JP2000286980A - インターホンシステム - Google Patents

インターホンシステム

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JP2000286980A JP11090458A JP9045899A JP2000286980A JP 2000286980 A JP2000286980 A JP 2000286980A JP 11090458 A JP11090458 A JP 11090458A JP 9045899 A JP9045899 A JP 9045899A JP 2000286980 A JP2000286980 A JP 2000286980A
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隆治 大内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合玄関機、管理人室機及び住戸機の存在/
不存在についてのデータベースを自動的に作成し、そし
て、その内容を自動的に更新することを可能にしたイン
ターホンシステムを提供する。 【解決手段】 住情盤J1のマイクロコンピュータ12
はその存在/不存在を問う信号を受信すると、その存在
を示す信号を返信する。また、通話制御装置TCは、集
合玄関機、管理人室機及び住戸機の存在/不存在につい
てのデータを含むデータベースを格納したメモリ6を備
えており、そして、マイクロコンピュータ2は、集合玄
関機、管理人室機及び住戸機に対してその存在/不存在
を問う信号を定期的に送出して、そして、送信先からの
返信信号に基づいてデータベースを作成するとともにそ
の内容を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通話制御装置を介
して集合玄関機、管理人室機及び住戸機の間で通話を行
うとともに、各住戸等を防災又は防犯上から監視する機
能を備えたインターホンシステム、特に集合玄関機、管
理人室機及び住戸機の存在/不存在のデータベースに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】集合住宅等に装備されるインターホンシ
ステムに防災又は防犯管理機能を更に具備した場合に
は、そのシステムに対応して階数及び部屋数を設定して
おいて、その階数及び部屋数に応じた端末機器を定期的
に監視する必要がある。そして、この階数及び部屋数の
設定はシステムの立ち上げの際に人手によって行われる
のが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集合住宅
は、その建物によって階数及び部屋数が異なっている場
合が多く、例えば或る建物の階数が64階・部屋数が1
00室、他の建物の階数が18階・部屋数が50室とい
うように異なっており、従って、集合玄関機、管理人室
機及び住戸機の設置個数も異なったものとなっている。
また、特定の建物について見ても、階数は変更がないも
のの、住戸機が取り外されたりして、当初は監視対象と
して存在した住戸機が、後になって不存在として扱われ
なければならないものもある。このような端末機器の設
定、変更は従来の人手によっていたので、その作業が煩
わしいという課題があった。
【0004】本発明は、このような課題を解決する為に
なされたものであり、集合玄関機、管理人室機及び住戸
機の存在/不存在についてのデータベースを自動的に作
成し、そして、その内容を自動的に更新することを可能
にしたインターホンシステムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係るインターホンシステムは、集合玄関機、住戸機
及び通話制御装置を含み、通話制御装置を介して集合玄
関機及び住戸機の間で通話を行う機能を備えたインター
ホンシステムにおいて、集合玄関機及び住戸機は、その
存在/不存在を問う信号を受信すると、その存在を示す
信号を返信する手段をそれぞれ備えており、そして、通
話制御装置は、集合玄関機及び住戸機の存在/不存在に
ついてのデータを含むデータベースと、集合玄関機及び
住戸機に対してその存在/不存在を問う信号を定期的に
