JPS6121049A - 起泡性シヨ−トニングの製造方法 - Google Patents
起泡性シヨ−トニングの製造方法Info
- Publication number
- JPS6121049A JPS6121049A JP59141513A JP14151384A JPS6121049A JP S6121049 A JPS6121049 A JP S6121049A JP 59141513 A JP59141513 A JP 59141513A JP 14151384 A JP14151384 A JP 14151384A JP S6121049 A JPS6121049 A JP S6121049A
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- Japan
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- edible
- oil
- shortening
- emulsifier
- fatty acid
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はスポンジケーキ、バタースポンジケーキ等各種
のケーキ製造時に使用して優れた起泡性を示す、流動状
もしくはペースト状ショートニングの製造法に係わる。
のケーキ製造時に使用して優れた起泡性を示す、流動状
もしくはペースト状ショートニングの製造法に係わる。
〈従来の技術〉
スポンジケーキ、バタースポンジケーキ等は本来卵白の
起泡力を利用してホイップさせ、これに砂糖、小麦粉、
水、油脂、香料などを加えて作られるのが一般的であり
、この代表的な方法としてとかしバター法が知られてい
る。しかしとかしバター法を用いる場合、加える油脂が
消泡性をもっているため起泡の優れたケーキを得るには
かなりの熟練を要した。
起泡力を利用してホイップさせ、これに砂糖、小麦粉、
水、油脂、香料などを加えて作られるのが一般的であり
、この代表的な方法としてとかしバター法が知られてい
る。しかしとかしバター法を用いる場合、加える油脂が
消泡性をもっているため起泡の優れたケーキを得るには
かなりの熟練を要した。
このような欠点を補うため、近年起泡性ショートニング
が考案され、全材料を同時にミキシングするいわゆるオ
ールインワン法が可能となり、それほどの熟練を要さず
にケーキの焼成ができるようになった。これらの起泡性
ショートニングは、一般に常温で液体の食用油に起泡性
を有する乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステルなどを添加熔解し、エージングや急冷混練して得
たものである(例えば特開昭51115855、特公昭
54−39460)。しかるに用いる乳化剤の種類や量
によって起泡性に差があり、いっそう高い起泡性を要求
される場合には乳化剤総量の多いショートニングとした
り、あるいはショートニングとは別に起泡剤と称する製
品を生地調製時に使用しなければならなかった。
が考案され、全材料を同時にミキシングするいわゆるオ
ールインワン法が可能となり、それほどの熟練を要さず
にケーキの焼成ができるようになった。これらの起泡性
ショートニングは、一般に常温で液体の食用油に起泡性
を有する乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステルなどを添加熔解し、エージングや急冷混練して得
たものである(例えば特開昭51115855、特公昭
54−39460)。しかるに用いる乳化剤の種類や量
によって起泡性に差があり、いっそう高い起泡性を要求
される場合には乳化剤総量の多いショートニングとした
り、あるいはショートニングとは別に起泡剤と称する製
品を生地調製時に使用しなければならなかった。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明者らは、起泡性ショートニングの処方について研
究を重ねてきたが、乳化剤総量を多くすることによって
起泡性の改善がはかれるものの、焼成したケーキに芯を
生じたり、乳化剤による好ましくない風味を感じるなど
の問題点があった。
究を重ねてきたが、乳化剤総量を多くすることによって
起泡性の改善がはかれるものの、焼成したケーキに芯を
生じたり、乳化剤による好ましくない風味を感じるなど
の問題点があった。
さらにまたある種の乳化剤処方によるショートニングは
、経時的に起泡性が低下するなどの欠点を生じ、起泡安
定性を含め製菓性能の優れた処方を作成する必要があっ
た。本発明は従ってこれらの欠点がな(、製菓性能の優
れたショートニングを与えようとするものである。
、経時的に起泡性が低下するなどの欠点を生じ、起泡安
定性を含め製菓性能の優れた処方を作成する必要があっ
た。本発明は従ってこれらの欠点がな(、製菓性能の優
れたショートニングを与えようとするものである。
く問題点を解決するための手段および作用〉本発明は、
常温で液体の食用油、食用乳化剤、および必要に応じて
固形油脂成分とからなる流動状もしくはペースト状ショ
ートニングを製造するに際し、乳化剤として全体重量に
対しく1)グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのう
ちの2ないし3種を総量10〜35%(重量。以下同様
