JPH0128599Y2 - - Google Patents

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JPH0128599Y2
JPH0128599Y2 JP1983044286U JP4428683U JPH0128599Y2 JP H0128599 Y2 JPH0128599 Y2 JP H0128599Y2 JP 1983044286 U JP1983044286 U JP 1983044286U JP 4428683 U JP4428683 U JP 4428683U JP H0128599 Y2 JPH0128599 Y2 JP H0128599Y2
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switch
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coil spring
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JP1983044286U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、釦を押す毎に接点の切替が行なわれ
る交互動作切替用の押釦スイツチに関するもので
あり、特に、押釦を備えた操作子により、スイツ
チハウジング内の転換子の一端面を押圧操作し、
該転換子の傾動操作により、ばねで付勢された可
動接片を備えた接点切替機構の接点切替え動作を
行なう押釦スイツチの改良に関するものである。
従来、この種の押釦スイツチとして、実開昭55
−52732号が提案されている。この先行技術によ
れば、軽い操作力によつて可動接片の反転操作を
図ることができるものの、可動接片を反転させる
ためのばねの一端が固定して支持されていないた
め、組立が容易でないとともに、ばねが疲労しや
すく、操作子の確実性の点で劣る欠点があつた。
更に、転換子とばねとの間に操作板が介在してい
るため構造が複雑になりスイツチの小型化を図り
にくい欠点があつた。
従つて、本考案の目的は、構造の簡単な交互動
作切替用の押釦スイツチを提供することにある。
本考案の他の目的は、操作が確実であるととも
に、衝撃等を受けた場合でも転換子の傾動による
誤動作がない交互動作切替用の押釦スイツチを提
供することにある。
本考案の押釦スイツチは、押釦を備えた操作子
により、スイツチハウジング内の転換子の一端面
を押圧操作し、該転換子の傾動操作により、ばね
で付勢された可動接片を備えた接点切替機構の接
点切替え動作を行なう押釦スイツチにおいて、前
記転換子の他端面に、前記ばね及び可動接片のう
ちの一方に当接しうる切替子を設けるとともに、
前記転換子の側面に前記転換子の傾動動作の際の
傾動位置を位置決めしうる制動子を設け、該制動
子を前記転換子に収納されたコイルばねとこのコ
イルばねの両端部に配設したボールとより構成
し、かつスイツチハウジングの両内側壁面に逆向
き傾斜面を形成し、該傾斜面に前記ボールを衝接
させて前記転換子の傾動動作の際の傾動位置を保
持してなることを特徴としている。
以下の実施例では、単極の押釦スイツチとして
いるが、多極にしてもよいし、また、固定端子の
一方を外部に導かないようにして、いわゆる単投
形の押釦スイツチにしてもよいこと勿論である。
以下、添付図面を参照して本考案に係る押釦ス
イツチの実施例を説明する。
第1図乃至第3図において、符号10はスイツ
チハウジングを示し、このスイツチハウジング1
0はスイツチ基体11と、このスイツチ基体11
上に載置された枠体12とより構成されている。
このうちスイツチ基体11は受片26と一体的に
構成された共通端子25と、固定端子36,37
とが、それぞれその底壁を貫通して固着されてお
り、図において固定接片38は可動接片30の上
側に、他の固定接片39はその下側にそれぞれ配
設されている。即ち、この可動接片30の遊端側
に設けられた可動接点30cと対向する位置に、
固定接点として作用する固定接片38,39が設
けられている。又、スイツチ基体11の上端面1
1aは、後述する転換子5が傾動したとき、転換
子5の下端面の端縁が当接するストツパを形成し
ている(第2図の破線による円部分)。
枠体12の前後の内壁面には、後述の転換子5
の前後の両側面に形成した短軸5a,5aを軸支
せしめる軸承孔(図示せず)が形成されている。
更に、この枠体12の左右の両内側壁面には、後
述の制動子と衝接し、転換子5の位置決めを図る
逆向きの傾斜面12a,12aが形成されてい
る。
スイツチハウジング10の上面は開放され、そ
の開放端面には覆蓋14が取付けられている。更
にこの覆蓋14には、スリーブ15の一端が、固
定されている。
スリーブ15には、押棒16が押通保持されて
おり、前記覆蓋14に、その一端を支持されたテ
ーパ状のコイルばね17の他端は、押棒16の一
端に形成された凹所16a内に保持されたピン1
8のフランジ面に当接して、押棒16をスリーブ
15の頂部に向けて付勢している。このため押棒
16の肩部16bはスリーブ15の頂部内面に圧
接されている。押棒16の他端には押釦19が装
着されている。尚、ピン18と押棒16のそれぞ
れの長手方向の中心軸が一致するように、前記凹
所16a内においてピン18は保持されている。
ピン18の下方には、枠体20に軸支された転
換子5が傾動自在に取付けられている。該転換子
