JP2000301933A - エアミックスダンパ装置及び車両用空気調和装置 - Google Patents

エアミックスダンパ装置及び車両用空気調和装置

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JP2000301933A
JP2000301933A JP11110141A JP11014199A JP2000301933A JP 2000301933 A JP2000301933 A JP 2000301933A JP 11110141 A JP11110141 A JP 11110141A JP 11014199 A JP11014199 A JP 11014199A JP 2000301933 A JP2000301933 A JP 2000301933A
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mix damper
air mix
opening
lever
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Shigehiro Hashizume
慈洋 橋詰
Hideto Noyama
英人 野山
Shiro Matsubara
史郎 松原
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    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/04Controlling members for hand actuation by pivoting movement, e.g. levers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00857Damper doors, e.g. position control characterised by the means connecting the initiating means, e.g. control lever, to the damper door

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータのレバー動作に対して吹き出
し風の温度をリニアに変化させることができるエアミッ
クスダンパ装置及び車両用空気調和装置を提供する。 【解決手段】 ヒータコア42の空気導入面42aを開
閉する板ドアタイプのエアミックスダンパ43Aと、こ
のエアミックスダンパ43Aを駆動するアクチュエータ
47の回動タイプのレバー48との間に、エアミックス
ダンパ43Aの開動初期Xと開動終期Zにおける回動速
度を開動中期Yに比較して低下させる回動速度調整機構
60,61を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアミックスダ
ンパ装置及び車両用空気調和装置に係り、特に、エアミ
ックスダンパを駆動するアクチュエータのレバー動作に
対して吹き出し風の温度をリニアに変化させることがで
きるエアミックスダンパ装置及び車両用空気調和装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように車両用空気調和装置は、内
気または外気のいずれか一方に導入空気を選択的に切り
替える内外気切り換えダンパを備えた内外気箱と、前記
導入空気を送風するブロワファンを有するブロワユニッ
トと、冷媒と通過する前記導入空気との間で熱交換させ
るエバポレータを備えたクーラユニットと、ヒータユニ
ットとを有する空気調和ユニットを備えている。上記ヒ
ータユニットは一般的に、ヒータユニットケース内に設
置され通過する前記導入空気を加熱するヒータコアと該
ヒータコアを通過する前記導入空気の流量を調整するエ
アミックスダンパ装置と前記ヒータユニットケースに開
口しそれぞれがダンパを備えた複数の吹き出し口とを有
するものである。
【0003】上記エアミックスダンパ装置は、ヒータコ
アの空気導入面を開閉する板ドアタイプのエアミックス
ダンパと、このエアミックスダンパを駆動するアクチュ
エータの回動タイプのレバーとの間をリンクで連結し、
乗員が車室内に設けられた操作パネルにおいて温度設定
用のレバー等を操作するとアクチュエータが駆動しアク
チュエータのレバーが回動してリンクを介してエアミッ
クスダンパを開作動させるものであり、このエアミック
スダンパの開度によりヒータコアを通過する導入空気量
を調整し吹き出し風の温度を調整している。
【0004】すなわち、ヒータコアの空気導入面を閉塞
する全閉位置においては、上流に位置するエバポレータ
からの冷却風をそのまま吹き出し風として供給し、エア
ミックスダンパの開度が増加するにつれて、ヒータコア
を通過する導入空気量を増して吹き出し風の温度を上昇
させ、エアミックスダンパの全開位置では、例えばエバ
ポレータからの冷却風を全てヒータコアを通過させて、
吹き出し風の温度を高くしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエアミックスダンパ装置にあっては、エアミックス
ダンパの開動初期と開動終期、つまり、エアミックスダ
ンパが全閉位置から少し開くまでの間と、全開位置の少
