JPS6381093A - 物体上に画像を形成する装置 - Google Patents

物体上に画像を形成する装置

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JPS6381093A
JPS6381093A JP61225473A JP22547386A JPS6381093A JP S6381093 A JPS6381093 A JP S6381093A JP 61225473 A JP61225473 A JP 61225473A JP 22547386 A JP22547386 A JP 22547386A JP S6381093 A JPS6381093 A JP S6381093A
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Shunsuke Mukasa
武笠 俊介
Takao Suzuki
孝雄 鈴木
Masanori Akata
正典 赤田
Hideo Hosoi
細井 秀夫
Yasuo Odachime
大立目 恭生
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  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は昇華転写と熱転写を繰返すことにより対象物上
に画像を印画する方法および装置に係り、特にカード、
布、紙、透明シートを含む物体上に画像を形成するもの
に関する。
(従来技術) 物体に画像を形成するには一般に印刷によっている。
(発明が解決しようとする問題点) 印刷は版が必要であり、いかなる簡単な画像でも版作成
に多大の時間、労力を要する。まして複数画像の合成、
例えば画像と文字とがバーコードとを組合わせた画像に
至っては極めて煩雑である。
さらに印刷は対象物に応じてインキを選ぶとか種々の条
件に対応する必要があり簡単に対処ができない。
本発明は上述の点を考慮してなされたもので、対象物を
選ばずに鮮明な画像を形成し得る方法および装置を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) −に記目的達成のため、本発明では、画像データ(文字
データ、線画データ、階調を有する絵柄データ等を含む
)に応じて昇華転写方式で第1の転写手段によって画像
転写材料に染料画像が形成されてなる第1の転写物を作
成し、次いでこの第1の転写物を第2の転写手段に移し
て対象物に画像を熱転写することにより最終製品を作成
するようにしたものである。
(作 用) 各種の画像データ入力手段から与えられた画像データに
基き第1の転写手段ではサーマルヘッドが染料フィルム
を介して画像転写材料上に印画を行う。この印画は昇華
転写の原理によって行うもので、サーマルヘッドの熱に
より染料フィルム上の染料が画像転写材料上に昇華、移
行して第1の転写ものが形成される。この第1の転写物
には昇華性染料により画像が形成されているから第2の
転写手段に移して対象物と重ね合わせ熱を加えることに
より熱転写が行われて最終製品が出来上る。
(発明の効果) 画像転写材料に対し昇華転写方式で画像形成した第1の
転写物は昇華転写方式の特徴である鮮明な画像を有する
。この鮮明な画像を熱転写で対象物に形成することによ
り対象物を特に選ばずに画像形成することができる。
したがってあらゆる物に繊維な画像を形成することがで
きる。
そして、昇華転写時、熱転写時に熱をコントロールする
ことにより良好な発色を行わせることができ、この点で
も画像の品質は良好なものとなる。
また昇華転写された像を熱転写して得られた最終製品で
は、昇華転写時に画像の下方にあった層が熱転写により
層位置が上下反転して保護層として作用するようになる
ため、種々の効果を奏する。
例えば汚れの減少、耐光性、耐候性、耐薬品性の向上、
退色性の減少、光沢っけ、シボっけ凹凸付与の容易化等
である。
(実施例) 第1A図および第1B図(a)、  (b)、  (c
)は本発明の一実施例の構成を示したもので、まず第1
A図において101は画像入力手段であり、たとえばT
V左カメララインセンサをはじめとする光等の入力に基
づき画像データを形成するものである。この外にビデオ
、CD、TV、 スキャナ。
キャプテンシステム等の画像信号を提供するものも同様
に利用できる。この画像入力手段101等から出力され
た画像データはデータ処理装置104を介してメモリ1
05に格納される。そしてこの格納データはデータ処理
装置104を介してディスプレイ102に与えられ表示
される。
データ処理装置104には、マウス、タブレットディジ
タイザ等の位置データ入力手段103が接続されていて
ディスプレイ102」二の表示画像に関連する位置デー
タを入力するようになっており、またキーボード等の文
字データ入力手段106とフォント発生器109を用い
ることにより文字データを、またバーコード発生器11
0を用いることによりバーコードを入力するようになっ
ている。これにより画像データに対し種々の処理が加え
られる。
加工されたデータはデータ変換装置107により昇華転
写プリンタを動作させるのに適したデータに変換された
上でドライバ108を介してサーマルヘッドに出力され
る。
次に第1B図(a)、  (b)において、121は第
1A図のドライバから信号が与えられるサーマルヘッド
であり、このサーマルヘッド121はプラテンロール1
22と対向して配されており、これら両者間の印画位置
に向けて繰出しロール123から巻取りロール124に
染料フィルムが送られる点は共通している。
そして、同図(’a)は前者がカード状あるいはシート
状の被転写シート染料画像を印画する機構を示している
また、同図(b)はフィルム状の非転写シートと染料フ
ィルムを使用して連続的にカードを作るのに適した機構
を示している。
再び同図(a)に戻ると、ケース125に格納された被
転写シート(カード、シート等)はケース125下方の
スプリングにより取出しロール126に圧接するように
押上げられている。この取出しロール126の回転によ
って被転写シート搬送ベルト127,128を介してプ
ラテンロール122に送られる。そして位置出しされた
プラテンロール122に対しグリッパ等の機械的着脱治
具や静電吸着とか電磁的手段により被転写シートを固定
し、しかるのちプラテンロール122を回転させて印画
開始位置に移動させる。
次いで染料フィルムを介して被転写シートにサーマルヘ
ッド12]を圧接させ、染料フィルム、プラテンロール
〕22を同期させて動かしながらサーマルヘッド121
に通電し画像を転写する(第1転写)。
転写した後でプラテンロール122を回転させグリッパ
を外して取出しロール129を回転させながら圧接させ
トレイ]30に取出す。
これを被転写シート(図示せず)と重ね合わせ、熱ロー
ル(図示せず)等により融着させて完了する。(第2転
写)。融着前に被転写シートを打抜きトリミング等の加
工を行ってもよい。
これにより単色の印画が行えるが、カラーの場合は3色
または4色の染料フィルムを用いて印字を繰返す必要が
ある。この場合、1色を印字した後、プラテンロールを
回転させ取出しロール12っで圧接せず、さらにもう−
度印画開始位置に移動させることによる同様の操作を繰
返す。
また同図(b)について染料フィルムがシアン、マゼン