5は、その上端面中央が、断面山形に形成される
とともに、その下端面には、後述の引張コイルば
ね28に当接しうる切替子6が設けられている。
図において切替子6は、前記転換子5の他端面
の、前記転換子5の傾動軸より偏倚した位置にお
いて、この転換子5と一体的に設けられ、前記引
張コイルばね28を押圧しうる作動突起として形
成されている。この転換子5の中央上方には、前
記ピン18が常時、前記ばね17によりその中央
位置を保持するように整定されている。又転換子
5の側面には、転換子5の傾動動作の際の傾動位
置を位置決めしうる制動子7が設けられている。
この制動子7は、前記転換子の傾動軸と直交する
方向に穿設された貫通孔5b内のコイルばね8と
ボール9,9とより構成されている。コイルばね
8により付勢されたこのボール9,9は枠体の前
記傾斜面12a,12aと衝接し転換子の傾動動
作の際の傾動位置を位置決めしうる構造となつて
いる。従つて、転換子の傾動方向の両側面にばね
による均等な弾性力を作用させて、それにより十
分なる転換子の傾動反転力を得るようにせしめた
ことにより、転換子を所定位置に的確に停止させ
て、良好な傾動反転節度を得ることができる。こ
のためスイツチにおける接点切替機構は、自動復
帰(モーメンタリ)型のものを流用して交互切替
用の押釦スイツチを製作することができるわけ
で、極めて合理的である更に転換子の下端面に切
替子を設け、直接引張コイルばねを押圧して接点
切替をさせる構成にしているから、極めて合理的
であり、また、この部分において、スイツチ基体
との間で余計な摩擦を生ずる心配もない。
更に、転換子5の下方には接点切替機構が設け
られている。
更に、共通端子25と一体的に構成されている
固定受片26には、その固定受片26から延長さ
れた一対の対向する翼状片27,27と、引張コ
イルばね28の掛止片29が形成されている。こ
の一対の対向する翼状片27,27には、それぞ
れ対応する垂直方向の所定位置に、その翼状片2
7,27の板厚方向と直交する方向に、可動接片
30を係支するための可動接片係支溝31,31
が刻設されている。
固定受片26に設けられた前記可動接片係支溝
31,31には、前記可動接片30の一端に形成
された係支部30a,30aが係合し、これによ
り翼状片27,27に対し可動接片30は相互に
直交する面を形成する如き態様にて枢支される。
可動接片30に設けられた貫通小孔32には、
前記引張コイルばね28の一端に形成されたフツ
ク28aが挿入係止されるとともに、該引張コイ
ルばね28の他端に形成されたフツク28bは、
前記引張コイルばね28の掛止片29に刻設され
た引張コイルばね掛止溝33に掛止されている。
実施例において、この引張コイルばね掛止溝33
は、掛止片29の板厚方向に設けられているが、
掛止片29を前記翼状片27,27と同方向に固
定受片26から折曲して形成した場合には、該掛
止片29の板厚方向と直交する方向に該掛止溝3
3を形成すればよい。
図示されるように、前記引張コイルばね28
の、可動接片30の貫通小孔32に係止される側
のフツク28aは、該可動接片30の面に直交す
る面内に、即ち略垂直方向に形成されており、一
方前記引張コイルばね28の掛止片29に設けら
れた掛止溝33に掛止される側のフツク28b
は、前記可動接片30の面と略平行な面内、即ち
略水平方向に形成されている。即ち、引張コイル
ばね28の両端フツク28a,28bは、相互に
直交する面内にそれぞれ形成され、このような引
張コイルばね28の引張力をもつて可動接片30
を固定受片26の翼状片27,27に枢支してい
る。この場合、図示されるように、引張コイルば
ね28本体は、可動接片30に形成された略U字
状切欠部34及び前記一対の対向する翼状片2
7,27間に配設されることとなる。
第4図及び第5図に示される実施例において
は、前述の実施例において切替子6が、転換子5
と一体的に形成されているのに対し、該切替子5
6が、転換子5と別体として形成され、転換子5
に設けられた嵌合孔5c,5cに嵌合し連動する
略コ字状部材から成つている。このため、スイツ
チ基体11の前後の内壁面には、この切替子を案
内する案内溝11b,11bが形成されている。
更に、第6図に示された実施例においては、可
動接片を付勢せしめるばねとして引張コイルばね
28を用いる代りに板ばね78を用い更に、切替
子6が直接可動接片80を当接しうる例を示す。
この板ばね78の両端は、可動接片80と固定受
片76とに係合している。従つて外力を加えて、
この切替子6により直接可動接片80自体を押圧
させて接点のスナツプアクシヨン切替を行なう構
造となつている。
次に、第1図乃至第3図に示した押釦スイツチ
を用いて、該スイツチの作動を説明する。
いま押釦19を押すと、押棒16はスリーブ1
5内をコイルばね17に抗して摺動し、押棒16
の凹所16aに配設された前記ピン18が前記転
換子5の傾斜面(第1図の左の傾斜面)と衝合し
押圧して転換子5を第1図において反時計方向に
傾動せしめ、このため前記切替子6は引張コイル
ばね28を押圧してこれを撓ませる。引張コイル
ばね28の作用線が前記可動接片係支溝31,3
1より下側になると、引張コイルばね28で付勢
された可動接片30は固定接片39側に反転し切
替がなされ、固定接片38、固定接片39の開閉
がなされる。この場合、制動子7を構成している
ボール9,9はばね8の力の弾発力を受け枠体1
2の傾斜面12a,12aを衝接しながら移動
