JPS635278B2 - - Google Patents

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JPS635278B2
JPS635278B2 JP54139560A JP13956079A JPS635278B2 JP S635278 B2 JPS635278 B2 JP S635278B2 JP 54139560 A JP54139560 A JP 54139560A JP 13956079 A JP13956079 A JP 13956079A JP S635278 B2 JPS635278 B2 JP S635278B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tape
shaft
recording paper
fixed
printing
Prior art date
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Expired
Application number
JP54139560A
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English (en)
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JPS5662184A (en
Inventor
Katsuhiko Toda
Susumu Sugiura
Joji Amitani
Seiko Tanmachi
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP13956079A priority Critical patent/JPS5662184A/ja
Publication of JPS5662184A publication Critical patent/JPS5662184A/ja
Publication of JPS635278B2 publication Critical patent/JPS635278B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良したサーマルプリンタに関す
る。
従来、プリンタの1つにプラテン上に感熱紙を
載置し、感熱紙に複数個の発熱素子を配列したサ
ーマルヘツドを圧着させ、複数個の発熱素子を選
択的に発熱させることにより感熱紙に記録を行う
プリンタがあつた。
また上述の異なるプリンタとして、プラテン上
に普通紙を記録紙としておき、その記録紙に非接
触の状態にインクを塗布したリボンテープを配
し、活字もしくはワイヤドツト等をリボンテープ
を介して記録紙に圧着させ、リボンテープ上のイ
ンクを記録紙に転写するプリンタがあつた。
前者は印字中の騒音が少ないが、記録紙の経年
変化で、印字の変色があり、後者は印字中の騒音
が大きいという問題点があつた。
本発明は上述の問題点を改良するサーマルプリ
ンタを提供するものである。
本発明の他の目的は、インクテープを介してサ
ーマルヘツドと記録紙とを相対的に移動させて、
前記記録紙に画像を順次記録する記録工程におい
て、記録すべき画像間に所定の空隙がある場合
に、前記サーマルヘツドの退避と、前記インクテ
ープの送り停止と、をなさしめて、記録紙を汚す
ことなくインクテープの無駄な消費を少なくする
ことのできるサーマルプリンタを提供することで
ある。
なお、以下述べる実施例は、予め設定された移
動範囲の間を往復動する取付台、前記取付台に設
けた印字ヘツドと前記取付台に設けられたインク
を塗布したテープの供給、巻取のための装置を有
し印字工程以外では、印字ヘツドの圧接を解除
し、記録紙から離間させると同時にテープ供給巻
取装置も印字位置より離間させ、テープを記録紙
から剥離せしめるようになしたプリンターにおい
て、印字工程において印字文字に空隙がある場
合、前記印字ヘツドの圧接を解除し、前記空隙を
スキツプさせると同時にテープの巻取を停止して
テープの巻取を中断させる手段を設けたものであ
る。また、印字ヘツドを水平方向に移動させて文
字を印字するプリンタにおいて、印字工程の時、
印字を行う場合印字ヘツドにインクを塗布したテ
ープを送り、スペース等の印字を行わない場合、
印字ヘツドに上述のテープの送りを停止するもの
である。
第1図は、本発明によるサーマルプリンタの一
実施例を示す外観図である。
101は外装部で、サーマルプリンタの主な機
構部をカバーしている。
