JPS6330838Y2 - - Google Patents

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JPS6330838Y2
JPS6330838Y2 JP15418283U JP15418283U JPS6330838Y2 JP S6330838 Y2 JPS6330838 Y2 JP S6330838Y2 JP 15418283 U JP15418283 U JP 15418283U JP 15418283 U JP15418283 U JP 15418283U JP S6330838 Y2 JPS6330838 Y2 JP S6330838Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (ア) 産業上の利用分野 本考案は、ベルト張力調整装置についての技術
分野に属する。
(イ) 従来技術 例えば、自動車用内燃機関においては、第1図
に示されるように、内燃機関本体3のクランクプ
ーリ21の回転は、Vベルト2によつて、オルタ
ネータ1へ伝達される。斯かるVベルト2につい
ては、その張力に過不足があると、次のような不
具合が生ずるため、Vベルト2の張力は、適正な
値に調整されねばならない。
(a) 張力が過大であると、オルタネータ1の軸受
け等が傷む。
(b) 張力が不足であると、Vベルト2が滑つて音
が出る。また、オルタネータ1の発電量が減少
する。
ところで、Vベルト2の張力の調整は、オルタ
ネータ1をボルト13のまわりに回動させること
によつて行われる。この場合、Vベルト2の張力
を測定しながら、試行錯誤的に、その張力を最適
値に定めることはなかなか難しい。
従つて、この調整作業を容易にするため、従
来、第2図に示されるようなベルト張力調整装置
22が提案されていた(但し、第2図のものは未
公知)。この装置22は、調整ボルト23を回転
させるだけで、Vベルト2に常に適正な張力が得
られるようにしたものである。
第2図における−断面の拡大図が第3図に
示されている。第3図に示されるように、ベルト
張力調整装置22は、調整ボルト23と、ブラケ
ツト24と、圧縮コイルばね25と、スライダ2
6とから成る。ブラケツト24は、第2図に示さ
れるように、二本のボルト31により、内燃機関
本体3の第2のフランジ部32に連設されてい
る。スライダ26は、取付けボルト39により、
オルタネータ1の第1のアーム9に取付けられて
いる。
この装置22でVベルト2の張力調整を行うに
は次のようにする。まず、第2図において、オル
タネータ1を内燃機関本体3のフランジ部46に
固定しているボルト13を緩める。また、オルタ
ネータ1をスライダ26を介してブラケツト24
に固定している取付けボルト39を緩める。
第3図は、Vベルト2が緩んでおり、張力が零
の状態に相当する場合を表していると仮定する。
第3図において、調整ボルト23を矢印Cの向き
に回転させると、スライダ26と第1のアーム9
とは取付けボルト39により連結されているた
め、スライダ26は回転せず、調整ボルト23は
スライダ26に対して相対回転する。従つて、ス
ライダ26は、矢印B方向に移動する。このと
き、第2図において、オルタネータ1は、ボルト
13のまわりを時計回り(矢印Aの向き)に回転
する。この結果、Vベルト2の緩みがなくなつ
て、Vベルト2に張力が働き始めるときのスライ
ダ26の位置が第4図のaに示されている。
第4図のaの状態から、更に調整ボルト23を
矢印Cの向きに回転させると、スライダ26は矢
印Bの方向に更に移動する。同時に、調整ボルト
23はVベルト2の張力により、矢印Gの方向に
引つ張られる。このため、圧縮コイルばね25
は、だんだんと縮んで、圧縮コイルばね25のた
わみ荷重に等しい張力が、Vベルト2に発生す
る。そして、ついには、第4図のbの状態とな
る。第4図のbの状態は、調整ボルト23の大径
部29の端36が、貫通孔33に接触した状態で
ある。
第4図のbの状態から、更に調整ボルト23を
矢印Cの向きに回転させると、大径部29が貫通
孔33に螺嵌されて、最後には、第4図のcに示
されるように、首下部28がブラケツト24の端
部34に当接する。第4図のbからcまでの間、
スライダ26のブラケツト24に対する位置は全
く変化しない。これは、大径部29のねじのピツ
チと、小径部30のねじのピツチとが全く等しい
