JPS5934495Y2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents
自動車用空気調和装置Info
- Publication number
- JPS5934495Y2 JPS5934495Y2 JP16308979U JP16308979U JPS5934495Y2 JP S5934495 Y2 JPS5934495 Y2 JP S5934495Y2 JP 16308979 U JP16308979 U JP 16308979U JP 16308979 U JP16308979 U JP 16308979U JP S5934495 Y2 JPS5934495 Y2 JP S5934495Y2
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- JP
- Japan
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- door
- auxiliary
- link
- duct
- air
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車内を冷暖房する自動車用空気調和装置の改
良に関する。
良に関する。
第1A図に示すように、一般に、この種装置1Aは、イ
ンテークドア2により内気と外気とを択一シ、ファン装
置3によりインテークユニット4内に空気を取り入れて
いる。
ンテークドア2により内気と外気とを択一シ、ファン装
置3によりインテークユニット4内に空気を取り入れて
いる。
この取入空気はエバポレータ5aを有するクーラユニッ
ト5において冷却され、ヒータユニット6内に入る。
ト5において冷却され、ヒータユニット6内に入る。
このヒータユニット6はヒータコア7、ミックスドア8
、ベントダクト9、フロアダクト10及びデフダクト1
1からなっている。
、ベントダクト9、フロアダクト10及びデフダクト1
1からなっている。
したがって前記ヒータユニット6に流入して来た冷却空
気は、ミックスドア8の開度に応じて所定量がヒータコ
ーアγ側へ導かれて暖められて流下し、他の空気が該ヒ
ータコアをバイパスしてそのまま流下して、混合室12
において両空気がミックスされ、所定の温度となった後
前記各ダクトより車室内に吐出される。
気は、ミックスドア8の開度に応じて所定量がヒータコ
ーアγ側へ導かれて暖められて流下し、他の空気が該ヒ
ータコアをバイパスしてそのまま流下して、混合室12
において両空気がミックスされ、所定の温度となった後
前記各ダクトより車室内に吐出される。
かかる装置では従来から前記ミックスドア8により、ヒ
ータコア7を全閉し、いわゆるフルクール(最大冷房)
状態にした場合、冷却空気のみがベントダクトより吐出
されるようになっている。
ータコア7を全閉し、いわゆるフルクール(最大冷房)
状態にした場合、冷却空気のみがベントダクトより吐出
されるようになっている。
この際、同時に前記ヒータコアへ流入していた温水は、
温水回路(図示せず)に設けられた温水コックス10a
により遮断されるようになっている。
温水回路(図示せず)に設けられた温水コックス10a
により遮断されるようになっている。
そして、この温水コックス10aは、前記ミックスドア
8と連動して開閉するようになっており、この開閉制御
するための制御装置等の付帯部品を連設している。
8と連動して開閉するようになっており、この開閉制御
するための制御装置等の付帯部品を連設している。
しかも、各ダクトには種々のドアを必要とするが、これ
らドアは前記ミックスドアとは無関係に作動できるよう
にし、これらドアの開閉は運転者の操作により行なうよ
うになっている。
らドアは前記ミックスドアとは無関係に作動できるよう
にし、これらドアの開閉は運転者の操作により行なうよ
うになっている。
したがって、前記ミックスドア8がフルク・=ル状態を
現出する位置にある場合、ベントダクトに設けられたベ
ントドア14は第1図の如く全開状態であり、ヒータユ
ニットに流入した冷却空気は全て、混合室12中を流下
してベントダクト9より乗員胸元に向かって吐出される
。
現出する位置にある場合、ベントダクトに設けられたベ
ントドア14は第1図の如く全開状態であり、ヒータユ
ニットに流入した冷却空気は全て、混合室12中を流下
してベントダクト9より乗員胸元に向かって吐出される
。
この際、混合室12を流下する冷却空気の流れにより、
バイパス通路13の空気は連続的に混合室12へ吸引さ
れるため、バイパス通路13は負圧になる。
バイパス通路13の空気は連続的に混合室12へ吸引さ
れるため、バイパス通路13は負圧になる。
この負圧のためバイパス通路13には、ヒータコア7に
接した空気が流入することになる。
接した空気が流入することになる。
こうして、バイパス通路13の空気、ひいてはヒータコ
ア7に接した空気は連続して混合室12吸引されること
になる。
ア7に接した空気は連続して混合室12吸引されること
になる。
このようにフルクール状態の場合は、ヒータコア7に温
水が貯留されていると、ヒータコアに接した空気が暖気
となって混合室12に吸引されることになるので、前記
温水コック10aは必須であり、必ず、ヒータコア7へ
の温水の流入は停止されていなければならない。
水が貯留されていると、ヒータコアに接した空気が暖気
となって混合室12に吸引されることになるので、前記
温水コック10aは必須であり、必ず、ヒータコア7へ
の温水の流入は停止されていなければならない。
しかしながら、このヒータユニット6では温水コック1
0aによりヒータコア7への温水の流入が停止されても
、ヒータコア7内の温水は直ちに冷却される訳ではなく
、シばらくは流入時の温度が維持されるためフルクール
に設定されても初期においては、冷却空気に暖気か吸引
されるという欠点を有する。
0aによりヒータコア7への温水の流入が停止されても
、ヒータコア7内の温水は直ちに冷却される訳ではなく
、シばらくは流入時の温度が維持されるためフルクール
に設定されても初期においては、冷却空気に暖気か吸引
されるという欠点を有する。
さらに、このようなヒータユニット6においては、ヒー
タコア7へ循環させる温水の流量は、ミックスドア8と
連動するウォーターコック10aにより制御されており
、ミックスドア8の開度に応じてウォーターコック10
aは絞られ、ヒータコア7への温水流量は低下するよう
になっている。
タコア7へ循環させる温水の流量は、ミックスドア8と
連動するウォーターコック10aにより制御されており
、ミックスドア8の開度に応じてウォーターコック10
aは絞られ、ヒータコア7への温水流量は低下するよう
になっている。
すなわち、空気調和を行なう場合、ヒータコア7の表面
の通過空気量とヒータコア7の内部の通過温水量との一
