JPH11254943A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH11254943A
JPH11254943A JP8045498A JP8045498A JPH11254943A JP H11254943 A JPH11254943 A JP H11254943A JP 8045498 A JP8045498 A JP 8045498A JP 8045498 A JP8045498 A JP 8045498A JP H11254943 A JPH11254943 A JP H11254943A
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air
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heater core
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エアミックスドアの複数分割化により、コール
ド通路側のドアにフラップ機能を兼備させ、冷風と温風
との混合性向上を図り、温度ムラを低減し、良好な空調
性能を確保可能な車両用空調装置の提供。 【解決手段】空調ダクト1内にコア側通路4と反コア側
通路5とを区画するようにヒータコア3を設け、ヒータ
コア3の上流にはコア3を通過する風量を調整する第1
ドア13が配設された車両用空調装置であって、上記第
1ドアと対向して反コア側通路5に設けられ該第1ドア
13と共に反コア側通路5の流量を制御する第2ドア2
0を設け、上記第1ドアが中立位置よりも反コア側通路
5の閉鎖傾向にある空調温度中間時において、第2ドア
20で反コア側通路5の冷風とヒータコア3を通過した
温風を混合すべく該第2ドア20をヒータコア3下流に
指向させるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調ダクト(ケ
ーシング)内にコア側通路(ホット側通路)と反コア側
通路(コールド側通路)とを区画するようにヒータコア
を設けると共に、エバポレータ下流とヒータコア上流と
の間にヒータコア通過風量を調整するエアミックスドア
が配設されたような車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の車両用空気調和装置とし
ては、例えば図8に示す如き構成の装置がある。すなわ
ち、空調経路を構成するケーシング81を設け、このケ
ーシング81内にエバポレータ82(蒸発器)を配置す
る一方、エバポレータ82の下流部にはヒータコア83
(加熱用熱交換器)を配設して、このヒータコア83で
エバポレータ82下流側のケーシング81内をコア側通
路(いわゆるホット側通路、温風通路)84と、反コア
側通路(いわゆるコールド側通路、冷風通路)85とに
区画し、さらにヒータコア83の下端上流部にその下流
支点86を中心に回動するエアミックスドア87を設け
ると共に、反コア側通路85のケーシング81内壁面寄
りの位置には支点88を中心に揺動するフラップ89を
取付けた車両用空気調和装置である。
【0003】この従来装置においては上述のエアミック
スドア87を実線位置に設定した時、エバポレータ82
で冷却された冷風が反コア側通路85から流出して、フ
ルコールド状態となる一方、上述のエアミックスドア8
7を仮想線位置に設定した時、エバポレータ82を経由
した空調風はその全量がヒータコア83に導かれ、この
ヒータコア83で加熱された温風がコア側通路84から
流出して、フルホット状態となる。
【0004】また上述のエアミックスドア87を中間位
置、特にフルホット状態を確保する図8の仮想線位置よ
りも所定量上方に変位させた時には、ヒータコア83を
通過した温風と、ヒータコア83を通過しない冷風とを
良好に混合させる目的で、上述のフラップ89を図8の
仮想線位置に揺動させて、流出空調風の温度ムラを防止
する一方、フルコールド時においては通風抵抗を低減さ
せる目的で、フラップ89を図8に実線で示す如く水平
位置に揺動させるものである。
【0005】しかし、この従来装置にあっては単一のエ
アミックスドア87でヒータコア通過風量をコントロー
ルしている関係上、ドア87それ自体、並びに装置全体
が大型化し、併せて冷風と温風とを良好に混合して温度
ムラ発生を防止する目的で別途フラップ89が必要とな
る問題点があった。従来、このような問題点を解消して
装置のコンパクト化を図る目的で、特開平9−1096
61号公報に記載の車両用空気調和装置が既に発明され
ている。
【0006】つまり、図9に示すようにケーシング90
内にエバポレータ91を配設し、このエバポレータ91
下流と空調風流出口92との間にヒータコア93を設け
て、このヒータコア93を上方に迂回する迂回通路94
と、下方に迂回する迂回通路95とを形成すると共に、
ヒータコア通過風量をコントロールする2つのドア9
6,97と、フルコールド時において車室内の急速冷房
