルスを発生し、前記両
方向シフトレジスタから前記第1及び第2のスキ
ユー補正クロツクパルスが発生した後に前記発振
時間制御パルスの発生を停止するようにデジタル
信号伝送用基準クロツクパルスライン及び前記両
方向シフトレジスタに接続され、前記両方向シフ
トレジスタの前記第1の出力端子は前記第1の信
号伝送タイミング調整回路に接続され、前記両方
向シフトレジスタの前記第2の出力端子は前記第
2及び第3の信号伝送タイミング調整回路に接続
されていることを特徴とする磁気テープ装置のス
キユー補正装置に係わるものである。
なお、上記発明と実施例を示す第3図との対応
関係を説明すると、第1、第2及び第3の磁気ヘ
ツドは実施例のヘツドH5,H4,H6であり、第
1、第2及び第3の信号伝送タイミング調整回路
はJKフリツプフロツプFF5,FF4,FF6であり、
パルス発生回路はRSフリツプフロツプ3であり、
可変周波数発振器は可変抵抗4を含む可変周波数
発振器5であり、シフト方向切換制御手段はシフ
ト方向切替スイツチ11を含む部分である。
上記発明は次の作用効果を有する。
(イ) 両方向シフトレジスタのシフト方向を切換え
ることによつて、第1図に示すような記録用ギ
ヤツプのくの字形配置のスキユー補正と、第2
図に示すような記録用ギヤツプの逆くの字形配
置のスキユー補正との両方を行うことが可能に
なる。
(ロ) 可変周波数発振器の発振時間を制御するため
のパルス発生回路をデジタル信号伝送用基準ク
ロツクパルスと両方向シフトレジスタとに関係
付けたので、必要数のスキユー補正クロツクパ
ルスを容易且つ確実に得ることができる。
(ハ) 1つの可変周波数発振器の出力周波数(周
期)を調整するのみで、複数トラツクのスキユ
ーを同時に補正することができる。従つてスキ
ユー調整が容易になる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について
述べる。
第1図及び第2図は電子計算機に広く用いられ
ている9トラツクの磁気テープ装置の磁気ヘツド
1を説明的に示すものである。この9トラツク磁
気ヘツド1は記録用の9つのギヤツプG1〜G9
読取用の9つのギヤツプg1〜g9とを有し、9つの
単位ヘツドH1〜H9を一体にした構造になつてい
る。ギヤツプG1〜G9及びg1〜g9が一直線上に配
列されていれば理想的である、実際には第1図に
示す如く記録用ギヤツプG1〜G9についてはくの
字形に湾曲し、読取用ギヤツプg1〜g9については
逆くの字形に湾曲し、全体で略O形状に湾曲する
か、第2図に示す如く記録用ギヤツプG1〜G9
ついては逆くの字形に湾曲し、読取用ギヤツプg1
〜g9についてはくの字形に湾曲し、全体で略X形
状に湾曲することが多い。これは、最近の製造技
術の向上に伴い、ギヤツプがランダムに配列され
ることが少なくなり、材質及び積層接着等が主と
して影響してくの字形又は逆くの字形に湾曲する
ためと思われる。そして、約80%の磁気ヘツドは
第1図に示すように湾曲しており、残りの約20%
の磁気ヘツドが第2図に示すように湾曲してい
る。勿論、第1図及び第2図に示す如く規則正し
くくの字形又は逆くの字形に湾曲するわけではな
く、ギヤツプ位置が少し左右にずれる場合がある
が、全体としてくの字形又は逆くの字形になる。
第3図は第1図又は第2図に示す記録用ギヤツ
プのスキユーを補正する回路を備えた磁気テープ
装置を示すものである。この磁気テープ装置は、
9つのデータ(デジタル信号)伝送ラインL1
L9に外部から送られてくるデータを9つの単位
ヘツドH1〜H9から成る磁気ヘツド1で9トラツ
ク磁気テープ2にスキユーを補正して記録するた
めに、スキユー補正回路を有する。即ち9つの単
位ヘツドH1〜H9に至る伝送ラインL1〜L9には、
データラツチD1〜D9、信号伝送タイミング調整
装置としてのタイミング調整用JKフリツプフロ
ツプFF1〜FF9、記録増幅器A1〜A9が夫々直列接
続され、データはそのまま記録されずにフリツプ
フロツプFF1〜FF9でタイミング調整されて記録
される。そして、タイミング調整するために、パ
ルス幅可変パルス発生回路として働くRSフリツ
プフロツプ3、周波数調整部としての可変抵抗4
を含む可変周波数発振器5、両方向シフトレジス