)、T2)ヨウ素価70以下の水添レシチン、ポリグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステルのうちの1ないし2
種を総量0.2〜3%、を併用することを特徴としてい
る。
常温で液体の食用油、食用乳化剤、および必要に応じて
固形油脂成分とからなる流動状もしくはペースト状ショ
ートニングを製造するに際し、乳化剤として全体重量に
対しく1)グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのう
ちの2ないし3種を総量10〜35%(重量。以下同様
)、T2)ヨウ素価70以下の水添レシチン、ポリグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステルのうちの1ないし2
種を総量0.2〜3%、を併用することを特徴としてい
る。
本発明で用いるグリセリン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エス
テルはいずれもショートニングに基本的に起泡性を与え
る目的で用いられ、それらの結合脂肪酸は主としてバル
ミチン酸、ステアリリン酸あるいはヘヘニン酸から成る
飽和脂肪酸である。これらの総量によって調製されるシ
ョートニングは、流動状からペースト状までになり、一
般にこれらの総量が10%未満では起泡性が乏しく、1
0%以上で増量するに従って起泡性が高まるものの30
〜35%を超えても効果はそれほど高まらず、また増量
とともに焼成したケーキに芯を生じ易く風味も劣ってく
る。またこれらの乳化剤を単独で使用するより2ないし
3種を併用した方が起泡性、起泡安定性において優れて
いる。従ってこれらの乳化剤ば2ないし3種を併用し、
10〜35%の範囲内で使用することが適当である。
グリコール脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エス
テルはいずれもショートニングに基本的に起泡性を与え
る目的で用いられ、それらの結合脂肪酸は主としてバル
ミチン酸、ステアリリン酸あるいはヘヘニン酸から成る
飽和脂肪酸である。これらの総量によって調製されるシ
ョートニングは、流動状からペースト状までになり、一
般にこれらの総量が10%未満では起泡性が乏しく、1
0%以上で増量するに従って起泡性が高まるものの30
〜35%を超えても効果はそれほど高まらず、また増量
とともに焼成したケーキに芯を生じ易く風味も劣ってく
る。またこれらの乳化剤を単独で使用するより2ないし
3種を併用した方が起泡性、起泡安定性において優れて
いる。従ってこれらの乳化剤ば2ないし3種を併用し、
10〜35%の範囲内で使用することが適当である。
これらの乳化剤に加うるにレシチン、縮合リシノレイン
酸エステルのうちの1ないし2種を少量併用することに
よって起泡性が顕著に向上することがわかった。すなわ
ち前記の飽和脂肪酸系乳化剤を増加させるよりもこれら
の1ないし2種を同量増加させた方が起泡性は高まり、
相乗効果が認められた。しかるにレシチンを併用したシ
ョートニングは、保存経時とともに起泡性に変化がみら
れ、保存温度が20〜25℃以上の場合起泡性が低下し
た。これらの原因は、レシチンが前記飽和脂肪酸系乳化
剤の結晶化や結晶形に何らかの影響を及ぼしているもの
と思われる。本発明者らはレシチンの種類について研究
したところ、ヨウ素価70以下まで水添した水添レシチ
ンを用いることによって、起泡安定性が改善されること
を見いだした。本発明で用いる水添レシチンは、−JI
&に大豆など植物粗油から得られるリン脂質60%強の
いわゆるペーストレシチンからアセトン分別などにより
夾雑物を除去したアセトン不溶分95%以上の濃縮レシ
チンを原料とする。濃縮レシチンはヘキサン、アルコー
ルなどの溶剤下、水添触媒を用いてレシチンが分解しな
い温度、通常100°C以下で容易に水添できる。濃縮
大豆レシチンの場合、ヨウ素価が通常80〜90あり、
レシチンを構成する脂肪酸はリノール酸とリルン酸を合
わせて60%強であるが、水添によってこれらが減少し
、モノエン酸と飽和脂肪酸が増加し、さらに水添するこ
とによって実質上飽和脂肪酸から成るレシチンが得られ
る。レシチンの水添度合は、いかようにでも変えること
ができるが、本発明においては、ヨウ素価70以下の水
添レシチンを用いる。水添レシチンは、水添度合が高く
なるに従って油脂への溶解がしにくくなるが、通常0〜
3%、望ましくは0.1〜2%の範囲内で使用する。
酸エステルのうちの1ないし2種を少量併用することに
よって起泡性が顕著に向上することがわかった。すなわ
ち前記の飽和脂肪酸系乳化剤を増加させるよりもこれら
の1ないし2種を同量増加させた方が起泡性は高まり、
相乗効果が認められた。しかるにレシチンを併用したシ
ョートニングは、保存経時とともに起泡性に変化がみら
れ、保存温度が20〜25℃以上の場合起泡性が低下し
た。これらの原因は、レシチンが前記飽和脂肪酸系乳化
剤の結晶化や結晶形に何らかの影響を及ぼしているもの
と思われる。本発明者らはレシチンの種類について研究
したところ、ヨウ素価70以下まで水添した水添レシチ
ンを用いることによって、起泡安定性が改善されること
を見いだした。本発明で用いる水添レシチンは、−JI
&に大豆など植物粗油から得られるリン脂質60%強の