102は案内板で、その端部に定位置規制部材
102aが設けられ、記録紙103をスリツト1
01aに正しく導くようになつている。
104,104aは操作ボタンで、スリツト1
01aから挿入された記録紙をプリンタ内部に給
送したり、あるいはスリツト101aに戻したり
する指示を与える。
105は操作ダイアルで、手動で微量の紙送
り、紙戻しを行うものである。図示の矢印の方向
にダイヤル105が回転すれば、紙送りが行わ
れ、逆に回転すれば、紙の戻しが行われる。
106,106a,106bは押えローラで、
ローラ軸107に嵌合され、軸に回転可能に取付
けられている。
108は操作レバーで、ローラ軸107に嵌合
され、矢印の向きに操作されると、押えローラ1
06,106a,106bを記録紙103に圧接
し、記録紙103は押え、逆向きに操作される
と、押えが解除される。
109は印字ヘツド、複数個から成る発熱素子
がその表面に配列されている。
110は蓋で、印字ヘツド109の交換または
プリンタ内部に設けられるインクリボンを収納す
るカートリツジの変換の為に設けられる。
111は印字ヘツドの作動停止ボタンで、印字
ヘツドの作動を必要に応じて停止させたり、作動
を開始させる。
112,112aは操作ボタンで、印字ヘツド
109の左右の移動範囲を定める指示を与える。
113,113aはマージンツマミで、押すこ
とにより左右にスライドが可能で、印字ヘツドの
左右の移動範囲を定める。
114は目盛板で、印字ヘツド109の位置を
示すものである。
115は切換レバーで、以下の3つの状態を選
択するものである。
1 プリンタの印字作動を行う状態 2 記録紙の取り外しを行う状態 3 印字ヘツド、カートリツジの取り外しを行う
状態 第2図は第1図に示す外装部101を外した斜
視図である。
左側板201、右側板202、ステー203,
204から筐体が構成されている。前記側板20
1,202の間には紙送りのためのローラー20
5,206、カセツト取付台215がガイド軸2
12に回動自在に支えられている。両ローラ20
5,206の軸501,501aの端部にはプー
リー207,207aが固定され、両プーリー2
07,207a間はベルト208で連動され、ロ
ーラ205,206が同一方向に同一周速で回転
する。
一方紙送りモータ209が側板201に取り付
けられ、紙送りモーター209の軸に固着したプ
ーリー210及びプーリー207aに固着された
減速プーリー210aとにかけられたベルト21
1によりローラー205,206を回動させ、紙
送りを行う。モーター209は正常送りの時、記
録紙を矢印aの方向に送るべく回転し、必要に応
じて第1図の操作ボタン104,104aにより
逆送が行われる。
ガイド軸212の両端に固定された固定部材2
13,213aにてレール214が固定されてい
る。そのレール214は案内軸の一端にレバーを
介して取り付けられた圧着ばね337の作用によ
り軸212を矢印b方向に回転作用させることに
よりカセツト取付台215に積載されたカセツト
219は倒れ(首振状態)、サーマルヘツド10
9が記録紙にリボンテープ216を圧着する。勿
論取付台に取り付けられたローラー217,21
8もテープを動かない様に記録紙に圧着させる。
即ちこの状態は印字状態を示す。ガイド軸212
は印字が行われている時、(カセツト取付台が矢
印に移動する時)矢印bの方向に第3図のばね3
37によつて作用するのであるが印字が行われて
いない時及び取付台の戻り工程ではガイド軸に嵌
合されたレバー221の先端に取り付けられたプ
ランジヤー220を作動させ、レバー221に固
定されたピン222により固定部材213の突起
部213bを矢印bと反対方向に作用する様に押
し下げ、前記サーマルヘツド109、圧接ローラ
ー217,218、リボンテープ216の圧着を
記録紙から解除する。
駆動用モータ(不図示)と連結されたドライブ
軸223の先端に固定されたプーリー224と側
板201の一部に回動自在に設けたプーリー22
5の間にはベルト226を張り、ベルト226の
一部を支え板227の曲げ部227aに第4図の
固定部材406,406aにて固定し、支え板2
27とカセツト取付台215は、がたのない様に
連結させているので、駆動モータの回動によりカ
セツト取付台215がガイド軸212を摺動し移
動が行われる。更に取付台215に係合された支
え板227とストツパー取付板229はメタル2
28により固定されている。メタル228は側板
201,202に両端を固定された案内軸229