タ6、2つのANDゲート7,8、ORゲート9、
遅延回路10、シフト方向切替スイツチ11を有
する。
各部を更に詳しく説明すると、データラツチ回
路D1〜D9の夫々のデータ入力端子Dには、外部
回路からデータが入力される伝送ラインL1〜L9
が夫々接続され、また夫々の制御端子Gには外部
回路から基準クロツクパルス(ストローブパル
ス)が付与される基準クロツクパルスライン12
が夫々接続されている。従つて、伝送ラインL1
に例えば第4図Aに示す書き込みデータがt1で外
部回路から付与され、且つこのデータ期間内のt2
時点でライン12に第4図Bに示す如き基準クロ
ツクパルスが外部回路から付与されると、データ
がt2時点でラツチ回路D1にラツチされ、このQ出
力端子が第4図Cに示す如く高レベルになり、t9
時点で次の基準クロツクパルスが付与されるまで
データが保持される。もしタイミング調整用の
JKフリツプフロツプFF1がなければ、第4図C
の信号が磁気テープ2に記録されるが、本実施例
では磁気ヘツド1のギヤツプのスキユーを打消す
ようなタイミング調整をした後に記録する。この
ため、ラツチ回路D1〜D9の出力端子Qは次段の
JKフリツプフロツプFF1〜FF9のJ及び入力端
子に接続されている。即ちラツチ回路D1〜D9
出力端子QはJKフリツプフロツプFF1〜FF9のJ
端子に直接に接続されていると共に、インバータ
を介してK端子に接続されている。このタイミン
グ調整用JKフリツプフロツプFF1〜FF9は、ラツ
チ回路D1〜D9の出力が高レベルであつても直ち
にセツトされず、クロツク端子Cにスキユー補正
クロツクパルスが付与された時点でこのQ出力端
子が高レベルに反転し、次のスキユー補正クロツ
クパルスが付与された時点で低レベルに戻る。
発振時間制御用RSフリツプフロツプ3のセツ
ト端子Sには基準クロツクパルスライン12が接
続されているので、第4図Dに示す如くt2時点の
基準クロツクパルスに同期してセツトされ、Q出
力端子が高レベルとなり、t8時点でリセツト端子
Rにリセツト信号を受けるまでセツト状態が保持
される。
RSフリツプフロツプ3の出力で制御される可
変周波数発振器5は、ゲーテエド・オシレータと
呼ばれるもので、RSフリツプフロツプ3がセツ
トされているt2〜t8期間又はt9〜t15期間に第4図
Eに示す如き矩形波パルスを発生するパルス発生
回路である。またこの可変周波数発振器5は可変
抵抗4を内蔵し、抵抗変化によつて可変周波数即
ち発振周期Tを変えることが可能なように構成さ
れている。尚この種の可変周波数発振器5は周知
であるので、詳しい説明は省略する。可変抵抗4
で発振周期Tを変えることは、ギヤツプのスキユ
ーを電気的に補正することを意味する。従つて、
第1図及び第2図に示す如く記録用ギヤツプG1
〜G9がスキユーを有して配列されている場合に
おいて、スキユーが大きい際には発振周期Tを大
きくし、スキユーが小さい場合には発振周期Tを
小さくする。
右シフトと左シフトとの両方が可能な両方向シ
フトレジスタ6のシリアル入力端子(IN)に発
振器5の出力が結合されているので、今、シフト
レジスタ6が右シフトに設定されて第4図Eに示
す発振器出力がシリアル入力されると、5つのパ
ラレル出力端子Q1〜Q5から第4図F〜Jに示す
如く順次スキユー補正クロツクパルスが出力され
る。即ち発振器出力の第1番目のパルスに同期し
たt3時点でQ1出力端子に第4図Fに示す如く第1
番目のスキユー補正クロツクパルスが得られ、発
振器出力の第2番目のパルスに同期したt4時点で
Q2出力端子に第4図Gに示す如く第2番目のス
キユー補正クロツクパルスが得られ、同様にして
第3、第4、及び第5番目の発振器出力パルスに
同期したt5、t6、及びt7時点で第4図H,I,J
に示す如く第3、第4、及び第5番目のスキユー
補正クロツクパルスが得られる。
この実施例の場合には右シフトでくの字形のス
キユーを補正し、左シフトで逆くの字形スキユー
を補正するように構成されているので、シフトレ
ジスタ6の第1の出力端子Q1は9つのフリツプ
フロツプFF1〜FF9の内の中央の第5のフリツプ
フロツプFF5のクロツク端子Cに接続され、第2
の出力端子Q2は第4及び第6のフリツプフロツ