つの変動要因により、空気温度を調整することになりき
わめて微妙な制御が必要となる。
の通過空気量とヒータコア7の内部の通過温水量との一
つの変動要因により、空気温度を調整することになりき
わめて微妙な制御が必要となる。
しかも、温水回路を流下する温水はエンジンに直結した
ウォータポンプにより挿通されているので、エンジンの
回動数により変動する脈動流である。
ウォータポンプにより挿通されているので、エンジンの
回動数により変動する脈動流である。
このため温水量を絞った場合、少量の温水が脈動的にヒ
ータコア内を流下するので、空気との熱交換量は著しく
変動することになり、ミックスドア8の開度を一定にし
ても、熱交換量は著しく変動するという問題を有してい
る。
ータコア内を流下するので、空気との熱交換量は著しく
変動することになり、ミックスドア8の開度を一定にし
ても、熱交換量は著しく変動するという問題を有してい
る。
また、テンプレバーを操作してウォータコック10aの
開度を調整し、前記温水のヒーターコア7への流量を変
化させる場合に、ヒーターコア7への流量を変化させる
場合に、ヒーターコア7へ流入する温水が定常状態に達
するまでに遅れがあり、そのため、テンプレバーを操作
してからその設定温度に対応した適温風が各ダクトから
車室内に吐出するまでに一定の遅れ時間を生じ温度調節
に対する応答性が悪いという問題を有していた。
開度を調整し、前記温水のヒーターコア7への流量を変
化させる場合に、ヒーターコア7への流量を変化させる
場合に、ヒーターコア7へ流入する温水が定常状態に達
するまでに遅れがあり、そのため、テンプレバーを操作
してからその設定温度に対応した適温風が各ダクトから
車室内に吐出するまでに一定の遅れ時間を生じ温度調節
に対する応答性が悪いという問題を有していた。
その上、ウォーターコック10aを温水回路に設けると
構造が複雑化し、部品点数が増加してコストがかさむと
いう不具合があった。
構造が複雑化し、部品点数が増加してコストがかさむと
いう不具合があった。
上述のような問題を解決するために、本願出願人は第1
B図に示すように、ウォーターコック10aを廃止し、
バイパス通路13に、ミックスドア8と連動してバイパ
ス通路13を開閉する補助ドア15を設け、ヒータコア
7には常に温水を循環させておく自動車用空気調和装置
1Bを考案し、特願昭54−81,409(特開昭56
−8.712)として出願した。
B図に示すように、ウォーターコック10aを廃止し、
バイパス通路13に、ミックスドア8と連動してバイパ
ス通路13を開閉する補助ドア15を設け、ヒータコア
7には常に温水を循環させておく自動車用空気調和装置
1Bを考案し、特願昭54−81,409(特開昭56
−8.712)として出願した。
この装置1Bでは、ミックスドア8がヒータコアTを全
閉している場合、即ち、フルクール状態の場合、補助ド
ア15がバイパス通路13を全閉して、暖気が混合室1
2に吸引されるのを防止している。
閉している場合、即ち、フルクール状態の場合、補助ド
ア15がバイパス通路13を全閉して、暖気が混合室1
2に吸引されるのを防止している。
そして、ミックスドア8がヒータコア7を開口するのに
連動して、補助ドア15がバイパス通路13を開口し、
ヒータコア7をバイパスした冷却空気と、ヒータコア7
を通過して暖められた暖房空気とをミックスして温度調
和された空気を、所望のダクトを介して車室内に流出す
るようになっている。
連動して、補助ドア15がバイパス通路13を開口し、
ヒータコア7をバイパスした冷却空気と、ヒータコア7
を通過して暖められた暖房空気とをミックスして温度調
和された空気を、所望のダクトを介して車室内に流出す
るようになっている。
しかし、この装置1Bでは、補助ドア15が、ミックス
ドア8と、全く対応して開閉するので、即ち、補助ドア
15がバイパス通路13を全閉している場合は、ミック
スドア8はヒータコア7を全閉しており、補助ドア8が
バイパス通路13を全開している場合は、ミックスドア
8はヒータコア7を全開(混合室12を全閉)していて
、補助ドア15が中間位置にある場合は、ミックスドア
8は中間位置にあるようになっているので、例えば、暖
房状態において、ヒータユニット6への流入空気(暖房
状態の場合通常外気)をミックスドア8を中間位置に置
くことにより、一部をヒーターコアTを通過させて温め
、一部をヒーターコア7をバイパスさせてそのままバイ
パス通路13を通過させ、これら両空気をミックスさせ
て調和空気とし、この調和空気をフロアダクト10から
車室内に吐出させる場合、前記補助ドア15は、ミック
スドア8と対応しながら連動して動くため、ミックスド
アと同様中間位置にある。
ドア8と、全く対応して開閉するので、即ち、補助ドア
15がバイパス通路13を全閉している場合は、ミック
スドア8はヒータコア7を全閉しており、補助ドア8が
バイパス通路13を全開している場合は、ミックスドア
8はヒータコア7を全開(混合室12を全閉)していて
、補助ドア15が中間位置にある場合は、ミックスドア
8は中間位置にあるようになっているので、例えば、暖
房状態において、ヒータユニット6への流入空気(暖房
状態の場合通常外気)をミックスドア8を中間位置に置
くことにより、一部をヒーターコアTを通過させて温め
、一部をヒーターコア7をバイパスさせてそのままバイ
パス通路13を通過させ、これら両空気をミックスさせ
て調和空気とし、この調和空気をフロアダクト10から
車室内に吐出させる場合、前記補助ドア15は、ミック
スドア8と対応しながら連動して動くため、ミックスド
アと同様中間位置にある。
このため、ヒータコア7をバイパスした空気は、補助ド
ア15により流下を限外されることになり、適当な調和
空気が得られないばかりか、フロアダクト10を介して
吐出させる空気量が減少してしまうという問題がある。
ア15により流下を限外されることになり、適当な調和
空気が得られないばかりか、フロアダクト10を介して
吐出させる空気量が減少してしまうという問題がある。
又、調和空気をデフダクト11を介して車室内に吐出さ
れる場合も、補助ドア15は、中間位置にあるため、前
述と同様の問題を有している。
れる場合も、補助ドア15は、中間位置にあるため、前
述と同様の問題を有している。
暖房状態及びデフロスト状態で、前記調和空気を車室内
に吐出させたい場合は、補助ドア15がバイパス通路1
3を全開状態にするように位置していることが望ましい
。
に吐出させたい場合は、補助ドア15がバイパス通路1
3を全開状態にするように位置していることが望ましい
。
本考案は、上述の諸欠陥を除去するためになされたもの
で、デフダクトと、フロアダクトと、ベントダクトとが
取りつけられ更にヒータコアが内蔵されたヒータユニッ
トに、前記ヒータコアを通過する空気の量を制御するミ
ックスドアと、前記ヒータコアを通り前記ベントダクト
