JPS6345714Y2 - - Google Patents

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JPS6345714Y2
JPS6345714Y2 JP1978175893U JP17589378U JPS6345714Y2 JP S6345714 Y2 JPS6345714 Y2 JP S6345714Y2 JP 1978175893 U JP1978175893 U JP 1978175893U JP 17589378 U JP17589378 U JP 17589378U JP S6345714 Y2 JPS6345714 Y2 JP S6345714Y2
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JP1978175893U
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JPS5593929U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、動作の軽快な小型スイツチの構造の
改良に関する。
従来シーソー式接点機構を用いたスイツチとし
て最も普通の構造はシーソー式可動接片の上面に
作動子の下面にバネを介して設けられた滑動棒を
載置してこれを左右に摺動させるものであつた
が、これでは滑動棒と可動接片との間に摺動摩擦
があるため余分に大きい作動力を必要とする欠点
がある。
この点を改良するため、さきに上記の左右摺動
する滑動棒を廃止してその代わりに、シーソー式
可動接片の中央上部に凸起を設けてこれをその上
方の左右移動する作動子の下面中央にバネを介し
て設けられた押棒の下面凹所に挿入してピボツト
係合を構成する新しい機構が提案された。即ちそ
の具体例を図示する第3図において、シーソー式
可動接片8の上面に突片9″がその左右の水平部
9bにおいて固着され、その中央の三角形凸起9
aの先端は把手6′即ち作動子の下面凹所にバネ
7′を介して挿入された押棒17の下面凹所に挿
入され、ここにピボツト係合が形成される。把手
6′はその前後面中央部から短く突出する軸によ
りスイツチケース1に左右傾動自在に支持され
る。図示の状態から把手6′の上部を右に倒すと、
押棒17は左方へ移動し、それに伴つて突片9″
は左下へ傾動を始め、把手6′が中性位置を通過
して進むと突片9″と可動接片8は左下の極限位
置に達し、接片8は左の固定接片11と接触す
る。
この第3図示の構造によれば、可動接片8の上
面を左右に摺動する滑動棒がなく、互いに接触し
て相対運動をするのは押棒17の上面凹所と突片
9″の上端突部相互間のピボツト係合部であるか
ら、相対運動による摩擦力が非常に小さく、従つ
て動作が軽快に行われる利点がある。しかし反
面、把手6′の動きが押棒17の左右の動きに直
結し、それがまた直ちに突片9″と可動接片8の
傾動に伝達されるので、不用意に把手6′に触れ
てそれが僅かに移動しただけで可動接片8と固定
接片12又は11との間が開いてしまうことが起
こり易く、従つて接触の安定性に欠ける欠点があ
る。また製作面から言つても、把手6′の左右の
傾倒極限位置と左右の固定接片11,12の高さ
との間に必要的関連性があり、それが一定の関係
から外れると左右の接点部接触が不良となり、又
は充分な接触圧が得られなくなるので、それに備
えた調整を必要とし、また使用中にもその保守を
必要とする欠点もある。なおこの欠点を除去しよ
うとして、把手6′と押棒17との間にギヤツプ
を形成すると、別の問題点を生じ、即ち把手を作
動させても遊びがあるため可動接片8の作動が不
確実となり、即ちこれが完全に反転しないで接点
の切換が不良になることが起り易い欠点が依然と
して残る。
本考案は上述の欠点を除くことを目的とするも
のであり、即ち把手に僅かに触れただけで接点接
触が開いてしまうことがなく、接触安定性が高
く、しかも動作が軽快で且つ確実に可動接片を反
転切換えできるスイツチを提供しようとするもの
である。それを達成するための構造は図面につい
て具体的に以下説明する。
第1図は本考案の押釦スイツチの1実施例を示
し、同図において1はスイツチケースであり、そ
の開放上面に覆蓋2が載置され且つその前後垂下
片2a(第2図)の下端の爪片2bはケース1の
下向き段面に折曲固定される。覆蓋2の上面開口
にスリーブ3の下端部が固着され、スリーブ3の
中に押釦4が上下摺動自在に挿入される。押釦4
の直下に半円柱形の転換子5が左右傾動自在に支
持されてケース1と覆蓋2の中に収納される。そ
のため転換子5には前後に僅かに突出する軸5a
(第2図)が連続一体に形成され、これを支持す
るための支持片16がケース1の上端面と覆蓋2
の天井面との間に挿置される。支持片16は前後
の垂直矩形片16aとその右端部を連結する右側
