JPH0546486Y2 - - Google Patents
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- JPH0546486Y2 JPH0546486Y2 JP9203987U JP9203987U JPH0546486Y2 JP H0546486 Y2 JPH0546486 Y2 JP H0546486Y2 JP 9203987 U JP9203987 U JP 9203987U JP 9203987 U JP9203987 U JP 9203987U JP H0546486 Y2 JPH0546486 Y2 JP H0546486Y2
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- JP
- Japan
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- door
- link
- foot
- opening
- vent
- Prior art date
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Links
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 201000009240 nasopharyngitis Diseases 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は自動車用空気調和装置を構成するヒー
タユニツト内に設けられたベントドアやフツトド
ア等の配風用のドアを開閉制御するためのドア開
閉用リンク構造に関する。
タユニツト内に設けられたベントドアやフツトド
ア等の配風用のドアを開閉制御するためのドア開
閉用リンク構造に関する。
(従来の技術)
自動車用空気調和装置の一例を示すと第3図の
通りであり、インテークユニツト1と、クーラユ
ニツト2と、ヒータユニツト3とを有する。イン
テークユニツト1にはモータ4により駆動される
フアン5が設けられ、このフアン5により内気取
入口6、又は外気取入口7のいずれか一方、或い
は両方からの導入空気が車室内に吹出されるよう
になつている。尚、符号8は内気取入口6と外気
取入口7とを交互に切換えるためのインテークド
アである。
通りであり、インテークユニツト1と、クーラユ
ニツト2と、ヒータユニツト3とを有する。イン
テークユニツト1にはモータ4により駆動される
フアン5が設けられ、このフアン5により内気取
入口6、又は外気取入口7のいずれか一方、或い
は両方からの導入空気が車室内に吹出されるよう
になつている。尚、符号8は内気取入口6と外気
取入口7とを交互に切換えるためのインテークド
アである。
クーラユニツト2内には冷媒導管9からの冷媒
が流入するエバポレータ11が設けられ、インテ
ークユニツト1からこのクーラユニツト2内に流
入した空気が冷却されるようになつている。尚、
冷媒導管9の流入側には膨張弁10が取付けられ
ている。このクーラユニツト2内のエバポレータ
11で冷却された空気はヒータユニツト3内に流
入する。
が流入するエバポレータ11が設けられ、インテ
ークユニツト1からこのクーラユニツト2内に流
入した空気が冷却されるようになつている。尚、
冷媒導管9の流入側には膨張弁10が取付けられ
ている。このクーラユニツト2内のエバポレータ
11で冷却された空気はヒータユニツト3内に流
入する。
このヒータユニツト3内には、エンジンのウオ
ータジヤケツト内を循環する温水が流入するヒー
タコア12が設けられ、このヒータコア12を空
気が通過することによつてこの空気は加熱される
ことになる。このヒータコア12を通過する空気
の量と通過しない空気の量との割合いを調整する
ためにヒータユニツト3内にはミツクスドア13
が開閉自在に設けられている。ヒータユニツト3
内にはヒータコア12を通過して高温となつた空
気と、ヒータコア12を通過することなく冷風の
ままの空気とを混合するために、ミツクスチヤン
バー14が形成されている。このミツクスチヤン
バー14で混合され、所定の温度となつた空気
は、複数の空気吹出口から車室内に向けて吐出す
ることになる。
ータジヤケツト内を循環する温水が流入するヒー
タコア12が設けられ、このヒータコア12を空