Aに嵌合し、カセツト取付台のガイド軸212が
回転しても、ゆれ動くことはなく、カセツト取付
台の横の移動にしたがつて横移動のみ行われる。
第3図はプラテンのユニツト及び取付台、カセ
ツト部の平面図で印字が行われている状態を示
す。プラテン301は、プラテン軸301aに嵌
合し、上下の2枚の支え板302に支えられ、プ
ラテン軸301aを中心に回動する。回転ローラ
ー3は軸303aに嵌合し、2枚の支え板302
に支えられている。ローラー支え板304は上下
2枚に案内ローラー305の軸305aを支え、
案内ローラー305を案内レール306に調整可
能に接触する様にねじ304aにて支え板302
に固定されている。ベルト307は支え板302
に固定され、第2図におけるドライブ軸にプーリ
ーを介して連動されているので駆動モーターの回
動により案内レール306に案内されたプラテン
ユニツトは弾性部材333にローラ301,30
3を接触し回転しながら移動が行われる。即ち印
字工程は矢印の方向(右)に移動が行われ、印字
が行われない戻り工程の場合、左に移動が行われ
る。
カセツト取付台215に圧接ローラー217が
軸217aに回転自在に取り付けられている。他
方圧接ローラー218は点線で示してある歯車3
22を有し軸218に固定され、歯車324、歯
車326、巻取歯車327を介して巻取り軸32
9に連動している。軸329の先端部は取付台1
15上面に突出して、カセツト内のスプール31
1を回動させるため爪部材328を備えている。
一方カセツトの供給側も同様供給軸330の先端
部は取付台上面に突出し爪部材328aを備えて
いる。カセツト219は取付台215の位置定ピ
ン338、押えばね339にて取付台に積載され
ている。供給スプール308に一ぱい巻かれた状
態のテープ312はカセツト内のローラー31
4,315をへて更に圧接ローラー217、サー
マルヘツド109の印字素子面336をへて圧接
ローラー218、更にはカセツト内のローラー3
20,321をへて巻取りスプール311で巻取
られる。巻取りスプール311に設けた溝部31
1aと爪328が噛合つている。供給スプール3
08の溝部308aも同様軸330の爪329a
と噛合つていて、テープの供給中スプール312
のイナーシヤーでテープがゆるまぬ様、軸330
にはブレーキ機構を備えている。取付台を左、右
に案内するガイド軸212の先端にばね掛、アー
ム341を固定した取付部材340が固定部材3
40aにより、軸330に固定されている。一方
側板202に植えたね掛ピン342と固定部材と
一体となつたアーム341に取り付けたばね33
7は軸212を介して前記の取付台のサーマルヘ
ツド、圧延ローラーを弾性部材333に圧着する
方向に作用している。即ち印字工程の時の状態で
ある。取付台上発光素子313は受光素子313
aと共にリボンテープの有無の検知のために有
り、カセツト内のテープの有無を検知して図示し
てないが電気回路をへて印字中でも駆動モーター
の停止を行う様に構成されている。
支え板227に連結されたストツパー取付板2
29はストツパー板343を取り付け、その先端
部に印字の行われてる位置を示す示針343aを
備えている。ストツパー板の右端チヨツパー部3
43b、左端チヨツパー部343cが有り、それ
はカセツト取付台の左、右移動の制限を行う。側
板201,202の間に支えられた軸345に嵌
合されたスライド部材346,347はその一端
に発光素子と受光素子を一組としたセンサー34
4,345を有する。前記スライド部材に係合し
ているばね349,350は軸345を挟み込
む。スライド部材346,347の動きを制限し
ているスライド規制部材347,348はその先
端にマージンツマミ113,113aを固定しマ
ージン機構を形成している。マージンツマミ11
3,113aを矢印a、矢印bに押し、スライド
部材346,347を移動し、印字の必要範囲に
設定後、駆動モーターを作動すれば、リボンテー
プを積載した前記取付台215は取付台に係合さ
れたストツパー板のチヨツパー部と共に移動し、
右移動の場合はチツパー部343bにより前記ホ
トセンサー345の光束を切断し、図には省略し
てあるが、電気回路をへて制御部に信号が送られ
制御部の命令によつて駆動モーターは直に停止す
る。左に移動の場合もチヨツパー部343cによ
りホトセンサー344の光束を切断することによ
り前記同様駆動モーターは直に停止が行われる。
第4図は第3図のX−X′軸で切つた断面図で
ある。
取付第215は下方に曲げ部401を形成し、