に対応して図9の実線位置から同図の仮想線位置へ回動
されるドア98とを設けた装置である。
【0007】この図9に示す従来装置においてはフルコ
ールド(最強冷房)時とフルホット(最強暖房)時との
中間の空調温度中間時に上述の合計3つのドア96,9
7,98を図示の実線位置に設定し、迂回通路94を通
る冷風(矢印c参照)と、ヒータコア93を通過した温
風(矢印h参照)とを混合させて、空調風(矢印e参
照)を空調風流出口92から流出するものである。
【0008】この図9に示す従来装置にあっては、エア
ミックスドアの複数分割構成により装置のコンパクト化
を図ることができる利点がある反面、2つの迂回通路9
4,95とヒータコア93を通過する通路(矢印h参
照)との合計3通路を要するため、通路構成が複雑化
し、また上述の迂回通路94の形成により装置全体の通
風抵抗が大となる問題点があり、併せて上述のドア98
には図8で示したフラップ89のようにフルコールド時
とフルホット時との中間の空調温度中間時において冷風
をヒータコア93下流側へ案内して、冷風と温風とを混
合させるような機能を期待することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、ヒータコア上流にヒータコア通過風量を調
整する第1ドアが配設されたものにおいて、第1ドアと
対向して反コア側通路(コールド通路)に第2ドアを設
け、第1ドアが中立位置よりも反コア側通路の閉鎖傾向
にある空調温度中間時において、第2ドアで反コア側通
路の冷風とヒータコアを通過した温風とを混合すべく該
第2ドアをヒータコア下流に指向させるように構成する
ことで、エアミックスドアの複数分割化により装置の小
型コンパクト化を達成しつつ、上記空調温度中間時の第
2ドアの指向構成により、この第2ドアに前記フラップ
機能を兼備させて、冷風と温風との混合性向上を図っ
て、温度ムラを低減し、良好な空調性能を確保すること
ができる車両用空気調和装置の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のヒータコアを
空調ダクトのコア側通路(ホット通路)にて該ダクトに
当接配置することで、ドア数を削減して、装置コストの
低減を図ることができる車両用空気調和装置の提供を目
的とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述の空調温度中間
時において第2ドアが開制御され、この第2ドアの向き
がヒータコア下流方向に向くように構成することで、こ
の第2ドアの開度合に対応して通風抵抗の低減を図るこ
とができる車両用空気調和装置の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、第1ドアと対向して
ヒータコア上流のコア側通路に設けられ該第1ドアと共
にヒータコア通過風量を制御する第3ドアを備えること
で、エアミックスドアの3分割化により装置のさらなる
小型コンパクト化を達成することができる車両用空気調
和装置の提供を目的とする。
【0013】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の目的と併せて、上述の第2
ドアの上流支点を空調ダクト内面に軸支することで、こ
の第2ドアをダクト内面に沿設回動することができ、通
風抵抗の削減を図ることができる車両用空気調和装置の
提供を目的とする。
【0014】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の目的と併せて、上述の第3ドアの上
流支点を空調ダクト内面に軸支することで、この第3ド
アをダクト内面に沿設回動することができ、通風抵抗の
削減を図ることができる車両用空気調和装置の提供を目
的とする。
【0015】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項4または6記載の発明の目的と併せて、フルコール
ドからフルホットへの移行時またはフルホットからフル
コールドへの移行時において3つのドアのうちの1つの
ドアを開閉規制し、残り2つのドアの一方または双方を
開度調整して、移行切換えを実行することで、空調風の
温度急変を緩和抑制して、乗員に与える違和感をなくす
ことができる車両用空気調和装置の提供を目的とする。
【0016】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項7記載の発明の目的と併せて、上述の空調温度中間
時の状態よりもコールド側にある状態から該空調温度中
間状態に移行する時、第3ドアの開動作に対して、第1
ドア、第2ドアで冷風と温風との混合状態を得るよう
に、これら第1ドア、第2ドアを先行駆動することで、
これら第1および第2の各ドアの先行駆動により冷風が
ヒータコア下流に良好に導かれて、良好な混合状態(エ
アミックス状態)を確保することができる車両用空気調
和装置の提供を目的とする。