し手前から全開位置までの間においては、それ以外の位
置に比較して温度変化が激しいという問題がある。つま
り、図17に示すグラフでエアミックスダンパの開度と
吹き出し風の温度との関係を見てみると、エアミックス
ダンパの開度が少ない開動初期と、エアミックスダンパ
が全開位置となる少し手前から全開位置までの開動終期
においてはアクチュエータのレバーの動きに対して温度
の変化が急勾配となっているのである。
【0006】このような現象は、エアミックスダンパが
アクチュエータのレバーと共にリニアに回動する場合に
一般的に起きる問題であって、わかりやすくいうとエア
ミックスダンパは開動初期と開動終期においては敏感に
反応し、それ以外の開動中期においては反応が鈍感にな
るのである。したがって、このようにアクチュエータの
レバー動作に対して、つまり乗員の操作に対してリニア
な吹き出し風の温度変化が得られないと、乗員の意図す
る空気調和を図ることができない場合がある。
【0007】これに対処するために、上記エアミックス
ダンパを開動初期と開動終期においてはゆっくり回動す
るようにアクチュエータを駆動することも考えられる
が、このようなアクチュエータの改良はコストアップに
つながるという問題がある。また、適度な温度変化にす
るために邪魔板を設けるようにすることも考えられる
が、邪魔板による風量低下が避けられないという問題が
ある。そこで、この発明は、アクチュエータのレバー動
作に対して吹き出し風の温度をリニアに変化させること
ができるエアミックスダンパ装置及び車両用空気調和装
置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、ヒータコアの空気導入
面を開閉する板ドアタイプのエアミックスダンパと、こ
のエアミックスダンパを駆動するアクチュエータの回動
タイプのレバーとの間に、アクチュエータのレバー動作
に対して吹き出し風温度をリニアに変化させるエアミッ
クスダンパの回動速度調整機構を設けたことを特徴とす
る。このように構成することで、アクチュエータのレバ
ー動作に対して吹き出し風の温度をリニアに変化させる
ことが可能となる。
【0009】請求項2に記載した発明は、ヒータコアの
空気導入面を開閉する板ドアタイプのエアミックスダン
パと、このエアミックスダンパを駆動するアクチュエー
タの回動タイプのレバーとの間に、エアミックスダンパ
の開動初期と開動終期における回動速度を開動中期に比
較して低下させる回動速度調整機構を設けたことを特徴
とする。このように構成することで、エアミックスダン
パの開動初期と開動終期においてはアクチュエータのレ
バーの動きに対する変化量を開動中期のそれよりも少な
くすることが可能となる。
【0010】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2に記載した発明において、上記回動速度調整
機構が、エアミックスダンパに設けられたカムと、アク
チュエータのレバーに設けられ前記カムに係合するピン
とで構成されていることを特徴とする。このように構成
することで、アクチュエータ側に何らの改良を加える必
要がなくなる。請求項4に記載した発明は、請求項3に
記載した発明において、上記カムはアクチュエータのレ
バーのピンをガイドする案内経路を備え、案内経路は、
エアミックスダンパの開動初期を受け持つ第1案内経路
と、エアミックスダンパの開動中期を受け持つ第2案内
経路と、エアミックスダンパの開動終期を受け持つ第3
案内経路とを有していることを特徴とする。このように
構成することで、例えば、エアミックスダンパに応じて
第1案内経路、第2案内経路及び第3案内経路を形成す
ることが可能となる。
【0011】請求項5に記載した発明は、請求項3に記
載した発明において、上記カムはアクチュエータのレバ
ーのピンをガイドする案内経路を周縁に備えた開口部を
有し、案内経路は、エアミックスダンパの開動初期を受
け持つ第1案内経路と、エアミックスダンパの開動中期
を受け持つ第2案内経路と、エアミックスダンパの開動
終期を受け持つ第3案内経路とを有していることを特徴
とする。このように構成することで、例えば、エアミッ
クスダンパに応じて第1案内経路、第2案内経路及び第
3案内経路を形成することが可能となる。
【0012】請求項6に記載した発明は、請求項4また
は請求項5に記載した発明において、上記第1案内経路
は、エアミックスダンパの全閉位置においてアクチュエ
ータのレバーのピンの回動軌跡に対して徐々に外側へ離
れる方向に形成され、上記第3案内経路は、エアミック
スダンパの全開位置においてアクチュエータのレバーの
ピンの回動軌跡に対して徐々に外側へ離れる方向に形成
されていることを特徴とする。このように構成すること
で、エアミックスダンパの開動初期においては、全閉位
置から開き始めたエアミックスダンパは徐々に開くよう
に動作し、エアミックスダンパの開動終期においても全
開位置手前から全開位置までの間において徐々に開くよ
うに動作することが可能となる。
【0013】請求項7に記載した発明は、請求項5また
は請求項6に記載した発明において、上記エアミックス
ダンパに、少なくともエアミックスダンパの開動初期に
はアクチュエータのレバーのピンを第1案内経路に押圧
し、エアミックスダンパの開動終期にはアクチュエータ
のレバーのピンを第3案内経路に押圧する付勢手段が設