送出し、送信先からの返信信号に基づいてデータベース
を作成するとともに、その内容を更新する演算手段とを
備えたものである。 (2)本発明の他の態様に係るインターホンシステム
は、集合玄関機、管理人室機、住戸機及び通話制御装置
を含み、通話制御装置を介して集合玄関機、管理人室
機、及び住戸機の間で通話を行うとともに、各住戸等を
防災又は防犯上から監視する機能を備えたインターホン
システムにおいて、集合玄関機、管理人室機及び住戸機
は、その存在/不存在を問う信号を受信すると、その存
在を示す信号を返信する手段をそれぞれ備えており、そ
して、通話制御装置は、集合玄関機、管理人室機及び住
戸機の存在/不存在についてのデータを含むデータベー
スと、前記集合玄関機、管理人室機及び住戸機に対して
その存在/不存在を問う信号を定期的に送出し、送信先
からの返信信号に基づいてデータベースを作成するとと
もに、その内容を更新する演算手段とを備えたものであ
る。 (3)本発明の他の態様に係るインターホンシステム
は、上記(1)又は(2)のインターホンシステムにお
いて、通話制御装置の演算手段は、上記のデータベース
の存在/不存在のデータから最大階数及び各階の最大部
屋数を求めて上記のデータベースに格納するものであ
る。 (4)本発明の他の態様に係るインターホンシステム
は、上記(1)又は(2)のインターホンシステムにお
いて、通話制御装置の演算手段は、上記のデータベース
の存在/不存在のデータから設定された所定階数及び各
階の設定された所定の部屋数を求めて、上記のデータベ
ースに格納するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図8は本発明が適用される集合住
宅のインターホンシステムの全体構成図である。図8に
おいて、TCは通話制御装置、VCは映像制御装置、E
P1,EPkはマンションなどの集合住宅の集合玄関に
設けられる集合玄関機(集合玄関インターホン)、P
1,P2は集合住宅の管理室或いは管理人住戸に設けら
れる管理人室機(管理人インターホン)である。SMP
は通話制御装置TCと管理人室機P1とを1つのケース
に収容した管理人親機である。J1〜Jnは集合住宅の
各住戸に設けられた住戸機(住戸インターホン)に更に
防犯・防災機能を備えた住戸情報盤(以下住情盤とい
う)である。また、L11〜L13は制御線、L21〜
L23は第1通話線、L31〜L33は第2通話線、L
41〜L43は第1映像線、L51〜L53は第2映像
線である。
【0007】また、図8のDP1〜DPnは各住戸の玄
関の外に設けられ、その住戸の住情盤J1〜Jnに接続
されたドアホン、SE1は監視線LS21〜LS2nに
よって住情盤J1〜Jnに接続された各住戸の玄関の防
犯センサ、SE2〜SEnは監視線LS21〜LS2n
によって住情盤J1〜Jnに接続された各住戸の玄関以
外の部分(例えばベランダに面した窓など)に設けられ
た防犯センサである。尚、図8の例では防犯センサSE
1〜SEnは監視線LS21〜LS2nに接続している
が、各住戸の玄関部分に設けられた防犯センサSE1は
監視線LS21〜LS2nとは別系統の監視線LS11
〜LS1nに接続して玄関以外の部分に設けられた防犯
センサSE2〜SEnとは別の監視動作をさせるように
してもよい。
【0008】また、図8の住情盤J1〜Jnはインター
ホンのハンドセット(送受話器)、インタホンの呼出
音、管理室からの放送、警報音などを流すスピーカ、集
合玄関機EP1,EPkのテレビカメラから送られてく
る訪問者の映像を映すLCD等のモニタテレビ、各種表
示灯、各種スイッチ(例えば玄関のオートドアロックを
解錠するための解錠スイッチ)を備えており、更にま
た、火災感知器等の防災機器が取り付けられているもの
とする。
【0009】また、図8の通話制御装置TCは、集合玄
関機EP1,EPkと住戸機J1〜Jnと管理人室機P
1,P2のとの間での通話に介在するものであるが、そ
の他に、防災監視装置としての機能も果たしている(こ
の点の詳細は後述する)。
【0010】ここで、図8のシステムの概要を、インタ
ーホンの通話制御という観点から説明する。訪問者が例
えば集合玄関機EP1のテンキーを操作して訪問すべき
部屋番号例えば「102」を入力し、次に呼出スイッチ