ために、調整ボルト23を回転させても、調整ボ
ルト23がブラケツト24に対して、矢印Gの向
きに移動する分だけ、スライダ26が、調整ボル
ト23に対して、矢印Bの向きに移動するからで
ある。
従つて、第4図のbの状態における圧縮コイル
ばね25のたわみ荷重に等しい張力が、最終的
に、第2図のVベルト2に発生する張力である。
本実施例においては、このときのVベルト2に与
えられる張力が、そのVベルト2の適正張力とな
るように、圧縮コイルばね25のばね定数が定め
られている。
すなわち、従来のベルト張力調整装置22を用
いて、Vベルト2の張力を適正値に調整する場
合、作業者は、調整ボルト23を矢印C方向へ回
転させていつて、調整ボルト23の回転が停止し
たとき(第4図のc)に、調整ボルト23を回転
させるのをやめる。そして、第2図でボルト13
および取付けボルト39を締結して、オルタネー
タ1の位置を固定すれば、Vベルト2の張力調整
作業が完了する。
このように、第3図のベルト張力調整装置22
は、調整ボルト23が回転しなくなるまで、機械
的にただ、調整ボルト23を回転させるだけで、
Vベルト2の張力を最適値に合わせることができ
る優れたものである。
しかしながら、この装置22には、次のような
不具合があつた。
すなわち、ベルト張力調整装置22において
は、第3図に示されるように、スライダ26の貫
通孔38に、調整ボルト23の小径部30が螺嵌
されており、しかも、スライダ26は、ある程度
の大きさの巾dを有している。このため、貫通孔
38の軸線L−Lと調整ボルト23の軸線M−M
とは、ほとんど一致している。従つて、第5図に
示されるように、スライダ26の貫通孔38の軸
線L−Lと、ブラケツト24の貫通孔33の軸線
N−Nとが、製造誤差のため、ほんのわずかでも
上下方向にずれていると、調整ボルト23の軸線
M−Mが軸線N−Nと一致せず、第4図のb,c
に示されるように、調整ボルト23の大径部29
がブラケツト24の貫通孔33にスムーズに螺嵌
しなくなる。このため、軸線L−Lと軸線N−N
とを正確に一致させるべく非常に高いい製作精度
が要求される。斯くして、第3図のベルト張力調
整装置22は、非常に高価なものになるという問
題があつた。
本考案は、このような従来技術の問題点を解決
するたわになされたものである。
(ウ) 考案の目的 本考案の目的は、第3図に示されるような従来
のベルト張力調整装置において、あまりコストア
ツプになることなく、その作動がスムーズになる
ようにすることにある。
(エ) 考案の構成 この目的は、本考案によれば、次のような構成
をとるベルト張力調整装置によつて達成される。
すなわち、本考案に係るベルト張力調整装置とい
うのは、 駆動装置から被駆動装置へ動力を伝達するベル
トの張力を、該被駆動装置を移動させることによ
つて、適正値に調整するためのベルト張力調整装
置であつて、 調整ボルトと、前記駆動装置に連設されるブラ
ケツトと、前記被駆動装置に取り付けられるスラ
イダと、前記ベルトに適正張力を与える圧縮ばね
とを有し、 前記調整ボルトは、その端から順次、工具を係
合させるための頭部と、雄ねじが刻設されている
大径部と、該大径部の直径よりも小さな直径を有
し、同様に、雄ねじが刻設されている小径部とか
ら構成され、該大径部の雄ねじの向きと該小径部
の雄ねじの向きとは、等しくされており、 前記ブラケツトには、貫通孔が穿設されてお
り、 前記スライダにも、貫通孔が穿設されており、 前記調整ボルトは、前記ブラケツトの貫通孔に
嵌挿されており、前記スライダの貫通孔には、前
記調整ボルトの小径部が嵌挿されており、前記ス
ライダは、前記ブラケツトに関して、前記調整ボ
ルトの頭部と反対の側に位置し、前記圧縮ばね
は、前記調整ボルトと前記ブラケツトとの間に配
置されており、 少なくとも、前記ブラケツトの貫通孔あるいは
前記スライダの貫通孔には、アジヤスタが回動不
能に遊嵌されており、該アジヤスタは、前記調整
ボルトの大径部の雄ねじあるいは小径部の雄ねじ
と螺嵌する雌ねじが刻設された貫通孔を有し、前
記調整ボルトは、該アジヤスタの貫通孔に嵌挿さ
れていることを特徴とする。
(オ) 実施例 つぎに、本考案の実施例を図面を基にして詳細
に説明する。第6図は、本考案の第1の実施例の
正面図である。同図において、1は、被駆動装置
としてのオルタネータであり、2は、駆動装置と