タ、イエローの3色塗り分はパターンである場合を例に
とり説明する。
まず位置出しされたプラテンロール122にロール13
1からの被転写シートとロール123からの染料フィル
ムとを重ねて当接させ、さらにその上からサーマルヘッ
ド121を圧接させる。このときプラテンロール122
と染料フィルムとを同期させながらプラテンロール12
2を反時計方向に回転させてサーマルヘッド121に通
電し第1色口を印画する。
続いて染料フィルムを2色目位置まで送りプラテンロー
ル122と染料フィルム、被転写シートをプラテンロー
ル122周りを時計方向に送りながら第2色目を印画す
る。
印画ずみの第2色染料フィルムをプラテンロール]22
の反時計方向に送りながら第3色を印画する。
次いてスタックされた被転写カードを取出しロール(図
示せず)等で1枚づつ熱転写ロール1.32,133間
に送り、位置出しをして画像が転写された被転写シート
と重ね合わせ、熱転写ロール132,1.33を圧接し
たカードに絵付けを行う。
サーマルヘッドで印画する方法としては次のものもある
〔第1色〕 プラテンロール、被転写シート、染料フィ
ルムを反時計方向に移動しながら印字する。
〔第2色〕 プラテンロール、被転写シートを時計方向
に移動させ、染料フィルムを同一速度で反時計方向に移
動さぜながら印画する。
〔第3色〕 プラテンロール、被転写シート、染料フィ
ルムを反時計方向に移動させ印画する。
第1B図(c)は第1B図(b)の熱転写ロール132
,133に代えて用い得るフラットプレス型の転写ヘッ
ドである。
以」この第1転写、第2転写の過程においては転写を1
回行う毎に像の左、右反転が起きることに注意する必要
がある。つまり転写を2回繰返すと正像から一旦逆像に
なり再び正像に戻る訳である。
したがって第1転写時に製造を得ようとすれば信号処理
系で逆像データを形成しておく必要がある。
これには、メモリへのデータ格納もしくは読出し時にア
ドレス順序を左右逆になるようにすればよい。
第2図は第1図の実施例におけるデータ処理装置104
を中心とする動作内容を示したものである。データ変換
装置107以降の動作内容については別途説明する。以
下この第2図にしたがって動作内容を説明する。
まずステップ5101において、撮像手段101により
撮像する。撮像はカードに表示すべき人物の顔そのもの
を撮像してもよいし、顔写真とか似顔絵のような画像化
されたものを撮像してもよい。これらの対象物に応じて
TV右カメラかラインセンサ等を使い分ける。
撮像手段101により取り込まれたデータはデータ処理
装置104を介してメモリ105に格納される(S 1
02)。そしてこの格納されたデータを用いてディスプ
レイ102上に画像が表示される(8103)。この表
示画像はまた処理を経ていないものであるから、そのま
まカードに表示するのには適さないものであるのが通例
であるが、そのままカードに表示し得る場合もある。
そこでディスプレイ102上の表示画像をオペレータが
観察して追加処理の要否を判断する(S104)。そし
て必要ないときは例えばキーボード106により操作を
行なえばデータ処理装置104は処理を終了し、次のデ
ータ変換装置1、07にデータを送り出す。
一方追加処理が必要であれば、オペレータはディスプレ
イ102−1−の表示画像を観察して画像デー 1】 
− 一夕を処理するのか文字データを処理するのかバーコー
ドを処理するのかを判断し、画像データの処理を行なう
のであれば位置データ入力手段103のメニュー領域の
トリミングもしくはレイアウトのマスを選択する操作を
行なう。これによりステップ5105および5106の
動作が一挙に行なわれる。
いまトリミングを例にとれば、次のステップとして位置
入力手段103によりカーソルを用いてトリミングすべ
き範囲の位置データをデータ処理装置104に与える。
位置データ入力手段としてタブレットディジタイザを用
いた場合はカーソル操作によりディスプレイ102上の
表示画像に重ねて表示したカーソルを予め定まっている
カード上の表示位置に合わせて位置指定しトリミング範
囲を決定する。そしてトリミング範囲外の画像データを
消去する操作を行なう。これによりステップ5107の
処理動作が行なわれる。この処理動作が終rしたらメニ
ュー領域の終了のマスを選択する。これによりステップ
5109を経てステラブS]02に至りデータの格納が
行なわれ、さらにステップ8103によりディスプレイ
表示が行なわれ、追加処理を要しなければ前述同様にキ
ーボード106により終了操作を行なえばデータ変換装
置107による動作に移行する。
レイアウトについてはトリミング同様に位置データ入力
手段]、03による操作を行なう。すなわち、位置デー
タ人力手段103のメニュー領域でレイアウトを選択す
るとディスプレイ102上にカードの全体図形と画像の
表示位置とが表示される。そこでこの表示位置に適合す
るように画像の傾きを修正する等の操作を行なう。これ
によりステップ8108の処理動作が行なわれる。終了
したらメニュー領域の終了のマスを選択する。
このように位置データ入力手段103によるメニュー領
域の選択が行なわれるとトリミング、レイアウトが行な
われるが、一方キーボード106が操作されると文字デ
ータの入力が行なわれる(811.0)。文字データと
は例えばIDカードであれば氏名とか生年月日等に関す
るものであり、キーボード1.06から打込まれたデー
タがフォント発生器109の出力字体を用いて項目毎に
定まった画面−にの位置になるようにディスプレイ10
2に表示される。オペレータはこの表示画像で確認を行
ない正しければキーボード106により終了の操作を行
なう(Sl11.)。
終了したらデータがメモリ105に格納され(S102
)、かつディスプレイ102に表示されるから再度確認
の上、動作を終了する。
さらにバーコード入力についてもステップ5112,8
113により文字データ入力の場合と同様に入力される
。バーコード等は別に印刷その他の機械的方法で人力し
てもよい。
第3図は本発明に用いる昇華転写プリンタ用データ処理
回路の概略構成図である。図示の如く処理回路107は
画素密度変換器3、色修正器4、階調修正器1]、記憶
装置12、バッファ13、並直径変換器14、ドライバ
108より構成され、画素密度変換器3は画像入力装置
100と接続されている。
画像入力装置1. OOは原画像のR,G、  Bまた
はY、 M、  Cの三原色データを昇華転写プリンタ
に人力するものである。
画素密度変換器3は、画像入力装置100から人力され
る画像データの画素密度を所定の画素密度に変換するも
ので、各色毎に画像データの間引きあるいは補間を行な
う。ここで、高品質のカラーハードコピーを得るために
は少なくとも10本/關稈度の画素密度に変換しておく
のが好ましい。
色修正器4は所定の画素密度に変換された三原色データ
を被転写シートの転写インキの特性に合わせて修正する
とともに、スミデータを形成するものである。低級グレ
ード品ではスミデータを省くこともある。
第4図はこの色修正器4の一例を示した概略構成図であ
り、図示の如く色修正器4は加算器6Y。
6M、6C,スミデータ計算器7.1次色修正回路8、
および、2次色修正回路9、より構成され、1次色修正
回路8は転写インキのにごり補正を行なうもので、2次
色修正回路9はある特定の色相に対する選択的な修正に
よる恣意的な色のコントロールを可能にする機能を有す