気が通過することによつてこの空気は加熱される
ことになる。このヒータコア12を通過する空気
の量と通過しない空気の量との割合いを調整する
ためにヒータユニツト3内にはミツクスドア13
が開閉自在に設けられている。ヒータユニツト3
内にはヒータコア12を通過して高温となつた空
気と、ヒータコア12を通過することなく冷風の
ままの空気とを混合するために、ミツクスチヤン
バー14が形成されている。このミツクスチヤン
バー14で混合され、所定の温度となつた空気
は、複数の空気吹出口から車室内に向けて吐出す
ることになる。
この空気吹出口としては、乗員の上半身に向け
て空気を吹出させるためのベントダクトが接続さ
れるベント用開口部15と、フロントガラスの内
面に向けて空気を吹出させるためのデフロストダ
クトが接続されるデフ用開口部16とがそれぞれ
ヒータユニツト3の上部に形成され、更に、乗員
の足元に向けて空気を吹出させるためのフツトダ
クトが接続されるフツト用開口部17がヒータユ
ニツト3の下部に形成されている。
て空気を吹出させるためのベントダクトが接続さ
れるベント用開口部15と、フロントガラスの内
面に向けて空気を吹出させるためのデフロストダ
クトが接続されるデフ用開口部16とがそれぞれ
ヒータユニツト3の上部に形成され、更に、乗員
の足元に向けて空気を吹出させるためのフツトダ
クトが接続されるフツト用開口部17がヒータユ
ニツト3の下部に形成されている。
上述それぞれの開口部15〜17の位置関係を
示すと第2図の通りであり、ベント用開口部15
を開閉するためのベントドア20がドア軸21に
固定され、デフ用開口部16を開閉するためのデ
フドア22がドア軸23に固定され、更に、フツ
ト用開口部17を開閉するためのフツトドア24
がドア軸25に固定されている。
示すと第2図の通りであり、ベント用開口部15
を開閉するためのベントドア20がドア軸21に
固定され、デフ用開口部16を開閉するためのデ
フドア22がドア軸23に固定され、更に、フツ
ト用開口部17を開閉するためのフツトドア24
がドア軸25に固定されている。
これらのドア20,22,24の開閉モードに
は、第2図A〜Dに示すように4つのモード(態
様)がある。第2図Aに示されたモードはベント
モードと言われるモードであり、ベント用開口部
15のみが全開状態となり、他の開口部16,1
7は完全に閉じている。このモードは車室内を換
気したり、冷房する場合に用いられる。
は、第2図A〜Dに示すように4つのモード(態
様)がある。第2図Aに示されたモードはベント
モードと言われるモードであり、ベント用開口部
15のみが全開状態となり、他の開口部16,1
7は完全に閉じている。このモードは車室内を換
気したり、冷房する場合に用いられる。
第2図Bに示されたモードは、バイレベルモー
ドと言われ、乗員の上半身に冷風を吹付けると共
に足元に暖風を吹付けていわゆる頭寒足熱を図る
場合に用いるモードであり、ベントドア20とフ
ツトドア24がそれぞれ所定の角度で開き、デフ
ドア22は完全に閉じた状態となる。
ドと言われ、乗員の上半身に冷風を吹付けると共
に足元に暖風を吹付けていわゆる頭寒足熱を図る
場合に用いるモードであり、ベントドア20とフ
ツトドア24がそれぞれ所定の角度で開き、デフ
ドア22は完全に閉じた状態となる。
更に、第2図Cはデフフツトモードないしヒー
タモードと言われ、車室内を暖房する場合に用い
られる。この場合にはデフドア22が少し開き、
フツトドア24が全開状態となり、ベントドア2
0は閉じている。
タモードと言われ、車室内を暖房する場合に用い
られる。この場合にはデフドア22が少し開き、
フツトドア24が全開状態となり、ベントドア2
0は閉じている。
また、第2図Dはデフモードと言われるモード
であり、フロントガラスの曇りを除去する場合に
用いられる。この場合にはデフドア22が全開状
態となり、他のドアは全閉状態となる。
であり、フロントガラスの曇りを除去する場合に
用いられる。この場合にはデフドア22が全開状
態となり、他のドアは全閉状態となる。
上述したような各モードに前記それぞれのドア
20,22,24を開閉するには、従来例えば特
開昭56−120410号公報に記載されているようなリ
ンク機構を用いており、マユニユアル式の場合に
は主リンクをケーブルを介して回動させ、オート
式の場合にはアクチユエータで主リンクを回動さ
