JPS635686A - 集合住宅管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野１ 本発明は、集合住宅の管理室と各住戸との開で制御監視
データを時分割多重伝送する集合住宅管理システムに関
するものである。

［背景技術］ 従来、集合住宅の管理室と各住戸との間で制御監視デー
タを時分割多重伝送するこの種の集合住宅管理システム
は、管理室に配置される管理室ユニット内に設けられた
中央制御装置と、各住戸に配置される住戸ユニット内に
設けられ固有アドレスが設定された端末器とを信号線に
て接続し、中央制御装置から各端末器をポーリングして
中央制御装置と各端末器との間でインターホン制御、セ
キュリティ情報（火災、〃ス漏れ、非常連絡゛）などの
制御監視データを時分割多重伝送するようになっている
。ところで、このような従来例において、中央制御装置
は、全アドレスに対してポーリングを行って制御データ
を伝送するとともに、セキ□リテイ情報などのデータを
返送させるようになっていたが、住戸用端末器が接続さ
れていないアドレスに対してもボーリング信号を伝送し
ていたので、住戸用端末器が接続されていないために返
送信号が返送されないのか、住戸ユニットの電源がオフ
されたり信号伝送系にトラブル（断線、回路故障）が発
生してシステム異常となっているために返送信号が返送
されないのがが判定できないという問題があった。例え
ば、Ｎ個のアドレスが設定可能なシステムにおいて、Ｎ
−Ｍ個のアドレスに住戸用端末器が接続されている場合
には、システム異常が発生していない場合にあっても、
住戸用端末器が接続されていないＭ個のアドレスがぺは
返送信号が返送されることはない。したがって、住戸用
端末器が接！されているＮ個のアドレスのうちのいずれ
かから返送信号が返送されなかった場合にあっても住戸
用端末器が接続されていないものと見なされてしまい、
システム異常が的確に把握できないという問題があった
。また、ポーリングを必要としないアドレスに対しても
ボーリング信号を伝送しているので、Ｍ個のアドレスの
ポーリング時間だけサイクリック時間（同一アドレスが
ポーリングされる間隔）が必要以上に長くなって応答性
が悪くなるという問題があった。

そこで、このような問題を解決するために、住戸用端末
器が接続されたアドレスを予めＲＯＭテーブルに登録し
ておき、登録されたアドレスから返送信号が返送されな
かった場合にシステム異常と判定することが考えられる
が、この場合、システム毎にＲＯＭテーブルを作成する
必要があるので、現場の状況に容易に対応できない上、
システム変更にも容易に対応できないという問題があっ
た。

［発明の目的］ 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、システム異常を容易に判定でき、し
かも、現場の状況に容易に対応でさるとともに、システ
ム変更にも容易に対応できる集合住宅管理システムを提
供することにある。

［発明の開示］ （実施例） 第１図乃至第４図は本発明一実施例を示すもので、管理
室に配置されるＷ埋室ユニット１内に設けられた中央制
御装置１０と、各住戸に配置される住戸ユニット３内に
設けられ固有のアドレスが設定された端末器３０とを信
号線４ａにて接続し、中央制御装置１０がら各端末器３
０をポーリングして中央制御装置１０と各端末器３０と
の間でインターホン制御、セキュリティ情報などの制御
監視データを時分割多重伝送するようにした従来例と同
様の集合住宅管理システムにおいて、システムの立ち上
げ時に全アドレスに対して初期化モードのボーリング信
号■ｐを伝送して応答がなかったアドレスを未使用アド
レスとしてポーリングテーブルに記憶させる初期化手段
と、通常のポーリング処理時に上記ポーリングテーブル
を参照して未使用アドレス以外のアドレスに対してのみ
通常モードのボーリング信号Ｖｐを伝送する選択ポーリ
ング手段とを中央制御装置１０に設けたものである。実
施例では、集合住宅の玄関ロビーに配置される玄関ロビ
ーユニットが設けられており、管理室ユニット１お上り
玄関ロビーユニｙ）２の構成は第２図に示すようになっ
ている。すなわち、管理室ユニット１は、各端末器２０
．３０をポーリングしてデータ伝送を行う中央制御装置
１０と、中央制御表ｇｉｏから出力される負荷制御信号
によって電気錠や他の負荷（例えば照明）を制御するリ
レー出力部１１と、インターホン通話の相手側の部屋番
号（端末器３０の固有アドレスに対応）を入力するキー
人力原作部１２と、玄関ロビーの出入口扉をロックする
電気錠の暗証番号を設定する暗証番号設定部１３と、キ
ー人力状態、セキュリティ情報、システム異常などを表
示する表示部１４と、警報音、呼出音などを発生する報
知音発生部１５と、電気錠制御信号を受信する錠制御入
力部１６と、商用電源（ＡＣｌｏｏＶ）を整流平滑して
システム電源を形成する電源部１７と、商用電源の停電
を検知する停電検知部１８と、インターホン親器１９と
で形成されており、玄関ロビーユニット２あるいは各住
戸ユニット３との間でインターホン通話を行うとともに
、玄関ロビーの電気錠制御およびセキュリティ情報の集
中監視を行うようになっている。