ヘツド109を取り付けると共に図を省略してあ
るがヘツド制御回路と連結されるためのリボンケ
ーブル402を介してコネクター402aを固定
している。軸212の軸受403,403aが固
定出来る様に曲げ部404,405にて軸受を固
定し、前記軸受けにガイド軸212を嵌合してい
る。前記支え板227は詳しくは両端部を曲げ部
227a,227bを形成し軸受403,403
aに嵌合し、取付台とヒンジ部を形成しているの
で、取付台の往復時において前後の首振り運動に
おいてもゆれ動くことはない。
圧接ローラ218は詳細には芯材218′を被
つた摩擦の多い弾性部材からなつていてリボンテ
ープに対して密着性を良くする。前記プランジヤ
ー220の解除時にばね337にて急激に圧接ロ
ーラ218の圧接が行われ、インパクト状態にな
つた瞬間に、リボンテープのインクが記録紙に転
写するのを防ぐ。第2にローラ表面の摩擦を多く
する事により印字中巻取り軸329に連動された
巻取りスプール311の回転力によりテープの滑
りが行われるのを防ぐ。摩擦を多くする事でロー
ラの圧着力も少く出来、したがつてカセツト取付
台をスライドさせる力も少く出来るので駆動モー
ターに対する負担もそれぞれ少くする。
取付台215に固定した軸受け408と曲げ部
401に取り付けられた支え板407に軸受40
9が固定され、その軸受に軸208aと軸410
が嵌合し支えられている。軸218aは凸部21
8b、軸410は凹部410a部を備え、双方が
嵌合し、回転時の軸ブレを防いでいる。又軸21
8aにクラツチ部材411が固定部材412によ
り固定されている。軸410にスライド可能なク
ラツチ部材が413の軸410と同期して回転す
る様に取り付けられ、ばね部材414に押され
て、噛み合い部415にて両軸は継つている。軸
410に取付台が右方向に移動する時のみ回転を
伝える一方クラツチ416を備えている。
クラツチは外周部にローラー218と周速が同
一の歯車417を固定している。歯車417は側
板201,202に両端を固定された歯車ベルト
418に常に噛合つている。軸218aはローラ
ーの芯材218′と同一に回転する様にねじ部2
18cで固定されている。したがつて取付台が右
方向に移動が行われると、ベルト418の歯によ
り歯車417が回転し、クラツチ416をへて軸
410が回転し、クラツチ部材413,411を
へて軸218a、ローラー218が回転し、巻取
り軸に連動している歯車をへてテープ216の巻
取りが行われる。歯車417とローラー218テ
ープに接し自由自在に回転するローラー217は
周速が同一になつていて、記録紙上にテープを置
き、その上にローラーが転つて行く、無限軌道
(キヤタピラ)を形成しているので、ローラー2
18の回転自身でテープ216を引張る事はな
い。
クラツチ部材413,411は取付台の左、右
の移動とは関係なく、前記プランジヤー220作
動により取付台が倒された時のみ解除され、軸2
18a,410は連動を切断する様に構成されて
いる。即ち印字の行われない空白場所ではテープ
を巻取らず空送を防止する構造になつていて、リ
ボンテープの無駄を最小限にしている。解除レバ
ー419はダボ419a,419bが固定され、
支え板407に設けられた押えダボ420により
左右のガタのない様に押えられ長溝にて上下にス
ライド可能に嵌合される。支え板227の曲げ部
22bに設けた突出部421にて取付台が倒れた
時のみクラツチ部材413と共にばね414に抗
して解除レバーが下方に押し下げられ、クラツチ
部材411との結合が解かれる。従つて軸218
aと軸410はフリー状態となる。
第5図は第3図のカセツトのテープ巻取り部を
中心として切つた断面図である。
紙送りローラー軸501の円周に紙送りローラ
ー206が固着している。その周辺にローラー支
え板502に支へられた紙押えローラー503,
504が配置されている。側板201,202に
支えられた回転自在の軸507に固定されたクラ
ンク部材508の一端508aで支え板502が
回転自在に軸支している。クランク部材の他の一
端はばね509にてクランクを矢印の方向に回転
すべく引張られ、押えローラー503,504は
紙送りローラーに圧接される。
記録紙の案内板505,506は記録紙を入れ
る時案内し、送りローラー206と押えローラ5
03に記録紙が確実に挟み込まれる位置に有る。
紙送りモーター209を回動することにより記録
紙はローラ206の回転と共に送られ、押えロー
ラー503,504をへて弾性材333をへて送
りローラー205に至り押えローラー106にて