せるようにしている。この主リンクの回動によつ
てリンク機構を介して前記3つのドアをそれぞれ
上述した所定の開閉モードに回動させるようにし
ている。
20,22,24を開閉するには、従来例えば特
開昭56−120410号公報に記載されているようなリ
ンク機構を用いており、マユニユアル式の場合に
は主リンクをケーブルを介して回動させ、オート
式の場合にはアクチユエータで主リンクを回動さ
せるようにしている。この主リンクの回動によつ
てリンク機構を介して前記3つのドアをそれぞれ
上述した所定の開閉モードに回動させるようにし
ている。
(考案が解決しようとする問題点)
このようなリンク機構を用いて前記ドアをある
モードから他のモードに変化させる場合に、ミツ
クスチヤンバー14内に流入した空気が、それぞ
れのドアを加圧するように作用することがある。
これにより、ドアを操作する力が大きくなり、ド
アの操作性が良好とならない場合がある。ドアに
作用する風圧は、それぞれのドアを閉じる方向に
作用することから、何れかのドアに対してこれを
開くようにばね力を付与するようにした試みがな
された。この試みにあつては、ばね部材の一端を
フツト用ドアリンクに取付け、他端をヒータユニ
ツトに取付けており、全ての開閉モードにおいて
前記ばね部材による弾発力つまりばね力はあまり
変化することがなかつた。
モードから他のモードに変化させる場合に、ミツ
クスチヤンバー14内に流入した空気が、それぞ
れのドアを加圧するように作用することがある。
これにより、ドアを操作する力が大きくなり、ド
アの操作性が良好とならない場合がある。ドアに
作用する風圧は、それぞれのドアを閉じる方向に
作用することから、何れかのドアに対してこれを
開くようにばね力を付与するようにした試みがな
された。この試みにあつては、ばね部材の一端を
フツト用ドアリンクに取付け、他端をヒータユニ
ツトに取付けており、全ての開閉モードにおいて
前記ばね部材による弾発力つまりばね力はあまり
変化することがなかつた。
しかしながら、第2図を参照しつつ各モードに
おいて各々のドアに作用する風圧を考察すると、
デフモードにあつてはデフ用開口部16のみが開
いており、フツトドア24にこれを閉じる方向に
作用する風圧はかなり大きい。したがつて、デフ
モードの状態からヒータモードの状態にモード変
更を行なう場合には、フツドドア24を開く方向
にかなり大きな弾発力を付与する必要がある。そ
こで、このようにデフモードの状態からヒータモ
ードの状態にフツトドア24を開く場合を考慮し
て前記ばねの弾発力を設定すると、バイレベルモ
ードの状態からベントモードの状態にモード変更
を行なう場合には、この弾発力によつてモードの
変更を行ない難くしてしまうことになる。つま
り、かなり強い弾発力に抗してフツトドア24を
閉じることは、操作力を大きくする必要があり、
操作性が良好とならない。
おいて各々のドアに作用する風圧を考察すると、
デフモードにあつてはデフ用開口部16のみが開
いており、フツトドア24にこれを閉じる方向に
作用する風圧はかなり大きい。したがつて、デフ
モードの状態からヒータモードの状態にモード変
更を行なう場合には、フツドドア24を開く方向
にかなり大きな弾発力を付与する必要がある。そ
こで、このようにデフモードの状態からヒータモ
ードの状態にフツトドア24を開く場合を考慮し
て前記ばねの弾発力を設定すると、バイレベルモ
ードの状態からベントモードの状態にモード変更
を行なう場合には、この弾発力によつてモードの
変更を行ない難くしてしまうことになる。つま
り、かなり強い弾発力に抗してフツトドア24を
閉じることは、操作力を大きくする必要があり、
操作性が良好とならない。
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ドアの操作力を軽減するための弾
発力をモードの状態によつて変化させることによ
り、前記ドアの操作性を向上させるようにするこ
を目的とする。
たものであり、ドアの操作力を軽減するための弾
発力をモードの状態によつて変化させることによ
り、前記ドアの操作性を向上させるようにするこ
を目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するための本考案は、ヒータユ
ニツトの上部にベント用開口部を形成すると共に
下部にフツト用開口部を形成し、ベント用ドアギ
