JPS6399979A - ヘツドギヤツプ調整治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、記録装置や読取り装置におけるヘッドとプラ
テンとの間の隙間寸法を調整するのに使用するヘッドギ
ャップ調整治具に関する。

〔従来技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置として、プラテ
ンに沿って移動するキャリジに搭載した記録ヘッドで主
走査するシリアル型記録装置が使用されており、イメー
ジリーダー等の読取り装置としても間じようにプラテン
（原稿支持面）に沿って移動するキャリジに搭載した読
取りヘッドで主走査する構造のものが使用されている。

記録装置には、サーマル方式のようにヘッドを圧接させ
て記録する場合とワイヤドツト方式やインクジェット方
式のようにヘッドとプラテンとの間に隙間を設けて記録
していく場合がある。

このようなヘッド走査型の電子機器におけるヘッドとプ
ラテンとの距離（ヘッドギャップ）は印字品位や読取り
精度に直接影響が及ぶ重要な要素であり、例えば０．１
ｍｍ〜０．２ｍｍ程度の微少量で正確にしかもキャリジ
移動範囲全体にわたって均一であることが要請される。

　　　　　。

前記ヘッドギャップは一般にプラテンとキャリジ案内レ
ール（通常２ケ所）の位置関係に大きく左右され、さら
に、部品寸法や組付は誤差などの累積でバラツキが生じ
る。

従来のヘッドギャップ調整方法の１つとして、第８図に
示すごとく、へラドの代わりにダイヤルゲージ１０１を
固定した治具１０２をキャリジ１０３上に取付け、プロ
ーブをプラテン１０４周面に接触させて該キャリジ１０
３をガイド軸１０５に沿って移動させ、目盛りを読みな
がらヘソドギャソプを調整する方法が採られていた。

また、従来の他のヘッドギャップ調整方法としては、第
９図に示すごとく、ヘッド１０６とプラテン１０４との
間に求めるギャップ寸法の隙間ゲージ１０７を差し込み
ながら、ヘッド１０６の位置をキャリジ１０３上で調整
し固定する方法が採られていた。

ところで、上記従来のヘッドギャップ調整方法では、ヘ
ッド１０６やプラテン１０４などヘッドギャップに影響
する部品を交換し、ヘッドギャップの再調整を行う場合
、上記ダイヤルゲージ１０１の治具１０２や隙間ゲージ
１０７などの特別の測定手段が必要である。

しかし、一般の使用者（ユーザー）のみならず、サービ
スマンでも上記測定手段を携帯しているとは限らず、ま
た、ヘッドギャップの数値を認知しているとは限らない
ので、上記従来のヘッドギャップ調整方法では、作業が
不便であり手間を要するという問題があった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、何時で容易かつ簡便にへ・ソドギャップ調整作業を行
いうるヘッドギャップ調整治具を提供することである。

〔目的達成のための手段〕

本発明は、シャーシやカバーなど装置本体に着脱自在に
組付けられる部品の一部または全体の厚さをヘッドギャ
ップと等しくしてへ・ノドギヤ、７プ調整治具として利
用可能にすることにより、上記目的を達成するものであ
る。

上記部品としては、カバーやシャーシなどにスナ・２ブ
アクシロンで取外し可能に装着される板状のふた部材を
利用することが好ましい。

〔実施例〕

以下、第１図〜第７図を参照して本発明を具体的に説明
する。

第２図は本発明によるヘッドギャップ調整治具として利
用できるふた部材を例示する。

第２図において、プラテン１にバックアップされたシー
ト（用紙などの記録媒体、または原稿など）２に対しキ
ャリジ３上に搭載したヘッド４で記録または読取りなど
の処理を行うよう構成されている。

前記キャリジ３はプラテン１と平行なガイドシャフト５
に沿って往復移動し、前記ヘッド４とシート２　（また
はプラテン１）との間には所定の隙間（例えば０．３ｍ
ｍｘ１．Ｏｍｍ程度の隙間）が設けられている。