を押すと、集合玄関機EP1から制御線L11を介して
通話制御装置TCに、集合玄関機EP1のアドレスと、
「102」号室の部屋コード(アドレス)と呼出コード
からなる呼出信号が送出される。通話制御装置TCは集
合玄関機EP1から呼出信号を受信すると、空いている
通話線、映像線を調べ、第2通話線と第2映像線とが使
用中であれば、呼出信号と第1通話線L22及び第1映
像線L42の通話・映像線指定命令を制御線L12を介
して102号室の住情盤J2に送出すると共に、第1映
像線L41の映像線指定命令を制御線L11を介して集
合玄関機EP1に送出する。また、制御線L61を介し
て映像制御装置VCに映像線L41とL42を接続する
命令を送出する。集合玄関機EP1では、送受信回路1
1を介して上記の映像線指定命令を受信し、これによ
り、テレビカメラを起動するとともに、テレビカメラの
出力を第1映像線L41に接続し、第1映像線L41に
訪問者の映像信号を送出する。
【0011】また、102号室の住情盤J2は、制御線
L12を通じて受信した呼出信号と第1通話線L22お
よび第1映像線L42の通話・映像線指定命令が自機の
アドレスに合致しているとき、図示しない通話用と映像
用の各接続スイッチを制御して第1通話線L22及び第
1映像線L42をそれぞれ接続する。また、スピーカか
ら呼出音を発し、ロビー灯を点灯し、モニタテレビを起
動して第1映像線L42により送られてくる映像信号に
よる映像を放映する。
【0012】住情盤J2でハンドセットが取り上げられ
ると、住情盤J2から通話制御装置TCに制御線L12
を介してフックオン信号が送出される。通話制御装置T
Cは住情盤J2からフックオン信号を受信すると、集合
玄関機EP1に対し第1通話線L21の通話線指定命令
を送出し、この命令を受け取ると、集合玄関機EP1は
第1通話線L21と接続する。これにより集合玄関機E
P1と住情盤J2との間の通話路が形成され、訪問者と
102号室の居住者との間で通話が行われる。
【0013】そして、集合玄関に配置されている入出館
用の自動ドアは、住情盤J2の解錠スイッチを操作する
と、制御線L12、L11を介して集合玄関機EP1に
解錠信号が送られ、オートドアロック(図示せず)が解
錠されて開放される。
【0014】また、通話が終了して住情盤J2のハンド
セットを元に戻すと、住情盤J2から制御線L12を介
して通話終了信号が通話制御装置TCに送られ、通話制
御装置TCは住情盤J2と集合玄関機EP1並びに映像
制御装置VCに終了命令を送出する。これにより、集合
玄関機EP1はテレビカメラをオフすると共に、第1通
話線L21と第1映像線L41の接続スイッチを開放
し、住情盤J2はモニタテレビをオフするとともに、第
1通話線L22と第1映像線L42の各接続スイッチを
開放し、映像制御装置VCは第1通話線L21と第1映
像線L41の接続を解放する。この結果、第1通話線と
第1映像線とは解放される。
【0015】図8のインターホンシステムにおいて通話
制御の概要が明らかになったところで、次に本実施形態
おいて特有な存在/不存在のポーリング処理について説
明する。
【0016】図1は図8のインターホンシステムを存在
/不存在のポーリング処理に着目して、それに関連した
要素を抽出して図示したブロック図である。通話制御装
置TCには、マイクロコンピュータ(以下、「マイコ
ン」という)2と、電流を制御し直流電源24Vを出力す
る電流制御回路3と、マイコン2からの信号を例えば住
情盤J1〜Jn等に制御線L12を介して送信する送信
回路4と、制御線L12を介して送られてきた信号を受
信してマイコン2に出力する受信回路5とを備えてい
る。この通話制御装置TCは、さらに、住情盤J1〜J
n等の存在/不存在及びデータ受信の有無等についての
データベースが格納されるメモリ6を備えており(な
お、このメモリ6はマイコン2に内蔵されたものを用い
てもよい)、住情盤等の存在/不存在を、存在/不存在
のポーリング処理により定期的に監視してデータベース
を生成するとともに更新する。このメモリ6としては例
えば電気的に書き換え可能な不揮発性メモリEEPRO
Mを用いるとよい。
【0017】また、通話制御装置TCのマイコン2は、
各住情盤J1〜Jnが防犯等の異常を検知したかどうか
