JPH09226350A - 車両用空気調和装置のヒータユニット - Google Patents
車両用空気調和装置のヒータユニットInfo
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- JPH09226350A JPH09226350A JP8041035A JP4103596A JPH09226350A JP H09226350 A JPH09226350 A JP H09226350A JP 8041035 A JP8041035 A JP 8041035A JP 4103596 A JP4103596 A JP 4103596A JP H09226350 A JPH09226350 A JP H09226350A
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- door
- heater core
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
- B60H1/00835—Damper doors, e.g. position control
- B60H1/00842—Damper doors, e.g. position control the system comprising a plurality of damper doors; Air distribution between several outlets
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フルクール時におけるベント風への温風の混
入を防止して急冷効果を高めることができ、温度調整特
性を好ましい特性に容易に設定し得る「車両用空気調和
装置のヒータユニット」を提供する。 【解決手段】 このヒータユニット100は、ヒータコ
ア11が流入空気の流れFに対して傾斜して配置され、
ヒータコアを通過した空気の流れを温風通路13によっ
て略直交する方向に変える形態となっている。温風通路
を開閉するシールドア32のドア軸32aは、空気流入
口30aから流入する空気の流れFに沿ってミックスド
ア31のドア軸31aと略水平な位置に配置される。シ
ールドアは、ミックスドアがフルクール位置FCに回動
したときに、ヒータコアのタンク部11bが冷風通路1
4に臨まないように温風通路を遮蔽する。さらに、シー
ルドアは、ミックスドアがフルクール位置FCからフル
ホット位置FHに向けて1/8開位置まで回動する間
に、温風通路を全開にする開度特性を有する。
入を防止して急冷効果を高めることができ、温度調整特
性を好ましい特性に容易に設定し得る「車両用空気調和
装置のヒータユニット」を提供する。 【解決手段】 このヒータユニット100は、ヒータコ
ア11が流入空気の流れFに対して傾斜して配置され、
ヒータコアを通過した空気の流れを温風通路13によっ
て略直交する方向に変える形態となっている。温風通路
を開閉するシールドア32のドア軸32aは、空気流入
口30aから流入する空気の流れFに沿ってミックスド
ア31のドア軸31aと略水平な位置に配置される。シ
ールドアは、ミックスドアがフルクール位置FCに回動
したときに、ヒータコアのタンク部11bが冷風通路1
4に臨まないように温風通路を遮蔽する。さらに、シー
ルドアは、ミックスドアがフルクール位置FCからフル
ホット位置FHに向けて1/8開位置まで回動する間
に、温風通路を全開にする開度特性を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空気調和装
置に関し、特に、フルクール時にベント吹出口から吹き
出される冷風に温風が混入することを防止した車両用空
気調和装置のヒータユニットに関する。
置に関し、特に、フルクール時にベント吹出口から吹き
出される冷風に温風が混入することを防止した車両用空
気調和装置のヒータユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な車両用空気調和装置のヒータユ
ニット10内には、図4(A)に示すように、エンジン
冷却水が循環するヒータコア11が迂回路を有するよう
に設けられ、ヒータコア11を通過した空気を混合室1
2へ導く温風通路13と、ヒータコア11を迂回した空
気を混合室12へ導く冷風通路14とが形成されてい
る。ヒータコア11は、ユニットケース30の空気流入
口30aを通って流入した空気(以下、「流入空気」と
もいう)の流れFに対して傾斜して配置されている。ま
た、温風通路13は、ヒータコア11を通過した空気の
流れを略直交する方向に変えて、当該空気を混合室12
へ導くように構成されている。
ニット10内には、図4(A)に示すように、エンジン
冷却水が循環するヒータコア11が迂回路を有するよう
に設けられ、ヒータコア11を通過した空気を混合室1
2へ導く温風通路13と、ヒータコア11を迂回した空
気を混合室12へ導く冷風通路14とが形成されてい
る。ヒータコア11は、ユニットケース30の空気流入
口30aを通って流入した空気(以下、「流入空気」と
もいう)の流れFに対して傾斜して配置されている。ま
た、温風通路13は、ヒータコア11を通過した空気の
流れを略直交する方向に変えて、当該空気を混合室12
へ導くように構成されている。
【0003】温風通路13を通過する空気量と冷風通路
14を通過する空気量との比率を調節して車室内に吹き
出す空気の温度を制御するために、ヒータコア11前面
の空気流入面11aには、ミックスドア15が回動自在
に設けられている。このミックスドア15がフルクール
位置FCに移動すると、空気流入面11aが閉じられ
て、図示しないクーラユニットから流下した冷風は、冷
風通路14および混合室12を経て、ベント吹出口16
に流れる。一方、ミックスドア15がフルホット位置F
Hに移動すると、冷風通路14が閉じられ、クーラユニ
ットから流下した冷風は、ヒータコア11を通過して温
風となり、温風通路13および混合室12を経て、フッ
ト吹出口17などに流れる。また、ミックスドア15が
フルクール位置FCおよびフルホット位置FH以外の任
意位置に移動すると、クーラユニットから流下した冷風
は、ミックスドア15の開度に応じた比率で温風通路1
3および冷風通路14に分岐して流れ、温風と冷風とが
混合室12で混合された後、車室内の所定位置に吹き出
される。なお、図中符号「19」は、車室内に吹き出さ
れる空気温度をミックスドア15の移動に対してリニア
に変化させるために、温風通路13に突出するように設
けられた温調リブを示している。また、符号「18」
は、デフロスト吹出口を示している。
14を通過する空気量との比率を調節して車室内に吹き
出す空気の温度を制御するために、ヒータコア11前面
の空気流入面11aには、ミックスドア15が回動自在
に設けられている。このミックスドア15がフルクール
位置FCに移動すると、空気流入面11aが閉じられ
て、図示しないクーラユニットから流下した冷風は、冷
風通路14および混合室12を経て、ベント吹出口16
に流れる。一方、ミックスドア15がフルホット位置F
Hに移動すると、冷風通路14が閉じられ、クーラユニ
ットから流下した冷風は、ヒータコア11を通過して温
風となり、温風通路13および混合室12を経て、フッ
ト吹出口17などに流れる。また、ミックスドア15が
フルクール位置FCおよびフルホット位置FH以外の任
意位置に移動すると、クーラユニットから流下した冷風
は、ミックスドア15の開度に応じた比率で温風通路1