るものである。
階調修正器10は色修正器4から入力されるY。
M、  C,K (スミ)の各色毎のデータの階調を必
要に応じて修正するもので、グラデーション回路(図示
せず)等が設けられ、ハイライトを強調したり、シャド
ウを強調したりすることができる。
記憶装置12は階調修正器10から出力される各色毎の
データを一時的に記憶するものであり、記憶装置12の
出力側には選択スイッチ12が設けられ、バッファ13
に各色ごとにデータを書き込むことができるようになっ
ている。そして、バッファ13には転写ヘッド16の1
ライン分のデータを書き込むことができ、バッファ13
は並列データを直列データに変換する並直変換器14に
接続されている。
第5図は並直変換器14の概略構成図であり、図示の如
くコンパレータ22の一方の入力側にはバッファ13か
らの並列データが与えられ、他方の入力側にはカウンタ
23からの出力が与えられ、コンパレータ22はこれら
の入力に基づき直列データを出力し、ドライバ15に与
えるようになっており、ドライバ15はこの直列データ
に基づき転写ヘッド16を駆動させるようになっている
第6図は転写ヘッド121の詳細回路図であり、図示の
如く、コンパレータ22からの直列データがシフトレジ
スタSRに与えられると、この直列データはラッチ回路
LTによりラッチされた後、一方からストローブ信号が
与えられるナントゲートNAを介して発熱素子HEに与
えられるようになっている。
次に第3図に示すデータ処理回路]o7の動作について
説明する。
まず、各種の画像入力装置100から原画像の三原色デ
ータが画素密度変換器3に人力されると、画素密度変換
器3はこの三原色データを所定の画素密度に変換して色
修正器4に人力する。このとき、色修正器4には濃度信
号で表された三原色データが与えられるものとし、本実
施例ではイエロー、マゼンタ、シアンのデータYO,M
O,COが与えられている。
色修正器4に入力されたデータYO,MO。
COは第4図に示すように、加算器6Y、 6M。
6Cを通ってスミデータ計算回路7に入力され、K−m
in  (Y、 M、  C) 但し、minは最小値を与える関数を表す。
によりスミデータKが計算されて出力される。
一方、画素密度変換器3からのデータYO。
MO,COは1次色修正回路8に入力されて1次修正デ
ータYl、Ml、CIが2次色修正回路9に入力され、
2次修正データY2.M2.C2が計算される。そして
、この2次修正データが加算器6Y、6M、6Cに供給
され、それぞれに対応するデータYO,MO,Coに加
算されてデータY、M、Cとなり、スミデータ計算回路
7によりスミデータKか計算されたあとそのまま出力信
号として、階調修正器10に入力される。
1次色修正回路8は転写インキのにごり補正に必要な1
次修正データYl、Ml、CIを算出する働きをするも
ので、元のデータYO,MO。
COを次式のようにマトリクス演算して1次修正データ
Yl、Ml、CIの計算を行なう。
Y1=−k  −CO−に、2・MO+k13・YCl
3 M1=−k  φCO+に22φMO−に23・YOC
1=  k  −CO+に32・MO−に33・YCl
3 但し、kl、二重み係数 J i−1〜3 j=1〜3 2次色修正回路9はある特定の色相に対する選択的な修
正による恣意的な色のコントロールを可能にするため、
1次修正データYl、 Ml、、  C1に対して所定
の補正を加えた2次作正データY2゜M2.C2を算出
する働きをするもので、1次修正データを次式のように
マトリクス演算して2次位正データY2.M2.C2の
計算を行なう。
Y2=Y1十Ω 番ΔB+Ω12IIΔC+p13φΔ
G十g  ・ΔY十g  ・ΔR+、Q、6・1.4 
    15 ΔM M2=M12=  −ΔB+ρ22・ΔC+ρ23・Δ
G+j7  ・ΔY+ρ25・ΔR+ρ26・6M24 C2−CI−H) 3.−AB+g32−ACI 33
−ΔG十Ω34弓Y+Ω35弓R+ρ36争ΔM 但し、ρ9.二重み係数 J i=l〜3 j−1〜6 ΔB、ΔC2ΔG、ΔY、ΔR1ΔM =特色データ したがって、この2次位正データY2. M2゜C2を
加算器6Y、6M、6Cによってそれぞれの元のデータ
YO,MO,COに加算し、1次色修正回路8による重
み係数に1.を選択してやれば、J 昇華転写プリンタで印刷される画像−Lのインキの理想
色からのずれを任意に修正することができ、2次修正回
路9による重み係数ρ1jを選択してやれば、印刷され
る画像の色の具合を任意に修正することができる。
なお、スミデータKについても次式により修正データに
2を計算し、これをスミデータKに加算して修正が行な
えるようにしてもよい。
に2−に+ml・ΔB 十m ’;l *ΔC+m3争
ΔG+m4中ΔY十m5*ΔR十m6・ΔM 但し、MI:重み係数 i−1〜に のようにして色修正器4から出力されるY。
M、C,にのデータは階調修正器]0に人力され、各デ
ータ毎に修正が行なわれる。
第7図は階調修正器10で行なわれる修正の説明図であ
り、fOは標準特性曲線、flはハイライト強調曲線、
f2はシャドウ強調曲線、f3はハイライト費シャドウ
強調曲線、f4は中間調強調曲線である。図示の如く、
色データの濃度と昇華転写プリンタで印刷される印刷物
の濃度との関係を決定する調子再現特性を必要に応じて
設定することにより、原画像に近い調子を再現すること
ができる。すなわち、修正しない場合は曲線fOを使用
し、修正する場合は強調したい階調部分に応じてf1〜
f4の曲線を適宜使用すればよい。
また、調子再現特性曲線は図示のものに限定されず任意
に設定することができる。そして、例えばこの調子再現
特性による階調修正の制御はグラデーション回路(図示
せず)により行なわれ、ハイライト、中間調、シャドウ
の各々について個別に設けられているつまみ(図示せず
)を調整することにより、調子再現特性が設定されるこ
ととなる。
次いで、階調修正器10で修正されたY、 M。
C,にのデータは一旦記憶装置11に記憶される。
この記憶装置11に記憶されたデータは、選択スイッチ
12により各色毎に読み出され、転写ヘッド16の1ラ
イン毎にバッファ13に格納された後1.If列データ
として並直変換器14に入力され直列データに変換され
る。
このようにして並列データから変換された直列データは
、第6図に示すシフトレジスタSRにn画素分与えられ
、ラッチ回路LTによりラッチされた」−でナンドゲー
)NAに入力される。そして、ストローブ信号STがナ
ントゲートNAに入力されると上記n画素分のデータは
発熱素子HEに与えられる。
第8図は各画素毎の信号を示した説明図であり、図に示
すものは1画素目は最高階調でn画素目が最低階調で、
2画素目乃至(n−1)画素目は直線的に変化する例を
示している。
次に一11直変換器14の動作について説明する。
まず、第5図に示すように並列データである画素データ
A (AO−A7からなる並列8ビツトデータ)はコン
パレータ22の一方の入力に与えられ、コンパレータ2
2の他方の入力にはカウンタ23の出力B(BO〜B7
からなる8ビツトインクリメント出力)が与えられる。
カウンタ23はクロックをインクリメント計数してその
出力BO〜B7を逐一変化する。
コンパレータ22はこれらの2つの入力AとBとを比較
し、カウンタ13のインクリメント出力Bが画素データ
Aと一致するまでつまりA>BおよびA=Bの場合に「