けられていることを特徴とする。このように構成するこ
とで、少なくともアクチュエータのレバーのピンを第1
案内経路及び第3案内経路に確実に案内することが可能
となる。
【0014】請求項8に記載した発明では、請求項2か
ら請求項7のいずれかに記載した発明において、上記開
動初期はエアミックスダンパの開度で全閉位置から15
度程度までの範囲を示し、開動終期はエアミックスダン
パの開度で全開位置の手前20度程度までの範囲を示す
ことを特徴とする。
【0015】請求項9に記載した発明は、内気導入口及
び外気導入口を開口して内気または外気のいずれか一方
に導入空気を選択的に切り替える内外気切り換えダンパ
を備えた内外気箱を設け、前記導入空気を送風するブロ
ワファンを有するブロワユニットを設け、冷媒と通過す
る前記導入空気との間で熱交換させるエバポレータを備
えたクーラユニットを設け、ヒータユニットケース内に
設置され通過する前記導入空気を加熱するヒータコアと
該ヒータコアを通過する前記導入空気の流量を調整する
エアミックスダンパ装置と前記ヒータユニットケースに
開口しそれぞれがダンパを備えた複数の吹き出し口とを
有するヒータユニットを設けた空気調和ユニットを有す
る車両用空気調和装置であって、前記エアミックスダン
パ装置が請求項1から請求項8のいずれかに記載のエア
ミックスダンパ装置であることを特徴とする。このよう
に構成することで、乗員の吹き出し風の温度調整操作に
応じてリニアに吹き出し風の温度を変化させることが可
能となる。
【0016】請求項10に記載した発明は、ヒータコア
の空気導入面を開閉する板ドアタイプのエアミックスダ
ンパと、このエアミックスダンパの作動量を指示する操
作手段とを備え、操作手段の操作量に対するエアミック
スダンパの作動量が操作始期から操作終期までの間に変
動することを特徴とする。このように構成することで、
乗員の吹き出し風の温度調整操作に応じて吹き出し風の
温度の変化を一定にすることが可能となる。
【0017】請求項11に記載した発明は、請求項10
に記載した発明において、操作始期及び操作終期におけ
る操作手段の操作量に対するエアミックスダンパの作動
量が操作中期に比べて小さいことを特徴とする。このよ
うに構成することで、乗員の吹き出し風の温度調整操作
に応じてリニアに吹き出し風の温度を変化させることが
可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図4から図6は車両用空気調和装置の
構成を示すものである。この車両用空気調和装置は、大
きくは冷房等の空気調和を行う空気調和ユニット1と、
冷房運転時に空気調和ユニット1へ冷媒を供給する冷媒
系2と、暖房運転時に空気調和ユニット1へ熱源となる
エンジン冷却水を供給する加熱源系3と、装置全体の作
動制御を行う制御部4とにより構成されている。
【0019】空気調和ユニット1は、図4に示すよう
に、内外気箱10、ブロワユニット20、クーラユニッ
ト30、ヒータユニット40が一体となった、または接
続されたものである。この空気調和ユニット1は、一般
的な乗用車の場合、図5及び図6に示すように車室内か
ら見て左側の助手席側で、しかもダッシュボード5の下
方に位置するエンジンルーム6の後部に横長に配置され
ている。以下、この空気調和ユニット1を空気の流れの
順に説明する。
【0020】内外気箱10は、空気調和ユニット1に導
入する空気を外気(車室外の空気)aまたは内気(車室
内の空気)bのいずれか一方に選択切り換えする機能を
有する部分である。ここでは、車室外に連通する外気導
入口11aと車室内に連通する内気導入口11bとが設
けられており、両導入口11a,11bのいずれか一方
を内外気切り換えダンパ12により閉じて、導入する空
気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択するようになってい
る。
【0021】ブロワユニット20は、内外気箱10の下
流に接続して設けられ、ブロワファン21の作動により
外気aまたは内気bを選択的に吸引して後述するクーラ
ユニット30へ送風する機能を有している。このブロワ
ファン21は、電動モータ22を駆動源とし、一般的に
は停止位置の他に、複数の風量切り換えができるように
なっている。尚、車両の走行中に外気aを導入する場合
には、ブロアファン21が停止していても走行風である
外気aをクーラユニット30へ流すことができる。ま
た、空気調和ユニット1によっては、ブロワユニット2
0が後述するクーラユニット30の後流側に設置される
場合もある。
【0022】クーラユニット30は、ブロワユニット2
0から送風されてきた導入空気を冷却して除湿する機能
を有している。このクーラユニット30は、熱交換器で
あるエバポレータ31と、このエバポレータ31を格納
するクーラユニットケース32とにより構成されてい
る。
【0023】エバポレータ31は、冷房運転時に後述す
る冷媒系2から低温低圧の液冷媒の供給を受け、ブロワ
ユニット20から送風されてきてこのエバポレータ31
を通過する導入空気と液冷媒との間で熱交換させる。こ
の結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び除湿さ
れた冷風となり、ヒータユニット40へ導かれる。クー
ラユニットケース32は、上流側の端部がブロワユニッ