【0017】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の発明の
目的と併せて、第1ドアおよび第2ドアにより反コア側
通路(コールド通路)を閉鎖するフルホット方向への移
行時に、第2ドアを先行閉鎖し、第1ドアを後行閉鎖す
ることで、先行閉鎖した第2ドアにより冷風がヒータコ
ア下流に良好に導かれ、冷風と温風との混合性向上を図
ることができる車両用空気調和装置の提供を目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、空調ダクト内にコア側通路と反コア側通路と
を区画するようにヒータコアを設けると共に、ヒータコ
アの上流にはヒータコア通過風量を調整する第1ドアが
配設された車両空気調和装置であって、上記第1ドアと
対向して反コア側通路に設けられ該第1ドアと共に反コ
ア側通路の流量を制御する第2ドアを設け、上記第1ド
アが中立位置よりも反コア側通路の閉鎖傾向にある空調
温度中間時において、第2ドアで反コア側通路の冷風と
ヒータコアを通過した温風とを混合すべく該第2ドアを
ヒータコア下流に指向させるように構成した車両用空気
調和装置であることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ヒータコアは空
調ダクトのコア側通路にて該ダクトに当接配置された車
両用空気調和装置であることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記空調温度中間時
において第2ドアが開制御され、該第2ドアの向きがヒ
ータコア下流方向に向く車両用空気調和装置であること
を特徴とする。
【0021】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記第1ドアと対向
してヒータコア上流のコア側通路に設けられ該第1ドア
と共にヒータコア通過風量を制御する第3ドアが設けら
れた車両用空気調和装置であることを特徴とする。
【0022】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1または3記載の発明の構成と併せて、上記第2ド
アはその上流支点が空調ダクト内面に軸支された車両用
空気調和装置であることを特徴とする。
【0023】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項4記載の発明の構成と併せて、上記第3ドアはその
上流支点が空調ダクト内面に軸支された車両用空気調和
装置であることを特徴とする。
【0024】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項4または6記載の発明の構成と併せて、フルコール
ドからフルホットへの相互移行時において1つのドアを
開閉規制し、残り2つのドアの一方または双方を開度調
整して移行切換えを実行する車両用空気調和装置である
ことを特徴とする。
【0025】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項7記載の発明の構成と併せて、上記空調温度中間時
の状態よりもコールド側にある状態から該空調温度中間
状態に移行する時、第3ドアの開動作に対して、第1お
よび第2の各ドアで冷風と温風との混合状態を得るよう
に、これら各ドアを先行駆動する車両用空気調和装置で
あることを特徴とする。
【0026】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の発明の
構成と併せて、上記第1ドアおよび第2ドアにより反コ
ア側通路を閉鎖する時、第2ドアを先行閉鎖し、第1ド
アを後行閉鎖する車両用空気調和装置であることを特徴
とする。
【0027】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、エアミックスドアをヒータコアの上流におい
てヒータコア通過風量を調整する第1ドアと、この第1
ドアに対向して反コア側通路に設けられ該第1ドアと共
に反コア側通路の流量を制御する第2ドアとに複数分割
したので、装置の小型コンパクト化を達成することがで
きる効果がある。しかも、上述の第1ドアが中立位置よ
りも反コア側通路の閉鎖傾向にあるような空調温度中間
時において、第2ドアをヒータコア下流に指向すべく構
成したので、この第2ドアに前述のフラップ機能を兼備
させることができ、上記空調温度中間時に第2ドアで案
内される冷風と、ヒータコアを通過した温風との混合性
向上を図って、温度ムラを低減し、良好な空調性能を確
保することができる効果がある。
【0028】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のヒータ
コアを空調ダクトのコア側通路にて該ダクトに当接配置
したので、ダクト・ヒータコア間に無駄な通路が形成さ
れることがなく、このためドア数を削減して、装置コス
トの低減を図ることができる効果がある。
