JPH0513606Y2 - - Google Patents

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JPH0513606Y2
JPH0513606Y2 JP15970087U JP15970087U JPH0513606Y2 JP H0513606 Y2 JPH0513606 Y2 JP H0513606Y2 JP 15970087 U JP15970087 U JP 15970087U JP 15970087 U JP15970087 U JP 15970087U JP H0513606 Y2 JPH0513606 Y2 JP H0513606Y2
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door
lever
main door
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main
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用空調装置に係り、特に車室内
の空調条件を設定するための各種レバーの操作力
の軽減に関するものである。
(従来の技術) 従来例を第13図、第14図および第8図にも
とづいて説明する。自動車用空調装置はブロワユ
ニツト1、クーラユニツト2、およびヒータユニ
ツト3を有する。ブロワユニツト1は外気導入口
4と内気導入口5を有し、内外気切換ドア6によ
つて選択される一方導入口4又は5からブロワ7
によつて空気をユニツト内に導入し後流側へ送
る。後流側へ送られた空気は、図示していない冷
房サイクルの一部を構成するエバポレータ8を有
するクーラユニツト2で冷却され、ヒータユニツ
ト3のエアミツクスドア9によつて、ヒータコア
10を通過する空気とこれをバイパスする空気と
の割合が調整されて、デフロスタドア11、ベン
トドア12、ヒータドア13によつて選択された
デフロスタ吹出口14、ベント吹出口15、ヒー
タ吹出口16から車室内へ空調された空気を吹出
すようになつている。
コントロールパネル17には、温度コントロー
ルレバー18、モードレバー19、内外気切換レ
バー20、ブロワ7のスピードを調整するための
フアンスイツチ21が組み付けられている。温度
コントロールレバー18はエアミツクスドア9
と、モードドア19はデフロスタドア11、ベン
トドア12、ヒータドア13と図示していない連
結手段により各々連結され、各ドアの開閉を乗員
が手動で選択するようになつている。
以上の構成において、空調装置作動中の操作力
の一測定結果として、モードレバー19を操作し
た時の操作力を第8図の実線で示している。図
中、横軸はモードレバー19のモード位置を、縦
軸はモードレバー19の操作力を示し、矢印はモ
ードレバー19の操作方向で、上半分はV,B/
L,H,D/H,Dの順(図面上左から右へ)操
作し、下半分はD,D/H,H,B/L,Vの順
(図面上右から左へ)に操作した時の線図である。
尚、Vはベント、B/Lはバイレベル、Hはヒー
ト、D/Hはデフヒート、Dはデフを各々意味し
ている。これより明らかなように、HよりB/L
への移動中操作力が急激に高くなる部分があるこ
とがわかる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前述のような車両用空調装置におい
て、車室内の空調条件を設定するために、コント
ロールパネルに組み付けられている各種レバーを
乗員が走行中、操作しているが、冷風感を向上さ
せるため各吹出し風量が増加の傾向にあるととも
に、空調装置作動中は送風圧のためドア切換の操
作力は大きくなる。
かかる状態においても、走行中、乗員のレバー
切換の負荷を軽減し、安全運転に専念できるよう
にするためにも、各種レバーの操作は空調操置作
動中においても可能なかぎり小さい操作力で操作
できることが望ましい。
(問題を解決するための手段) 本考案は前記問題点を解決した車両用空調装置
を提供する目的でなされ、そのために、下記手段
を採用する。すなわち、ブロワユニツトおよびヒ
ータユニツト内に、一部に開口を設けたメインド
アと前記メインドアの回動軸と同心軸を有する前
記メインドアの一部の開口を開閉するサブドアを
配設し、前記メインドアおよびサブドアは連結手
段により制御レバーに連結され、前記制御レバー
が前記メインドアおよびサブドアをそれぞれ回動
制御する時、最初にサブドアが回動し、続いてメ
インドアが回動するようし、前記制御レバーは内
外気切換レバー、モード切換レバー、温度コント
