JPS642657B2 - - Google Patents
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- JPS642657B2 JPS642657B2 JP4722080A JP4722080A JPS642657B2 JP S642657 B2 JPS642657 B2 JP S642657B2 JP 4722080 A JP4722080 A JP 4722080A JP 4722080 A JP4722080 A JP 4722080A JP S642657 B2 JPS642657 B2 JP S642657B2
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- fins
- brazing
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
この発明はフイン用アルミニウム合金に関し、
詳しくは熱交換器コアに適用したとき耐食性が良
好で、しかも耐垂下性とろう付け性のすぐれたフ
イン用アルミニウム合金に関するものであつて、
その目的とするところは、自動車用ラジエータ等
の熱交換器に用いた場合に、フイン材の犠性陽極
効果によつて作動流体通路となる板あるいは管材
を腐食から保護してやることを第1の目的とし、
さらに第2の目的としてフイン材の極度な薄肉化
に伴い、熱交換器をろう付け加熱する際自重や治
具の重さによつても座屈しない、いわゆる耐垂下
性のすぐれたフイン用アルミニウム合金を提供し
ようとするものである。 この発明は上記要求をみたすフイン用アルミニ
ウム合金を提供することを目的とし、その要旨と
するところは、Mn0.4〜1.5%、Mg0.3〜0.9%の
1方または両方と、Si0.75〜1.6%、Zn0.2〜3.0%
を含むフイン用アルミニウム合金に存する。 合金成分の意義および限定理由 Mn:強度向上に寄与する。0.4%より少ないとそ
の効果が小さく、1.5%をこえるとAl―Mn系
の巨大化合物が形成された圧延加工性を阻害
する。 Mg:強度向上に寄与する。0.3%より少ないとそ
の効果が小さく、0.9%をこえるとろう付け
の際溶融ろうが粒界に沿つて拡散しやすくな
り、ろう付け不良が生じやすくなる。 Si:座屈強度を高める。0.75%より少ないと効果
が小さく、1.6%をこえると合金の融点が低
下し、ろう付け性がわるくなる。 Zn:フインの電位を卑にして熱交換器として組
立てられたとき、フインがアノードとなる作
用を与える。含有量が0.2%未満では上記効
果がなく、3.0%を超えるとフインの自己腐
食が激しくなる。 なおこの発明の合金はこれらの必須成分以外に
下記元素を添加してもよい。 Cr 0.03〜0.25%:強度を高める。 Zr 0.05〜0.25%:合金の結晶粒を微細化して強
度を高める。 V 0.01〜0.1%:合金の結晶粒を微細化して強
度を高める。 Ti 0.05〜0.35%:軟化温度を高める。 Fe 不純物程度の含有は許容してもろう付け性
に支障はない。 以下この発明の実施例について述べる。 第1表に示す組成の合金を常法に従つて熱間圧
延および冷間圧延して0.13mm厚さの板材とした。
この板材を幅22mm×長さ70mmの短柵状に切り、70
mm長さのうち30mmを固定して残り40mmを自由にし
790TorrのN2ガス雰囲気中で600℃×3分および
600℃×10分加熱後自由端の垂下量を測定した。
その結果を第2表に示す。この発明の合金はすぐ
れた耐垂下性を示した。
詳しくは熱交換器コアに適用したとき耐食性が良
好で、しかも耐垂下性とろう付け性のすぐれたフ
イン用アルミニウム合金に関するものであつて、
その目的とするところは、自動車用ラジエータ等
の熱交換器に用いた場合に、フイン材の犠性陽極
効果によつて作動流体通路となる板あるいは管材
を腐食から保護してやることを第1の目的とし、
さらに第2の目的としてフイン材の極度な薄肉化
に伴い、熱交換器をろう付け加熱する際自重や治
具の重さによつても座屈しない、いわゆる耐垂下
性のすぐれたフイン用アルミニウム合金を提供し
ようとするものである。 この発明は上記要求をみたすフイン用アルミニ
ウム合金を提供することを目的とし、その要旨と
するところは、Mn0.4〜1.5%、Mg0.3〜0.9%の
1方または両方と、Si0.75〜1.6%、Zn0.2〜3.0%
を含むフイン用アルミニウム合金に存する。 合金成分の意義および限定理由 Mn:強度向上に寄与する。0.4%より少ないとそ
の効果が小さく、1.5%をこえるとAl―Mn系
の巨大化合物が形成された圧延加工性を阻害
する。 Mg:強度向上に寄与する。0.3%より少ないとそ
の効果が小さく、0.9%をこえるとろう付け
の際溶融ろうが粒界に沿つて拡散しやすくな
り、ろう付け不良が生じやすくなる。 Si:座屈強度を高める。0.75%より少ないと効果
が小さく、1.6%をこえると合金の融点が低
下し、ろう付け性がわるくなる。 Zn:フインの電位を卑にして熱交換器として組
立てられたとき、フインがアノードとなる作
用を与える。含有量が0.2%未満では上記効
果がなく、3.0%を超えるとフインの自己腐
食が激しくなる。 なおこの発明の合金はこれらの必須成分以外に
下記元素を添加してもよい。 Cr 0.03〜0.25%:強度を高める。 Zr 0.05〜0.25%:合金の結晶粒を微細化して強
度を高める。 V 0.01〜0.1%:合金の結晶粒を微細化して強
度を高める。 Ti 0.05〜0.35%:軟化温度を高める。 Fe 不純物程度の含有は許容してもろう付け性
に支障はない。 以下この発明の実施例について述べる。 第1表に示す組成の合金を常法に従つて熱間圧
延および冷間圧延して0.13mm厚さの板材とした。
この板材を幅22mm×長さ70mmの短柵状に切り、70
mm長さのうち30mmを固定して残り40mmを自由にし
790TorrのN2ガス雰囲気中で600℃×3分および
600℃×10分加熱後自由端の垂下量を測定した。
その結果を第2表に示す。この発明の合金はすぐ
れた耐垂下性を示した。
【表】
【表】
前記第1表に示す組成の0.13mm厚板材をコルゲ
ート成形加工したフイン材と、AA3003合金を心
材としAl―10%Si―0.1%Bi合金を皮材とするブ
レージングシートからつくられた管とを組合せて
熱交換器モデルをつくり、610℃×10Minの加熱
条件で790TorrのN2ガス雰囲気中でろう付け接