【0029】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の空調温
度中間時においては第2ドアがヒータコア下流方向に向
くことはもとより、該第2ドアが開制御されるので、こ
の第2ドアの開度に応じて冷風を第2ドアで案内してヒ
ータコア下流方向へ導出することができ、この結果、通
風抵抗の低減を図ることができる効果がある。
【0030】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の第1ド
ア、第2ドアに加えて、第1ドアと共にヒータコア通過
風量をコントロールする第3ドアをヒータコア上流のコ
ア側通路に設けたので、エアミックスドアの3分割化に
より装置全体のさらなる小型コンパクト化、小容積化を
達成することができる効果がある。
【0031】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1または3記載の発明の効果と併せて、第2
ドアはその上流支点が空調ダクト内面に軸支されている
ので、この第2ドアをダクト内面に沿設回動することが
できて、通風抵抗の削減を図ることができる効果があ
る。
【0032】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項4記載の発明の効果と併せて、第3ドアはそ
の上流支点が空調ダクト内面に軸支されているので、こ
の第3ドアをダクト内面に沿設回動することができて、
通風抵抗の削減を図ることができる効果がある。
【0033】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項4または6記載の発明の効果と併せて、フル
コールドからフルホットへの相互移行時には3つのドア
のうちの1つのドアを開閉規制し、残り2つのドアの一
方または双方を開度調整して移行切換えを実行するの
で、空調風の温度急変を緩和抑制して、乗員に与える違
和感をなくすことができる効果がある。因に、3つのド
アを同時に切換えると移行過多により温度急変が生じ、
乗員に違和感を与えるが、上記構成によりこのような問
題点を解消することができる。
【0034】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項7記載の発明の効果と併せて、上述の空調温
度中間時の状態よりもコールド側にある状態から、この
空調温度中間状態に移行する時、第3ドアの開動作に対
して、第1ドアおよび第2ドアを先行駆動して、これら
第1、第2の各ドアで冷風と温風との混合状態を得る。
このように第1ドア、第2ドアを先行駆動するので冷風
がヒータコア下流に確実に導出案内され、良好な混合状
態(エアミックス状態)を確保することができる効果が
ある。
【0035】この発明の請求項9記載の発明によれば、
上記請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の
発明の効果と併せて、第1ドアおよび第2ドアにより反
コア側通路(コールド通路)を閉鎖してフルホット方向
へ移行する時、第2ドアを先行閉鎖し、第1ドアを後行
閉鎖するので、先行閉鎖した第2ドアにより冷風(第2
ドアの先行閉鎖時点において未だ完全閉鎖されていない
第1ドア側の開口から流出する冷風)がヒータコア下流
方向へ良好に導出案内され、冷風と温風との混合性向上
を図ることができる効果がある。
【0036】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両用空気調和装置を示し、図1におい
て、空調ダクトとしてのケーシング1を設け、このケー
シング1内にエバポレータ2(冷却用の熱交換器)を配
置する一方、エバポレータ2の下流部にはヒータコア
(加熱用の熱交換器)3を配設して、このヒータコア3
でエバポレータ2下流側のケーシング1内をコア側通路
(いわゆるホット側通路、温風通路)4と、反コア側通
路(いわゆるコールド側通路、冷風通路)5との2通路
に区画している。
【0037】ここで、上述のヒータコア3はその一端部
がコア側通路4のケーシング1内面に当接配置されると
共に、このヒータコア3にはエンジン6の冷却水(温
水)が流通され、ヒータコア3を通過する空気を加熱す
べく構成している。また上述のエバポレータ2は冷媒を
用いる冷却回路7に介設されたものである。この冷却回
路7はエンジン6で駆動される圧縮機8の吐出側に凝縮
器9、受液器10、膨張機構(キャピラリチューブまた
は膨張弁)11を介して上述のエバポレータ2(蒸発
器)を接続し、このエバポレータ2の後位を圧縮機8の
吸引側に接続した冷却サイクルである。そして、上述の
冷却回路7は周知の如く、圧縮機8の駆動により、この
圧縮機8で圧縮され高圧となった冷媒が、凝縮器9に送
られ、ここで液化して受液器10に至った後に、この高
圧冷媒液は膨張機構11に導かれ、この膨張機構11で
絞り膨張されて低圧となった冷媒はエバポレータ2内に
入り、周囲より熱を奪って蒸発して蒸発ガスとなり、再