3および冷風通路14に分岐して流れ、温風と冷風とが
混合室12で混合された後、車室内の所定位置に吹き出
される。なお、図中符号「19」は、車室内に吹き出さ
れる空気温度をミックスドア15の移動に対してリニア
に変化させるために、温風通路13に突出するように設
けられた温調リブを示している。また、符号「18」
は、デフロスト吹出口を示している。
【0004】車両用空気調和装置には種々の空調モード
があるが、例えば、車室内を急冷するフルクールモード
の場合には、図4(A)に示すように、ミックスドア1
5がフルクール位置FCに回動してヒータコア11へ流
れる空気を遮断すると共に、乗員に向かって冷風を供給
するベント吹出口16を全開する。
があるが、例えば、車室内を急冷するフルクールモード
の場合には、図4(A)に示すように、ミックスドア1
5がフルクール位置FCに回動してヒータコア11へ流
れる空気を遮断すると共に、乗員に向かって冷風を供給
するベント吹出口16を全開する。
【0005】このようなフルクールモードの場合でも、
ヒータコア11内やタンク部11bは温水で満たされた
状態であるので、ヒータコア11の後面側の空気は、対
流によって、ヒータコア11の後面に接触して加熱され
ている。そして、図4(A)に実線で示される冷風Cが
ベント吹出口16に流下すると、同図に破線で示すよう
に、ヒータコア11の後面側で暖められた空気Hが前記
冷風Cの流れに吸引され、ベント吹出口16に流れ込ん
でしまう。このため、ベント吹出口16から吹き出され
る空気(以下、「ベント風」ともいう)の温度が3〜6
℃上昇し、所定の冷房能力を発揮できない事態が生じる
虞があった。
ヒータコア11内やタンク部11bは温水で満たされた
状態であるので、ヒータコア11の後面側の空気は、対
流によって、ヒータコア11の後面に接触して加熱され
ている。そして、図4(A)に実線で示される冷風Cが
ベント吹出口16に流下すると、同図に破線で示すよう
に、ヒータコア11の後面側で暖められた空気Hが前記
冷風Cの流れに吸引され、ベント吹出口16に流れ込ん
でしまう。このため、ベント吹出口16から吹き出され
る空気(以下、「ベント風」ともいう)の温度が3〜6
℃上昇し、所定の冷房能力を発揮できない事態が生じる
虞があった。
【0006】かかる事態を回避するため、図4(B)に
示すように、フルクール時には、混合室12に至る温風
通路13を遮蔽するシールドア20を別途設けることが
提案されている(例えば、特開昭56−8,712号公
報参照)。
示すように、フルクール時には、混合室12に至る温風
通路13を遮蔽するシールドア20を別途設けることが
提案されている(例えば、特開昭56−8,712号公
報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、乗員の温度感
覚の向上や、温度調整レバーないしスイッチの操作性の
向上を図るためには、ミックスドアの回動に対応して吹
出空気の温度が直線的に変化するような温度調整特性に
するのが好ましいとされている。
覚の向上や、温度調整レバーないしスイッチの操作性の
向上を図るためには、ミックスドアの回動に対応して吹
出空気の温度が直線的に変化するような温度調整特性に
するのが好ましいとされている。
【0008】ここで、図4(B)に符号Sa,Sbで示
すように、温風通路13の通路断面積が小さい部位にシ
ールドア20を配置した場合には、シールドア20の開
閉による温風量および冷風量の変動が大きいので、温度
調整特性を上記の好ましい特性に設定することが難くな
る。さらに、通気抵抗の増加をも招くことになる。この
ため、温風通路13のうち通路断面積が最も大きい部位
に、シールドア20を配置するのが望ましい。一方、温
風通路13の通路断面積を大きくするために、ユニット
ケース30を大きくしたのでは、車両用空気調和装置の
小型化の要請に反する結果となる。したがって、シール
ドア20は、車両用空気調和装置の小型化の要請を満足
しつつ、通路断面積を最も大きくとれる部位に配置する
必要がある。
すように、温風通路13の通路断面積が小さい部位にシ
ールドア20を配置した場合には、シールドア20の開
閉による温風量および冷風量の変動が大きいので、温度
調整特性を上記の好ましい特性に設定することが難くな
る。さらに、通気抵抗の増加をも招くことになる。この
ため、温風通路13のうち通路断面積が最も大きい部位
に、シールドア20を配置するのが望ましい。一方、温
風通路13の通路断面積を大きくするために、ユニット
ケース30を大きくしたのでは、車両用空気調和装置の
小型化の要請に反する結果となる。したがって、シール
ドア20は、車両用空気調和装置の小型化の要請を満足
しつつ、通路断面積を最も大きくとれる部位に配置する
必要がある。
【0009】また、上記公報(特開昭56−8,712
号公報)に示されるシールドア20は、ミックスドア1
5の開度と同期した開度で、温風通路13を開閉するよ
うに構成されている。しかしながら、このような開度特
性の下でミックスドア15とシールドア20とを回動さ
せた場合にも、温度調整特性を上記の好ましい特性に設
定することが困難であった。
号公報)に示されるシールドア20は、ミックスドア1
5の開度と同期した開度で、温風通路13を開閉するよ
うに構成されている。しかしながら、このような開度特
性の下でミックスドア15とシールドア20とを回動さ
せた場合にも、温度調整特性を上記の好ましい特性に設
定することが困難であった。
【0010】また、前記シールドア20で温風通路13
を遮蔽しても、ヒータコア11のタンク部11bが依然
として冷風通路14に臨んでいることから、タンク部1
1b近傍で暖められた空気が冷風Cの流れに吸引されて
しまい、急冷効果を高めるには限度があった。
を遮蔽しても、ヒータコア11のタンク部11bが依然
として冷風通路14に臨んでいることから、タンク部1
1b近傍で暖められた空気が冷風Cの流れに吸引されて
しまい、急冷効果を高めるには限度があった。
【0011】また、シールドア20を設ける代わりに、
ヒータコア11への温水の供給を停止するウォータバル
ブ21(図4(A)参照)をヒータコア11の配管22
に設け、フルクール時にはウォータバルブ21を閉塞し
てヒータコア11の熱交換能力を低下させることにより
温風自体を発生させないことも考えられた。しかし、こ
のような手段を講じても、ヒータコア11内やタンク部
11bに溜まった温水によりヒータコア11の後面側の
空気が加熱されるので、フルクール時のベント風の温度
が上昇するし、また、ウォータバルブ21およびこれを
制御するための部品に要するコストの問題は何ら解消し
ない。
ヒータコア11への温水の供給を停止するウォータバル
ブ21(図4(A)参照)をヒータコア11の配管22
に設け、フルクール時にはウォータバルブ21を閉塞し
てヒータコア11の熱交換能力を低下させることにより
温風自体を発生させないことも考えられた。しかし、こ
のような手段を講じても、ヒータコア11内やタンク部
11bに溜まった温水によりヒータコア11の後面側の
空気が加熱されるので、フルクール時のベント風の温度
が上昇するし、また、ウォータバルブ21およびこれを
制御するための部品に要するコストの問題は何ら解消し
ない。
【0012】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、フルクール時における
ベント風への温風の混入を防止して急冷効果を高めるこ
とができ、また、温度調整特性を好ましい特性に容易に