へ向う空気を案内し、かつ、前記ヒータコアをバイパス
して前記デフダクトないし前記フロアダクトに向かう空
気を案内するバイパス通路と、このバイパス通路を開閉
する補助ドアと、前記ベントダクトを通過する空気の量
を制御するベントドアと、前記フロアダクトと、デフダ
クトとを開閉するフロアドアとを設け、前記ヒータコア
に流入する温水を制御する温水コックを有さない自動車
用空気調和装置において、前記ミックスドアの回動を前
記補助ドアの回動に連動させるように前記ミックスドア
の回動軸に固着された主リンクと、前記補助ドアの回動
に固着された第1補助リンクとを前記主リンクに設けた
空振り用切り欠きを介して係合する一方、前記ベントド
アの回動軸に第2補助リンクを固着すると共に、当該第
2補助リンクと、前記第1補助リンクとを連設する空振
り用リンクをその一端を該第2補助リンクの一端に枢着
して設け、前記空振り用リンクの他端近傍に前記ベント
ドアの位置に応じて前記第1補助リンクの回動を停止さ
せると共に、前記主リンクに連動した前記第1補助リン
クの回動を許容するための長穴を形成し、前記空振り用
リンクと前記第1補助リンクとを前記長穴と、前記第1
補助リンクに設けたピンとを嵌合することにより係合さ
せ、さらに、前記第1補助リンクを、前記主リンクの空
振り用切り欠きの一端に弾接させるための弾性部材を、
第1補助リンクの一端とヒータユニット壁面との間に係
止し、前記ベントドアの回動位置の違いによって前記ミ
ックスドアと前記補助ドアとが連動する場合、前記ミッ
クスドアの一部回動範囲においてのみ、前記ミックスド
アと前記補助ドアとが連動する場合、及び前記ミックス
ドアと前記補助ドアとが連動せず、前記ミックスドアの
みミックスドアのみが回動する場合を現出するようにし
たことを特徴とする自動車用空気調和装置を提供するこ
とを目的とする。
で、デフダクトと、フロアダクトと、ベントダクトとが
取りつけられ更にヒータコアが内蔵されたヒータユニッ
トに、前記ヒータコアを通過する空気の量を制御するミ
ックスドアと、前記ヒータコアを通り前記ベントダクト
へ向う空気を案内し、かつ、前記ヒータコアをバイパス
して前記デフダクトないし前記フロアダクトに向かう空
気を案内するバイパス通路と、このバイパス通路を開閉
する補助ドアと、前記ベントダクトを通過する空気の量
を制御するベントドアと、前記フロアダクトと、デフダ
クトとを開閉するフロアドアとを設け、前記ヒータコア
に流入する温水を制御する温水コックを有さない自動車
用空気調和装置において、前記ミックスドアの回動を前
記補助ドアの回動に連動させるように前記ミックスドア
の回動軸に固着された主リンクと、前記補助ドアの回動
に固着された第1補助リンクとを前記主リンクに設けた
空振り用切り欠きを介して係合する一方、前記ベントド
アの回動軸に第2補助リンクを固着すると共に、当該第
2補助リンクと、前記第1補助リンクとを連設する空振
り用リンクをその一端を該第2補助リンクの一端に枢着
して設け、前記空振り用リンクの他端近傍に前記ベント
ドアの位置に応じて前記第1補助リンクの回動を停止さ
せると共に、前記主リンクに連動した前記第1補助リン
クの回動を許容するための長穴を形成し、前記空振り用
リンクと前記第1補助リンクとを前記長穴と、前記第1
補助リンクに設けたピンとを嵌合することにより係合さ
せ、さらに、前記第1補助リンクを、前記主リンクの空
振り用切り欠きの一端に弾接させるための弾性部材を、
第1補助リンクの一端とヒータユニット壁面との間に係
止し、前記ベントドアの回動位置の違いによって前記ミ
ックスドアと前記補助ドアとが連動する場合、前記ミッ
クスドアの一部回動範囲においてのみ、前記ミックスド
アと前記補助ドアとが連動する場合、及び前記ミックス
ドアと前記補助ドアとが連動せず、前記ミックスドアの
みミックスドアのみが回動する場合を現出するようにし
たことを特徴とする自動車用空気調和装置を提供するこ
とを目的とする。
次に第2〜第6図に図示する本考案の一実施例により、
本考案を更に、詳細に説明する。
本考案を更に、詳細に説明する。
第2図に示すように、ヒーターユニット6内には流入空
気を加熱するため、ラジェータ(図示省略)からの温水
が循環するヒーターコア7が内蔵され、クーラーユニッ
トとの連設部に開口した空気流入口20から流入した空
気はヒーターコア7に至り、ここで加熱され温風となる
。
気を加熱するため、ラジェータ(図示省略)からの温水
が循環するヒーターコア7が内蔵され、クーラーユニッ
トとの連設部に開口した空気流入口20から流入した空
気はヒーターコア7に至り、ここで加熱され温風となる
。
ヒーターユニット6には、運転席前方のインストルメン
トパルネル(図示省略)から乗員の胸元へ空気を吐出す
るためのベントダクト21と、フロントガラスの内面に
空気を吐出するためのデフダクト22と、車室内の床面
に空気を吐出させるためのフロアダクト23とが設けら
れている。
トパルネル(図示省略)から乗員の胸元へ空気を吐出す
るためのベントダクト21と、フロントガラスの内面に
空気を吐出するためのデフダクト22と、車室内の床面
に空気を吐出させるためのフロアダクト23とが設けら
れている。
空気流入口20の後流にはこの空気流入口20に送られ
、ヒーターコア7を通過する空気の量と、該ヒータコア
7をバイパスする空気の量とを制御するミックスドア8
が回動軸24に取付けられている。
、ヒーターコア7を通過する空気の量と、該ヒータコア
7をバイパスする空気の量とを制御するミックスドア8
が回動軸24に取付けられている。
更にヒーターユニット6内にはデフダクト22及びフロ
アダクト23への空気の流れを切換え制御するフロアド
ア25と、ベントダクト21への空気の流れを開閉制御
するベントドア26とがそれぞれ回動軸27.28に取
付けられている。
アダクト23への空気の流れを切換え制御するフロアド
ア25と、ベントダクト21への空気の流れを開閉制御
するベントドア26とがそれぞれ回動軸27.28に取
付けられている。
ヒータユニット6内にはヒーターコア7を通り加熱され
た空気をベントダクト21へ向けて案内したり、あるい
は、ミックスドア8の上方を通り、ヒーターコア7をバ
イパスした流入空気をデフダクト22ないしフロアダク
ト23に向けて案内するためのバイパス通路29が形成
され、このバイパス通路29を開閉するための補助ドア
30が回動軸31に固着されている。
た空気をベントダクト21へ向けて案内したり、あるい
は、ミックスドア8の上方を通り、ヒーターコア7をバ
イパスした流入空気をデフダクト22ないしフロアダク
ト23に向けて案内するためのバイパス通路29が形成
され、このバイパス通路29を開閉するための補助ドア
30が回動軸31に固着されている。
このような空気調和装置は、第1に、ベントダクト21
から乗員の胸元のみに主として、冷房空気を吐出してフ