また、玄関ロビーユニット２は、中央制御装置１０との
間でデータ伝送を行う玄関ロビー用端末器２０と、玄関
ロビー用端末器２０から出力される負荷制御信号にて駆
動されインターホン通話を制御するリレー出力部２１と
、電気錠の暗証番号あるいは訪問先の住戸番号（住戸用
端末器３０の固有アドレスに対応）を入力するキー人力
操作部２２と、入力データを表示する表示部２３と、電
気錠のロック信号を電気錠制御ｉｔ　＠　４　ｃを介し
て送出する逆マスターキー部２４と、管理室ユニット１
の電源部１７より電源線４ｄを介して入力されるシステ
ム電源から玄関ロビー用端末器２０以外の回路に給電す
る回路電源を形成する電源部２５と、インターホン子器
２６とで形成されており、管理室ユニット１を介して各
住戸ユニット３との間でインターホン通話を行うととも
に、電気錠の制御を行うようになっている。

また、住戸ユニット３は、第３図に示すように、ポーリ
ング信号Ｖｐを受信して中央制御装置１０との間でデー
タ伝送を打う住戸用端末器３０と、住戸用端末器３０か
ら出力される負荷制御信号にて制御されインターホン通
話線４ｂおよびドアホン通話＃！４ｅを切り替えるリレ
ー出力部３１と、通話＄４ｂ、４ｅを介してインターホ
ン親器１９あるいはドアホン３６との間でインターホン
通話を行うための通話回路部３２と、インターホンハン
ド七フト３３と、火災、ガス漏れ検知器出力、非常連絡
スイッチ出力、電気錠操作スイッチ出力などのセキュリ
ティ信号を受信する受信回路部３４と、セキュリティ信
号が受信されたときに、警報音あるいはチャイム音など
を発生させる報知音発生部３５とで形成されており、信
号Ｍ４ａを介して中央制御装置１０から伝送されるポー
リング信号Ｖｐにより自己に対して伝送された制御デー
タＣＤを取り込んでインターホン通話を制御するととも
に、火災、ガス漏れ、非常連絡をどのセキュリティ情報
および電気錠制御データを所定の返送期間に中央制御装
ｒａ１０に返送するようになっている。ここに、上記住
戸用端末器３０は、第４図に示すように、複極のポーリ
ング信号ｖｐを整流するダイオードプリツノＤＢと、整
流電圧を平滑して定電圧化することにより端末回路電源
を形成する電源部４０と、受信さ五たポーリング信号■
ｐを取り込んで信号処理を行う論理回路４１と、各住戸
に対応した固有アドレスを設定するアドレス設定部４２
と、７オトカプラＰＣｏにて形成される絶縁出力回路４
３と、７オトカプラＰ　Ｃｉにて形成される絶縁入力回
路４４と、トランジスタＱお上り抵抗Ｒにて形成される
返信回路４５とで構成されている。なお、住戸ユニット
３の住戸用端末器３０以外の回路には商用電源から給電
されている。

以下、実施例の動作について説明する。まず、最初に、
システム全体の動作について概説すると、管理室ユニッ
ト１の中央制御装置１０は、玄関ロビー用端末器２０お
よび住戸用端末器３０を介してインターホン通話の制御
および電気錠の制御を行うとともに、各住戸用端末器３
０から返送されるセキュリティ情報に基いて防災監視を
行っていおり、中央制御装置１０では、信号Ｍ４ａの短
絡、断線および端末５２０．３０の異常（例えば、端末
器電源のオフ）などのシステム異常をも検出して表示す
るようになっている。この場合、インターホン通話は、
管理室ユニット１にて住戸番号をキー人力することによ
ってインターホン親器１９と各住戸ユニット３の通話回
路３２お上りハンドセット３３よりなる住戸インターホ
ンとの間で行なわれるとともに、玄関ロビーユニット２
にて住戸番号を入力することによってインターホン子器
２６と各住戸ユニット３の住戸インター氷ンとの間で行
われるようになっている。また、玄関ロビーユニット３
から管理室を呼び出す番号をキー人力すれば、インター
ホン子器２６と、インターホン親器１９との間でもイン
ターホン通話が行える。玄関ロビーの出入口扉の電気錠
は、インターホン通話によって来客を確認した後、管理
室ユニット１あるいは住戸ユニット３の解錠スイッチを
操作して解錠される。また、外出から帰った住人が解錠
する場合には暗証番号をキー人力すれば良い。