設定し得る車両用空気調和装置のヒータユニットを提供
することを目的とする。
するためになされたものであり、フルクール時における
ベント風への温風の混入を防止して急冷効果を高めるこ
とができ、また、温度調整特性を好ましい特性に容易に
設定し得る車両用空気調和装置のヒータユニットを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の本発明は、空気流入口を通って流入
する空気の流れに対して傾斜して配置されたヒータコア
と、前記ヒータコアを通過する空気を混合室へ導く温風
通路と、前記ヒータコアを迂回する空気を前記混合室へ
導く冷風通路と、前記温風通路を通過する空気量と前記
冷風通路を通過する空気量との比率を調節するために前
記ヒータコアの前面に設けられたミックスドアと、前記
混合室の空気を車室内の乗員に向かって供給するために
前記混合室に設けられたベント吹出口と、前記ベント吹
出口を開閉するベントドアと、前記温風通路を開閉する
シールドアと、を備え、前記温風通路は、前記ヒータコ
アを通過した空気の流れを略直交する方向に変えて、当
該空気を前記混合室へ導くように構成されてなる車両用
空気調和装置のヒータユニットにおいて、前記シールド
アのドア軸を、前記空気流入口から流入する空気の流れ
に沿って前記ミックスドアのドア軸と略水平な位置に配
置し、前記ミックスドアが前記ヒータコアの前面を全閉
にするフルクール位置に回動したときに、前記シールド
アが前記ヒータコア以降の前記温風通路を遮蔽し、前記
フルクール位置にある前記ミックスドアが前記ヒータコ
アの前面を全開にするフルホット位置との間の中間位置
まで回動する間に、前記シールドアが前記温風通路を全
開にするように回動することを特徴とする車両用空気調
和装置のヒータユニットである。
の請求項1に記載の本発明は、空気流入口を通って流入
する空気の流れに対して傾斜して配置されたヒータコア
と、前記ヒータコアを通過する空気を混合室へ導く温風
通路と、前記ヒータコアを迂回する空気を前記混合室へ
導く冷風通路と、前記温風通路を通過する空気量と前記
冷風通路を通過する空気量との比率を調節するために前
記ヒータコアの前面に設けられたミックスドアと、前記
混合室の空気を車室内の乗員に向かって供給するために
前記混合室に設けられたベント吹出口と、前記ベント吹
出口を開閉するベントドアと、前記温風通路を開閉する
シールドアと、を備え、前記温風通路は、前記ヒータコ
アを通過した空気の流れを略直交する方向に変えて、当
該空気を前記混合室へ導くように構成されてなる車両用
空気調和装置のヒータユニットにおいて、前記シールド
アのドア軸を、前記空気流入口から流入する空気の流れ
に沿って前記ミックスドアのドア軸と略水平な位置に配
置し、前記ミックスドアが前記ヒータコアの前面を全閉
にするフルクール位置に回動したときに、前記シールド
アが前記ヒータコア以降の前記温風通路を遮蔽し、前記
フルクール位置にある前記ミックスドアが前記ヒータコ
アの前面を全開にするフルホット位置との間の中間位置
まで回動する間に、前記シールドアが前記温風通路を全
開にするように回動することを特徴とする車両用空気調
和装置のヒータユニットである。
【0014】この車両用空気調和装置のヒータユニット
は、ミックスドアがヒータコアの前面を全閉にしたとき
に、シールドアがヒータコア以降の温風通路を遮蔽する
ので、ミックスドアがヒータコアの前面を全閉するフル
クール時において、ヒータコアの後面に接触して暖めら
れた空気が温風通路から混合室へ流下するのを完全に阻
止することができる。これにより、冷風のみをベント吹
出口へ導くことができ、フルクール時における急冷効果
が高まることになる。ヒータコアを流入空気の流れに対
して傾斜して配置すると共にヒータコアを通過した空気
の流れを温風通路によって略直交する方向に変える形態
のヒータユニットにあっては、ミックスドアのドア軸よ
りも流入空気の流れに沿った下流側が、温風通路の通路
断面積が最も大きくなる部位である。したがって、本発
明のように、シールドアのドア軸を、空気流入口から流
入する空気の流れに沿ってミックスドアのドア軸と略水
平な位置に配置すれば、小型化の要請から限られた大き
さとされるユニットケースの中で、シールドアは、通路
断面積を最も大きくとれる部位に配置されることにな
る。また、フルクール位置にあるミックスドアが中間位
置まで回動する間にシールドアが温風通路を全開にする
ので、シールドアが通路断面積を最も大きくとれる部位
に配置されることと相俟って、温度調整特性を好ましい
特性、すなわちミックスドアの回動に対応して吹出空気
の温度が直線的に変化する特性に、容易に設定できる。
さらに、ヒータコアへ流れ込む温水の供給を停止するウ
ォータバルブを設ける必要がなくなり、低コスト化およ
び省スペース化を図ることができる。
は、ミックスドアがヒータコアの前面を全閉にしたとき
に、シールドアがヒータコア以降の温風通路を遮蔽する
ので、ミックスドアがヒータコアの前面を全閉するフル
クール時において、ヒータコアの後面に接触して暖めら
れた空気が温風通路から混合室へ流下するのを完全に阻
止することができる。これにより、冷風のみをベント吹
出口へ導くことができ、フルクール時における急冷効果
が高まることになる。ヒータコアを流入空気の流れに対
して傾斜して配置すると共にヒータコアを通過した空気
の流れを温風通路によって略直交する方向に変える形態
のヒータユニットにあっては、ミックスドアのドア軸よ
りも流入空気の流れに沿った下流側が、温風通路の通路
断面積が最も大きくなる部位である。したがって、本発
明のように、シールドアのドア軸を、空気流入口から流
入する空気の流れに沿ってミックスドアのドア軸と略水
平な位置に配置すれば、小型化の要請から限られた大き
さとされるユニットケースの中で、シールドアは、通路
断面積を最も大きくとれる部位に配置されることにな
る。また、フルクール位置にあるミックスドアが中間位
置まで回動する間にシールドアが温風通路を全開にする
ので、シールドアが通路断面積を最も大きくとれる部位
に配置されることと相俟って、温度調整特性を好ましい
特性、すなわちミックスドアの回動に対応して吹出空気
の温度が直線的に変化する特性に、容易に設定できる。
さらに、ヒータコアへ流れ込む温水の供給を停止するウ
ォータバルブを設ける必要がなくなり、低コスト化およ
び省スペース化を図ることができる。
【0015】また、請求項2に記載の本発明は、前記ミ
ックスドアが前記フルクール位置から前記フルホット位
置に向けて1/8開位置まで回動する間に、前記シール
ドアが前記温風通路を全開にするように回動することを
特徴とする。
ックスドアが前記フルクール位置から前記フルホット位
置に向けて1/8開位置まで回動する間に、前記シール
ドアが前記温風通路を全開にするように回動することを
特徴とする。
【0016】かかる構成によれば、温度調整特性を上述
した好ましい特性に、一層容易に設定できる。
した好ましい特性に、一層容易に設定できる。
【0017】また、請求項3に記載の本発明は、前記シ
ールドアは、ユニットケースの内面形状に対応した形状
を有することを特徴とする。
ールドアは、ユニットケースの内面形状に対応した形状
を有することを特徴とする。
【0018】かかる構成によれば、シールドア全開時に
温風通路に向けて突出する部分が少なくなり、シールド
ア全開時に、温風通路における通気抵抗の増加を可及的
に低減することができる。
温風通路に向けて突出する部分が少なくなり、シールド