押え込めば、印字OKの状態となる。記録紙はロ
ーラー206,05間において引張り又は撓みの
ない様にローラー206,205が同一方向、同
一周速に回転する様に構成されている。
巻取り機構を第5図Aにて詳細に説明する。
取付台215に軸受510が固定され軸受には
回転自由自在に巻取り軸329中央部が嵌合さ
れ、その巻取軸はばね受部材511を有し一方軸
のスライドガタをなくす上下のガタ止部512を
有する。歯車327の受部513、フリクシヨン
調整ねじ部514、更に一方向クラツチ515の
内側取付部516が配置され、上部一端に設けた
切欠部517により、巻取り爪328自身が単独
に回転出来ない様に嵌合させている。ばね受部材
511と爪328のばね受部328a間には反発
ばね518が入つていて、軸329に固定された
制限部材519まで爪は押し上げられている。巻
取りギヤー327は嵌合部520にて回転自由自
在に嵌合し、上面を受部513に接し、下面を接
触部材521に接している。軸329の調整ねじ
部514に図は省略してあるが、ばね押え部材5
22が単独自在に回転出来ない様にたとえば年月
形、キー溝等の切欠部を設け、嵌合させ、接触部
材521を押え部材522の間にばね523を入
れ、調整ねじ524、ゆるみ止めねじ525にて
フリクシヨン機構を構成している。これは巻取り
スプールの巻径が大きくなつてリボンテープを引
張り記録紙上をスリツプして転写材(インク)の
ヨゴレを生じたりテープの引き切りを起すのを防
止するためであり、ねじ524の調整によつてば
ね圧を自由に変え、巻取り軸とギヤー327のス
リツプ力を増、減出来、したがつて巻取りトルク
は必要範囲に自由に変えられる。
一方向回転クラツチ515は外径525を取付
部材523に固定し、固定部材の一端はカセツト
取付台215に止め部材524にて固定してい
る。一方向回転クラツチは巻取り軸がリボンテー
プを巻取る方向のみ自由に回転出来る様に働き、
反対方向は動かぬ様規制するものである。従つて
印字工程終了後取付台が元の位置に戻る時、前記
プランジヤにより記録紙より、ヘツド、圧接ロー
ラーと共にリボンテープを離す時、リボンテープ
のインクの印字された文字の部分が熱転写によつ
て溶融され記録紙に貼付いている場合、一方向転
写クラツチはテープを巻取り軸から逆に引張り戻
そうとするのを防ぐ。反発ばね518はカセツト
を取付台に取り付ける時、巻取り爪328とカセ
ツトのスプールの溝311aの位置が合わない場
合の安全機構で、カセツト取付時にスプールに押
され、爪は反発ばねを下方に押し下げつつ移動
し、巻取り回転と共に爪も回転するので、溝31
1aと爪328と合つた処で、ばね518の反発
力で爪は元に戻され、噛合が行われる。一方図示
していないが供給軸に関しても同様で巻取軸の爪
部、供給軸の爪部及びカセツトのスプールを破損
しないための安全機構である。
第6図は第3図のサーマルヘツド部を中心に切
断した断面図である。第5図説明の如く記録紙1
03は案内板505,506の間に挿入される
と、送りローラー206、押えローラー503、
弾性部材333を通過し、送りローラー205、
押えローラー106を介して外部に出る。印字の
行われる構成要素はプラテン軸301aを回動軸
として左右に回転移動するブラテン301を基準
とすれば、その外側に弾性部材333、その外側
に記録紙、その外側にリボンテープ216、更に
外側にサーマルヘツド109の発熱部336が配
置されている。サーマルヘツドの発熱素子とプラ
テンとは中心を合致させ対向している。ばね33
7により押されている発熱素子とプラテンの中心
位置がずれた場合、印字品質の低下となる。ばね
337による押し圧は強い方が密着度は良く、印
字品質も向上するが、印字工程に発熱素子の滑り
摩擦増加は摩耗度、摩擦増加による駆動モーター
のパワー増大等のロスが大になるので、極力少く
して印字品質を上げるのが良い。弾性部材333
は記録紙の案内をする働きと保護の他に特に密着
度(圧着度)を良くする働きを有するので、前記
ばねの力も弱く出来る利点が有る。
手掛部材601はヘツド交換の必要が生じた時
の取り外し用のために有る。ローラー602は取
付台215に固定された軸603に軸支され、レ
ール214に接している。このローラ602は取
付台の左、右方向の移動に対し摩擦力を少くし、
スムーズに移動が行われる。
第7図、第8図、第9図は、第3図、第5図、
第6図の印字が行われている状態に対して、印字
停止又は印字が所定の位置まで行われ、取付台が
定位置まで戻る時の状態を示す図である。