び圧縮機8に吸込まれる。このためエバポレータ2を通
過する空気を冷却することができる。
【0038】ところで、上述のヒータコア3の他端上流
部にはその下流支点12を中心に回動する第1ドア13
を設け、この下流支点12から上流側へ延びる該第1ド
ア13によりヒータコア3通過風量を調整すべく構成し
ている。
【0039】上述のコア側通路4におけるエバポレータ
2とヒータコア3との間の上下流中間位置で、かつコア
側通路4の略中央部にはケーシング1と一体的に形成さ
れた筒軸状の受け棒14を設け、同様に反コア側通路5
において上述の受け棒14と対応する位置にもケーシン
グ1と一体的に形成された筒軸状の受け棒15を設けて
いる。そして、第1ドア13により、その下流支点12
の軸受部16と受け棒14との間の開口17、並びに軸
受部16と受け棒15との間の開口18を開度制御すべ
く構成している。
【0040】また上述の第1ドア13と対向するように
反コア側通路5のケーシング1内面にはその上流支点1
9を中心に回動する第2ドア20を設け、この上流支点
19から下流側へ延びる該第2ドア20により第1ドア
13と共に反コア側通路5の流量を制御すべく構成して
いる。
【0041】この第2ドア20はその上流支点19の軸
受部21と受け棒15との間の開口22を開度制御する
もので、この第2ドア20の図1に示す全開時には該第
2ドア20のドア面(図示上面)とケーシング1の内壁
面1aとが面一状となって、通風抵抗の削減を図るよう
に構成している。
【0042】さらに上述の第1ドア13と対向するよう
にコア側通路4のケーシング1内面にはその上流支点2
3を中心に回動する第3ドア24を設け、この上流支点
23から下流側へ延びる該第3ドア24により第1ドア
13と共にヒータコア通過風量を制御すべく構成してい
る。
【0043】この第3ドア24はその上流支点23の軸
受部25と受け棒14との間の開口26を開度制御する
もので、この第3ドア24の全開時(図7参照)には該
第3ドア24のドア面(図7の下面)とケーシング1の
内壁面1bとが面一状となって、通風抵抗の削減を図る
ように構成している。上述の第1ドア13、第2ドア2
0、第3ドア24には図示しないリンク機構によって互
いに協調駆動されるか、或はそれぞれ独立するアクチュ
エータによって互いに協調制御されるように構成してい
る。
【0044】図2〜図7は上記構成の車両用空気調和装
置の各空調状態を示し、図2は最大冷房時に相当するフ
ルコールド状態を示し、図3は暖房能力約20%の状態
を示し、図4は暖房能力約40%の状態を示し、図5は
暖房能力約60%に相当する空調温度中間時の状態を示
し、図6は暖房能力約80%の状態を示し、図7は最大
暖房時に相当するフルホット状態を示す。
【0045】特に、図5に示すように第1ドア13が中
立位置(図4に示す水平位置参照)よりも反コア側通路
5の閉鎖傾向にある空調温度中間時において、上述の第
2ドア20で反コア側通路5の冷風とヒータコア3を通
過した温風とをヒータコア下流部において混合すべく該
第2ドア20をヒータコア3の下流方向へ向けて指向さ
せるように構成している。この場合、通風抵抗の低減を
図る目的で、第2ドア20により開口22を開制御した
条件下において該第2ドア20の向きがヒータコア3の
下流方向へ向くように構成している。
【0046】また図2に示すフルコールドから図7に示
すフルホットへの移行時、または図7に示すフルホット
から図2に示すフルコールドへの移行時においては合計
3つのドア13,20,24のうちの1つのドアを開閉
規制(開閉禁止)し、残り2つのドアの一方または双方
の開度を調整して、移行切換えを実行するように構成し
ている。
【0047】しかも、図5に示す空調温度中間時の状態
よりもコールド側にある図4の状態(第1ドア13が中
立位置にある状態)から図5の空調温度中間状態に移行
する時、第3ドア24の開動作(開口26を開放する動
作)に対して、第1ドア13と第2ドア20とで冷風と
ヒータコア3を通過した温風との混合状態を確保するよ
うに、これら第1ドア13および第2ドア20を先行駆
動すべく構成している。この実施例では図4の状態から
図5の状態への移行時に、第3ドア24を停止保持し、
第1ドア13で開口18を閉鎖する方向へ、また第2ド
ア20で開口22を閉鎖する方向へ、これら各ドア1
3,20を先行して駆動するように構成している。
【0048】さらに図5に示す空調温度中間時の状態か
ら図6に示すように反コア側通路5を閉鎖しようとする
時、図6に示す如く第2ドア20で開口22を先行閉鎖
し、第1ドア13で開口18を後行閉鎖(図7参照)す
べく構成し、図6の状態下において先行閉鎖した第2ド
ア20により冷風の流動方向をヒータコア3下流部に指
向案内し、図6の時点では第1ドア18にて未だ完全閉
鎖されていない開口18から流出する冷風をヒータコア
3の下流部へ導出案内して、この冷風とヒータコア3を
通過した温風とを該ヒータコア下流部において混合する
ように構成している。