を監視しており、何れかの住情盤が異常を検知したとき
は、その住情盤を特定する制御に入り、また、上述のよ
うに、呼出があったときは送信元と受信先を接続する制
御を行うようになっている。
【0018】管理人室機P1,P2は、通話制御装置T
Cのマイコン2から住情盤J1〜Jn等の端末機器の異
常の通知を受けたときは、例えば、その旨が表示された
ランプを点灯すると共に、警報音を鳴動させ、また、受
信データの異常の通知を受けたときは、その旨が表示さ
れたランプを点灯すると共に、警報音を鳴動させて管理
者に知らせる。尚、この場合、端末機器の異常の通知を
受けたときの警報音の音色と、受信データの異常の通知
を受けたときの警報音の音色とが異なるようにして、各
々の警報音が区別されるようにしてもよい。
【0019】また、住情盤J1〜Jnは、通話制御装置
TCからの所定のデータを受信したときはそれぞれ所定
のタイミングで自己の存在を知らせるデータを送信する
機能を有するマイコン12と、制御線L12を介して送
られたきた信号を受信してマイコン12に出力する受信
回路13と、マイコン12からの信号を制御線L12を
介して通話制御装置TCに送信する送信回路14とを備
えている。
【0020】ここで、存在/不存在のポーリング処理に
おいて、通話制御装置TCから住情盤J1〜Jnに対し
て送られる信号と住情盤J1〜Jnからの返信信号との
関係について説明する。図2は存在/不存在のポーリン
グ処理を行う際のデータを示すフォーマット図である。
このデータは、アドレスを書き込むブロックAS1,2
と、コマンドを書き込むブロックCMと、データを書き
込むブロックDA1,2と、このデータの誤りの有無を
判別させるためのブロックSM1,2とからなってい
る。各住情盤J1〜Jnに対しては、自己の存在を通知
できるようタイムスロット(返送タイミング)が設定さ
れており、図2の例では8住戸分のタイムスロットがそ
れぞれ設定されている。
【0021】次に、図1のインターホンシステムの動作
を図3及び図4に基づいて説明する。図3及び図4は端
末機器の存在/不存在を確認するためのポーリング処理
を示すフローチャートである。なお、この動作説明は住
情盤に対してのみとし、管理人室機P1,P2及び集合
玄関機EP1,EPkに対する制御動作は各住情盤と基
本的に同じであるため省略する
【0022】通話制御装置TCは、住情盤J1〜Jn
(以下、住情盤Jという)の監視に入ってから所定時間
経過すると、住情盤Jの存在/不存在を確認するための
ポーリングを行う。まず、送信可能時間の測定を開始し
てその時間内までに送信可能かどうかを制御線L12を
センシングして判定する(S1〜S3)。送信可能時間
を経過しても送信できないとき、即ち制御線L12が使
用されているときは測定時間をクリアして再び時間の測
定を開始するが(S4,S1)、送信可能時間内に送信
できることをセンシングを通じて検知したときは、1階
の8住戸(101〜108号室)に対しタイムスロット
を設定したデータを送信してポーリングを行う(S
5)。このデータを送信した際、待機時間の測定を開始
して、タイムアップするまで待機する(S6,S7)。
【0023】この時、101〜108号室の各住情盤J
は、そのデータを受信すると、それぞれに設定されたタ
イムスロットで自己の存在を知らせるデータを通話制御
装置TCに送信する。一方、通話制御装置TCは、待機
時間のタイムアップを確認すると、測定時間をクリアし
て、住情盤Jからのデータ受信があったかどうかを判定
する(S8,S9)。受信データが無いときは、ポーリ
ングを行う住戸グループ(8住戸)が終了したかどうか
を判定するが(S10)、データの受信を検知したとき
は、順次に取り込んでデータが正常かどうかを判定する
(S12)。
【0024】最初のデータ、即ち101号室の住情盤J
のデータが正常なときは、その住情盤Jの存在をメモリ
6のデータベースに記録し(S13)、次に、8住戸分
の住情盤Jの存在/不存在の検索が終了したかどうかを
判定する(S25)。この場合は終了していないので、
次の102号室の住情盤Jのデータが正常かどうかを判
定し(S12)、正常な場合には、前記と同様にその住
情盤Jの存在をメモリ6のデータベースに記録する(S
13)。
【0025】また、処理S12において103号室の住
