JPS6335845Y2 - - Google Patents

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JPS6335845Y2
JPS6335845Y2 JP15802783U JP15802783U JPS6335845Y2 JP S6335845 Y2 JPS6335845 Y2 JP S6335845Y2 JP 15802783 U JP15802783 U JP 15802783U JP 15802783 U JP15802783 U JP 15802783U JP S6335845 Y2 JPS6335845 Y2 JP S6335845Y2
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JP
Japan
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temperature control
control door
opening degree
support shaft
pin
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JP15802783U
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JPS6065110U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用空気調和装置に関するもので
ある。
この種の自動車用空気調和装置は第1図に示す
ように、ケース18の一端側に支軸27をもつて
支持したシヤツタ4によつて切換えられる外気取
入口15および内気取入口16が備えられるとと
もに、ケース18の内部に送風機1、冷凍サイク
ルの冷媒蒸発器を構成する冷却器2および機関の
冷却水を導管20を介して貫流される加熱器3が
配設され、ケース18の他端側には支軸19をも
つて支持したシヤツタ9によつて開閉されるデフ
ロスト吹出口6および支軸21をもつて支持した
シヤツタ10によつて切換えられる上方吹出口8
および下方吹出口7が備えられている。加熱器3
はケース18の側方に偏倚して配設され、この入
口に支軸17をもつて温度制御ドア5が回動可能
に支持され、この温度制御ドア5の開度は遠隔操
作ケーブル11を介し、運転室のインストルメン
トパネルに配設された温度調節用操作レバーによ
つて調節される。そして、送風機1によつて取入
口15または16から導入された空気は冷却器2
を通過する内に冷却され、その一部が加熱器3を
通り、側路28を通つた残余の空気と混合されて
上方吹出口8または下方吹出口7から車室へ吹出
されるようになつている。吹出温度は温度制御ド
ア5の開度θによつて温風と冷風との混合割合を
加減して制御されるようになつている。
温度制御ドア5に作用する風圧はその開度θに
よつて大きく異なる。冷却器2から吹き出る空気
の流れの方向にほぼ沿つた中間の開度で風圧が最
も小さく、これよりも小さくても大きくてもその
風圧が大きくなり、この開度を調節するために温
度制御ドア5に加えるべき操作力は第2図に示す
ように、その操作方向や開度によつて大きく変化
するために、所要の開度よりも温度制御ドア5が
行き過ぎたりし、特に車両の運転中に短時間に適
切な吹出温度に調節することは困難である。ま
た、操作レバーは適当な摩擦力を与えて無段階に
温度制御ドア5の開度θを保つようにされている
ので、このような操作力の変化に対応し得る十分
大きな摩擦力を与えると、これが却つて操作性を
阻害するという問題がある。
従来、例えば実開昭56−14711号公報などに示
されるように、遠隔操作ケーブルの代りに操作レ
バーと温度制御ドアとをリンク機構をもつて連結
し、リンク機構の途中にデイテント機構(節度機
構)を備えたものが提案されているが、これは狭
い空間に組付けることが困難であるばかりでな
く、無段階に温度制御ドアの開度を設定すること
ができない。
本考案の目的は上述の問題に鑑み、構成が簡単
で、狭い空間にも取付け可能であつて、ほぼ一定
した操作力で温度制御ドアの開度を調整し得るよ
うにした自動車用空気調和装置を提供することに
ある。
このため、本考案の構成は中間の開度において
温度制御ドアの先端側に位置するピンをケース側
に固定支持し、該ピンに巻付けた線ばねの両端を
前記温度制御ドアの縁部中央に固定したピンおよ
び前記温度制御ドアの支軸を挾むように延長した
ものである。
本考案を実施例に基づいて説明すると、第3図
に示すように、温度制御ドア5に作用する風圧が
最も小さくなる中間の開度において温度制御ドア
5の先端側に位置するピン31をケース18の壁
部に固定し、このピン31に線ばね32を巻付
け、この両端部32a,32bを互いに交差させ
て温度制御ドア5の縁部中央に固定したピン33
および温度制御ドア5の支軸17を挾むように延
長する。好ましくは、端部32a,32bを互い
に内側へ湾曲して支軸17に接するように構成す
る。
このような線ばね32は温度制御ドア5の両側
縁(図面において上側の縁部と下側の縁部)とケ
ース18の内壁面との間に配設するのが好まし
い。しかし、ケース18の外壁側に配設してもよ
い。この場合はケース18の壁部に支軸17を中
心とする円弧状をなしかつ植毛によつて閉鎖され
るスリツトを設け、このスリツトからケース18
の外部へピン33を突出させるようにする。
また、線ばね32をケース18の内部中央に配
設し、両端部32a,32bが温度制御ドア5の
両面を挾み、かつ支軸17に衝合可能に配設して
もよい。
次に、本考案装置の作動について説明する。第
3図に示す中間の位置では、温度制御ドア5の両
側に作用する風圧がほぼ等しく温度制御ドア5の
開度θを操作する力は最も小さい。この状態から
開度θが増加するように、支軸17を中心として