いわゆるペーストレシチンからアセトン分別などにより
夾雑物を除去したアセトン不溶分95%以上の濃縮レシ
チンを原料とする。濃縮レシチンはヘキサン、アルコー
ルなどの溶剤下、水添触媒を用いてレシチンが分解しな
い温度、通常100°C以下で容易に水添できる。濃縮
大豆レシチンの場合、ヨウ素価が通常80〜90あり、
レシチンを構成する脂肪酸はリノール酸とリルン酸を合
わせて60%強であるが、水添によってこれらが減少し
、モノエン酸と飽和脂肪酸が増加し、さらに水添するこ
とによって実質上飽和脂肪酸から成るレシチンが得られ
る。レシチンの水添度合は、いかようにでも変えること
ができるが、本発明においては、ヨウ素価70以下の水
添レシチンを用いる。水添レシチンは、水添度合が高く
なるに従って油脂への溶解がしにくくなるが、通常0〜
3%、望ましくは0.1〜2%の範囲内で使用する。
本発明で用いるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テルは、起泡性の向上のほかケーキの芯の発生を防ぐ作
用がある。焼成ケーキの芯の発生理由は、明らかでない
ものの、生地内部が焼成中に熱により移動し、固定化さ
れる時点で内部不均質であることから発生する。ケーキ
の芯は生地の仕込み型によっても発生しなかったり発生
しやすかったりするが、真の原因はわかっていない。
テルは、起泡性の向上のほかケーキの芯の発生を防ぐ作
用がある。焼成ケーキの芯の発生理由は、明らかでない
ものの、生地内部が焼成中に熱により移動し、固定化さ
れる時点で内部不均質であることから発生する。ケーキ
の芯は生地の仕込み型によっても発生しなかったり発生
しやすかったりするが、真の原因はわかっていない。
発明者らは、安定的に芯の発生がないショートニングの
処方を各種研究したが、ポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを使用することにより解決することができ
た。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは、ボ
リゼリセリンと縮合リシノレイン酸とをエステル化した
ものであり、グリセリン、リシノレイン酸の縮合度、エ
ステル化度等により各種の反応物が得られ、通常は単一
物質でなく混合物である。本発明に用いるポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルは、グリセリンの平均縮
合度が3〜5程度の市販製品である。このものは、風味
が若干劣るため0〜3%、望ましくは0.1〜1%の範
囲内で使用する。
処方を各種研究したが、ポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを使用することにより解決することができ
た。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは、ボ
リゼリセリンと縮合リシノレイン酸とをエステル化した
ものであり、グリセリン、リシノレイン酸の縮合度、エ
ステル化度等により各種の反応物が得られ、通常は単一
物質でなく混合物である。本発明に用いるポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルは、グリセリンの平均縮
合度が3〜5程度の市販製品である。このものは、風味
が若干劣るため0〜3%、望ましくは0.1〜1%の範
囲内で使用する。
本発明のショートニングは、常温で液体の食用油に本発
明で述べた食用乳化剤および必要に応じて固形油脂成分
を添加、加熱溶解させたあとボテーター、コンビネータ
−、オンレータ−などマーガリン、ショートニングの製
造に通禽用いられている急冷混練機を用いて製造される
。
明で述べた食用乳化剤および必要に応じて固形油脂成分
を添加、加熱溶解させたあとボテーター、コンビネータ
−、オンレータ−などマーガリン、ショートニングの製
造に通禽用いられている急冷混練機を用いて製造される
。
本発明で用いる液体の食用油とは、大豆、なたね、米、
コーン、綿実、ひまわり、サフラワーなど各種の油脂、
これらの配合油あるいはこれらを加工・分別して得た油
脂で、常温で液体の油脂であればとくに限定するもので
ない。
コーン、綿実、ひまわり、サフラワーなど各種の油脂、
これらの配合油あるいはこれらを加工・分別して得た油
脂で、常温で液体の油脂であればとくに限定するもので
ない。
本発明でいう固形油脂成分とは上記の油脂の硬化油、食
用ロウ等で、ショートニングの稠度を開整するためのも
のである。本発明のショートニングに賦香、着色、ある
いは多少の水性成分を加えることもあり得る。以上のご
とく水添レシチンは、起泡性の向上および起泡安定性の
向上に、縮合リシノレイン酸エステルは、起泡性の向上
およびケーキの芯の発生防止に効果があることを見いだ
した。従って流動ショートニングには、これらの両者を
併用することが、広い利用範囲を要求される製品の場合
機能の面から最も望ましい。しかるに起泡安定性は、シ
ョートニング製品の低温保管や早期消費が可能な場合、
また芯の発生は、芯の発生が全く生じないことを確認し
たケーキ処方やケーキ型の使用が可能の場合、両者の併
用が避けられるかも知れず、起泡性の向上のみを目的と
してどちらか一方を使用することがあり得る。とくに乳
化剤に起因する風味やコストの上から単独使用の方が好