しての内燃機関本体3のクランクプーリ21(第
1図参照)からオルタネータ1へ動力を伝達する
ためのVベルトである。22は、本実施例に係る
ベルト張力調整装置である。
オルタネータ1は、第1のアーム9と第2のア
ーム44とを有する。オルタネータ1は、第2の
アーム44において、ボルト13により、内燃機
関本体3の第1のフランジ部46に取り付けられ
ている。Vベルト2の張力は、ベルト張力調整装
置22により、オルタネータ1をボルト13のま
わりに回動させることにより調整される。
ベルト張力調整装置22は、調整ボルト23
と、ブラケツト24と、圧縮コイルばね25と、
スライダ26とを有する。
第6図における−断面の拡大図が第7図に
示されている。第7図に示されるように、調整ボ
ルト23は、その端から順次、工具を係合させる
ための頭部27と、首下部28と、大径部29
と、小径部30とから構成されている。首下部2
8の直径D1は、頭部27の半径方向の外形寸法
Tよりも小さくされている。大径部29の直径
D2は、首下部28の直径D1よりも小さくされて
いる。小径部30の直径D3は、大径部29の直
径D2よりも更に小さくされている。大径部29
と小径部30とには、同じ向きで同じピツチの雄
ねじが刻設されている。また、大径部29と小径
部30とのつなぎ目は、テーパ50とされてい
る。
第6図に示されるように、ブラケツト24は、
二本のボルト31により、内燃機関本体3の第2
のフランジ部32に連設されている。ブラケツト
24には、長孔40が穿設されている。長孔40
は、ボルト13を中心とする円弧上にある。
第7図に示されるように、ブラケツト24の端
部34はL字型に折り曲げられ、該端部34に
は、貫通孔33が穿設されている。該貫通孔33
の孔形は、四角形とされている。貫通孔33の軸
線は、第6図の如く第2のフランジ部32にブラ
ケツト24が連設されているとき、Vベルト2を
含む平面と平行な平面内にある。また貫通孔33
の軸線の方向は、第6図において、オルタネータ
1の位置が移動されてベルト2に張力が与えられ
る方向(図の矢印Aの方向)と略一致している。
第7図に示されるように、貫通孔33には、ア
ジヤスタ60が遊嵌されている。ここで、アジヤ
スタ60が、貫通孔33に対して、回転しないよ
うに、アジヤスタ60の断面形状は、貫通孔33
の孔形に整合する四角形とされている。アジヤス
タ60は、第8図に示されるように、平行部61
と膨大部62と、それらの両端に位置する第1の
フランジ部64と第2のフランジ部63とから成
る。膨大部62は、平行部61から、断面略楕円
状に膨大するような形状とされている。ブラケツ
ト24の貫通孔33は、アジヤスタ60の平行部
61と膨大部62とに整合するよう、平行孔66
と膨大孔65とからできている。アジヤスタ60
の膨大部62とブラケツト24の膨大孔65と
は、L字形のブラケツト24の外面67の側に位
置する。アジヤスタ60には、軸方向に延びる貫
通孔68が穿設されている。貫通孔68におい
て、第2のフランジ部63の側から所定の長さa
だけの部分69には、第7図の調整ボルト23の
大径部29の雄ねじと螺合する雌ねじが刻設され
ている。第7図に示されるように、前記寸法a
は、大径部29の長さbよりも大きくされてい
る。また、調整ボルト23は、貫通孔68に嵌挿
されている。
調整ボルト23の頭部27とブラケツト24の
端部34との間には、圧縮コイルばね25が配置
されている。なお、圧縮コストばね25のブラケ
ツト24の側の先端75は、ブラケツト24の端
部34ではなく、アジヤスタ60に当接するよう
にされている。第7図は、 (イ) 圧縮コイルばね25に全く外力が加わつてお
らず、 (ロ) かつ、圧縮コイルばね25と頭部27とが接
触しており、 (ハ) かつ、圧縮コイルばね25とアジヤスタ60
とが接触している 状態を示している。圧縮コイルばね25の自然長
Lは、調整ボルト23における首下部28に近い
側の頭部27の端35から、小径部30に近い側
の大径部29の端36までの長さlよりも長くさ
れている。
スライダ26には、貫通孔38が穿設されてい
る。貫通孔38には調整ボルト23の小径部30
の雄ねじと螺合する雌ねじが刻設されている。ま
た、調整ボルト23の小径部30は、該貫通孔3
8に螺嵌されている。
第6図のXI−XI断面の拡大図が第9図に示され
ている。同図に示されるように、スライダ26に