1」出力を継続し、それ以後は「0」出力を生じる。す
なわち画素データAか有する濃度の小みに対応したカウ
ンタ23のインクレメント値が与えられるまでコンパレ
ータ22は「1」を出力し続ける。例えば画素データA
が256階調における128階調の濃度であれば「1」
が128個連続し以後rOJが128個続く直列データ
が得られる。
この直列データはコンパレータ22のA>BおよびA=
B出力がオアゲート24を経てA2Bとして取り出され
るものであり、この例では256階調が表現されている
。この階調は少ないものとすることができる。例えばイ
ンクリメントするビットをBOではなくBlとすれば1
28階調、B2とすれば64階調となり、簡単に階調設
定を変えることができる。
このようにカウンタ23の出力Bを1づつインクリメン
トすることにより画素データAとカウンタ23の出力B
との関係がA=Bとなるまで「1」が続き、それ以後「
0」となる直列データが得られる。この直列データは第
4図と第9図との対比で説明したものである。
第9図は並直女換器14の別態様における変換内容をマ
トリクスとして示したものであり、図示のごとく画像デ
ータが例えば8ビット並列データであると、階調データ
は0乃至255を表す00・・・・・・00から11・
・・・・弓1の直列データとなる。
このように、転写ヘッド16の1ライン毎にバッファ1
3に格納されたデータは並直変換器14に与えられて直
列データに変換され、ドライバー15を介して転写ヘッ
ド16に与えられて、転写ドラム17上の受像紙Pに記
録される。
第10図は本発明の昇華転写プリンタの動作を示すフロ
ーチャートである。
これについて説明すると、まず用紙セットおよびリボン
頭出し等の前準備を行ない(Sl、)、印字スタートす
ると(B2)、いづれかの色つまりC(シアン)、M(
マゼンタ)、Y(イエロー)、K(スミ)のいづれかの
色について1ラインづつライン更新しつつ印字を行なう
(B3.B4)。
ある1色について印字が終了すると(B5)、転写シー
!・を他の色のものに変え(B6)、他の3色について
印字を行なう。転写シートは各色が所定のパターンで繰
り返し印刷された長尺物を利用するのか最も好ましい。
各色について受像紙は所定位置から印字を開始する(B
8)。そして4色の印字が終了したら排紙して(B9)
動作終了する。 第11図は、カードとして作成された
本発明による最終製品類200の正面図であり、第12
図はその断面図であり、図中の201はカード基材を、
202は表示層を、203は表面保護層を、そして20
4は表示画像を示している。用途によっては表面保護層
がなくても良い。
本発明の最終製品200は第11図および第12図に例
示する通り、その表示層202の表示画像204が昇華
性染料からなることを特徴としている。
本発明における被転写シートとして使用し得る材料は、
各種の紙、加工紙、プラスチックシート、金属、ガラス
等いずれでもよく、プラスチックシートの如く、昇華性
染料で直接染色可能な材料であれば、これらの被転写基
材201が表示層202を兼ねることができる。これら
の基材201は、一般に厚さが0 、68〜0 、80
 mm程度で、サイズが11〜8X8〜5cm程度であ
る。
また、表示層202としては、昇華性染料で染着可能な
材料、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ABS、AS、ポリ塩化ビニル、ポリエステル
、ポリアミド、ポリウレタン等の如きプラスチック材料
が好適であり、これらの層は上述の通り基材201をも
兼ねることができる。基trA’ 201を兼ねる場合
には、厚さとサイズは」二連の程度であるが、紙、加工
紙、金属等の如き昇華性染料で染着できない材料を基材
201とする場合には、上記の如き昇華性染料で染色可
能なプラスチック材料からなる溶液を基材201に塗布
したり、あるいはそれらのフィルムを基材201に積層
することによって形成することができ、約3〜50μm
の厚さが好適である。
本発明の最終製品200の特徴は、」−記の如き表示層
202に表示された表示画像204の全部あるいは1部
が昇華性染料から形成されており、このような画像20
4の形成は従来公知の方法でよい。
例えば、公知の昇華転写方法に使用されている昇華転写
シート、すなわち、紙やプラスチックフィルム、シート
等の支持体の表面に加熱によって昇華し得る染料を任意
のバインダー樹脂で担持させたものを表示層202に重
ね合わせ、昇華転写シートの裏面からパターン状の加熱
を行なって、表示層202中に染料を移行させることに
よって容易に形成することができる。保存性を高めるに
は分子量の250以上の染料か適するが分子量370以
上が特に好ましい。
以上の如き昇華転写は、表示層202を存する基+42
01に直接行なってもよいし、また別に表示層202の
プラスチックシートを用意しておいて、このシートに画
像204を形成後、基材201に貼着あるいはラミネー
トしてもよい。
次に本発明に用いる被転写シートの構造、材料、利用法
、用途につき説明する。
第13図は、本発明に用いる被転写シートの基本的な態
様を図解的に示す図であり、第14図〜第19図は本発
明の被転写シートの好ましい実施態様を示す図である。
第13図の通り、本発明に用いる被転写シート310の
基本的な構成は、任意のシート状基材301の一方の面
に剥離可能な受像層302を設けたことを特徴としてい
る。本発明の被転写シートをこのような構成とすること
によって、熱移行性染料を有する転写シートにより受像
層302に所望の画像を形成し、次いて画像を有する受
像層302をシート状基材301から剥離し、これを任
意の物品に任意の手段により貼着することによって、前
述の如き従来技術の欠点が基本的に解決されるものであ
る。
すなわち、上記における受像層302は熱移行性染料に
よって染着可能な材料に限定されるが、画像を形成しシ
ート状基材301から剥離したものは、それぞれ被装飾
物品の材質に応じた接着方法により、ガラスでも、金属
でも、木材でもあるいは熱移行性染料によっては染着困
難なプラスチックス材料でも自由に貼着がnJ能である
。また画像を有しシート状基材301から剥離された受
像層302は、非常に薄く且つ十分な柔軟性を有するた
め、被装飾物品の表面形状が曲面や凹凸形状面であって
もそれらの表面形状に十分に追従することが+jJ能で
あるため、被装飾物品の表面形状によって貼着か制限さ
れることがない。また、同様に画像を有する受像層30
2は非常に薄いため、従来のシールとは異なり、被装飾
物品との一体化が容易であり、貼石部の盛りLりがなく
、いわゆる粘着感を与えないものである。
第14図は本発明の被転写シート310の好ましい1例
を示すものであり、受像層302の表面または受像層3
02とシート状基材301との間あるいは両方に離型層
303,303’が設けられている。
離型層303は、図示していない転写シートから熱移行
性染料を移行させて受像層302に画像を形成する際に
転写シートと受像層302の熱による粘着を防止するた
めにあるものであり、このような粘着か生じない場合や
、転写シートの表面にこのような離型層が設けられてい
る場合は不要である。離型層303′は、画像の形成後
受像層302の71離を容易にするものであり、シート
状基材301か紙の如く受像層302と剥離困難な場合