情盤Jのデータが異常であると判断したときは、まず、
データの有無を判定する(S14)。データが無かった
ときは、その住情盤Jが前回存在としてメモり6のデー
タベースに記録されているかどうかを判定する(S1
5)。この前回存在とは、前回ポーリングを行ったとき
に住情盤Jの存在を確認してメモリ6に記録した結果で
あり、前回から存在していなかったときはその住情盤J
の不存在をメモリ6のデータベースに記録し(S2
0)、前回存在していたときであって3回連続して上記
データが無かった場合には(S16)、その住情盤Jを
不存在としてメモリ6のデータベースに記録する(S1
7)。そして、103号室の住情盤Jの異常表示と警報
音の鳴動を管理人室機に行わせる(S18)。他方、前
回存在していたときであって3回連続して上記データが
無かった場合に該当しないときには(S16)、データ
無しをカウントする(S19)。即ち、例えばメモリ6
のデータベースに当該カウントを記録する。
【0026】一方、処理S14においてデータ有りと判
断したときはデータが読めなかったと判断して、この状
態が3回連続して繰り返されたかどうかを判定する(S
21)。その状態が3回未満のときは103号室の住情
盤Jが存在するとしてメモリ6のデータベースに記録す
る(S24)。また、データが読めなかった状態が3回
連続して繰り返された場合は、データが重複していると
認識して、103号室の住情盤Jのデータ異常表示と警
報音の鳴動を管理人室機P1,P2に行わせる(S2
2,S23)。尚、通話制御装置TCにデータ異常表示
と警報音機能を持たせると、管理人室機がないインター
ホンシステムの場合でも異常の表示や警報を発すること
ができる。また、管理人室機がある場合でも、この管理
人室機にデータ異常表示スイッチ及び警報音機能スイッ
チを設け、これらのスイッチをオフにして、データ異常
表示及び警報音の発生を通話制御装置TCのみに行わせ
ることができる。このようにすれば、データ異常表示及
び警報音の発生を管理人室機と通話制御装置TCに重複
して行わせないようにすることができる。
【0027】このように8住戸分が終了するまで受信デ
ータに基づいて住情盤Jの存在/不存在の検索を行い、
終了したときは、前述したように処理S10において住
戸グループが終了したかどうかを判定する。住戸グルー
プが終了していないときは次の住戸グループ(109〜
116号室)を選択して(S11)、そのグループに対
し再びデータを送信して存在/不存在のポーリングを行
う。住戸グループが終了しているときはこの住情盤Jの
存在/不存在の処理を終了して通常の監視に入る。そし
て、所定時間が経過すると、住情盤Jの存在/不存在の
処理に再び入る。
【0028】以上にように本実施形態においては、所定
時間毎に、8住戸分のタイムスロットを設けたデータを
送信して住情盤Jの状態を監視してデータベースを生成
するとともに更新し、そして、異常時にはその旨を管理
人室機P1,P2に表示するようにしたので、人手によ
る住情盤Jの点検が不要になり、しかも、異常の住情盤
Jに対して速やかに対処して防災システムの機能を維持
できるという効果がある。
【0029】図5は以上の処理により作成・更新された
データベースの説明図である。ここでは、例えば一般的
な集合住宅として当初階数が64階、各階には24室が
あるという前提で上述のポーリング処理を行う。そし
て、その結果、階数が18階、1階の部屋数は16室、
……、18階の部屋数は8室である、というデータが得
られる。従って、図5のデータベースを更に書き換える
と、図6に示されるように最大階数及び各階の部屋数が
得られる。このようなデータが得られると、次回からの
存在/不存在のポーリング処理においても、図6の階数
及び部屋数の範囲内おいて行えば良いことが分かる。
【0030】上記のメモリ6のデータベース(図5及び
図6)は、インターホンシステムにおける通話制御(映
像制御)、すなわち、接続されていない住情盤の読み出
し禁止等に用いられ、また、防災監視機能も有する場合
には、防災(防犯、火災、ガス漏れ等)監視のために行
われる緊急ポーリング及び階ポーリングの処理において
用いられる。その概要を簡単に説明する。
【0031】通話制御装置TCが緊急ポーリングを行う