次に、インターホン制御信号、セキュリティ情報信号、
電気錠解錠信号などの時分割多重伝送動作について説明
する１、いま、中央制御装置１０がら信号＃１４ａを介
して各端末器２０．３０に信号線４ｄを介して伝送され
るポーリング信号Ｖｐの７オーマツトは、！＠５図（ａ
）に示すように、信号伝送の開始タイミングを設定する
スタート信号ＳＴ。

初期化モード、通常モードなどのポーリングモードを示
すモードデータＭＤ、伝送データ（制御データ）の長さ
を示すビット長データＢＤ、ベージデータＰＤ、ｉ末器
２０．３０をアクセスするためのアドレスデータＡＤ、
インターホン通話を制御する制御データＣＤ、伝送ミス
をチエツクするチエツクサムデー７０８％端末器２０．
３０からの返送データの返送期間を設定する返送期間設
定信号ＷＴにて形成されており、第５図（ｂ）に示すよ
うに伝送データにてパルス幅変調された複極信号（±２
４■）として伝送される。このポーリング信号Ｖｐは、
各端末器２０．３０にて受信され、モード判定、アドレ
ス判定が行なわれ、伝送されたアドレスと自己の固有ア
ドレスとを比較して、アドレス−致が得られた場合に続
いて伝送される制御データＣＤを取り込んでリレー出力
部２１，３１を制御してインターホン通話の制御が行な
われる。−方、このポーリング信号Ｖｐの返送期間設定
信号ＷＴにて設定される所定の返送期間には、セキュリ
ティ情報、電気錠制御データ、システム異常データなど
が電流モード信号（信号Ｒ４ａを低い抵抗値を介して短
絡して得られる信号）よりなる返送信号ＶＢとして返送
される。

ところで、本発明の特徴とするところの初期化手段およ
び選択ポーリング手段は中央制御装置１０内に設けられ
、その動作は第６図乃至第８図に示すようになっており
、第６図はメインルーチン、第７図はポーリングテーブ
ル作成するサブルーチン、第８図はループ処理のサブル
ーチンを示している。すなわち、初期化手段では、第７
図に示すように、システムの立ち上げ時において、まず
初期化ポーリングデータ（初期化モードデータおよび最
初にアクセスするアドレス）をセットして初期化モード
のポーリング信号Ｖｐを伝送し、応答がなかった場合に
は、そのアドレスを未使用アドレスとしてポーリングテ
ーブルに未使用フラッグをセットする０次に、アドレス
をインクリメント（＋１）して大のアドレスにセットし
て初期化モードのポーリング信号■ρを伝送して、同様
に応答の有無をチエツクし、応答の有無によって使用、
未使用を判定してポーリングテーブルに記憶させる。こ
の初期化モードのポーリング信号Ｖｐを全アドレスに対
して伝送することによって、全アドレスの使用状態が自
動的に判定され、その使用状態が書き替え可能メモリよ
りなるポーリングテーブルに記憶されることになる。

次に、ループ処理サブルーチンは、第８図に示すように
、まず、ポーリング処理中７ラツグをセットしてポーリ
ングすべき最初のアドレスをアドレスポインタから読み
出し、通常モードのポーリング信号Ｖｐによって所定の
データ送信を行い、玄関ロビー用端末Ｂ２０あるいは住
戸用端末器３０からの返信の有無をチエツクして、返信
が無かった場合にはエラーフラッグをセットしてシステ
ム異常の発生を報知する。−方、返信があった場合には
、短絡、パリティエラーをチエツクするとともに、デー
タの変化をチエツクして返送データを受信バッファに保
持する。さらに、アドレスポインタを次に移しく例えば
、インクリメント）で、次のアドレスの使用状態をポー
リングテーブルの７２ツダによって判定し、未使用アド
レスであれば、アドレスポインタを次に移し、ポーリン
グすべきアドレス（使用アドレス）であればポーリング
処理中７ラツグをリセットするようになっている。通常
モードの制御監視動作においては、操作キー人力処理、
受信データ処理、送信データ処理、表示処理などの一般
的な制御監視処理よりなるメイン処理と上記ループ処理
が繰り返され、アドレスの使用状態をポーリングテーブ
ルを参照してチエツクしながら、未使用アドレス以外の
アドレス（使用アドレス）に対してのみ通常モードのポ
ーリング信号Ｖｐをサイクリックに伝送している。