ト20と接続され、下流側の端部がヒータユニット40
と接続されて、導入空気の流路となる空調ダクトADの
一部を形成している樹脂成形部品である。
【0024】ヒータユニット40は、クーラユニット3
0から送られてきた導入空気を選択的に加熱すると共
に、運転モードに対応した吹き出し口から空調された空
気を吹き出す機能を有している。このヒータユニット4
0は、ヒータユニットケース41の内部に設置されたヒ
ータコア42と、このヒータコア42を通過する導入空
気の流量を調整する後述するエアミックスダンパ装置4
3と、ヒータユニットケース41に開口しそれぞれが開
閉操作可能なデフロスタダンパ44a,フェイスダンパ
45a,フットダンパ46aを備えたデフロスタ吹き出
し口44,フェイス吹き出し口45,フット吹き出し口
46とにより構成されている。
【0025】ヒータコア42は、暖房運転時に後述する
加熱源系3から高温のエンジン冷却水の供給を受け、ク
ーラユニット30から送風されてきた導入空気を加熱す
る。ヒータユニット40に送られた導入空気は、エアミ
ックスダンパ装置43のエアミックスダンパ43Aの開
度に応じて、ヒータコア42を通過して加熱されるもの
と、ヒータコア42を通過しないものとに分けられる。
【0026】上述したデフロスタ吹き出し口44は、冬
季走行前のフロントガラスの霜取り及び雨天走行中のフ
ロントガラスの曇りを除去するために、フロントガラス
などの内面に直接当たるよう温風及び除湿した風を吹き
出すものであり、このような空調運転モードはデフロス
タ吹き出しモードと呼ばれている。また、フェイス吹き
出し口45は、主として夏季の冷房運転時に乗員の上半
身へ向けて冷風を吹き出すものであり、このような空調
運転モードはフェイス吹き出しモードと呼ばれている。
【0027】そして、フット吹き出し口46は、主とし
て冬季の暖房運転時に乗員の足元へ温風を吹き出すもの
であり、フット吹き出しモードと呼ばれている。尚、主
として春や秋の中間期に用いられ、フェイス吹き出し口
45及びフット吹き出し口46の両方から空調された空
気を吹き出すバイレベル吹き出しモードと呼ばれる空調
運転モードもあり、この場合は、フェイス吹き出し口4
5からの吹き出し風をフット吹き出し口46より低温と
する頭寒足熱とするのが一般的である。
【0028】次に、冷媒系2の構成を図5に基づいて説
明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧
の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデ
ンサ52、後述するレシーバ53及び図示を省略した膨
張弁とを具備している。尚、この冷媒系2は、冷房・除
湿機能を必要としない場合は、上述したエバポレータ3
1と共に設置が省略される。コンプレッサ51は、エバ
ポレータ31で車室内の熱を奪って気化した低温低圧の
ガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒としてコンデン
サ52へ送り出すものである。自動車用空気調和装置の
場合、コンプレッサ51は、通常エンジン54よりベル
ト及びクラッチを介して駆動力を受ける。
【0029】コンデンサ52は、エンジンルーム6の前
部に配設され、コンプレッサ51から供給された高温高
圧のガス冷媒を外気で冷却し、ガス状の冷媒を凝縮液化
させるものである。こうして液化された冷媒は、レシー
バ53へ送られて気液の分離がなされ、高温高圧の液冷
媒として図示省略の膨張弁に送られる。この膨張弁で
は、高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させることによって
低温低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレータ31へ供
給する。尚、膨張弁は通常エバポレータ31と共にクー
ラユニット30内の適所に設置される。
【0030】続いて、加熱源系3の構成を図5、図6に
基づいて簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコ
ア42に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するも
ので、エンジン54とラジエータ55との間を循環する
エンジン冷却水系から、その一部を空気調和装置に導入
するものである。ウォータバルブ56による流量制御を
行うものもある。
【0031】次に、制御部4の構成を図6に基づいて簡
単に説明する。この制御部4は、空気調和装置を構成し
ている空気調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3の
作動制御を行うもので、通常、乗員が各種の設定を行う
操作パネル57に制御回路を組み込んで、インスツルメ
ントパネル7の中央部に設置されている。この制御部4
では、内外気切り換えダンパ12の切り換え操作、各種
運転モードの選択切り換え、ブロワファン21の風量切
り換え及び所望の温度設定操作などを行うことができ
る。
【0032】ここで、上述したヒータユニット40のエ
アミックスダンパ装置43について説明する。図1にお
いて、前記エアミックスダンパ装置43は、ヒータコア