ときは、まず受信回路5を通じて制御線L12をセンシ
ングし、送信可能時間内で送信可能なときは、予め分け
られたグループ毎にポーリングする。このポーリング
は、図7(a)に示すようなフォーマットからなり、最
初のポーリングには、1階〜16階と17階〜32階と
にそれぞれタイムスロット(防災系、コール系、故障
系)が設定される。なお、標準の建物が64階であると
してシステムの設定がされていても、上述のように、こ
の建物は18階であることから(図6参照)、次のポー
リングの33階〜64階の分は省略されることになる。
【0032】このポーリングにより異常内容を示すデー
タが受信されたときは、その受信データのタイムスロッ
トから階グループ(1階〜16階、17階〜32階の何
れか一つ)を判別すると共に、受信データから防災系、
コール系又は故障系の何れかを特定する。故障系を確認
したときは、それを発した住情盤Jが応答できるように
故障関係の階ポーリングを行い、コール系を確認したと
きはコール関係の階ポーリングを行い、防災系の場合に
は、それを発した住情盤Jが応答できるように防災関係
の階ポーリングを行う。また、受信データから防災系と
コール系を確認したときは、危険度の高い防災系を選択
して防災関係の階ポーリングを行い、コール系と故障系
を確認したときは、故障系より危険度の高いコール系を
選択してコール関係の階ポーリングを行う。
【0033】この階ポーリングは、例えば、図7(b)
に示すようなフォーマットからなり、異常内容を通知し
た住情盤Jが階を通知できるようタイムスロット(8階
分)がそれぞれ設定されている。グループ毎に行った緊
急ポーリングにより、例えば17階〜32階の階グルー
プを特定した場合は、まず17階〜24階の階グループ
に対して階ポーリング(防災、コール又は故障関係)を
行う。
【0034】この階ポーリングによりデータが受信され
たときは、その受信データのタイムスロットから階を判
別して、その階に対して号室ポーリングを行う。この場
合、階ポーリングが防災関係であったときはそれに引き
続いて防災関係の号室ポーリングで行い、コール関係の
ときはその関係の号室ポーリングで行い、故障関係のと
きはその関係の号室ポーリングで行う。この号室ポーリ
ングは、例えば、図2に示されるのと同様なフォーマッ
トからなり、階を通知した住情盤Jが号室を通知できる
ようタイムスロット(8号室分)がそれぞれ設定されて
いる。階ポーリングにより例えば18階を特定した場合
は、まず、1801号室〜1808号室に対して号室ポ
ーリングを行い、この号室ポーリングによりデータが受
信されたときは、その受信データのタイムスロットから
居室の住情盤Jを特定し、その住情盤Jとの間でセレク
ティングを行って異常内容の情報を収集する。
【0035】上記の説明から明らかなように、防災につ
いて緊急ポーリング、階ポーリング及び居室ポーリング
を行う際に、メモり6のデータベース(図5,図6)を
参照することで無駄なくポーリング処理を行うことがで
きる。そして、このメモり6のデータベースは定期的に
更新されるので、その信頼性は極めて高いものとなって
いる。
【0036】尚、上記の実施形態においては、集合玄関
機、管理人室機及び住戸機の存在/不存在についてのデ
ータを含むデータベースの作成及びその更新について例
を挙げて説明したが、本発明のデータベースはこれに限
定されず、例えば集合玄関機、管理人室機及び住戸機の
配置についてのデータベースの作成及びその更新につい
ても含むものである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、集合玄関
機、管理人室機及び住戸機の存在/不存在についてのデ
ータを含むデータベースを作成するとともに定期的に更
新するようにしたことから、人手による設定データの変
更が不要になり、システムの立ち上げが迅速となり、ま
た、防災等の監視範囲が自動的に設定されることから、
監視範囲を不必要に超えて監視することがなく、効率よ
く監視することが可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインターホンシステム
を存在/不存在のポーリング処理に着目して、それに関
連した要素を抽出して図示したブロック図である。