に設けるものであり、シート状基材301自体がポリエ
ステルフィルム等の如く元々受像層302に対して十分
な剥離性を有する場合には、特に必須ではない。
第15図示の例は本発明の被転写シート310の別の好
ましい例を示すものであり、受像層302とシート状基
材301との間に中間層304および/または離型層3
03′が設けられている。この中間層304と離型層3
03′との積層順序はいずれでもよい。ここで云う中間
層304とは、受像層302に転写シートから熱移行性
染料を移行させて画像を形成する際に、画像の形成を十
分にするものであり、例えばクッション層や断熱層であ
る。例えば、クッション性のある層を中間層304とし
て設けることにより、転写シートと受像層302の密着
性が改良され、ザーマルヘッドによる画像形成時の熱移
行性染料の−31= 移行が均一化されて、画像信号に十分対応した画像を形
成することができる。また中間層304を断熱性のある
材料から断熱層として形成することによって転写シート
から熱移行性染料を受像層302に移行させるのに際し
て付与される熱の放熱が防11−でき、熱利用効率が向
上して十分な画像の形成が促進される。勿論、これらの
クッション層あるいは断熱層は別々に任意の順序で同時
に設けてもよいものである。
尚、中間層304が離型層より上位に存在する場合には
、受像層302の剥離に際して中間層304も同時に剥
離され、一方、中間層304が離型層303の下位に存
在する場合には、中間層304は受像層302の剥離後
シート状基材301−1:に残る。従って剥離した受像
層302をその離型層303而を被装飾物品に対抗させ
て貼着する場合には中間層304は実質」二透明である
のが望ましい。
第16〜18図示の例は第15図示の例において、受像
層302とシート状基材301との間に=  32 − 更に3保護層305を設けたものである。この保護層3
05は、画像を形成し剥離した受像層302を、受像層
302の表面(画像形成面)を被装飾物品に対抗させて
貼着した時に、受像層302の画像の劣化を防止するも
のであり、例えば耐摩耗性、耐光性、耐候性、耐薬品性
等の如く種々の物性に優れた材料から形成する。このよ
うな保護層305を設けることによって被装飾物品に結
石後の画像の種々の堅牢性を向上させることができる。
第16図示の例は、このような保護層305を中間層3
04と離型層303′との間に設けた例であり、第17
図示の例は受像層302と離型層303′との間に設け
た例であり、更に第18図示の例は中間層304が保護
層305を兼ねる例である。いずれにしてもこのような
保護層305は離型層303′と、隣接して設けること
によって、画像を形成し且つ隔離した受像層302を反
転して被装飾物品に貼着する時に最上層となるように設
けることが望ましいものである。
更に第19図示の例は、第14図示の例において受像層
302と離型層303との間に更に接着層306を設け
た例である。勿論このような接着層306は、他の図示
の例においても、離型層303′に隣接して設は得るこ
とは当然である。
このような接着層306は、画像を形成し剥離した受像
層302を反転させずに、被装飾物品に貼着する場合に
有用なものであり、このような例においては、第16〜
18図における保護層305は不要となる。
接着層306を予め設けておくことによって画像を形成
し剥離した受像層302を、特段の接着手段を用いるこ
となくそのままで被装飾物品に貼着することができる。
このような接着層306は常温で粘着性を有する接着層
でもよいし、熱や光によって粘着性を示す感熱あるいは
感光性の接着層でもよい。
以上が本発明の被転写シートの主たる構成であり、」二
記好ましい例示の外にも種々の態様が当業者の自明であ
り、これらの自明の態様も当然本発明に包含されるもの
である。
次に本発明の装飾方法を説明すると、本発明の装飾方法
は、上記の如き本発明の被転写シートを利用することを
主たる特徴とするものである。
基本的な態様として第20〜21図に図解的にボす方法
により説明する。
第20図示の例は第13図示の被転写シートを利用する
ものであり、まず最初に熱移行性染料(昇華性染料)を
記録剤とする従来公知の転写シート320を被転写シー
ト310に、転写シートの染料担持層321が被転写シ
ート310の受像層302に対向する様に重ね、転写シ
ート320または被転写シート310のいずれか側、好
ましくは転写シート320側からサーマルヘッドにより
画像信号に従って熱エネルギー(矢印)を付与すること
によって、受像層302に所望の画像307が形成され
る。次いでこのように形成された画像を有する受像層3
02をシート状基材301から剥離するか、または、剥
離することなく被装飾物品に貼着する。予め剥離しない
場合には、貼着後にシート状基材を剥離する。剥離する
場合において受像層302とシート状基材30]との間
に接着層306が予め形成されている場合には、その接
着層306を被装飾物品330に対向させて市ね合せ、
圧力、熱あるいは光等の接着層306に応じた手段によ
り受像層302を被装飾物品330に貼着させることに
より本発明の装飾方法が完了する。また、接着層が予め
形成されていない場合には、その都度被装飾物品330
の面あるいは剥離した受像層302のいずれかの面に接
着剤を塗布して受像層302をそのままあるいは反転さ
せて被装飾物品330に貼着する(第21図)。
また、受像層302は一般に熱移行性染料で染着可能な
熱可塑性樹脂から形成されているので、何らの接着層を
必要とせずにそのままプラスチック成形物、布帛、金属
その他に熱融着させることも可能である。
以上本発明の装飾方法を基本的な例で説明したか、第1
4図以下に例示した本発明の被転写シートを使用して本
発明の装飾方法を実施する場合も同様である。
次に以上の如き本発明の被転写シートを構成する材料お
よび構成方法の面から本発明を更に詳細に説明する。
シート状基材としては、(1)合成紙(ポリオレフィン
系、ポリスチレン系等)、(2)上質紙、アート紙、コ
ート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打紙、裏打用紙、
合成樹脂またはエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテック
ス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙
、(3)ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート
、ポリカーボネート等の各種のプラスチックのフィルム
もしくはシートが使用できる。
このうち(1)の合成紙は、その表面に熱伝導率の低い
(換言すれば断熱性の高い)ミクロヴオイド層を有して
いるので好ましい。また、上記(1)〜(3)の任意の
組み合わせによる積層体も使用できる。代表的な積層体
の例として、セルロース繊=  36 − 雑紙と合成紙、あるいは、セルロース繊維紙とプラスチ
ックフィルムもしくはシートとの合成紙が挙げられる。
このうちセルロース繊維紙と合成紙との積層体は、合成
紙か有する熱的な不安定さく伸縮等)をセルロース繊維
紙が補い、合成紙が有する低熱伝導率による印字熱感度
の高さを発揮できてよい。また、この組み合せにおいて
積層体表裏のバランスをとるため、合成紙〜セルロース