【0049】このように構成した車両用空気調和装置の
作用を以下に詳述する。
【0050】図2に示すフルコールド時(最大冷房時)
にあっては第1ドア13で開口17を完全閉鎖し、第3
ドア24で開口26を完全閉鎖して、コア側通路4(ホ
ット側通路)を完全しゃ断(全閉)すると共に、第1ド
ア13で開口18を完全開放し、第2ドア20で開口2
2を完全開放して、反コア側通路5(コールド側通路)
を完全開放(全開)と成す。つまりコア側通路4と反コ
ア側通路5との開度比率を零割対10割(0:10)に
設定する。
【0051】このため、エバポレータ2を通過した冷風
の全量が開口18,22を含む反コア側通路5を介して
流出するので、フルコールド状態を得ることができる。
【0052】図2に示す如くフルコールド状態から図3
に示す暖房能力約20%のニアフルコールド状態へ移行
する時には通風抵抗の低減を考慮して第2ドア20を開
閉規制し、第1ドア13と第3ドア24とが略平行にな
るように、これら各ドア13,24を所定量開制御し
て、開口17,26を所定量開放して、ヒータコア通過
量を調整する。つまり開口17,26の開度の合計と、
開口18,22の開度の合計との比率を約2:8に設定
する。
【0053】このため、図3に示す状態下にあっては、
エバポレータ2を通過した大半(約8割)の冷風は反コ
ア側通路5から流出し、残り少量(約2割)の冷風はヒ
ータコア3で加熱されて温風となった後にコア側通路4
から流出するので、暖房能力約20%の状態を確保する
ことができる。
【0054】図3に示す暖房能力約20%の状態から図
4に示す暖房能力約40%の状態へ移行する時には、第
3ドア24を開閉規制し、第1ドア13を中立位置(図
示の水平位置)まで回動させると共に、第2ドア20を
開口22の方向へ所定小角度回動させる。つまり開口1
7,26の開度の合計と、開口18,22の開度の合計
との比率を約4:6に設定する。
【0055】このため、図4に示す状態下にあっては、
エバポレータ2を通過した過半部(約6割)の冷風は反
コア側通路5から流出し、残り(約4割)の冷風はヒー
タコア3で加熱されて温風となった後にコア側通路4か
ら流出するので、暖房能力約40%の状態を確保するこ
とができる。
【0056】図4に示す暖房能力約40%の状態から図
5に示す空調温度中間状態(暖房能力約60%の状態)
へ移行する時には、第3ドア24の開動作に対して、第
1ドア13および第2ドア20を先行駆動し、第1ドア
13で開口18の開度を絞り勝手に制御(但し、閉鎖し
ない)し、第2ドア20で開口22の開度を絞り勝手に
制御(但し、閉鎖しない)し、これら第1および第2の
各ドア13,20をほぼ平行状態とし、特に第2ドア2
0をヒータコア3の下流方向へ指向させる。
【0057】この場合、開口17,26の開度の合計
と、開口18,22の開度の合計との比率を約6:4に
設定する。
【0058】このため図5に示す空調温度中間状態下に
あっては、エバポレータ2を通過した過半部(約6割)
の冷風はヒータコア3で加熱されて温風となった後に、
コア側通路4から流出し、残り(約4割)の冷風は開口
18,22を介して反コア側通路5から流出しようとす
るが、第2ドア20の指向方向によりこの冷風はヒータ
コア3の下流方向へ導出案内され、この冷風と上述の温
風とがヒータコア3の下流側において良好に混合(エア
ミックス)して、温度ムラを低減させるので、暖房能力
約60%の状態を確保することができる。
【0059】図5に示す空調温度中間状態から図6に示
す暖房能力約80%のニアフルホット状態へ移行する時
には、反コア側通路5(コールド側通路)を閉鎖方向に
制御するが、この場合、第2ドア20を先行閉鎖する。
【0060】この実施例では図5から図6への移行時
に、第1ドア13を開閉規制し、第2ドア20で開口2
2を先行して完全閉鎖する一方、第3ドア24で開口2
6を所定開度に開放し、開口17,26の開度の合計
と、開口18,22の開度の合計との比率を約8:2に
設定する。
【0061】このため図6に示す暖房能力約80%の状
態下にあっては、エバポレータ2を通過した大半(約8
割)の冷風はヒータコア3で加熱されて温風となった後
に、コア側通路4から流出し、残り少量(約2割)の冷
風は1つの開口18を介して反コア側通路5から流出し
ようとするが、第2ドア20の先行閉鎖による指向方向
にて冷風はヒータコア3の下流方向へ導出案内され、こ
の冷風と上述の温風とがヒータコア3の下流側において
良好に混合して、温度ムラを低減させるので、暖房能力
約80%の状態を確保することができる。この図6に示
す第2ドア20による冷風の案内方向は図5のそれに対
して急角度となり、冷風と温風とが急交差角度にてさら
に良好に混合される。
【0062】図6に示す暖房能力約80%の状態から図
7に示すフルホット(最大暖房)状態へ移行する時に
は、第2ドア20を開閉規制し、第1ドア13で開口1
8を完全閉鎖(後行閉鎖)すると共に、開口17を完全
開放し、第3ドア24で開口26を完全開放する。つま