ルクール状態あるいは冷房空気調和状態を現出するベン
トモード、第2にベントダクト21から乗員の胸元へは
、主として比較的低温の空気を吐出し、フロアダクト2
3から床面へは主として温風を吐出して、いわゆる頭寒
足熱状態を現出するパイレベルモード、第3にフロアダ
クト23から床面へおよびデフダクト22からフロント
ガラスの内面へ主として暖房空気を吐出して、フルホッ
ト(最大暖房)状態あるいは暖房空気調和装置を現出す
るヒートモード、第4にデフロストダクト22からフロ
ントガラスの内面のみに、主として暖房空気を吐出して
、フロントガラスの曇りを除去するデフoスト状態を現
出するデフロストモードの四ツの空調態様を有しており
、それぞれのモードは、インストルメントパネルに組み
込まれた切換レバーにより選択される。
から乗員の胸元のみに主として、冷房空気を吐出してフ
ルクール状態あるいは冷房空気調和状態を現出するベン
トモード、第2にベントダクト21から乗員の胸元へは
、主として比較的低温の空気を吐出し、フロアダクト2
3から床面へは主として温風を吐出して、いわゆる頭寒
足熱状態を現出するパイレベルモード、第3にフロアダ
クト23から床面へおよびデフダクト22からフロント
ガラスの内面へ主として暖房空気を吐出して、フルホッ
ト(最大暖房)状態あるいは暖房空気調和装置を現出す
るヒートモード、第4にデフロストダクト22からフロ
ントガラスの内面のみに、主として暖房空気を吐出して
、フロントガラスの曇りを除去するデフoスト状態を現
出するデフロストモードの四ツの空調態様を有しており
、それぞれのモードは、インストルメントパネルに組み
込まれた切換レバーにより選択される。
フロアドア25及びベントドア26の開閉態様は、前記
各モードに応じて異なる。
各モードに応じて異なる。
第2図Aは、ベントモードのドアの開閉態様を示す図で
あり、ベントドア26及びフロアドア25がそれぞれa
位置となる。
あり、ベントドア26及びフロアドア25がそれぞれa
位置となる。
このときは、デフダクト22及びフロアダクト23がフ
ロアドア25によって閉じられ、ベントダクト21がベ
ントドア26により解放されているので、空気流入口2
0から流入した空気は全てベントダクト21に至り、運
転席前方のインストルメントパネルから乗員の胸元へ吐
出される。
ロアドア25によって閉じられ、ベントダクト21がベ
ントドア26により解放されているので、空気流入口2
0から流入した空気は全てベントダクト21に至り、運
転席前方のインストルメントパネルから乗員の胸元へ吐
出される。
このときフルクール状態を現出するには、ミックスドア
8はヒーターコア7を全閉したb位置であり、空気流入
口20から流入したクーラーユニットで冷却された冷却
空気を全てヒーターコア7をバイパスした直接ベントダ
クト21から乗員の胸元に吐出することにより得られる
。
8はヒーターコア7を全閉したb位置であり、空気流入
口20から流入したクーラーユニットで冷却された冷却
空気を全てヒーターコア7をバイパスした直接ベントダ
クト21から乗員の胸元に吐出することにより得られる
。
この際、補助ドア30は、バイパス通路29を閉鎖する
b位置にある。
b位置にある。
このため、本ヒーターユニット6においては温水回路に
ウォーターコックがなく温水が常にヒータコアγ内を循
環してても、暖気がベントダクト21から車室内に吐出
される冷却空気に吸引されることはない。
ウォーターコックがなく温水が常にヒータコアγ内を循
環してても、暖気がベントダクト21から車室内に吐出
される冷却空気に吸引されることはない。
また、冷房空気調和状態を現出するはに、ミックスドア
8を所望の設定温度に応じてb位置からa位置に向かっ
て回動することにより得られる。
8を所望の設定温度に応じてb位置からa位置に向かっ
て回動することにより得られる。
ミックスドア8が例えばC位置まで回動した場合、前記
冷却空気は所定量がヒーターコア7に導かれて温められ
て流下する。
冷却空気は所定量がヒーターコア7に導かれて温められ
て流下する。
この温められた空気は、フロアドア25がフロアダクト
23およびデフロスタダクト22を閉鎖しているので、
バイパス通路29を経て混合室12に流入する一方、残
りの冷却空気は、ヒーターコアIをバイパスしてそのま
ま流下して混合室12に至る。
23およびデフロスタダクト22を閉鎖しているので、
バイパス通路29を経て混合室12に流入する一方、残
りの冷却空気は、ヒーターコアIをバイパスしてそのま
ま流下して混合室12に至る。
これら両空気は、混合室12において、ミックストされ
、所望の温度になってベントダクト21から乗員の胸元
に吐出される。
、所望の温度になってベントダクト21から乗員の胸元
に吐出される。
この際補助ドア30は、ミックスドア8がb位置からa
位置に向かって回動するのに応じて、b位置からa位置
に向かって比例的に回動するので、即ち、ヒーターコア
7を通過する空気量が増大するのに応じてバイパス通路
29を広く開口するように回動するので、所望の調和空
気が車室内に吐出されることになる。
位置に向かって回動するのに応じて、b位置からa位置
に向かって比例的に回動するので、即ち、ヒーターコア
7を通過する空気量が増大するのに応じてバイパス通路
29を広く開口するように回動するので、所望の調和空
気が車室内に吐出されることになる。
なお、ベントモードは、クーラユニットを搭載していな
い場合及びクーラーユニットを停止している場合は、ヒ
ーターユニット6の流入空気の送風状態を現出する。
い場合及びクーラーユニットを停止している場合は、ヒ
ーターユニット6の流入空気の送風状態を現出する。
すなわち、ミックスドア8がb位置にある場合は、ヒー
タユニット6の流入空気はそのままベンドタクト21よ
り常任の胸元に吐出される。
タユニット6の流入空気はそのままベンドタクト21よ
り常任の胸元に吐出される。
さらに、このような場合、ミックスドア8をb位置から
a位置に向けて回動するのに応じて漸次温度が上がった
空気がベントダクト21より吐出されるようらなるが。
a位置に向けて回動するのに応じて漸次温度が上がった
空気がベントダクト21より吐出されるようらなるが。
このように暖房を目的とする場合は、通常ヒータモード
にはするので、このような用い方は一般に行なわない。
にはするので、このような用い方は一般に行なわない。
第2図Bはパイレベルモードのドアの開閉状態を示す図
であり、ベントドア26がC位置となりベントダクト2
1を半分閉じ、フロアドア25がb位置となりデフダク
ト22とフロアダクト23トヲ全開状態としている。
であり、ベントドア26がC位置となりベントダクト2
1を半分閉じ、フロアドア25がb位置となりデフダク
ト22とフロアダクト23トヲ全開状態としている。
このパイレベルモードは、通常暖房状態で用いるモード