ア全開時に、温風通路における通気抵抗の増加を可及的
に低減することができる。
【0019】また、請求項4に記載の本発明は、前記シ
ールドアは、前記ヒータコアのタンク部が前記冷風通路
に臨まないように、前記温風通路を遮蔽することを特徴
とする。
ールドアは、前記ヒータコアのタンク部が前記冷風通路
に臨まないように、前記温風通路を遮蔽することを特徴
とする。
【0020】かかる構成によれば、タンク部近傍で暖め
られた空気が冷風の流れに吸引されてしまうことを防止
でき、フルクール時における急冷効果を一層高めること
ができる。
られた空気が冷風の流れに吸引されてしまうことを防止
でき、フルクール時における急冷効果を一層高めること
ができる。
【0021】また、請求項5に記載の本発明は、ヒータ
コアにエンジン冷却水を給排水する系統にウォータバル
ブが設けられていない、いわゆるウォータバルブレス構
造のヒータユニットに適用して最適なものである。
コアにエンジン冷却水を給排水する系統にウォータバル
ブが設けられていない、いわゆるウォータバルブレス構
造のヒータユニットに適用して最適なものである。
【0022】この場合にも、フルクール時には、上記の
ようにヒータコアの後面に接触して暖められた空気が温
風通路から混合室へ流下するのを完全に阻止することが
できる。したがって、フルクール時には、ヒータコアか
ら常時放熱されている熱を遮断して、吹出口から吹き出
される空気の温度上昇に与える影響を少なくでき、目標
とする所定の冷房能力が発揮される。
ようにヒータコアの後面に接触して暖められた空気が温
風通路から混合室へ流下するのを完全に阻止することが
できる。したがって、フルクール時には、ヒータコアか
ら常時放熱されている熱を遮断して、吹出口から吹き出
される空気の温度上昇に与える影響を少なくでき、目標
とする所定の冷房能力が発揮される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0024】図1(A)(B)は、本発明の実施の形態
である車両用空気調和装置のヒータユニットを示す縦断
面図、図2は、本実施の形態におけるミックスドアおよ
びシールドアの開度特性を示す線図、図3は、本実施の
形態におけるリンク機構の一例を示す図であり、図4
(A)(B)に示される部材と共通する部材には同一の
符号を示してある。
である車両用空気調和装置のヒータユニットを示す縦断
面図、図2は、本実施の形態におけるミックスドアおよ
びシールドアの開度特性を示す線図、図3は、本実施の
形態におけるリンク機構の一例を示す図であり、図4
(A)(B)に示される部材と共通する部材には同一の
符号を示してある。
【0025】車両用空気調和装置のヒータユニット10
0は、図示しないインテークユニットおよびクーラユニ
ットに接続され、インテークユニットにより選択的に取
り込まれた外気または内気は、クーラユニットに内蔵さ
れたエバポレータを通過して冷却除湿された後、ヒータ
ユニット100内に導かれる。ヒータユニット100の
ユニットケース30内には、ヒータコア11が迂回路を
有するように設けられ、このヒータコア11にはエンジ
ンの冷却水(温水)が循環し、当該ヒータコア11を通
過する空気との間で熱交換することにより空気を加熱す
る。ヒータコア11は、ユニットケース30の空気流入
口30aを通って流入した空気の流れFに対して傾斜し
て配置されている。エンジン冷却水を給排水する系統2
2にはウォータバルブが設けられておらず、本実施の形
態のヒータユニット100は、いわゆるウォータバルブ
レス構造のヒータユニットである。
0は、図示しないインテークユニットおよびクーラユニ
ットに接続され、インテークユニットにより選択的に取
り込まれた外気または内気は、クーラユニットに内蔵さ
れたエバポレータを通過して冷却除湿された後、ヒータ
ユニット100内に導かれる。ヒータユニット100の
ユニットケース30内には、ヒータコア11が迂回路を
有するように設けられ、このヒータコア11にはエンジ
ンの冷却水(温水)が循環し、当該ヒータコア11を通
過する空気との間で熱交換することにより空気を加熱す
る。ヒータコア11は、ユニットケース30の空気流入
口30aを通って流入した空気の流れFに対して傾斜し
て配置されている。エンジン冷却水を給排水する系統2
2にはウォータバルブが設けられておらず、本実施の形
態のヒータユニット100は、いわゆるウォータバルブ
レス構造のヒータユニットである。
【0026】ヒータコア11の近傍には、ヒータコア1
1を通過して混合室12へ流下する温風通路13が形成
され、また、ヒータコア11を迂回してそのまま混合室
12へ流下する冷風通路14が形成されている。温風通
路13は、ヒータコア11を通過した空気の流れを略直
交する方向に変えて、当該空気を混合室12へ導くよう
に構成されている。ヒータコア11の前面であって、温
風通路13と冷風通路14との分岐点には、ミックスド
ア31が回動可能に設けられており、このミックスドア
31の開度によって温風通路13へ流れる空気量と冷風
通路14へ流れる空気量との比率が調節される。
1を通過して混合室12へ流下する温風通路13が形成
され、また、ヒータコア11を迂回してそのまま混合室
12へ流下する冷風通路14が形成されている。温風通
路13は、ヒータコア11を通過した空気の流れを略直
交する方向に変えて、当該空気を混合室12へ導くよう
に構成されている。ヒータコア11の前面であって、温
風通路13と冷風通路14との分岐点には、ミックスド
ア31が回動可能に設けられており、このミックスドア
31の開度によって温風通路13へ流れる空気量と冷風
通路14へ流れる空気量との比率が調節される。
【0027】ユニットケース30に形成された混合室1
2には、車室内の乗員の上半身に調和空気を供給するた
めのベント吹出口16と、車室内の乗員の足下に調和空
気を吹き出すためのフット吹出口17と、フロントガラ
スの内面に調和空気を供給するためのデフロスト吹出口
18とが形成されている。また、これらのベント吹出口
16、フット吹出口17およびデフロスト吹出口18に
は、それぞれベントドア35、フットドア36およびデ
フロストドア37が設けられており、吹出モードに応じ
て各吹出口16,17,18を開閉するようになってい
る。
2には、車室内の乗員の上半身に調和空気を供給するた
めのベント吹出口16と、車室内の乗員の足下に調和空
気を吹き出すためのフット吹出口17と、フロントガラ
スの内面に調和空気を供給するためのデフロスト吹出口
18とが形成されている。また、これらのベント吹出口
16、フット吹出口17およびデフロスト吹出口18に
は、それぞれベントドア35、フットドア36およびデ
フロストドア37が設けられており、吹出モードに応じ
て各吹出口16,17,18を開閉するようになってい
る。
【0028】本実施の形態である車両用空気調和装置の
ヒータユニット100では、従来と同様に、温風通路1
3を開閉するシールドア32を備えているが、特に、シ
ールドア32のドア軸32a(以下、「シールドア軸3
2a」ともいう)を、流入空気の流れFに沿ってミック
スドア31のドア軸31a(以下、「ミックスドア軸3
1a」ともいう)と略水平な位置に配置してある。
ヒータユニット100では、従来と同様に、温風通路1
3を開閉するシールドア32を備えているが、特に、シ
ールドア32のドア軸32a(以下、「シールドア軸3
2a」ともいう)を、流入空気の流れFに沿ってミック
スドア31のドア軸31a(以下、「ミックスドア軸3
