JPS6374451A - 離型油 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製菓、製パン用の離型油Ｋ１１ｌする。

〔従来の技術〕

従来、製菓、製パン用に使用されて＾る離型油は固型状
、液状またはＯ／Ｗエマルジ田ン型等があり、製品の配
合、シよび天板や焼型の材質等、それぞれの特徴に応じ
て使用されている。

一般の液状離産油は、例えば特公昭５１−１６９３５号
公報に記載されているように１大豆油、ナタネ油、コー
ン油、綿実油等の液状油にワックスを溶解し、さらに分
散剤としてレシチン、グリセリン脂肪酸エステル（モノ
グリセライド）、プロピレングリコール脂肪酸エステル
、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等
を使用している。

また置屋状離型油は、豚脂、牛脂、パーム油、食用硬化
油を使用してかに、使用する分散剤等も液状離型油と同
様である。他に上記の配合系中にデンプンやガム質等の
固型物粉体を油脂中に分散させ離型力を向上させたもの
もある（％公昭４９−２１０７４号公報）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

最近洋菓子が高級化し、糖分や卵の使用が多くなり、そ
れにともなって高い離型性が要求されるようにな抄、従
来の離型油では十分満足できる性能が得られなくなって
きた。例えば油脂中に不溶性のデンプンやガム質のよう
な固型物を分散させた離型油は、繰り返しオープン中に
て焼かれるために上記の固型物粉体が炭化し、製品に付
着して悪い影響を与える。

また工程中のスプレー装置の周囲にはこれらが堆積して
細菌的な面からも衛生上好ましくない。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は食用油脂に天然ワックスとポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルとを配合してなる離型油を提供
するものである。

本発明に用いる食用油脂としては常温にて液状の食用油
脂、たとえば大豆油、ナタネ油、コーン油、綿実油、ヌ
カ油、サフラワー油、ヒマワリ油等、また常温では固型
状の食用油脂、たとえば前述の液状の食用油脂を常法に
よって水素添加して得られる硬化油、パーム油、豚脂、
牛脂等を挙げることが出来る。また、本発明では前述の
食用油脂の２種もしくはそれ以上の混合物を用いてもよ
い。

がある。

本発明に用いるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テルは、グリセリンを常法によシ脱水縮合反応によシ得
た重合度２〜１０のポリグリセリンと、これとは別に３
〜１０分子のりシルイン酸を常法にて脱水縮合反応によ
り得た縮合リシノレイン酸とを常法にてエステル化して
得たものであり、種々のものが市販されて＾る。

本発明において食用油脂への天然ワックスとポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルの配合量の合計は１〜
３０重量％が好ましく、特に好ましいのは５〜２０重量
％である。配合量が１重量−未満では離型効果が充分発
揮出来ない事があり、３０重量％を越えて使用してもそ
れ以上に効果は向上しない。また、天然ワックスとポリ
グリセリン縮合リシノレイン酸エステルとの配合比は特
に制限はないが、重量比で１＝１０〜１０：１の範囲が
好ましい。

本発明においては上記の他に分散剤−■−−−１−一を
添加することができ、これＫよって更に離型効果を高め
ることが出来る。これらの添加量は０．１〜１０重量％
が好ましい。分散剤として、たとえばグリセリン脂肪酸
エステル、（モノグリセライド）、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル等がある。

７０〜８０℃の温度に加熱し、完全に溶解する。

と本出来る。

〔発明の効果〕

本発明の離型油は、天然ワックスとポリグリセン縮合リ
シノレイン酸エステルとの相乗効果が優れた離型性を発
揮し、パン類はもとより卵、糖分が多く配合された洋菓
子類の焼成時にも暁星への生地の付着がなく、きわめて
高い離型性が発揮できる。また焼型への親和性、塗布性
も良好であり、スプレー使用を目的としている液状離型
油はデンプン等の固履物を含んでいないため、スプレー
ガンを用いても、ノズルを開基する恐れはなく、清浄に
保たれる。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例および比較例により説明する。な
お例中のチは重量％を示す。

実施例１〜１０および比較例１〜６ 表−ＩＫ示す配合組成の離型油を前述のように調製し、
下記の配合にてケーキを焼成し、離型状態を観察した。

その結果を表−１に示した。

（ケーキの配合および調製法） 卵　　　　　　　　　　　　　１８０（１’砂　　　　
糖　　　　　　１２００１ｉ’マーガリン　　　　　２
００グ 水　　　　　　　　　　１００を 上記の配合した物をミキサーボールに入れ、ホイツパ−
にて高速６分間攪拌した。

生地比重（攪拌後の重量／攪拌前の重量）を０．３５〜
０．４０にした。

その後あらかじめ計量篩粉後の薄力粉１０００１とベー
キングパウダー２０９を加え低速にて１公理合し、生地
を調製した。

次に、この生地を、前記の各離型油を塗布した直径１０
ａ１１、深さ８ｃＩ１１の焼型に入れて１６０−１７０
℃のオープンにて１７分間焼成した。

（以下余白） 表−１ 表−１中の記号は下記の通りである。

注１ Ａ：商品名サンソフ）８１８Ｈ（太陽化学■製）Ｂ：商
品名ＣＲ−３１０（板本薬品■製）Ｃ：商品名ＣＲ−５
００（板本薬品■製）Ｄ：商品名ポエムＰＲ−１００（
理研ビタミン■製） 注２ ＢＷ　：蜜ロウ ＲＷ　ニライスワックス ＣＤＷ：キャンデリラワックス ＣＮＷ：カルナバワックス 注３ ＭＧＥ：グリセリン脂肪酸エステル ＳＯａ　：ソルビタン脂肪酸エステル Ｓ　Ｅ：ショ糖脂肪酸エステル ＰＧＥ　：プロピレングリコール 脂肪酸エステル 注４　離型性の欄中の配合は下記の評価を示す。

◎　：　非常にきれいに離型する Ｏ：　自れいに離型する Δ　：　やや離型しにくい ×　：　離型しにくい 表−１の結果から本発明のものは離型性が優れているこ
とが明らかである。

特許出願人　　日本油脂株式会社 −１０＝

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）食用油脂に天然ワックスとポリグリセリン縮合リ
   シノレイン酸エステルとを配合してなる離型油。
2. （２）天然ワックスとポリグリセリン縮合リシノレイン
   酸エステルの配合量の合計が１〜３０重量％である特許
   請求の範囲第１項記載の離型油。