第１図に示す電子機器は典型的にはワイヤドツト方式の
プリンタであり、その場合は、ヘッド４はワイヤドツト
ヘッドであり、シート２は用紙である。

前記キャリジ３と装置本体内のプリント基板６との間に
は、ヘッド４を制御駆動するためのフレキシブルケーブ
ル７が接続されている。

前記プリント基板６は記録機構を支持するシャーシ８の
下側に装着されており、前記フレキシフルケーブル７は
このシャーシ８０開口９を通して配置されている。

前記開口９にはスナップアクシラン（いわゆるパラチン
止め）で取外し自在な板状のふた１０が取付けられてい
る。ここで、前記フレキシブルケーブル７は前記開口９
の部分で前記ふた１０によって押圧され所定のループを
形成するよう位置決めされている。

また、前記プリント基板６には処理モードを切り替える
ためのディップスイッチ１１が設けられ、シャーシ８に
は該ディツブスイッチの操作のための開口１２が形成さ
れ、該開口１２にもスナップアクシ会ン（パラチン化め
）で取外し自在な板状のふた１３が取付けられている。

第１図はフレキシブルケーブル７を通す方の開口９に装
着される前記ふた１０を示す。

このふた１０はシャーシやカバーなどの装置本体に着脱
自在に組付けられる部品の１つであり、このふた１０の
端縁を含む部分には、ヘッド４とプラテン１との隙間す
なわちヘッドギャップと等しい厚さのシソクネスゲージ
部１４が形成されている。

こうして、本実施例では、ふた１０を利用してヘッドギ
ャップ調整治具が形成されている。

第３図は前述のヘンドギャップｉ！Ｉ整治具１０を使用
している状態を示す。

すなわち、ヘッドギャップ調整作業を行なうに際しては
、ふた１０でもあるヘッドギャップ調整治具１０をシャ
ーシ８から取外し、第３図に示すようにそのシソクネス
ゲージ部１４をヘッドギャップに挿入し、該シソクネス
ゲージ部の厚さに合せてヘッドギャップを調整する。

第４図の（Ａ）、　　（Ｂ）はヘッドギャップ調整機構
の１例を示す。

第４図において、キャリジ３を案内するガイドシャフト
５の両端には偏心軸受部１５が一体的にあるいは別部品
をボルト締結するなどして設けられ、このガイドシャフ
ト５は該偏心軸受部１５でシャーシ８に回動可能に軸支
されている。この偏心軸受部１５にはレバー（不図示）
が固定され、通常手動で該レバーを回動させることによ
りガイドシャフト５とプラテンｌとの水平間隔を変化さ
せ、もって、キャリジ３に搭載されたヘッド４とプラテ
ン１との隙間すなわちヘッドギャップＧを調整すること
ができる。

第４図において、（Ａ）の状態から（Ｂ）中矢印Ｘで示
す方向にガイドシャフト５を回動させることにより、〈
Ｂ）に示すようにヘッドギャップＧを増加させることが
でき、反対に回動させればヘッドギャップＧを減少させ
ることができる。

第５図および第６図はヘッドギャップ調整機構の他の例
を示す。

第５図および第６図において、キャリジ３は前部をガイ
ドシャフト５で後部をガイド板１６で案内支持されてお
り、このガイド板１６は角度θ方向に傾斜した取付は用
の長孔１７を介してビス１８でシャーシ８に取付けられ
ている。

すなわち、ガイド板１６は、シャーシ８に対する左右方
向取付は位置に変えることにより該シャーシ８に対する
上下位置を調節出来るよう取付けられている。

一方、ガイドシャフト５はプラテン１およびヘッド４よ
り下方の位置に設けられている。

したがって、前記ガイド板１６の上下位置を変えること
により、キャリジ３はガイドシャフト５を中心に矢印Ｙ
方向に角度調節することができ、これによってヘッドギ
ャップＧを調整することができる。