であり、足下は暖かくシ、頭部は冷たくする、いわゆる
頭寒足熱のモードである。
であり、足下は暖かくシ、頭部は冷たくする、いわゆる
頭寒足熱のモードである。
従って、通常は、クーラユニットは停止し、外気をその
ままヒータユニット6に流下させ、ミックスドア8をC
位置(中間位置)に置いて流入空気の所定量をヒータコ
ア7に導いて暖めて、フロアダクト23から床面へおよ
びデフロストダクト22からフロントガラスの内面に吐
出させ、残りの流入空気をヒーターコア7をバイパスさ
せてベントダクト21から、外気温のまま乗員の胸元に
吐出させて、頭寒足熱を現出させる。
ままヒータユニット6に流下させ、ミックスドア8をC
位置(中間位置)に置いて流入空気の所定量をヒータコ
ア7に導いて暖めて、フロアダクト23から床面へおよ
びデフロストダクト22からフロントガラスの内面に吐
出させ、残りの流入空気をヒーターコア7をバイパスさ
せてベントダクト21から、外気温のまま乗員の胸元に
吐出させて、頭寒足熱を現出させる。
このパイレベルの状態を現出させるために、ミックスド
ア8がa位置からC位置まで回動する間では、これと連
動して補助ドア30もa位置からC位置まで回動するが
、ミックスドア8がC位置からb位置へ回動するときに
は補助ドア30はC位置の状態で留まり、ミックスドア
8のみが回動する。
ア8がa位置からC位置まで回動する間では、これと連
動して補助ドア30もa位置からC位置まで回動するが
、ミックスドア8がC位置からb位置へ回動するときに
は補助ドア30はC位置の状態で留まり、ミックスドア
8のみが回動する。
ミックスドア8と補助ドア30とを上述のようにするこ
とにより、ミックスドア8がa位置からC位置までの中
間位置のある場合は、ヒーターコア7をバイパスする流
入空気はほぼペンドタクト21から車室内に、ヒータコ
ア7に導かれた空気はフロアダクト23およびデフダク
゛ト22から車室内に吐出し、比較的温度差の大きい頭
寒足熱状態を現出する。
とにより、ミックスドア8がa位置からC位置までの中
間位置のある場合は、ヒーターコア7をバイパスする流
入空気はほぼペンドタクト21から車室内に、ヒータコ
ア7に導かれた空気はフロアダクト23およびデフダク
゛ト22から車室内に吐出し、比較的温度差の大きい頭
寒足熱状態を現出する。
ミックスドア8がC位置からb位置までの中間位置にあ
る場合は、ヒーターコア7をバイパスする流入空気は増
加し、大部分は、ベントダクト21から車室内に吐出す
るが、一部はバイパス通路29を流下する。
る場合は、ヒーターコア7をバイパスする流入空気は増
加し、大部分は、ベントダクト21から車室内に吐出す
るが、一部はバイパス通路29を流下する。
この流下した空気は、ヒータコア7に導かれて暖められ
た空気とミックスしてフロアダクト23およびデフダク
ト22とから車室内に吐出し、前述の場合に比べ温度差
の小さい頭寒足熱状態を現出する。
た空気とミックスしてフロアダクト23およびデフダク
ト22とから車室内に吐出し、前述の場合に比べ温度差
の小さい頭寒足熱状態を現出する。
この際、補助ドア30はC位置まで留まるので、バイパ
ス通路29を流下する空気の妨げとはならない。
ス通路29を流下する空気の妨げとはならない。
なお、パイレベルモードにおいては、通常ミックスドア
8をa位置およびb位置に置くことはしないが、これら
の位置においたとしても補助ドア30はa位置からC位
置までの間を回動するだけなので、全てのダクトから空
気が車室内に吐出することとなる。
8をa位置およびb位置に置くことはしないが、これら
の位置においたとしても補助ドア30はa位置からC位
置までの間を回動するだけなので、全てのダクトから空
気が車室内に吐出することとなる。
第2図Cはヒートモードのドアの開閉態様を示し、フロ
アドア25がパイレベル状態と同様にb位置であり、ベ
ントドア26がb位置となりベントダクト21を閉じ、
補助ドア30かa位置となりバイパス通路29を全開す
る。
アドア25がパイレベル状態と同様にb位置であり、ベ
ントドア26がb位置となりベントダクト21を閉じ、
補助ドア30かa位置となりバイパス通路29を全開す
る。
このときは、ミックスドア8をa位置からb位置の範囲
で回動しても、補助ドア30はa位置の状態に留まり、
空気流入口20から入った空気はヒーターコア7ないし
バイパス通路29を経て、デフダクト22及びフロアダ
クト23に向かう。
で回動しても、補助ドア30はa位置の状態に留まり、
空気流入口20から入った空気はヒーターコア7ないし
バイパス通路29を経て、デフダクト22及びフロアダ
クト23に向かう。
・車室内の温度はミックスドア8の開度を変えることに
より、ヒータコア7を通る空気の量と、バイパス通路2
9を通る空気の量を調整して制御する。
より、ヒータコア7を通る空気の量と、バイパス通路2
9を通る空気の量を調整して制御する。
第2図りはデフロストモードのドアの開閉態様を示し、
ベントドア26がb位置であり、ベントダクト21を閉
じ、フロアドア25がC位置となってアロアダクト23
を閉じ、デフダクト22を開放する。
ベントドア26がb位置であり、ベントダクト21を閉
じ、フロアドア25がC位置となってアロアダクト23
を閉じ、デフダクト22を開放する。
補助ドア30はa位置となり、ミックスドア8の開度に
拘わらずこのa位置に留まる。
拘わらずこのa位置に留まる。
したがって、空気流入口20から入った空気はミックス
ドア8の開度に対応して一部がヒーターコア7を通り、
他がバイパス通路29を通ってデフダクト22に至る。
ドア8の開度に対応して一部がヒーターコア7を通り、
他がバイパス通路29を通ってデフダクト22に至る。
それぞれモードにおけるドアの開閉態様は上述のようで
あるが、これは第3〜6図に示すリンク機構により行な
われる。
あるが、これは第3〜6図に示すリンク機構により行な
われる。
このについて説明すると、第3図に示すようにミックス
ドア8の回動軸24にはミックスドア8と補助ドア30
とを連動させるための主リンク32が固着され、この主
リンク32には図示しないインストルメントパネルに装
着されたテンプレバーの操作により作動するワイヤー4
5の先端が固着されている。
ドア8の回動軸24にはミックスドア8と補助ドア30
とを連動させるための主リンク32が固着され、この主
リンク32には図示しないインストルメントパネルに装
着されたテンプレバーの操作により作動するワイヤー4
5の先端が固着されている。
したがって、テンプレバーを操作することによりミック
スドア8はa位置からb位置までの任意の開度に開閉す
る。
スドア8はa位置からb位置までの任意の開度に開閉す
る。
また、主リンク32にはミックスドア8と補助ドア30
とを連動させるための空振り用切り欠き34が設けられ
ている。
とを連動させるための空振り用切り欠き34が設けられ