【図2】端末機器の存在/不存在を確認するポーリング
のデータを示すフォーマット図である。
【図3】端末機器の存在/不存在を確認する制御装置の
動作を示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】図1のデータベースの説明図である。
【図6】図5の存在/不存在のデータベースから得られ
る各階数の部屋数及び最大階数のデータベースの説明図
である。
【図7】図5及び図6のデータベースを利用した緊急ポ
ーリング及び階ポーリングの信号のフォーマットを示す
図である。
【図8】本発明が適用される集合住宅のインターホンシ
ステムの全体構成図である。
【符号の説明】
TC 通話制御装置、2 マイコン、3 電流制御回
路、4 送信回路、5 受信回路。 J1〜Jn 住情盤、12 マイコン、13 受信回
路、14 送信回路。 L12 制御線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都田 崇 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA44 BB51 BB64 DD04 DD05 DD26 DD36 EE06 EE12 FF22 FF24 GG12 GG32 GG51 GG52 5K038 CC13 DD07 FF01 GG05 5K048 AA15 BA31 BA51 DC03 EB03 FA07 GB00 GC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合玄関機、住戸機及び通話制御装置を
    含み、通話制御装置を介して集合玄関機及び住戸機の間
    で通話を行う機能を備えたインターホンシステムにおい
    て、前記集合玄関機及び住戸機は、その存在/不存在を
    問う信号を受信すると、その存在を示す信号を返信する
    手段をそれぞれ備えており、そして、前記通話制御装置
    は、前記集合玄関機及び住戸機の存在/不存在について
    のデータを含むデータベースと、前記集合玄関機及び住
    戸機に対してその存在/不存在を問う信号を定期的に送
    出し、送信先からの返信信号に基づいてデータベースを
    作成するとともに、その内容を更新する演算手段とを備
    えたものであることを特徴とするインターホンシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 集合玄関機、管理人室機、住戸機及び通
    話制御装置を含み、通話制御装置を介して集合玄関機、
    管理人室機、及び住戸機の間で通話を行うとともに、各
    住戸等を防災又は防犯上から監視する機能を備えたイン
    ターホンシステムにおいて、前記集合玄関機、管理人室
    機及び住戸機は、その存在/不存在を問う信号を受信す
    ると、その存在を示す信号を返信する手段をそれぞれ備
    えており、そして、前記通話制御装置は、前記集合玄関
    機、管理人室機及び住戸機の存在/不存在についてのデ
    ータを含むデータベースと、前記集合玄関機、管理人室
    機及び住戸機に対してその存在/不存在を問う信号を定
    期的に送出し、送信先からの返信信号に基づいてデータ
    ベースを作成するとともに、その内容を更新する演算手
    段とを備えたものであることを特徴とするインターホン
    システム。
  3. 【請求項3】 前記通話制御装置の演算手段は、上記の
    データベースの存在/不存在のデータから最大階数及び
    各階の最大部屋数を求めて上記のデータベースに格納す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のインターホン
    システム。
  4. 【請求項4】 前記通話制御装置の演算手段は、上記の
    データベースの存在/不存在のデータから設定された所
    定階数及び各階の設定された所定の部屋数を求めて、上
    記のデータベースに格納することを特徴とする請求項1
    又は2記載のインターホンシステム。
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