JP2000201230A - インタ―ホンシステム - Google Patents

インタ―ホンシステム

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JP2000201230A
JP2000201230A JP11003116A JP311699A JP2000201230A JP 2000201230 A JP2000201230 A JP 2000201230A JP 11003116 A JP11003116 A JP 11003116A JP 311699 A JP311699 A JP 311699A JP 2000201230 A JP2000201230 A JP 2000201230A
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Takaharu Ouchi
隆治 大内
Takatoshi Yamagishi
貴俊 山岸
Takashi Tsuda
崇 都田
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Nohmi Bosai Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポーリングを周期的に行わなくても異常発生
時には確実に異常を検知してその個所を特定し、火災等
によるベル鳴動や通話を速やかにできるインターホンシ
ステムを提供する。 【解決手段】 各端末機器11,21,31は、キー操
作に基づいてデータを送信した際に同一データが受信さ
れたときは正常に送信されたと判断し、住戸端末機器1
1は異常を検知したときポーリングを要求し、制御装置
1は、この要求に応じてポーリング行ったときに複数の
異常を検知したとき、危険度の高い方の異常を優先的に
選択してその異常を発した住戸端末機器11を検索する
ポーリングを行い、このポーリングにより住戸端末機器
11を特定したときは、その端末機器11から異常内容
の情報を収集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば集合住宅の
インターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のインターホンシステムとして、
制御装置が所定周期でポーリングし、そのポーリングに
より異常を検知したときは端末機器を特定するポーリン
グを行って異常の情報を収集するものがある。例えば、
集合住宅の各居室(住戸)にそれぞれ設置された端末機
器を複数にグループ化し、このグループ毎にポーリング
を行って、それぞれのグループに返送タイミングを与え
る。このタイミングで応答があった場合は、応答したグ
ループ内の端末機器毎に再びポーリングし、端末機器毎
に返送タイミングを与える。このポーリングにより、異
常を発した端末機器を特定できたときは、その端末機器
から情報を収集する。この情報から例えば火災と判断し
た場合は、その周囲の居室の各端末機器にベルを鳴動さ
せる命令を出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のインターホンシステムでは、複数の異常がほぼ
同時に発生した場合、先に取り込んだ異常に対して処理
を行うようになり、そのため、異常の中に危険度の高い
異常が発生していても前段の異常処理が終了するまで待
機状態となってしまい、被害が拡大する恐れがあった。
また、ポーリングを周期的に行っているため、消費電力
が大きいかった。
【0004】さらに、ベルを鳴動させる際には、制御装
置と端末機器との間でデータの送受信を少なくとも2回
繰り返しており、しかも端末機器毎に行っているので時
間を要していた。また、呼出操作が行われた場合のデー
タの送受信を複数回繰り返して相互にデータの確認を行
っているので、通話可能になるまで時間を要していた。
【0005】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、ポーリングを周期的に行わなくても異常
発生時には確実に異常を検知してその個所を特定し、し
かも、複数の異常がほぼ同時に発生していた場合には危
険度の高い方の異常を優先的に選択して特定し、また、
火災等によるベル鳴動や通話を速やかにできるインター
ホンシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
インターホンシステムは、使用目的に応じて各種場所に
それぞれ設置された端末機器と、その各端末機器にそれ
ぞれ接続された制御装置とを備えたインターホンシステ
ムにおいて、前記端末機器は、データを送信するとき自
己を受信先として送信し、そのデータが返送されたとき
は正常に送信されたと判断し、データが受信されたとき
はその受信データを返送するデータ送受信部を備え、前
記制御装置は、データが受信されたときはそのデータを
返送し、データを送信したときにそのデータが受信され
たときは正常に送信されたと判断する端末データ送受信
部を備えたものである。
【0007】本発明の請求項2に係るインターホンシス
テムは、前記制御装置は、使用目的に応じて各種場所に
それぞれ設置された端末機器のうち全部屋に設置された
端末機器或いはその全部屋のうち所定の部屋の端末機器
に対して所定の動作を行わせるとき、所定のデータを複
数回繰り返して送信する端末制御部を備えたものであ
【0008】本発明の請求項3に係るインターホンシス
テムは、使用目的に応じて各種場所にそれぞれ設置され
た端末機器のうち全部屋に設置された端末機器は、各種
の検知手段を通じて異常の有無を監視し、異常を検知し
たときはポーリングを要求するポーリング要求部を備
え、前記制御装置は、前記要求に応じてポーリング行っ
たときに複数の異常を検知したときは、危険度の高い方
の異常を優先的に選択して、その異常を発した端末機器
を検索するポーリングを行い、このポーリングにより端
末機器を特定したときは、その端末機器から異常内容の
情報を収集する異常検索部を備えたものである。
【0009】本発明の請求項4に係るインターホンシス
テムは、前記端末機器のポーリング要求部は、複数の異
常を検知したときは、危険度の高い方の異常を優先的に
選択して、制御装置にポーリングを要求するものであ
る。
【0010】本発明の請求項5に係るインターホンシス
テムは、前記制御装置の異常検索部は、ポーリング要求
を受けたとき、予め定められた異常内容毎にタイムスロ
ットを設けてポーリングし、前記端末機器のポーリング
要求部は、ポーリング要求によりポーリングが行われた
とき、検知した異常からタイムスロットを選択してその
異常を通知するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係るイ