繊維紙〜合成紙の三層積層体を用いるのかよく、印字に
よるカールを少なくできる。
上記のような積層体に用いる合成紙としては、通常被転
写シートの合成紙基材として用いうる合成紙であればい
かなるものをも使用できるが、特に微細空孔を含有する
紙状層を設けた合成紙(例えば、市販品の合成紙ユボ:
王子油化合成紙製)が望ましい。上記紙状層における微
細空孔は、例えば、合成樹脂を微細充填剤含有状態で延
伸することにより形成することができる。上記微細空孔
を含有する紙状層を設けた合成紙を用いて構成した被転
写シートは、熱転写により画像を形成した場合、画像濃
度が高く、画像のバラツキも生じないという効果がある
。これは、微細空孔により断熱効果があり、熱エネルギ
ー効率が良いことと、微細空孔によるクッション性の良
さが、上記合成紙」二に設けられ、画像が形成される受
像層に寄与するものと思われる。また、上記微細空孔を
含有する紙状層を直接、セルロース繊維紙等の芯材の表
面に設けることも可能である。
上記積層体におけるセルロース繊維紙以外にプラスチッ
クフィルムを使用することもでき、更に、」二記セルロ
ース繊維紙とプラスチックフィルムとをラミネートした
ものも使用することができる。
合成紙とセルロース繊維紙との貼着方法としては、例え
ば、従来公知の接着剤を用いた貼着、押出ラミネート法
を用いた貼着、熱接着による貼着等が挙げられ、また合
成紙とプラスチックフィルムとの貼着方法としてはプラ
スチックフィルムの形成を同時に兼ねたラミネート法、
カレンダー法等による貼着等が挙げられる。上記貼着手
段は合成紙と貼着するものの材質等に応じて適宜選択さ
れる。上記接着剤の具体例としてはエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリ酢酸ビニル等のエマルジョン接着剤、
カルボキシル基を含むポリエステル等の水溶性接着剤等
が挙げられ、またラミネート用の接着剤としては、ポリ
ウレタン系、アクリル系等の宜機溶剤溶液タイプ等の接
着剤が挙げられる。
受像層を構成する材質は、転写シートから移行する熱移
行性染料、例えば、昇華性の分散染料を受容し、受容に
より形成された画像を維持するためのものである。例え
ば、下記(イ)〜(ホ)の合成樹脂が単独もしくは2種
以上の混合により使用できる。
(イ) エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等。
(ロ) ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン樹脂等。
(ハ) アミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)。
(ニ) 尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(ホ) その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂等。
また、受像層は飽和ポリエステルと塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体との混合樹脂により構成される。飽和ポリ
エステルとしては、例えば、バイロン200.バイロン
290、バイロン600等(以1−1東洋紡製) 、K
A−1038C(荒用化学製)、TE101、TE23
5 (以上、日本合成製)等が用いられる。塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体は塩化ビニル成分含有率85〜9
7wt%で、重合度200〜800程度のものが好まし
い。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は必ずしも塩化ビニル
成分と酢酸ビニル成分のみの共重合体である場合に限ら
ず、本発明の目的を妨げない範囲のビニルアルコール成
分、マレイン酸成分等を含むものであってもよい。受像
層は、またポリスチレン系の樹脂により構成されてもよ
く、例えば、スチレン系モノマー、例えば、スチレン、
α−メチルスレチン、ビニルトルエンの単独もしくは共
重合体からなるポリスチレン系樹脂、あるいは、前記ス
チレン系モノマーと他のモノマー、例えば、アクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等のアクリル若しくはメタクリル系
モノマーもしくは無水マレイン酸との共重合体であるス
レチン系共重合体樹脂が挙げられる。
以−にの如き合成樹脂のうちで特に好適なものはポリエ
ステル系樹脂である。
上記いずれの態様においても、受像層の白色度を向1−
シて転写画像の鮮明度を更に高めるとともに被転写シー
ト表面に筆記性を付与し、且つ転写された画像の再転写
を防止する目的で受像層中に白色顔料を添加することが
できる。白色顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カ
オリンクレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等が用い
られ、これらは2種以上混合して用いることができるこ
とは前述した通りである。また転写画像の耐光性を史に
高めるために、受像層中に紫外線吸収剤および/または
光安定化剤を添加することができる。
これら紫外線吸収剤、光安定化剤の添加量は受像層を構
成する樹脂100重量部に対しそれぞれ0.05〜10
重量部、0.5〜3市瓜部が好ましい。
本発明に用いる被転写シートは、転写シートとの離型性
および受像層とシート状基材との離型性を向−にせしめ
るために受像層の一方の面または両方の面に離型層を形
成したり、あるいはこれに代えて受像層中に離型剤を含
有せしめることかできる。離型剤としてはポリエチレン
ワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の固型
ワックス類、弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤;シ
リコーンオイル等が挙げられるか、シリコーンオイルか
好ましい。
ト記ンリコーンオイルとしては油状のものち用いること
ができるが、硬化型のものが好ましい。
硬化型のシリコーンオイルとしては、反応硬化型、光硬
化型、触媒硬化型等が挙げられるが、反応硬化型のシリ
コーンオイルが特に好ましい。反応硬化型シリコーンオ
イルとしては、アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ
変性シリコーンオイルとを反応硬化させたものが好まし
く、アミノ変性シリコーンオイルとしては、KF−39
3、KF−857、KF −858、X−22−368
0、X−22−380IC(以−[;、信越化学工業■
製)等が挙げられ、エポキシ変性シリコーンオイルとし
ては、KF−1,00T、KF−101、KF−60−
1,64、KF−1,03(以上、信越化学工業■製)
等が挙げられる。また触媒硬化型あるいは光硬化型シリ
コーンオイルとしては、KS−705FSKS−770
(以−に、触媒硬化型シリコーンオイル:信越化学工業
■製)、KS−720、KS−774(以上、光硬化型
シリコーンオイル:信越化学工業■製)笠か挙げられる
これら硬化型シリコーンオイルの添加量は、受像層を構
成する樹脂の0.5〜30vt%が好ましい。