は、前記貫通孔38とは別の位置に、貫通孔38
と直角にボルト挿入孔37が穿設されている。ボ
ルト挿入孔37には、取付けボルト39が挿入さ
れている。第6図のオルタネータ1の第1のアー
ム9は、ブラケツト24の下方に位置している。
第9図に示されるように、第1のアーム9におい
て、ブラケツト24の長孔40と整合する位置に
は、貫通孔42が穿設されている。貫通孔42に
は、取付けボルト39の雄ねじと螺合する雌ねじ
が刻設されている。取付けボルト39は、長孔4
0を貫通し、貫通孔42に螺嵌している。なお、
第9図において、49は、スプリングワツシヤで
ある。また、第6図に示されるように、オルタネ
ータ1は、第1のアーム9において、取付けボル
ト39により、ブラケツト24に固定されてい
る。
本実施例においては、第10図に示されるよう
に、スライダ26の貫通孔38の軸線L−L(あ
るいは、調整ボルト23の軸線M−M)と、ブラ
ケツト24の貫通孔33の軸線N−Nとがずれて
いても、更には、アジヤスタ60の貫通孔68の
軸線P−Pもずれていても、アジヤスタ60はブ
ラケツト24の貫通孔33に遊嵌されているた
め、調整ボルト23を回転させれば、第11図に
示されるように、アジヤスタ60は自由に位置を
変えて、調整ボルト23の大径部29は、アジヤ
スタ60の貫通孔68にスムーズに螺嵌する。な
お、この場合、前記した通り、アジヤスタ60の
断面形状と貫通孔33の孔形とは、ともに四角形
とされているため、アジヤスタ60は、調整ボル
ト23とともに回転しない。また、アジヤスタ6
0の膨大部62は、膨大孔65によつて受け止め
られてアジヤスタ60は静止する。
従つて、本実施例によれば、軸線L−L(ある
いは軸線M−M)と、軸線N−Nと、更には、軸
線P−Pとが多少ずれていても、ベルト張力調整
装置22は、充分その機能を果たす。
なお、ベルト張力調整装置22についてのVベ
ルト2の張力調整作業の方法については、第4図
に示されるような従来の方法と全く同じであるの
で、その説明は省略する。
第12図は、本考案の第2の実施例である。こ
の実施例において、アジヤスタ60は、平行部6
1と第1のフランジ部64と第2のフランジ部6
4とからのみ構成されており、第1の実施例のよ
うな膨大部62は有していない。実用上は、この
ような構造のアジヤスタ60でも、充分その機能
を果たすことができる。なお、この実施例におい
ても、アジヤスタ60の断面形状と貫通孔33の
孔形とは、ともに四角形とされ、アジヤスタ60
は、貫通孔33に対して回転不能とされている。
その他の構成、作用、および、効果については、
第1の実施例の場合と全く同じであるので、主要
な図番のみを付して、その説明は省略する。
第13図は、本考案の第3の実施例である。こ
の実施例は、アジヤスタ60を、スライダ26の
貫通孔38に遊嵌的に配置したものである。
なお、この実施例においても、アジヤスタ60
の断面形状と貫通孔38の孔形とは、ともに四角
形とされ、アジヤスタ60は、貫通孔38に対し
て回転不能とされている。
アジヤスタ60は、第13図に示されるよう
に、平行部61と膨大部62とから成り、スライ
ダ26の貫通孔38に遊嵌されている。膨大部6
2は、平行部61から、断面略楕円状に膨大する
ような形状とされている。スライダ26の貫通孔
38は、調整ボルト23の小径部30と、アジヤ
スタ60の平行部61と膨大部62とに整合する
よう、第1の平行孔70と第2の平行孔71と膨
大部72とからできている。アジヤスタ60の膨
大部62とスライダ26の膨大孔72とは、スラ
イダ26に関し、調整ボルト23の頭部27と反
対の側に位置している。アジヤスタ60には、軸
方向に延びる貫通孔68が穿設されている。貫通
孔68には、調整ボルト23の小径部30の雄ね
じと螺合する雌ねじが刻設されている。また、調
整ボルト23の小径部30は、貫通孔68に螺嵌
されている。スライダ26には、調整ボルト23
の小径部30が螺嵌されないときに、アジヤスタ
60の脱落を防止するためのストツパー73が設
けられている。
この実施例について、その他の構成、作用、お
よび、効果については、第1の実施例の場合とま
つたく同じであるので、主要な図番のみを付し
て、その説明は省略する。
(カ) 考案の作用 以上の実施例の説明からわかる通り、本考案に
係るベルト張力調整装置においては、調整ボルト