合したところ、発明合金をフイン材として用いた
ものではフイン材とろう材(皮材)との接合部に
充分なα相(初晶Si)とSiとの共晶が存在する満
足な継手が得られたが、比較合金をフイン材とし
て用いたものではフイン材とろう材(皮材)との
接合部において前記共晶がかなりの部分失なわれ
て空隙が形成し接合不良が生じた。 次に熱間圧延および冷間圧延によつて、1.2mm
厚さの板材をつくり、JIS5号試験片に成形した
後、790TorrN2ガス雰囲気中で600℃×1hr加熱
した後の引張り性能を第3表に示す。
ート成形加工したフイン材と、AA3003合金を心
材としAl―10%Si―0.1%Bi合金を皮材とするブ
レージングシートからつくられた管とを組合せて
熱交換器モデルをつくり、610℃×10Minの加熱
条件で790TorrのN2ガス雰囲気中でろう付け接
合したところ、発明合金をフイン材として用いた
ものではフイン材とろう材(皮材)との接合部に
充分なα相(初晶Si)とSiとの共晶が存在する満
足な継手が得られたが、比較合金をフイン材とし
て用いたものではフイン材とろう材(皮材)との
接合部において前記共晶がかなりの部分失なわれ
て空隙が形成し接合不良が生じた。 次に熱間圧延および冷間圧延によつて、1.2mm
厚さの板材をつくり、JIS5号試験片に成形した
後、790TorrN2ガス雰囲気中で600℃×1hr加熱
した後の引張り性能を第3表に示す。
【表】
この結果でも明らかなように、発明合金はすぐ
れた引張り強度を有している。 さらに、第4表はフイン材と前述したブレージ
ングシート(心材3003合金、皮材Al―10%Si―
0.1%Bi合金)からつくられた内厚0.4mmの管とを
組合せて、790TorrN2ガス中でろう付けした熱
交換器モデルの腐食試験結果である。
れた引張り強度を有している。 さらに、第4表はフイン材と前述したブレージ
ングシート(心材3003合金、皮材Al―10%Si―
0.1%Bi合金)からつくられた内厚0.4mmの管とを
組合せて、790TorrN2ガス中でろう付けした熱
交換器モデルの腐食試験結果である。
【表】
上記、結果から明らかなとおり、本発明に係る
熱交換器コアは比較合金に比して耐食性が優れて
いる。
熱交換器コアは比較合金に比して耐食性が優れて
いる。
Claims (1)
- 1 Mn0.4〜1.5%、Mg0.3〜0.9%の一方または
両方と、Si0.75〜1.6%、Zn0.2〜3.0%を含むフイ
ン用アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4722080A JPS56142845A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Aluminum alloy for fin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4722080A JPS56142845A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Aluminum alloy for fin |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56142845A JPS56142845A (en) | 1981-11-07 |
JPS642657B2 true JPS642657B2 (ja) | 1989-01-18 |
Family
ID=12769088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4722080A Granted JPS56142845A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Aluminum alloy for fin |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56142845A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5735658A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-26 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Aluminum alloy with high strength and superior corrosion resistance |
JPH0653905B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1994-07-20 | 三菱アルミニウム株式会社 | 熱交換器フイン材用Al合金 |
JPH06104875B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1994-12-21 | 三菱アルミニウム株式会社 | 熱交換器用Al合金フィン材 |
JPS6417835A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-20 | Mitsubishi Aluminium | Al alloy fin material for heat exchanger |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55119146A (en) * | 1979-03-09 | 1980-09-12 | Furukawa Alum Co Ltd | Aluminum fin material for heat exchanger |
JPS55125255A (en) * | 1979-03-23 | 1980-09-26 | Furukawa Alum Co Ltd | Aluminum brazing sheet for cathodic corrosion protection |
-
1980
- 1980-04-10 JP JP4722080A patent/JPS56142845A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56142845A (en) | 1981-11-07 |
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