ンターホンシステムの構成を示すブロック図である。図
において、制御装置1は、例えば集合住宅の管理室に設
置され、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と
いう)2と、電流を制御し直流電源24Vを出力する電流
制御回路3と、マイコン2からのデジタル信号をパルス
(データ)に変換し(ハイレベル:24V、ローレベル:
0V)、後述する例えば管理用インターホン等ともいわ
れる管理室端末機器21に制御路41を介して送信する
送信回路4と、管理室端末機器21からのパルスをデジ
タル信号に変換しマイコン2に出力する受信回路5と、
マイコン2からのデジタル信号をパルスに変換し、後述
する例えば住宅情報盤等ともいわれる住戸端末機器11
に制御路41を介して送信する送信回路6と、住戸端末
機器11からのパルスをデジタル信号に変換しマイコン
2に出力する受信回路7と、マイコン2からのデジタル
信号をパルスに変換し、後述する集合玄関機31に制御
路41を介して送信する送信回路8と、集合玄関機31
からのパルスをデジタル信号に変換しマイコン2に出力
する受信回路9と、マイコン2の制御に基づいて通話路
42を接続又は遮断する通話路接続回路10とを備えて
いる。
【0012】制御装置1のマイコン2は、本発明の端末
データ送受信部、端末制御部及び異常検索部を備え、電
源が立ち上がったときは初期設定し、その後、後述する
緊急ポーリングの処理に入る。この時の緊急ポーリング
は各居室の住戸端末機器11の状態を監視するためで、
異常が確認されなかったときは各住戸端末機器11に端
末イベント許可を出す。この許可は、異常を検知したと
きに緊急ポーリング要求を出してもよいという各住戸端
末機器11への許可で、後述する一斉ポーリングによっ
て行う。
【0013】端末イベント許可を出した後は、一斉放送
の指示があるかどうかを判定する。その指示があるとき
は、一斉ポーリングによって各住戸端末機器11に一斉
放送の旨を通知し、その指示がないときは受信データが
あるかどうかを判定する。データ受信を検知したときは
緊急ポーリング要求のデータかどうかを判定し、そのデ
ータが緊急ポーリング要求によるものであるときは緊急
ポーリングの処理に入る。また、管理室端末機器21又
は集合玄関機31からの呼出によるデータ受信のときは
後述するセレクティングを行い、受信データに異常を検
知したときは前記と同様に緊急ポーリングの処理に入
る。
【0014】受信データがないときは、所定時間経過
(例えば1分)するまでそのデータ受信の有無を繰り返
し判定し、所定時間経過したときは端末存在/不存在の
ポーリングを行う。このポーリングは、全居室の住戸端
末機器11、管理室端末機器21及び集合玄関機31が
故障しているかどうかを監視するためである。終了時に
は各住戸端末機器11に対して再び端末イベント許可を
出して、受信データがあるかどうかの判定に入る。
【0015】緊急ポーリングを行うときは、まず受信回
路7を通じて制御路41をセンシングし、送信可能時間
内で送信可能なとき、即ち制御路21が他の端末機器等
により使用されていないときは、予め分けられたグルー
プ毎にポーリングする。例えば64階建ての集合住宅の
場合は、1階〜32階と33階〜64階とに対して行わ
れる。このポーリングにより、階グループ(1階〜16
階、17階〜32階、33階〜48階及び49階〜64
階の何れか一つ)と、後述する火災系、コール系又は故
障系の何れかを判別したときは、例えば8階毎に階ポー
リングを行う。火災系を確認したときは、それを発した
住戸端末機器11が応答できるよう火災関係の階ポーリ
ングを行い、コール系を確認したときはコール関係の階
ポーリングを行い、故障系の場合には、それを発した住
戸端末機器11が応答できるよう故障関係の階ポーリン
グを行う。また、グループ毎に行ったポーリングで火災
系とコール系を確認したときは、危険度の高い火災系を
選択して火災関係の階ポーリングを行い、コール系と故
障系を確認したときは、故障系より危険度の高いコール
系を選択してコール関係の階ポーリングを行う。
【0016】この階ポーリングにより階を特定できたと
きは例えば8号室毎に号室ポーリングを行う。この場
合、階ポーリングが火災関係であったときはそれに引き
続いて火災関係の号室ポーリングで行い、コール関係の
ときはその関係の号室ポーリングで行い、故障関係のと
きはその関係の号室ポーリングで行う。この号室ポーリ
ングにより住戸端末機器11を特定できたときは、その
住戸端末機器11との間でセレクティングを行って異常
内容の情報を収集する。また、火災の場合は、例えば火
災が発生した階と直上階に対してベルを鳴動させる一斉
ポーリングを行う。
【0017】なお、端末イベント許可を出すときの一斉
ポーリング、一斉放送を行うときの一斉ポーリング及び
ベルを鳴動させるときの一斉ポーリングは、本発明の端
末制御部の機能に相当し、呼出に応じたセレクティング
は端末データ送受信部の機能に相当し、また、緊急ポー
リング要求によって行う緊急ポーリングの処理は異常検
索部の機能に相当する。
【0018】次に住戸端末機器の構成について説明す
る。住戸端末機器11は、インターホン機能とセキュリ
ティ機能とを併せもったもので、各居室即ち住戸毎に設
置され、マイコン12と、マイコン12からのデジタル
信号をパルスに変換し、制御路41を介して制御装置1
に送信する送信回路13と、制御路41を介して受信さ
れた制御装置1からのパルスをデジタル信号に変換しマ
イコン12に出力する受信回路14と、マイコン12の
制御に基づいて通話路42を接続又は遮断する通話路ス
イッチ15と、図示せぬ送受話器とスピーカとが接続さ
れ、音声信号を送受信する通話送受信回路16とを備え
ている。また、図示していないがドアホン、熱感知器、
ガス漏れ検知器、防犯センサ、水漏れセンサ、コールボ
タン等が接続されており、本機器の前面には、管理室呼
出キー17や図示せぬテンキー等が設けられている。
【0019】住戸端末機器11のマイコン12は、本発
明のデータ送受信部及びポーリング要求部を備え、初期
設定後に制御装置1からの端末イベント許可が受信され
ると、一斉放送によるポーリング(一斉ポーリング)の
データが受信されたかどうかを判定し、そのデータが受
信されたときは通話路スイッチ15をオンして管理室側
からの一斉放送を受信可能にする。本機器に対して呼出
しのデータが受信されたときは前記と同様にセレクティ
ングを行い、本機器に設けられた管理室呼出キー17が
操作されたときは、受信回路14を通じて制御路41を
センシングし、送信可能なときは制御装置1に呼出のセ
レクティングを行う。
【0020】また、本機器から外部への呼出がないとき
は、まず最初に火災系が作動したかどうかを判定する。