し、転換子5の傾動が行なわれ、接点の切替えの
終了とともに、転換子5の傾動位置を停止させ
る。従つて、押釦19の押圧を解除しても、引張
コイルばね28の復元力により転換子5は自動復
帰せず、転換子2の傾動動作の際の傾動位置の位
置決めが確実になされる。しかして、スイツチの
釦19を押す毎に、ピン18が転換子5を交互に
傾動させ接点の切替が行なわれ、一度釦を押圧操
作してその後外力を解除して釦が原状に戻つて
も、スイツチの接触状態はそのまま保持され、再
度釦を押圧操作して始めて接点の切替がなされ
る。従つて可動接片30を固定接片39側から固
定接片38側へ反転させるには、ばね17により
原状位置に復帰している押釦19を押圧操作すれ
ばよい。
本考案は以上の如く構成されており、上方に弾
性的に押し上げられる転換子の傾動軸と直交する
方向にコイルばねとボールとより構成される制動
子を配設し、コイルばねにより付勢されたボール
はスイツチハウジングの両内側壁面に形成した傾
斜面と衝接して転換子の傾動動作の際の傾動位置
を位置決めしうる構造となつているため、転換子
の傾動方向の両側面にばねによる均等な弾性力が
作用し、このため十分なる転換子の傾動反転力が
得られ、転換子は所定位置に的確に停止し、極め
て良好な傾動反転節度を得ることができるととも
に、衝撃等を受けた場合でも、転換子は傾動する
ことがなく、転換子の傾動による誤動作を回避で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る押釦スイツチの断面略
図、第2図はその接点切替機構を示す平面図、第
3図はその要部分解斜視図、第4図及び第5図は
本考案に係る押釦スイツチの他の実施例を示し、
第4図はその要部断面略図、第5図はその切替子
を示す斜視図、第6図は本考案に係る押釦スイツ
チの更に他の例を示す断面略図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 押釦を備えた操作子により、スイツチハウジ
    ング内の転換子の一端面を押圧操作し、該転換
    子の傾動操作により、ばねで付勢された可動接
    片を備えた接点切替機構の接点切替え動作を行
    なう押釦スイツチにおいて、前記転換子の他端
    面に、前記ばね及び可動接片のうちの一方に当
    接しうる切替子を設けるとともに、前記転換子
    の側面に前記転換子の傾動動作の際の傾動位置
    を位置決めしうる制動子を設け、該制動子を前
    記転換子に収納されたコイルばねとこのコイル
    ばねの両端部に配設したボールとより構成し、
    かつスイツチハウジングの両内側壁面に逆向き
    傾斜面を形成し、該傾斜面に前記ボールを衝接
    させて前記転換子の傾動動作の際の傾動位置を
    保持してなることを特徴とする押釦スイツチ。 2 前記切替子が、前記転換子の他端面の前記転
    換子の傾動軸より偏倚した位置において、この
    転換子と一体的に形成された作動突起である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の押釦スイツ
    チ。 3 前記切替子が、前記転換子に設けられた嵌合
    孔に嵌合する略コ字状部材から成る実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の押釦スイツチ。
JP4428683U 1983-03-29 1983-03-29 押釦スイツチ Granted JPS59150127U (ja)

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JP4428683U JPS59150127U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 押釦スイツチ

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JP4428683U JPS59150127U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 押釦スイツチ

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JPS59150127U JPS59150127U (ja) 1984-10-06
JPH0128599Y2 true JPH0128599Y2 (ja) 1989-08-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419463Y1 (ja) * 1968-01-19 1969-08-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4969072U (ja) * 1972-09-30 1974-06-15

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4419463Y1 (ja) * 1968-01-19 1969-08-20

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JPS59150127U (ja) 1984-10-06

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