ロールレバーにより成り、内外気切換ドア、デフ
ロスタドア、ベントドア、ヒータドア、エアミツ
クスドアをそれぞれ形成する前記メインドアおよ
びサブドアを回動するように構成したことを、そ
の特徴とし、前記制御レバーを操作する時、前記
メインドアと前記サブドアの作動遅れを設けるこ
とにより問題点を解決することができる。
(作用) 車室内空調条件を選択するために、ドアにより
通風路が閉鎖されている状態より通風路を拡大す
る方向に制御レバーを操作するときは、最初にサ
ブドアにより通風路を開放し、続いてメインドア
により通風路を、更に開放する。また、通風路を
開放状態より閉鎖する方向に制御レバーを操作す
るときは、最初にメインドアにより通風路を縮小
し、続いてサブドアにより通風路を閉鎖する。
(実施例の構成および作用) 第1図乃至第12図は本考案の実施例を示すド
アの構成および作用説明図で、メインレバー22
の一端にはメインドアピン23が固着され、他端
には一部に開口24を有するメインドア25を組
み付ける中空のメインドアシヤフト26が固着さ
れている。メインドアシヤフト26は、ケース2
7に設けられた同心の2つの孔28,29に回動
自在に組み込まれている。サブドアレバー30の
一端にはサブドアピン31が固着され、他端には
メインドアシヤフト26の中空孔32に回動自在
に組み込まれ、中央部にサブドア33が取り付け
られるサブドアシヤフト34が固着されている。
メインドア23とサブドアピン31はケース2
7の所定の位置に取り付けられたピン35に回動
自在に組み付けられ、スナツプリング36で抜け
止めされたカムプレート37のメインドアカム溝
38とサブドアカム溝39に、各々摺動可能に組
み込まれている。カムプレート37には、車室の
コントロールパネル17のモードレバー49と連
結するための連結孔40が設けられている。尚、
ケース27にはメインドア25で開閉可能な通路
41が設けられている。
第3図はカムプレート37の回転角(θ)に対
するドアの回転角(α)を示したもので点線はサ
ブドア回転角、実線はメインドア回転角である。
また、第4図乃至第7図にはカムプレート37の
回転に対するメインレバー30の作動を示してお
り、第4図は通路41が閉鎖されている状態であ
る。カムプレート37の回転角(θ)がθ0からθ1
の間はメインドア25は回転しないで、サブドア
33のみがα1まで回転し(第5図)、θ1からθ2
間はサブドア33は回転しないでメインドア25
のみがα1まで回転しθ2にてメインドア25とサブ
ドア33の回転角は同一(α1)となる(第6図)。
以後θ2からθ3まではメインドア25とサブドア3
3は一体となつてα2まで回転するように(第7
図)メインドアカム溝、サブドアカム溝が形成さ
れている。
次に実施例の作用に関し、本考案を通常一番問
題となるベントドアに適用した時について説明す
る。今、モードレバーがHの位置にある時、各ド
アは第9図のような位置関係にあり、上流よりの
空調風は全てヒート吹出口16より車室に吹き出
されている。車室に取り付けられたコントロール
パネル17のモードレバー19をHよりB/Lの
方向に操作すると図示していない連結手段でカム
プレート37がピン35を軸として反時計方向に
回転する。カムプレート37がθ0からθ1まで回転
する際、サブドアカム溝39に摺動可能に組み込
まれているサブドアピン31を介してサブドア3
3をα0からα1まで回転しメインドア25に形成し
てある開口24を開き、開口24を通つてベント
吹出口15へ空調風が流れ、メインドア25は回
転しないで最初の状態(風路を閉じた状態)を維
持している。この時のドアの位置関係を第10図
に示す。従つてサブドア33を操作するに必要な
操作力はサブドア33の面積に空調風の圧力を乗
じた値に比例し、サブドア33の面積は小さいた
め、操作力は小さくてよい。
更に、カムプレート37は回転しθ1からθ2の間
はサブドア33は回転しないでα1の状態を維持し
メインドアカム溝38に摺動可能に組み込まれて
いるメインドアピン23を介してメインドア25
だけが回転し、メインドア25によりベント吹出
口15への空調風の流れが開始される。ここで既
にサブドア33が開いて空調風がベント吹出口1
5へ流れているためメインドア25の上流側と下
流側の圧力差は、サブドア33が閉じている時よ
りも小さくなり、従つてメインドア25を操作す
る操作力も小さくなる。カムプレート37の回転
角がθ2に達した時、メインドア25に形成してあ
る開口24をサブドア33が閉じている。この時
のドアの位置関係を第11図に示す。以後θ2から