垂直矩形片16b(第1図)とから成り、矩形片
16bは上部が左側へ折曲されて水平片16cが
形成される。垂直矩形片16aの下面中央に軸5
aの上半部に沿う円弧形凹所16dが形成され、
これに対し軸5aの下半部に沿う円弧形凹所がケ
ース1の前後壁上端面中央に形成され、軸5aは
これら上下の各円弧形凹所の間に回動自在に支持
される。転換子5の左上面と覆蓋2の天井面との
間に圧縮バネ13が挿置され、バネ13の下端部
をこの位置に保持するために転換子5の上面に突
起5bが形成される。バネ13の力による転換子
5の右端部上面の上昇に対し支持片16の右側折
曲水平片16cはストツパの役をする。押釦4の
右下端に突片4aが形成され、これは転換子5の
右上面に近接して配置される。従つて転換子5は
常時バネ13により押されて右上端がストツパ1
6cに衝き当たる反時計方向極限位置にあるが、
押釦4を押下げるとき突片4aは転換子5の右上
面を押下げてこれを時計方向に回動させる。釦4
を押下げた手を放すと、バネ13の力により転換
子5及び釦4は元の図示状態に復帰する。従つて
このスイツチは所謂モーメンタリ型である。
ケース1の底壁を貫通して3個の板状固定接片
兼端子片11,10,12が固着され、そのうち
中央の接片10の上端に水平板状可動接片8が左
右シーソー運動するように支承される。従つて中
央接片10はまた可動接片8に対する受片であ
る。そのため可動接片8の左右間中央の前後側辺
に角形欠所8a(第2図)が形成され、この部分
を受入れ載置するように受片10の上端部は凹字
形に形成される。可動接片8の上面に平板上突片
9の左右の底板部9bが密着して固定され、突片
9の中央部は上方へ折曲突出されて略三角形の凸
起9aが形成される。更に凸起9aの上端中央に
爪9cが上方へ突出して形成される。
これに対応して転換子5の下面には比較的大き
い凹所5cが形成され、その左右両側に下方へ突
出する垂下片5dが設けられる。凹所5cの中に
は圧縮バネ7が収納され、その上端は凹所5cの
底面即ち天井面に当接し、下端は爪9cを囲んで
凸起9aの上端面上に載置される。かくして第1
図において押釦4が押されない上がつた位置にあ
るとき、転換子5はバネ13に押されて左下傾倒
位置にあり、可動接片8はバネ7に押されて右下
傾倒位置にあり、右側接点12−8間にバネ7の力
が接触圧として加えられている。なお、第1図又
は第2図において垂下片5dは転換子5の主体か
ら下へ急に幅狭い脚形となつて突出しているが、
変型としてこのような脚形でなくて転換子5の下
部が全体として漸次幅を狭くしながら下端まで垂
下し、その下端面に凹所5cが形成されているも
のであつてもよい。即ちこの変型では上記凹所の
左右壁自体の下端が凸起9aの側面に衝き当たる
が、第1図示実施例では上記左右壁の延長垂下片
の下端が凸起9aの側面に衝き当たることにな
る。
第1図において、釦4を押下げると、転換子5
はバネ13の力に抗して軸5aを中心にして時計
方向に回動するが、このとき凸起9aと可動接片
8はバネ7と共に暫くの間図示の状態を変えず、
転換子5だけが回動を続ける。この回動が進むと
右側の脚片5dは凸起9aを押すので、凸起9a
と接片8は受片10の上端を中心にして左下への
回動を開始し、同時にバネ7の下端も左へ動き始
める。やがてバネ7の軸線が受片10の上端を通
る中性位置を越えると、今までバネ7が接片8へ
及ぼす回転力の方向が時計方向であつたのが反時
計方向に変わるので、接片8と凸起9aは急に左
下へ反転して接片8の左端下面が固定接片11と
接触する。接片8はこの状態で安定し、接点11
−8間にバネ7による接触圧が与えられる。転換
子5は凸起9a及び接片8とは無関係に押釦4の
下限位置に従つてその対応位置に止まつている。
釦4を押す手を放すと、バネ13の力が発動し
て転換子5を反時計方向に回動させるので、その
右側上面は釦4を押上げると共に、その後間もな
くして左側垂下片5dが凸起9aの左側面に衝き
当たるときこれを押して凸起9aと接片8を右下
へ回動させ、これらとバネ7を前記のように中性
点を越えて急速に図示の状態へ復帰させる。
以上のようにバネ7の下端は凸起9aの上端面
に直接載置され、転換子5の垂下片5dはバネ7
及び凸起9aから離れてその左右に配置され、垂
下片5dが凸起9aの側面を押すことにより可動
接片8の反転を起こすようになつているので、前
記第3図の場合と相違して釦4に不用意に手、そ
の他の物が触れてこれを僅かに押下げたとしても
それにより直ちに可動接片8の反転が起こること
なく、また釦4を押下げた状態についても僅かに
手を緩めて釦4が少し位上がつたとしてもこれに
より直ちに接片8が反転復帰することがなく、従
つて接点状態の高い安定性が得られる。また転換
子5及び可動接片8にガタツキがないので、可動
接片の反転作用が確実に行われ、切換不良が起こ