ましい場合もあり得る。いずれにしてもショートニング
の起泡性を高めるには前述の飽和脂肪酸系乳化剤にこれ
らのうちの1ないし2種を併用することによって本発明
の目的を達成することができる。
用ロウ等で、ショートニングの稠度を開整するためのも
のである。本発明のショートニングに賦香、着色、ある
いは多少の水性成分を加えることもあり得る。以上のご
とく水添レシチンは、起泡性の向上および起泡安定性の
向上に、縮合リシノレイン酸エステルは、起泡性の向上
およびケーキの芯の発生防止に効果があることを見いだ
した。従って流動ショートニングには、これらの両者を
併用することが、広い利用範囲を要求される製品の場合
機能の面から最も望ましい。しかるに起泡安定性は、シ
ョートニング製品の低温保管や早期消費が可能な場合、
また芯の発生は、芯の発生が全く生じないことを確認し
たケーキ処方やケーキ型の使用が可能の場合、両者の併
用が避けられるかも知れず、起泡性の向上のみを目的と
してどちらか一方を使用することがあり得る。とくに乳
化剤に起因する風味やコストの上から単独使用の方が好
ましい場合もあり得る。いずれにしてもショートニング
の起泡性を高めるには前述の飽和脂肪酸系乳化剤にこれ
らのうちの1ないし2種を併用することによって本発明
の目的を達成することができる。
〈実施例1〉
グリセリンモノステアリン酸エステル2部(重量。以下
同様)、プロピレングリコールモノステアリン酸エステ
ル10部、およびソルビクンモノステアリン酸エステル
1部を菜種油87部に添加熔解後、桜製作所製オンレー
タ−を用いて急冷混練し、流動ショートニングを得た。
同様)、プロピレングリコールモノステアリン酸エステ
ル10部、およびソルビクンモノステアリン酸エステル
1部を菜種油87部に添加熔解後、桜製作所製オンレー
タ−を用いて急冷混練し、流動ショートニングを得た。
一方、ヨウ素価84、アセトン不溶分98%以上の濃縮
大豆レシチンおよびこれからつくられた水添度合の異な
る水添レシチンを上記グリセリンモノステアリン酸エス
テルの0.5部の代わりにこれらで同量置きかえ、流動
ショートニングを得た。これらのショートニングを25
°Cに保管し、調製2日後および1ケ月後、表−1の処
方によりオールインワン法でケンウッドミキサー180
rpm、5分間ミキシングし、生地の比重を測定後、調
製1ケ月後の流動ショートニングを使った生地について
径16 amのケーキ型で焼成し、ケーキの高さおよび
きめの状態を観察した。これらの結果を表−2に示す。
大豆レシチンおよびこれからつくられた水添度合の異な
る水添レシチンを上記グリセリンモノステアリン酸エス
テルの0.5部の代わりにこれらで同量置きかえ、流動
ショートニングを得た。これらのショートニングを25
°Cに保管し、調製2日後および1ケ月後、表−1の処
方によりオールインワン法でケンウッドミキサー180
rpm、5分間ミキシングし、生地の比重を測定後、調
製1ケ月後の流動ショートニングを使った生地について
径16 amのケーキ型で焼成し、ケーキの高さおよび
きめの状態を観察した。これらの結果を表−2に示す。
表−1
表−2
〈実施例 2〉
実施例1において用いたヨウ素価70の水添レシチン(
試料D)およびポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テル(重合度約3)の量比を変えて、表−3に示す配合
により対照を含めて流動ショートニングを調製した。こ
れらのショートニングを25℃に2日保管後、実施例1
と同様に製菓テストに供した。結果を表−3に示す。
試料D)およびポリグリセリン縮合リシノレイン酸エス
テル(重合度約3)の量比を変えて、表−3に示す配合
により対照を含めて流動ショートニングを調製した。こ
れらのショートニングを25℃に2日保管後、実施例1
と同様に製菓テストに供した。結果を表−3に示す。
表−3
〈発明の効果〉
実施例1で示したように飽和脂肪酸系乳化剤にレシチン
を併用することによって、ショートニングの起泡性が顕
著に改善され、レシチンのヨウ素価が70以下の場合、
ショートニングの起泡安定性が保たれた。また実施例2
で示したように、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エ
ステルおよびこれと水添レシチンとの併用も起泡性を顕
著に改善し、かつケーキの芯の発生も防止した。
を併用することによって、ショートニングの起泡性が顕
著に改善され、レシチンのヨウ素価が70以下の場合、
ショートニングの起泡安定性が保たれた。また実施例2
で示したように、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エ
ステルおよびこれと水添レシチンとの併用も起泡性を顕
著に改善し、かつケーキの芯の発生も防止した。
以上の如く、本発明によるショートニングば起泡安定性
がよく、かつ製菓性能の優れたものである。
がよく、かつ製菓性能の優れたものである。
Claims (1)
- 常温で液体の食用油、食用乳化剤および必要に応じて固
形油脂成分とから成る流動状もしくはペースト状のショ
ートニングの製造において、乳化剤として全体重量に対
して(1)グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのう
ちの2ないし3種を総量10〜35重量%、(2)ヨウ