時計方向へ回動すると、線ばね32の端部32b
は支軸17によつて規制され、端部32aだけが
ピン33によつて支軸31の回りに捩られる。す
なわち、温度制御ドア5の時計方向の回動によつ
て温度制御ドア5の側面5aに作用する風圧が大
きくなるが、線ばね32の端部32aに作用する
ばね力によつてこの風圧が打ち消されることとな
り、第2図に線42aで示すように、僅かな操作
力で開度θを調節することができる。したがつ
て、その開度に温度制御ドア5を保持するための
操作レバーに加える摩擦力が小さくてよい。温度
制御ドア5を加熱器3の入口を閉鎖する状態から
開度θを増加させる場合にも、温度制御ドア5の
側面5bに作用する風圧が線ばね32の力によつ
て減じられるので、第2図に線42で示すよう
に、僅かな操作力で開度を調節することができ
る。
逆に、第3図に示す状態から温度制御ドア5の
開度θが小さくなるように、支軸17を中心とし
て温度制御ドア5を反時計方向に回動すると、第
4図に示すように、線ばね32の端部32aが支
軸17に当り、端部32bだけがピン33により
ピン31を中心として捩られ、このばね力によつ
て温度制御ドア5の側面5bに作用する風圧が相
殺される。したがつて、インストメントパネル3
8に支軸36をもつて支持される操作レバー37
に加えるべき操作力は小さく、また温度制御ドア
5を所要の開度に保持するために操作レバー37
をその位置に保持する摩擦力が小さくてよい。
本考案によれば、吹出温度を調節ための操作レ
バー37の操作抵抗が小さく、しかも温度制御ド
ア5の開度変化に対して温度制御ドアに作用する
風圧がばねの抵抗によつて打ち消されるので、風
圧の変化によつて温度制御ドア5の開度が変化す
ることがなく安定であり、温度制御ドアの開度に
関係なく小さな操作力で温度制御ドアの開度を調
節することができるという優れた操作性が得られ
る。また、線ばね32を温度制御ドア5に係合す
るだけであるから、狭隘な空間にも簡単に取付け
ることができる。そして、温度制御ドアを所要の
開度に保持するために、操作レバー37に加える
摩擦力が小さくてよいので、その信頼性と摩擦に
よる保持部の耐久性が向上される。
なお、上述の実施例では、温度制御ドアの先端
が空気の流れの上流側へ向いている場合について
説明したが、逆に温度制御ドアの先端が空気の流
れの下流側へ向けて配置されている場合には、温
度制御ドアに作用する風圧の特性は逆になるの
で、第5図に示すように、ピン31に隣接して線
ばね32の両端部32a,32bにそれぞれ係合
するストツパピン40をケース18に固定支持す
るか、または端部32a,32bを押し拡げると
ばね力を発生するような線ばねを用いれば同様の
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な自動車用空気調和装置を示す
概略構成図、第2図は従来の自動車用空気調和装
置における温度制御ドアと本考案によるものとの
作動特性を比較して表す線図、第3図は本考案の
第1実施例に係る自動車用空気調和装置の平面
図、第4図は同装置の動作状態を示す平面図、第
5図は本考案の第2実施例に係る自動車用空気調
和装置の平面図である。 1:送風機、2:冷却器、3:加熱器、5:温
度制御ドア、7:下方吹出口、8:上方吹出口、
11:ケーブル、15:外気取入口、16:内気
取入口、17:支軸、18:ケース、31:ピ
ン、32:線ばね、33:ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中間の開度において温度制御ドアの先端側に位
    置するピンをケース側に固定支持し、該ピンに巻
    付けた線ばねの両端を前記温度制御ドアの縁部中
    央に固定したピンおよび前記温度制御ドアの支軸
    を挾むように延長したことを特徴とする自動車用
    空気調和装置。
JP15802783U 1983-10-14 1983-10-14 自動車用空気調和装置 Granted JPS6065110U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15802783U JPS6065110U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 自動車用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15802783U JPS6065110U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 自動車用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6065110U JPS6065110U (ja) 1985-05-09
JPS6335845Y2 true JPS6335845Y2 (ja) 1988-09-22

Family

ID=30348239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15802783U Granted JPS6065110U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 自動車用空気調和装置

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JP (1) JPS6065110U (ja)

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Publication number Publication date
JPS6065110U (ja) 1985-05-09

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