火災系が作動していないときはコール系が作動したかど
うかを判定し、コール系が作動していないときは故障系
が作動したかどうかを判定し、故障系が作動していない
ときは再び一斉放送によるデータ受信があるかどうかの
判定に入る。火災系、コール系又は故障系のうち何れか
一つ検知したときは緊急ポーリングを要求し、また、火
災系とコール系の作動を同時に検知したときは危険度の
高い火災系を選択して緊急ポーリングを要求し、コール
系と故障系の作動を同時に検知したときは故障系より危
険度の高いコール系を選択して緊急ポーリングを要求す
る。
【0021】緊急ポーリングの要求を行うときは、まず
制御路41をセンシングし、送信可能時間内で送信可能
なときはその要求を制御装置1に出す。この要求により
緊急ポーリングのデータが受信されたときは、後述する
所定のタイムスロットで検知内容(火災系、コール系又
は故障系のうち何れか一つ)を通知し、この通知に応じ
て火災関係、コール関係又は故障関係の階ポーリングの
データが受信されたときは、所定のタイムスロットで階
を知らせるデータを返送し、このデータ返送により号室
ポーリングのデータが受信されたときは、所定のタイム
スロットで号室を知らせるデータを返送し、この号室ポ
ーリングによりセレクティングが行われたときは異常内
容の情報を通知する。この時、一斉ポーリングにより地
区警報音の鳴動の指示が入ったときは図示せぬベルを鳴
動し、居住者に火災発生の旨を知らせる。なお、前述し
た管理室呼出キー17が操作されたときのセレクティン
グと、呼出によるセレクティングは本発明のデータ送受
信部の機能に相当する。
【0022】前述した火災系の作動とは、熱感知器又は
ガス漏れ検知器が作動したとき、或いはこれらを試験し
たときの作動であり、また、コール系の作動とは、防犯
センサや水漏れセンサ等が作動したとき、或いはトイレ
やバスルームに設置されたコールボタンがオンされたと
きの作動であり、故障系の作動とは、熱感知器・ガス漏
れ検知器の故障検知によるものや、コールボタンとの間
の電線の断線検知によるものである。
【0023】管理室端末機器21は、インターホン機能
とセキュリティ機能とを併せもったもので、管理室に設
置され、マイコン22と、マイコン22からのデジタル
信号をパルスに変換し、制御路41を介して制御装置1
に送信する送信回路23と、制御路41を介して受信さ
れた制御装置1からのパルスをデジタル信号に変換しマ
イコン22に出力する受信回路24と、マイコン22の
制御に基づいて通話路42を接続又は遮断する通話路ス
イッチ25と、図示せぬ送受話器とスピーカとが接続さ
れ、音声信号を送受信する通話送受信回路26とを備え
ている。また、本機器の前面には、一斉放送キー27、
図示せぬテンキーと呼出キー、各種表示部等が設けられ
ている。
【0024】管理室端末機器21のマイコン22は、本
発明のデータ送受信部を備え、例えばテンキーの操作に
より住戸番号が入力されると所定の表示部に住戸番号を
表示し、次いで、図示せぬ呼出キーがオンされたときは
呼出のセレクティングを行う。このセレクティングによ
って受信先の住戸端末機器11と通話可能な場合は通話
路スイッチ25をオンする。また、一斉放送キーがオン
されたときはその旨のセレクティングを制御装置1に対
して行い、このセレクティングにより応答があったとき
は通話路スイッチ25をオンして通話可能にする。この
時、制御装置1は、前述したように全居室の住戸端末機
器11に一斉ポーリングを行って一斉放送の旨を通知す
る。また、住戸端末機器11からの呼出によるセレクテ
ィングが行われたときは、後述するが通話路42を接続
するための制御に入る。なお、前述した呼出キーによる
セレクティングと、住戸端末機器11からの呼出による
セレクティングはデータ送受信部の機能に相当する。
【0025】集合玄関機31は、集合住宅の玄関ドア近
傍に設置され、マイコン32と、マイコン32からのデ
ジタル信号をパルスに変換し、制御路41を介して制御
装置1に送信する送信回路33と、制御路41を介して
受信された制御装置1からのパルスをデジタル信号に変
換しマイコン32に出力する受信回路34と、マイコン
32の制御に基づいて通話路42を接続又は遮断する通
話路スイッチ35と、図示せぬ送受話器とスピーカとが
接続され、音声信号を送受信する通話送受信回路36と
を備えている。また、本機器の前面には、操作部として
呼出キー37、図示せぬテンキーと呼出の住戸番号を表
示する表示部等が設けられている。
【0026】集合玄関機31のマイコン32は、本発明
のデータ送受信部を備え、テンキーの操作により住戸番
号が入力されたとき前記表示部に住戸番号を表示し、次
いで呼出キー37がオンされたときは呼出のセレクティ
ングを行い、また、例えば管理室端末機器21からの呼
出によるセレクティングが行われたときは、通話路42
を接続するための制御に入る。なお、これら呼出による
セレクティングはデータ送受信部の機能に相当する。
【0027】ここで、一斉ポーリング、セレクティング
及び緊急ポーリングにつて詳述する。図2は一斉ポーリ
ングのフォーマットを示す図、図3はセレクティングの
フォーマット及びセレクティングによるデータ送受信の
タイミングチャートを示す図、図4は緊急ポーリング及
び階ポーリングのフォーマットを示す図、図5は号室ポ
ーリングのフォーマットを示す図である。
【0028】一斉ポーリングは、例えば図2に示すよう
に一斉ポーリングを指示するアドレスを書き込むブロッ
クAS1,2と、コマンドを書き込むブロックCMと、
データを書き込むブロックDA1,2と、このデータの
誤りの有無を判別させるためのブロックSM1,2とで
なり、例えば端末イベント許可、管理室端末機器21か
らの指示による一斉放送や、火災発生時に行う地区警報
音の鳴動のときに用いられる。この一斉ポーリングのデ
ータは制御装置1から3回繰り返して送信される。これ
は、住戸端末機器11が確実に受信できるようにしたも
のである。
【0029】セレクティングは、例えば図3に示すよう
に受信側を送信元アドレスとして書き込むブロックAS
1,2と、コマンドを書き込むブロックCMと、送信側
を受信先アドレスとして書き込むブロックAD1,2
と、データを書き込むブロックDA1,2と、このデー
タの誤りの有無を判別させるためのブロックSM1,2
とでなっている。
【0030】例えば、集合玄関機31から訪問先の住戸
を呼び出した場合、まず、集合玄関機31と制御装置1
との間で相互にセレクティングが行われる(図3a)。
この場合、集合玄関機31は、テンキーの操作に基づく
呼出先の住戸端末機器11のアドレスをブロックAS
1,2に、自己のアドレスをブロックAD1,2にそれ
ぞれ書き込むと共に、ブロックCMに通話の制御命令