定位置まで印字が行われると、前記センサー3
45の働きにより駆動モーターが止り取付台の移
動が同時に停止され、電気回路からの司令により
プランジヤー220が作動し、レバー221、ピ
ン222、固定部材突出部212aを介して軸2
12を矢印aの方向に回転させる。取付台はカセ
ツト219と共に第8図、第9図の様に倒れる。
即ち転写用リボンテープ216、サーマルヘツド
109、圧接ローラー217,218は記録紙か
ら離れる。この時、リボンテープ216の印字側
のインクが発熱素子336で溶融し記録紙に貼付
くので、一旦スプール311に巻込んだテープを
元に戻そうと引張る作用が働く。勿論供給軸も、
しかしながら第5図Aにおける一方向クラツチに
より逆回転が出来ず又供給軸も前記の如く摩擦力
をもつている機構になつているので、(貼付力よ
り大)記録紙からのテープのはぎ取りはすみやか
に行われて、分離する事が出来る。その時第4
図、第5図におけるクラツチの噛み合い部415
は離れる。その後駆動モーターの逆転が行われる
ことにより取付台の左に移動と共に一方向クラツ
チ416は空転し、定位置迄移動が行われると、
センサーの作動によりモーターの駆動は停止さ
れ、取付台の移動は停止され、その後記録紙の送
りが自動的に行われるようになつている。即ち印
字が終了して前記プランジヤーにて取付台が第8
図、第9図の様に倒れても、カセツトのテープが
記録紙から完全に分離しない場合、テープが記録
紙に貼付いた状態で、紙送りが行われると、テー
プが破れたり発熱素子から外れるおそれがある場
合を防ぐためで、取付台が戻る時にテープを完全
に分離しながら定位置迄戻るので安全のための手
段である。
第10図は右側板を外から見た切換操作レバー
115を中立し、印字を行う状態図である。第1
1図は第10図の切換レバー115を右に倒した
状態図で、前記取付台を記録紙より離す様に倒し
カセツトを変換する時の状態図である。第12図
は第10図の切換レバーを左に倒した状態図で、
印字終了後記録紙を外す時又は記録紙の行を傾け
たりする場合の図である。
第10図に於いて側板202に固定された軸1
001は回動自在に軸支されたカム部材1002
を有する。そのカム部材はカム部1003、及び
クリツクのための切欠部1004,1004a,
1004b(点線の部分)を有し側板に固定部材
1019にて固定され、カム切欠部に圧接したク
リツクばね1020に接している。更にカム部材
1003は側板に固定されたストツパー軸100
5の逃げの凹部1006を有し、折り曲げ部10
07にて切換えレバー115と固定されている。
ガイド軸212に固定された固定部材と一体と
なつたアーム341に取り付けたばね337は側
板202に植えたばね掛ピン342を支点とし、
矢印方向に引張られ、前記カセツト取付台は軸2
12を回動軸として記録紙に圧接ローラー、サー
マルヘツドと共にリボンテープを記録紙に圧着し
ている。側板に固定された軸1008を中心に回
転自在に軸支されたクランクアーム1009の一
端に固定されたピン1010はアーム341をば
ね337に抗して反時計方向に回転させる為に有
り、他の一部に固定されたピン1011はレバー
115に接している。更に側板に固定された軸1
012に軸支されたアーム1013は一端に固定
されたピン1014によりカム部1003に接
し、他の折り曲げ部1015を軸507に固定さ
れたレバー1016、側板に固定部材1017で
固定されたスイツチ1018に接触している。ス
イツチ1018はプランジヤー220に接続さ
れ、レバー115が中立の場合及び右側に倒した
時はOFF状態、左に倒した時はONでプランジヤ
ーは作動する様になつていて通常の印字工程、戻
り工程に作動するプランジヤーと回路は並列にな
つている。レバー1016は第5図、第6図の如
くばね509にて矢印の時計方向に引張られクラ
ンク1013の1015に接し、ピン1014を
介してカム1003に圧接している。
第11図に於いて、カセツト取換の時、レバー
115を右に倒せば、カム部材1002は軸10
01を中心として回転し、突起部1101はスト
ツパーピン1005にて回転停止し、クリツク切
欠部1004bにクリツクばね部材1020の先
端が落ち込み音を発生して落ち込むと同時にピン
1011によりクランク1009は時計方向に傾
けられ、ピン1010によりアーム341はばね
337に抗して反時計方向に矢印の如く回転させ
られ、軸212を介して取付台上の圧接ローラ
ー、サーマルヘツドと共にリボンテープを記録紙