第７図の（Ａ）、　　（Ｂ）、　　（Ｃ）はそれぞれ前
記へラドギャップ調整治具１０のシンクネスゲージ部１
４の各種変更実施例を示す。

第７図中、（Ａ）はシソクネスゲージ部１４Ａの厚さを
テーバ状にし限界ゲージの機能を持たせたヘッドギャッ
プ調整治具１０Ａを示し、（Ｂ）は、シソクネスゲージ
部１４Ｂが前述の各シソクネスゲージ部１４．１４Ａと
は直角をなす方向（横方向）からヘッドギャップへ挿入
するよう形成され、かつ、限界ゲージとして機能するよ
う厚みにテーバを設けたヘッドギャップ調整治具１４Ｂ
を示し、（Ｃ）は、ヘッドギャップ設定値が相違する他
の機種にも使用できるよう、シックネスゲージ部１４Ｃ
に複数（図示の例は２機種）の厚みのゲージ部を設けた
ヘッドギャップ調整治具１４Ｃを示す。

以上の各実施例によれば、装置本体に着脱自在に取付け
られる部品であるｆ！伏のふたの一部に、ヘッドギャッ
プ値と同じ厚さ値のシソクネスゲージ部を形成したので
、部品交換等でヘッドギャップを調整する必要がある場
合は、ふたを取外してヘッドギャップに挿入するだけで
いつでも容易にギャップ調整を行なうことが可能になり
、ヘッドギャップ調整作業をきわめて容易に行なうこと
が可能になった。

また、装置本体に取付けられる部品（ふた）を利用し、
ギャップ調整を終えた後部品はもとの位置に装着される
ので、専用の治具のようにわざわざ携帯する必要がなく
、しかも紛失のおそれもなくなった。

なお、以上の各実施例では、フレキシブルケーブル挿通
用開口９の蓋１０を利用したが、本発明のへラドギャッ
プ調整治具は、ディツプスインチ開口１２用のふた１３
を利用できるのは勿論のこと、着脱可能な部品であれば
ふたに限らず各種の部品を利用することができる。

また、本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機、タ
イプライタ−、イメージリーダーなど記録装置や読取り
装置に限らず、ヘッドギャップを形成する電子機器、事
務機であれば広く通用することができる。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、何時
でも容易かつ簡便にヘッドギャップ調整作業を行ないう
るヘッドギャップ調整治具が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるヘッドギャップ調整治具の一実施
例の斜視図、第２図は本発明を通用するのに好適なふた
類を例示する斜視図、第３図は第１図のヘッドギャップ
調整治具の使用状態を示す斜視図、第４図はヘッドギャ
ップ調整機構を例示する模式的縦断面図、第５ＴＩ！Ｊ
はヘッドギャップ調整機構の他の例を示す模式的縦断面
図、第６図は第５図中の線Ｖｌ−ＶＩから見た部分正面
図、第７図は第１図のヘッドギャップ調整治具のシンク
ネスゲージ部の各種変更例を示す部分斜視図、第８図は
ダイヤルゲージを使用する従来のヘッドギャップ調整方
法を示す斜視図、第９図は隙間ゲージを使用する従来の
ヘッドギャップ調整方法を示す斜視図である。 ８・・・・・−・・・−・シャーシ（装置本体）、９・
・・・・・・・・−・開口、１０、ＩＯＡ、ＩＯＢ、Ｉ
ＯＣ・・・・・・−・・−ふた（部品）、１４・・・・
・・・・・・シソクネスゲージ部、Ｇ・・・・−・・・
・・・ヘッドギャップ慟

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）装置本体に着脱自在に組付けられる部品の一部ま
   たは全体の厚さをヘッドギャップと等しくしたことを特
   徴とするヘッドギャップ調整治具。