を、ブロックDA1に住戸端末機器呼出の旨をそれぞれ
書き込んで制御装置1に送信する。制御装置1は、集合
玄関機31からのデータが受信されるとその受信データ
を返送してセレクティングを行い、データを受信した旨
を通知する。
【0031】次に、制御装置1と呼出先の住戸端末機器
11との間で相互にセレクティングが行われる(図3
b)。この場合、制御装置1は、受信された集合玄関機
31からのデータを住戸端末機器側に送信し、受信した
住戸端末機器11は、その受信データをそのまま返送し
てセレクティングを行い、データを受信した旨を通知す
る。
【0032】さらに、住戸端末機器11が通話のために
送受話器が取り外されたときのフックオンを検知したと
き、制御装置1との間で相互にセレクティングが行われ
る(図3c)。この場合、住戸端末機器11は、集合玄
関機31のアドレスをブロックAS1,2に、自己のア
ドレスをブロックAD1,2に書き換えると共に、フッ
ク状態をブロックDA1に書き込んで制御装置1に送信
する。制御装置1は、住戸端末機器11からのデータが
受信されるとその受信データを返送してセレクティング
を行い、データを受信した旨を通知する。
【0033】そして最後に、制御装置1と集合玄関機3
1との間で相互にセレクティングが行われる(図3
d)。この場合、制御装置1は、受信された住戸端末機
器11からのデータを集合玄関機31に送信し、受信し
た集合玄関機31は、その受信データをそのまま返送し
てセレクティングを行い、データを受信した旨を通知す
る。
【0034】緊急ポーリングは、例えば図4(a)に示
すように送信元アドレスを書き込むブロックAS1,2
と、コマンドを書き込むブロックCMと、データを書き
込むブロックDA1,2と、このデータの誤りの有無を
判別させるためのブロックSM1,2とでなり、64階
建ての集合住宅の場合、1階〜32階と33階〜64階
とに対して行われる。最初のポーリングには、1階〜1
6階と17階〜32階とにそれぞれタイムスロット(火
災系、コール系、故障系)が設定され、次のポーリング
には、33階〜48階と49階〜64階とにそれぞれタ
イムスロットが設定されている。
【0035】階ポーリングは、前記ポーリングと同じブ
ロック構成からなり、異常を検知した住戸端末機器11
が階を通知できるようタイムスロット(8階分)がそれ
ぞれ設定されている(図4b参照)。前記ポーリングに
よって火災系が検知されたときは火災関係の階ポーリン
グが選択され、コール系の場合はコール関係の階ポーリ
ングが選択され、故障系が検知されたときは故障関係の
階ポーリングが選択される。
【0036】号室ポーリングは、階ポーリングと同じブ
ロック構成からなり、階を通知した住戸端末機器11が
号室を通知できるようタイムスロット(8号室分)がそ
れぞれ設定されている(図5参照)。階ポーリングが火
災関係であったときはそれに引き続いて火災関係の号室
ポーリングが選択され、コール関係のときはその関係の
号室ポーリングが選択され、階ポーリングが故障関係の
ときはその関係の号室ポーリングが選択される。
【0037】次に、本実施形態の動作を説明する。図
6、図7及び図8は制御装置の動作を示すフローチャー
ト、図9及び図10は住戸端末機器の動作を示すフロー
チャート、図11は緊急ポーリングによるデータ送受信
のタイミングチャートである。
【0038】なお、住戸端末機器11は、検知した異常
(火災系、コール系又は故障系)に応じてそれぞれ緊急
ポーリングを要求して動作をするが、それぞれの動作が
同じであるため図10のフローチャートを共用して説明
する。また、制御装置1は、緊急ポーリングを行ったと
きに火災系の異常を確認したときは火災関係の階ポーリ
ングと号室ポーリングを、コール系の異常を確認したと
きはコール関係の階ポーリングと号室ポーリングを、ま
た、故障系の異常を確認したときは故障関係の階ポーリ
ングと号室ポーリングを行うが、それぞれの動作が同じ
であるため図8のフローチャートを共用して説明する。
【0039】制御装置1は、初期設定が終了すると(ス
テップ(S)1)、緊急ポーリングの処理に入る(S
2)。まず、送信可能時間の測定を開始してその時間内
までに送信可能かどうかを制御路41をセンシングして
判定する(図7のS21〜S23)。送信可能時間を経
過しても送信できないとき、即ち制御路41が使用され
ているときは測定時間をクリアして再び時間の測定を開
始し(S32,S21)、送信可能かどうかの判定に入
る(S22,S23)。
【0040】ここで、送信可能時間内に送信できること
を検知したときは、1階〜32階を一グループとして、
33階〜64階を別のグループとして緊急ポーリングの
データをそれぞれ送信する(S24)。この時、1階〜
32階に対しては1階〜16階と17階〜32階とにそ
れぞれタイムスロットを設定し、33階〜64階に対し
ては33階〜48階と49階〜64階とにそれぞれタイ
ムスロットを設定する(図4参照)。
【0041】この緊急ポーリングを行った際、待機時間
の測定を開始して、タイムアップするまで待機する(S
25,S26)。その時間がタイムアップしたときは、
測定時間をクリアして、住戸端末機器11からのデータ
受信があったかどうかを判定する(S27,S28)。
データの受信を検知したときは、そのデータのタイムス
ロットから火災系か、コール系か、又は故障系かを順次
に判別するが(S29〜S31)、データの受信を検知
できなかったときは、この緊急ポーリングの処理を終了
して全居室の住戸端末機器11に対し端末イベント許可
を出す(S3)。この端末イベント許可は、一斉ポーリ
ングを3回繰り返して行われる。
【0042】端末イベント許可を出した後は管理室端末
機器21の一斉放送キー27のオンによる受信データが
あるかどうかを判定し(S4)、受信データがあるとき
はその旨のデータを一斉ポーリングによって各住戸端末
機器11に送信する(S5)。この場合も一斉ポーリン
グを3回繰り返して行われる。一方、一斉放送キー27
のオンによる受信データがないときはS6において他の
受信データがあるかどうかを判定する。そのデータの受
信がないときは、所定時間(例えば1分)経過したかど
うかを判定する(S7)。所定時間経過していないとき
はS4に戻って同じ動作を繰り返し、所定時間経過した
ときは端末存在/不存在ポーリングを行って再び端末イ
ベント許可を出す(S8,S3)。
【0043】また、S6においてデータの受信を検知し
たときは、緊急ポーリングの要求かどうかを判定し(S
9)、その要求を検知したときは緊急ポーリングの処理
に入るが(S12)、緊急ポーリングの要求でないこと
を確認したときは呼出によるデータ受信かどうかを判定
する(S10)。そのデータ受信のときは、後で詳述す
るが、データの中に書き込まれているアドレスを反転し