第９図は、割り込み処理ルーチンを示すものであり、玄
関ロビー用端末器２０あるいは住戸用端末器３０かち割
り込み要求信号（例えば、スタート信号ＳＴに同朋して
伝送される電流モード信号）が中央制御装置１０で受信
されると、中′央制御装置１０は、通常モードのポーリ
ング信号Ｖｐの送信を中止するとともに、割り込み要求
端末器からアドレスを返送させるアドレス返送モードの
ポーリング信号Ｖｐを伝送して割り込み要求端末器の特
定を行い、割り込み要求端末器に対して割り込みポーリ
ングを行ってデータを返送させ、返送データを受信バッ
ファに保持して所定の処理を行うようになっている。こ
こに、上記割り込み処理は、緊急を要するセキュリティ
データあるいは応答性を重視する制御データの伝送に対
処できるようにするものであり、実施例では、火災検知
信号、ガス漏れ検知信号のような重要度の高いセキュリ
ティ情報信号と、フンブツシュ操作を必要とする電気錠
の解錠スイッチおよび管理人を呼び出す押釦スイッチの
操作信号の伝送を割り込み処理によって行っている。−
方、機械的保持手段を具備した押釦スイッチにより発生
される非常通報信号、住戸ユニット３の電源オフ、回路
故障などを示すシステム異常信号、火災感知器回線の断
線信号などの信号はあまり高速伝送を必要としないので
、通常モードのポーリングによって伝送されるようにな
っている。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように、管理室に配置される管理室ユニ
ット内に設けられた中央制御装置と、各住戸に配置され
る住戸ユニット内に設けられ固有のアドレスが設定され
た端末器とを信号線にて接続し、中央制御装置から各端
末器をポーリングして中央制御装置と各端末器との間で
インターホン制御、セキュリティ情報などの制御監視デ
ータを時分割多重伝送するようにした集合住宅管理シス
テムにおいて、システムの立ち上げ時に全アドレスに対
して初期化モードのポーリング信号を伝送して応答がな
かったアドレスを未使用アドレスとしてポーリングテー
ブルに記憶させる初期化手段と、通常のポーリング処理
時に上記ポーリングテーブルを参照して未使用アドレス
以外のアドレスに対してのみ通常モードのポーリング信
号を伝送する選択ポーリング手段とを中央制御装置に設
けたものであり、アドレスの使用状態を記憶するポーリ
ングテーブルを設けているので、システム異常を容易に
判定できるという効果があり、しかも、システムの豆ち
上げ時にアドレスの使用状態が自動的に判定されてポー
リングテーブルに記憶されるようになっているので、現
場の状況に容易に対応できるとともに、システム変更に
も容易に対応できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の概略構成図、第２図乃至第４
図は同上の要部ブロック回路図、第５図乃至第９図は同
上の動作説明図である。 １は管理室ユニット、２は玄関ロビーユニット、３は住
戸ユニット、４ａは信号線、１０は中央制御装置、２０
．３０は端末器である。 第１図 ＝ 第３図 第４図 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）管理室に配置される管理室ユニット内に設けられ
   た中央制御装置と、各住戸に配置される住戸ユニット内
   に設けられ固有のアドレスが設定された端末器とを信号
   線にて接続し、中央制御装置から各端末器をポーリング
   して中央制御装置と各端末器との間でインターホン制御
   、セキュリティ情報などの制御監視データを時分割多重
   伝送するようにした集合住宅管理システムにおいて、シ
   ステムの立ち上げ時に全アドレスに対して初期化モード
   のポーリング信号を伝送して応答がなかったアドレスを
   未使用アドレスとしてポーリングテーブルに記憶させる
   初期化手段と、通常のポーリング処理時に上記ポーリン
   グテーブルを参照して未使用アドレス以外のアドレスに
   対してのみ通常モードのポーリング信号を伝送する選択
   ポーリング手段とを中央制御装置に設けたことを特徴と
   する集合住宅管理システム。