プFF4及びFF6のクロツク端子Cに接続され、第
3の出力端子Q3は第3及び第7のフリツプフロ
ツプFF3及びFF7のクロツク端子Cに接続され、
第4の出力端子Q4は第2及び第8のフリツプフ
ロツプFF2及びFF8のクロツク端子Cに接続され、
第5の出力端子Q5は一端に配置された第1のフ
リツプフロツプFF1及び他端に配置された第9の
フリツプフロツプFF9のクロツク端子Cに接続さ
れている。
従つて、今、t1時点で全部の伝送ラインL1〜L9
にデータが付与されたと仮定すれば、t3時点の第
1番目のスキユー補正クロツクパルスに応答して
中央の第5のフリツプフロツプFF5にラツチ回路
D5の内容が書き込まれる。即ち第4図Pに示す
如くフリツプフロツプFF5のQ出力が高レベルに
なる。次に、t4時点で第2番目のスキユー補正ク
ロツクパルスが発生すると、第4図O及び第4図
Qに示す如く第4及び第6のフリツプフロツプ
FF4及びFF6から高レベルのデータ出力が得られ
る。次に、t5時点で第3番目のスキユー補正クロ
ツクパルスが発生すると、第4図N及び第4図R
に示す如く第3及び第7のフリツプフロツプFF3
及びFF7から高レベルのデータ出力が得られる。
次に、t6時点で第4番目のスキユー補正クロツク
パルスが発生すると、第4図M及び第4図Sに示
す如く第2及び第8のフリツプフロツプFF2及び
F8から高レベルのデータ出力が得られる。最後
に、t7時点で第5番目(最後)のスキユー補正ク
ロツクパルスが発生すると、第4図L及び第4図
Tに示す如く第1及び第9のフリツプフロツプ
FF1及びFF9から高レベルのデータ出力が得られ
る。
これにより、9つの伝送ラインL1〜L9に同時
にデータが入力したとしても、9つの単位ヘツド
H1〜H9に同時に付与はされず、ギヤツプの位置
ずれ(スキユー)に対応する時間だけタイミング
調整されて付与される。
両方向シフトレジスタ6は、第1図のくの字形
スキユーのヘツドの場合には右シフトに設定し、
第2図の逆くの字形スキユーのヘツドの場合には
左シフトに設定しなければならないので、第1の
制御端子C1は切替スイツチ11の接点13を介
して高レベル電圧を付与するシフト信号ライン1
4に接続され、第2の制御端子C2は切替スイツ
チ11の接点15を介してライン14に接続され
る。またスキユーが実質的に零の場合を考慮し、
制御端子C3に制御信号を付与することにより、
すべての出力端子Q1〜Q5から同時にクロツクパ
ルスが発生するように構成されている。尚この種
の両方向シフトレジスタは例えばTI社のIC74194
と同様な原理で容易に構成し得る。
この実施例の場合は、シフトレジスタ6から5
つのスキユー補正クロツクパルスが発生するのみ
でよいから、第5番目のスキユー補正クロツクパ
ルスがt7時点で発生した後のt8時点でRSフリツプ
フロツプ3をリセツトする。このため、シフトレ
ジスタ6の第5の出力端子Q5が第1のANDゲー
ト7とORゲート9と遅延回路10とを介してRS
フリツプフロツプ3のリセツト端子Rに接続され
ている。また左シフトの時に同様なリセツトをす
るために、第1番目の出力端子Q1が第2のAND
ゲート8とORゲート9と遅延回路10とを介し
てRSフリツプフロツプ3のリセツト端子Rに接
続されている。尚第1のANDゲート7のもう一
方の入力端子は接点13を介してライン14に接
続され、第2のANDゲート8のもう一方の入力
端子は接点15を介してライン14に接続され
る。遅延回路10は第4図Kに示す如くシフトレ
ジスタ6の出力端子Q5から得られるスキユー補
正クロツク信号を遅延時間δだけ遅らせて出力す
るものであり、発振器5がt7時点の発振パルスの
次の発振パルスを発生する前にRSフリツプフロ
ツプ3をリセツトするものである。t8時点でRS
フリツプフロツプ3がリセツトされると、発振器
5の出力がシフトレジスタ6のシリアル入力とな
ることが停止する。しかる後、t9時点で基準クロ
ツクパルスが発生すると、RSフリツプフロツプ
3は再びセツトされ、発振器5の発振出力がシフ
トレジスタ6のシリアル入力となり、Q1〜Q5
出力端子にt10〜t14時点でスキユー補正クロツク
パルスが再び発生し、これに同期してタイミング