θ3の間はメインドア25とサブドア33は開口2
4を閉じたまま1体でα1からα2まで回転しベント
通路を拡大する。この時のドアの位置関係を第1
2図に示す。
尚、モードレバー19をB/LよりHの方向に
操作する時は、前述の説明の逆の作動となるだけ
のため、説明を省略する。
第8図の点線は、本考案をベントドアに適用し
た時の測定結果を示すもので、HからB/Lへの
操作に対して従来の約2/3の操作力が可能となつ
た。本実施例の説明はベントドアに関して行なつ
たが、ベントドアのみに限ることなく操作力の低
減を必要とする時は、内外気切換ドア、エアミツ
クスドア、デフロスタドア、ヒータドアの各々は
勿論、各々のドアの組み合わせにて実施すること
も可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る車両用空調
装置は、乗員が車室内の空調条件を設定するため
に、コントロールパネルの各種のレバーを操作す
る際、できるだけ操作力を小さくする必要があ
り、空調風の通路を開閉するドアをメインドアと
サブドアより構成し、最初に、風圧を受ける面積
の小さいサブドアを開口し、空調風を少量流しド
アの上流と下流の圧力差を小さくした状態でメイ
ンドアを開くので操作力を低くすることができ、
乗員の負荷を軽減し、安全運転に専念することが
できる。またオートエアコン等に使用される各種
ドア駆動用アクチユエータを小型化することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドア構造の断面説明図、第2
図はその斜視図、第3図はカムプレート回転角と
ドア回転角の関係を示す線図、第4図乃至第7図
はカムプレートと各レバーの作動説明図、第8図
は従来の操作力と本考案により操作力の比較線
図、第9図乃至第12図は本考案のドアの位置関
係の説明図、第13および第14図は従来装置の
説明図。 1……ブロワユニツト、2……クーラユニツ
ト、3……ヒータユニツト、6……内外気切換ド
ア、9……エアミツクスドア、11……デフロス
タドア、12……ベントドア、13……ヒータド
ア、18……温度コントロールレバー、19……
モードレバー、25……メインドア、33……サ
ブドア、37……カムプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 通風ダクトに空気を送風する内外気切換ドア
    を配設したブロワユニツトと、空気を冷却する
    クーラユニツトと、内部にエアミツクスドア、
    デフロスタドア、ベントドア、ヒータドアをそ
    れぞれ配設したヒータユニツトより成る車両用
    空調装置において前記ブロワユニツトおよびヒ
    ータユニツト内に、一部に開口を設けたメイン
    ドアと前記メインドアの回動軸と同心軸を有す
    る前記メインドアの一部の開口を開閉するサブ
    ドアを配設し、前記メインドアおよびサブドア
    はカムプレートを介し連結手段により制御レバ
    ーに連結され、前記制御レバーが前記メインド
    アおよびサブドアをそれぞれ回動制御する時、
    最初にサブドアが回動し、続いてメインドアが
    回動するように構成したことを特徴とする車両
    用空調装置。 (2) 制御レバーは内外気切換レバーより成り、前
    記内外気切換レバーは内外気切換ドアを形成す
    るメインドアおよびサブドアを回動制御するよ
    うに構成したことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の車両用空調装置。 (3) 制御レバーはモードレバーより成り、前記モ
    ードレバーはデフロスタドア、ベントドア、ヒ
    ータドアをそれぞれ形成するメインドアおよび
    サブドアを回動制御するように構成したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の車両用空調装置。 (4) 制御レバーは温度コントロールレバーより成
    り、前記温度コントロールレバーはエアミツク
    スドアを形成するメインドアおよびサブドアを
    回動制御するように構成したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用空
    調装置。
JP15970087U 1987-10-19 1987-10-19 Expired - Lifetime JPH0513606Y2 (ja)

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