JPS6342945B2 - - Google Patents

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JPS6342945B2
JPS6342945B2 JP58155963A JP15596383A JPS6342945B2 JP S6342945 B2 JPS6342945 B2 JP S6342945B2 JP 58155963 A JP58155963 A JP 58155963A JP 15596383 A JP15596383 A JP 15596383A JP S6342945 B2 JPS6342945 B2 JP S6342945B2
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JP
Japan
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polyol
component
castor oil
aromatic hydrocarbon
examples
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JP58155963A
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English (en)
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JPS6047074A (ja
Inventor
Hirohisa Maki
Misao Yamamoto
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP58155963A priority Critical patent/JPS6047074A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐水、耐食、耐衝撃、電気絶縁等を
目的として比較的厚塗り可能な防食塗料組成物に
関する。 従来、この種の組成物としては、コールタール
エナメル、アスフアルト、タールエポキシ塗料等
が用いられているが、低温における硬化、脆化、
衝撃性、可撓性等が良好でない。さらに、タール
エポキシ塗料は密着性は良好であるが、硬化時間
が長く、厚塗り困難なため、塗料効率が悪い。耐
摩耗性が悪い等の欠点がある。 ポリエチレン融着も行われるが、大規膜な設備
を要するので、少量の被覆には不向きであり、鋼
管の溶接部、異形部へ現場で塗装することもでき
ない。 本発明は、これら問題点を解消する組成物を見
出すべく検討を重ねた結果、本発明を提供するに
いたつたものである。すなわち、 (A) 成分としてポリイソシアネート化合物、 (B) 成分としてヒマシ油ポリオールとヒマシ油ポ
リオール以外のポリオール(以下他のポリオー
ルという)からなり、かつ、両者の水酸基価の
和が180mgKOH/g以上のポリオール、 および、 (C) 成分として芳香族炭化水素油または芳香族炭
化水素樹脂 を必須成分として反応させたポリウレタン樹脂を
含有することを特徴とする防食塗料組成物であ
る。 本発明に使用する(A)成分のポリイソシアネート
化合物としては、芳香族系、脂肪族系、環式脂肪
族系、または脂環式系ポリイソシアネートまたは
その混合物等が挙げられ、中でも、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)、ジフエニールメタンジイ
ソシアネート(MDI)のような芳香族イソシア
ネートが望ましい。 次に、(B)成分のヒマシ油ポリオールとしてはヒ
マシ油、ヒマシ油脂肪酸モノもしくはジグリセド
リまたはそれらの混合物、またはジプロピレング
リコール、グリセリンもしくはトリメチロールプ
ロパン等の酸化エチレン付加物、酸化プロピレン
付加物、酸化ブチレン付加物、もしくは酸化スチ
レン付加物とヒマシ油とのエステル交換反応、ま
たはリシノール酸とのエステル化反応によつて得
られるポリヒドロキシル化ポリエステル類等が挙
げられる。 (B) 成分の他のポリオールとしては、 (イ) ジエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ブタンジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ネオペンチルグリコール、ソルビトール