の大径部の雄ねじあるいは小径部の雄ねじと螺嵌
する雌ねじを有するアジヤスタが、少なくとも、
ブラケツトの貫通孔、あるいは、スライダの貫通
孔に遊嵌されている。このため、スライダの貫通
孔の軸線(あるいは、調整ボルトの軸線)と、ブ
ラケツトの貫通孔の軸線とがずれていても、更に
は、アジヤスタの貫通孔の軸線もずれていても、
調整ボルトを回転させると、アジヤスタは自由に
位置をかえて、調整ボルトはスムーズに進行す
る。このため、ベルト張力調整装置は、充分その
機能を果たす。
ここで、高い精度をもつてベルト張力調整装置
を製作することに比べればアジヤスタ自体の値段
は、非常に安いものである。
(キ) 考案の効果 斯くして、本考案によれば、ベルト張力調整装
置において、ほとんどコストアツプを招くことな
く、その作動がスムーズになるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動車用内燃機関の正面図、第2図
は、従来のベルト張力調整装置の正面図、第3図
は、第2図の−断面の拡大図、第4図は、第
3図の作動説明図、第5図は、スライダの貫通孔
の軸線L−Lとブラケツトの貫通孔の軸線N−N
とがずれている従来のベルト張力調整装置の縦断
面図、第6図は、本考案の第1の実施例に係るベ
ルト張力調整装置の正面図、第7図は、第6図の
−断面の拡大図、第8図は、第7図のアジヤ
スタの拡大縦断面図、第9図は、第6図の−
断面の拡大図、第10図は、スライダの貫通孔の
軸線L−Lとブラケツトの貫通孔の軸線N−Nと
アジヤスタの貫通孔のP−P軸線とがずれている
本考案の第1の実施例に係るベルト張力調整装置
の縦断面図、第11図は、Vベルトの張力の調整
作業中の第10図のベルト張力調整装置の縦断面
図、第12図は、本考案の第2実施例に係るベル
ト張力調整装置の縦断面図、第13図は、本考案
の第3の実施例に係るベルト張力調整装置の縦断
面図である。 1……オルタネータ(被駆動装置)、2……V
ベルト(ベルト)、3……内燃機関本体(駆動装
置)、22……ベルト張力調整装置、23……調
整ボルト、24……ブラケツト、25……圧縮コ
イルばね(圧縮ばね)、26……スライダ、27
……頭部、29……大径部、30……小径部、3
3……貫通孔、38……貫通孔、60……アジヤ
スタ、68……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動装置から被駆動装置へ動力を伝達するベル
    トの張力を、該被駆動装置を移動させることによ
    つて、適正値に調整するためのベルト張力調整装
    置であつて、 調整ボルトと、前記駆動装置に連設されるブラ
    ケツトと、前記被駆動装置に取り付けられるスラ
    イダと、前記ベルトに適正張力を与える圧縮ばね
    とを有し、 前記調整ボルトは、その端から順次、工具を係
    合させるための頭部と、雄ねじが刻設されている
    大径部と、該大径部の直径よりも小さな直径を有
    し、同様に、雄ねじが刻設されている小径部とか
    ら構成され、該大径部の雄ねじの向きと該小径部
    の雄ねじの向きとは、等しくされており、 前記ブラケツトには、貫通孔が穿設されてお
    り、 前記スライダにも、貫通孔が穿設されており、 前記調整ボルトは、前記ブラケツトの貫通孔に
    嵌挿されており、前記スライダの貫通孔には、前
    記調整ボルトの小径部が嵌挿されており、前記ス
    ライダは、前記ブラケツトに関して、前記調整ボ
    ルトの頭部と反対の側に位置し、前記圧縮ばね
    は、前記調整ボルトと前記ブラケツトとの間に配
    置されており、 少なくとも、前記ブラケツトの貫通孔あるいは
    前記スライダの貫通孔には、アジヤスタが回動不
    能に遊嵌されており、該アジヤスタは、前記調整
    ボルトの大径部の雄ねじあるいは小径部の雄ねじ
    と螺嵌する雌ねじが刻設された貫通孔を有し、前
    記調整ボルトは、該アジヤスタの貫通孔に嵌挿さ
    れていることを特徴とするベルト張力調整装置。
JP15418283U 1983-10-04 1983-10-04 ベルト張力調整装置 Granted JPS6061549U (ja)

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