また受像層の表面の一部に、−1−記離型剤を適当な溶
媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾燥させる等
によって離型層を設けることもできる。
離型層を構成する離型剤としては、前記したアミノ変性
シリコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオイルとの
反応硬化型が特に好ましい。離型層の厚さは0.01〜
5μm1特に0.05〜2μmが好ましい。
なお、受像層を形成する際にシリコーンオイルを添加し
て形成すると、塗布後、シリコーンオイルが表面にブリ
ードしてくるので、ブリードさせた後に硬化させても離
型層を形成することができる。
受像層の形成は、シート状基村上に、受像層を形成する
材料を溶解ないし分散して得られる受像層形成用組成物
を使用して、公知の塗布若しくは印刷方法により行う他
に、受像層302をシート状基材とは別の一時的キャリ
ャーー1−に一口、形成した後に、改め°Cシート状基
材−Lに転写する方法に=  44 − より行ってもよい。
中間層は、構成する材質によりクッション性層、多孔層
のいずれかであり、あるいは場合によっては接着層の役
目を兼ねている。
クッション性層はJ Is−に−6301に規定される
100%モジュラスが100kg/cJ以下である樹脂
を主とするものであり、ここで前記100%モジュラス
が100kg/c−を超えると、剛性が高すぎるために
このような樹脂を用いて中間層を形成しても熱転写シー
トと受像層の印字の際の充分な密着性は保たれない。ま
た、前記100%モジュラスの下限は実際上、0.5k
g/cd程度である。
上記の条件に合致する樹脂としては次のようなものが挙
げられる。
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブタジェン
樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リアミド樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂等。
1−1記の樹脂は、lf’li若しくは2秤量−1二混
合して使用することができるが、−■−記の樹脂は比較
的粘着性を何しているので、加工中に支障があるときは
無機質の添加剤、例えば、シリカ、アルミナ、クレー、
炭酸カルシウム等、あるいはステアリン酸アミド等のア
ミド系物質を添加してもよい。
クッション性層は上記したような樹脂を必要に応じて他
の添加剤と共に溶剤・稀釈剤等と混練して塗料若しくは
インキとし、公知の塗布方法若しくは印刷方法により塗
膜として乾燥させることにより形成でき、その厚みは0
. 5〜50μm1より好ましくは2〜20μm程度で
ある。厚みが0.5μm未満では設けたシート状基材の
表面の粗さを吸収しきれず、従って効果がなく、逆に5
0μmを超えると、効果の向−I−が見られないばかり
か、受像層か厚くなりすぎて突出し、巻き取ったり、小
ねたりする際の支障となるし、また、経済的でない。
このような中間層を形成すると熱転写シートと被熱転写
シートとの密着性が向」−するのは、中間−47= 層自体が剛性か低いために印字の際の圧力により変形す
るためと考えられるが、更に、前記したような樹脂は通
常ガラス転移点や軟化点が低く、印字の際に与えられる
熱エネルギーにより、常温におけるよりも更に剛性が低
下して変形しやすくなることも寄与しているものと推定
される。
多孔層は、1) ポリウレタン等の合成樹脂エマルジョ
ン、メチルメタクリレート−ブタジェン系等の合成ゴム
ラテックスを機械的攪拌により気泡を生じさせた液をシ
ート状基材上に塗布し乾燥させた層、2)上記合成樹脂
エマルジョン、上記合成ゴムラテックスに発泡剤を混合
させた液をシート状基イ」」二に塗布し乾燥させた層、
3)塩ビプラスチゾル、ポリウレタン等の合成樹脂また
はスチレン−ブタジェン系等の合成ゴムに発泡剤を混合
した液をシート状基材−にに塗布し加熱することにより
発泡させた層、4)熱可塑性樹脂または合成ゴムを6機
溶媒に溶解した溶液と、該有機溶媒に比べ蒸発しにくく
該有機溶媒に対し相溶性を有し、且つ熱可塑性樹脂また
は合成ゴムに対して溶解性を有しない非溶媒(水を主成
分とするものも含む)との混合液を、シート状基Hに塗
布し乾燥させることによりミクロ状に凝集した膜を形成
してなるミクロポーラス層等が用いられる。−上記1)
〜3)の層は気泡の大きさか大きいため、該層−1−に
受像層の形成用溶液を塗布し乾燥させた場合、乾燥させ
て形成された受像層の表面に凹凸が生じる恐れがある。
そのため−に記凹凸が小さくまた均一性の高い画像を転
写せしめることが可能な受像層の表面を得るためには、
多孔層として、」−24)のミクロポーラス層を設ける
ことが好ましい。
上記ミクロポーラス層の形成に当たって用いられる熱可
塑性樹脂としては、飽和ポリエステル、ポリウレタン、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロースアセトプ
ロピオネート等が挙げられ、また同様に用いられる上記
合成ゴムとしては、スチレン−ブタジェン系、イソプレ
ン系、ウレタン系等が挙げられる。また該ミクロポーラ
ス層の形成に当たって用いられる有機溶媒および非溶媒
としては種々のものが可能であるが、通常、有機溶媒と
してメチルエチルケトン、アルコール等の親水性溶媒が
用いられ、また、非溶媒として水が用いられる。
本発明における多孔層の厚みは、3μm以上のものが好
ましく、特に5〜20μm厚のものが好ましい。多孔層
の厚みが3μm未満のものは、クッション性、断熱性の
効果が発揮されない。
説明が前後したが、中間層が接着層を兼ねる場合もある
ことは受像層の形成方法において述べた通りである。
−1−−2の中間層は被熱転写シートの両面に設けても
よいし、一方の面にのみ設けてもよい。
成熱転写シートの加工工程中またはプリンター内での走
行時に静電気の発生を抑えるために、少なくとも一方の
面の受像層中または受像層の表面に帯電防止剤を含をさ
せることもできる。帯電防止剤としては、界面活性剤、
例えば、陽イオン型界面活性剤(例えば、第4級アンモ
ニウム塩、ポリアミン誘導体等)、陰イオン型界面活性
剤(例えば、アルキルスルホネート等)、両性イオン型
界面活性剤若しくは非イオン型離型が挙げられる。
帯電防止剤は、グラビアコーティング、バーコーティン
グ等により受像層表面に塗布形成してもよく、受像層樹
脂中に練り込んで受像層の塗工、乾燥時に受像層表面に
移行させてもよい。受像層樹脂と混合する帯電防II−
剤としては、カチオン型のアクリルポリマーを用いるこ
とがでる。
保護層は画像を有する受像層とともにシート状基材から
剥離されるものであり、受像層を反転して被装飾物品に
貼着した際に最上層となり、画像を有する受像層の耐摩
耗性、耐光性、耐薬品等を向上させるものであり、例え
ば、保護層を形成する利料としては、エポキシ樹脂、ア
ルキッド樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂、アミノ
アルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂、シリコン樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、熱硬化型