ている。
補助ドア30の回動軸31には、この軸31を回動中心
とする図示するようなベルクランク形の第1補助リンク
33が固着されている。
とする図示するようなベルクランク形の第1補助リンク
33が固着されている。
この第1補助リンク33の一端には、ピン35が取付け
られており、このピン35を前記空振り用切り欠き34
に嵌合させて第1補助リンク33と主リンク32とを係
合させている。
られており、このピン35を前記空振り用切り欠き34
に嵌合させて第1補助リンク33と主リンク32とを係
合させている。
第1補助リンク33には、ピン35が空振り用の切欠き
35の係止面36に当接する方向に弾接されるように、
一端をヒーターユニット6の壁面に固着した弾性部材と
してのコイルばね37が、他端を第1補助リンク33に
固定してい掛止されている。
35の係止面36に当接する方向に弾接されるように、
一端をヒーターユニット6の壁面に固着した弾性部材と
してのコイルばね37が、他端を第1補助リンク33に
固定してい掛止されている。
したがって、第1補助リンク33には、常にピン35と
主リンク32の係止面36とが当接するようにコイルバ
ネ37により弾接力が附加されているので、主リンク3
2を回動することこれと対応して第1補助リンク33が
回動し、ミックスドア8に対応した開度で補助ドア30
が回動する。
主リンク32の係止面36とが当接するようにコイルバ
ネ37により弾接力が附加されているので、主リンク3
2を回動することこれと対応して第1補助リンク33が
回動し、ミックスドア8に対応した開度で補助ドア30
が回動する。
ベントドア26の回動軸27にはこれを回動中心とする
図示するようなペンクランク形の第二補助リンク38が
固着され、これ第2補助リンク38の一端には前記テン
プレバー同様にインストルメントパネルに取付けられた
モード切替用レバー(図し図示省略)の操作によって作
動するワイヤー39の先端が固着されている。
図示するようなペンクランク形の第二補助リンク38が
固着され、これ第2補助リンク38の一端には前記テン
プレバー同様にインストルメントパネルに取付けられた
モード切替用レバー(図し図示省略)の操作によって作
動するワイヤー39の先端が固着されている。
この第2補助リンク38と、前記第1補助リンク33と
は、空振り用リンク41を介して連設されている。
は、空振り用リンク41を介して連設されている。
そして、該第2補助リンク38と空振り用リンク41と
はぐ第2補助リンク38の他端に設けられたピンを空振
り用リンク41の一端に回動自在に枢着することにより
係合されている。
はぐ第2補助リンク38の他端に設けられたピンを空振
り用リンク41の一端に回動自在に枢着することにより
係合されている。
また、この空振り用リンク41の他端近傍には長孔42
が穿設されており、この長孔42と第1補助りンク33
の他端に固着されたピン43とを嵌合して空振り用リン
ク41と第1補助リンク33とを係合している。
が穿設されており、この長孔42と第1補助りンク33
の他端に固着されたピン43とを嵌合して空振り用リン
ク41と第1補助リンク33とを係合している。
フロアドア25は図示しないリンクによりベントドア2
6と連動してベントドア26と対応した3つの位置に開
閉移動する。
6と連動してベントドア26と対応した3つの位置に開
閉移動する。
尚、44はピン35の移動を規制するためのガイドであ
る。
る。
第3図A、Bはそれぞれ、第2図Aに対応してベントモ
ードのリンクの態様を示す図であり、ベントドア26は
a位置にある。
ードのリンクの態様を示す図であり、ベントドア26は
a位置にある。
ミックスドア8が第3図Bに示すようにb位置のときに
は空気流入口20に入った空気(フルクール状態を現出
する場合は、クーラーユニットで冷却された空気)は全
てヒーターコア7をバイパスして混合室12を経てベン
トダクト21に至る。
は空気流入口20に入った空気(フルクール状態を現出
する場合は、クーラーユニットで冷却された空気)は全
てヒーターコア7をバイパスして混合室12を経てベン
トダクト21に至る。
フルクール状態を現出る場合は、ベントダクト21を経
て車室内に吐出させる空気は最も低い温度となる。
て車室内に吐出させる空気は最も低い温度となる。
クーラーユニットで空気を冷却しない場合(クーラーユ
ニット未搭載車あるいは、クーラーユニット未作動時)
すなわち単なる送風状態を現出する場合は、インテーク
ユニットおらの取入れ空気がそのまま全量ベントダクト
21から車室内に吐出される。
ニット未搭載車あるいは、クーラーユニット未作動時)
すなわち単なる送風状態を現出する場合は、インテーク
ユニットおらの取入れ空気がそのまま全量ベントダクト
21から車室内に吐出される。
これらのときは、コイルばね37により第1補助リンク
33には反時計方向の回動力が付与されているが、ピン
35が係止面36と当接しているので補助ドア30はミ
ックスドア8と対応したb位置となっていて、バイパス
通路29を全閉している。
33には反時計方向の回動力が付与されているが、ピン
35が係止面36と当接しているので補助ドア30はミ
ックスドア8と対応したb位置となっていて、バイパス
通路29を全閉している。
そしてこのとはにはベントドア26がa位置であって、
補助ドア30かb位置であるので、第1複助リンク33
に設けたピン31が、空振り用リンク41の長孔42の
図面上の最上部に係止するようになっている。
補助ドア30かb位置であるので、第1複助リンク33
に設けたピン31が、空振り用リンク41の長孔42の
図面上の最上部に係止するようになっている。
つぎに、冷房空気調和状態を提出する場合は、前述のよ
うにミックスドア8をb位置からa位置に向かって回動
することにより調和空気を作り出すものであるか、この
ミックスドア8の回動は、モード切替用レバーによって
ワイヤー45を介して主リンク32を反時計方向に回動
することによって得られる。
うにミックスドア8をb位置からa位置に向かって回動
することにより調和空気を作り出すものであるか、この
ミックスドア8の回動は、モード切替用レバーによって
ワイヤー45を介して主リンク32を反時計方向に回動
することによって得られる。
そして、前述のように第1補助リンク33のピン35は
、コイルばね37により空振り用切り欠き34の係止面
36に弾接されているので、前記主リンク32の動き応
じて第1補助リンク33はピン35がガイド44に沿っ
て摺動しながら、時計方向に回動する。
、コイルばね37により空振り用切り欠き34の係止面
36に弾接されているので、前記主リンク32の動き応
じて第1補助リンク33はピン35がガイド44に沿っ
て摺動しながら、時計方向に回動する。
この際、第1補助リンク33に設けたピン43は、前記
長孔42中を図面上の最上部から下方に向かって移動す
る。