り反コア側通路(コールド側通路)5を完全しゃ断(全
閉)する一方、コア側通路4を完全開放(全開)する。
つまり、コア側通路4と反コア側通路5との開度比率を
10:0に設定する。
【0063】このため、図7に示す状態下にあっては、
エバポレータ2を通過した冷風の全量が開口17,26
を含むコア側通路4を介してヒータコア3に導かれ、こ
のヒータコア3で加熱された温風が流出するので、フル
ホット状態を確保することができる。
【0064】以上要するに上記実施例の車両用空気調和
装置によれば、エアミックスドアをヒータコア3の上流
においてヒータコア通過風量を調整する第1ドア13
と、この第1ドア13に対向して反コア側通路5に設け
られ該第1ドア13と共に反コア側通路5の流量を制御
する第2ドア20とに複数分割したので、装置の小型コ
ンパクト化を達成することができる効果がある。しか
も、図5に示すように上述の第1ドア13が中立位置よ
りも反コア側通路5の閉鎖傾向にあるような空調温度中
間時において、第2ドア20をヒータコア3の下流に指
向すべく構成したので、この第2ドア20に前述のフラ
ップ機能を兼備させることができ、上記空調温度中間時
(図5参照)に第2ドア20で案内される冷風と、ヒー
タコア3を通過した温風との混合性向上を図って、温度
ムラを低減し、良好な空調性能を確保することができる
効果がある。
【0065】また、上述のヒータコア3を空調ダクト
(ケーシング1参照)のコア側通路4にて該ダクト(ケ
ーシング1参照)に当接配置したので、ダクト・ヒータ
コア間(ケーシング1,ヒータコア3間参照)に無駄な
通路が形成されることがなく、このためドア数を削減し
て、装置コストの低減を図ることができる効果がある。
【0066】しかも、上述の空調温度中間時(図5参
照)においては第2ドア20がヒータコア3の下流方向
に向くことはもとより、該第2ドア20が開制御され開
口22を開いているので、この第2ドア20の開度に応
じて冷風を第2ドア20で案内してヒータコア3の下流
方向へ導出することができ、この結果、通風抵抗の低減
を図ることができる効果がある。
【0067】さらに、上述の第1ドア13、第2ドア2
0に加えて、第1ドア13と共にヒータコア通過風量を
コントロールする第3ドア24をヒータコア3の上流の
コア側通路4に設けたので、エアミックスドアの3分割
化により装置全体のさらなる小型コンパクト化、小容積
化を達成することができる効果がある。
【0068】加えて、第2ドア20はその上流支点19
が空調ダクト内面(ケーシング1の内壁面参照)に軸支
されているので、この第2ドア20をダクト内面(ケー
シング内壁面参照)に沿設回動することができて、通風
抵抗の削減を図ることができる効果がある。
【0069】同様に、第3ドア24はその上流支点23
が空調ダクト内面(ケーシング1の内壁面参照)に軸支
されているので、この第3ドア24をダクト内面(ケー
シング内壁面参照)に沿設回動することができて、通風
抵抗の削減を図ることができる効果がある。
【0070】また、フルコールド(図2参照)からフル
ホット(図7参照)への相互移行時には3つのドア1
3,20,24のうちの1つのドアを開閉規制し、残り
2つのドアの一方または双方を開度調整して移行切換え
を実行するので、空調風の温度急変を緩和抑制して、乗
員に与える違和感をなくすことができる効果がある。
【0071】因に、3つのドアを同時に切換えると移行
過多により温度急変が生じ、乗員に違和感を与えるが、
上記構成によりこのような問題点を解消することができ
る。
【0072】さらに、上述の空調温度中間時の状態(図
5参照)よりもコールド側にある状態(図4参照)か
ら、この空調温度中間状態に移行する時(図4から図5
への移行時)、第3ドア24の開動作に対して、第1ド
ア13および第2ドア20を先行駆動して、これら第
1、第2の各ドア13,20で冷風と温風との混合状態
を得る。このように第1ドア13、第2ドア20を先行
駆動するので冷風がヒータコア下流に確実に導出案内さ
れ、良好な混合状態(エアミックス状態)を確保するこ
とができる効果がある。
【0073】さらにまた、第1ドア13および第2ドア
20により反コア側通路5(コールド通路)を閉鎖して
フルホット方向へ移行する時(図5の状態から図6乃至
図7の状態に移行する時)、第2ドア20を先行閉鎖
(図6参照)し、第1ドア13を後行閉鎖(図7参照)
するので、先行閉鎖した第2ドア20により冷風(第2
ドア20の先行閉鎖時点において未だ完全閉鎖されてい
ない第1ドア13側の開口18から流出する冷風)がヒ
ータコア3の下流方向へ良好に導出案内され、冷風と温
風とを図5の交差角度に対して急角度に交差させて、こ
れら冷風および温風の混合性向上を図ることができる効
果がある。
【0074】加えて、図9で示したような迂回通路を有
さないので、装置全体の通風抵抗の低減を図ることがで
きる効果がある。