42の空気導入面42aを開閉する板ドアタイプのエア
ミックスダンパ43Aと、このエアミックスダンパ43
Aを駆動するアクチュエータ47の回動タイプのレバー
48と、これらエアミックスダンパ43Aとレバー48
との間に設けられエアミックスダンパ43Aの開動初期
Xと開動終期Zにおける回動速度を開動中期Yに比較し
て低下させるエアミックスダンパ43Aの回動速度調整
機構とで構成されている。
【0033】ここで、開動初期Xとは、この実施形態で
はエアミックスダンパ43Aの開度で全閉位置から15
度程度までの範囲を示し、開動終期Zはエアミックスダ
ンパ43Aの開度で全開位置の手前20度程度までの範
囲を示し、これらの範囲はエアミックスダンパ43Aの
動きに対して吹き出し風の温度が敏感に変化する範囲で
ある。エアミックスダンパ43Aは、軸O1を中心にし
て、ヒータコア42の空気導入面42aを閉じエバポレ
ータ31からの冷却風を通過させない全閉位置(図1)
から、ヒータコア42の空気導入面42aを開きエバポ
レータ31からの冷却風を全て通過させる全開位置(図
16)までの間で回動するものである。
【0034】アクチュエータ47は操作パネル57の図
示しない温度設定用の操作レバーに連係してレバー48
を軸O2回りに(100度の範囲で)回動する電動モー
タ等から構成され、レバー48の先端部は弧状のガイド
63に案内される。
【0035】上記回動速度調整機構は、エアミックスダ
ンパ43Aの軸O1に固定されアクチュエータ47側に
延びるカム60と、アクチュエータ47のレバー48の
先端に設けられ前記カム60に係合するピン61とで構
成されている。上記カム60はアクチュエータ47のレ
バー48のピン61をガイドする案内経路を周縁に備え
た開口部62を有し、案内経路は、エアミックスダンパ
43Aの開動初期Xを受け持つ第1案内経路K1と、エ
アミックスダンパ43Aの開動中期Yを受け持つ第2案
内経路K2と、エアミックスダンパ43Aの開動終期Z
を受け持つ第3案内経路K3とを有している。
【0036】上記第1案内経路K1は、図1に示すよう
にエアミックスダンパ43Aの全閉位置においてアクチ
ュエータ47のレバー48のピン61の回動軌跡Rに対
して徐々に外側へ離れる方向に形成され、上記第3案内
経路K3は、図16に示すようにエアミックスダンパ4
3Aの全開位置においてアクチュエータ47のレバー4
8のピン61の回動軌跡Rに対して徐々に外側へ離れる
方向に形成されている。したがって、上記開口部62
は、第1案内経路K1、第2案内経路K2及び第3案内
経路K3で略人の字形状に形成されている。
【0037】上記エアミックスダンパ43Aには、少な
くともエアミックスダンパ43Aの開動初期Xではアク
チュエータ47のレバー48のピン61を第1案内経路
K1に押圧し、エアミックスダンパ43Aの開動終期Z
ではアクチュエータ47のレバー48のピン61を第3
案内経路K3に押圧する付勢手段としてのコイルスプリ
ング64が設けられている。尚、コイルスプリング64
は図示都合上図1と図12、図16にのみ示す。ここで
図12ではエアミックスダンパ43Aは時計方向にわず
かに付勢されている。
【0038】したがって、上記エアミックスダンパ装置
43によれば、アクチュエータ47のレバー48が0度
から100度までの間を等速度で回動する間に、エアミ
ックスダンパ43Aは全閉位置から全開位置の範囲(回
動角約100度)で不等速に回動することになる。具体
的に、レバー48の回動角0度の位置を示す図1から1
0度の位置を示す図7、更に10度づつ回動角を増加さ
せた状態を示す図8から図16(100度)によって説
明する。
【0039】図1、図7から図9に示す範囲において
は、アクチュエータ47のレバー48は30度回動し、
この間エアミックスダンパ43Aは開動初期Xとなる少
ない回動角の範囲でゆっくりと回動する(図2における
低勾配の範囲参照)。これはカム60の第1案内経路K
1の形状が図1の全閉位置においてレバー48のピン6
1の回動軌跡Rに対して徐々に外側へ離れる方向に形成
されているため、この開動初期Xにおいてはレバー48
の回動角に対して、エアミックスダンパ43Aの引き込
み量が少ないからである。
【0040】したがって、この間エアミックスダンパ4
3Aはゆっくりと開くことになるため、吹き出し風の温
度変化が敏感であるエアミックスダンパ43Aの開動初
期Xにおいて、乗員のレバー操作に応じた吹き出し風の
温度を得るための最適なエアミックスダンパ43Aの位
置を設定することができる。また、乗員の操作レバーの
感触と実際の温度変化とをマッチングさせることができ
る。ここで、この開動初期Xにおいては図8、図9に示
すようにピン61が拘束されない状況が生ずるが、コイ
ルスプリング64によりピン61が第1案内経路K1に
付勢されているため、エアミックスダンパ43Aは振れ
を起こすようなことはなく確実に保持される。
【0041】図9から図13に示す範囲においては、ア
クチュエータ47のレバー48は30度から70度まで
回動し、この間エアミックスダンパ43Aは開動中期Y
となる回動角の範囲で速やかに回動する(図2における
急勾配の範囲参照)。これはカム60の第2案内経路K
2が略V字形状をしており、主として図10、図11に
示すようにレバー48のピン61の移動量と同等の引き
込み量をもってエアミックスダンパ43Aを移動させる