調整のフリツプフロツプFF1〜FF9はリセツトさ
れ、出力が低レベルに転換する。これにより、磁
気ヘツド1の9つの単位ヘツドH1〜H9には第4
図L〜Tに示すタイミングでデータ記録信号が送
られ、スキユー補正された状態で記録され、磁気
テープ2にはギヤツプのスキユーがない場合と同
様な記録がなされる。
ところで、第1図及び第2図の磁気ヘツド1に
おけるギヤツプG1〜G9間のスキユー(X1)は磁
気ヘツド毎に異なる。しかし、ギヤツプG1〜G9
の相互間のスキユーは略等しいことが多い。この
ため、この実施例ではシフトレジスタ6から等間
隔で第1から第5番目までのスキユー補正クロツ
クパルスが発生する。そして、この間隔は発振器
5の発振周波数即ち周期Tによつて決定されてい
る。一方、発振器5は可変抵抗4を含み、可変抵
抗4の手動調整で発振周波数即ち周期Tが変化す
る。そこで、磁気テープ装置に使用される磁気ヘ
ツドのギヤツプG1〜G9の相互間の平均スキユー
に対応した周期Tとなるように可変抵抗4を調整
する。
また第2図に示す如く逆くの字形に記録用ギヤ
ツプG1〜G9が配列された磁気ヘツドが、磁気テ
ープ装置に取付けられた場合には、シフト方向切
替スイツチ11を接点15に投入し、シフトレジ
スタ6を左シフトで駆動させる。これにより、出
力端子Q5から第1番目のスキユー補正クロツク
パルスが発生し、出力端子Q1から第5番目(最
後)のスキユー補正クロツクパルスが発生する。
これにより逆くの字形のスキユーに対応したタイ
ミング調整がなされる。
磁気ヘツド1におけるギヤツプG1〜G9の配列
は第1図及び第2図に示すように正確にくの字形
又は逆くの字形にならないこともあるが、全体と
してはくの字形及び逆くの字形になり、平均スキ
ユーで補正しても、実際上殆んど問題が生じな
い。磁気ヘツドによつては、くの字形又は逆くの
字形にならず、傾斜した直線状にギヤツプが配列
されるようなスキユー状態になることもあるが、
この場合は、磁気ヘツドの傾きを機械的に補正す
るのみで、スキユーによる問題を解消することが
できる。
上述から明らかなように、この実施例によれ
ば、1つの可変抵抗4の調整のみで、9つのギヤ
ツプのスキユーを電気的に補正することが出来
る。従つて、スキユー補正が極めて容易になる。
また両方向シフトレジスタ6を使用し、右シフ
ト信号と左シフト信号との切替によつてくの字形
スキユーと逆くの字形スキユーとの両方に対処出
来るようになつているので、どのような形態のス
キユーも容易且つ簡単に調整することができる。
またRSフリツプフロツプ3は、シフトレジス
タ6の出力を帰還してリセツトするように構成さ
れているので、必要数のスキユー補正クロツクパ
ルスが容易且つ確実に得られる。
また9つのタイミング調整用フリツプフロツプ
FF1〜FF9に対応した数のスキユー補正クロツク
パルスを形成せず、中央のフリツプフロツプFF5
を中心にした両側のフリツプフロツプに同一のク
ロツクパルスを付与するように構成しているの
で、回路構成が簡略化されている。
以上、本発明の一実施例について述べたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、更に変形
可能なものである。例えば、遅延回路10を設け
る代りにシフトレジスタ6の出力端子をもう一つ
増加させてQ6端子を設け、例えば第4図のt8及び
t15時点で得られるQ6端子の出力でフリツプフロ
ツプ3をリセツトするようにしてもよい。また切
替スイツチ11で右シフトと左シフトとの切替を
行わずに、右シフト信号付与回路と左シフト信号
付与回路とを設け、これによつてシフト方向の指
定を行うようにしてもよい。また実施例では中央
のタイミング調整フリツプフロツプFF5から上側
及び下側におけるフリツプフロツプには夫々独立
にスキユー補正クロツクパルスを付与している
が、グループ化してクロツクパルスを加えてもよ
い。例えば、第1〜第3のフリツプフロツプFF1
〜FF3を第1の群(1端群)とし、第4〜第6の
フリツプフロツプFF4〜FF6を第2の群(中央群)
とし、第7〜第9のフリツプフロツプFF7〜FF9
を第3の群(他端群)とし、シフトレジスタ6か
らは2つのスキユー補正クロツクパルスを順次に