ヤを有するドア軸に前記ベント用開口部を開閉す
るベントドアを固定すると共にフツト用ドアギヤ
を有するドア軸に前記フツト用開口部を開閉する
フツトドアを固定し、主リンクにそれぞれ形成さ
れたカム溝にそれぞれ係合するベント用ドアリン
クとフツト用ドアリンクとをそれぞれ前記ヒータ
ユニツトに回動自在に取付け、前記ヒータユニツ
トにばね力調整用リンクを回動自在に取付け、当
該ばね力調整用リンクと前記フツト用ドアリンク
との間に、前記フツトドアに対して当該フツトド
アが前記フツト用開口部を開く方向に弾発力を付
与するばね部材を装着し、前記ばね力調整用リン
クと前記ベント用ドアリンクとをロツドにより連
結して前記ベントドアの回動位置に応じて前記弾
発力が変化するようにしたことを特徴とするドア
開閉用リンク構造である。
ニツトの上部にベント用開口部を形成すると共に
下部にフツト用開口部を形成し、ベント用ドアギ
ヤを有するドア軸に前記ベント用開口部を開閉す
るベントドアを固定すると共にフツト用ドアギヤ
を有するドア軸に前記フツト用開口部を開閉する
フツトドアを固定し、主リンクにそれぞれ形成さ
れたカム溝にそれぞれ係合するベント用ドアリン
クとフツト用ドアリンクとをそれぞれ前記ヒータ
ユニツトに回動自在に取付け、前記ヒータユニツ
トにばね力調整用リンクを回動自在に取付け、当
該ばね力調整用リンクと前記フツト用ドアリンク
との間に、前記フツトドアに対して当該フツトド
アが前記フツト用開口部を開く方向に弾発力を付
与するばね部材を装着し、前記ばね力調整用リン
クと前記ベント用ドアリンクとをロツドにより連
結して前記ベントドアの回動位置に応じて前記弾
発力が変化するようにしたことを特徴とするドア
開閉用リンク構造である。
(作用)
フツトドアを開く方向に弾発力を付勢するばね
部材のばね力を変化させることによつて、フツト
ドアに風圧が強く作用する場合には強い弾発力と
なり、バイレベルとべントモード相互間にモード
を変更する際には、この弾発力を弱くすることが
できる。これにより、リンクの操作性が良好とな
つた。
部材のばね力を変化させることによつて、フツト
ドアに風圧が強く作用する場合には強い弾発力と
なり、バイレベルとべントモード相互間にモード
を変更する際には、この弾発力を弱くすることが
できる。これにより、リンクの操作性が良好とな
つた。
以下、図示する本考案の一実施例に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るドア開閉用リ
ンクが組込まれたヒータユニツト3を示す図であ
る。ベント用開口部15を開閉するための第2図
に示すベントドア20が固定されたドア軸21に
は、ベント用ドアギヤ30が取付けられており、
デフ用開口部16を開閉するためのデフドア22
が固定されたドア軸23には、デフ用ドアギヤ3
1が取付けられており、更にフツト用開口部17
を開閉するためのフツトドア24が固定されたド
ア軸25には、フツト用ドアギヤ32が取付けら
れている。ヒータユニツト3には、主(メイン)
リンク33が軸34を中心に回動自在に取付けら
れており、この主リンク33は図示省略したケー
ブルやアクチユエータによつて回動するようにな
つている。
ンクが組込まれたヒータユニツト3を示す図であ
る。ベント用開口部15を開閉するための第2図
に示すベントドア20が固定されたドア軸21に
は、ベント用ドアギヤ30が取付けられており、
デフ用開口部16を開閉するためのデフドア22
が固定されたドア軸23には、デフ用ドアギヤ3
1が取付けられており、更にフツト用開口部17
を開閉するためのフツトドア24が固定されたド
ア軸25には、フツト用ドアギヤ32が取付けら
れている。ヒータユニツト3には、主(メイン)
リンク33が軸34を中心に回動自在に取付けら
れており、この主リンク33は図示省略したケー
ブルやアクチユエータによつて回動するようにな
つている。
前記ヒータユニツト3には、ベント用ドアギヤ
30の歯部と噛合う歯部を有するベント用ドアリ
ンク35が軸36により、これを中心に回動自在
に取付けられ、デフ用ドアギヤ31の歯部と噛合
う歯部を有するデフ用ドアリンク37が軸38に
より、これを中心に回動自在に取付けられ、更
に、フツト用ドアギヤ32の歯部と噛合う歯部を
有するフツト用ドアリンク39が軸40により、
これを中心に回動自在に取付けられている。