て送信元に返送すると共に、受信先に受信データを取り
込むようセレクティングする(S13)。また、受信デ
ータに異常があるときは緊急ポーリングの処理に入る
(S11,S12)。
【0044】一方、各居室の住戸端末機器11は、初期
設定後に端末イベント許可が受信されると(S61,S
62)、一斉放送によるデータ受信があるかどうかを判
定し(S63)、そのデータの受信がないときは呼出に
よるデータ受信があるかどうかを判定する(S64)。
そのデータを受信したときはそれに基づいて動作すると
共に、データ受信の旨を通知するセレクティングを行う
が(S65)、呼出によるデータ受信がないときは、本
機器に設けられた管理室呼出キー17による呼出操作が
行われたかどうかを判定する(S66)。
【0045】呼出操作がなかったときは、火災系、コー
ル系又は故障系が作動したかどうかを順次に判別する
(S67〜S69)。何れも作動していないときはS6
3に戻って前述した動作を繰り返す。また、管理室呼出
キー17による呼出操作が行われたときは、送信可能時
間の測定を開始し(S70)、その時間内までに送信可
能かどうかを判定する(S71,S72)。これは、受
信回路14を通じて制御路41をセンシングしてデータ
か受信されているかどうかを判別する。送信可能時間を
経過しても制御路41が使用されているときは、図示し
ていないが呼出操作によるデータ送信を破棄し、かつ、
測定時間をクリアし(S75)、S63に戻る。また、
送信可能時間内に送信できることをセンシングを通じて
検知したときは、管理室端末機器21を呼び出すための
セレクティングに入る(S73)。後で述べるが、この
セレクティングにより通話信号が送受信されたかどうか
を判定し(S74)、通話が行われなかったときはS7
1に戻って測定時間が送信可能時間を経過したかどうか
を判定し、通話が行われたときはS63に戻って一斉放
送によるデータ受信があるかどうかの判定に入る。
【0046】ここで、(1)集合玄関機31から訪問先
の住戸を呼び出すときの動作と、(2)住戸端末機器1
1から管理室を呼び出すときの動作を詳述する。なお、
(1)の動作については図3のタイミングチャートを参
照しながら説明する。 (1)図示せぬテンキー操作により住戸番号が入力さ
れ、次いで呼出キー37がオンされると、その集合玄関
機31は、図示せぬ表示部に住戸番号を表示すると共
に、送信可能時間の測定を開始する。そして、その時間
内までに送信可能かどうかを受信回路34を通じて制御
路41をセンシングして判定し、送信可能なときは、図
3(a)に示すようにフォーマット化したデータを制御
路41に送信して制御装置1に対し呼出のセレクティン
グを行う。このデータは、ブロックAS1,2に受信先
の住戸端末機器11のアドレス(住戸番号)が送信元と
して書き込まれ、ブロックCMに通話制御を行わせる命
令が、ブロックAD1,2に送信元の集合玄関機31の
アドレスが受信先として書き込まれ、また、ブロックD
A1に呼出のデータがそれぞれ書き込まれている。
【0047】制御装置1は、図6のS6において受信デ
ータを確認すると、その受信データが緊急ポーリング要
求のものかどうかを判定し(S9)、そのデータでない
ときは呼出によるデータ受信かどうかを判定する(S1
0)。呼出と判断したときは、送信元の集合玄関機31
と受信先の住戸端末機器11に対してセレクティングを
行う(S13)。まず、受信されたフォーマットのデー
タを集合玄関機31に返送してデータ受信の旨を通知す
る(図3(a)参照)。次いで、受信回路7を通じて制
御路41をセンシングし、送信可能なときは、集合玄関
機31から受信したフォーマットのデータを制御路41
に送信して、受信先の住戸端末機器11に対しセレクテ
ィングする(図3(b)参照)。この場合、通話路42
が複数ある場合にはどの通話路を使用するか例えばブロ
ックDA2にその旨を書き込んで指示する。
【0048】この時、該当する住戸端末機器11は、そ
のデータを受信し(図9のS64)、制御装置1に対し
てセレクティングを行う(S65)。このセレクティン
グは、受信データを制御装置1に返送してデータ受信の
旨を通知する(同図(b)参照)。また、データが受信
されたときスピーカ(図示せず)を通じて呼出音を発す
ると共に、通話路スイッチ15をオンして通話路42と
接続する。その呼出音により送受話器(図示せず)のフ
ックオンを検知したときは、自己のアドレスを受信側と
し、集合玄関機31のアドレスを送信側とするデータを
制御路41に送信して、制御装置1に対しセレクティン
グする(図3(c)参照)。このデータは、ブロックA
S1,2に集合玄関機31のアドレスが、ブロックCM
に通話制御を行わせる命令が、ブロックAD1,2に住
戸端末機器11のアドレスが、また、ブロックDA1に
はフックオン検知のデータがそれぞれ書き込まれてい
る。
【0049】制御装置1は、そのデータが受信されると
(S6)、前記と同様にその受信データが緊急ポーリン
グ要求のものかどうかを判定し(S9)、そのデータで
ないときは呼出によるデータ受信かどうかを判定する
(S10)。呼出と判断したときは、送信元の住戸端末
機器11と受信先の集合玄関機31に対してセレクティ
ングを行う(S13)。まず、受信されたフォーマット
のデータを住戸端末機器11に返送してフックオン確認
の旨を通知する(同図(c)参照)。この時、通話路接
続回路10を制御して住戸端末機器11側の通話路42
と集合玄関機31側の通話路42とを接続する。次い
で、集合玄関機31に対し通話路42を接続させる制御
命令をフォーマットのデータに載せてセレクティングす
る(図3(d)参照)。この場合、住戸端末機器11か
らのデータを集合玄関機31に送信する。
【0050】集合玄関機31は、そのデータが受信され
ると、通話路スイッチ35をオンして受信先の住戸端末
機器11と通話を可能にすると共に、受信したフォーマ
ットのデータを制御装置1に返送してデータ受信の旨を
通知し(同図(d)参照)、集合玄関機31からの住戸
呼出による動作を終了する。
【0051】(2)住戸端末機器11に設けられた管理
室呼出キー17がオンされると、その住戸端末機器11
は、呼出操作が行われたと判断して、送信可能時間の測
定を開始する(図9のS66,S70)。そして、その
時間内までに送信可能かどうかを受信回路14を通じて
制御路41をセンシングして判定する(S71,S7
2)。送信可能なときは、前記と同様にフォーマット化
したデータを制御路41に送信して制御装置1に対しセ
レクティングする(S73)。このデータは、ブロック
AS1,2に管理室端末機器21のアドレスが、ブロッ
クCMに通話制御を行わせる命令が、ブロックAD1,
2に住戸端末機器11のアドレスが、また、ブロックD