発生させ、第1番目のスキユー補正クロツクパル
スを第2の群(中央群)のフリツプフロツプに付
与し、第2番目のスキユー補正クロツクパルスを
第1及び第3の群(一端群及び他端群)のフリツ
プフロツプに付与するようにしてもよい。また
RSフリツプフロツプ3の代りに、これと実質的
に等価なフリツプフロツプ又はパルス幅可変パル
ス発生回路を使用してもよい。またJKフリツプ
フロツプFF1〜FF9の代りにこれに等価なフリツ
プフロツプ又は伝送制御回路を使用してもよい。
また再生用のギヤツプg1〜g9のスキユー補正にも
適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるデジタル磁気
ヘツドの説明的正面図、第2図は別のデジタル磁
気ヘツドの説明的正面図、第3図は本発明の実施
例に係わるスキユー補正回路を有する磁気テープ
装置のブロツク図、第4図は第3図のA〜T点の
状態を示す波形図である。 尚図面に用いられている符号において、L1
L9は伝送ライン、D1〜D9はラツチ回路、FF1
FF9はフリツプフロツプ、3は発振時間制御用フ
リツプフロツプ、4は可変抵抗、5は可変周波数
発振器、6は両方向シフトレジスタ、10は遅延
回路、11はシフト方向切替スイツチ、12は基
準クロツクパルスラインである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも第1、第2及び第3の磁気ヘツド
    を含み、前記第1の磁気ヘツドの記録又は読取用
    ギヤツプが中央に配置され、前記第2の磁気ヘツ
    ドの記録又は読取用ギヤツプが前記中央のギヤツ
    プの一方の側に配置され、前記第3の磁気ヘツド
    の記録又は読取用ギヤツプが前記中央のギヤツプ
    の他方の側に配置された複数トラツク型磁気ヘツ
    ドのスキユー補正装置において、 前記第1、第2及び第3の磁気ヘツドに接続さ
    れている第1、第2及び第3のデジタル信号伝送
    ラインに設けられた第1、第2及び第3の信号伝
    送タイミング調整回路と、 発振時間制御パルスを発生するためのパルス発
    生回路と、 前記パルス発生回路に接続され、前記発振時間
    制御パルスの発生期間に前記発振時間制御パルス
    の幅よりも短い周期を有する複数個の発振出力パ
    ルスを発生するように形成され、且つ発振周波数
    を調整するための周波数調整部を有している可変
    周波数発振器と、 前記可変周波数発振器に接続されたシリアル入
    力端子とスキユー補正クロツクパルスを発生する
    少なくとも第1及び第2の出力端子とシフト方向
    制御端子とを有する両方向シフトレジスタと、 前記両方向シフトレジスタの前記シフト方向制
    御端子に接続されたシフト方向切換制御手段と を備え、前記パルス発生回路は前記第1、第2及
    び第3のデジタル信号伝送ラインにおけるデジタ
    ル信号伝送用基準クロツクパルスに応答して前記
    発振時間制御パルスを発生し、前記両方向シフト
    レジスタから前記第1及び第2のスキユー補正ク
    ロツクパルスが発生した後に前記発振時間制御パ
    ルスの発生を停止するようにデジタル信号伝送用
    基準クロツクパルスライン及び前記両方向シフト
    レジスタに接続され、前記両方向シフトレジスタ
    の前記第1の出力端子は前記第1の信号伝送タイ
    ミング調整回路に接続され、前記両方向シフトレ
    ジスタの前記第2の出力端子は前記第2及び第3
    の信号伝送タイミング調整回路に接続されている
    ことを特徴とする磁気テープ装置のスキユー補正
    装置。