等の多価アルコール、またはそれらに酸化ア
ルキレンを付加した付加物、 (ロ) アニリン、アミノトルエン、ジ(N―メチ
ルアミノ)ベンゼン、アミノ安息香酸、アミ
ノフエノール、N―メチルアミノフエノー
ル、フエニレンジアミン、ビスアミノフエニ
ルメタン、ベンジルアミン、または脂肪族ア
ミンの酸化スチレン付加物、もしくは脂肪族
アミンのフエニルグリシジルエーテル付加物
等の芳香族環とアミノ基を有し、かつ活性水
素原子2個以上有する化合物に酸化アルキレ
ンを付加した付加物、 (ハ) N―メチルアミン、アンモニア、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、ピペラジ
ン、イソフオロンジアミン等の脂肪族アミン
に酸化アルキレンを付加した付加物 等が挙げられる。また酸化アルキレンとしては酸
化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、酸
化スチレン等が挙げられる。 ヒマシ油ポリオールと他のポリオールとを併用
する場合、水酸基価の和が180mgKOH/g以上で
なければならない。水酸基価の和がこの範囲から
外れた場合、本発明の目的が達成されない。さら
に、ヒマシ油ポリオールと他のポリオールとを併
用する場合、当量%でヒマシ油ポリオール:他の
ポリオール=40〜80:60〜20が好ましい。 次に、(C)成分の芳香族炭化水素油または芳香族
炭化水樹脂としては、以下のようなものが挙げら
れる。 芳香族炭化水素油としては、例えば、アルキル
ジフエニル、アルキルナフタレン等のアルキル多
環芳香族化合物、または芳香族系プロセスオイル
等が挙げられる。 芳香族炭化水素樹脂としては、例えば、クマロ
ンインデン樹脂、または石油系重質残査、または
平均分子量150〜850の石油系留分からフルフラー
ル、フエノール、あるいは、これに準ずる溶剤で
抽出した芳香性に富む留分等を、250℃〜500℃の
温度にて熱分解重合縮反応、または酸素、空気等
の酸化剤で酸化処理する時に留出する分解留出油
をフルフラール、フエノールまたはこれに準ずる
溶剤で抽出処理して得られる芳香族炭化水素樹脂
(「フツコーレジン」;富士興産製)等が挙げられ
る。 芳香族炭化水素油または芳香族炭化水素樹脂の
使用量は、ポリウレタン樹脂に対し、5〜100重
量%、好ましくは10〜50重量%であり、多すぎる
と防食性能を悪くする。一般に防食塗料用として
不飽和ポリエステル樹脂、タールエポキシ樹脂が
用いられている。しかし、これらは一般に可とう
性に欠け、また低温時に硬化性が不十分である。 ヒマシ油ポリオールを原料としたポリウレタン
樹脂は公知であるが、ヒマシ油ポリオール単独で
は充分なる防食性能が得られず、本発明では、ヒ
マシ油ポリオール以外のポリオールを併用し、か
つ水酸基価の和が180mgKOH/g以上のポリオー
ルを使用すること、さらにポリウレタン樹脂と芳
香族炭化水素油または芳香族炭化水素樹脂を併用
することにより、耐水性、耐食性、水分透過性、
金属に対する接着性等が顕著に向上することを見
出したものである。 本発明の防食塗料組成物は、必要に応じて配合
剤として、無機充填材、発泡防止材、触媒、可塑
剤および溶剤を配合してもよい。 無機充填材としては、炭カル、表面処理炭カ
ル、タルク、ケイ砂、マイカ、ガラスフレーク、
酸化鉄、カーボン等が挙げられる。発泡防止材と
しては合成ゼオライト、生石灰および可溶性無水
石こう等が挙げられる。触媒としては、一般にウ
レタン化反応に使用される錫系触媒、鉛系触媒等
が挙げられる。可塑剤としては、フタル酸エステ
ル、安息香酸エステル、アジピン酸エステル、塩
素化パラフイン等が挙げられる。溶剤としては、
塩化メチレン、トルエン、キシレン、酢酸エチル
等が挙げられる。厚塗り可能な防食塗料組成物を
得るために、溶剤の使用量は少ない方が好まし
い。 本発明の防食塗料組成物は、前記配合剤を適度
に配合することにより、一回で塗膜厚さを2〜3
mmまで塗装することができる。しかも発泡の少な
い塗膜を形成する。 本発明の防食塗料組成物は防食を目的とするも
のであり、その対象となる金属の材質としては、
鋼、アルミ、錫、鋳鉄等が挙げられる。また、金
属の形態としては、金属管、棒、板、罐等が挙げ
られる。本発明の防食塗料組成物を金属板などに
塗装する場合、防食塗料組成物の金属板に対する
接着性を向上させるため、金属板には脱脂、脱
錆、研磨などの下地処理を施すことが望ましい。 本発明の防食塗料組成物の調製は、特に制限さ