A1に管理室呼出のデータがそれぞれ書き込まれてい
る。その後は、通話による送受信が行われたかどうかの
判定に入る(S74)。
【0052】制御装置1は、図6のS6において受信デ
ータを確認すると、その受信データが緊急ポーリング要
求のものかどうかを判定し(S9)、そのデータでない
ときは呼出によるデータ受信かどうかを判定する(S1
0)。呼出と判断したときは、送信元の住戸端末機器1
1と受信先の管理室端末機器21に対してセレクティン
グを行う(S13)。まず、受信されたフォーマットの
データを住戸端末機器11に返送して、データ受信の旨
を通知する。次いで、前記と同様に受信回路5を通じて
制御路41をセンシングし、送信可能なときは、管理室
を呼び出すためのフォーマットのデータを制御路41に
送信して、受信先の管理室端末機器21に対しセレクテ
ィングする。
【0053】この時、管理室端末機器21は、そのデー
タを受信し、制御装置1に対してセレクティングを行
う。このセレクティングは、受信データを制御装置1に
返送してデータ受信の旨を通知する。また、前記データ
が受信されたときスピーカ(図示せず)を通じて呼出音
を発すると共に、通話路スイッチ25をオンして通話路
42と接続する。その呼出音により送受話器(図示せ
ず)のフックオンを検知したときは、前記と同様にフォ
ーマット化したデータを制御路41に送信して、制御装
置1に対しセレクティングする。このデータは、ブロッ
クAS1,2に住戸端末機器11のアドレスが、ブロッ
クCMには通話制御を行わせる命令が、ブロックAD
1,2には管理室端末機器21のアドレスが、また、ブ
ロックDA1にはフックオン検知のデータがそれぞれ書
き込まれている。
【0054】制御装置1は、そのデータが受信されると
(S6)、前記と同様にその受信データが緊急ポーリン
グ要求のものかどうかを判定し(S9)、そのデータで
ないときは呼出によるデータ受信かどうかを判定する
(S10)。呼出と判断したときは、送信元の住戸端末
機器11と受信先の管理室端末機器21に対してセレク
ティングを行う(S13)。まず、受信されたフォーマ
ットのデータを管理室端末機器21に返送して、フック
オン確認の旨を通知する。この時、通話路接続回路10
を制御して住戸端末機器11側の通話路42と管理室端
末機器21側の通話路42とを接続する。次いで、住戸
端末機器11に対し通話路42を接続させる制御命令を
フォーマットのデータに載せてセレクティングする。こ
の場合、管理室端末機器21からのデータを住戸端末機
器11に送信する。
【0055】住戸端末機器11は、そのデータが受信さ
れると、通話路スイッチ15をオンして受信先の管理室
端末機器21と通話を可能にすると共に、受信したフォ
ーマットのデータを制御装置1に返送してデータ受信の
旨を通知する。この時、この管理室呼出により通話の送
受信が行われたときは(S74)、一斉ポーリングによ
るデータ受信があるかどうかの判定に入る(S63)。
【0056】次に、(3)緊急ポーリング要求及びその
要求に応じて緊急ポーリングを行ったときの動作と、
(4)一斉ポーリングを行ったときの動作を詳述する。 (3)住戸端末機器11は、呼出操作がないときに例え
ばコール系と故障系の作動を同時に検知したとき危険度
の高いコール系を選択し(図9のS68)、緊急ポーリ
ング要求のために送信可能時間の測定を開始する(図1
0のS81)。この時は、その時間がタイムアップした
かどうかの判定に入るものの即座に制御路41をセンシ
ングして緊急ポーリング要求の送信が可能かどうかを判
定する(S82,S83)。
【0057】送信不可能な状態が送信可能時間の間継続
したときは測定時間をクリアして、火災系が作動したか
どうかの判定に入るが(S93,S67)、送信可能時
間を経過する前に送信が可能であることを検知したとき
は、図11(a)に示すように緊急ポーリング要求を制
御装置1に送信して、緊急ポーリングのデータ受信を待
つ(S84、S85)。
【0058】一方、制御装置1は、データの受信を検知
すると(図6のS6)、そのデータが緊急ポーリング要
求のものかどうかを判定し(S9)、そのデータが緊急
ポーリング要求によるものであるときは緊急ポーリング
の処理に入る(S12)。まず、送信可能時間の測定を
開始し(図7のS21)、その時間内までに送信可能
(センシング)かどうかを判定する(S22,S2
3)。送信できなかったときは測定時間をクリアして再
び時間の測定を開始するが(S32,S21)、送信で
きることをセンシングを通じて検知したときは、前述し
たように1階〜32階を一グループとして、33階〜6
4階を別のグループとして緊急ポーリングのデータをそ
れぞれ送信する(S24)。このデータを送信した際、
1階〜32階に対しては1階〜16階と17階〜32階
とにそれぞれタイムスロットを設定し、33階〜64階
に対しては33階〜48階と49階〜64階とにそれぞ
れタイムスロットを設定する(図11(a)参照)。こ
の緊急ポーリングを行った際、待機時間の測定を開始し
て、タイムアップするまで待機する(S25,S2
6)。
【0059】この時、緊急ポーリングを要求した住戸端
末機器11は、緊急ポーリングのデータを受信する(図
10のS85)。そして、図11(a)に示すように緊
急ポーリングのデータに書き込まれた命令に応答して所
定のタイムスロットでコール系検知の旨を通知し(S8
6)、コール関係の階ポーリングのデータ受信を待つ
(S87)。ここで、例えば17階〜32階の何れかの
居室の住戸端末機器11が火災系を検知していた場合、
図11(a)に示すように火災系検知の通知を所定のタ
イムスロットで返送する。
【0060】一方、制御装置1は、待機時間がタイムア
ップしたかどうかを判定しており(図5のS26)、そ
の時間がタイムアップしたとき測定時間をクリアして受
信データがあるかどうかを判定する(S27,S2
8)。受信データがないときは、前述したように緊急ポ
ーリングの処理を終了して全居室の住戸端末機器11に
端末イベント許可を出すが(S3)、データの受信を検
知したときは、そのデータのタイムスロットから火災系
が存在するかどうかを判別すると共に、図示していない
が階グループを判別する。この場合、コール系と火災系
であるが危険度の高い火災系を選択し(S29)、か
つ、17階〜32階の階グループを判別する。
【0061】そして、図11(b)に示すようにまず最
初に17階〜24階の階グループに火災関係の階ポーリ
ングのデータを送信する(図8のS41)。この時、各
住戸端末機器11から階を通知するデータが受信されな
いときは、階グループ終了かどうかを判定し(S42,
S43)、階グループ終了のときは全居室の住戸端末機
器11に端末イベント許可を出すが(S51)、階グル