から分離させ、カセツトの交換が可能となる。
第12図に於いてレバー115を左方向に倒せ
ばカム部材1002は軸1001を回転中心に回
転し、突起部1201はストツパーピン1005
にて回転停止し、クリツク切欠部1004にてク
リツクばね部材1020の先端が落ち込音を発生
して落ち込むと同時にカム部の突出部1003a
にレバー1013のピン1014が押され、レバ
ー1013は軸1012を中心に時計方向に回転
され、折曲部1015に接したレバー1016を
反時計方向に矢印の如く回転させる。
レバー1016は軸507に固定されているの
で、第8図においてばね509に抗してクランク
部材508を時計方向に回転させ、508aで軸
支された支え板を動かすので、支え板に支えられ
た紙押えローラー503,504は送りローラー
206から離れる。
一方、折り曲げ部1015に接したスイツチ1
018の開閉部材1202によりスイツチはON
状態となり、スイツチに接続されたプランジヤー
は作動し、軸212に固定されたレバー341は
ばね337を引張り、第8図、第9図の如く取付
台215は傾き圧接ローラー217,218、サ
ーマルヘツド109と共にカセツト及びリボンテ
ープは記録紙から離れ、何の障害もなく記録紙の
取り外し、罫線に合せ印字する等の傾け等の動作
が容易となる。
以上述べた様に本発明は、記録紙を汚すことな
くインクテープの無駄な消費を少なくすることの
できるサーマルプリンタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるサーマルプリンタの一実
施例を示す外観図、第2図は第1図に示す外装部
を外した斜視図である。第3図はプラテンのユニ
ツト及び取付台、カセツト部の平面図、第4図は
第3図の−′軸で切つた断面図、第5図は第
3図のカセツトの巻取り部を中心に切つた断面
図、第5図Aは第3図の巻取部の拡大図、第6図
は第3図のサーマルヘツド部を中心に切つた断面
図である、第7図は第3図の印字が行われない時
の状態で取付台、圧接ローラー、サーマルヘツド
と共にリボンテープが記録紙から離れた図であ
る、第8図は第5図の印字が行われない時の状態
で取付台は傾斜し圧接ローラー、サーマルヘツド
と共にリボンテープが記録紙から離れた図、第9
図は第6図の印字が行われない時の説明図であ
る。第10図は印字工程及び戻り工程時における
切換レバーを側板の外から見た図、第11図は第
10図の切換レバーを右に倒した時の図、第12
図は第10図の切換レバーを左に倒した時の図で
ある。 図において、103……記録紙、109……記
録ヘツド、115……切換レバー、212……ガ
イド軸、213……固定部材、214……レー
ル、215……カセツト取付台、216……リボ
ンテープ、218……圧接ローラ、218a……
軸、219……カセツト、220……プランジヤ
ー、221……レバー、222……ピン、301
……プラテン、308……供給スプール、311
……巻取スプール、336……発熱部、337…
…ばね、343a……示針、410……軸、41
1……クラツチ部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インクを有するインクテープを用いて、記録
    紙に画像を記録するサーマルプリンタにおいて、 上記インクテープを装着するための装着部と、 記録紙に画像記録を行うために、上記装着部に
    装着されたインクテープに作用するためのサーマ
    ルヘツドと、 上記インクテープを介して上記記録紙を押圧す
    る記録位置と、上記記録位置から退避するための
    退避位置との間で上記サーマルヘツドを変位させ
    るためのヘツド駆動手段と、 上記インクテープを搬送するためのインクテー
    プ搬送手段と、 上記インクテープを介して上記サーマルヘツド
    と上記記録紙とを相対的に移動させて上記記録紙
    に画像を順次記録する記録工程において、記録す
    べき画像間に所定の空隙がある場合に、上記ヘツ
    ド駆動手段による上記サーマルヘツドの上記退避
    位置への退避と、上記インクテープ搬送手段によ
    る上記インクテープの送り停止と、をなさしめる
    制御手段と、 を有することを特徴とするサーマルプリンタ。
JP13956079A 1979-10-26 1979-10-26 Printer Granted JPS5662184A (en)

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