らない。更に従来のような可動接片上を左右摺動
する滑動子が無く、バネで押合つている部分の移
動だけで可動接片を反転させるのでスイツチの作
動が軽快に行われる。
本考案の核心を概念的に分析して考えると、本
考案は例えば第1図において左右の垂下片5dを
除去したもの即ちバネ7で凸起9aの頂上を押す
構造にして左右接触の安定性を確保し且つ切換操
作を軽快にしたものと、これに左右の垂下片5d
を付加してそれが凸起9aに接衝することにより
可動接片の反転切換を確実に行い得るようにした
点の2点を一体的に組み合わせたものと言うこと
ができる。従つて本考案によれば、接点のON又
はOFF状態の安定性が高く、把手又は押釦等の
操作が軽快で、且つ可動接片の反転作用が確実に
行われ、切換不良がない効果がある。またそれに
付随して固定接片の高さの若干の不同等により可
動接片又は転換子の倒れ角度のバラツキを生じ、
また多極スイツチの場合各極毎に固定接片又は受
片の高さに若干のバラツキを生じたとしても、作
動子の両側垂下片と対向凸起の面との間に所要の
間隔が確保されていることにより上記のバラツキ
をよく吸収して左右接点の安定を確保し接触圧を
不動に保持する効果もある。更に、構造が簡単且
つ堅牢なこの種スイツチが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるスイツチの縦断面図、第
2図はその分解斜視図、第3図は従来のスイツチ
の縦断面図である。 4……押釦、5……転換子、6′……把手、7
……バネ、8……可動接片、9……突片、9a…
…凸起、10……受片、5c……凹所、5d……
垂下片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイツチ本体内に押釦の上下動により左右傾動
    自在をなす転換子を配備し、該転換子の左右どち
    らか一方の上面とスイツチ本体内上面との間にバ
    ネを配設し他方に前記押棒の下方に形成した突起
    を位置させるとともに、上記転換子の下方に、支
    点上に載置され左右にシーソー運動する可動接片
    の中央部に上方への山形状の凸起を設け、上記転
    換子の下面中央に凹所と、該凹所の左右壁に延長
    して垂下部を設け、上記凹所の底面と上記可動接
    片の凸起の上端部との間に圧縮されたバネを挿置
    し、上記転換子の下面凹所下部に左右の幅を上記
    バネの径より大きく設け、上記転換子が傾動する
    過程でその下面凹所の左右壁の延長垂下部の下端
    がそれに対向する上記凸起の側面中間部分を押す
    ことにより可動接片を左右交互に反転させるよう
    にした押釦スイツチ。
JP1978175893U 1978-12-25 1978-12-25 Expired JPS6345714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978175893U JPS6345714Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25

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JP1978175893U JPS6345714Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25

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Publication Number Publication Date
JPS5593929U JPS5593929U (ja) 1980-06-28
JPS6345714Y2 true JPS6345714Y2 (ja) 1988-11-28

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ID=29183889

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JP1978175893U Expired JPS6345714Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25

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JPS5146072U (ja) * 1974-10-04 1976-04-05

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JPS5593929U (ja) 1980-06-28

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