1a」ともいう)と略水平な位置に配置してある。
【0029】ヒータコア11を流入空気の流れFに対し
て傾斜して配置すると共にヒータコア11を通過した空
気の流れを温風通路13によって略直交する方向に変え
る形態のヒータユニット100にあっては、ミックスド
ア軸31aよりも流入空気の流れに沿った下流側が、温
風通路13の通路断面積が最も大きくなる部位である。
したがって、本実施の形態のようにシールドア軸32a
を配置すれば、小型化の要請から限られた大きさとされ
るユニットケース30の中で、当該シールドア32は、
通路断面積を最も大きくとれる部位に配置されることに
なる。
て傾斜して配置すると共にヒータコア11を通過した空
気の流れを温風通路13によって略直交する方向に変え
る形態のヒータユニット100にあっては、ミックスド
ア軸31aよりも流入空気の流れに沿った下流側が、温
風通路13の通路断面積が最も大きくなる部位である。
したがって、本実施の形態のようにシールドア軸32a
を配置すれば、小型化の要請から限られた大きさとされ
るユニットケース30の中で、当該シールドア32は、
通路断面積を最も大きくとれる部位に配置されることに
なる。
【0030】また、シールドア32は、ユニットケース
30の内面形状に対応した形状に形成され、図示例で
は、ドア先端部がケース30のR部30b形状に対応し
て若干湾曲させてある。
30の内面形状に対応した形状に形成され、図示例で
は、ドア先端部がケース30のR部30b形状に対応し
て若干湾曲させてある。
【0031】本実施の形態におけるミックスドア31お
よびシールドア32の開度特性は、図2に示す通りであ
り、ミックスドア31がヒータコア11の空気流入面1
1aを全閉にするフルクール位置FCでは、シールドア
32は、一点鎖線で示すように、全閉位置FSに回動し
ており、ヒータコア11以降の温風通路13を遮蔽して
いる。また、フルクール位置FCにあるミックスドア3
1がフルクール位置FCからヒータコア11の前面を全
開にするフルホット位置FHに向けて1/8開位置まで
回動する間に、シールドア32は全閉位置FSから全開
位置FOまで回動して、温風通路13を全開にする。
よびシールドア32の開度特性は、図2に示す通りであ
り、ミックスドア31がヒータコア11の空気流入面1
1aを全閉にするフルクール位置FCでは、シールドア
32は、一点鎖線で示すように、全閉位置FSに回動し
ており、ヒータコア11以降の温風通路13を遮蔽して
いる。また、フルクール位置FCにあるミックスドア3
1がフルクール位置FCからヒータコア11の前面を全
開にするフルホット位置FHに向けて1/8開位置まで
回動する間に、シールドア32は全閉位置FSから全開
位置FOまで回動して、温風通路13を全開にする。
【0032】ミックスドア31およびシールドア32の
上記開度特性を実現するリンク機構40を示すと図3の
とおりであり、ミックスドア軸31aに取り付けた第1
リンク41は、連結シャフト42を介して、アクチュエ
ータ43の出力軸44に取り付けたレバー部材45に連
結されている。ミックスドア軸31aと水平な位置に、
シールドア軸32aが配置され、このシールドア軸32
aに取り付けた第2リンク46は、連結シャフト47を
介して、中間リンク48に連結されている。前記中間リ
ンク48に形成したリンク溝49に、前記第1リンク4
1に突設したピン50が係合して、中間リンク48と第
1リンク41とが連結されている。リンク溝49には、
第1リンク41の回動に伴って中間リンク48を回動さ
せる作動領域49aと、第1リンク41が回動しても中
間リンク48を回動させない空振り領域49bとが設け
られている。
上記開度特性を実現するリンク機構40を示すと図3の
とおりであり、ミックスドア軸31aに取り付けた第1
リンク41は、連結シャフト42を介して、アクチュエ
ータ43の出力軸44に取り付けたレバー部材45に連
結されている。ミックスドア軸31aと水平な位置に、
シールドア軸32aが配置され、このシールドア軸32
aに取り付けた第2リンク46は、連結シャフト47を
介して、中間リンク48に連結されている。前記中間リ
ンク48に形成したリンク溝49に、前記第1リンク4
1に突設したピン50が係合して、中間リンク48と第
1リンク41とが連結されている。リンク溝49には、
第1リンク41の回動に伴って中間リンク48を回動さ
せる作動領域49aと、第1リンク41が回動しても中
間リンク48を回動させない空振り領域49bとが設け
られている。
【0033】アクチュエータ43の駆動によりレバー部
材45が実線で示す位置に回動すると、第1リンク41
が実線で示す位置まで図中時計回り方向に回動し、ミッ
クスドア31は実線で示すフルクール位置FCに回動す
る。また、中間リンク48が第1リンク41のピン50
で押され、支軸51を中心にして実線で示す位置まで時
計回り方向に回動する。これに伴い、第2リンク46が
実線で示す位置まで押され、シールドア32は実線で示
す全閉位置FSに回動する。
材45が実線で示す位置に回動すると、第1リンク41
が実線で示す位置まで図中時計回り方向に回動し、ミッ
クスドア31は実線で示すフルクール位置FCに回動す
る。また、中間リンク48が第1リンク41のピン50
で押され、支軸51を中心にして実線で示す位置まで時
計回り方向に回動する。これに伴い、第2リンク46が
実線で示す位置まで押され、シールドア32は実線で示
す全閉位置FSに回動する。
【0034】この状態からレバー部材45が二点鎖線で
示す位置に向けて回動を始めると、第1リンク41が反
時計回り方向に回動し、ミックスドア31が二点鎖線で
示すフルホット位置FHに向けて回動を始める。これと
同時に、第1リンク41のピン50がリンク溝49の作
動領域49aに沿って摺動して、中間リンク48が支軸
51を中心にして反時計回り方向に回動を始める。これ
に伴い、第2リンク46が引っ張られ、シールドア32
が全閉位置FSから二点鎖線で示す全開位置FOに向け
て開き始める。レバー部材45がさらに回動して、第1
リンク41のピン50がリンク溝49の作動領域49a
と空振り領域49bとの境界点49cまで達すると、シ
ールドア32は全開位置FOまで回動する。このとき、
ミックスドア31は1/8開位置まで回動している。レ
バー部材45がさらに回動すると、ミックスドア31の
みがフルホット位置FHに向けて回動し続けるが、第1
リンク41のピン50はリンク溝49の空振り領域49
bに沿って摺動するので中間リンク48は回動せず、シ
ールドア32は全開位置FOに維持されている。そし
て、レバー部材45が二点鎖線で示す位置まで回動する
と、第1リンク41が二点鎖線で示す位置まで回動し、
ミックスドア31はフルホット位置FHに達する。
示す位置に向けて回動を始めると、第1リンク41が反
時計回り方向に回動し、ミックスドア31が二点鎖線で
示すフルホット位置FHに向けて回動を始める。これと
同時に、第1リンク41のピン50がリンク溝49の作
動領域49aに沿って摺動して、中間リンク48が支軸
51を中心にして反時計回り方向に回動を始める。これ
に伴い、第2リンク46が引っ張られ、シールドア32
が全閉位置FSから二点鎖線で示す全開位置FOに向け
て開き始める。レバー部材45がさらに回動して、第1
リンク41のピン50がリンク溝49の作動領域49a
と空振り領域49bとの境界点49cまで達すると、シ
ールドア32は全開位置FOまで回動する。このとき、
ミックスドア31は1/8開位置まで回動している。レ