30の歯部と噛合う歯部を有するベント用ドアリ
ンク35が軸36により、これを中心に回動自在
に取付けられ、デフ用ドアギヤ31の歯部と噛合
う歯部を有するデフ用ドアリンク37が軸38に
より、これを中心に回動自在に取付けられ、更
に、フツト用ドアギヤ32の歯部と噛合う歯部を
有するフツト用ドアリンク39が軸40により、
これを中心に回動自在に取付けられている。
前記主リンク33にはベント用ドアリンク35
に固着されたピン41が係合するベント用カム溝
42が形成され、更に、フツト用ドアリンク39
に固着されたピン43が係合するフツト用カム溝
44が形成されている。これらのカム溝42,4
4は軸34からの半径の距離が、主リンク33の
回動角度に位置によつて、変化するように形成さ
れている。したがつて、主リンク33の回動角度
によつてそれぞれのカム溝42,44と係合する
ピン41,43が、それぞれの軸36,40を中
心に回動することになり、結果的にベント用ドア
リンク35とフツト用ドアリンク39が回動する
ことになる。これにより、ベントドア20とフツ
トドア24が所定の開度になる。
に固着されたピン41が係合するベント用カム溝
42が形成され、更に、フツト用ドアリンク39
に固着されたピン43が係合するフツト用カム溝
44が形成されている。これらのカム溝42,4
4は軸34からの半径の距離が、主リンク33の
回動角度に位置によつて、変化するように形成さ
れている。したがつて、主リンク33の回動角度
によつてそれぞれのカム溝42,44と係合する
ピン41,43が、それぞれの軸36,40を中
心に回動することになり、結果的にベント用ドア
リンク35とフツト用ドアリンク39が回動する
ことになる。これにより、ベントドア20とフツ
トドア24が所定の開度になる。
前記デフ用ドアリンク37には補助リンク45
が一体となつており、この補助リンク45には、
主リンク33に形成されたカム溝46と係合する
ピン47が固着されている。尚、補助リンク45
とデフ用ドアリンク37とを1つの部材により形
成するようにしても良い。
が一体となつており、この補助リンク45には、
主リンク33に形成されたカム溝46と係合する
ピン47が固着されている。尚、補助リンク45
とデフ用ドアリンク37とを1つの部材により形
成するようにしても良い。
ヒータユニツト3に固定された受金具50に
は、ピン51によりばね力調整用リンク52が回
動自在に取付けられている。このばね力調整用リ
ンク52の先端と、前記フツト用ドアリンク39
との間には、フツト用ドアリンク39を軸40を
中心に反時計方向に回動する弾発力、つまりフツ
トドア24に対してこれがフツト用開口部17を
開く方向の弾発力を付与する引張コイルばね53
が装着されている。
は、ピン51によりばね力調整用リンク52が回
動自在に取付けられている。このばね力調整用リ
ンク52の先端と、前記フツト用ドアリンク39
との間には、フツト用ドアリンク39を軸40を
中心に反時計方向に回動する弾発力、つまりフツ
トドア24に対してこれがフツト用開口部17を
開く方向の弾発力を付与する引張コイルばね53
が装着されている。
この引張コイルばね53の弾発力を、ベントモ
ード時よりもバイレベルモードの時により強く
し、このバイレベルモード時よりもヒータモード
時及びデフモード時により強くするために、ばね
力調整用リンク52の先端とベント用ドアリンク
35とがロツド54により連結されている。第1
図Aは前記各ドアをベントモードに設定した状態
におけるリンク機構の作動状態を示す図であり、
第1図Bは前記各ドアをバイレベルモードに設定
した状態におけるリンク機構の作動状態を示す図
であり、これらの状態の比較から分かるように、
第1図Aの状態よりも第1図Bのバイレベルモー
ドの状態の方がばね力調整用リンク52がより時
計方向に回動し、フツト用ドアリンク39に加え
られる弾発力はより強くなる。
ード時よりもバイレベルモードの時により強く
し、このバイレベルモード時よりもヒータモード
時及びデフモード時により強くするために、ばね
力調整用リンク52の先端とベント用ドアリンク
35とがロツド54により連結されている。第1
図Aは前記各ドアをベントモードに設定した状態
におけるリンク機構の作動状態を示す図であり、
第1図Bは前記各ドアをバイレベルモードに設定
した状態におけるリンク機構の作動状態を示す図