長孔42中を図面上の最上部から下方に向かって移動す
る。
すなわち、ミックスドア8がb位置からa位置まで回動
するのに応じて、ピン43は長孔の前記最上部から最下
部まで移動するうよになっている。
するのに応じて、ピン43は長孔の前記最上部から最下
部まで移動するうよになっている。
このような第1補助リンク33の作動により補助ドア3
0はb位置からa位置まで回動して、バイパス通路の全
閉状態から全開状態までを現出する。
0はb位置からa位置まで回動して、バイパス通路の全
閉状態から全開状態までを現出する。
第4図A、Bはそれぞれ、第2図Bに対応してパイレベ
ルモードのリンクの態様を示す図であり、ベントドア2
6はC位置となりフロアドア25はb位置となる。
ルモードのリンクの態様を示す図であり、ベントドア2
6はC位置となりフロアドア25はb位置となる。
このモードは前述のように頭寒足熱の状態を現出するモ
ードであり、ミックスドア8は通常a位置とb位置との
間の中間位置に置かれる。
ードであり、ミックスドア8は通常a位置とb位置との
間の中間位置に置かれる。
第4図Aに示すうよに、ベントドア26をC位置に置く
ことはa位置の場合の第2補助リンク38を回動軸27
を中心として、時計方向に回動させることであり、この
回動に伴なって第2補助リンク38に枢着した前記空振
り用リンク41は図面上の下方に移動するので、仮にミ
ックスドア8がa位置にあるとすると、すなわちこれと
連動する補助ドア30かa位置にあるとすると、第1補
助リンク33のピン43は、前記リンク41が下方に移
動した分だけ前記リンク41の長孔42中を相対的に摺
動して長孔42の中央部に位置することになる。
ことはa位置の場合の第2補助リンク38を回動軸27
を中心として、時計方向に回動させることであり、この
回動に伴なって第2補助リンク38に枢着した前記空振
り用リンク41は図面上の下方に移動するので、仮にミ
ックスドア8がa位置にあるとすると、すなわちこれと
連動する補助ドア30かa位置にあるとすると、第1補
助リンク33のピン43は、前記リンク41が下方に移
動した分だけ前記リンク41の長孔42中を相対的に摺
動して長孔42の中央部に位置することになる。
ところで、第4図Bに示すように、パイレベルモードに
おけるミックスドア8の一般的な位置であるC位置に、
ミックスドア8を前記a位置から移動すると、すなわち
、a位置の主リンク32を時計方向に回動させると、第
1複助リンク33は反時計方向に回動し、補助ドア30
もa位置からC位置まで回動する。
おけるミックスドア8の一般的な位置であるC位置に、
ミックスドア8を前記a位置から移動すると、すなわち
、a位置の主リンク32を時計方向に回動させると、第
1複助リンク33は反時計方向に回動し、補助ドア30
もa位置からC位置まで回動する。
このとき、前記ピン43は、長孔42の中央部から最上
部まで移動して空振り用レバー41に係止する。
部まで移動して空振り用レバー41に係止する。
さらに、ミックスドア8をC位置からb位置番こ向かっ
て回動させると、すなわち、主リンク32をさらに時計
方向に回動させると、第1補助リンク33は、前述のよ
うにピン13が長孔42の最上部で空振り用レバー41
に係止しているのでこれ以上回動しない。
て回動させると、すなわち、主リンク32をさらに時計
方向に回動させると、第1補助リンク33は、前述のよ
うにピン13が長孔42の最上部で空振り用レバー41
に係止しているのでこれ以上回動しない。
このため、補助ドア30はC位置で停止したままとなる
。
。
第5図は、第2図Cに対応してヒートモードのリンクの
態様を示す図であり、ベントドア26はb位置にあって
ベントダクト21を全閉しており、フロアダクト25は
b位置にあってフロアダクト23およびデフダクト22
を全開している。
態様を示す図であり、ベントドア26はb位置にあって
ベントダクト21を全閉しており、フロアダクト25は
b位置にあってフロアダクト23およびデフダクト22
を全開している。
ベントドア26をb位置におくと、すなわち第2補助リ
ンク38をさら番こ時計方向に回動させるト、前述のパ
イレベルモードの場合と同様に空振り用リンク41は図
面上の下方にさらに移動する。
ンク38をさら番こ時計方向に回動させるト、前述のパ
イレベルモードの場合と同様に空振り用リンク41は図
面上の下方にさらに移動する。
このためミックスドア8がa位置にある場合は、すなわ
ち、これと連動する補助ドア30がa位置にある場合は
、第1補助リンク33のピン43は、前記リンク41が
下方に移動した分だけ前記長孔42中を相対的に摺動し
て、長孔42の最上部lこ達し、空振り用レバー41(
こ係止する。
ち、これと連動する補助ドア30がa位置にある場合は
、第1補助リンク33のピン43は、前記リンク41が
下方に移動した分だけ前記長孔42中を相対的に摺動し
て、長孔42の最上部lこ達し、空振り用レバー41(
こ係止する。
従って、ミックスドア8をa位置からb位置に向かって
回動させても、すなわち、主リンク32を時計方向に回
動させても、第1補助リンク33は、ピン43が長孔4
2の最上部に係止しているので回動しない。
回動させても、すなわち、主リンク32を時計方向に回
動させても、第1補助リンク33は、ピン43が長孔4
2の最上部に係止しているので回動しない。
このため、補助ドア30は常にa位置に留まる。
なお、この場合、前述のヒータモードとの場合と同様、
主リンク32は空振り用の切欠き34の範囲内を単独に
回動することになる。
主リンク32は空振り用の切欠き34の範囲内を単独に
回動することになる。
すなわち、ミックスドア8は全回動範囲において補助ド
ア30と連動せずに独立して回動する。
ア30と連動せずに独立して回動する。
第6図は第2図りに対応して、デフロストモードのリン
クの態様を示す図であり、フロアドア25をC位置に移
動し、デフダクトのみ全開させて、全ての空気をデフダ
クトへ送るようにしである。
クの態様を示す図であり、フロアドア25をC位置に移
動し、デフダクトのみ全開させて、全ての空気をデフダ
クトへ送るようにしである。
この場合、第1補助リンク33のピン35は主リンク3
2の係止面36を離れて、主リンク32の空振り用切り
欠き34中を相対的に移動することになる。
2の係止面36を離れて、主リンク32の空振り用切り
欠き34中を相対的に移動することになる。
このときも、ヒートモードと同様にベントドア26がb
位置となるので、補助ドア30はミックスドア8の開閉
と連動することなく、a位置に留まる。
位置となるので、補助ドア30はミックスドア8の開閉
と連動することなく、a位置に留まる。
以上のように、本考案の自動車用空気調和装置は、バイ
パス通路にミックスドアと連動してバイパス通路を開閉
する補助ドアを設け、ベントモード及びバレベルモード