ープが終了していないときは、図11(b)に示すよう
に次の階グループ25階〜32階を選択して火災関係の
階ポーリングのデータを送信する(S44,S41)。
そして、前記と同様に受信データがあるかどうかを判定
する(S42)。
【0062】火災系検知を通知した住戸端末機器11
は、火災関係の階ポーリングのデータを受信する(図1
0のS87)。そして、図11(b)に示すように階を
知らせるために所定のタイムスロットでデータを制御装
置1に送信し(S88)、火災関係の号室ポーリングの
データ受信を待つ(S89)。なお、緊急ポーリングを
要求した住戸端末機器11は、コール系検知であるた
め、火災関係の階ポーリングが送信されても取り込むこ
となくコール関係の階ポーリングが送信されるまで待機
する。
【0063】制御装置1は、前記住戸端末機器11から
のデータの受信を検知すると(図8のS42)、そのデ
ータのタイムスロットから18階を確認し、図11
(c)に示すようにその18階の最初の居室グループ
(1801号室〜1808号室)の各住戸端末機器11に対して
火災関係の号室ポーリングのデータを送信する(S4
5)。この時、各住戸端末機器11から住戸番号を知ら
せるためのデータが受信されたかどうかを判定し(S4
6)、受信データを検知したときは情報収集のためのセ
レクティングに入るが(S49)、受信データがないと
きは、18階の居室グループ終了かどうかを判定する
(S47)。居室グループが終了しているときは全居室
の住戸端末機器11に端末イベント許可を出して(S5
1)、図4のS4に戻るが、居室グループが存在すると
きは次の居室グループ(1809号室〜1816号室)を選択し
て各住戸端末機器11に対し火災関係の号室ポーリング
のデータを送信し(S48,S45)、前記と同様にデ
ータの受信があるかどうかを判定する(S46)。
【0064】この時、火災系を検知した住戸端末機器1
1は、火災関係の号室ポーリングのデータを受信する
(図10のS89)。そして、図11(c)に示すよう
に住戸番号を知らせるために所定のタイムスロットでデ
ータを制御装置1に送信し(S90)、制御装置1から
のセレクティングを待つ(S91)。
【0065】制御装置1は、火災関係の号室ポーリング
によるデータ受信を検知すると(図8のS46)、その
データのタイムスロットから住戸番号を判別し、図11
(d)に示すようにその居室の住戸端末機器11に対し
セレクティングを行い(S49)、特定した住戸端末機
器11からの情報を待つ(S50)。
【0066】特定された住戸端末機器11は、制御装置
1によってセレクティングが行われると(図10のS9
1)、それに応答して例えば熱感知器が作動した旨の情
報を制御装置1に通知する(S92)。
【0067】この時、制御装置1は、前述の如く情報が
受信されたかどうかを判定しており(図8のS50)、
情報が受信されたときはその情報から火災発生を認識す
る。そして、例えば火災発生の18階と直上階の各住戸
端末機器11に対して警報音を発生させる。
【0068】(4)この警報音は一斉ポーリングによる
もので、図2に示すフォーマットのデータを火災発生の
18階の各住戸端末機器11と直上階の各住戸端末機器
11とにそれぞれ3回繰り返して送信する。そのデータ
は、ブロックAS1,2に送信元及び受信先のアドレス
が、ブロックCMに通話制御命令、即ち警報音を発生さ
せる命令が、ブロックDA1に受信先の各住戸端末機器
11を呼び出すデータがそれぞれ書き込まれている。こ
の時、18階と直上階の各住戸端末機器11は、その一
斉ポーリングのデータを受信する。そして、図示せぬ内
蔵のベルを起動して警報音を発生させ、居住者に知らせ
る。
【0069】また、制御装置1は、緊急ポーリングや、
呼出によるセレクティング等を行っていないとき、即ち
受信データがないときに一斉放のデータを受信すると
(図6のS4)、全居室の住戸端末機器11に対し一斉
ポーリングを行う(S5)。その一斉放送のデータは、
一斉放送キー27のオンを検知した管理室端末機器21
からのセレクティングによるもので、このセレクティン
グに応答して受信の旨を管理室端末機器21に返送して
から一斉ポーリングを行う。一斉ポーリングを行う際、
通話路接続回路10を制御して管理室端末機器21側の
通話路42と全居室の住戸端末機器11側の通話路42
とを接続し、一斉ポーリングのデータを制御路41に送
信して各住戸端末機器11に受信させる。このデータは
3回繰り返して送信される。
【0070】一方、各住戸端末機器11は、一斉ポーリ
ングのデータが受信されると(図9のS63)、通話路
スイッチ15をオンする(S63a)。この時、図示せ
ぬスピーカから呼出音を発生させて居住者に知らせる。
【0071】以上のように本実施形態においては、呼出
操作に基づいてデータを送信したときに同一データが受
信された場合、正常にデータが送信されたと判断するよ
うにしたので、データの送受信を複数回行って確認を行
う従来のものと比べ受信先との接続が速やかに行われ、
また、火災発生時のベル鳴動や一斉放送を行うときはデ
ータを3回繰り返して送信するようにしたので、住戸端
末機器11側は確実に受信してその旨を通知することが
できるという効果がある。
【0072】さらには、住戸端末機器11が異常を検知
したとき制御装置1に緊急ポーリングを要求してポーリ
ングを行わせるようにしたので、周期的にポーリングを
行う従来のものと比べ消費電力が少なくなるという効果
があり、また、住戸端末機器11が複数の異常を検知し
た際、危険度の高い異常を優先的に選択して緊急ポーリ
ングを要求し、制御装置1は、緊急ポーリングの要求に
応じてポーリングしたときに複数の異常を確認したとき
は危険度の高い異常を優先的に選択して、その異常を発
した住戸端末機器11を特定するポーリングを行うよう
にしたので、異常が複数発生しても危険度の高い方から
処理でき、このため、被害を最小限に抑えることができ
るという効果がある。
【0073】なお、前記実施形態では、通話路42を1
回線として説明したが、複数の回線にしてもよい。その
場合、制御装置1は、通話制御の際、空いている通話路
を判別して送信元と受信先に通知する。
【0074】また、集合住宅用のインターホンにつき説
明したが、一戸建て住宅のインターホン装置にも適用で
きることはいうまでもない。管理用インターホンを管理
室以外に設けられるようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
データを送信したときにそのデータが受信されたとき
は、正常にデータが送信されたと判断するようにしたの
で、データの送受信を複数回行って確認を行う従来のも
のと比べ受信先との接続が速やかに行われるという効果
がある。
【0076】また、請求項2の発明によれば、全部屋又