バー部材45がさらに回動すると、ミックスドア31の
みがフルホット位置FHに向けて回動し続けるが、第1
リンク41のピン50はリンク溝49の空振り領域49
bに沿って摺動するので中間リンク48は回動せず、シ
ールドア32は全開位置FOに維持されている。そし
て、レバー部材45が二点鎖線で示す位置まで回動する
と、第1リンク41が二点鎖線で示す位置まで回動し、
ミックスドア31はフルホット位置FHに達する。
【0035】上記開度特性の下でミックスドア31およ
びシールドア32が回動しており、フルクール時のよう
にミックスドア31がフルクール位置FCに回動したと
きには、シールドア32によって、ヒータコア11以降
の温風通路13を遮蔽する。さらに、シールドア32
は、ヒータコア11のタンク部11bが冷風通路14に
臨まないようにして、温風通路13を遮蔽する。つま
り、ヒータコア11のタンク部11bを保持する保持部
55のうち、ミックスドア31のドア軸31a寄りの端
部に形成したシール面55aに、シールドア32の先端
が当接するようにしてある。また、ミックスドア軸31
aの位置を、従来構造に比べてヒータコア11の前面か
ら若干離間させ、ヒータコア11内を常時流れるエンジ
ン冷却水の輻射熱によりミックスドア31が加熱される
ことを防止してある。
びシールドア32が回動しており、フルクール時のよう
にミックスドア31がフルクール位置FCに回動したと
きには、シールドア32によって、ヒータコア11以降
の温風通路13を遮蔽する。さらに、シールドア32
は、ヒータコア11のタンク部11bが冷風通路14に
臨まないようにして、温風通路13を遮蔽する。つま
り、ヒータコア11のタンク部11bを保持する保持部
55のうち、ミックスドア31のドア軸31a寄りの端
部に形成したシール面55aに、シールドア32の先端
が当接するようにしてある。また、ミックスドア軸31
aの位置を、従来構造に比べてヒータコア11の前面か
ら若干離間させ、ヒータコア11内を常時流れるエンジ
ン冷却水の輻射熱によりミックスドア31が加熱される
ことを防止してある。
【0036】取り入れた空気をエバポレータで冷却した
後、この冷風をヒータコア11を通過させないでそのま
まベント吹出口16に導くフルクールモードにおいて
は、ミックスドア31でヒータコア11の前面を全閉状
態にするとともに、ベントドア35を回動してベント吹
出口16を全開状態にする。この場合、ヒータコア11
以降の温風通路13と混合室12とが連通したままで
は、対流によってヒータコア11の後面に接触して加熱
された温風Hが冷風Cに吸引されて混合室12に流れ込
んでしまう。
後、この冷風をヒータコア11を通過させないでそのま
まベント吹出口16に導くフルクールモードにおいて
は、ミックスドア31でヒータコア11の前面を全閉状
態にするとともに、ベントドア35を回動してベント吹
出口16を全開状態にする。この場合、ヒータコア11
以降の温風通路13と混合室12とが連通したままで
は、対流によってヒータコア11の後面に接触して加熱
された温風Hが冷風Cに吸引されて混合室12に流れ込
んでしまう。
【0037】しかしながら、本実施の形態のように、ミ
ックスドア31がヒータコア11の空気流入面11aを
全閉したときに、シールドア32によってヒータコア1
1以降の温風通路13を遮蔽しておけば、ヒータコア1
1後面に接触して暖められた温風Hが、冷風通路14を
流れる冷風Cに吸引されて混合室12に混入することが
なく、急冷効果を高めることができる。さらに、温風通
路13を遮蔽する際にヒータコア11のタンク部11b
が冷風通路14に臨まないので、タンク部11b近傍で
暖められた空気が冷風Cの流れに吸引されてしまうこと
を防止でき、急冷効果を一層高めることが可能となっ
た。また、ミックスドア軸31aをヒータコア11の前
面から若干離間させてあるので、ヒータコア11からの
輻射熱でミックスドア31自体が加熱されることも少な
くなり、冷風通路14を流れる冷風Cがミックスドア3
1に接して昇温することもない。
ックスドア31がヒータコア11の空気流入面11aを
全閉したときに、シールドア32によってヒータコア1
1以降の温風通路13を遮蔽しておけば、ヒータコア1
1後面に接触して暖められた温風Hが、冷風通路14を
流れる冷風Cに吸引されて混合室12に混入することが
なく、急冷効果を高めることができる。さらに、温風通
路13を遮蔽する際にヒータコア11のタンク部11b
が冷風通路14に臨まないので、タンク部11b近傍で
暖められた空気が冷風Cの流れに吸引されてしまうこと
を防止でき、急冷効果を一層高めることが可能となっ
た。また、ミックスドア軸31aをヒータコア11の前
面から若干離間させてあるので、ヒータコア11からの
輻射熱でミックスドア31自体が加熱されることも少な
くなり、冷風通路14を流れる冷風Cがミックスドア3
1に接して昇温することもない。
【0038】このようにしてフルクール時でもエンジン
冷却水が常時流れているヒータコア11から放熱される
熱を遮断することができ、ベント風の温度上昇に与える
影響が少なくなり、目標とする所定の冷房能力を発揮す
ることができる。
冷却水が常時流れているヒータコア11から放熱される
熱を遮断することができ、ベント風の温度上昇に与える
影響が少なくなり、目標とする所定の冷房能力を発揮す
ることができる。
【0039】さらに、本実施の形態によれば、ヒータコ
ア11へ流れ込む温水の供給を停止するウォータバルブ
21を廃止することもでき、この点からも、低コスト化
を一層図ることができる。
ア11へ流れ込む温水の供給を停止するウォータバルブ
21を廃止することもでき、この点からも、低コスト化
を一層図ることができる。
【0040】本実施の形態である車両用空気調和装置の
ヒータユニット100は、上述したフルクール時以外で
あっても好適に機能する。すなわち、図1(A)(B)
に示されるヒータユニット100は、ヒータコア11以
降の温風通路13を遮蔽するのはフルクール時のみであ
るため、ミックスドア31の開度を調節してエバポレー
タを通過した空気を温風通路13と冷風通路14とに分
岐させたときには、ヒータコア11を通過した温風Hは
温風通路13から混合室12に何ら支障なく流下するこ
とができる。したがって、この温風と冷風通路14を通
過した冷風とが混合室12で好適に混合されて所望の温
度となった調和空気をベント吹出口16から車室内へ供
給することができる。
ヒータユニット100は、上述したフルクール時以外で
あっても好適に機能する。すなわち、図1(A)(B)
に示されるヒータユニット100は、ヒータコア11以
降の温風通路13を遮蔽するのはフルクール時のみであ
るため、ミックスドア31の開度を調節してエバポレー
タを通過した空気を温風通路13と冷風通路14とに分
岐させたときには、ヒータコア11を通過した温風Hは
温風通路13から混合室12に何ら支障なく流下するこ
とができる。したがって、この温風と冷風通路14を通
過した冷風とが混合室12で好適に混合されて所望の温
度となった調和空気をベント吹出口16から車室内へ供
給することができる。
【0041】特に、ミックスドア31およびシールドア
32を図2に示される開度特性の下で回動させるので、
シールドア32が通路断面積を最も大きくとれる部位に
配置されることと相俟って、温度調整特性を前述した好
ましい特性、すなわちミックスドア31の回動に対応し
て吹出空気の温度が直線的に変化する特性に、容易に設
定できることを実験により確認した。
32を図2に示される開度特性の下で回動させるので、