のときにはミックスドアに対応して補助ドアを作動し、
ヒート状態及びデフ状態にあってはミックスドアの回動
を補助ドアに連動させず空振りするようにしたのでヒー
タコアの温水回路にウォーターコックを必要としないの
で、常にヒーターコアに温水を循環させておいても、冷
房時に暖気が吸入されるという欠点がなく、しかも、ヒ
ートモード、デフモードにおいても風量を落とすことが
なく適切な空調状態を現出できるというきわめて優れた
ものである。
パス通路にミックスドアと連動してバイパス通路を開閉
する補助ドアを設け、ベントモード及びバレベルモード
のときにはミックスドアに対応して補助ドアを作動し、
ヒート状態及びデフ状態にあってはミックスドアの回動
を補助ドアに連動させず空振りするようにしたのでヒー
タコアの温水回路にウォーターコックを必要としないの
で、常にヒーターコアに温水を循環させておいても、冷
房時に暖気が吸入されるという欠点がなく、しかも、ヒ
ートモード、デフモードにおいても風量を落とすことが
なく適切な空調状態を現出できるというきわめて優れた
ものである。
第1A図は自動車用空気調和装置の一例を示す概略図、
第1B図は一部改良された自動車用空気調和装置を示す
概略図、第2図A−Dは本考案に係るそれぞれのドアの
開閉状態を示すヒータユニットの断面図、第3図A、B
はベントモードにおけるリンク機構の作動状態を示すヒ
ーターユニットの側面図、第4図A、Bはパイレベルモ
ードにおけるリンク機構の作動状態を示すヒーターコア
の側面図、第5図はヒートモードにおけるリンク機構の
作動状態を示すヒーターユニットの側面図、第6図はデ
フロストモードにおけるリンク機構状態を示すヒータユ
ニットの側面図である。 6・・・・・・ヒーターユニット、7・・・・・七−タ
ーコア、8・・・・・・ミックスドア、20・・・・・
・空気流入口、21・・・・・・ベントダクト、22・
・・・・・デフダクト、23・・・・・・フロアダクト
、25・・・・・・フロアドア、26・・曲ベントドア
、29・・・・・・バイパス通路、30・・・・・・補
助ドア、32・・・・・・主リンク、33・・・・・・
第1補助リンク、34・・・・・・空振り用切欠き、3
8・・・・・・第2補助リンク。
第1B図は一部改良された自動車用空気調和装置を示す
概略図、第2図A−Dは本考案に係るそれぞれのドアの
開閉状態を示すヒータユニットの断面図、第3図A、B
はベントモードにおけるリンク機構の作動状態を示すヒ
ーターユニットの側面図、第4図A、Bはパイレベルモ
ードにおけるリンク機構の作動状態を示すヒーターコア
の側面図、第5図はヒートモードにおけるリンク機構の
作動状態を示すヒーターユニットの側面図、第6図はデ
フロストモードにおけるリンク機構状態を示すヒータユ
ニットの側面図である。 6・・・・・・ヒーターユニット、7・・・・・七−タ
ーコア、8・・・・・・ミックスドア、20・・・・・
・空気流入口、21・・・・・・ベントダクト、22・
・・・・・デフダクト、23・・・・・・フロアダクト
、25・・・・・・フロアドア、26・・曲ベントドア
、29・・・・・・バイパス通路、30・・・・・・補
助ドア、32・・・・・・主リンク、33・・・・・・
第1補助リンク、34・・・・・・空振り用切欠き、3
8・・・・・・第2補助リンク。
Claims (1)
- デフダクトと、フロアダクトと、ベントダクトとが取り
つけられ更にヒータコアが内蔵されたヒータユニットに
、前記ヒータコアを通過する空気の量を制御するミック
スドアと、前記ヒータコアを通り前記ベントダクトへ向
う空気を案内し、かつ、前記ヒータコアをバイパスして
前記デフダクトないし前記フロアダクトに向かう空気を
案内するバイパス通路と、このバイパス通路を開閉する
補助ドアと、前記ベントダクトを通過する空気の量を制
御するベントドアと、前記フロアダクトと、デフダクト
とを開閉するフロアドアとを設け、前記ヒータコアに流
入する温水を制御する温水コックを有さない自動車用空
気調和装置において、前記ミックスドアの回動を前記補
助ドアの回動に連動させるように前記ミックスドアの回
動輪に固着された主リンクと、前記補助ドアの回動に固
着された第1補助リンクとを前記主リンクに設けた空振
り用切り欠きを介して係合する一方、前記ベントドアの
回動軸に第2補助リンクを固着すると共に、当該第2補
助リンクと、前記第1補助リンクとを連設する空振り用
リンクをその一端を該第2補助リンクの一端に枢着して
設け、前記空振り用リンクの他端近傍に前記ベントドア
の位置に応じて前記第1補助リンクの回動を停止させる
と共に、前記主リンクに連動した前記第1補助リンクの
回動を許容するための長穴を形成し、前記空振り用リン
クと前記第1補助リンクとを前記長穴と、前記第1補助
リンクに設けたピンとを嵌合することにより係合させ、
さらに、前記前記第1補助リンクを、前記主リンクの空
振り用切り欠きの一端に弾接させるための弾性部材を、
第1補助リンクの一端とヒータユニット壁面との間に係
止し、前記ベントドアの回動位置の違いによって前記ミ
ックスドアと前記補助ドアとが連動する場合、前記ミッ
クスドアの一部回動範囲においてのみ前記ミックスドア
と前記補助ドアとが連動する場合、及び前記ミックスド
アと前記補助ドアとが連動せず前記ミックスドアのみが
回動する場合を現出するようにしたことを特徴とする自
動車用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16308979U JPS5934495Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16308979U JPS5934495Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5679408U JPS5679408U (ja) | 1981-06-27 |
JPS5934495Y2 true JPS5934495Y2 (ja) | 1984-09-25 |
Family
ID=29674090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16308979U Expired JPS5934495Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934495Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-27 JP JP16308979U patent/JPS5934495Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5679408U (ja) | 1981-06-27 |
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