【0075】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の空調ダクトは、実施例のケーシン
グ1に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【0076】例えば上記実施例においては第1ドア1
3、第2ドア20、第3ドア24の長さを略等長に設定
したが、長さの異なるドアと成してもよい。特に第2ド
ア20はケーシング1の内容積を増加しない範囲で他の
ドア13,24よりも長く設定し、冷風と温風との混合
性能をより一層高めるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両用空気調和装置を示す系統図。
【図2】 フルコールド時の説明図。
【図3】 暖房能力約20%の状態を示す説明図。
【図4】 暖房能力約40%の状態を示す説明図。
【図5】 空調温度中間時の説明図。
【図6】 暖房能力約80%の状態を示す説明図。
【図7】 フルホット時の説明図。
【図8】 従来の車両用空気調和装置を示す断面図。
【図9】 従来の車両用空気調和装置を示す断面図。
【符号の説明】
1…ケーシング 3…ヒータコア 4…コア側通路 5…反コア側通路 13…第1ドア 19…上流支点 20…第2ドア 23…上流支点 24…第3ドア

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調ダクト内にコア側通路と反コア側通路
    とを区画するようにヒータコアを設けると共に、ヒータ
    コアの上流にはヒータコア通過風量を調整する第1ドア
    が配設された車両用空気調和装置であって、上記第1ド
    アと対向して反コア側通路に設けられ該第1ドアと共に
    反コア側通路の流量を制御する第2ドアを設け、上記第
    1ドアが中立位置よりも反コア側通路の閉鎖傾向にある
    空調温度中間時において、第2ドアで反コア側通路の冷
    風とヒータコアを通過した温風とを混合すべく該第2ド
    アをヒータコア下流に指向させるように構成した車両用
    空気調和装置。
  2. 【請求項2】上記ヒータコアは空調ダクトのコア側通路
    にて該ダクトに当接配置された請求項1記載の車両用空
    気調和装置。
  3. 【請求項3】上記空調温度中間時において第2ドアが開
    制御され、該第2ドアの向きがヒータコア下流方向に向
    く請求項1記載の車両用空気調和装置。
  4. 【請求項4】上記第1ドアと対向してヒータコア上流の
    コア側通路に設けられ該第1ドアと共にヒータコア通過
    風量を制御する第3ドアが設けられた請求項1記載の車
    両用空気調和装置。
  5. 【請求項5】上記第2ドアはその上流支点が空調ダクト
    内面に軸支された請求項1または3記載の車両用空気調
    和装置。
  6. 【請求項6】上記第3ドアはその上流交点が空調ダクト
    内面に軸支された請求項4記載の車両用空気調和装置。
  7. 【請求項7】フルコールドからフルホットへの相互移行
    時において1つのドアを開閉規制し、残り2つのドアの
    一方または双方を開度調整して移行切換えを実行する請
    求項4または6記載の車両用空気調和装置。
  8. 【請求項8】上記空調温度中間時の状態よりもコールド
    側にある状態から該空調温度中間状態に移行する時、第
    3ドアの開動作に対して、第1および第2の各ドアで冷
    風と温風との混合状態を得るように、これら各ドアを先
    行駆動する請求項7記載の車両用空気調和装置。
  9. 【請求項9】上記第1ドアおよび第2ドアにより反コア
    側通路を閉鎖する時、第2ドアを先行閉鎖し、第1ドア
    を後行閉鎖する請求項1,2,3,4,5,6,7また
    は8記載の車両用空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6945323B2 (en) * 2003-09-08 2005-09-20 Honda Motor Co., Ltd. Automotive air conditioning system
US7017659B2 (en) * 2004-04-02 2006-03-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle air-conditioning system
JP2008201248A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Denso Corp 車両用空調装置
US8113268B2 (en) * 2004-08-27 2012-02-14 Delphi Technologies, Inc. Sequential valve member driving mechanism for an HVAC system

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