シールドア32が通路断面積を最も大きくとれる部位に
配置されることと相俟って、温度調整特性を前述した好
ましい特性、すなわちミックスドア31の回動に対応し
て吹出空気の温度が直線的に変化する特性に、容易に設
定できることを実験により確認した。
【0042】また、ミックスドア31がフルクール位置
FCと1/8開位置との間の範囲で、シールドア32を
全閉または全開させるが、ヒータコア11の通気抵抗が
冷風通路14に比べると著しく大きく、ミックスドア3
1が前記範囲内にある場合には、ヒータコア11を通過
する空気量が少なくなるので、シールドア32の操作力
が増加することもない。
FCと1/8開位置との間の範囲で、シールドア32を
全閉または全開させるが、ヒータコア11の通気抵抗が
冷風通路14に比べると著しく大きく、ミックスドア3
1が前記範囲内にある場合には、ヒータコア11を通過
する空気量が少なくなるので、シールドア32の操作力
が増加することもない。
【0043】なお、シールドア32は、図2に破線で示
すように、ミックスドア31がフルクール位置FCと中
間位置Mとの間を回動する間に、温風通路13を全開に
したり、全閉にしたりするように回動させてもよい。こ
のような開度特性でも、好ましい温度調整特性を実現で
きる。
すように、ミックスドア31がフルクール位置FCと中
間位置Mとの間を回動する間に、温風通路13を全開に
したり、全閉にしたりするように回動させてもよい。こ
のような開度特性でも、好ましい温度調整特性を実現で
きる。
【0044】また、シールドア32は、ユニットケース
30の内面形状に対応した形状を有しているので、シー
ルドア32全開時に温風通路13に向けて突出する部分
が少なくなり、温風通路13における通気抵抗の増加を
可及的に低減することができる。
30の内面形状に対応した形状を有しているので、シー
ルドア32全開時に温風通路13に向けて突出する部分
が少なくなり、温風通路13における通気抵抗の増加を
可及的に低減することができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の本発
明によれば、ミックスドアがヒータコアの前面を全閉す
るフルクール時において、シールドアによりヒータコア
以降の温風通路を遮蔽するようにしたので、ヒータコア
の後面で暖められた空気が温風通路から混合室へ流下す
るのを完全に阻止することができるので、ベント吹出口
から吹き出される空気温度が上昇せず、フルクール時に
おける急冷効果が高まる。特に、シールドアのドア軸
を、空気流入口から流入する空気の流れに沿ってミック
スドアのドア軸と略水平な位置に配置したので、小型化
の要請から限られた大きさとされるユニットケースの中
で、シールドアは、通路断面積を最も大きくとれる部位
に配置されることになる。また、フルクール位置にある
ミックスドアが中間位置まで回動する間にシールドアが
温風通路を全開にするので、シールドアが通路断面積を
最も大きくとれる部位に配置されることと相俟って、温
度調整特性を好ましい特性、すなわちミックスドアの回
動に対応して吹出空気の温度が直線的に変化する特性
に、容易に設定できる。さらに、ヒータコアへ流れ込む
温水の供給を停止するウォータバルブを設ける必要がな
くなり、低コスト化および省スペース化を図ることがで
きる。
明によれば、ミックスドアがヒータコアの前面を全閉す
るフルクール時において、シールドアによりヒータコア
以降の温風通路を遮蔽するようにしたので、ヒータコア
の後面で暖められた空気が温風通路から混合室へ流下す
るのを完全に阻止することができるので、ベント吹出口
から吹き出される空気温度が上昇せず、フルクール時に
おける急冷効果が高まる。特に、シールドアのドア軸
を、空気流入口から流入する空気の流れに沿ってミック
スドアのドア軸と略水平な位置に配置したので、小型化
の要請から限られた大きさとされるユニットケースの中
で、シールドアは、通路断面積を最も大きくとれる部位
に配置されることになる。また、フルクール位置にある
ミックスドアが中間位置まで回動する間にシールドアが
温風通路を全開にするので、シールドアが通路断面積を
最も大きくとれる部位に配置されることと相俟って、温
度調整特性を好ましい特性、すなわちミックスドアの回
動に対応して吹出空気の温度が直線的に変化する特性
に、容易に設定できる。さらに、ヒータコアへ流れ込む
温水の供給を停止するウォータバルブを設ける必要がな
くなり、低コスト化および省スペース化を図ることがで
きる。
【0046】また、請求項2に記載の本発明によれば、
ミックスドアがフルクール位置からフルホット位置に向
けて1/8開位置まで回動する間にシールドアが温風通
路を全開にするので、温度調整特性を上述した好ましい
特性に、一層容易に設定できる。
ミックスドアがフルクール位置からフルホット位置に向
けて1/8開位置まで回動する間にシールドアが温風通
路を全開にするので、温度調整特性を上述した好ましい
特性に、一層容易に設定できる。
【0047】また、請求項3に記載の本発明によれば、
シールドアはユニットケースの内面形状に対応した形状
を有するので、シールドア全開時に、温風通路における
通気抵抗の増加を可及的に低減することができる。
シールドアはユニットケースの内面形状に対応した形状
を有するので、シールドア全開時に、温風通路における
通気抵抗の増加を可及的に低減することができる。
【0048】また、請求項4に記載の本発明によれば、
シールドアはヒータコアタンク部が冷風通路に臨まない
ように温風通路を遮蔽するので、タンク部近傍で暖めら
れた空気が冷風の流れに吸引されてしまうことを防止で
き、フルクール時における急冷効果を一層高めることが
可能となった。
シールドアはヒータコアタンク部が冷風通路に臨まない
ように温風通路を遮蔽するので、タンク部近傍で暖めら
れた空気が冷風の流れに吸引されてしまうことを防止で
き、フルクール時における急冷効果を一層高めることが
可能となった。
【0049】また、請求項5に記載の本発明によれば、
ヒータコアにエンジン冷却水を給排水する系統にウォー
タバルブが設けられていない、いわゆるウォータバルブ
レス構造のヒータユニットに適用して最適なものであ
る。
ヒータコアにエンジン冷却水を給排水する系統にウォー
タバルブが設けられていない、いわゆるウォータバルブ
レス構造のヒータユニットに適用して最適なものであ
る。
【0050】この場合にも、上記と同様にして、フルク
ール時には、ヒータコアから常時放熱されている熱を遮
断して、吹出口から吹き出される空気の温度上昇に与え
る影響を少なくでき、目標とする所定の冷房能力を発揮
させることが可能となる。
ール時には、ヒータコアから常時放熱されている熱を遮
断して、吹出口から吹き出される空気の温度上昇に与え
る影響を少なくでき、目標とする所定の冷房能力を発揮
させることが可能となる。
【図1】 図1(A)(B)は、本発明の実施の形態で
ある車両用空気調和装置のヒータユニットを示す縦断面
図であり、(A)はフルクール時を、(B)はフルホッ
ト時を示す図である。
ある車両用空気調和装置のヒータユニットを示す縦断面
図であり、(A)はフルクール時を、(B)はフルホッ
ト時を示す図である。
【図2】 本実施の形態におけるミックスドアおよびシ
ールドアの開度特性を示す線図である。
ールドアの開度特性を示す線図である。
【図3】 本実施の形態におけるリンク機構の一例を示
す図である。
す図である。
【図4】 図4(A)(B)は、それぞれ、従来の車両