であり、これらの状態の比較から分かるように、
第1図Aの状態よりも第1図Bのバイレベルモー
ドの状態の方がばね力調整用リンク52がより時
計方向に回動し、フツト用ドアリンク39に加え
られる弾発力はより強くなる。
第1図Cは各ドアがヒータモードとなつた状態
におけるリンク機構の作動状態を示す図であり、
この状態にあつては、前記バイレベルモードの状
態よりもよりばね力調整用リンク52は時計方向
に回動している。これにより、このモードの場合
には最も引張コイルばね53の弾発力が強くな
る。デフモードの時にもこのばね力調整用リンク
52の回動状態は同様である。
におけるリンク機構の作動状態を示す図であり、
この状態にあつては、前記バイレベルモードの状
態よりもよりばね力調整用リンク52は時計方向
に回動している。これにより、このモードの場合
には最も引張コイルばね53の弾発力が強くな
る。デフモードの時にもこのばね力調整用リンク
52の回動状態は同様である。
次に上述した構成の本考案のリンク構造の作動
状態について説明すると、第2図Dで示されるデ
フモードの状態から第2図Cで示されるヒータモ
ードの状態に変化させる際には、引張コイルばね
53によつてフツトドア24が開く方向に弾発力
が付与されているので、この状態への変更操作の
力が少なくて済み、操作性が良好となる。特に、
このような変更操作時には、フアン5の回転が最
大に設定してあると、フツトドア24を閉じる方
向に強い風圧が作用しているが、第1図Cに示す
ように、ばね力調整用リンク52が時計方向に最
も回動している状態なので、この風圧の抗して強
い弾発力が得られる。
状態について説明すると、第2図Dで示されるデ
フモードの状態から第2図Cで示されるヒータモ
ードの状態に変化させる際には、引張コイルばね
53によつてフツトドア24が開く方向に弾発力
が付与されているので、この状態への変更操作の
力が少なくて済み、操作性が良好となる。特に、
このような変更操作時には、フアン5の回転が最
大に設定してあると、フツトドア24を閉じる方
向に強い風圧が作用しているが、第1図Cに示す
ように、ばね力調整用リンク52が時計方向に最
も回動している状態なので、この風圧の抗して強
い弾発力が得られる。
そして、第2図Bに示すバイレベルモードの状
態から、第2図Aに示すベントモードの状態に変
更する際には、2つの開口部15と17が開いた
状態となつているので、フツトドア24を閉じる
方向には強く風圧が作用していないが、第1図B
に示すようにばね力調整用リンク52が戻つた状
態となつていることから、フツトドア24を開く
方向の弾発力は弱くなつており、この操作を行な
う時の操作力は小さく、操作性が良好となる。
態から、第2図Aに示すベントモードの状態に変
更する際には、2つの開口部15と17が開いた
状態となつているので、フツトドア24を閉じる
方向には強く風圧が作用していないが、第1図B
に示すようにばね力調整用リンク52が戻つた状
態となつていることから、フツトドア24を開く
方向の弾発力は弱くなつており、この操作を行な
う時の操作力は小さく、操作性が良好となる。
これらの操作時における弾発力の変化は、引張
コイルばね52の他端を固定した場合より、本考
案のように、ばね力調整用リンク52にばね部材
53を取付けた場合の方が操作力が大幅に減少す
ることになつた。
コイルばね52の他端を固定した場合より、本考
案のように、ばね力調整用リンク52にばね部材
53を取付けた場合の方が操作力が大幅に減少す
ることになつた。
[考案の効果]
以上のように、本考案によれば、ヒータユニツ
トにばね力調整用リンクを回動自在に取付け、当
該ばね力調整用リンクとフツト用ドアリンクとの
間に、フツトドアに対してフツトドアがフツト用
開口部を開く方向に弾発力を付与するばね部材を
装着し、前記ばね力調整用リンクとベント用ドア
リンクとをロツドにより連結して前記フツトドア
の回動位置に応じて前記弾発力が変化するように
したので、フツトドアを開く方向に弾発力を付勢
するばね部材は各モードによつてその弾発力が変
更されることになり、ドアの開閉態様に応じて操
作力を調整することができ、操作性が向上するこ
ととなつた。
トにばね力調整用リンクを回動自在に取付け、当
該ばね力調整用リンクとフツト用ドアリンクとの
間に、フツトドアに対してフツトドアがフツト用
開口部を開く方向に弾発力を付与するばね部材を