素価70以下の水添レシチン、ポリグリセリン縮合リシ
ノレイン酸エステルのうち1ないし2種を総量0.2〜
3重量%、を併用することを特徴とする起泡性ショート
ニングの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59141513A JPS6121049A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 起泡性シヨ−トニングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59141513A JPS6121049A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 起泡性シヨ−トニングの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121049A true JPS6121049A (ja) | 1986-01-29 |
JPH0347820B2 JPH0347820B2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=15293709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59141513A Granted JPS6121049A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 起泡性シヨ−トニングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121049A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62253337A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-05 | Taiyo Yushi Kk | 流動性を有すケーキ用油中水滴型起泡性油脂組成物 |
JPH0538268A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Snow Brand Food Co Ltd | エアレーシヨンクリーム及びその製造法 |
US6387433B1 (en) | 1999-06-18 | 2002-05-14 | Archer-Daniels-Midland Company | Fluid emulsified shortening composition |
JP2015065929A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 日清オイリオグループ株式会社 | ケーキ用油脂組成物および該ケーキ用油脂組成物が配合されたケーキ |
JP2019050823A (ja) * | 2018-11-26 | 2019-04-04 | 日清オイリオグループ株式会社 | ケーキ用油脂組成物および該ケーキ用油脂組成物が配合されたケーキ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5118477B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2013-01-16 | 日清オイリオグループ株式会社 | バームクーヘン用油中水型乳化組成物およびこれを含有するバームクーヘン |
-
1984
- 1984-07-10 JP JP59141513A patent/JPS6121049A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62253337A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-05 | Taiyo Yushi Kk | 流動性を有すケーキ用油中水滴型起泡性油脂組成物 |
JPH0740872B2 (ja) * | 1986-04-25 | 1995-05-10 | 太陽油脂株式会社 | 流動性を有すケーキ用油中水滴型起泡性油脂組成物 |
JPH0538268A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Snow Brand Food Co Ltd | エアレーシヨンクリーム及びその製造法 |
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JP2015065929A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 日清オイリオグループ株式会社 | ケーキ用油脂組成物および該ケーキ用油脂組成物が配合されたケーキ |
JP2019050823A (ja) * | 2018-11-26 | 2019-04-04 | 日清オイリオグループ株式会社 | ケーキ用油脂組成物および該ケーキ用油脂組成物が配合されたケーキ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347820B2 (ja) | 1991-07-22 |
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