れるものではなく、例えば、(A)成分のポリイソシ
アネート化合物をA液とし、(B)成分のポリオー
ル、および任意成分を混合したものをB液として
A液とB液を定められた比率で計量し混合する方
法(ワンシヨツト法)、(A)成分のポリイソシアネ
ート化合物に(B)成分のポリオールのうちの一部を
加えてNCOプレポリマーとしたものをA液とし、
残りのポリオール、(C)成分の芳香族炭化水素油、
または芳香族炭化水素樹脂および任意成分を混合
したものをB液とし、A液とB液を定められた比
率で計量し、混合する方法(プレポリマー法)の
どちらでも良い。 本発明に従つて得られる防食塗料組成物は、原
油備蓄タンク、石油タンク、各種プラントの鉄構
造物、海洋構築物用防食塗料、鋼管、鋳鉄管等の
防食塗料、硬質の歩行用塗料として有用である。 以下に本発明の実施例を記載する。 なお、実施例中、「%」および「部」は重量基
準である。 実施例 1 ヒマシ油脂肪モノグリセノド(水酸基価127mg
KOH/g)100部に、液状MDI172部を添加して
窒素気流中で90℃において1.5時間反応させた後、
芳香族系プロセスオイル10部を添加した。得られ
たプレポリマーの粘度は25℃で7000CPSで遊離
NCOは15%であつた。このプレポリマー152部に
対して、ヒマシ油(水酸基価160mgKOH/g)50
部、アニリンの酸化プロピレン3モル付加物(水
酸基価420mgKOH/g)50部、マイカ粉74部、合
成ゼオライト5部を均一に撹拌、混合した。この
混合物のNCO/OH当量比は、1.05である。次に
この防食塗料組成物をプライマー処理したシヨツ
トブラスト鋼管上に塗布し、室温で7日間養生し
た後試験した。たばし、(B)成分のポリオールの水
酸基価の和は、353.5である。 結果を第1表に示す。
【表】 実施例 2 実施例1の防食塗料組成物を鋼管(内径1m)
に厚さ1.5mmに塗布し、室温で7日間養生した。 次に比較例を行つた。 比較例1;同鋼管にアスフアルトプライマーを施
し、その上に、熱溶融アスフアルトを
厚さ5mmに塗布したもの。 比較例2;コールタールプライマーを施した後、
熱溶融コールタールを厚さ5mmに塗布
したものである。 比較例3;コールタールエポキシ用プライマーを
塗布した後、市販コールタールエポキ
シ塗料を1500μ(wet)塗布し、乾燥さ
せたもの。 これらの各試料についてJIS G3492に規定する
衝撃試験を行つたところ、次のとおりであつた。 結果を第2表に示す。
【表】 この結果から、本発明が優れていることがわか
る。 実施例 3 (B)成分のポリオールとして混合ポリオール100
部、(C)成分の芳香族炭化水素樹脂として、フツコ
ーレンジFRL(富士興産製)30部、カーボン30
部、マイカ30部、合成ゼオライト2.5部、ジブチ
ルチンジラウレート0.2部を均一に撹拌、混合し
たものをB液とした。 (A)成分のポリイソシアネート化合物として粗
MDIを用い、これをA液とした。A液とB液を
混合した防食塗料組成物を塗布し、厚さ約2.0mm
の塗膜を成型した。室温で7日間養生した後の塗
膜硬度および80℃で10%NaOH水溶液に14日間
浸漬した塗膜硬度の変化を測定した。次に、防食
塗料組成物をシヨツトブラスト鋼板に厚さ約1.5
mmに塗布し、室温で7日間養生した後、タールエ
ポキシ塗料試験JIS K5664に従い試験した。 同様に比較例も行つた。 結果を第3表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 成分としてポリイソシアネート化合物、 (B) 成分としてヒマシ油ポリオールと、ヒマシ油
    ポリオール以外のポリオールからなり、かつ両
    者の水酸基価の和が180mgKOH/g以上のポリ
    オール、 および、 (C) 成分として芳香族炭化水素油または芳香族炭
    化水素樹脂 を必須成分として反応させたポリウレタン樹脂を
    含有することを特徴とする防食塗料組成物。 2 ヒマシ油ポリオール:ヒマシ油ポリオール以
    外のポリオールの割合が、当量%で40〜80:60〜
    20である特許請求の範囲第1項記載の防食塗料組
    成物。
JP58155963A 1983-08-25 1983-08-25 防食塗料組成物 Granted JPS6047074A (ja)

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