ためである。
【0042】したがって、この間エアミックスダンパ4
3Aは速やかに大きな角度開くことになるため、吹き出
し風の温度変化が鈍感であるエアミックスダンパ43A
の開動中期Yにおいて、乗員のレバー操作に応じた吹き
出し風の温度を得るための最適なエアミックスダンパ4
3Aの位置を設定することができる。また、乗員の操作
レバーの感触と実際の温度変化とをマッチングさせるこ
とができる。尚、コイルスプリング64によりピン61
が第2案内経路K2から離れることがないのは上述開動
初期Xの場合と同様である。
【0043】図13から図16に示す範囲においては、
アクチュエータ47のレバー48は70度から100度
まで回動し、この間エアミックスダンパ43Aは開動終
期Zとなる少ない回動角の範囲でゆっくりと回動する
(図2における低勾配の範囲参照)。これはカム60の
第3案内経路K3の形状が図16の全開位置においてレ
バー48のピン61の回動軌跡Rに対して徐々に外側へ
離れる方向に形成されているため、この開動終期Zにお
いてはレバー48の回動角に対して、エアミックスダン
パ43Aの押し出し量が少ないからである。
【0044】したがって、この間エアミックスダンパ4
3Aはゆっくりと開くことになるため、上述した開動初
期Xの場合と同様、吹き出し風の温度変化が敏感である
エアミックスダンパ43Aの開動終期Zにおいて、乗員
のレバー操作に応じた吹き出し風の温度を得るための最
適なエアミックスダンパ43Aの位置を設定することが
でき、乗員の操作レバーの感触と実際の温度変化とをマ
ッチングさせることができる。ここで、この開動終期Z
においても図13に示すようにピン61が拘束されない
状況が生ずるが、コイルスプリング64によりピン61
が第3案内経路K3に付勢されているため、エアミック
スダンパ43Aは振れを起こすようなことはなく確実に
保持される。
【0045】したがって、アクチュエータ47の回動、
即ち、乗員の操作パネル57のレバーL操作に応じて、
エアミックスダンパ43Aに図2に示すような開度の変
化量が一様ではない回動をさせることで、エアミックス
ダンパ43Aの開度の変化量が一様である場合に生ずる
従来のような吹き出し風の温度の変化(図17)を図3
に示すようにリニアなものとすることができる。また、
乗員の操作パネル57のレバー(操作手段)Lの操作量
に応じた吹き出し風の温度を設定することができるた
め、車両用空気調和装置の操作性を高めることができ
る。つまり、操作パネル57のレバーLの操作量に対す
るエアミックスダンパ43Aの回動量が該レバーLの操
作始期から操作終期までの間に変動する、より具体的に
は操作始期及び操作終期における該レバーLの操作量に
対するエアミックスダンパ43Aの回動量が操作中期に
比べて小さくすることにより、図3に示すような理想的
な吹出し温度を得ることができる。
【0046】また、カム60とピンという簡単な構造
で、エアミックスダンパ43Aの動作を制御しているた
め、アクチュエータ側で制御した場合に比較してコスト
ダウンを図ることができる。尚、この発明は上記実施形
態に限られるものではなく、例えば、カムを第1案内経
路と第2案内経路と第3案内経路が曲線状に連なる形状
の回動カムとしてコイルスプリング64を廃止しても良
い。また、上記開動初期X、開動中期Y及び開動終期Z
は空気調和ユニット1の形状等様々な要因によって変化
するため例示したエアミックスダンパ43Aの開度以外
となるような場合も含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、アクチュエータのレバー動作に対
して吹き出し風温度をリニアに変化させることができる
ため、乗員の意図するエアミックスダンパの開閉操作を
実現することができるという効果がある。請求項2に記
載した発明によれば、エアミックスダンパの開動初期と
開動終期においてはアクチュエータのレバーの動きに対
する変化量を開動中期のそれよりも少なくすることがで
きるため、エアミックスダンパの開動初期と開動終期に
おけるエアミックスダンパの開度に対応する吹き出し風
の温度の変化を緩やかにすることができる。したがっ
て、エアミックスダンパの全閉位置から全開位置までの
間を通じてアクチュエータのレバーの動きに対する吹き
出し風の温度の変化をリニアにできるという効果があ
る。
【0048】請求項3に記載した発明によれば、アクチ
ュエータ側に何らの改良を加える必要がなく、カムとピ
ンという簡単な構成で確実な動作を確保できるという効
果がある。請求項4に記載した発明によれば、例えば、
エアミックスダンパの配置部位等に応じて第1案内経
路、第2案内経路及び第3案内経路を形成することがで
きるため、アクチュエータのレバーのピンを上記各案内
経路に沿ってガイドさせながらエアミックスダンパを確
実に設定通りの動きで操作することができるという効果
がある。
【0049】請求項5に記載した発明によれば、例え
ば、エアミックスダンパの配置部位等に応じて第1案内
経路、第2案内経路及び第3案内経路を形成することが
できるため、アクチュエータのレバーのピンを上記開口
部の周縁を構成する各案内経路に沿ってガイドさせなが
らエアミックスダンパを設定通りの動きで操作すること
ができるという効果がある。請求項6に記載した発明に