JP11999878A 1978-09-29 1978-09-29 Skew correction unit for magnetic tape unit Granted JPS5548828A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11999878A JPS5548828A (en) 1978-09-29 1978-09-29 Skew correction unit for magnetic tape unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11999878A JPS5548828A (en) 1978-09-29 1978-09-29 Skew correction unit for magnetic tape unit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5548828A JPS5548828A (en) 1980-04-08
JPS644266B2 true JPS644266B2 (ja) 1989-01-25

Family

ID=14775358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11999878A Granted JPS5548828A (en) 1978-09-29 1978-09-29 Skew correction unit for magnetic tape unit

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5548828A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412987Y2 (ja) * 1987-01-30 1992-03-27

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929813A (ja) * 1972-07-14 1974-03-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5548828A (en) 1980-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5946050B2 (ja) ピ−ク移動補償回路
US4525753A (en) Circuit arrangement and method for magnetic recording/reproducing
CA1214870A (en) Write data compensating circuit in magnetic recorder
KR910003020B1 (ko) 자기디스크장치의 기입보상회로
JP2695535B2 (ja) タイマ入力制御回路及びカウンタ制御回路
JPH0259521B2 (ja)
US4553178A (en) Magnetic recording system with peak shift compensation
JPS644266B2 (ja)
GB2111804A (en) Data reproducing apparatus for reproducing digital data recorded on multi-tracks
JP2603500B2 (ja) 磁気記録装置
KR900009748Y1 (ko) 디스크 드라이브의 비트 시프트 보상회로
SU1631588A1 (ru) Устройство дл воспроизведени цифровой информации
JPS63244404A (ja) 磁気情報書込時位相補償回路
JP2707443B2 (ja) 回転ヘッド型再生装置
JPH01229404A (ja) 磁気記録装置
JP3143165B2 (ja) 光書込み装置
KR890003490B1 (ko) 디지탈 오디오 테이프용 데크구동 모터의 속도 제어회로
JP2869981B2 (ja) ビットバッファ回路
JPH01202021A (ja) 書き込みタイミング信号発生回路
KR880002981Y1 (ko) 디스크 드라이브의 선보상데이타 발생회로
KR880001743Y1 (ko) Foc의 인덱스 신호 보상회로.
JPH039180Y2 (ja)
JPS6226082B2 (ja)
JPS63229602A (ja) クロスト−ク低減装置
SU970447A1 (ru) Устройство дл компенсации перекоса ленточного носител