は所定の部屋の端末機器に対して所定の動作を行わせる
とき、所定のデータを複数回繰り返して送信するように
したので、端末機器側は確実に動作するという効果があ
る。
【0077】また、請求項3の発明によれば、ポーリン
グ要求部からのポーリング要求に応じてポーリングを行
ったときに複数の異常を検知したときは、危険度の高い
方を優先的に選択して、その異常を発した端末機器を特
定するポーリングを行うようにしたので、複数の異常を
同時に発生していても危険度の高い方から処理すること
ができ、このため、被害を最小限に抑えることが可能に
なり、また、端末機器が異常を検知したときポーリング
の要求を行うようにしているので、周期的にポーリング
を行う従来のものと比べ消費電力が少なくなるという効
果がある。
【0078】さらに、請求項4の発明によれば、端末機
器のポーリング要求部は、複数の異常を検知したとき危
険度の高い方の異常を優先的に選択して、制御装置にポ
ーリングを要求するようにしたので、居室内の被害を最
小限に抑えることができるという効果がある。
【0079】また、請求項5の発明によれば、制御装置
の異常検索部は、ポーリング要求を受けたとき、予め定
められた異常内容毎にタイムスロットを設けてポーリン
グし、端末機器のポーリング要求部は、ポーリング要求
によりポーリングが行われたとき、検知した異常からタ
イムスロットを選択してその異常を通知するようにした
ので、制御装置側においては異常内容の判別を正確に行
え、このため、複数の異常を検知したときには危険度の
高い方を確実に選択して対処できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインターホンシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】一斉ポーリングのフォーマットを示す図であ
る。
【図3】セレクティングのフォーマット及びセレクティ
ングによるデータ送受信のタイミングチャートを示す図
である。
【図4】緊急ポーリング及び階ポーリングのフォーマッ
トを示す図である。
【図5】号室ポーリングのフォーマットを示す図であ
る。
【図6】制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】住戸端末機器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】緊急ポーリングによるデータ送受信のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置 11 住戸端末機器 21 管理室端末機器 31 集合玄関機 41 制御路 42 通話路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都田 崇 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 BB51 CC42 DD03 DD08 DD26 EE10 EE18 FF02 FF24 GG07 5K038 CC11 EE02 EE13 FF03 GG02 GG05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用目的に応じて各種場所にそれぞれ設
    置された端末機器と、その各端末機器にそれぞれ接続さ
    れた制御装置とを備えたインターホンシステムにおい
    て、 前記端末機器は、データを送信するとき自己を受信先と
    して送信し、そのデータが返送されたときは正常に送信
    されたと判断し、データが受信されたときはその受信デ
    ータを返送するデータ送受信部を備え、 前記制御装置は、データが受信されたときはそのデータ
    を返送し、データを送信したときにそのデータが受信さ
    れたときは正常に送信されたと判断する端末データ送受
    信部を備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、使用目的に応じて各種
    場所にそれぞれ設置された端末機器のうち全部屋に設置
    された端末機器或いはその全部屋のうち所定の部屋の端
    末機器に対して所定の動作を行わせるとき、所定のデー
    タを複数回繰り返して送信する端末制御部を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のインターホンシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 使用目的に応じて各種場所にそれぞれ設
    置された端末機器のうち全部屋に設置された端末機器
    は、各種の検知手段を通じて異常の有無を監視し、異常
    を検知したときはポーリングを要求するポーリング要求
    部を備え、前記制御装置は、前記要求に応じてポーリン
    グ行ったときに複数の異常を検知したときは、危険度の
    高い方の異常を優先的に選択して、その異常を発した端
    末機器を検索するポーリングを行い、このポーリングに
    より端末機器を特定したときは、その端末機器から異常
    内容の情報を収集する異常検索部を備えたことを特徴と
    する請求項1又は2の何れかに記載のインターホンシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記端末機器のポーリング要求部は、複
    数の異常を検知したときは、危険度の高い方の異常を優
    先的に選択して、制御装置にポーリングを要求すること
    を特徴とする請求項3記載のインターホンシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置の異常検索部は、ポーリン
    グ要求を受けたとき、予め定められた異常内容毎にタイ
    ムスロットを設けてポーリングし、前記端末機器のポー
    リング要求部は、ポーリング要求によりポーリングが行
    われたとき、検知した異常からタイムスロットを選択し
    てその異常を通知することを特徴とする請求項3又は4
    の何れかに記載のインターホンシステム。
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JP2006340129A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動通信システム
JP2010109900A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置
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