よれば、エアミックスダンパの開動初期においては、全
閉位置から開き始めたエアミックスダンパは徐々に開く
ように動作し、エアミックスダンパの開動終期において
も全開位置手前から全開位置までの間において徐々に開
くように動作することができるため、エアミックスダン
パの開動初期と開動終期の回動速度を開動中期よりも低
下させることができ、エアミックスダンパの開動初期と
開動終期におけるエアミックスダンパの開度に対応する
吹き出し風の温度の変化を緩やかにすることができる。
したがって、エアミックスダンパの全閉位置から全開位
置までの間を通じてアクチュエータのレバーの動きに対
する吹き出し風の温度の変化をリニアにできるという効
果がある。
【0050】請求項7に記載した発明によれば、少なく
ともアクチュエータのレバーのピンを第1案内経路及び
第3案内経路に案内することができるため、アクチュエ
ータの動きを確実にエアミックスダンパに伝達すること
ができるという効果がある。請求項8に記載した発明に
よれば、エアミックスダンパの全閉位置から全開位置ま
での間を通じてアクチュエータのレバーの動きに対する
吹き出し風の温度の変化をリニアにできるという効果が
ある。
【0051】請求項9に記載した発明によれば、乗員の
吹き出し風の温度調整操作に応じてリニアに吹き出し風
の温度を変化させることができるため、上記温度調整操
作にマッチングした空気調和を実現することができると
いう効果がある。請求項10に記載した発明によれば、
乗員の吹き出し風の温度調整操作に応じて吹き出し風の
温度の変化を一定にすることができる効果がある。請求
項11に記載した発明は、乗員の吹き出し風の温度調整
操作に応じてリニアに吹き出し風の温度を変化させるこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のエアミックスダンパ全
閉位置(レバー回動角0度)の説明図である。
【図2】 この発明の実施形態のアクチュエータのレバ
ー回動量とエアミックスダンパの開度との関係を示すグ
ラフ図である。
【図3】 この発明の実施形態のアクチュエータのレバ
ー回動量と吹き出し風の温度との関係を示すグラフ図で
ある。
【図4】 この発明の一実施形態の空気調和ユニットを
示す断面図である。
【図5】 車両用空調装置を搭載した自動車のエンジン
ルームを示す斜視図である。
【図6】 車両用空調装置を搭載した自動車の車室内側
から見た斜視図である。
【図7】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回動
角10度)を示す説明図である。
【図8】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回動
20角度)を示す説明図である。
【図9】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回動
角30度)を示す説明図である。
【図10】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回
動角40度)を示す説明図である。
【図11】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回
動角50度)を示す説明図である。
【図12】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回
動角60度)を示す説明図である。
【図13】 エアミックスダンパの全開位置(レバー回
動角70度)を示す説明図である。
【図14】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回
動角80度)を示す説明図である。
【図15】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回
動角90度)を示す説明図である。
【図16】 エアミックスダンパの作動状況(レバー回
動角100度)を示す説明図である。
【図17】 従来技術の図3に相当するグラフ図であ
る。
【符号の説明】
1 空気調和ユニット 10 内外気箱 11a 外気導入口 11b 内気導入口 12 内外気切り換えダンパ 20 ブロワユニット 21 ブロワファン 30 クーラユニット 31 エバポレータ 40 ヒータユニット 41 ヒータユニットケース 42 ヒータコア 42a 空気導入面 43 エアミックスダンパ装置 43A エアミックスダンパ(エアミックスダンパ装
置) 44 デフロスタ吹き出し口(吹き出し口) 44a デフロスタダンパ(ダンパ) 45 フェイス吹き出し口(吹き出し口) 45a フェイスダンパ(ダンパ) 46 フット吹き出し口(吹き出し口) 46a フットダンパ(ダンパ) 47 アクチュエータ 48 レバー(エアミックスダンパ装置) 60 カム(回動速度調整機構) 61 ピン(回動速度調整機構) 62 開口部 64 コイルスプリング(付勢手段) K1 第1案内経路 K2 第2案内経路 K3 第3案内経路 L レバー(操作手段) R 回動軌跡 X 開動初期 Y 開動中期 Z 開動終期