ポリウレタン樹脂等の熱硬化型樹脂あるいは常111硬
化型樹脂、その他、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹
脂等の活性エネルギー線硬化型樹脂あるいは熱可塑性樹
脂たとえばポリエステル、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、アクリル等が有用である。
これらの樹脂からなる保護層は、これらの樹脂を必要に
応じて適当な溶剤に溶解して塗工液またはインキを調整
し、これを離型層と受像層との間に形成する。このよう
な保護層の厚さは0.5〜20μm程度が一般的である
。この他、保護層としてはポリエステル、アクリル、ポ
リ塩化ビニル樹脂、オレフィン系樹脂等の合成樹脂のフ
ィルムを用いて構成してもよい。
このように形成された保護層は充分に二次元的に架橋し
た層であるため、転写時の温度が高くなっても軟化した
り溶融することがなく、従ってシート状基材または離型
層と一体化することがなく、転写後のシート状基材の剥
離か容易であるため、離型層や中間層も兼ねることがで
きる。フィルムや熱可塑性樹脂とする場合は、離型層を
必要とする。
以1−が本発明に用いる被転写シートの構成であるが、
このような被転写シートに所望の画像を形成する好まし
い方法は、熱移行性染料(昇華性染料)を有する層をシ
ート状基村上に設けてなる熱転写シートを使用する方法
である。この方法で使用する熱転写シートそれ自体およ
び転写方法自体はいずれも公知であり、これら公知の熱
転写シートおよび転写方法はいずれも本発明において有
用である。また、このような転写方法によって、モノカ
ラーでもフルカラーの画像でもいずれも容易に形成する
ことができる。
例えば、従来公知の熱転写シートを前記の本発明の被熱
転写シートに重ねて従来公知のいずれかの転写装置、例
えば、サーマルプリンター(例えば、東芝製、サーマル
プリンターTN−5400)等の装置によって5〜10
0mJ/mnの熱エネルギーを付与することによって、
所望の画像を本発明の被転写シートの受像層中に形成で
きる。
以上の如き画像が形成された受像層の剥離は容易であり
、所望の画像を有する薄いフィルム状に剥離することが
できる。この剥離した画像を有するフィルムが、記録面
と反対側に予め前述の如き接着剤からなる接着層を有す
る場合にはそのまま各種の被装飾物品に貼着することが
できる。貼着は被装飾物品の全面でも部分的にでもよい
のは当然である。また、剥離した画像はフィルムが予め
接着層を有しない場合には、被装飾物品の物性あるいは
材質に従って、そのままでも熱融着することができる。
また適当な接着剤を該フィルムまたは被装飾物品に塗布
してから貼着することもできる。
更にこのような画像を有するフィルムは剥離後反転して
、すなわち、画像形成面を被装飾物品に対向させ、−1
−記と同様に任意の被装飾物品に貼着することができる
。この場合には、予め受容層を剥離する前に、画像を有
する被転写シートを被装飾物品に、画像面を対向させて
、必要に応じて接着剤により貼着し、しかる後にシート
状基材を剥離して物品表面に画像を有する受像層を残す
方式がより好ましい。
以上の如き、画像を反転させて被装飾物品に貼着する場
合においては、形成する画像は予め、鏡面関係にある画
像としで形成するのが好ましい。
本発明の装飾方法は、以上の通り、特定の被転写シート
を使用する以外は、その画像形成方法や被装飾物品に対
する貼着方法はいずれも従来公知の方法でよいものであ
り、また、本発明の装飾方法の対象となる被装飾物品も
その材質、形状等特に限定されず、例えば、カートン、
容器、バッグ類、カセットケース、カセットハーフ、フ
ロッピーケース、包装紙等のパッケージ;株券、小切手
、手形、証券、証書、通帳類、乗車券、車馬券、印紙、
切手、鑑賞券等の金券類;キャッシュカード、クレジッ
トカード、オレンジカード、テレフォンカード、メンバ
ーズカード、グリーテイングカード、ハガキ、名刺、I
Cカード、光カード等のカー ド類;その他、較票類、
封筒、タグ、○HPシート、スライドフィルム、シオリ
、カレンダー、ポスター、パンフレット、メニュー、パ
スポート、POP洋品、コースタ−、ディスプレイ、ネ
ームプレート、キーボード、化粧品、装身具(時計、ラ
イター)、文具類、建材、ラジオ1、テレビ、スピーカ
ー、電卓、自動車のメーターパネル、エンブレム、キー
、布、衣類、履物、装置類、OA機器、各種見本帳、チ
ケット、アルバム、コンピュータ画像、医療用画像のプ
リントアウト等いずれの材質あるいは形状のものでもよ
い。
なお、F、記物品は予め印刷等により画像が形成されて
いるものであっても、また本発明の画像形成手段により
一旦画像形成しその後印刷等によりさらに画像形成する
ものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図(a) 、  (+)) 、 
 (c)は本発明の一実施例の構成を示すブロック線図
、第2図は第1A図の実施例におけるデータ処理装置1
04を中心とする動作内容を示すフローチャート、第3
図はプリンタ用データ処理回路を示すブロック線図、第
4図は第3図における色修正器の説明図、第5図は同じ
く並置変換器の説明図、第6図は第1B図における転写
ヘッドの詳細回路図、第7図は第3図における階稠修正
器における動作説明用特性図、第8図は画素毎の信号説
明図、第9図は第3図の並置変換器の別懇様の変換内容
説明図、第10図は昇華転写プリンタの動作を示すフロ
ーチャート、第11図および第12図はカードとして作
成された最終製品の正面図、および断面図、第13図な
いし第21図は本発明において用いる被転写シートの構
造例を示す説明図である。 101・・・画像入力手段、102・・・ディスプレイ
、103・・・位置データ入力手段、200・・・最終
製品、201・・・基材、202・・・表示器、203
・・・表面保護層、204・・・表示画像、301・・
・シート状基材、302・・・受像層、303.303
’ ・・・離型層、304・・・中間層、305・・・
保護層。 出願人代理人  佐  藤  −雄 日直R11I部 Y   Σ   ()   Y d @No ooooooooo−40+ 00000
0000 −− ooooooo。 −,−+ o o o o o o 。 CN囮釈−−−−−−−−o。 日野1h−ch 第21図 手続補正鳶 昭和61年10月27日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、画像データに基き昇華転写によって画像転送用被転
    写シート上に画像を形成し、この画像転送用被転写シー
    トを用いて熱転写によって被転写シート上に画像を形成
    するようにした物体上に画像を形成する方法。 2、画像データを処理する手段と、 この手段からの画像データが与えられることにより昇華
    転写方式で画像転送用被転写シート上に画像を形成する
    印画手段と、 この印画手段によって画像形成された前記画像転送用被
    転写シートを用いて熱転写方式で被転写シート上に画像
    を形成する手段とをそなえた物体上に画像を形成する装
    置。
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