装着し、前記ばね力調整用リンクとベント用ドア
リンクとをロツドにより連結して前記フツトドア
の回動位置に応じて前記弾発力が変化するように
したので、フツトドアを開く方向に弾発力を付勢
するばね部材は各モードによつてその弾発力が変
更されることになり、ドアの開閉態様に応じて操
作力を調整することができ、操作性が向上するこ
ととなつた。
第1図A〜Dは本考案の一実施例に係るドア開
閉用リンク機構を有するヒータユニツトを示す正
面図、第2図A〜Dはヒータユニツトに組込まれ
た各ドアの開閉モードを示す断面図、第3図はヒ
ータユニツトを有する自動車用空気調和装置の全
体を示す断面図である。 3……ヒータユニツト、15……ベント用開口
部、16……デフ用開口部、17……フツト用開
口部、21,23,25……ドア軸、30……ベ
ント用ギヤ、31……デフ用ギヤ、32……フツ
ト用ギヤ、33……主リンク、35……ベント用
ドアリンク、39……フツト用ドアリンク、44
……カム溝、52……ばね力調整用リンク、53
……ばね部材(引張コイルばね)、54……ロツ
ド。
閉用リンク機構を有するヒータユニツトを示す正
面図、第2図A〜Dはヒータユニツトに組込まれ
た各ドアの開閉モードを示す断面図、第3図はヒ
ータユニツトを有する自動車用空気調和装置の全
体を示す断面図である。 3……ヒータユニツト、15……ベント用開口
部、16……デフ用開口部、17……フツト用開
口部、21,23,25……ドア軸、30……ベ
ント用ギヤ、31……デフ用ギヤ、32……フツ
ト用ギヤ、33……主リンク、35……ベント用
ドアリンク、39……フツト用ドアリンク、44
……カム溝、52……ばね力調整用リンク、53
……ばね部材(引張コイルばね)、54……ロツ
ド。
Claims (1)
- ヒータユニツト3の上部にベント用開口部15
を形成すると共に下部にフツト用開口部17を形
成し、ベント用ドアギヤ30を有するドア軸21
に前記ベント用開口部を開閉するベントドア20
を固定すると共にフツト用ドアギヤ32を有する
ドア軸25に前記フツト用開口部17を開閉する
フツトドア24を固定し、主リンク33にそれぞ
れ形成されたカム溝にそれぞれ係合するベント用
ドアリンク35とフツト用ドアリンク39とをそ
れぞれ前記ヒータユニツト3に回動自在に取付
け、前記ヒータユニツトにばね力調整用リンク5
2を回動自在に取付け、当該ばね力調整用リンク
と前記フット用ドアリンクとの間に、前記フツト
ドアに対して当該フツトドアが前記フツト用開口
部を開く方向に弾発力を付与するばね部材53を
装着し、前記ばね力調整用リンクと前記ベント用
ドアリンクとをロツド54により連結して前記ベ
ントドアの回動位置に応じて前記弾発力が変化す
るようにしたことを特徴とするドア開閉用リンク
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9203987U JPH0546486Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9203987U JPH0546486Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS641009U JPS641009U (ja) | 1989-01-06 |
JPH0546486Y2 true JPH0546486Y2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=30953374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9203987U Expired - Lifetime JPH0546486Y2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546486Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-17 JP JP9203987U patent/JPH0546486Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS641009U (ja) | 1989-01-06 |
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