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 史郎 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 Fターム(参考) 3L011 BH00 CL02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータコアの空気導入面を開閉する板ド
    アタイプのエアミックスダンパと、このエアミックスダ
    ンパを駆動するアクチュエータの回動タイプのレバーと
    の間に、アクチュエータのレバー動作に対して吹き出し
    風温度をリニアに変化させるエアミックスダンパの回動
    速度調整機構を設けたことを特徴とするエアミックスダ
    ンパ装置。
  2. 【請求項2】 ヒータコアの空気導入面を開閉する板ド
    アタイプのエアミックスダンパと、このエアミックスダ
    ンパを駆動するアクチュエータの回動タイプのレバーと
    の間に、エアミックスダンパの開動初期と開動終期にお
    ける回動速度を開動中期に比較して低下させる回動速度
    調整機構を設けたことを特徴とするエアミックスダンパ
    装置。
  3. 【請求項3】 上記回動速度調整機構が、エアミックス
    ダンパに設けられたカムと、アクチュエータのレバーに
    設けられ前記カムに係合するピンとで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアミ
    ックスダンパ装置。
  4. 【請求項4】 上記カムはアクチュエータのレバーのピ
    ンをガイドする案内経路を備え、案内経路は、エアミッ
    クスダンパの開動初期を受け持つ第1案内経路と、エア
    ミックスダンパの開動中期を受け持つ第2案内経路と、
    エアミックスダンパの開動終期を受け持つ第3案内経路
    とを有していることを特徴とする請求項3に記載のエア
    ミックスダンパ装置。
  5. 【請求項5】 上記カムはアクチュエータのレバーのピ
    ンをガイドする案内経路を周縁に備えた開口部を有し、
    案内経路は、エアミックスダンパの開動初期を受け持つ
    第1案内経路と、エアミックスダンパの開動中期を受け
    持つ第2案内経路と、エアミックスダンパの開動終期を
    受け持つ第3案内経路とを有していることを特徴とする
    請求項3に記載のエアミックスダンパ装置。
  6. 【請求項6】 上記第1案内経路は、エアミックスダン
    パの全閉位置においてアクチュエータのレバーのピンの
    回動軌跡に対して徐々に外側へ離れる方向に形成され、
    上記第3案内経路は、エアミックスダンパの全開位置に
    おいてアクチュエータのレバーのピンの回動軌跡に対し
    て徐々に外側へ離れる方向に形成されていることを特徴
    とする請求項4または請求項5に記載のエアミックスダ
    ンパ装置。
  7. 【請求項7】 上記エアミックスダンパに、少なくとも
    エアミックスダンパの開動初期にはアクチュエータのレ
    バーのピンを第1案内経路に押圧し、エアミックスダン
    パの開動終期にはアクチュエータのレバーのピンを第3
    案内経路に押圧する付勢手段が設けられていることを特
    徴とする請求項5または請求項6に記載のエアミックス
    ダンパ装置。
  8. 【請求項8】 上記開動初期はエアミックスダンパの開
    度で全閉位置から15度程度までの範囲を示し、開動終
    期はエアミックスダンパの開度で全開位置の手前20度
    程度までの範囲を示すことを特徴とする請求項2から請
    求項7のいずれかに記載のエアミックスダンパ装置。
  9. 【請求項9】 内気導入口及び外気導入口を開口して内
    気または外気のいずれか一方に導入空気を選択的に切り
    替える内外気切り換えダンパを備えた内外気箱を設け、
    前記導入空気を送風するブロワファンを有するブロワユ
    ニットを設け、冷媒と通過する前記導入空気との間で熱
    交換させるエバポレータを備えたクーラユニットを設
    け、ヒータユニットケース内に設置され通過する前記導
    入空気を加熱するヒータコアと該ヒータコアを通過する
    前記導入空気の流量を調整するエアミックスダンパ装置
    と前記ヒータユニットケースに開口しそれぞれがダンパ
    を備えた複数の吹き出し口とを有するヒータユニットを
    設けた空気調和ユニットを有する車両用空気調和装置で
    あって、前記エアミックスダンパ装置が請求項1から請
    求項8のいずれかに記載のエアミックスダンパ装置であ
    ることを特徴とする車両用空気調和装置。
  10. 【請求項10】 ヒータコアの空気導入面を開閉する板
    ドアタイプのエアミックスダンパと、このエアミックス
    ダンパの作動量を指示する操作手段とを備え、操作手段
    の操作量に対するエアミックスダンパの作動量が操作始
    期から操作終期までの間に変動することを特徴とするエ
    アミックスダンパ装置。
  11. 【請求項11】 操作始期及び操作終期における操作手
    段の操作量に対するエアミックスダンパの作動量が操作
    中期に比べて小さいことを特徴とする請求項10に記載
    のエアミックスダンパ装置。
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