用空気調和装置のヒータユニットを示す縦断面図であ
る。
用空気調和装置のヒータユニットを示す縦断面図であ
る。
10,100…ヒータユニット 11…ヒータコア 11b…タンク部 12…混合室 13…温風通路 14…冷風通路 15…ミックスドア 16…ベント吹出口 19…温調リブ 21…ウォータバルブ 22…エンジン冷却水の給排水系統 30…ユニットケース 30a…空気流入口 31…ミックスドア 31a…ミックスドアのドア軸 32…シールドア 32a…シールドアのドア軸 35…ベントドア 40…リンク機構 55…保持部 55a…シール面 F…空気流入口を通って流入する空気の流れ
Claims (5)
- 【請求項1】 空気流入口(30a) を通って流入する空気
の流れ(F) に対して傾斜して配置されたヒータコア(11)
と、前記ヒータコア(11)を通過する空気を混合室(12)へ
導く温風通路(13)と、前記ヒータコア(11)を迂回する空
気を前記混合室(12)へ導く冷風通路(14)と、前記温風通
路(13)を通過する空気量と前記冷風通路(14)を通過する
空気量との比率を調節するために前記ヒータコア(11)の
前面に設けられたミックスドア(31)と、前記混合室(12)
の空気を車室内の乗員に向かって供給するために前記混
合室(12)に設けられたベント吹出口(16)と、前記ベント
吹出口(16)を開閉するベントドア(35)と、前記温風通路
(13)を開閉するシールドア(32)と、を備え、前記温風通
路(13)は、前記ヒータコア(11)を通過した空気の流れを
略直交する方向に変えて、当該空気を前記混合室(12)へ
導くように構成されてなる車両用空気調和装置のヒータ
ユニット(100) において、 前記シールドア(32)のドア軸(32a) を、前記空気流入口
(30a) から流入する空気の流れ(F) に沿って前記ミック
スドア(31)のドア軸(31a) と略水平な位置に配置し、 前記ミックスドア(31)が前記ヒータコア(11)の前面を全
閉にするフルクール位置(FC)に回動したときに、前記シ
ールドア(32)が前記ヒータコア(11)以降の前記温風通路
(13)を遮蔽し、前記フルクール位置(FC)にある前記ミッ
クスドア(31)が前記ヒータコア(11)の前面を全開にする
フルホット位置(FH)との間の中間位置(M) まで回動する
間に、前記シールドア(32)が前記温風通路(13)を全開に
するように回動することを特徴とする車両用空気調和装
置のヒータユニット。 - 【請求項2】 前記ミックスドア(31)が前記フルクール
位置(FC)から前記フルホット位置(FH)に向けて1/8開
位置まで回動する間に、前記シールドア(32)が前記温風
通路(13)を全開にするように回動することを特徴とする
請求項1に記載の車両用空気調和装置のヒータユニッ
ト。 - 【請求項3】 前記シールドア(32)は、ユニットケース
(30)の内面形状に対応した形状を有することを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の車両用空気調和装置
のヒータユニット。 - 【請求項4】 前記シールドア(32)は、前記ヒータコア
(11)のタンク部(11b) が前記冷風通路(14)に臨まないよ
うに、前記温風通路(13)を遮蔽することを特徴とする請
求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用空気調和装
置のヒータユニット。 - 【請求項5】 前記ヒータコア(11)にエンジン冷却水を
給排水する系統(22)には、ウォータバルブが設けられて
いないことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
に記載の車両用空気調和装置のヒータユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041035A JPH09226350A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 車両用空気調和装置のヒータユニット |
US08/808,505 US5727731A (en) | 1996-02-28 | 1997-02-27 | Heater unit of automotive air conditioning device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8041035A JPH09226350A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 車両用空気調和装置のヒータユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09226350A true JPH09226350A (ja) | 1997-09-02 |
Family
ID=12597155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8041035A Pending JPH09226350A (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 車両用空気調和装置のヒータユニット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5727731A (ja) |
JP (1) | JPH09226350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107042745A (zh) * | 2017-04-06 | 2017-08-15 | 南方英特空调有限公司 | 一种汽车空调箱后吹面结构 |
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US10272740B2 (en) * | 2014-07-22 | 2019-04-30 | Denso International America, Inc. | HVAC system having linkage rod with mid-point movement control |
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1996
- 1996-02-28 JP JP8041035A patent/JPH09226350A/ja active Pending
-
1997
- 1997-02-27 US US08/808,505 patent/US5727731A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107042745A (zh) * | 2017-04-06 | 2017-08-15 | 南方英特空调有限公司 | 一种汽车空调箱后吹面结构 |
CN107042745B (zh) * | 2017-04-06 | 2023-05-16 | 南方英特空调有限公司 | 一种汽车空调箱后吹面结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5727731A (en) | 1998-03-17 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040423 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040914 |